JP4182805B2

JP4182805B2 - SKIN CLEANING FABRIC AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME

Info

Publication number: JP4182805B2
Application number: JP2003128723A
Authority: JP
Inventors: 清村　　悦央; 聡子幼方; 淳一小川; 慈朗天野
Original assignee: Toray Industries Inc
Current assignee: Toray Industries Inc
Priority date: 2003-05-07
Filing date: 2003-05-07
Publication date: 2008-11-19
Anticipated expiration: 2023-05-07
Also published as: JP2004332149A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体の皮膚面の洗浄、例えば化粧落としの洗顔において、該布帛を石鹸などと併用して用いることにより、毛穴の底または近傍に埋もれた皮脂、汚れなどを隅々まで綺麗に落とす効果に優れ、かつ、肌面を傷つけることなく、洗濯しても耳ホツレの少ない皮膚洗浄用布帛およびその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば化粧落としの洗顔は、就寝前に行われたり、運動によって発生した多量の汗や自然現象によって崩れた化粧を完全に落とす時などに行われる。洗顔方法は手に石鹸を直接付け泡立てながら洗顔したり、手の代わりにタオル様またはハンカチ様の布帛を媒体として泡立てながら行われていた。
手で洗顔した場合は例えば、ニキビや吹き出物などが顔面に多く存在する場合には痛みを感じるため、そっとなでる程度の洗顔しかできず、毛穴の底にたまった皮脂や汚れを落とすことができない。また、タオルやハンカチの場合は、若干肌に対してクッション効果が発揮されるため、手で行うよりは強い目に擦ることはできるが、痛さを感じる点においては前述と同様であるため、結果として毛穴の底にたまった皮脂や汚れを落とすことができない。さらに従来の布帛は外周においてかがりミシン縫いが施されており、洗濯を繰り返す内に糸自体がホツレて見栄えの悪いものであったり、耳部のみが厚くなり、折り畳んで収納しようとした際に耳部で不揃いになる欠点があった。
【０００３】
また、高密度布帛として例えば、特開平９−１９３９３号公報や特開昭６０−３９４３９号公報などが提案されている。特開平９−１９３９３号公報は編み物であり、編み物に腰を持たせるために、極細以外の太い繊維を混繊した編み物が提案されている。皮膚洗浄用布帛に関する記載はないが、仮にこれを用いたとしても、太い繊維が混在するために、厚さが大きくなり、全体にゴワゴワしており、表面も凸凹のため、肌面への滑らかなフィット感が得られず結果として皮膚洗浄効果が不足する。特開昭６０−３９４３９号公報に記載の発明は、主として極細繊維で構成された編織物であり、糸−糸間で絡まっていることを特徴としており、高圧液体噴射を用いて糸を絡ませて布帛のハリ、腰を持たせることが記載されている。該布帛は適度なハリ、腰を持ち、手垢などで汚れたメガネガラス面の表面を清浄化する点では優れているが、皮膚洗浄用布帛に関するきさいはなく、かかる用途に用いた場合、耳部において前述の欠点があった。
【０００４】
また、洗浄用布帛として、実公平６−８７９０公報が提案されている。実公平６−８７９０公報によれば１デニール以下の超極細糸を用いた編織物を用い、石鹸などと併用して皮膚面を擦ることによって、例えば人体顔面の汚れ、付着化粧品、老角質化組織、および老廃皮膚組織がそぎ落とされるとある。
【０００５】
しかしながら、単に超極細繊維の編織物を用いることが記載されているのみであり、耳部に対する検討については一切記載されていない。
【０００６】
【特許文献１】
特開平８−１５８２９３号公報
【０００７】
【特許文献２】
特開２００２−１７４４５号公報
【０００８】
【特許文献３】
特開平９−１９３９３号公報
【０００９】
【特許文献４】
特開昭６０−３９４３９号公報
【００１０】
【特許文献５】
実公平６−８７９０号公報
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、人体の皮膚面、例えば化粧落としの洗顔において、該布帛を石鹸と併用して用いることにより、毛穴の底または／近傍に埋もれた皮脂または／汚れなどを隅々まで綺麗に落とす効果に優れ、かつ、洗濯を繰り返しても耳部のホツレが少なく、肌面を傷つけることない衛生的な皮膚洗浄用布帛を提供せんとするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが、鋭意研究の結果、本発明のかかる目的は、下記の構成により達成された。
（１）単繊維繊度が０．００１デシテックス以上、１．０デシテックス以下の合成繊維で構成され、タテ、ヨコとも５，０００本／２．５４ｃｍ以上の密度を有する高密度編織物からなる布帛であって、前記布帛におけるＪＩＳＫ３８３２によって測定されるバブルの平均孔径が１μｍ以上、２０μｍ以下であり、かつ、透水量が１．０×１０ ^−４ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ ^２以上、１０×１０ ^−４ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ ^２以下であることを特徴とする皮膚洗浄用布帛。
（２）前記布帛の厚さが０．０５ｍｍ以上、０．５ｍｍ以下であることを特徴とする(1)に記載の皮膚洗浄用布帛。
（３）前記布帛がポリエステル系繊維または／およびポリアミド系繊維からなることを特徴とする(1)又は(2)に記載の皮膚洗浄用布帛。
