JP4181865B2 - 注文管理システム及び装置とその処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客別の注文書フォーマットを提供できる注文管理システム及び装置とその処理方法及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な分野でのIT化が進み、パーソナルコンピュータ等からネットワークを通じて簡単に電子情報の交換が可能な環境が提供されている。しかしながら、操作の容易性や情報伝達の確実性等からファクシミリ装置による画像通信を用いた情報交換は、依然多くの場面で用いられている。特に従来から、ファクシミリで受信した注文書の画像データに対して文字認識処理を施し、その文字認識により受注内容を取得して、その受注データの管理を行うFAX−OCRシステムが提供されている。例えば、受注データを管理するホストから顧客コード、顧客名、商品コード、商品名を取得して新規に受注票を作成し、予め各顧客に配布するシステムがある。これによれば、その作成した受注票を世代管理し、受注による間違いを軽減することが可能になっている(例えば、[特許文献1]参照)。また、このシステムにおいては別の態様として、その顧客からの受注傾向をチェックし、特異な発注がなされた場合に、その顧客に対して警告を行うことで受注ミスを防ぐシステムを提案している。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−99574
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のFAX−OCRシステムにおいては、受注票は、ホスト側における商品マスタの変更があった時などに発行されるもので、顧客が受注票の発行を依頼できるものではなかった。
【0004】
また、発行された受注票が、その顧客の意図するものでない場合に、その受注票の内容を変更する仕組みを提供するものではなかった。
【0005】
本発明は、顧客に対応したフォーマットの注文書の作成を行い、このフォーマットに対応する文字認識領域を設定することで、受信した注文書の画像に対して効率良く文字認識することができる注文管理システム及び装置とその方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の注文管理装置は以下のような構成を備える。即ち、 顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理装置であって、
顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成手段と、
注文書データを受信する注文書データ受信手段と、
前記注文書データ受信手段によって受信した注文書データが前記注文書フォーム作成手段で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定手段と、
前記注文書判定手段により前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識手段と、
前記注文書判定手段により前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために本発明の注文管理システムは以下のような構成を備える。即ち、
顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理システムであって、
顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する注文情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記商品情報を注文書フォームに挿入して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成手段と、
注文書データを受信する注文書データ受信手段と、
前記注文書データ受信手段によって受信した注文書データが前記注文書フォーム作成手段で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを前記注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定手段と、
前記注文書判定手段により前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識手段と、
前記注文書判定手段により前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、当該汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために本発明の注文管理装置の処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
抽出手段、注文書フォーム作成手段、注文書データ受信手段、注文書判定手段、顧客注文書フォーム文字認識手段及び汎用注文書フォーム文字認識手段を有し、顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理装置の処理方法であって、
前記抽出手段が、顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出工程と、
前記注文書フォーム作成手段が、前記抽出工程で抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成工程と、
前記注文書データ受信手段が、注文書データを受信する注文書データ受信工程と、
前記注文書判定手段が、前記注文書データ受信工程で受信した注文書データが前記注文書フォーム作成工程で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定工程と、
前記顧客注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識工程と、
前記汎用注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識工程とを実行することを特徴とする。
また上記目的を達成するために本発明の注文管理システムの処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
抽出手段、注文書フォーム作成手段、注文書データ受信手段、注文書判定手段、顧客注文書フォーム文字認識手段及び汎用注文書フォーム文字認識手段を有し、顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理システムの処理方法であって、
前記抽出手段が、顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出工程と、
前記注文書フォーム作成手段が、前記抽出工程で抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成工程と、
前記注文書データ受信手段が、注文書データを受信する注文書データ受信工程と、
前記注文書判定手段が、前記注文書データ受信工程で受信した注文書データが前記注文書フォーム作成工程で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定工程と、
