JP4181844B2

JP4181844B2 - Structure of security thumb turn

Info

Publication number: JP4181844B2
Application number: JP2002303816A
Authority: JP
Inventors: 章片山; 幹男兵道; 学森
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2002-10-18
Filing date: 2002-10-18
Publication date: 2008-11-19
Anticipated expiration: 2022-10-18
Also published as: JP2004137769A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の施解錠操作に用いられる防犯サムターンの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば扉に設けられる施錠装置は、屋外側に表出させたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵（キー）を挿入して回動操作することにより、扉の木口より進退させたデッドボルトを扉枠に設けたストライクに係合・係合解除して施解錠を行うとともに、屋内側からは、サムターンの摘みを回動操作するのみで、デッドボルトを進退させて、扉の施解錠を簡便に行えるようにしている。
【０００３】
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって開けた小さな穴から針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば下記特許文献１に開示されるサムターン用防犯カバーがある。
【０００４】
この防犯カバー１は、図７，図８に示すように、サムターン２が嵌入する嵌入孔３が形成されているとともに、回転時に円状軌跡２ｂを描くサムターン２の外面２ａを覆う部分が、円状軌跡に沿う円形状に形成されている。そして、嵌入孔３内に螺入してサムターン２の側面に当接し、両側から挟持するセットスクリュー４，４が設けられている。
このような構成からなる防犯カバー１は、嵌入孔３にサムターン２を挿入することで、サムターン２に防犯カバー１を覆うように被せる。その後セットスクリュー４，４を螺入させて締め付けることで、防犯カバー１をサムターン２に固定する。従って、サムターン２に被せた防犯カバー１によって、針金等を係止させて回転させることが難しくなる。
【０００５】
また、上記した防犯カバーの別態様として、図９に示すように、防犯カバー１を、取付部５及び本体部６から構成したものが開示されている。取付部５は、上記の防犯カバー１の外形を手での操作が容易となるように形成し、本体部６が係止する係止突部５ａを設けている。取付部５は、サムターン２に被せた状態で、サムターン２を容易に回転させることができる。また、本体部６は、係止突部５ａに係止可能な係止部６ａを有している。このようにすることで、係止作業という簡単な作業で、防犯カバー１の着脱が行える。さらに係止部６ａで本体部６が空転することにより、針金等を係止させて回転させることが不可能となる。
【０００６】
さらに、上記した防犯カバーの別態様として、図１０に示すように、係止部６ａ内に、係止突部５ａとの間にバネ部材８を設け、本体部６側の外周縁に複数の係合凹部５ｂと、この係合凹部５ｂに係合可能な係合凸部６ｂとを設けたものが開示されている。
このような構成とすれば、本体部６を常に取り付けたままとしておくことができる。すなわち、常時は係止突部５ａと係止部６ａとで本体部６が空転し、サムターン２を回転させたいときは、本体部６を手で押圧し、係合凸部６ｂを取付部５の係合凹部５ｂに係合させ、この係合状態のまま本体部６を回転させることにより、サムターン２を回転させることができた。
【０００７】
【特許文献１】
実公平４−４０３６２号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図７，図８に示された防犯カバーは、外形が円筒体形状であるため、サムターンに被せた場合、本来小判形状であることからその回転位置によって視認できたサムターンの施錠状態又は非施錠状態を視認不能にしてしまい、施解錠の操作性を低下させる問題があった。
【０００９】
また、図９に示された防犯カバーは、サムターンを回転操作可能にする取付部と、この取付部に対し空転しかつ着脱可能となる本体部とから構成されており、簡素な係止構造であることから、取付部に対して本体部が簡単に引き抜けてしまう欠点があった。
【００１０】
さらに、図１０に示された防犯カバーは、本体部を常に取り付けたままとできるが、サムターンの回転操作時には本体部を手で押圧しながら回転させなければならないため、操作性を低下させた。
【００１１】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、針金や棒等によるサムターンの回転を阻止できるとともに、従来同様の回転のみによる操作を可能とし、かつ、サムターンの不使用時には、回転操作を不可能とする防犯サムターンの構造を提供し、もって、防犯性、操作性の向上を図ることにある。また、その第二の目的は、サムターンの回転位置が容易に視認できる防犯サムターンの構造を提供し、もって、操作性の向上を図ることにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項１記載の防犯サムターンの構造は、扉２５の屋内面２５ａに取り付けられた既存サムターン２３の摘み３１を覆う防犯サムターンの構造であって、
前記摘み３１を挿入する嵌入穴５１ａを後面５１ｂに有し該嵌入穴５１ａに挿入した前記摘み３１を固着手段５３によって固定して前記摘み３１を包囲して被着される回動円板５１と、
該回動円板５１の前面５１ｃに取り付け固定され前端面にフランジ部５５ａを有した止軸５５と、
湾曲面５７ａの凹状内面で前記回動円板５１を前面５１ｃから覆う碗状に形成され前記止軸５５に回動自在に支持されるとともに前記フランジ部５５ａによって前記止軸５５からの抜脱が規制され且つ前記回動円板５１の周縁５１ｋを表出させる窓部５７ｂを有した空転部材５７と、
前記回動円板５１とともに前記空転部材５７の前面から外周を覆う碗状に形成され、係脱機構７１を介して前記空転部材５７に脱着自在に取り付けられるカバー部材６９と、
を具備したことを特徴とする。
【００１３】
この防犯サムターンの構造では、既存サムターン２３の摘み３１が回動円板５１によって覆われ、また、回動円板５１には、回動円板５１の一部を表出する空転部材５７が被される。さらにこれら回動円板５１と空転部材５７とはカバー部材６９にてその外周を覆われることとなる。従って、針金や棒等を用いても、カバー部材６９の表面を滑ることとなり、また、カバー部材６９が空転部材５７とともに空回りし、摘み３１への回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作を行うには、係脱機構７１を操作し、空転部材５７からカバー部材６９を取り外し、空転部材５７とともに窓部５７ｂから表出した回動円板５１を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。なお、サムターンの操作終了後、カバー部材６９は空転部材５７に取り付けられる。
【００１４】
請求項２記載の防犯サムターンの構造は、請求項１記載の防犯サムターンの構造において、
前記止軸５５の先端面に、回転位置表示手段５５ｄが設けられたことを特徴とする。
【００１５】
この防犯サムターンの構造では、回動円板５１に覆われることで視認できなくなった摘み３１の回転位置が、回転位置表示手段５５ｄを介して知ることができ、カバー部材６９を外した状態でのサムターン操作時における施錠及び解除の操作性が向上する。
【００１６】
請求項３記載の防犯サムターンの構造は、扉２５の屋内面２５ａに位置し、錠機構部内に回動操作力を入力するサムターン軸８３を備える防犯サムターンの構造であって、
前記サムターン軸８３に設けられ、該サムターン軸８３とともに回動する略フランジ状の回動円板８５と、
該回動円板８５の前面及び後面に配置され、該回動円板８５を挟んで連結されて、前記サムターン軸８３に回動自在に支持されるとともに、前記回動円板８５の周縁８５ａを表出させる窓部８７ａを有した空転部材８７と、
前記回動円板８５とともに前記空転部材８７の前面から外周を覆う碗状に形成され、係脱機構７１を介して前記空転部材８７に脱着自在に取り付けられるカバー部材６９と、
