JP4245898B2

JP4245898B2 - Security thumb turn

Info

Publication number: JP4245898B2
Application number: JP2002318168A
Authority: JP
Inventors: 英幸田島; 敏裕大島
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2002-10-31
Filing date: 2002-10-31
Publication date: 2009-04-02
Anticipated expiration: 2022-10-31
Also published as: JP2004150187A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の施解錠操作に用いられる既存のサムターンを覆う後付けの防犯サムターンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば扉に設けられる施錠装置は、屋外側に表出させたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵（キー）を挿入して回動操作することにより、扉の木口より進退させたデッドボルトを扉枠に設けたストライクに係合・係合解除して施解錠を行うとともに、屋内側からは、サムターンの摘みを回動操作するのみで、デッドボルトを進退させて、扉の施解錠を簡便に行えるようにしている。
【０００３】
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって開けた小さな穴から棒や針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【０００４】
【特許文献１】
実公平４−４０３６２号公報
【０００５】
このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば上記特許文献１に開示されるサムターン用防犯カバーがある。
この防犯カバー１は、図８，図９に示すように、サムターン２が嵌入する嵌入孔３が形成されているとともに、回転時に円状軌跡２ｂを描くサムターン２の外面２ａを覆う部分が、円状軌跡に沿う円形状に形成されている。そして、嵌入孔３内に螺入してサムターン２の側面に当接し、両側から挟持するセットスクリュー４，４が設けられている。
このような構成からなる防犯カバー１は、嵌入孔３にサムターン２を挿入することで、サムターン２に防犯カバー１を覆うように被せる。その後セットスクリュー４，４を螺入させて締め付けることで、防犯カバー１をサムターン２に固定する。従って、サムターン２に被せた防犯カバー１によって、針金等を係止させて回転させることが難しくなる。
【０００６】
また、上記した防犯カバーの別態様として、図１０に示すように、防犯カバー１を、取付部５及び本体部６から構成したものが開示されている。取付部５は、上記の防犯カバー１の外形を手での操作が容易となるように形成し、本体部６が係止する係止突部５ａを設けている。取付部５は、サムターン２に被せた状態で、サムターン２を容易に回転させることができる。また、本体部６は、係止突部５ａに係止可能な係止部６ａを有している。
このようにすることで、係止作業という簡単な作業で、防犯カバー１の着脱が行える。さらに係止部６ａで本体部６が空転することにより、針金等を係止させて回転させることが不可能となる。
【０００７】
さらに、上記した防犯カバーの別態様として、図１１に示すように、係止部６ａ内に、係止突部５ａとの間にバネ部材８を設け、本体部６側の外周縁に複数の係合凹部５ｂと、この係合凹部５ｂに係合可能な係合凸部６ｂとを設けたものが開示されている。
このような構成とすれば、本体部６を常に取り付けたままとしておくことができる。すなわち、常時は係止突部５ａと係止部６ａとで本体部６が空転し、サムターン２を回転させたいときは、本体部６を手で押圧し、係合凸部６ｂを取付部５の係合凹部５ｂに係合させ、この係合状態のまま本体部６を回転させることにより、サムターン２を回転させることができた。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図８，図９に示した防犯カバーは、外形が円筒体形状であるため、サムターンに被せた場合、本来小判形状であることからその回転位置によって視認できたサムターンの施錠状態又は非施錠状態を視認不能にしてしまい、施解錠の操作性を低下させる問題があった。
また、図１０に示した防犯カバーは、サムターンを回転操作可能にする取付部と、この取付部に対し空転しかつ着脱可能となる本体部とから構成されているため、脱着した本体部の保管管理が煩雑となり、本体部を紛失する虞もあった。
さらに、図１１に示した防犯カバーは、サムターンを回転させたいときは、本体部を任意の回転位置で押圧すればよいため、何らかの方法により押圧が可能となれば、サムターンの回転が可能となり、防犯性を十分に高めることができなかった。
【０００９】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、針金や棒等によるサムターンの回転を阻止できるとともに、押圧操作のみによっては既存サムターンへの回転入力が行えない防犯サムターンを提供し、防犯性のさらなる向上を図ることにある。また、その第二の目的は、着脱部材が不要であり、且つサムターンの回転位置が容易に視認できる防犯サムターンを提供し、操作性の向上を図ることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項１記載の防犯サムターン１１は、既存サムターンの摘み１９に被着され該摘み１９の回動中心と同軸の軸部２９が突設された後付け摘み１３と、
前記軸部２９に外挿され該軸部２９に回動自在となる円形状のダイヤル１５と、
前記ダイヤル１５の所定の回転角度位置で、前記後付け摘み１３と前記ダイヤル１５とを前記相対回転不能にする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【００１１】
請求項２記載の防犯サムターン１１は、既存サムターンの摘み１９に被着され該摘み１９の回動中心と同軸の軸部２９が突設された後付け摘み１３と、
前記軸部２９の先端に抜脱不能に外挿され該軸部２９に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となり軸部基端方向への移動によって該後付け摘み１３と相対回転不能となる円形状のダイヤル１５と、