前記顧客注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識工程と、
前記汎用注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識 工程とを実行することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に係るFAX受注管理システムの構成例を説明するシステム構成図である。ここでは例えば、公衆回線やインターネット等の通信網4に接続され、ファクシミリ機能、画像転送機能、コピー機能、プリンタ機能等を有する複合機1と、この複合機1に、LAN或いは汎用のインターフェース(例えば、USB、1394等)等のネットワーク5を介して接続されるパーソナルコンピュータ2(以下、PCと呼ぶ)と、通信網4を介して複合機1と接続される顧客ファクシミリ(以下、顧客FAX)3A,3Bとを備えている。
【0013】
図において、複合機1は、顧客FAX3A或いは3Bよりファクシミリ受信した注文書の画像データ(注文書イメージ)を、画像転送機能を用いてPC2へ転送する。また、顧客FAX3A或いは3BからのFAXポーリング受信要求に基づいて、後述する汎用の注文書フォーマットの画像データ、或いはその顧客用の注文書画像データを、それを要求したFAXに送信することができる。従って、各顧客は、その顧客FAX3A或いは3Bで印刷される注文書を使用し、その注文書に必要な数値を記入するだけで、その顧客の要求に応じた商品を発注することができる。
【0014】
PC2は、ファクシミリ受信した注文書の画像データを複合機1から受信し、その画像データに対して文字認識を含む認識処理を行い、その認識処理の結果で得られた注文データをCSV(Comma Separated Value)形式で、後述する汎用の会計ソフトウェアに渡す。またPC2は、このような会計ソフトウェアである販売管理プログラムが利用する売上受注データベース402(図4)に格納されているデータに基づいて顧客別注文書フォームを作成し、例えばビットマップ形式の画像データとして複合機1のポーリング通信用の画像データ格納領域(ポーリングBOX)に保存しておくことができる。ここで顧客FAX3A或いは3Bは汎用のファクシミリ装置であり、顧客が注文内容を書き込んだ注文書を読み取り、画像データとして、例えば複合機1にファクシミリ送信することができる。また、他のファクシミリ装置へのポーリング受信要求によるファクシミリ通信を行うことにより、送られてくる画像データを受信することができる。
【0015】
以上の構成に基づく、この受注管理システムの全体的な動作概要を以下に説明する。
【0016】
顧客は、注文内容を記入した注文書(注文書のイメージ)を、顧客FAX3A或いは3Bより複合機1へファクシミリ送信する。複合機1は、このファクシミリ画像を受信すると、そのファクシミリ受信した注文書の画像データをPC2へ転送する。PC2は、その受信した注文書の画像データに対して文字認識を含む認識処理を行う。ここでPC2の操作者は、必要に応じて、PC2上で認識処理後の注文データに対して修正処理を行うことが可能である。PC2は、後述のように、CPU201(図3)がROM或いはメモリ205(図3)に記憶されているプログラムを実行することで認識処理を行った後、或いは修正処理後の注文データ(CSV形式等)を会計ソフトへ転送し、PC2の記憶領域に格納されている販売管理プログラムが利用する売上受注データベース402(図4)に蓄積する。更に、PC2は、売上受注データベース402のデータに基づいて顧客別注文書フォームを作成して顧客別注文書フォーム406に登録する。そして、その作成した、顧客別の注文書フォームの画像データを複合機1にを転送する。これにより複合機1は、PC2から送信される顧客別の注文書フォームイメージ(画像データ)を受信すると、顧客別ポーリング通信用の画像データ格納領域(ポーリングBOX)に格納する。そして、顧客FAX3A或いは3Bからのポーリング要求に応じて、そのポーリングBOXに格納している、対応する顧客別の注文書フォームを、その要求してきたFAXに送信する。こうして各顧客は、所望の商品名等がプレプリントされた注文書をFAX受信して印刷し、その印刷した注文書を使用して発注することができる。
【0017】
図2は、本実施の形態に係る複合機(MFP)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0018】
複合機1は、CPU101と、このCPU101が実行することで各種機能及び後述のフローチャートに示す動作を実行するためのプログラムを記憶しているプログラムROM102と、CPU101による制御動作時に使用されるワーク領域であるRAM103とを有する制御部104、TCP/IPによりインターネットやLANを介して、及びPSTNやINS64等の公衆回線を介して、またUSBや1394などのローカルなインターフェースを介してデータの送受信を行うことができる通信部105を有している。また複合機1は、不図示の原稿台上に裁置される原稿或いは不図示の原稿搬送部で搬送される原稿を、不図示の光源とCCD等の撮像素子とミラーやレンズで構成される光学系等を用いて読み取る原稿読取部106、既知の電子写真方式或いはインクジェット方式等を用いて用紙上に画像を記録(印刷)する印刷部107、操作情報や動作状態を表示するための表示部108とを有している。
【0019】
更に、複合機1は、ファクシミリ受信画像データの格納部109aや、ポーリング受信要求で送信するための画像データを格納しておく顧客別注文書画像データ(注文書フォーマットイメージ)格納部109b(前述のポーリングボックスに含まれる)など、様々なデータやプログラムを記憶しておくために大容量のハードディスク等で構成される記憶部109、ファクシミリ送信の宛先入力、コピースタート指示や印刷部数の指定などの入力を行うためのボタンやスイッチなどを含む入力部110、各機能部を内部的に接続しているシステムバス111を有している。このような構成の下で、CPU101が、プログラムROM102に格納されている、各種機能及び動作を実現するためのプログラムを読み出して実行することで、各機能部を制御し、本実施の形態に係る各種処理動作や複合機1としての各機能を実現している。
【0020】
図3は、本実施の形態に係るPC2のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0021】
図3において、CPU201は、システムバス202に接続される各デバイスを統括的に制御する。またROM203或いは外部メモリ(HD)204には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(以下、OS)や、後述する機能、動作を実現するために必要なプログラム(アプリケーションプログラムや各種ドライバ等)が記憶されている。RAM205は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)206は、キーボード207や不図示のポインティングデバイスからの入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)208は、表示部(液晶或いはCRT等)209への表示を制御する。外部メモリコントローラ(MC)210は、ブートプログラム、汎用の会計ソフトウェアである販売管理プログラム或いは画像データに対する文字認識を含む認識処理やデータの修正などを行うプログラム等の各種のアプリケーション、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ204へのアクセスを制御する。通信I/Fコントローラ211は、TCP/IPによりLANを介して或いはローカルな汎用インターフェースであるUSBや1394等のネットワーク5を介して、外部機器(例えば、前述の複合機1)と通信接続するものであり、各種通信制御処理を実行する。