を具備したことを特徴とする。
【００１７】
この防犯サムターンの構造では、サムターン軸８３に回動円板８５が設けられ、この回動円板８５には、回動円板８５の一部を表出する空転部材８７が被される。さらにこれら回動円板８５と空転部材８７とはカバー部材６９にてその外周を覆われることとなる。従って、針金や棒等を用いても、カバー部材６９の表面を滑り、また、カバー部材６９が空転部材８７とともに空回りすることとなり、サムターン軸８３への回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作を行うには、係脱機構７１を操作し、空転部材８７からカバー部材６９を取り外し、空転部材８７とともに窓部８７ａから表出した回動円板８５を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。なお、サムターンの操作終了後、カバー部材６９は空転部材８７に取り付けられる。
【００１８】
請求項４記載の防犯サムターンの構造は、請求項３記載の防犯サムターンの構造において、
前記サムターン軸８３の先端面に、回転位置表示手段８４が設けられたことを特徴とする。
【００１９】
この防犯サムターンの構造では、サムターン軸８３の回転位置が、回転位置表示手段８４を介して知ることができ、カバー部材６９を外した状態でのサムターン操作時における施錠及び解除の操作性が向上する。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防犯サムターンの構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に説明する防犯サムターンの構造では、扉の屋内面に既に配設されている既存サムターンに対して、防犯サムターンを構成させる例として説明する。
図１は本発明に係る防犯サムターンの構造を既存サムターンとともに表した縦断面図、図２は図１に示した防犯サムターンの構造の分解斜視図である。
【００２１】
まず、本実施の形態による防犯サムターンの構造の説明に先立ち、防犯サムターン２１によって覆われることとなる既存サムターン２３について説明する。
図１に示すように、扉２５には図示しない錠箱が設けられ、この錠箱にはラッチボルト，デッドボルト，及びこれらを扉２５の木口から進退させる錠箱機構部を内設している。
扉２５は屋内側の面である屋内面２５ａに既存サムターン２３を突設している。上記した錠箱のデッドボルトは、扉２５の屋外側の面に設けたシリンダー錠をキーによって、又はこの既存サムターン２３の摘み３１を回動することによって扉２５の木口から進退可能となる。
【００２２】
既存サムターン２３は、筒状支持部２７と、筒状支持部２７に嵌挿されるサムターン軸２９と、サムターン軸２９と相対回転不能に連結、若しくはこのサムターン軸２９と一体に形成される摘み３１と、筒状支持部２７の先端部に外嵌される飾り筒３３と、飾り筒３３に外嵌され、筒状支持部２７に外挿されたコイルバネ３５によって屋内面２５ａに押付けられる略円錐形状の化粧リング３７とを主要な構成部材として有している。
【００２３】
筒状支持部２７は、略円筒形に形成されている。筒状支持部２７の後端部２７ａには、軸線に直交方向の一対の凸部３９，３９が外周の上下に設けられている。これら凸部３９，３９には固定穴４１が形成されている。筒状支持部２７の後端部は、屋内面２５ａに穿設した挿入穴２５ｂに挿入され、扉２５内に設けた図示しない錠箱にこの固定穴４１を介して固定される。これにより、筒状支持部２７は、錠箱に回動不能に固定され、この錠箱を介して扉２５の屋内面２５ａ側に固設されることになる。
【００２４】
筒状支持部２７の先端は、屋内面２５ａより突出し、その外周には、先端側を切除した略円錐状の化粧リング３７を、先端部が筒状支持部２７の先端となるように取り付けている。また、筒状支持部２７の先端には、飾り筒３３が設けられ、筒状支持部２７の先端面を覆っている。
【００２５】
サムターン軸２９は、基端部が断面十字形状の入力部４３となり、この入力部４３が図示しない錠箱機構部の入力軸に相対回転不能に嵌入される。サムターン軸２９は、筒状支持部２７に挿通支持され、図示しないＥリングなどの移動規制部材が取り付けられて、筒状支持部２７に対して抜脱が規制され、回動自在に支持される。サムターン軸２９の先端部は、飾り筒３３の先端面から突出する摘み３１に相対回転不能に連結される。従って、既存サムターン２３は、摘み３１が回動されることで、サムターン軸２９を介して入力部４３により錠箱機構部内が操作され、デッドボルトが扉２５の木口から進退するようになっている。
【００２６】
本実施の形態による防犯サムターン２１は、この既存サムターン２３に取り付けることができる。
防犯サムターン２１は、摘み３１を挿入する嵌入穴５１ａを後面５１ｂに有し嵌入穴５１ａに挿入した摘み３１を固着手段５３によって固定して摘み３１を包囲して被着される回動円板５１と、回動円板５１の前面５１ｃに取り付け固定され前端面にフランジ部５５ａを有した止軸５５と、湾曲面５７ａの反対側の面となる凹状内面で回動円板５１を前面５１ｃから覆う碗状に形成され止軸５５に回動自在に支持されるとともにフランジ部５５ａによって止軸５５からの抜脱が規制され、かつ回動円板５１の周縁５１ｋを表出させる窓部５７ｂを有した空転部材５７と、回動円板５１とともに空転部材５７の前面から外周を覆う碗状に形成され、係脱機構７１を介して空転部材５７に脱着自在に取り付けられるカバー部材６９とを備えている。
【００２７】
回動円板５１は、後面５１ｂ側の大径部５１ｄの前面に、小径部５１ｅを同軸上に形成することで、段部５１ｆを有している。大径部５１ｄの側面には半径方向に固着手段５３であるネジ孔５１ｇが形成され、ネジ孔５１ｇは嵌入穴５１ａに通じている。このネジ孔５１ｇには固着手段５３である固定用ネジ６１が螺合される。すなわち、回動円板５１は、嵌入穴５１ａに摘み３１を挿入し、ネジ孔５１ｇに螺合した固定用ネジ６１を締め付けることで、固定用ネジ６１の先端を摘み３１に圧接して摘み３１に取り付け固定できるようになっている。つまり、回動円板５１は、摘み３１と一体回転するように取り付けられる。
【００２８】
回動円板５１の前面５１ｃ略中央には凹部５１ｈが形成され、凹部５１ｈには止軸５５の基端５５ｂが嵌入される。また、回動円板５１の後面５１ｂから凹部５１ｈには固定穴５１ｊが貫通し穿設されている。一方、止軸５５にはネジ孔５５ｃが軸線方向に形成されている。止軸５５は、この固定穴５１ｊに挿通したビス５２を止軸５５のネジ孔５５ｃに螺合することで、基端５５ｂを凹部５１ｈに嵌合して取り付け固定される。
【００２９】
この止軸５５のフランジ部５５ａには回転位置表示手段５５ｄが設けられている。回転位置表示手段５５ｄは、微小な凹凸による標示、印刷や刻印、あるいは部分的な着色による色分け等とされている。例えば、図２に示すように、解錠時では回転位置表示手段５５ｄは縦長状とされており、施錠する場合、時計回り方向に回動円板５１を９０度回転させると、横長状となり、解錠時と施錠時とが識別可能となっている。
【００３０】
空転部材５７は、中央部に止軸５５の挿通される貫通穴６３を有している。空転部材５７は、碗部５７ｃの湾曲面５７ａから突出して、貫通穴６３から曲面に沿って放射状に延在する複数、本実施の形態では４つの凸条部６５を有している。凸条部６５は、碗部５７ｃの裾から延出している。
【００３１】
空転部材５７の凸条部６５は、回動円板５１の大径部５１ｄの外側となり、延出先端を、化粧リング３７の周囲に配置する。凸条部６５の碗部５７ｃの内側には段部６５ａが形成されている。この段部６５ａは、回動円板５１の段部５１ｆと組み合わさるようになっている。この状態で、空転部材５７は止軸５５に対して回転自在となる。従って、空転部材５７は、回動円板５１に対して相対回転自在に保持される。空転部材５７は、凸条部６５同士の間隙が窓部５７ｂとなっている。この窓部５７ｂからは、回動円板５１の周縁５１ｋが表出するようになっている。
なお、空転部材５７の凸条部６５の外側面には、後述する係脱機構７１に係る凹溝６７が形成される。この実施の形態では、４つの凸条部６５のうち対向位置となる２つにそれぞれ形成されるが、各凸条部６５に形成されても良い。
【００３２】
従って、回動円板５１には回動円板５１と止軸５５とが組み付けられ、回動円板５１が固着手段５３によって摘み３１に取り付け固定されることになる。
【００３３】