（４）前記布帛がピリジン系抗菌剤を含有することを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の皮膚洗浄用布帛。
（５）海島構造または剥離構造を有する複合繊維を用いて製織または編成してなる布帛を熱水中またはアルカリ液中で処理し、海成分を除去、または剥離した後、高圧水流処理することにより (1) 記載の布帛を得ることを特徴とする皮膚洗浄用布帛の製造方法。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の皮膚洗浄用布帛においては、単繊維繊度が０．００１デシテックス以上、１．０デシテックス以下の合成繊維を用いる。単繊維繊度は好ましくは０．００５デシテックス以上、０．９デシテックス以下であり、さらに好ましくは０．０１デシテックス以上、０．８デシテックス以下である。０．００１デシテックスを下回る場合には、細過ぎるため、単繊維が爪や指先に引っかかり、単糸切れなどが発生し、結果として耐久性の劣るものになる。また、１．０デシテックスを上回る場合には、太すぎるため、繊維間隙が大きくなりすぎるため、石鹸と併用使用した場合に大きい泡しか得られず皮膚洗浄効果が不足するという問題がある。
【００１４】
次に、本発明の布帛は皮膚の洗浄用布帛として使用する際、例えば、ハンカチサイズに裁断する際、熱溶融裁断方式で裁断する。ヒーターの加熱温度は、布帛の溶融点以上であれば良く、例えば、３００〜５００℃が好ましい。より、好ましい温度は３５０℃〜４５０℃である。３００℃を下回る場合には、温度が低すぎるため、シャープ端を得ることができず、商品価値のない物になるばかりでなく耳ほつれの原因になる。５００℃を上回る場合には繊維が瞬時に溶融するため、隣り合った繊維との接着が不十分となり、結果として耳ホツレの原因となる。
【００１５】
本発明の布帛としては、ＪＩＳＫ３８３２によって測定した場合、バブルの平均孔径として、１μｍ以上、２０μｍ以下の範囲の性能を有するものであることが好ましい。さらに好ましくは２μｍ以上、１９μｍ以下であり、さらに好ましくは、３μｍ以上、１８μｍ以下である。上記範囲を外れる場合には、バブルが毛穴などの底または近傍に付着した皮脂または／汚れに到達しにくい傾向がある。
【００１６】
本発明の布帛は、その密度が、タテ、ヨコとも５，０００本／２．５４cm以上である高密度編織物とすることが好ましい。タテ、ヨコいずれかまたは両方が５，０００本／２．５４cmを下回る場合には単繊維間隙が大きくなり、緻密で滑らかな泡が得られにくい。
【００１７】
次に該布帛の透水量は１．０×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以上、１０×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以下であることが好ましい。さらに好ましくは１．５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以上、９×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以下、さらに好ましくは２×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以上、８×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以下である。上記範囲を外れる場合もまた緻密で滑らかな泡が得られにくい。
【００１８】
該布帛の厚さは０．０５ｍｍ以上、０．５ｍｍ以下であることが好ましい。さらに好ましくは０．１ｍｍ以上、０．４ｍｍ以下、さらに好ましは０．１５ｍｍ以上、０．３ｍｍ以下である。厚さが０．０５ｍｍ未満の場合は、薄過ぎるため、手にまとわりついて扱いずらく、厚さが０．５ｍｍを上回る場合には厚すぎるため、濡れた際にぼてつき感が生じる傾向がある。さらに、布帛外周を熱溶融裁断した際、耳ホツレが生じたり、溶融に時間が掛かったり、また溶融部分が過度に硬くなる等の傾向がある。
【００１９】
本発明においては、さらに布帛に抗菌効果を付与するために各種の抗菌剤を含有することも好ましい。抗菌剤の中でも特にピリジン系抗菌剤が好ましく、ピリジン系抗菌剤としては、例えば２−クロロ−６−トリクロロメチルピリジン、２−クロロ−４−トリクロロメチル−６−メトキシピリジン、２−クロロ−４−トリクロロメチル−６−（２−フリルメトキシ）ピリジン、ジ（４−クロロフェニル）ピリジン、２−ピリジルチオール−１−オキシド亜鉛、ジ（２−ピリジルチオール−１−オキシド）から選ばれた少なくとも１種が好ましく用いられる。抗菌剤の平均粒子径は、１μｍ以下であることが好ましい。ピリジン系抗菌剤の平均粒子径が１μｍを越えると、本発明において用いられている合成繊維の繊度が約２μｍであるため、繊維に対して抗菌剤が吸塵しにくく、十分な抗菌性能を発揮できない場合がある。
【００２０】
本発明の布帛は、ＪＩＳＫ３８３２によって測定されるバブルの平均孔径と１μｍ以上、２０μｍ以下、透水量が０．５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以上、５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以下の範囲になるように極細繊維を用い高密度編織物とした場合に、特に、石鹸と併用使用した際にきめ細かい滑らかな泡が得られる点で好ましい。きめ細かい泡は、石鹸を布帛に付けたあと揉むことによって、極細繊維および高密度布帛の微少間隙を石鹸が通過することで形成され、この泡が毛穴の底または／近傍に溜まった皮脂または／汚れに到達し肌表面に導かれる。導かれた皮脂または／汚れは極細繊維からなる高密度編織の間隙に取り込まれ肌面を綺麗にするのである。
【００２１】