【0022】
なお、CPU201は、例えばRAM202の表示情報用領域へ表示情報の展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示部209への表示を可能としている。またCPU201は、外部メモリ204に格納されているプログラムを実行する場合には、そのプログラムを一旦RAM205にロードして実行させ、後述する各種機能及び動作を実現している。
【0023】
図4は、PC2の外部メモリ204に格納されているプログラムやデータを説明する図である。この外部メモリ204には、以下に説明するプログラムやデータが格納されている。
【0024】
401は、汎用の会計ソフトウェアである販売管理プログラムで、これら一般に市販されている会計ソフトウェア等である。402は売上受注データベースで、このデータベースは販売管理プログラム401により作成され利用される。この売上受注データベース402の一例を図12に示す。403は認識処理及び修正処理プログラムで、顧客別にカスタマイズされた顧客別の注文書フォーマットを作成するための顧客別の注文書のFAX画像データに対する文字認識処理、及びその認識処理後のデータへのデータ修正を行うことができる。405は注文書フォーマットデータで、汎用の注文書フォーマットデータを記憶している。406は顧客別の注文書フォームで、顧客別の注文書を作成する際に用いた商品名や商品コードと、個別に設定される文字認識用の領域データを含む各顧客用の注文書データと、各顧客用の注文書を描画するための描画データと、その描画データをラスタライズした画像データ(注文書イメージ)を記憶している。407は顧客別管理情報で、各顧客のIDや顧客名、FAX番号、複合機1の記憶部109に用意されているポーリングBOXの識別IDなどの情報を含んでいる。408にはオペレーティングシステムや、その他の各種アプリケーション・プログラムが格納されている。409は空き領域である。なお、売上受注データベース402は、リレーショナルデータベースなどで構成され、商品コードと商品名とを対応付けたデータベースを含んでいる。
【0025】
図5は、本実施の形態に係るFAX受注管理システムにおけるデータ処理手順の一例を説明するフローチャートで、ここでは複合機1とPC2との動作をそれぞれに分けて説明している。
【0026】
この処理は、ファクシミリ送受信機能を有する複合機1が、顧客FAX3A或いは3Bから注文書イメージを受信すると、その注文書のイメージをSMB(Server Message Block)或いはFTP(File Transfer Protocol)といったプロトコルを使用してPC2へ転送する。これを受取ったPC2は、その受信画像データに対して文字認識処理及びデータ修正処理を施す。ここで、FAX3A或いは3Bを使用している各顧客は、2種類の注文書フォーマットを使用することが可能である。即ち、1つは、その顧客用に用意された顧客用の注文書フォーム、他の一つはどの顧客も使用可能な汎用の注文書フォーマットである。
【0027】
図5において、ステップS501〜S509で示す処理が複合機1が実行する処理ステップを示し、ステップS510以降の処理ステップがPC2により実行される処理である。
【0028】
まずステップS501で、複合機1はFAX受信があるかどうかを監視しており、FAX受信を検出するとステップS502に進み、通常のFAX受信であるかを判定する。ステップS502で、通常のFAX受信と判定された場合はステップS503に進み、複合機1はその受信したFAX画像をFAX画像格納部109aに一時的に保存し、その複合機1において予め設定されているPC2の転送先ホルダに、その一時保存したFAX受信画像を格納する。これにより、そのFAX受信画像はPC2に転送される。
【0029】
一方、ステップS502において、通常のFAX受信でない場合はステップS504に進み、ポーリング受信要求であるか、或いは一斉同報転送要求などの他の通信要求であるかを判断する。この判定は、ITU−T勧告のT.30に規定されるSEP信号(他に、SUB信号、PWD信号)を検出することにより判定でき、SEP信号がない場合には、ポーリング要求以外のFAX機能であると判定する。ここでポーリング受信要求以外の通信要求であると判定した場合はステップS505に進み、その指定されたFAX通信機能を実行して処理を終了する。
【0030】
またステップS504において、ポーリング受信要求であった場合はステップS506に進み、その受信したSUB信号(サブアドレス)で指定されたポーリングBOXの識別信号を解析する。次にステップS507に進み、ステップS506で解析した識別信号に対応するポーリングBOXを備えているかどうかを判定する。備えていない場合は、そのまま処理を終了するが、識別信号に対応するポーリングBOXを備えている場合はステップS508に進み、そのポーリングBOXの顧客別注文書画像データ格納部109bに、その要求してきた顧客に対応する注文書画像データがあるかどうかを判定し、あればステップS509に進み、その画像データを読み出し、その要求を発呼したFAXにFAX送信する。尚、ここでいう注文書画像データは、その顧客用の注文書フォームである画像データ、或いは注文書フォーマットを示す画像データである。尚、ステップS508では、その指定されたポーリングBOXに、その顧客用の注文書画像データが存在していない場合は、そのまま処理を終了する。尚、ステップS507或いは508で、指定されたポーリングBOXが存在しない場合、或いはその顧客用の注文書画像データが存在しない場合には、その発呼端末に対してエラー等のメッセージを送信する様にしてもよい。
【0031】
次に、PC2による処理について説明する。
【0032】
まずステップS510で、PC2は、複合機1がステップS503で転送したFAX受信画像ファイルの受信を検出するとステップS511に進み、その受信画像を外部メモリ204の空き領域409に設けられた指定ホルダに保存する。そしてステップS512で、所定の時間が経ったことを検出するとステップS513に進み、認識処理及びデータ修正処理プログラム403を実行して、前述の指定ホルダに格納されているFAX受信画像に対して文字認識等の処理を実行する。
【0033】
図6は、図5のステップS513で実行される認識処理及びデータ修正処理プログラムの手順を示すフローチャートで、この処理はPC2のCPU201が認識処理及びデータ修正処理プログラム403をRAM205にロードし、そのプログラムを実行することで実現される。
【0034】
まずステップS601で、受信画像ファイルのファイル形式を変換する。これはFAX受信ファイルの形式がMRやMMR符号化されている画像ファイル形式であるため、この画像ファイルをTIFF(Tagged Image File Format)或いはビットマップ形式といったPC2で取り扱うために指定されている画像データ形式に変換するものである。次にステップS602に進み、画像データのファイル形式を変換した後の画像データに対して、その画像に存在する孤立黒点等のノイズ除去や画像の傾き補正処理を行う。次にステップS603に進み、FAX受信の画像データに含まれている用紙先端の部分のヘッダ画像領域を除去し、その除去後の画像を、更にA4サイズに拡大処理して、後続の画像データの認識処理に備える。