前記ダイヤル１５の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記後付け摘み１３と前記ダイヤル１５とを前記相対回転不能にする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【００１２】
請求項３記載の防犯サムターン１１は、既存サムターンの摘み１９に基端が被着され且つ該摘み１９の回動中心と同軸の軸部２９が先端に突設された後付け摘み１３と、
前記軸部２９の基端側に固設され該軸部の周囲に配設される歯部３５と、
前記軸部２９の先端に抜脱不能に外挿されて前記歯部３５を覆い該軸部２９に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤル１５と、
該ダイヤル１５の内周に形成され該ダイヤル１５の前記軸部基端方向への移動によって前記歯部３５に嵌合する嵌合歯部５６と、
前記ダイヤル１５の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記歯部３５と前記嵌合歯部５６とを嵌合可能とする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【００１３】
請求項４記載の防犯サムターン１１は、請求項２又は３に記載の防犯サムターンにおいて、
前記ダイヤル１５の軸部基端方向への移動規制を解除する前記ダイヤル１５の回転角度位置を示す表示手段７９を備えたことを特徴とする。
【００１４】
請求項５記載の防犯サムターン１１は、請求項１，２，３，４のいずれか１つに記載の防犯サムターンにおいて、
前記軸部２９から半径方向外側に付勢されて設けられ、前記ダイヤル１５の回動に節度感を有して進退するクリック１７を備えたことを特徴とする。
【００１５】
請求項６記載の防犯サムターン１１は、既存サムターンの摘み１９に基端が被着され且つ該摘み１９の回動中心と同軸の軸部２９が先端に突設された後付け摘み１３と、
前記軸部２９の基端側に固設され外周に複数の歯部３５を有した星型板３３と、
前記軸部２９の先端に抜脱不能に外挿されて前記星型板３３を覆い該軸部２９に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤル１５と、
該ダイヤル１５の内周に形成され該ダイヤル１５の前記軸部基端方向への移動によって前記星型板３３に嵌合する星型凹部５５と、
前記軸部２９から半径方向外側に付勢されて設けられ該星型凹部５５の各歯状凹部５６に節度感を有して進退するクリック１７と、
前記星型凹部５５の少なくとも一つの歯状凹部５６を軸線方向に深くして形成され該クリック１７が軸線に沿う方向で進入することで、前記星型板３３と前記星型凹部５５とが嵌合する前記ダイヤル１５の軸部基端方向への移動を可能とする掘下げ部８５と、
該掘下げ部８５の位置に対応する前記ダイヤル１５の回転角度位置を示す表示手段７９と、
を備えたことを特徴とする。
【００１６】
請求項７記載の防犯サムターン１１は、請求項１，２，３，４，５，６のいずれか１つに記載の防犯サムターン１１において、
前記軸部２９の先端面に回転位置表示手段７５が設けられ、
前記ダイヤル１５には、該回転位置表示手段７５を透視可能な透明材からなる表示窓７７が嵌着されていることを特徴とする。
【００１７】
請求項８記載の防犯サムターン１１は、請求項１，２，３，４，５，６，７のいずれか１つに記載の防犯サムターン１１において、
前記軸部２９と前記ダイヤル１５とが、円周方向に設けられた複数の転動体６１を介して回動自在に挿着されていることを特徴とする。
【００１８】
この防犯サムターン１１では、着脱部材が不要になり、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤル１５への引っ掛かりが防止され、しかも、ダイヤル１５を空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力が阻止できるようになる。これに加えて、既存サムターンへ回転力を入力するには、所定の回転角度位置にて行う、或いは所定の回転角度位置に合せた後にダイヤル１５を軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤル１５は所定の回転角度のみで移動の規制が解除されることから、従来のサムターン用防犯カバーのような単なる押圧操作のみによっては、既存サムターンへ回転力が入力されなくなる。つまり、ダイヤル１５による後付け摘みへの入力可能回転位置が探りづらくなる。
【００１９】
また、クリック１７を設けることで、ダイヤル１５の回転に節度感を得られ、操作感を向上させる。さらに、表示手段７９により、ダイヤル１５の回転角度位置を容易に視認でき、正規な操作者は、その操作である施解錠を確実に行うことが可能となる。また、この防犯サムターン１１では、後付け摘み１３及びダイヤル１５に覆われることで視認できなくなった既存サムターン摘み１９の回転位置が、回転位置表示手段７５を介して視認可能となり、ダイヤル１５を使用した際の通常操作時における施解錠が容易となる。
【００２０】
さらに、この防犯サムターン１１では、軸部２９とダイヤル１５との接触荷重が複数の転動体６１に分散され、軸部２９に対してダイヤル１５が低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤル１５に半径方向内側の荷重を加えながら、ダイヤル１５を高速回動させることによる軸部２９の連れ回りを阻止でき、このような不正手段による解錠が不能となる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防犯サムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図１は本発明に係る防犯サムターンの分解斜視図、図２は図１に示した防犯サムターンの分解側面図、図３は図１に示した防犯サムターンの組立て縦断面図、図４は図３のＡ−Ａ断面図、図５は図３のＢ−Ｂ断面図、図６は図３のＣ−Ｃ断面図、図７は図３に示した防犯サムターンのダイヤル押込み状態の縦断面図である。
なお、本明細書中において、基端方向とは既存サムターンに向かう方向をいい、先端方向とは軸部の突出する方向をいうものとする。
【００２２】