カバー部材６９は、図２に示すように、外周面の形状が、好ましくは曲面で形成されており、また内周面には空転部材５７の各凸条部６５が嵌入される凹条６９ａが形成される。カバー部材６９の基端側の外周面に略蒲鉾状の一対の突条７０が軸線方向に沿って突出形成されている。各突条７０は、中心軸線に対し１８０度の位置である互いに外方向となる位置に形成される。また、各突条７０を直交して、外周面には周方向に沿って取付溝７２がそれぞれ形成されている。各突条７０には、軸線方向である長手方向に挿入孔７０ａが形成される。各取付溝７２には、カバー部材６９の側壁を貫通する透孔７３が穿設される。そして、これら取付溝７２には、それぞれ係脱機構としてのストッパ部材７１が配設される。
【００３４】
各ストッパ部材７１は、図２，３に示すように、中途に軸孔７１ａが穿設され、先端に係止爪７１ｂを有している。また、このストッパ部材７１には中途から斜めに延設される付勢部７１ｃを有している。このストッパ部材７１は、カバー部材６９の取付溝７２内に、係止爪７１ｂ及び付勢部７１ｃが位置し、取付溝底部に付勢部７１ｃが当接状態で配設され、軸孔７１ａを貫通して突条７０の挿入孔７０ａに挿着されるピン７５にて揺動自在に取り付けられる。ストッパ部材７１は、図３に示すように、基端の操作部７１ｄが、カバー部材６９の外側面より突出する。なお、このストッパ部材７１は、可撓性を有するポリアセタール樹脂などで構成される。
【００３５】
従って、このカバー部材６９は、回動円板５１とともに空転部材５７の前面から外周を覆うように取り付けられ、各ストッパ部材７１の係止爪７１ｂが、空転部材５７の凸条部６５の凹溝６７に嵌入し、カバー部材６９と空転部材５７とが略一体となって、防犯サムターン２１全体が摘み３１に取り付けられる。
【００３６】
次に本実施の形態の動作について説明する。
まず、屋内側から施錠する場合について説明する。
操作者は、カバー部材６９を取り外す。図４に示すように、カバー部材６９の外側面から突出している各ストッパ部材７１の操作部７１ｄを同時に、それぞれの付勢部７１ｃの付勢力に抗して揺動させる。そして、係止爪７１ｂを凹溝６７から後退させ互いの係合状態を解き、そのままカバー部材６９とともに空転部材５７から引き離し取り外す。
【００３７】
次に、操作者は、窓部５７ｂから表出している回動円板５１の周縁５１ｋを摘む。このとき、摘んだ手指は、空転部材５７も同時に摘むこととなっても良い。
【００３８】
摘んだ手を捻って回動円板５１を例えば時計回りに回転させると、摘み３１もそれに伴って回動する。そして、例えば９０度回動されると、サムターン軸２９の入力部４３により錠箱機構部内が操作され、デッドボルトが扉２５の木口に進出する。
【００３９】
これにより屋内側から扉２５が施錠される。このとき、止軸５５のフランジ部５５ａの回転位置表示手段５５ｄは横長になっており、屋内側から施錠されていることが視認される。
【００４０】
なお、回動円板５１の周縁５１ｋを摘んだ指が回動円板５１の回動に伴って凸条部６５の側部に当接し、これによって、空転部材５７は回動円板５１と同方向に回転する。
【００４１】
施錠操作を終えたら、カバー部材６９を取り付ける。この取り付けは、カバー部材６９を各ストッパ部材７１の位置にて摘んだ状態が好ましく、これらストッパ部材７１の各係止爪７１ｂを空転部材５７の凹溝６７に嵌合させることで行う。
【００４２】
次に、施錠状態から解掟するときは、上記施錠状態と同様に、まず、カバー部材６９を取り外す。すなわち、カバー部材６９の外側面から突出している各ストッパ部材７１を同時に、それぞれの付勢部７１ｃの付勢力に抗して揺動させる。そして、係止爪７１ｂを凹溝６７から後退させ互いの係合状態を解き、そのままカバー部材６９とともに空転部材５７から引き離し取り外す。
【００４３】
次に、凸条部６５の間である窓部５７ｂより表出している回動円板５１の周縁５１ｋを摘む。回動円板５１を反時計回り方向に回転させると、サムターン軸２９もそれに伴って回転する。回動円板５１が９０度回動されると、サムターン軸２９の入力部４３により錠箱機構部内が操作され、扉２５の木口に進出しているデットボルトが扉２５の木口から後退させられる。
【００４４】
これにより屋内側から扉２５が解錠される。このとき、凸条部６５のフランジ部５５ａの回転位置表示手段５５ｄは縦長になっており、屋内側から解錠されていることが視認される。
【００４５】
解錠操作を終えたら、カバー部材６９を取り付ける。この取り付けは、カバー部材６９を各ストッパ部材７１の位置にて摘んだ状態が好ましく、これらストッパ部材７１の各係止爪７１ｂを空転部材５７の凹溝６７に嵌合させることで行う。
【００４６】
また、施錠時において、扉２５等に設けられた小窓を割り、或いは扉２５と扉枠の隙間から針金を差し入れて、外部より防犯サムターン２１を不正に操作しようとする場合、針金等の先端は、カバー部材６９の表面を滑ることとなり、すなわち、針金等にて回転操作を行おうとしてもそのような操作を不能とする。ここで、カバー部材６９の外側面より突出しているストッパ部材７１に針金等が引っ掛かったとしても、カバー部材６９は空転部材５７とともに回転し、不正操作を不可能とし、すなわち、不正解錠を防止することができる。
【００４７】
もし、カバー部材６９が取り付けられていなくとも、上記のような不正な操作にて、針金が凸条部６５に係止されようとしても、空転部材５７自身が止軸５５に対して回転自在であるため、空転部材５７が空転するのみであり、止軸５５及び摘み３１を回動させることができず、デッドボルトも進退しないこととなる。従って、不正解錠を防止することができる。
【００４８】
このように、上記の防犯サムターン２１によれば、既存サムターン２３の摘み３１が回動円板５１によって覆われ、また、回動円板５１には、回動円板５１の一部を表出する空転部材５７が被される。さらにこれら回動円板５１と空転部材５７とはカバー部材６９にてその外周を覆われることとなる。従って、針金や棒等を用いても、カバー部材６９の表面を滑ることとなり、また、カバー部材６９が空転部材５７とともに空回りし、摘み３１への回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作を行うには、ストッパ部材７１を操作し、空転部材５７からカバー部材６９を取り外し、空転部材５７とともに窓部５７ｂから表出した回動円板５１を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【００４９】
そして、サムターンの操作時には、回動円板５１の外側に空転部材５７を配設するので、空転部材５７とともに、窓部５７ｂから表出した回動円板５１を摘むことができ、回動円板５１のみを摘む場合に比べて、指が滑り難くなり、またこの回動操作により空転部材５７が回動円板５１とともに回動することから、操作者の操作感を得られ、操作性を良好にすることができる。
【００５０】
また、回動円板５１に覆われることで視認できなくなった摘み３１の回転位置が、回転位置表示手段５５ｄを介して知ることができ、操作性を向上させることができる。
【００５１】
なお、上述した実施の形態では、既設のサムターンである既存サムターン２３に対して後付けを行うことで防犯性を得る防犯サムターンの構造について説明したが、予め防犯構造とされるサムターンであっても上記同様の効果を得られるものである。
すなわち、図５，６に示すように、錠機構部内に回動操作力を入力するサムターン軸８３を備え、このサムターン軸８３に、上記と同様の、回動円板８５と空転部材８７を設けるとともに、これら回動円板８５と空転部材８７とを覆うカバー部材６９を構成した構造としてもよい。
【００５２】
この防犯サムターンの構造によれば、サムターン軸８３に回動円板８５が設けられ、この回動円板８５には、回動円板８５の一部を表出する空転部材８７が被される。さらにこれら回動円板８５と空転部材８７とはカバー部材６９にてその外周を覆われることとなる。従って、針金や棒等を用いても、カバー部材６９の表面を滑り、また、カバー部材６９は空転部材８７とともに空回りすることとなり、サムターン軸８３への回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作を行うには、係脱機構７１を操作し、空転部材８７からカバー部材６９を取り外し、空転部材８７とともに窓部８７ａから表出した回動円板８５の周縁８５ａを摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。なお、サムターンの操作終了後、カバー部材６９は空転部材８７に取り付けられる。
【００５３】
また、この防犯サムターンの構造において、サムターン軸８３の先端面に、回転位置表示手段８４が設けられることが好ましく、この防犯サムターンの構造によれば、サムターン軸８３の回転位置が、回転位置表示手段８４を介して知ることができ、カバー部材６９を外した状態でのサムターン操作時における施錠及び解除の操作性が向上する。