【0035】
次にステップS604に進み、ステップS603で認識準備が整った画像データにおける枠線を検出し、その検出した枠線位置と外部メモリ204に登録されている注文書フォーマットデータ(画像ファイル及び描画データ)における注文書フォームの描画データの線分情報等に基づいて、所定の注文書であるか否かを判別する。
【0036】
これは、例えば図7に示すような注文書の画像データに基づいて判定する。
【0037】
図7は、図4の注文書フォーマットデータ405に格納されている、一般的な注文書のフォーマット例を示す図である。
【0038】
ここでは、この注文書の画像データの線分情報を、その画像情報のヒストグラム等から抽出した後、図7のA点を座標点(0,0)の原点とした場合に、各線分の開始点及び終了点をA4サイズの画像における座標点として抽出する。こうして抽出されたA4サイズの画像における座標点で表される線分情報と、注文書フォーマットデータ405として登録されている注文書フォーマットデータの描画データが持つ線分情報とを比較して、注文書データであるか否かを判定するものである。
【0039】
このステップS604で、注文書ではないと判定された場合はステップS605に進み、前述のFAX受信ファイルを複合機1に再度転送して複合機1で印刷させたり、或いはPC2の外部メモリ204に蓄積する等の処理が、PC2の操作者の指示に基づいて行われる。
【0040】
一方、ステップS604で、その受信画像が注文書であると判定した場合はステップS606に進み、特定の顧客用注文書フォームであるか或いは汎用の注文書フォーマットであるかを判定する。
【0041】
図8は、図4の顧客別注文書フォーム406に記憶されている特定の顧客用の注文書フォームの一例を示す図である。
【0042】
ステップS606では、例えば図8に示す顧客別注文書フォームにおいて、識別情報が予め印刷される領域(図中、Bで示される部分)に対して文字認識処理を施すことにより、その注文書に記述されている顧客IDと注文書のバージョン情報(ここでは、顧客コード「XYZ0001」に続く「−1」)を判定する。ここで、その認識した顧客IDとその注文書のバージョン情報が外部メモリ204に登録されている場合は、その受信画像は、特定の顧客用の注文書フォームであると判定する。ここでは文字認識の例で説明したが、顧客別注文書フォームの識別手段としてバーコードなどを利用することも可能である。こうしてステップS606で、特定の顧客用注文書のフォームであると判定された場合はステップS607に進み、その顧客用の注文書の特定領域に記述されている文字に対して文字認識処理を行う。ここで特定領域とは、その顧客用の注文書フォームのうちの予め商品コードなどが印刷されている領域以外で、顧客が、手書き或いはタイプ等で入力する認識領域である。例えば、顧客A(幕張ベーカリー)に対しては、図9Aに示すようなハッチングが施された領域であり、顧客B(三田パン)に対しては図9Bに示すようなハッチングされた領域である。
【0043】
図9Aは、顧客A用の注文書フォームを示し、ここでは注文する商品名として「メロンパン」、「ジャムパン」、「焼きそばパン」、「クリームパン」と、各商品名に対応する商品コードが予め印刷されている。また図9Bは、顧客B用の注文書フォームを示し、ここでは注文する商品名として「メロンパン」と、その商品名に対応する商品コードが予め印刷されている。これら商品名及び商品コードは、その顧客の注文傾向に従って予め決定されて印刷されている。そして、認識領域として、注文番号、注文日、各商品の数量、数量合計、未記入の商品名及び商品コード欄、取消ボックス等が指定されている。
【0044】
従って、各顧客は、この注文書フォーマットを使用することにより、良く注文する商品は商品名や商品コードを記入せずに、単に、数量等を記入するだけで済む。また、この予め印刷された商品名や商品コードの欄は、文字認識の対象から外されることになるため文字認識に要する時間を削減できる。
【0045】
これらの認識領域は、後述する顧客用の注文書フォームの作成時に顧客別に設定される。このように本実施の形態では、予め商品名等が印刷されている領域に対して文字認識処理を行わないために、注文書フォームにおける文字認識処理を高速に実行することができる。
【0046】
次にステップS608に進み、ステップS607で文字認識した結果に基づいて注文情報が存在するかを判定する。ここでの判定は、例えば図8において、「取消」を示すチェックボックス70がチェックされていないという条件の下で、予め商品名及び商品コードが印刷されている商品項目に対して数量が記述されているか、或いは商品名や商品コードがプレプリントされていない商品項目では、商品名及び商品コードとその数量が記載されているか否かに基づいて判断する。このステップS608の判断で、注文情報が存在していないと判断した場合はステップS614に進み、後述する顧客別の注文書フォーマットの作成処理を実施する。つまり、顧客は注文情報を記入していない白紙状態の注文書を複合機1に対してFAX送信することで、その顧客用の注文書フォーマットの作成を依頼することができる。
【0047】
またステップS608で、注文情報が存在している場合はステップS609に進み、その顧客用の注文書に予め印刷されているプレプリントのデータ(顧客用の注文書データ)と、ステップS607の文字認識処理後のデータとを合わせて注文データとしてRAM205或いは外部メモリ204に一時記憶する。ここで、顧客用の注文フォームは、顧客別注文書フォーム406と顧客別注文書データとに基づいて作成され、この顧客別注文書データは、汎用の注文フォーマットデータ405に各顧客別に予め印刷される、例えば商品名や商品コード、数量等のデータを指し、この顧客別注文書データは、空き領域409に各顧客に対応して記憶される。
【0048】
一方、ステップS606で、受信した注文書が汎用の注文書フォーマットであると判定した場合はステップS610に進み、汎用の注文書データに設定されている文字認識領域に対して文字認識処理を施す。そしてステップS611に進み、ステップS610での文字認識後のデータに対して、注文情報が存在するかを判定する。この判定では、商品項目に対して商品名及び商品コード及び数量が記載されているか否かに基づいて判定する。1つでも商品コードと数量が揃っていれば注文情報が存在すると判断してステップS613に進み、ステップS610における文字認識結果データを注文データとしてRAM205或いは外部メモリ204の空き領域209に一時記憶してステップS615に進む。
【0049】
一方、ステップS611の判断で、注文情報が存在していないと判断した場合はステップS612に進み、その注文書に顧客IDが記載されているかどうかを判定する。顧客IDが存在する場合はステップS614に進み、後述する顧客別注文書フォーマットの作成処理を実施する。この場合は、新規の顧客用の注文書フォーマットの作成処理が実行されることになる。尚、ステップS612の判定で、顧客IDが記載されていない場合は、処理を終了する。
【0050】
こうしてステップS609或いはステップS613を実行した後ステップS615に進み、CRTC208を制御して、ステップS601で作成した変換後の画像データと、ステップS609或いはS613において作成された注文データとを合わせて、その注文書に基づく注文書画像を、修正用画面として表示部209に表示する。