本実施の形態による防犯サムターン１１は、その主要な構成として、図１に示す後付け摘み１３と、ダイヤル１５と、クリック１７とを有している。
後付け摘み１３は、図２に示す既存サムターンの摘み１９に、基端が被着される。この被着は、基端部に形成した円形状の基台部２１の基端面に、摘み１９の嵌入する嵌入溝２３を形成し、この嵌入溝２３に貫通するメネジ２５に、止めネジ２７を螺合することにより、止めネジ２７の先端を摘み１９に圧接して行われる。この止めネジ２７には、六角穴付きネジが好適となる。なお、この被着には、粘着テープや接着剤が使用されてもよい。
【００２３】
後付け摘み１３の基台部２１には摘み１９の回動中心と同軸の軸部２９が突設され、軸部２９は円柱状に形成される。なお、この軸部２９の外周には、後述する転動体を装着するための軸線方向の装着溝３１が、円周方向等間隔で複数、本実施の形態では４つ形成されている。
【００２４】
また、後付け摘み１３の軸部２９の基端側周囲には星型板３３が固設され、星型板３３は外周に複数、例えば１０個程度の歯部３５を有している。星型板３３は、所定の厚みを有することで、基台部２１の先端面から突出している。
【００２５】
本実施の形態では、ダイヤル１５は、基端側ダイヤル３７と、先端側ダイヤル３９との二つのダイヤルからなる。なお、発明に係る防犯サムターンは、ダイヤルが一つであってもよく、或いは二つ以上の複数であってもよい。
【００２６】
ダイヤル１５は、基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９の順で軸部２９に挿入される。軸部２９に挿入された基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９とは、基端側ダイヤル３７の先端外周に形成した周溝４１にＣリング４３を外嵌し、このＣリング４３を先端側ダイヤル３９の基端内周に形成した係止溝４５に係止することで、軸線方向の移動が規制されて且つ相対回転可能に連結される。
【００２７】
基端側ダイヤル３７の基端側にはフレア部４９が形成され、フレア部４９は星型板３３を覆っている。また、先端側ダイヤル３９の基端側にはフレア部５１が形成され、フレア部５１は基端側ダイヤル３７の先端外周を覆っている。つまり、先端側ダイヤル３９と基端側ダイヤル３７とは、図３に示すように、オーバーハングしている。すなわち、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９との間隙が、半径方向に直線的に形成されないようになっている。これにより、例えば基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９との間隙に紐等をくい込ませ、軸部２９への接触を直接可能にすることが阻止されている。
【００２８】
基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９の基端側には星型板３３に嵌合する星型凹部５５が形成されている。基端側ダイヤル３７は、軸部２９に対して回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となっている。基端側ダイヤル３７は、軸部基端方向へ移動されることによって、星型板３３に星型凹部５５を嵌合させて、すなわち星型板３３の各歯部３５に、星型凹部５５を構成する嵌合歯部としての歯状凹部５６が嵌合することで後付け摘み１３と相対回転不能となる。
【００２９】
後付け摘み１３の基台部２１，基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９の外形状は、全て円形状となっている。これにより、針金等による引っ掛かりが防止できるようになっている。
【００３０】
軸部２９の外周に形成されたそれぞれの装着溝３１には図４に示す棒状の転動体（ころ）６１が装着され、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９とはこの転動体６１を介して回動自在に軸部２９に挿着される。このような転動体６１を介在させることにより、軸部２９とダイヤル１５との接触荷重が複数の転動体６１に分散され、軸部２９に対してダイヤル１５が低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤル１５に半径方向内側の荷重を加えながらの回転、或いはダイヤル１５を高速回動させることによる軸部２９の連れ回りが阻止できるようになっている。
【００３１】
基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９には軸部２９を貫通させる貫通穴６３，６５が形成されている。先端側ダイヤル３９の貫通穴６５は、先端側ダイヤル３９の先端面で、段付穴６７となって開口されている。この段付穴６７には軸部２９の先端面が表出する。段付穴６７に表出した軸部２９の先端面には小円板状のキャップ６９がキャップビス７１によって固着される。キャップ６９は、軸部２９と一体固定される一方、段付穴６７の内部に遊嵌されている。
【００３２】
後付け摘み１３と基端側ダイヤル３７との間には圧縮バネ７３が配設され、圧縮バネ７３は基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９を、軸部２９の先端方向に向けて付勢している。軸部２９の先端側に付勢された基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９は、先端側ダイヤル３９の段付穴６７に配置されたキャップ６９によって、軸部２９からの抜脱が規制される。
【００３３】
キャップ６９の表面、すなわち、軸部２９の先端面には、回転位置表示手段である表示シール７５が貼着される。本実施の形態では、図１に示すように、直線状の標示とされている。さらに、段付穴６７には、表示シール７５を透視可能な透明材からなる表示窓７７が嵌着されている。
【００３４】
また、基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９の外周には、軸線方向に長い表示手段としてのマーク７９，７９が形成されている。これらマーク７９，７９は、好ましくは印刷などの手段で設けられ、各ダイヤル３７，３９の外周面に対し凸状或いは凹状とならないように形成される。
【００３５】