【００５４】
なお、上述した各実施の形態では、凸条部６５を周方向に４つ形成することとしたが、４つに限定されることはなく、例えば、１個〜３個であってもよく、また５個以上であってもよい。この場合、凸条部６５同士の間隔は、回動円板５１が指に摘まれて回動操作可能となる程度の間隔であればよい。
【００５５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項１記載の防犯サムターンの構造によれば、既存サムターンの摘みが回動円板によって覆われ、また、回動円板には、回動円板の一部を表出する空転部材が被され、さらにこれら回動円板と空転部材とはカバー部材にてその外周を覆われることとなるので、針金や棒等を用いて不正な解錠操作を行おうとしても、針金等はカバー部材の表面を滑ることとなり、また、カバー部材が空転部材とともに空回りし、摘みへの回転力を伝達せず、阻止することができる。そして、サムターンの操作を行うには、係脱機構を操作し、空転部材からカバー部材を取り外し、空転部材とともに窓部から表出した回動円板を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。なお、サムターンの操作を終え、使用しないこととなれば、カバー部材にて覆われることとなり、上記のような不正な操作に対し、それを阻止するものとなり、不正解錠が不可能となる。
【００５６】
請求項２記載の防犯サムターンの構造によれば、回動円板に覆われることで視認できなくなった摘みの回転位置が、回転位置表示手段を介して知ることができ、カバー部材を外した状態でのサムターン操作時における施錠及び解除の操作性を向上させることができる。
【００５７】
請求項３記載の防犯サムターンの構造によれば、サムターン軸に回動円板が設けられ、この回動円板には、回動円板の一部を表出する空転部材が被され、さらにこれら回動円板と空転部材とはカバー部材にてその外周を覆われることとなるので、針金や棒等を用いて不正な解錠操作を行おうとしても、針金等はカバー部材の表面を滑ることとなり、また、カバー部材が空転部材とともに空回りし、サムターン軸への回転力の入力を阻止することができる。そして、サムターンの操作を行うには、係脱機構を操作し、空転部材からカバー部材を取り外し、空転部材とともに窓部から表出した回動円板を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【００５８】
請求項４記載の防犯サムターンの構造によれば、サムターン軸の回転位置が、回転位置表示手段を介して知ることができ、カバー部材を外した状態でのサムターン操作時における施錠及び解除の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る防犯サムターンを既存サムターンとともに表した縦断面図である。
【図２】図１に示した防犯サムターンの分解斜視図である。
【図３】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】同防犯サムターンの操作状態を示す正面図である。
【図５】他の実施の形態の防犯サムターンの縦断面図である。
【図６】同正面図である。
【図７】従来の防犯カバーの扉への取り付け状態を示す斜視図である。
【図８】図７に示した防犯カバーの内部状態を表す断面図である。
【図９】図７に示した防犯カバーの別態様を表す部分破断側面図である。
【図１０】図７に示した防犯カバーのさらに別態様を表す部分破断側面図である。
【符号の説明】
２１…防犯サムターン
２３…既存サムターン
２５…扉
２５ａ…屋内面
３１…摘み
５１，８５…回動円板
５１ａ…嵌入穴
５１ｂ…後面
５１ｃ…前面
５１ｋ，８５ａ…周縁
５３…固着手段
５５ａ…フランジ部
５５…止軸
５５ｄ，８４…回転位置表示手段
５７，８７…空転部材
５７ａ…湾曲面
５７ｂ，８７ａ…窓部
６９…カバー部材
７１…係脱機構（ストッパ部材）
８３…サムターン軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a security thumb turn used for a door locking / unlocking operation.
[0002]
[Prior art]
For example, a locking device provided on a door can be used to insert a dead key that has been advanced and retracted from the door end of the door by inserting a key into the keyhole of a cylinder lock that is exposed to the outside and turning it. Engage and disengage from the strike provided on the door to lock and unlock the door, and from the indoor side, simply rotate the thumb-turn knob to move the deadbolt forward and backward to easily lock and unlock the door. I am doing so.
[0003]
However, in recent years, unauthorized unlocking has been increasing in which a wire or the like is inserted from a post opening or a small hole opened by a machine tool, and is locked and rotated by a thumb turn that is easy to rotate to unlock the locking device. For example, there is a security cover for thumb turn disclosed in Patent Document 1 described below to prevent the thumb turn from being locked and rotated.
[0004]
As shown in FIGS. 7 and 8, the security cover 1 is formed with a fitting hole 3 into which the thumb turn 2 is fitted, and a portion covering the outer surface 2a of the thumb turn 2 that draws a circular locus 2b during rotation is circular. It is formed in a circular shape along the shape locus. Then, set screws 4 and 4 are provided which are screwed into the fitting holes 3 to come into contact with the side surfaces of the thumb turn 2 and are clamped from both sides.
The security cover 1 having such a configuration is configured such that the thumb turn 2 is covered with the thumb turn 2 by inserting the thumb turn 2 into the insertion hole 3. Thereafter, the security cover 1 is fixed to the thumb turn 2 by screwing the set screws 4 and 4 into place. Therefore, it becomes difficult to lock the wire or the like by the crime prevention cover 1 placed on the thumb turn 2 and rotate it.