【0051】
図10は、PC2の表示部209に表示された注文書画像の修正用画面の一例を示す図である。
【0052】
図において、1000はFAX受信画像を示し、顧客FAXからFAX送信された注文書のイメージを示している。1001は、この受信画像を文字認識した結果を示しており、この認識結果の表示と、表示されているFAX受信画像とに基づいて、ハッチングを付して示されている文字認識した文字部分を修正或いは変更することができる。尚、この実施の形態に係る受注管理システムでは、各商品毎の単価は、売上受注データベース402に登録されているため、その商品コードと対応する数量が認識された時点で、その数量に、その商品の単価を掛けて、その商品の発注金額が計算される。そして、この計算された金額が修正用画面の右側に表示されている。
【0053】
即ち、ステップS616で、この表示した文字認識結果に対して、キーボード207或いはポインティングデバイス等から、その認識した注文データに対する修正入力が有るかどうかを判定する。修正入力がある時はステップS617に進み、ステップS609或いはS613で保存された注文データに対して、その指示された修正を反映する。そしてステップS618で、その修正入力の終了が指示されたかどうかを調べ、入力終了でなければステップS616に戻って前述の処理を実行し、修正入力の終了が指示されるとステップS619に進み、ステップS617で修正が反映された注文データ、或いは修正がないときはステップS609又はS613で文字認識されて一時記憶された注文データを、販売管理用プログラム401にCSV形式などで渡すか、或いは直接、売上受注データベースを更新する。
【0054】
このように本実施の形態に係るFAX受注管理システムによれば、予め特定の商品名や商品コード等が印刷された注文書を顧客に対して発行し、その注文書を用いて顧客により記入された注文書をファクシミリ受信し、その注文書の画像に対して部分的なOCR処理を施すことにより、その顧客からの注文を受注することができる。
【0055】
また、その顧客用のフォーマットで印刷された注文書を希望する顧客に対して、その顧客が主に注文する商品名や商品コードを記入したフォーマットの注文書を提供することができる。これにより各顧客は、指定された事項だけを入力すれば済むため、注文書の発行を容易に行うことができる。
【0056】
図11は、図6のステップS614の処理で実行される、顧客別の注文書フォーマットの作成処理を説明するフローチャートである。この処理により、その顧客用にカスタマイズされた顧客用の注文書フォームが作成される。尚、この処理を実行するプログラムは、外部メモリ204に記憶された注文書作成プログラム404をRAM205にロードし、それに従ってCPU201が処理を実行することにより達成される。また、この注文書作成プログラム404は、販売管理用プログラム401の1つの機能として実行されても良い。この注文書作成プログラム404が販売管理用プログラム401とは別に存在する場合には、販売管理用プログラム401が使用するAPIを利用する等により、売上受注データベースを参照するものである。
【0057】
図12は、PC2の外部メモリ204に記憶されている売上受注データベース402の一例を示す図である。
【0058】
ここでは各注文ID(注文書番号)に対応して、顧客ID、顧客名、受注日、商品コード、商品名、数量及び売上げが記憶されている。
【0059】
以下、図11のフローチャートに従って説明する。まずステップS1101で、受信した注文書に記載されていた顧客ID(図6のステップS606或いはS612で取得済)を取得して、顧客を特定する。次にステップS1102に進み、その特定した顧客IDに対応する売上受注データベース402から、その顧客の最近数ヶ月分(例えば3ヶ月分)の注文データを抽出する。次にステップS1103に進み、ステップS1102で抽出した、その顧客の注文データから注文率が所定以上の商品を調べる。ここでは例えば、本実施の形態に係るFAX受注管理システムが、顧客IDが「0001」の顧客からの注文書を過去3ヶ月以内に20回受信しているとし、これら20回の注文書において、15回(この場合の注文率は75%)以上、受注されている商品が売上受注データベース402に存在するかを判定する。この所定の注文率を越える商品が存在する時はステップS1104に進み、その商品名と、それに対応する商品コードのセット(組)を売上受注データベース402から抽出する。但し、所定の注文率(ここでは3/4)を超える商品が多い場合は、注文率の上位3組に該当する商品名と商品コードを選択する等、顧客別の注文書に予め印刷しておく(プレプリント)する商品名と商品コードの数を規定数(規定数、例えば3組)に収まるようにしておく。また、所定の注文率を超える商品が多数あり、更に、その注文率が同一で、規定数を超える数の商品名と商品コードの組が複数存在している場合は、更に過去に遡って、その顧客からの注文データを解析するか、或いは、注文数量の多さや受注額の高いものを選ぶなどで、注文書にプレプリントする商品数を規定数に絞り込むようにしてもよい。
【0060】
またステップS1103で、その顧客からの注文書ではどの商品も所定の注文率を超えていない場合には、その顧客は頻繁に注文する商品がないことを意味している。このような場合には、その顧客用の注文書を用意して、その顧客が注文書に商品名や商品コードを記入する手間を省くことができるというメリットがないため、その顧客用の注文書の作成は行わない。よって、この場合はステップS1105に進み、「注文頻度の高いの商品がありませんので個別注文書作成は行いませんでした」等の定型文書を、図13に示す顧客別管理情報を参照して、その顧客IDに対応するFAXに送信指示を行う。これは、PC2が、定型文書の画像(ラスタライズした状態)を、複合機1に対してFAX番号情報と送信指示とともに転送することで実現する。尚、このラスタライズ処理は、後述のステップS1110と同様に、文字コードをフォント情報や文字サイズに合わせて描画するものである。他の実現方法としては、複合機1に予め定型文書の画像を格納しておき、その定型文書を指定する指定情報と共に送信指示とFAX番号とを複合機1に送信するなどの変形も本発明の範囲に含まれる。
【0061】
図13は、顧客別管理情報407の一部である管理情報の一例を示す図で、ここでは各顧客に対応して、その顧客ID(識別情報)、顧客名、FAX番号、ポーリングBOXの識別ID等が記憶されている。尚、これ以外にも、各顧客に関する情報、例えば住所、電話番号、メールアドレス、ホームページアドレス等を記憶してもよい。
【0062】
ステップS1104で、所定の注文率を越える商品を選択するとステップS1106に進み、ステップS1104で抽出した商品名と商品コードと同一のデータから構成される、その顧客用の注文書データが顧客別注文書フォーム406に既に登録されているかどうかを調べる。これは、注文する商品が略一定している顧客の場合には、そのような注文書フォーマットは既に存在している可能性が高いため、後続の無駄な処理を省き、新たなフォームデータとして登録するメモリ域の無駄を防止するためのもので、その様な注文書フォームが既に存在している場合にはステップS1107に進み、「注文状況の変化がありませんので、新規注文書の作成は行いませんでした。注文書の内容を変更希望の場合には別途変更処理を行ってください」等の定型文書を、前述のステップS1105の場合と同様に、顧客別管理情報407を参照して、その顧客に対してFAXにより通知する。