軸部２９には、半径方向に穿設した二つの収容孔８１，８１が穿設され、この収容孔８１には規制手段を構成するクリック１７が収容される。クリック１７は、クリックピン８３ａと、クリックピン８３ａと収容孔底部との間に配設される圧縮バネ８３ｂとからなる。クリックピン８３ａは、圧縮バネ８３ｂによって、半径方向外側へ付勢されている。
【００３６】
基端側のクリックピン８３ａは、図６に示すように、軸部２９に挿着された基端側ダイヤル３７の星型凹部５５に半径方向外側に向かって当接する。先端側のクリックピン８３ａは、図５に示すように、同じく軸部２９に挿着された先端側ダイヤル３９の星型凹部５５に半径方向外側に向かって当接している。各クリックピン８３ａは、星型凹部５５の各歯状凹部５６に当接して進退することで、節度感（クリック感）を生じさせるようになっている。
【００３７】
ここで、基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９における星型凹部５５の少なくとも一つの歯状凹部５６には、この歯状凹部５６を軸線方向に深くして形成した掘下げ部８５が形成されている。したがって、この掘下げ部８５にクリックピン８３ａが一致した歯状凹部５６では、クリックピン８３ａが掘下げ部８５に進入可能となり、ダイヤル１５（基端側ダイヤル３７及び先端側ダイヤル３９）が軸部基端方向へ移動できる。換言すれば、掘下げ部８５が形成された以外の歯状凹部５６にクリックピン８３ａが配置された状態では、ダイヤルは軸部基端方向へ移動が規制されるようになっている。すなわち、これらクリック１７と歯状凹部５６（星型凹部５５）と堀下げ部８５とで連結手段を構成する。
【００３８】
クリックピン８３ａが掘下げ部８５に一致する回転位置は、予め設定したマーク７９，７９の位置、本実施の形態では上、により知ることができる。基端側ダイヤル３７は、この移動により、星型凹部５５が星型板３３に嵌合可能となる。したがって、クリックピン８３ａは、ダイヤル１５の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して、後付け摘み１３と基端側ダイヤル３７とを相対回転不能にする。
【００３９】
なお、基端側ダイヤル３７に形成した掘下げ部８５は、基端側ダイヤル３７を軸部２９に挿通する際、すなわち、組立時に挿通させることから、基端側のクリックピン８３ａを通過しなければならないため、図示のようにテーパ状に形成することが好ましい。
【００４０】
軸部２９の先端面にキャップ６９を固定することで、一体に組みつけられた後付け摘み１３，基端側ダイヤル３７，及び先端側ダイヤル３９は、化粧リング９１によって、後付け摘み１３と、基端側ダイヤル３７の一部とが覆われる。化粧リング９１は、摘みワッシャー９３を介して、後付け摘み１３のフランジ部９５に当接した化粧バネ９７によって扉面９９に押圧されるようになっている。
【００４１】
上記のように構成される防犯サムターン１１を、既存サムターンの摘み１９に取り付けるには、既存サムターンの摘み１９を施錠状態とし、化粧リング９１，後付け摘み１３，基端側ダイヤル３７，及び先端側ダイヤル３９が一体に組み立てられた防犯サムターン１１を、既存サムターンの摘み１９へと押込む。
【００４２】
次いで、化粧リング９１に開いている止め穴１０１から後付け摘み１３の基台部２１に止めネジ２７を螺合し、六角レンチで締めることにより、後付け摘み１３を既存サムターンの摘み１９に固定する。
最後に、化粧リング９１の止め穴１０１に、化粧キャップ１０３を圧入して防犯サムターン１１の取り付けが完了する。
【００４３】
次に、このようにして、既存サムターンの摘み１９に取り付けられた防犯サムターン１１の動作を説明する。
防犯サムターン１１は、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９とのそれぞれの星型凹部５５の歯状凹部５６に、クリックピン８３ａが当接することで、ダイヤル１５の回動に伴い個々の歯状凹部５６に反応してクリック感が生じる。
【００４４】
この状態で、基端側ダイヤル３７、先端側ダイヤル３９、及び化粧リング９１は、自由に回動自在となる。
その一方、ダイヤル１５（基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９）は、クリックピン８３ａが掘下げ部８５に一致していないため、軸線方向には移動不能となる。
【００４５】
解錠操作時には、個々のダイヤル１５（基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９）のマーク７９，７９を上に合わせる。すると、個々のダイヤル１５（基端側ダイヤル３７，先端側ダイヤル３９）の掘下げ部８５が、クリックピン８３ａと一致し、クリックピン８３ａが掘下げ部８５に進入可能となる。すなわち、ダイヤル１５が軸部２９の基端方向へ移動可能となる。この状態で、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９とを、図７に示すように、押込む。
【００４６】
すると、基端側ダイヤル３７の星型凹部５５が後付け摘み１３の星型板３３に嵌合し、ダイヤル１５と後付け摘み１３との相対回転が規制されて、後付け摘み１３、すなわち、既存サムターンの摘み１９が解錠回転可能となる。
【００４７】
施錠操作は、この解錠操作と同様にして行うことができる。
【００４８】
この際、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９とは、相対回転可能となって一体に連結されているため、いずれか一方のマーク７９のみを上に合わせたのみでは、軸線方向の移動が不能となる。つまり、基端側ダイヤル３７と先端側ダイヤル３９との双方のマーク７９，７９を上方にて一致させなければ、押込みが行えないこととなる。このことから、マーク７９，７９が視認できない手探りによる不正解錠では、歯部３５が１０個である場合、１０桁が２枚となることからその組合せとして最大１００回の位置あわせをしなければ、押込みが行えないようになっている。
【００４９】
このように、上記したこの防犯サムターン１１によれば、着脱部材が不要になり、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤル１５への引っ掛かりが防止され、しかも、ダイヤル１５を空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力が阻止できるようになる。これに加えて、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤル１５を軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤル１５は所定の回転角度のみで移動の規制が解除されることから、従来のサムターン用防犯カバーのような単なる押圧操作のみによっては、既存サムターンへ回転力が入力されなくなる。つまり、ダイヤル１５による既存サムターンへの入力可能回転位置が探りづらくなる。