布帛を構成する合成繊維組成としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリルニトリル系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維等が用いられ、極細化可能な繊維であればいかなる繊維でも良いが、中でも極細繊維であって、布帛にした時に洗濯前後で寸法変化が小さい点でポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維が好ましく用いられる。ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維をそれぞれ単独で用いてもよいが、両方を組合わせて使うことも好ましい。ポリエステル系繊維とは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびこれらの共重合体などからなる繊維であり、ポリアミド系繊維とは、例えばナイロン４、ナイロン６、ナイロン６６およびこれらの共重合体などからなる繊維である。
【００２２】
本発明の皮膚洗浄用布帛の製造方法の一例を以下に示す。
【００２３】
ポリエステル系成分と、ポリアミド系成分とを用いた海島型または剥離分割型複合繊維で構成された編織物とし、これを特定の脱海または割繊方法で処理することにより、０．００１デシテックス以上、１．０デシテックス以下の極細繊維とする。その後、ピリジン系抗菌剤を染色液中に投入し、染色と同時に抗菌加工を行い、次いで高圧水流処理を行う。高圧水流処理の水圧は９．８ＭＰａ以下が好ましい。次に用途に応じた大きさに裁断する際、熱溶融裁断を行う。
【００２４】
本発明の布帛は、皮膚面、例えば顔面の特に毛穴の底または／近傍に滲み出た皮脂または／汚れを石鹸などと同時に用いることによって短時間で十分に取り除くことができ、かつ、肌面を傷つけることない衛生的な皮膚洗浄用布帛として好適に使用される。特に、皮脂が一カ所に集中するとされる例えばニキビや吹き出物などの皮脂分を顔面から完全に取り除く効果が見られる。
【００２５】
【実施例】
以下実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
（１）熱溶融裁断方法
（株）石崎電機製作所のシュアーＲＣ−３５を用いて熱溶融裁断した。
判定は○：工業洗濯１０回後において、耳ホツレがない。×：耳ホツレがある。
（２）洗濯方法
ドラム染色機を用い、花王（株）製洗剤“ザブ”２ｇ／ｌ、過酸化水素水（３５％工業用）３ｃｃ／ｌ、過炭酸ナトリウム１．５ｇ／ｌ、温度８５±２℃、浴比１：２０で１５分間洗濯し、その後排液、脱水後、オーバーフロー水洗を１０分間実施した。水洗後タンブラー・ドライヤーを用いて２０分間で乾燥させた。これを洗濯１回とした。
（３）バブルの平均直径測定方法（ＪＩＳＫ３８３２法）
ＪＩＳＫ３８３２法（精密ろ過膜エレメントおよびモジュールのバブルポイントの試験方法）を用いて、バブルの平均直径を測定した。測定装置はＰｏｒｏｕｓＭｅｔｅｒｉａｌｓＩｎｃのパームポロメーターＡＰＰ−１２００ＡＥＩＸを用いた。
【００２６】
この装置は、自動的に平均孔径を算出する機構になっており、標準処方で測定した。
【００２７】
判定は、○：１μｍ以上、２０μｍ以下の範囲の物、×：上記範囲を外れる物、とした。
（４）透水量の測定方法
図１に示した装置（東レエンジニアリング株式会社製の透水量測定装置）を用いた。
皮膚洗浄用布帛は予め蒸留水に１昼夜浸漬し水に馴染ませておいた。布帛２を下部ろ過管９上の金網３の上に置き、クランプ７で上部ろ過管１と固定した。蒸留水をタンク６からポンプ５より上部ろ過管１に送水するとともに溜め、水頭高さ５００ｍｍを保持しながらコック８を全開を全開し、１〜１．５リットルの通過水をメスシリンダー４に採取した。同時にコック８の全開時間を計測し、次式により透水量Ｋを求めた。
Ｋ＝Ｗ／（９．６×Ｓ）（１×１０^-4ｍｌ／ｍ²／秒）
ただし、Ｗは採取した通過水（ｍｌ）、Ｓはコック全開時間（秒）を示し、９．６は用いた装置の通過水の通過面積（１×１０^-4ｍ²）である。
【００２８】
判定は、○は、０．５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以上、５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²以下の物、×は上記範囲を外れる物とした。
（５）制菌性能は統一試験法を採用し、試験媒体は臨床分離株を用いた。試験方法は、滅菌試料布に上記試験菌のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器注で３７℃、１８時間培養後の生菌数を計測し、殖菌数に対する菌数を求め、次の基準に従った。
【００２９】
ｌｏｇ（Ｂ／Ａ）＞１．５の条件下、ｌｏｇ（Ｂ／Ｃ）を菌数増減値差とし、２．２以上を合格レベルとした。
【００３０】
ただし、Ａは無加工品の接種直後分散回収した菌数、Ｂは無加工品の１８時間培養後分散回収した菌数、Ｃは加工品の１８時間培養後分散回収した菌数を表す。
（４）皮膚面清浄評価方法
洗浄前後の毛穴の底または／近傍をハイロック（株）製のデジタルハイスコープKH-2400DPの３００倍で観察した。
【００３１】
判定方法は、○：皮脂または／汚れが殆ど付着していない。△：少し付着している。×：かなり付着しているとした。
（５）厚さ測定方法
尾崎ＭＦＧ（株）のダイヤルシックネスゲージＨタイプを用いて測定した。
【００３２】
判定は、○は０．０５ｍｍ以上、０．５ｍｍ以下の範囲の物、×は上記範囲を外れる物とした。
（実施例１）
海島型複合繊維として、トータル繊度が１１０デシテックス、１８フィラメント（７０島／フィラメント）の海島型ポリエステル複合繊維で、島成分がポリエチレンテレフタレートで海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸と５−ナトリウムイソフタル酸の共重合体からなるアルカリ熱水可溶ポリエステルからなる繊維（海島比率は２０／８０）を用いた。この繊維をタテ密度１４５本／2.54cm、タテ密度１０７本／2.54cmの平織物を通常の織機で製織した。得られた生機を１３０℃×３０分間マレイン酸処理することによって海成分を脆化させた後、８０℃×４５分間水酸化ナトウム処理することにより、その海成分を完全に除去した。得られた極細繊維の単繊維繊度は０．０７デシテックス、織物の厚さは０．１１ｍｍであり、密度はタテ糸本数は１０，１５０本／2.54cm、ヨコ糸本数は７，４９０本／2.54cmの高密度織物であった。この織物を２−ピリジルチオール−１−オキシド亜鉛１ｇ／ｌと分散染料でライトブルーに染色した後、９．８ＭＰａの高圧水流で表面処理を行った。