【0063】
一方、ステップS1106で、同じフォームの注文書フォーマットが存在していない場合はステップS1108に進み、ステップS1104で抽出した商品名及び商品コードを、その顧客用の注文書データとして顧客別注文書フォーム406に保存する。次にステップS1109に進み、ステップS1104で、売上受注データベース402から抽出した顧客別注文書データの商品名及び商品コードを、その顧客別の注文書フォームデータとして注文書フォーム406に登録し、更に例えば前述の図9A或いは図9Bに示すように、その注文書フォームで文字認識するべき領域を設定し、その位置情報も含めて顧客別注文書フォーム406に登録する。
【0064】
次にステップS1110に進み、顧客別注文書データにプレプリントする商品名と商品コードとを描画データとして、その顧客の注文書フォーム406の描画データに挿入してその顧客用の注文書フォームの描画データを作成し、その顧客用の注文書フォームデータとして外部メモリ204に保存する。ここでいう描画データとは、商品名及び商品コードを示す文字コードと文字フォント情報や文字サイズ、挿入位置の座標情報などを含み、これらの情報を基にラスタライザ処理により画像データ(ビットマップデータ等)を作成することが可能となるデータをいう。例えば、描画データとしては、印刷に用いられるPDL(Page Description Language)等や、アプリケーションが出力する描画情報(GDIコール)等がある。
【0065】
またラスタライザは、アプリケーションとしてオペレーションシステムが提供する機能以外にも、予め外部メモリ204に、その処理を実行可能なアプリケーションを格納しておき、それにより実現することができる。また印刷や画面表示用の資源として格納されているものを流用することも可能である。
【0066】
尚、本実施の形態に係る注文書フォーマットデータの描画データは、線分を描画するための線分の太さ・線種・開始点と終了点の座標情報、前述の文字コード等、或いは挿入画像のビットマップデータを含んでいる。顧客別注文書フォーム407のデータ内容を予め決められた商品コードを記載する座標位置と商品名を記載する位置に対して割り付けるよう制御することで、顧客別注文書の描画データを作成することができる。
【0067】
こうして次にステップS1111に進み、顧客別注文書フォーム406に格納されている描画データを、ラスタライザでラスタライズし、その顧客用の注文書フォームの描画データ(ビットマップデータ)を作成し、外部メモリ204に保存する。そしてステップS1112に進み、ステップS1111で作成した描画データを、FTPやSMBのプロトコルにより複合機1に転送する。これにより複合機1は、その記憶部109に設けられている、その顧客用のポーリング用BOXに、その転送された、その顧客用の注文書の描画データを格納する。顧客別管理情報407は、図13に示すように、顧客別に管理されるポーリングBOXの識別ID、顧客の宛先情報であるFAX番号等を、その顧客の識別情報IDに対応付けて記憶しており、PC2は、この識別IDで識別されるポーリングBOXに対して顧客別注文書画像データを転送する。これにより複合機1は、転送された顧客用の注文書フォームを記憶部109に設けられている顧客別ポーリングBOXに、顧客別に識別可能なコードが付して記憶するように、CPU101がROM102のプログラムに基づいて制御する。次にステップS1113に進み、複合機1に蓄積したポーリングBOXの画像を、ステップS1101で特定した顧客FAXに対して送信するように指示する。こうして新規に作成された、その顧客用の注文書フォームデータを、その顧客に送信することができる。
【0068】
ここでは、PC2は複合機1の保存文書に対してFAX送信を行うように指示し、このFAX送信指示は、FAX送信制御信号と保存文書の指定信号と相手先のFAX番号とを複合機1に通知することにより行われる。このとき、この制御信号を受けた複合機1は、ROM102に記憶されている不図示のリモートFAX通信指示プログラムをCPU101が実行することにより、この機能を実現する。尚、ここではPC2は、ポーリングBOXの画像とは別に用意した画像データを、FAX送信制御信号と相手先のFAX番号とともに複合機1に転送しても良い。
【0069】
またステップS1113で、顧客FAXに転送する新規の顧客別注文書フォームの描画データには、「今後、このフォームに変更されます」などの注意を促す定型文を挿入するために、ステップS1110の描画データの作成及びステップS1111のラスタライズ処理を再実行して、所定の場所に定型文を合成した画像を作成するようにしても良い。このような注意文を挿入しておくことで、顧客に対して意図が伝わりやすく、よりユーザフレンドリなシステムを提供することが可能である。
【0070】
尚、本実施の形態1によれば、注文情報が記述されていない注文書の画像データを受信した場合には、その顧客用の新規の注文書フォームデータの作成処理を行ったが、他の手段により、その作成処理を指示するようにしても構わない。例えば、機種が限定されることになるが、ITU−TのT.30勧告の非標準手順(NSF/NSS)を用いて、自社モード(独自モード)により顧客別の注文書作成要求信号を送受信する仕組みを提供することで、前述の顧客別の注文書の作成処理を実行することも可能である。また、複合機1の記憶部109或いはRAM103などに注文書作成要求信号を検出するためのアプリケーションを起動状態で常駐させておき、各種プロトコルを用いて通信情報に含ませた注文書送信要求信号を受け付けるようにしても実現できる。例えば、ステップS501、ステップS502において通常のFAX着信を検出しているが、これを通常の通話着信かFAX着信かを判定するようにして、通話着信の場合には、音声応答で「注文書が欲しい方は顧客コードを入力した後に#キーをおしてください」などの案内を行い、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)で入力された顧客コードを判別してステップS507以降の指定された顧客に対する格納注文書画像データをFAXプロトコルを開始(CNGの送信)してFAX送信処理することでも実現できる。
【0071】
[実施の形態2]
図14は、本発明の実施の形態2に係る注文管理システムの動作を示すものであり、実施の形態1において説明した図11の処理動作による顧客別注文書作成の変形例である。よって、図11の処理と共通するステップには同じ番号を付し、その説明を省略する。ここでは特に、前述の顧客別注文書の作成処理で既に作成されて登録されている顧客用の注文書を、その顧客の指示に基づいて変更することができるようにしている。ここでは前述の実施の形態1の図6のフローチャートで説明したように、注文情報(商品コードとそれに対する数量の記載)のない顧客別注文書、又は汎用の注文書を受信した場合に、PC2のCPU201の制御の下に、図14に示す処理動作が実行される。
【0072】
まずステップS1401において、顧客別注文書であるかどうかを判定する。この判定方法は、前述の実施の形態1で説明した図6のステップS606の処理と同様である。このステップS1401で、顧客別注文書フォームでないと判定した場合は、新規の顧客別注文書フォームを作成するためにステップS1101に進み、図11を参照して前述した処理を実行する。これらの処理は、図11を参照して実施の形態1で説明した通りである。