[0005]
As another aspect of the above-described crime prevention cover, as shown in FIG. 9, a crime prevention cover 1 configured by an attachment portion 5 and a main body portion 6 is disclosed. The attachment portion 5 is formed so that the outer shape of the crime prevention cover 1 is easily operated by hand, and is provided with a locking projection 5a that the main body portion 6 locks. The mounting portion 5 can easily rotate the thumb turn 2 in a state where it is covered with the thumb turn 2. Moreover, the main-body part 6 has the latching | locking part 6a which can be latched to the latching protrusion 5a. By doing in this way, the crime prevention cover 1 can be attached or detached by a simple operation called a locking operation. Furthermore, when the main body 6 is idled by the locking portion 6a, it becomes impossible to lock and rotate the wire or the like.
[0006]
Furthermore, as another aspect of the above-described crime prevention cover, as shown in FIG. 10, a spring member 8 is provided in the locking portion 6a between the locking protrusion 5a and a plurality of outer peripheral edges on the main body 6 side. The thing provided with the engagement recessed part 5b and the engagement convex part 6b which can be engaged with this engagement recessed part 5b is disclosed.
With such a configuration, the main body 6 can always be left attached. That is, when the main body 6 is idled by the locking projection 5a and the locking portion 6a and the thumb turn 2 is to be rotated at all times, the main body 6 is pressed by hand and the engaging protrusion 6b is attached to the mounting portion 5. The thumb turn 2 could be rotated by engaging with the engaging recess 5b and rotating the main body 6 in this engaged state.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 4-40362 [0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the outer shape of the crime prevention cover shown in FIGS. 7 and 8 is a cylindrical body, when it is put on the thumb turn, it is originally an oval shape, so that the thumb turn can be visually recognized by its rotational position or not. There is a problem that the locked state becomes invisible and the operability of locking and unlocking is lowered.
[0009]
The security cover shown in FIG. 9 is composed of a mounting portion that allows the thumb turn to rotate, and a body portion that is idled and detachable with respect to the mounting portion, and has a simple locking structure. For this reason, there is a drawback that the main body can be easily pulled out of the mounting portion.
[0010]
Furthermore, although the security cover shown in FIG. 10 can always be attached to the main body, it has to be rotated while pressing the main body by hand during the rotation operation of the thumb turn, thus reducing the operability.
[0011]
The present invention has been made in view of the above situation, and the first object thereof is to prevent the rotation of the thumb turn by a wire, a rod, etc., and to enable the operation only by the same rotation as before, and to avoid the use of the thumb turn. In some cases, the structure of a crime prevention thumb turn that makes rotation operation impossible is provided, thereby improving crime prevention and operability. In addition, the second object is to provide a structure of a crime prevention thumb turn in which the rotational position of the thumb turn can be easily recognized, thereby improving operability.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Next, means for solving the above problems will be described with reference to the drawings corresponding to the embodiments.
The structure of the security thumb turn according to claim 1 of the present invention is a structure of the security thumb turn that covers the knob 31 of the existing thumb turn 23 attached to the indoor surface 25a of the door 25,
A rotary disc 51 which has a fitting hole 51a for inserting the knob 31 in the rear surface 51b and is fixed by the fixing means 53 so as to surround the knob 31 and is attached to the knob 51 which is inserted into the fitting hole 51a. ,
A stop shaft 55 attached and fixed to the front surface 51c of the rotating disk 51 and having a flange portion 55a on the front end surface;
It is formed in a bowl shape covering the rotating disc 51 from the front surface 51c with the concave inner surface of the curved surface 57a, and is rotatably supported by the stop shaft 55, and the flange portion 55a restricts removal from the stop shaft 55. And an idling member 57 having a window portion 57b for exposing the peripheral edge 51k of the rotating disc 51;
A cover member 69 which is formed in a bowl shape covering the outer periphery from the front surface of the idling member 57 together with the rotating disc 51, and is detachably attached to the idling member 57 via an engagement / disengagement mechanism 71;
It is characterized by comprising.
[0013]
In this security thumb turn structure, the knob 31 of the existing thumb turn 23 is covered with a rotating disc 51, and the rotating disc 51 is covered with an idling member 57 that exposes a part of the rotating disc 51. Is done. Further, the outer periphery of the rotating disk 51 and the idling member 57 is covered with a cover member 69. Therefore, even if a wire, a bar, or the like is used, the surface of the cover member 69 is slid, and the cover member 69 idles together with the idling member 57 and does not transmit the rotational force to the knob 31. In order to perform the thumb turn, the engagement / disengagement mechanism 71 is operated, the cover member 69 is removed from the idling member 57, and the rotating disc 51 exposed from the window portion 57b together with the idling member 57 is picked. The locking / unlocking operation can be performed only by the same rotation operation. The cover member 69 is attached to the idling member 57 after the thumb turn operation is completed.
[0014]
The structure of the security thumb turn according to claim 2 is the structure of the security thumb turn according to claim 1,
A rotation position display means 55d is provided on the distal end surface of the stop shaft 55.
[0015]
In this structure of the security thumb turn, the rotation position of the knob 31 that cannot be seen by being covered with the rotating disk 51 can be known through the rotation position display means 55d, and the cover member 69 is removed. The operability of locking and unlocking during thumb turn operation is improved.
[0016]
The structure of the security thumb turn according to claim 3 is a structure of the security thumb turn provided with a thumb turn shaft 83 which is located on the indoor surface 25a of the door 25 and inputs a rotational operation force into the lock mechanism portion,
A substantially flange-shaped rotation disc 85 provided on the thumb turn shaft 83 and rotating together with the thumb turn shaft 83;
The rotating disk 85 is disposed on the front and rear surfaces of the rotating disk 85, and is connected with the rotating disk 85 interposed therebetween. The thumb turn shaft 83 is rotatably supported, and the peripheral edge 85a of the rotating disk 85 is provided. An idling member 87 having a window portion 87a for exposing
A cover member 69 which is formed in a bowl shape covering the outer periphery from the front surface of the idling member 87 together with the rotating disc 85, and is detachably attached to the idling member 87 via an engagement / disengagement mechanism 71;
It is characterized by comprising.
[0017]
In this crime prevention thumb turn structure, a rotating disc 85 is provided on the thumb turn shaft 83, and the rotating disc 85 is covered with an idling member 87 that exposes a part of the rotating disc 85. Further, the outer periphery of the rotating disk 85 and the idling member 87 is covered with a cover member 69. Therefore, even if a wire, a bar, or the like is used, the surface of the cover member 69 slides, and the cover member 69 idles together with the idling member 87, so that the rotational force to the thumb turn shaft 83 is not transmitted. In order to perform the thumb turn, the engagement / disengagement mechanism 71 is operated, the cover member 69 is removed from the idling member 87, and the rotating disc 85 exposed from the window 87a together with the idling member 87 is picked up. The locking / unlocking operation can be performed only by the same rotation operation. The cover member 69 is attached to the idling member 87 after the thumb turn operation is completed.
[0018]
The structure of the security thumb turn according to claim 4 is the structure of the security thumb turn according to claim 3,
A rotation position display means 84 is provided on the tip surface of the thumb turn shaft 83.