【００３３】
得られた布帛について測定したバブル平均孔径は９．７８μｍであり、透水量は３．５１×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²、厚さは０．１７ｍｍで良好であった。次に扱い易いようにタテ、ヨコ３０ｃｍのサイズになるように４５０℃に熱せられた裁断機で裁断した。得られた布帛の耳部は布帛とほぼ同じ硬さであり、問題ないものであった。この布帛に洗顔用石鹸を付け、十分に揉んで泡を立てたところ、極めてきめ細かい泡が得られニキビ面に軽く当てたところ痛みは無く、優しい感触であった。次に石鹸を顔から落とし、ビデオマイクロスコープで観察したところ、毛穴の底または／近傍にあった皮脂または／汚れは完全に取り除かれていた。この布帛を洗濯１０回繰り返したが、耳ホツレのない良好な物であった。
【００３４】
結果を表１に示した。
（実施例２）
タテ密度１５０本／2.54cm、タテ密度１１０本／2.54cmの平織りとする以外は実施例１と同様の方法で織物を得た。得られた極細繊維の単繊維繊度は０．０７デシテックス、密度はタテ糸本数は１０１５００本／2.54cm、ヨコ糸本数は７，７００本／2.54cmの高密度織物であった。
【００３５】
得られた布帛のバブル平均孔径は８．２７μｍであり、透水量は２．２７×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²、厚さは０．２０ｍｍで良好であった。この布帛に洗顔用石鹸を付け、十分に揉んで泡を立てたところ、極めてきめ細かい泡が得られニキビ面に軽く当てたところ痛みは無く、優しい感触であった。次に石鹸を顔から落とし、ビデオマイクロスコープで観察したところ、毛穴の底または／近傍にあった皮脂または／汚れは完全に取り除かれていた。洗濯後の耳部のホツレはなく、良好であった。
【００３６】
結果を表１に示した。
（比較例１）
布帛を使わないで直接手で洗顔用石鹸を泡立てて皮膚面に塗って、石鹸を洗い落としたところ、殆ど毛穴の底または／近傍にあった皮脂または／汚れは残っていた。
【００３７】
結果を表１に示した。
（比較例２）
市販の綿製タオルを用いた。バブル孔径は測定限界値を超え測定出来ない程の大きさであり、透水量は２２．５×１０^-4ｍｌ／ｓｅｃ・ｍ²、厚さは２．２ｍｍで不良であった。この布帛に洗顔用石鹸を付け、十分に揉んで泡を立てたところ、大きな泡しか得られずニキビ面に軽く当てたところ痛みがあり、不快な感触であった。次に石鹸を顔から落とし、ビデオマイクロスコープで観察したところ、毛穴の底または／近傍にあった皮脂または／汚れは殆ど残っていた。このタオルはカガリ縫いされており、洗濯１０回後において、耳ホツレがあり、使用に耐えないものであった。
【００３８】
結果を表１に示した。
【００３９】
【表１】

【００４０】
【発明の効果】
本発明は、人体の皮膚面、例えば化粧落としの洗顔において、該布帛を石鹸などと併用して用いることにより、毛穴の底または近傍に埋もれた皮脂または／汚れなどを隅々まで綺麗に落とす効果に優れ、かつ、肌面を傷つけることなく、その効果を直接手の感触で確認しやすい皮膚洗浄用布帛であって、繰り返し洗濯しても耳ホツレのない皮膚洗浄用布帛およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例において用いた透水性測定装置の概略図である。
【符号の説明】
１：蒸留水
２：布帛
３：金網
４：メスシリンダー
５：ポンプ
６：蒸留水タンク
７：クランプ
８：コック
９：上部ろ過管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention cleans the skin surface of the human body, for example, the face of a makeup remover, by using the fabric in combination with soap etc., to cleanly remove sebum, dirt etc. buried in the bottom of the pores or in the vicinity. The present invention relates to a fabric for cleaning a skin and a method for producing the same, which is excellent in effect and has little ear fraying even after washing without damaging the skin surface.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, face-washing for makeup removal is performed before going to bed, or when removing a lot of sweat caused by exercise or makeup that has been destroyed by a natural phenomenon. The face-washing method has been carried out by adding soap directly to the hand and washing it with foam, or foaming with a towel-like or handkerchief-like cloth instead of the hand.