【0073】
ステップS1401で、顧客別注文書の作成指示であった場合はステップS1402に進み、ステップS608で注文情報を確認した際の商品コード情報(対応する数量がない)が記載されていたか否かを判定する。顧客別注文書でプレプリントされた商品コードは、ステップS607での認識対象領域ではないため、ここでは判定対象とならない。ステップS1402で、商品コードが記載されていなかった場合、或いは商品コードが記載されていても数量が記載されていなかった場合はステップS1101に進み、顧客別注文書の再発行処理を行う。
【0074】
一方、ステップS1402で、その注文書に商品コードが記載されていた場合はステップS1403に進み、その顧客用の注文書の顧客IDを取得する。この顧客IDは、ステップS606で認識済みのものを取得することになる。そしてステップS1404に進み、ステップS1402で取得した顧客IDに対する顧客用注文書データを参照する。次にステップS1405に進み、ステップS1402調べた商品コードと同一の商品コードが、現時点での、その顧客用の注文書データに存在しているかを判定する。もしステップS1405において同一の商品コードが存在していれば、その顧客からの、その商品コードの削除指示と判断してステップS1406に進み、保存されているその顧客用の注文書データから当該商品コードとその商品名を削除する。
【0075】
一方、ステップS1405で、同一の商品コードが存在していなければ、その顧客からのプレプリントする商品名(商品コード)の追加要求と判定して、まずステップS1407に進み、前述のステップS1402で調べた商品コード(商品名)の数と、現在、その顧客用の注文書データの商品数にその商品名を加えた場合に、ステップS1104で説明したプレプリント商品数の規定数を越えるかどうかを判定する。越えない場合はステップS1408に進み、売上受注データベース402から、ステップS1402で調べた商品コードに対応する商品名を抽出し、その顧客用の注文書データに、当該商品コードと対応の商品名を追加する。尚、売上受注データベース402をリレーショナルデータベースで構成して、商品コードと商品名の対応データを格納するデータベースをその一部として有している構成としても良い。
【0076】
一方ステップS1407で、その商品を追加すると、注文書に記載する商品数が規定数を超える場合はステップS1409に進み、現在、その顧客用の注文書データに存在している商品コード及びその商品名からなるデータと、ステップS1402で調べた商品コード及びその対応する商品名からなるデータとを入れ替える。ここでのデータ入れ替え処理に関しても、プレプリントする商品名(商品コード)の数が規定数以下になるように調整されることが必要である。
【0077】
尚、これ以外にも、最も最近発注されていない商品コードを削除して、代わりにその新たな商品コードを追加するようにしてもよく、最も発注量の少ない商品コードと入れ替えるようにしても良い。
【0078】
また、上記実施の形態1及び2においては、PC2において顧客管理プログラム401、認識処理及びデータ修正処理プログラム403、注文書作成プログラム404を実行するようにしたが、本発明はこれに限るものではない。
【0079】
例えば、図15に示すように、2台のPC2及びPC5と複合機1とが通信可能な状態にする態様も考えられる。例えば、PC2には汎用の販売管理用プログラム401と売上受注データベース402を設けた従来の販売管理専用機とする。そしてPC5は、同一の売上受注データベース402を構築し更に、認識処理及びデータ修正処理プログラム403、注文書作成プログラム404、注文書フォーマットデータ405、顧客別注文書フォーム406、顧客別管理情報407を備える構成としても良い。この場合、各装置が行う機能としては、複合機1は、PC5の特定のホルダにファクシミリ文書を転送し、PC5は注文書フォーマットデータをPC2の販売管理プログラムへ渡し、更に顧客別の注文書フォーマットを作成して複合機1へ転送することになる。
【0080】
[実施の形態3]
前述の実施の形態では、複合機1とPC2とにより本実施の形態に係る注文書作成装置を構成したが、本発明はこれに限定されるものでなく、単一の装置により構成することもできる。
【0081】
図16は、本発明の実施の形態3に係る構成を説明するブロック図で、ここでは通信網4に接続された注文書作成装置1600で示されている。
【0082】
この装置1600の各部の構成において、前述した部分と共通する部分は同じ記号で示し、その説明を省略している。
【0083】
ここでは通信部105aは、複合機1に設けられている通信部105と基本的に同じであるが、通信網4とのインターフェースだけを有している点が異なっている。またアプリケーションプログラム410は、図4に示す販売管理用プログラム401,売上受注データベース402、認識処理及びデータ修正処理プログラム403、注文書作成プログラム404等を含んでいる。制御部1610は、CPU1611,ROM1612,アプリケーションプログラムの実行時に、アプリケーション410からダウンロードされたCPU1610のプログラム等を格納するとともに、CPU1611の動作実行時にワークエリアとして使用されるRAM1613を備えている。この制御部1610の動作は、基本的には前述の複合機1及びPC2のCPU201による制御動作を合わせたものであるため、その詳細な動作説明は省略する。
【0084】
[その他の実施の形態]
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0085】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0086】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0087】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0088】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、顧客に対応したフォーマットの注文書の作成を行い、このフォーマットに対応する文字認識領域を設定することで、受信した注文書の画像に対して効率良く文字認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受注管理システムの構成を説明する図である。
【図2】本実施の形態に係る複合機の構成例を説明するブロック図である。
【図3】本実施の形態に係るPCの構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に係るPCで管理されている外部メモリの構成を説明する図である。
【図5】本実施の形態に係る受注管理システムの複合機とPCとにおける処理を説明するフローチャートである。
【図6】図5のステップS513の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】一般的な注文書のフォーマット例を示す図である。
【図8】特定の顧客用の注文書のフォーマット例を示す図である。
【図9A】、
【図9B】顧客用の注文書のフォーマット例を示す図である。
【図10】本実施の形態に係るPCにおける認識結果の表示例及びその修正用画面の一例を示す図である。
【図11】図6のステップS614の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図12】本実施の形態に係る売上受注データベースのデータの一例を示す図である。