【００５０】
また、後付け摘み１３、ダイヤル１５に覆われることで視認できなくなった既存サムターンの摘み１９の回転位置が、表示シール７５、表示窓７７を介して視認可能となり、ダイヤル１５を使用した通常操作における施解錠が容易となり、操作性の低下することがない。
【００５１】
なお、上記実施の形態では、マーク７９を、単純を位置を示すものとしたが、このマーク７９を数字や文字などで表してもよい。
【００５２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る防犯サムターンによれば、既存サムターンの摘みに被着され軸部が突設された後付け摘みと、軸部に外挿されこの軸部に回動自在となる円形状のダイヤルと、ダイヤルの所定の回転角度位置で後付け摘みとダイヤルとを相対回転不能にする連結手段とを備えたので、着脱部材を不要にし、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤルへの引っ掛かりを防止し、しかも、ダイヤルを空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。また、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤルを所定の回転角度位置に合せなければならないので、単なる回転等の操作のみによっては既存サムターンへ回転力を入力することができない。つまり、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができる。この結果、着脱部材を不要にすることで操作性を向上させ、しかも、防犯性をさらに向上させることができる。
【００５３】
また、本発明に係る防犯サムターンによれば、既存サムターンの摘みに被着され軸部が突設された後付け摘みと、軸部の先端に抜脱不能に外挿され軸部基端方向への移動によって後付け摘みと相対回転不能となる円形状のダイヤルと、ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で当該移動の規制を解除するクリックとを備えたので、着脱部材を不要にし、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤルへの引っ掛かりを防止し、しかも、ダイヤルを空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。また、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤルを軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤルは所定の回転角度のみで移動の規制が解除されるので、単なる押圧操作のみによっては既存サムターンへ回転力を入力することができない。つまり、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができる。この結果、着脱部材を不要にすることで操作性を向上させ、しかも、防犯性をさらに向上させることができる。
【００５４】
また、本発明の防犯サムターンによれば、複数の歯部を有した星型板が軸部の基端側に固設され、ダイヤルの内周に、ダイヤルの軸部基端方向への移動によって星型板に嵌合する星型凹部が形成され、星型凹部の少なくとも一つの歯状凹部に、クリックの進入する掘下げ部が形成されているので、ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度でのみ、クリックを掘下げ部へ進入させて移動の規制を解除できる。すなわち、単なる押圧操作のみによっては既存サムターンへの回転力の入力を行えなくすることができる。これにより、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができ、防犯性を向上させることができる。
【００５５】
さらに本発明の防犯サムターンによれば、軸部の先端面に回転位置表示手段が設けられ、ダイヤルには、回転位置表示手段を透視可能な透明材からなる表示窓が嵌着されているので、後付け摘み、ダイヤルに覆われることで視認できなくなった既存サムターン摘みの回転位置を、回転位置表示手段を介して知ることができ、操作性を向上させることができる。
【００５６】
また、本発明の防犯サムターンによれば、軸部とダイヤルとが、円周方向に設けられた複数の転動体を介して回動自在に挿着されるので、軸部に対してダイヤルが低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤルに半径方向内側の荷重を加えながら、ダイヤルを高速回動させることによる軸部の連れ回りを阻止でき、このような不正手段による解錠を防止して、防犯性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る防犯サムターンの分解斜視図である。
【図２】図１に示した防犯サムターンの分解側面図である。
【図３】図１に示した防犯サムターンの組立て縦断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図である。
【図５】図３のＢ−Ｂ断面図である。
【図６】図３のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】図３に示した防犯サムターンのダイヤル押込み状態の縦断面図である。
【図８】従来の防犯カバーの扉への取り付け状態を示す斜視図である。
【図９】図８に示した防犯カバーの内部状態を表す断面図である。
【図１０】図８に示した防犯カバーの別態様を表す部分破断側面図である。
【図１１】図８に示した防犯カバーのさらに別態様を表す部分破断側面図である。
【符号の説明】
１１…防犯サムターン
１３…後付け摘み
１５…ダイヤル
１７…クリック
１９…既存サムターンの摘み
２９…軸部
３３…星型板
３５…歯部
５５…星型凹部
５６…歯状凹部（嵌合歯部）
６１…転動体