For example, when there are many acne and pimples on the face, the face can be washed gently, so that the face can only be gently washed away, and sebum and dirt accumulated at the bottom of the pores cannot be removed. In addition, in the case of towels and handkerchiefs, the cushioning effect is slightly exerted on the skin, so it can be rubbed with eyes stronger than done by hand, but it is the same as described above in terms of feeling pain, As a result, the sebum and dirt accumulated at the bottom of the pores cannot be removed. Furthermore, the conventional fabric has a sewing machine stitched on the outer periphery, and the thread itself becomes fuzzy and unsightly while washing is repeated. There was a drawback that it was uneven at the part.
[0003]
Further, as high-density fabrics, for example, Japanese Patent Laid-Open Nos. 9-19393 and 60-39439 have been proposed. Japanese Patent Laid-Open No. 9-19393 is a knitted fabric, and a knitted fabric in which thick fibers other than ultrafine fibers are mixed is proposed in order to give the knitted fabric a waist. Although there is no description about the fabric for cleaning the skin, even if it is used, the thick fibers are mixed, the thickness is increased, the entire surface is rough, and the surface is uneven. A good fit cannot be obtained, resulting in a lack of skin cleansing effect. The invention described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-39439 is a knitted fabric mainly composed of ultrafine fibers, characterized in that it is entangled between yarns and yarns. It describes that the fabric has elasticity and waist. The fabric has an appropriate elasticity, waist, and is excellent in cleaning the surface of the glasses glass surface that is soiled with hand dirt, but there is no problem with the fabric for skin cleaning. There were the above-mentioned drawbacks.
[0004]
Japanese Utility Model Publication No. 6-8790 has been proposed as a cleaning fabric. According to Japanese Utility Model Publication No. 6-8790, by using a knitted fabric using ultra-fine yarn of 1 denier or less and rubbing the skin surface in combination with soap or the like, for example, dirt on the human face, adhered cosmetics, keratinized tissue, etc. And aging skin tissue is scraped off.
[0005]
However, it merely describes the use of a knitted fabric of ultra-fine fibers, and does not describe any study on the ear part.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-8-158293 [0007]
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 2002-17445
[Patent Document 3]
JP-A-9-19393 [0009]
[Patent Document 4]
JP-A-60-39439
[Patent Document 5]
Japanese Utility Model Publication No. 6-8790 [0011]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has an effect of neatly removing sebum or / stains buried in the bottom or / near the pores by using the cloth in combination with soap on the skin surface of the human body, for example, a face remover for makeup removal. The present invention is intended to provide a hygienic skin-cleaning fabric that is excellent in quality, has little fraying at the ears even after repeated washing, and does not damage the skin surface.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies by the inventors, the object of the present invention has been achieved by the following constitution.
(1) A fabric composed of a high-density knitted fabric composed of synthetic fibers having a single fiber fineness of 0.001 dtex or more and 1.0 dtex or less and having a density of 5,000 / 2.54 cm or more for both vertical and horizontal. And JIS in the fabric The average pore diameter of the bubbles measured by K3832 is 1 μm or more and 20 μm or less, and the water permeability is 1.0 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more and 10 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or less. skin cleansing cloth, characterized in der Rukoto.
(2) The fabric for skin cleaning according to (1), wherein the thickness of the fabric is 0.05 mm or more and 0.5 mm or less.
(3) The skin-cleaning fabric according to (1) or (2), wherein the fabric is made of polyester fiber or / and polyamide fiber.
(4) The skin cleaning fabric according to any one of (1) to (3), wherein the fabric contains a pyridine antibacterial agent.
(5) a sea-island structure or fabric formed by weaving or knitting using a composite fiber having a release structure treated with hot water or alkaline solution, removing the sea component, or after peeling, you high-pressure water jet treatment method of manufacturing a skin cleansing cloths characterized in that to obtain a fabric (1) according by.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the skin cleaning fabric of the present invention, a synthetic fiber having a single fiber fineness of 0.001 dtex or more and 1.0 dtex or less is used. The single fiber fineness is preferably 0.005 dtex or more and 0.9 dtex or less, and more preferably 0.01 dtex or more and 0.8 dtex or less. If it is less than 0.001 dtex, it is too thin, so that the single fiber is caught on the nail or fingertip, and single yarn breakage occurs, resulting in poor durability. Moreover, when it exceeds 1.0 decitex, since it is too thick and a fiber gap | interval will become large too much, when using together with soap, only a big bubble will be obtained and there exists a problem that a skin cleaning effect is insufficient.