[0019]
In the structure of this security thumb turn, the rotational position of the thumb turn shaft 83 can be known via the rotational position display means 84, and the operability of locking and unlocking during the thumb turn operation with the cover member 69 removed is improved. .
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the structure of a security thumb turn according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The structure of the security thumb turn described below will be described as an example in which a security thumb turn is configured with respect to an existing thumb turn already provided on the indoor surface of the door.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing the structure of a security thumb turn according to the present invention together with an existing thumb turn, and FIG. 2 is an exploded perspective view of the structure of the security thumb turn shown in FIG.
[0021]
First, prior to the description of the structure of the security thumb turn according to this embodiment, the existing thumb turn 23 to be covered by the security thumb turn 21 will be described.
As shown in FIG. 1, the door 25 is provided with a lock box (not shown), and this lock box is provided with a latch bolt, a dead bolt, and a lock box mechanism for advancing and retreating these from the mouth of the door 25. .
The door 25 has an existing thumb turn 23 projecting from an indoor surface 25a which is an indoor surface. The above-described dead bolt of the lock box can be moved forward and backward from the mouth of the door 25 by turning a cylinder lock provided on the outdoor surface of the door 25 with a key or by turning a knob 31 of the existing thumb turn 23.
[0022]
The existing thumb turn 23 includes a cylindrical support portion 27, a thumb turn shaft 29 fitted into the cylindrical support portion 27, and a knob 31 connected to the thumb turn shaft 29 so as not to rotate relative to the thumb turn shaft 29 or integrally formed with the thumb turn shaft 29. A substantially cylindrical shape that is pressed against the indoor surface 25a by a decorative cylinder 33 that is externally fitted to the tip of the cylindrical support portion 27 and a coil spring 35 that is externally fitted to the decorative cylinder 33 and is externally inserted into the cylindrical support portion 27. A decorative ring 37 is provided as a main component.
[0023]
The cylindrical support part 27 is formed in a substantially cylindrical shape. The rear end portion 27a of the cylindrical support portion 27 is provided with a pair of convex portions 39, 39 perpendicular to the axis on the upper and lower sides of the outer periphery. A fixing hole 41 is formed in these convex portions 39, 39. The rear end portion of the cylindrical support portion 27 is inserted into an insertion hole 25b formed in the indoor surface 25a, and is fixed to a lock box (not shown) provided in the door 25 through the fixing hole 41. Thereby, the cylindrical support part 27 is fixed to the lock box so as not to rotate, and is fixed to the indoor surface 25a side of the door 25 via the lock box.
[0024]
The tip of the cylindrical support part 27 protrudes from the indoor surface 25a, and a substantially conical decorative ring 37 with the tip side cut away is attached to the outer periphery thereof so that the tip part becomes the tip of the cylindrical support part 27. Yes. In addition, a decorative cylinder 33 is provided at the tip of the cylindrical support portion 27 and covers the tip surface of the cylindrical support portion 27.
[0025]
The thumb turn shaft 29 has an input portion 43 having a cross-shaped cross section at the base end, and this input portion 43 is fitted into an input shaft of a lock box mechanism portion (not shown) so as not to be relatively rotatable. The thumb turn shaft 29 is inserted into and supported by the cylindrical support portion 27, and a movement restricting member such as an E-ring (not shown) is attached to the thumb turn shaft 29. The tip end portion of the thumb turn shaft 29 is connected to a knob 31 protruding from the tip surface of the decorative tube 33 so as not to be relatively rotatable. Accordingly, in the existing thumb turn 23, the knob 31 is rotated, so that the inside of the lock box mechanism is operated by the input portion 43 via the thumb turn shaft 29, and the dead bolt is advanced and retracted from the mouth of the door 25. .
[0026]
The security thumb turn 21 according to the present embodiment can be attached to the existing thumb turn 23.
The security thumb-turn 21 has a fitting hole 51a for inserting the knob 31 in the rear surface 51b, and the knob 31 inserted in the fitting hole 51a is fixed by the fixing means 53 so as to surround and attach the knob 31. The rotating disc 51 is fixedly attached to the front surface 51c of the rotating disc 51 and has a flange 55a on the front end surface, and a concave inner surface on the opposite side of the curved surface 57a. It is formed in a cover-like shape and is rotatably supported by the stop shaft 55 and is prevented from being removed from the stop shaft 55 by the flange portion 55a, and has a window portion 57b that exposes the peripheral edge 51k of the rotary disc 51. And a cover member 69 which is formed in a bowl shape covering the outer periphery from the front surface of the idling member 57 together with the rotating disc 51, and is detachably attached to the idling member 57 via an engagement / disengagement mechanism 71. Have
[0027]
The rotating disk 51 has a step portion 51f by coaxially forming a small diameter portion 51e on the front surface of the large diameter portion 51d on the rear surface 51b side. A screw hole 51g which is a fixing means 53 is formed in the radial direction on the side surface of the large diameter portion 51d, and the screw hole 51g communicates with the fitting hole 51a. A fixing screw 61 as a fixing means 53 is screwed into the screw hole 51g. That is, the rotary disc 51 inserts the knob 31 into the fitting hole 51a and tightens the fixing screw 61 screwed into the screw hole 51g, so that the tip of the fixing screw 61 is brought into pressure contact with the knob 31. It can be attached and fixed to. That is, the rotating disk 51 is attached so as to rotate integrally with the knob 31.
[0028]
A concave portion 51h is formed in the approximate center of the front surface 51c of the rotating disc 51, and the base end 55b of the stop shaft 55 is fitted into the concave portion 51h. In addition, a fixing hole 51j is penetrated from the rear surface 51b of the rotating disk 51 to the recess 51h. On the other hand, a screw hole 55c is formed in the retaining shaft 55 in the axial direction. The stop shaft 55 is fixed by fitting the base end 55b into the recess 51h by screwing the screw 52 inserted through the fixing hole 51j into the screw hole 55c of the stop shaft 55.
[0029]
The flange portion 55a of the stop shaft 55 is provided with a rotation position display means 55d. The rotational position display means 55d is labeled by minute unevenness, printed or stamped, or color-coded by partial coloring. For example, as shown in FIG. 2, the rotational position display means 55d is in a vertically long shape when unlocked, and in the case of locking, when the rotating disk 51 is rotated 90 degrees in the clockwise direction, it becomes a horizontally long shape. It is possible to distinguish between unlocking and locking.
[0030]
The idling member 57 has a through hole 63 through which the stop shaft 55 is inserted at the center. The idling member 57 has a plurality of protrusions 65 in the present embodiment, which protrude from the curved surface 57a of the flange portion 57c and extend radially from the through hole 63 along the curved surface. The ridge 65 extends from the skirt of the flange 57c.
[0031]
The protrusion 65 of the idling member 57 is located outside the large-diameter portion 51 d of the rotating disc 51, and the extending tip is disposed around the decorative ring 37. A step portion 65 a is formed on the inner side of the flange portion 57 c of the ridge portion 65. The step portion 65 a is combined with the step portion 51 f of the rotating disk 51. In this state, the idling member 57 is rotatable with respect to the stop shaft 55. Accordingly, the idling member 57 is held so as to be rotatable relative to the rotating disc 51. In the idling member 57, the gap between the ridge portions 65 is a window portion 57 b. From this window part 57b, the periphery 51k of the rotation disc 51 is exposed.
A concave groove 67 related to the engagement / disengagement mechanism 71 described later is formed on the outer surface of the convex strip portion 65 of the idling member 57. In this embodiment, each of the four ridges 65 is formed at two opposing positions, but may be formed at each ridge 65.