７５…回転位置表示手段（表示シール）
７７…表示窓
７９…表示手段（マーク）
８５…掘下げ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a security thumb turn attached later to cover an existing thumb turn used for a door locking / unlocking operation.
[0002]
[Prior art]
For example, a locking device provided on a door can be used to insert a dead key that has been advanced and retracted from the door end of the door by inserting a key into the keyhole of a cylinder lock that is exposed to the outside and turning it. Engage and disengage from the strike provided on the door to lock and unlock the door, and from the indoor side, simply rotate the thumb-turn knob to move the deadbolt forward and backward to easily lock and unlock the door. I am doing so.
[0003]
However, in recent years, there has been an increase in unauthorized unlocking that unlocks locking devices by inserting a rod or wire from a small hole opened by a post port or a machine tool, locking it to a thumb turn that is easy to rotate, and rotating it. Yes.
Prior art document information related to the invention of this application includes the following.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 4-40362
[0005]
For example, there is a thumb turn crime prevention cover disclosed in Patent Document 1 which prevents the thumb turn from being locked and rotated.
As shown in FIGS. 8 and 9, the security cover 1 has a fitting hole 3 into which the thumb turn 2 is fitted, and a portion covering the outer surface 2 a of the thumb turn 2 that draws a circular locus 2 b during rotation is circular. It is formed in a circular shape along the shape locus. Then, set screws 4 and 4 are provided which are screwed into the fitting holes 3 to come into contact with the side surfaces of the thumb turn 2 and are clamped from both sides.
The security cover 1 having such a configuration is configured such that the thumb turn 2 is covered with the thumb turn 2 by inserting the thumb turn 2 into the insertion hole 3. Thereafter, the security cover 1 is fixed to the thumb turn 2 by screwing the set screws 4 and 4 into place. Therefore, it becomes difficult to lock the wire or the like by the crime prevention cover 1 placed on the thumb turn 2 and rotate it.
[0006]
Further, as another aspect of the above-described crime prevention cover, as shown in FIG. 10, a crime prevention cover 1 configured by an attachment portion 5 and a main body portion 6 is disclosed. The attachment portion 5 is formed so that the outer shape of the crime prevention cover 1 is easily operated by hand, and is provided with a locking projection 5a that the main body portion 6 locks. The mounting portion 5 can easily rotate the thumb turn 2 in a state where it is covered with the thumb turn 2. Moreover, the main-body part 6 has the latching | locking part 6a which can be latched to the latching protrusion 5a.