[0014]
Next, when the fabric of the present invention is used as a skin cleaning fabric, for example, when it is cut into a handkerchief size, it is cut by a hot melt cutting method. The heating temperature of a heater should just be more than the melting point of a fabric, for example, 300-500 degreeC is preferable. A more preferable temperature is 350 ° C. to 450 ° C. When the temperature is lower than 300 ° C., the temperature is too low, so that a sharp end cannot be obtained, which not only becomes a product having no commercial value but also causes fraying of the ear. When the temperature exceeds 500 ° C., the fibers are instantaneously melted, so that the adhesion between the adjacent fibers becomes insufficient, and as a result, ear fraying is caused.
[0015]
The fabric of the present invention preferably has a performance in a range of 1 μm or more and 20 μm or less as an average bubble diameter when measured according to JIS K3832. More preferably, they are 2 micrometers or more and 19 micrometers or less, More preferably, they are 3 micrometers or more and 18 micrometers or less. When outside the above range, bubbles tend to hardly reach sebum or / stains adhering to the bottom or the vicinity such as pores.
[0016]
The fabric of the present invention is preferably a high-density knitted fabric having a density of 5,000 / 2.54 cm or more for both vertical and horizontal. When either the length or the width or both are less than 5,000 / 2.54 cm, the single fiber gap becomes large, and it is difficult to obtain a dense and smooth foam.
[0017]
Next, the water permeability of the fabric is preferably 1.0 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more and 10 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or less. More preferably 1.5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more, 9 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or less, more preferably 2 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more, 8 × 10 ^-4 ml / sec · m ² or less. Also when it is out of the above range, it is difficult to obtain dense and smooth bubbles.
[0018]
The thickness of the fabric is preferably 0.05 mm or more and 0.5 mm or less. More preferably, they are 0.1 mm or more and 0.4 mm or less, More preferably, they are 0.15 mm or more and 0.3 mm or less. If the thickness is less than 0.05 mm, it is too thin, so it is difficult to handle and cling to the hand, and if the thickness exceeds 0.5 mm, it is too thick, and there is a tendency to feel sticky when wet. is there. Furthermore, when the outer periphery of the fabric is cut by hot-melting, there is a tendency that an ear fray occurs, melting takes time, and the melted portion becomes excessively hard.
[0019]
In the present invention, it is also preferable to contain various antibacterial agents in order to impart an antibacterial effect to the fabric. Among the antibacterial agents, pyridine type antibacterial agents are particularly preferable. Examples of the pyridine type antibacterial agents include 2-chloro-6-trichloromethylpyridine, 2-chloro-4-trichloromethyl-6-methoxypyridine, and 2-chloro-4-. At least one selected from trichloromethyl-6- (2-furylmethoxy) pyridine, di (4-chlorophenyl) pyridine, 2-pyridylthiol-1-oxide zinc, and di (2-pyridylthiol-1-oxide) Preferably used. The average particle size of the antibacterial agent is preferably 1 μm or less. If the average particle diameter of the pyridine antibacterial agent exceeds 1 μm, the synthetic fiber used in the present invention has a fineness of about 2 μm, so that the antibacterial agent is difficult to absorb the fibers and cannot exhibit sufficient antibacterial performance. There is a case.
[0020]
The fabric of the present invention has an average bubble diameter measured by JIS K3832, 1 μm or more and 20 μm or less, and a water permeability of 0.5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more, 5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · When a high-density knitted fabric is used by using ultrafine fibers so as to be in the range of m ² or less, it is preferable in that fine smooth bubbles can be obtained particularly when used in combination with soap. Fine bubbles are formed by passing the soap through the fine gaps between the ultrafine fibers and the high density fabric by applying soap to the fabric, and the bubbles are sebum or dirt that accumulates at or near the bottom of the pores. To reach the skin surface. The introduced sebum or / soil is taken into the gaps of the high-density fabric made of ultrafine fibers to clean the skin surface.
[0021]
As the synthetic fiber composition constituting the fabric, polyester fiber, polyamide fiber, polyacrylonitrile fiber, polyurethane fiber, polyvinyl alcohol fiber, polyvinyl chloride fiber, and the like can be used. Any fiber may be used, but among these, a polyester fiber and a polyamide fiber are preferably used because they are very fine fibers and have a small dimensional change before and after washing. Polyester fibers and polyamide fibers may be used alone, but it is also preferable to use both in combination. Polyester fibers are, for example, fibers made of polyethylene terephthalate, polypropylene terephthalate, polybutylene terephthalate, and copolymers thereof, and polyamide fibers are, for example, nylon 4, nylon 6, nylon 66, and their co-polymers. A fiber made of coalescence.
[0022]
An example of the method for producing the skin cleaning fabric of the present invention is shown below.