[0032]
Accordingly, the rotating disk 51 and the stop shaft 55 are assembled to the rotating disk 51, and the rotating disk 51 is attached and fixed to the knob 31 by the fixing means 53.
[0033]
As shown in FIG. 2, the cover member 69 has an outer peripheral surface that is preferably a curved surface, and the inner peripheral surface has recesses 69 a into which the respective protrusions 65 of the idling member 57 are fitted. It is formed. On the outer peripheral surface of the cover member 69 on the base end side, a pair of substantially hook-shaped protrusions 70 are formed to protrude along the axial direction. Each protrusion 70 is formed at a position that is 180 degrees with respect to the central axis and that is in the outward direction. In addition, mounting grooves 72 are formed on the outer peripheral surface along the circumferential direction so that the protrusions 70 are orthogonal to each other. Each protrusion 70 is formed with an insertion hole 70a in the longitudinal direction, which is the axial direction. Each mounting groove 72 is formed with a through hole 73 that penetrates the side wall of the cover member 69. A stopper member 71 as an engagement / disengagement mechanism is disposed in each of the mounting grooves 72.
[0034]
As shown in FIGS. 2 and 3, each stopper member 71 is provided with a shaft hole 71a in the middle and has a locking claw 71b at the tip. The stopper member 71 has an urging portion 71c extending obliquely from the middle. The stopper member 71 has a locking claw 71b and a biasing portion 71c located in the mounting groove 72 of the cover member 69, and a biasing portion 71c in contact with the bottom of the mounting groove. The pin 75 is inserted through the insertion hole 70a of the protrusion 70 so as to be swingable. As shown in FIG. 3, the stopper member 71 has a base end operation portion 71 d protruding from the outer surface of the cover member 69. The stopper member 71 is made of a flexible polyacetal resin or the like.
[0035]
Accordingly, the cover member 69 is attached together with the rotating disk 51 so as to cover the outer periphery from the front surface of the idling member 57, and the locking claws 71 b of each stopper member 71 are recessed grooves of the protruding strip portion 65 of the idling member 57. The cover member 69 and the idling member 57 are substantially integrated, and the entire security thumb turn 21 is attached to the knob 31.
[0036]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
First, the case of locking from the indoor side will be described.
The operator removes the cover member 69. As shown in FIG. 4, the operation portions 71d of the stopper members 71 protruding from the outer surface of the cover member 69 are simultaneously swung against the urging force of the respective urging portions 71c. Then, the locking claws 71 b are retracted from the concave grooves 67 to release the mutual engagement state, and are pulled away from the idling member 57 together with the cover member 69 and removed.
[0037]
Next, the operator picks the peripheral edge 51k of the rotating disc 51 exposed from the window portion 57b. At this time, the picked fingers may also pick the idling member 57 at the same time.
[0038]
When the picked hand is twisted and the turning disc 51 is rotated, for example, clockwise, the pick 31 is also rotated accordingly. Then, for example, when it is turned 90 degrees, the inside of the lock box mechanism is operated by the input part 43 of the thumb-turn shaft 29, and the dead bolt advances into the mouth of the door 25.
[0039]
Thereby, the door 25 is locked from the indoor side. At this time, the rotation position display means 55d of the flange portion 55a of the retaining shaft 55 is horizontally long, and it is visually recognized that it is locked from the indoor side.
[0040]
In addition, the finger which picked up the periphery 51k of the rotation disc 51 contact | abuts to the side part of the protruding item | line part 65 with rotation of the rotation disc 51, and, thereby, the idling member 57 and the rotation disc 51 are contacted. Rotate in the same direction.
[0041]
After completing the locking operation, the cover member 69 is attached. This attachment is preferably performed by holding the cover member 69 at the position of each stopper member 71, and is performed by fitting each locking claw 71 b of these stopper members 71 into the concave groove 67 of the idling member 57.
[0042]
Next, when unwinding from the locked state, the cover member 69 is first removed as in the locked state. That is, the stopper members 71 protruding from the outer surface of the cover member 69 are simultaneously swung against the urging force of the respective urging portions 71c. Then, the locking claws 71 b are retracted from the concave grooves 67 to release the mutual engagement state, and are pulled away from the idling member 57 together with the cover member 69 and removed.
[0043]
Next, the peripheral edge 51k of the rotating disc 51 exposed from the window portion 57b between the ridge portions 65 is picked. When the rotating disk 51 is rotated in the counterclockwise direction, the thumb turn shaft 29 also rotates accordingly. When the rotating disk 51 is rotated 90 degrees, the inside of the lock box mechanism is operated by the input portion 43 of the thumb-turn shaft 29, and the dead bolt that has advanced to the mouth of the door 25 is retracted from the mouth of the door 25. .
[0044]
Thereby, the door 25 is unlocked from the indoor side. At this time, the rotational position display means 55d of the flange portion 55a of the ridge portion 65 is vertically long, and it is visually recognized that it is unlocked from the indoor side.
[0045]
When the unlocking operation is finished, the cover member 69 is attached. This attachment is preferably performed by holding the cover member 69 at the position of each stopper member 71, and is performed by fitting each locking claw 71 b of these stopper members 71 into the concave groove 67 of the idling member 57.
[0046]
In addition, when locking, a small window provided in the door 25 or the like is broken, or a wire is inserted from the gap between the door 25 and the door frame to attempt to illegally operate the security thumb turn 21 from the outside. Will slip on the surface of the cover member 69, that is, even if a rotation operation is performed with a wire or the like, such an operation is disabled. Here, even if a wire or the like is caught by the stopper member 71 protruding from the outer surface of the cover member 69, the cover member 69 rotates together with the idling member 57, thereby making unauthorized operation impossible, that is, preventing unauthorized unlocking. can do.
[0047]
Even if the cover member 69 is not attached, the idling member 57 itself can rotate with respect to the stop shaft 55 even if the wire is about to be locked to the ridge 65 by an unauthorized operation as described above. Therefore, the idling member 57 only idles, the stop shaft 55 and the knob 31 cannot be rotated, and the dead bolt does not advance or retreat. Therefore, unauthorized unlocking can be prevented.
[0048]
Thus, according to the above-described crime prevention thumb turn 21, the knob 31 of the existing thumb turn 23 is covered with the rotating disc 51, and a part of the rotating disc 51 is exposed on the rotating disc 51. The idling member 57 is covered. Further, the outer periphery of the rotating disk 51 and the idling member 57 is covered with a cover member 69. Therefore, even if a wire, a bar, or the like is used, the surface of the cover member 69 is slid, and the cover member 69 idles together with the idling member 57 and does not transmit the rotational force to the knob 31. In order to perform the thumb turn, the stopper member 71 is operated, the cover member 69 is removed from the idling member 57, and the rotating disc 51 that is exposed from the window 57b together with the idling member 57 is picked, as in the conventional case. It becomes possible to perform the locking / unlocking operation only by the rotation operation.
[0049]
During the thumb turn operation, the idling member 57 is disposed outside the rotating disc 51, so that the disc 51 can be picked together with the idling member 57 from the window portion 57b. Compared with the case of picking only the plate 51, the finger is hard to slip, and the idling member 57 is rotated together with the rotating disc 51 by this rotating operation, so that the operator can feel the operation and the operability is improved. Can be good.