By doing in this way, the crime prevention cover 1 can be attached or detached by a simple operation called a locking operation. Furthermore, when the main body 6 is idled by the locking portion 6a, it becomes impossible to lock and rotate the wire or the like.
[0007]
Furthermore, as another aspect of the above-described crime prevention cover, as shown in FIG. 11, a spring member 8 is provided in the locking portion 6a between the locking protrusion 5a and a plurality of outer peripheral edges on the main body 6 side. The thing provided with the engagement recessed part 5b and the engagement convex part 6b which can be engaged with this engagement recessed part 5b is disclosed.
With such a configuration, the main body 6 can always be left attached. That is, when the main body 6 is idled by the locking projection 5a and the locking portion 6a and the thumb turn 2 is to be rotated at all times, the main body 6 is pressed by hand and the engaging protrusion 6b is attached to the mounting portion 5. The thumb turn 2 could be rotated by engaging with the engaging recess 5b and rotating the main body 6 in this engaged state.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the crime prevention cover shown in FIGS. 8 and 9 has a cylindrical outer shape, so that when it is put on the thumb turn, it is originally an oval shape, so that the thumb turn can be visually recognized depending on its rotational position or unlocked. There is a problem that the state becomes invisible and the operability of locking and unlocking is lowered.
Moreover, since the security cover shown in FIG. 10 is composed of an attachment portion that enables the thumb turn to rotate, and a main body portion that is idled and detachable with respect to this attachment portion, storage of the detached main body portion is possible. Management becomes complicated and there is a risk of losing the main body.
Furthermore, the crime prevention cover shown in FIG. 11 is only required to press the main body at an arbitrary rotation position when it is desired to rotate the thumb turn. Crime prevention could not be improved sufficiently.
[0009]
The present invention has been made in view of the above situation, and the first object of the present invention is to prevent a crime prevention thumb turn that can prevent rotation of a thumb turn by a wire, a rod, etc., and that cannot perform rotation input to an existing thumb turn only by a pressing operation. It is to provide and further improve the crime prevention. The second object is to provide a crime prevention thumb turn that does not require a detachable member and that allows the thumb turn to be easily viewed, thereby improving operability.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Next, means for solving the above problems will be described with reference to the drawings corresponding to the embodiments.
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 1 of the present invention is attached to an existing thumb turn knob 19 and a rear knob 13 having a shaft portion 29 that is coaxial with the pivot center of the knob 19;
A circular dial 15 that is extrapolated to the shaft portion 29 and is rotatable about the shaft portion 29;
A connecting means for disabling the relative rotation of the retrofitting knob 13 and the dial 15 at a predetermined rotational angle position of the dial 15;
It is provided with.
[0011]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 2 is attached to the knob 19 of the existing thumb turn, and the rear knob 13 is provided with a shaft portion 29 coaxial with the rotation center of the knob 19;
The shaft portion 29 is externally attached to the tip of the shaft portion 29 so as to be unremovable, is rotatable about the shaft portion 29 and is movable in the axial direction, and is unable to rotate relative to the rear handle 13 by movement in the proximal direction of the shaft portion. A circular dial 15;
Connecting means for restricting the movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion, and releasing the restriction of the movement at a predetermined rotation angle so that the post-pick 13 and the dial 15 are not relatively rotatable.
It is provided with.
[0012]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 3, the base thumb is attached to the knob 19 of the existing thumb turn, and the shaft knob 29 coaxial with the rotation center of the knob 19 is projected at the tip,
A tooth portion 35 fixed to the proximal end side of the shaft portion 29 and disposed around the shaft portion;
At least one circular dial 15 that is externally attached to the tip of the shaft portion 29 so as to cover the tooth portion 35 and is rotatable to the shaft portion 29 and movable in the axial direction;
A fitting tooth portion 56 that is formed on the inner periphery of the dial 15 and is fitted to the tooth portion 35 by the movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion;
A connecting means for restricting the movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion, and releasing the restriction of the movement at a predetermined rotation angle so that the tooth portion 35 and the fitting tooth portion 56 can be fitted. When,
It is provided with.
[0013]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 4 is the crime prevention thumb turn according to claim 2 or 3,
It is characterized by comprising display means 79 for indicating the rotational angle position of the dial 15 for releasing the restriction of movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion.
[0014]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 5 is the crime prevention thumb turn according to any one of claims 1, 2, 3, and 4.
It is provided with a click 17 that is urged radially outward from the shaft portion 29 and moves forward and backward with a sense of moderation in the rotation of the dial 15.
[0015]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 6 is a rear handle 13 in which a base end is attached to a knob 19 of an existing thumb turn and a shaft portion 29 coaxial with the rotation center of the knob 19 is projected at the tip.