[0023]
A knitted fabric composed of a sea-island-type or release-splitting type composite fiber using a polyester-based component and a polyamide-based component, and by treating this with a specific sea removal or split fiber method, 0.001 dtex or more, Use ultrafine fibers of 1.0 dtex or less. Thereafter, a pyridine antibacterial agent is put into the dyeing solution, antibacterial processing is performed simultaneously with dyeing, and then high-pressure water flow treatment is performed. The water pressure in the high-pressure water treatment is preferably 9.8 MPa or less. Next, when it cuts into the size according to a use, it performs hot-melt cutting.
[0024]
The fabric of the present invention can be sufficiently removed in a short time by using the sebum or / stain exuded on the skin surface, for example, the bottom or / or the vicinity of the pores of the face at the same time as the soap. It is preferably used as a sanitary skin-cleaning fabric that is not damaged. In particular, the effect of completely removing sebum such as acne and pimples from the face, where sebum is concentrated in one place, can be seen.
[0025]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples.
(1) Hot melt cutting method Hot melt cutting was performed using Sure RC-35 manufactured by Ishizaki Electric Co., Ltd.
Judgment: ◯: There is no fraying after 10 times of industrial washing. X: There is an ear fray.
(2) Washing method Using a drum dyeing machine, Kao's detergent “Zab” 2 g / l, hydrogen peroxide (35% industrial) 3 cc / l, sodium percarbonate 1.5 g / l, temperature 85 ± Washing was performed at 2 ° C. and a bath ratio of 1:20 for 15 minutes, and then drained and dehydrated, followed by overflow water washing for 10 minutes. After washing with water, it was dried using a tumbler dryer for 20 minutes. This was one wash.
(3) Average diameter measurement method for bubbles (JIS K3832 method)
The average diameter of the bubbles was measured using the JIS K 3832 method (microbubble membrane element and module bubble point test method). The measuring apparatus used was a Porous Materials Inc. palm porometer APP-1200AEIX.
[0026]
This device has a mechanism for automatically calculating the average pore diameter, and was measured with a standard recipe.
[0027]
Judgment was made as follows: ○: an object in the range of 1 μm or more and 20 μm or less, and x: an object outside the above range.
(4) Measuring method of water permeability The apparatus shown in FIG. 1 (water permeability measuring apparatus manufactured by Toray Engineering Co., Ltd.) was used.
The skin cleansing fabric was previously immersed in distilled water for one day and night to be familiar with water. The fabric 2 was placed on the wire mesh 3 on the lower filter tube 9 and fixed to the upper filter tube 1 with a clamp 7. Distilled water is pumped from the tank 6 to the upper filtration tube 1 through the pump 5 and collected. The cock 8 is fully opened while the head height is 500 mm, and 1 to 1.5 liters of passing water is collected in the measuring cylinder 4. did. At the same time, the fully open time of the cock 8 was measured, and the water permeability K was determined by the following equation.
K = W / (9.6 × S) (1 × 10 ⁻⁴ ml / m ² / sec)
Here, W represents the collected passing water (ml), S represents the cock full open time (second), and 9.6 represents the passing area (1 × 10 ⁻⁴ m ² ) of the passing water of the apparatus used.
[0028]
Judgment was made such that ◯ was 0.5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more and 5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or less, and x was out of the above range.
(5) The unified test method was used for antibacterial performance, and clinical isolates were used as test media. In the test method, a bouillon suspension of the above-mentioned test bacteria is poured into a sterile sample cloth, the number of viable bacteria after culturing at 37 ° C. for 18 hours is measured in a sealed container, and the number of bacteria relative to the number of bacteria is obtained. According to the standards.
[0029]
Under the condition of log (B / A)> 1.5, log (B / C) was defined as the difference in the number of bacteria increased or decreased, and 2.2 or more was determined as the acceptable level.
[0030]
However, A represents the number of bacteria dispersed and recovered immediately after inoculation of the unprocessed product, B represents the number of bacteria dispersed and recovered after 18 hours of incubation of the unprocessed product, and C represents the number of bacteria dispersed and recovered after 18 hours of incubation of the processed product.
(4) Skin surface cleaning evaluation method The bottom and / or the vicinity of the pores before and after washing were observed at 300 times the digital high scope KH-2400DP manufactured by Hirock Co., Ltd.
[0031]
The determination method is as follows: ○: Sebum or / stain is hardly adhered. Δ: A little adhered. X: It was assumed that it adhered considerably.
(5) Thickness measuring method It measured using the dial thickness gauge H type of Ozaki MFG Co., Ltd.
[0032]
Judgment made the thing in the range of 0.05 mm or more and 0.5 mm or less in (circle), and the thing which remove | deviated from the said range.