[0050]
In addition, the rotational position of the knob 31 that has become invisible due to being covered with the rotating disk 51 can be known via the rotational position display means 55d, and the operability can be improved.
[0051]
In the above-described embodiment, the structure of the crime prevention thumb turn for obtaining crime prevention performance by retrofitting the existing thumb turn 23 which is an existing thumb turn has been described. Similar effects can be obtained.
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, a thumb turn shaft 83 for inputting a turning operation force is provided in the lock mechanism portion, and a turning disc 85 and an idling member 87 similar to the above are provided on the thumb turn shaft 83. In addition, a cover member 69 that covers the rotating disk 85 and the idling member 87 may be configured.
[0052]
According to the structure of this crime prevention thumb turn, the turning disc 85 is provided on the thumb turn shaft 83, and the turning disc 85 is covered with the idling member 87 that exposes a part of the turning disc 85. . Further, the outer periphery of the rotating disk 85 and the idling member 87 is covered with a cover member 69. Therefore, even if a wire, a bar, or the like is used, the surface of the cover member 69 slides, and the cover member 69 idles together with the idling member 87, so that the rotational force to the thumb turn shaft 83 is not transmitted. In order to perform the thumb turn, the engagement / disengagement mechanism 71 is operated, the cover member 69 is removed from the idling member 87, and the peripheral edge 85a of the rotating disk 85 exposed from the window portion 87a is picked together with the idling member 87. Thus, it becomes possible to perform the locking / unlocking operation only by the rotation operation as in the prior art. The cover member 69 is attached to the idling member 87 after the thumb turn operation is completed.
[0053]
Further, in the structure of the security thumb turn, it is preferable that the rotational position display means 84 is provided on the tip surface of the thumb turn shaft 83. According to the structure of the security thumb turn, the rotational position of the thumb turn shaft 83 is the rotational position display means. 84, and the operability of locking and unlocking during thumb turn operation with the cover member 69 removed is improved.
[0054]
In each of the above-described embodiments, four ridges 65 are formed in the circumferential direction, but are not limited to four, and may be, for example, one to three. Moreover, five or more may be sufficient. In this case, the interval between the protrusions 65 may be an interval that allows the rotation disk 51 to be picked up by a finger and to be rotated.
[0055]
【The invention's effect】
As described above, according to the structure of the security thumb turn according to the first aspect of the present invention, the knob of the existing thumb turn is covered with the rotating disk, and the rotating disk includes the rotating disk. Since a part of the idling member that is exposed is covered, and the outer periphery of the rotating disk and idling member is covered with a cover member, an unauthorized unlocking operation using a wire or a rod can be performed. Even if it is going to be performed, the wire or the like slides on the surface of the cover member, and the cover member idles together with the idle member so that the rotational force to the knob is not transmitted and can be prevented. In order to perform the thumb turn operation, the engagement / disengagement mechanism is operated, the cover member is removed from the idling member, and the rotating disc that is exposed from the window portion is picked up together with the idling member, so that only the conventional rotational operation is performed. Locking and unlocking operations can be performed. If the thumb turn operation is finished and it is not used, it will be covered with a cover member, which will prevent the unauthorized operation as described above, and unauthorized unlocking will be impossible.
[0056]
According to the structure of the security thumb turn according to claim 2, the rotation position of the knob which is no longer visible by being covered with the rotating disk can be known through the rotation position display means, and the cover member is removed. The operability of locking and releasing at the time of thumb turn operation can be improved.
[0057]
According to the structure of the crime prevention thumb turn according to claim 3, the thumb turn shaft is provided with a rotating disk, and the rotating disk is covered with an idling member that exposes a part of the rotating disk. Since the outer periphery of the rotating disk and the idling member is covered with a cover member, even if an unauthorized unlocking operation is performed using a wire or a rod, the wire or the like does not cover the surface of the cover member. In addition, the cover member is idled together with the idling member, and input of rotational force to the thumb-turn shaft can be prevented. In order to perform the thumb turn operation, the engagement / disengagement mechanism is operated, the cover member is removed from the idling member, and the rotating disc that is exposed from the window portion is picked up together with the idling member, so that only the conventional rotational operation is performed. Locking and unlocking operations can be performed.
[0058]
According to the structure of the crime prevention thumb turn according to claim 4, the rotation position of the thumb turn shaft can be known through the rotation position display means, and the operability of locking and releasing during the thumb turn operation with the cover member removed. Can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a security thumb turn according to the present invention together with an existing thumb turn.
2 is an exploded perspective view of the security thumb turn shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is a front view showing an operation state of the crime prevention thumb turn.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a security thumb turn according to another embodiment.
FIG. 6 is a front view of the same.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which a conventional security cover is attached to a door.
8 is a cross-sectional view showing the internal state of the security cover shown in FIG.
FIG. 9 is a partially cutaway side view showing another embodiment of the security cover shown in FIG.
10 is a partially cutaway side view showing still another aspect of the crime prevention cover shown in FIG. 7. FIG.
[Explanation of symbols]
21 ... Crime prevention thumb turn 23 ... Existing thumb turn 25 ... Door 25a ... Indoor face 31 ... Knob 51, 85 ... Rotating disc 51a ... Insertion hole 51b ... Rear face 51c ... Front face 51k, 85a ... Periphery 53 ... Adhering means 55a ... Flange 55 ... Stop shafts 55d, 84 ... Rotation position display means 57, 87 ... Idle member 57a ... Curved surfaces 57b, 87a ... Window part 69 ... Cover member 71 ... Engaging / disengaging mechanism (stopper member)
83 ... Thumb turn axis

Claims

It is the structure of the security thumb turn that covers the knob of the existing thumb turn attached to the indoor surface of the door,
A rotating disk that is fitted to surround the knob by fixing the knob that has been inserted into the insertion hole on the rear surface with an insertion hole for inserting the knob;
A fixed shaft attached and fixed to the front surface of the rotating disk and having a flange portion on the front end surface;
A concave inner surface of the curved surface is formed in a bowl shape that covers the rotating disk from the front surface, and is rotatably supported by the stop shaft, and is prevented from being removed from the stop shaft by the flange portion, and the rotating circle An idling member having a window portion for exposing the periphery of the plate;
A cover member which is formed in a bowl shape covering the outer periphery from the front surface of the idling member together with the rotating disc, and is detachably attached to the idling member via an engagement / disengagement mechanism;
The structure of the crime prevention thumb turn characterized by having equipped.

In the structure of the security thumb turn according to claim 1,
A structure of a security thumb turn characterized in that a rotation position display means is provided on the front end surface of the stop shaft.

It is a structure of a crime prevention thumb turn that is located on the indoor surface of the door and has a thumb turn shaft that inputs a rotational operation force into the lock mechanism,
A substantially flange-shaped rotating disk provided on the thumb-turn shaft and rotating together with the thumb-turn shaft;
A window that is disposed on the front and rear surfaces of the rotating disk, is connected via the rotating disk, is rotatably supported by the thumb turn shaft, and exposes the periphery of the rotating disk An idling member having a portion;
A cover member which is formed in a bowl shape covering the outer periphery from the front surface of the idling member together with the rotating disc, and is detachably attached to the idling member via an engagement / disengagement mechanism;
The structure of the crime prevention thumb turn characterized by having equipped.

In the structure of the crime prevention thumb turn according to claim 3,
A structure of a security thumb turn characterized in that a rotational position display means is provided on the tip surface of the thumb turn shaft.