【図13】本実施の形態に係る顧客別管理情報のデータの一例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る、図6のステップS614の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態2に係る受注管理システムの構成を説明する図である。
【図16】本発明の他の実施の形態に係る構成を説明する図である。
Claims (7)
- 顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理装置であって、
顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成手段と、
注文書データを受信する注文書データ受信手段と、
前記注文書データ受信手段によって受信した注文書データが前記注文書フォーム作成手段で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定手段と、
前記注文書判定手段により前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識手段と、
前記注文書判定手段により前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識手段と、
を有することを特徴とする注文管理装置。 - 顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理システムであって、
顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する注文情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した前記商品情報を注文書フォームに挿入して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成手段と、
注文書データを受信する注文書データ受信手段と、
前記注文書データ受信手段によって受信した注文書データが前記注文書フォーム作成手段で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを前記注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定手段と、
前記注文書判定手段により前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識手段と、
前記注文書判定手段により前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、当該汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識手段と、
を有することを特徴とする注文管理システム。 - 前記注文書フォーム作成手段で作成された顧客毎の注文書フォームをポーリング受信するためのポーリング受信要求か否かを判定するポーリング受信要求判定手段と、
前記ポーリング受信要求判定手段でポーリング受信要求であると判定した場合、前記顧客毎の注文書フォームを前記ポーリング受信要求のあったファックス端末へファックス送 信するファックス送信手段とを更に有することを特徴とする請求項2に記載の注文管理システム。 - 前記注文書フォーム作成手段で作成された顧客毎の注文書フォームを顧客毎のポーリングボックスに格納するポーリングボックス格納手段を更に有することを特徴とする請求項2又は3に記載の注文管理システム。
- 抽出手段、注文書フォーム作成手段、注文書データ受信手段、注文書判定手段、顧客注文書フォーム文字認識手段及び汎用注文書フォーム文字認識手段を有し、顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理装置の処理方法であって、
前記抽出手段が、顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出工程と、
前記注文書フォーム作成手段が、前記抽出工程で抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成工程と、
前記注文書データ受信手段が、注文書データを受信する注文書データ受信工程と、
前記注文書判定手段が、前記注文書データ受信工程で受信した注文書データが前記注文書フォーム作成工程で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定工程と、
前記顧客注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識工程と、
前記汎用注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識工程と、
を実行することを特徴とする注文管理装置の処理方法。 - 抽出手段、注文書フォーム作成手段、注文書データ受信手段、注文書判定手段、顧客注文書フォーム文字認識手段及び汎用注文書フォーム文字認識手段を有し、顧客のファックス端末から受信した注文書データから注文情報を取得する注文管理システムの処理方法であって、
前記抽出手段が、顧客毎に記憶されている商品情報と注文数量を含む注文情報の中から顧客毎に所定の条件を満足する商品情報を抽出する抽出工程と、
前記注文書フォーム作成手段が、前記抽出工程で抽出した前記商品情報を注文書フォームに登録して、顧客毎の注文書フォームを作成する注文書フォーム作成工程と、
前記注文書データ受信手段が、注文書データを受信する注文書データ受信工程と、
前記注文書判定手段が、前記注文書データ受信工程で受信した注文書データが前記注文書フォーム作成工程で作成した顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであるか、汎用の注文書フォームを用いた注文書データであるかを注文書データに記入されている識別情報に従って判定する注文書判定工程と、
前記顧客注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記顧客毎の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、予め商品情報が入力されていない領域に対して設定された認識領域を用いて、予め入力されている商品情報を除く商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する顧客注文書フォーム文字認識工程と、
前記汎用注文書フォーム文字認識手段が、前記注文書判定工程で前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データであると判定された場合に、前記汎用の注文書フォームを用いた注文書データを文字認識するための、顧客が入力する領域に対して設定された認識領域を用いて、商品情報及び注文数量を示す文字を文字認識する汎用注文書フォーム文字認識工程と、
を実行することを特徴とする注文管理システムの処理方法。 - 請求項5又は6に記載の処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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