(Example 1)
As a sea-island type composite fiber, it is a sea-island type polyester composite fiber with a total fineness of 110 dtex and 18 filaments (70 islands / filament). The island component is polyethylene terephthalate and the sea component is polyester as the acid component of terephthalic acid and 5-sodium isophthalic acid. A fiber made of an alkali hot water-soluble polyester made of a copolymer (sea / island ratio 20/80) was used. This fiber was woven with a normal loom with a plain weave having a warp density of 145 pieces / 2.54 cm and a warp density of 107 pieces / 2.54 cm. The obtained raw machine was subjected to maleic acid treatment at 130 ° C. for 30 minutes to embrittle the sea component, and then treated with sodium hydroxide at 80 ° C. for 45 minutes to completely remove the sea component. The obtained ultrafine fiber has a single fiber fineness of 0.07 dtex, a woven fabric thickness of 0.11 mm, a density of 10,150 yarns / 2.54 cm, and a weft yarn number of 7,490 / 2.54. It was a high-density fabric of cm. This fabric was dyed light blue with 1 g / l of 2-pyridylthiol-1-oxide zinc and a disperse dye, and then surface-treated with a high-pressure water flow of 9.8 MPa.
[0033]
The bubble average pore diameter measured for the obtained fabric was 9.78 μm, the water permeability was 3.51 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² , and the thickness was 0.17 mm. Next, it cut | judged with the cutting machine heated to 450 degreeC so that it might become a size of length and width 30cm so that it might be easy to handle. The ear part of the obtained fabric had almost the same hardness as the fabric, and there was no problem. When this fabric was soaped with a facial cleanser and foamed sufficiently, a very fine foam was obtained. When it was lightly applied to the acne surface, there was no pain and a gentle touch. The soap was then dropped from the face and observed with a video microscope, and the sebum or / stains at or near the bottom of the pores were completely removed. This fabric was repeated 10 times for washing, and it was a good product with no ear fraying.
[0034]
The results are shown in Table 1.
(Example 2)
A woven fabric was obtained in the same manner as in Example 1 except that a plain weave with a warp density of 150 / 2.54 cm and a warp density of 110 / 2.54 cm was used. The obtained ultrafine fiber had a single fiber fineness of 0.07 dtex, a density of 101500 / 2.54 cm in the number of warp yarns, and a high density woven fabric in which the number of weft yarns was 7,700 / 2.54 cm.
[0035]
The obtained fabric had a bubble average pore diameter of 8.27 μm, a water permeability of 2.27 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² , and a thickness of 0.20 mm. When this fabric was soaped with a facial cleanser and foamed sufficiently, a very fine foam was obtained. When it was lightly applied to the acne surface, there was no pain and a gentle touch. The soap was then dropped from the face and observed with a video microscope, and the sebum or / stains at or near the bottom of the pores were completely removed. There was no fraying of the ear part after washing, and it was good.
[0036]
The results are shown in Table 1.
(Comparative Example 1)
When a soap for washing face was directly foamed by hand without using a cloth and applied to the skin surface, the soap was washed off. As a result, most of the sebum or / soil remained at or near the bottom of the pores.
[0037]
The results are shown in Table 1.
(Comparative Example 2)
A commercially available cotton towel was used. The bubble hole diameter was so large that it could not be measured beyond the measurement limit, the water permeability was 22.5 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² , and the thickness was 2.2 mm. When this facial fabric was washed with soap and thoroughly foamed, only large bubbles were obtained, and when it was lightly applied to the acne surface, it was painful and uncomfortable. Next, when soap was dropped from the face and observed with a video microscope, there was almost no sebum or / stain left at or near the bottom of the pores. This towel was sewed, and after 10 washings, there was a frayed ear and it was unusable.
[0038]
The results are shown in Table 1.
[0039]
[Table 1]

[0040]
【The invention's effect】
The present invention has an effect of cleanly removing sebum or / stains buried in the bottom or the vicinity of pores to every corner by using the fabric in combination with soap or the like on the skin surface of a human body, for example, a face wash for makeup removal. A skin-cleaning fabric that is easy to check its effect directly on the hand without damaging the skin surface, and has no ear fraying even after repeated washing, and a method for producing the same can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a water permeability measuring device used in an example of the present invention.
[Explanation of symbols]
1: Distilled water 2: Fabric 3: Wire mesh 4: Measuring cylinder 5: Pump 6: Distilled water tank 7: Clamp 8: Cock 9: Upper filter tube

Claims

A single fiber fineness of 0.001 dtex or more, composed of synthetic fibers of 1.0 dtex or less, and a fabric composed of a high-density knitted fabric having a density of 5,000 pieces / 2.54 cm or more for both vertical and horizontal , JIS in the fabric The average pore diameter of the bubbles measured by K3832 is 1 μm or more and 20 μm or less, and the water permeability is 1.0 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or more and 10 × 10 ⁻⁴ ml / sec · m ² or less. skin cleansing cloth, characterized in der Rukoto.

The thickness of the said fabric is 0.05 mm or more and 0.5 mm or less, The fabric for skin washing | cleaning of Claim 1 characterized by the above-mentioned.

The fabric for skin cleaning according to claim 1 or 2, wherein the fabric comprises a polyester fiber or / and a polyamide fiber.

The cloth for skin cleaning according to any one of claims 1 to 3 , wherein the cloth contains a pyridine antibacterial agent.

Weaving or knitting and comprising fabric with a composite fiber having a sea-island structure or a peeling structure treated with hot water or alkaline solution, removing the sea component, or after peeling, wherein the water-jet treatment to Rukoto A method for producing a fabric for cleaning a skin, characterized in that the fabric according to item 1 is obtained .