A star plate 33 fixed to the base end side of the shaft 29 and having a plurality of teeth 35 on the outer periphery;
At least one circular dial 15 that is externally inserted at the tip of the shaft portion 29 so as to cover the star-shaped plate 33 and is rotatable about the shaft portion 29 and movable in the axial direction;
A star-shaped recess 55 formed on the inner periphery of the dial 15 and fitted into the star-shaped plate 33 by the movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion;
A click 17 that is urged radially outward from the shaft 29 and advances and retracts with a sense of moderation in each tooth-like recess 56 of the star-shaped recess 55;
The star-shaped recess 55 is formed by deepening at least one tooth-shaped recess 56 in the axial direction, and the click 17 enters in the direction along the axis, so that the star-shaped plate 33 and the star-shaped recess 55 are fitted. A digging portion 85 that enables movement of the dial 15 in the axial direction toward the proximal end of the dial 15;
Display means 79 indicating the rotational angle position of the dial 15 corresponding to the position of the digging portion 85;
It is provided with.
[0016]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 7 is the crime prevention thumb turn 11 according to any one of claims 1, 2, 3, 4, 5, 6.
A rotational position display means 75 is provided on the tip surface of the shaft portion 29,
The dial 15 is fitted with a display window 77 made of a transparent material through which the rotational position display means 75 can be seen.
[0017]
The crime prevention thumb turn 11 according to claim 8 is the crime prevention thumb turn 11 according to any one of claims 1, 2, 3, 4, 5, 6, and 7.
The shaft portion 29 and the dial 15 are rotatably inserted through a plurality of rolling elements 61 provided in the circumferential direction.
[0018]
The security thumb turn 11 eliminates the need for a detachable member, prevents the dial 15 from being caught when a wire or a rod is used, and makes the dial 15 idle so that rotational force can be input to the existing thumb turn. You can stop. In addition to this, in order to input the rotational force to the existing thumb turn, the dial 15 must be pressed toward the proximal end of the shaft after being performed at a predetermined rotational angle position or after being adjusted to the predetermined rotational angle position. Since the restriction of movement of the dial 15 is released only at a predetermined rotation angle, the rotational force is not input to the existing thumb turn only by a simple pressing operation such as the conventional thumb turn security cover. That is, it is difficult to find the rotation position where the dial 15 can be input to the retrofitting knob.
[0019]
Also, by providing the click 17, a sense of moderation can be obtained in the rotation of the dial 15, and the operational feeling is improved. Further, the rotation angle position of the dial 15 can be easily visually recognized by the display means 79, and the authorized operator can surely perform locking / unlocking as that operation. Further, in this security thumb turn 11, the rotational position of the existing thumb turn knob 19 that has become invisible due to being covered with the retrofitting knob 13 and the dial 15 can be visually recognized via the rotational position display means 75, and when the dial 15 is used. It becomes easy to lock and unlock during normal operation.
[0020]
Further, in the security thumb turn 11, the contact load between the shaft portion 29 and the dial 15 is distributed to the plurality of rolling elements 61, and the dial 15 rotates with low friction with respect to the shaft portion 29. While applying a load on the inner side in the radial direction, it is possible to prevent the shaft portion 29 from being rotated by rotating the dial 15 at a high speed, and unlocking by such unauthorized means becomes impossible.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a security thumb turn according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 is an exploded perspective view of a security thumb turn according to the present invention, FIG. 2 is an exploded side view of the security thumb turn shown in FIG. 1, FIG. 3 is an assembled longitudinal sectional view of the security thumb turn shown in FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG. 3, FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 3, and FIG. 7 is a vertical cross-sectional view of the security thumb turn shown in FIG. is there.
In the present specification, the proximal direction refers to the direction toward the existing thumb turn, and the distal direction refers to the direction in which the shaft portion protrudes.
[0022]
The security thumb turn 11 according to the present embodiment has a post-pick 13, a dial 15, and a click 17 shown in FIG.
The rear handle 13 is attached at the base end to the existing thumb turn knob 19 shown in FIG. In this deposition, a fitting groove 23 into which the knob 19 is fitted is formed on the base end surface of the circular base portion 21 formed at the base end portion, and a set screw 27 is attached to the female screw 25 penetrating the fitting groove 23. By screwing, the tip of the set screw 27 is pressed against the knob 19 to perform. As the set screw 27, a hexagon socket head screw is suitable. Note that an adhesive tape or an adhesive may be used for this deposition.
[0023]
A shaft portion 29 that is coaxial with the rotation center of the knob 19 protrudes from the base portion 21 of the post-pick 13, and the shaft portion 29 is formed in a cylindrical shape. A plurality of mounting grooves 31 in the axial direction for mounting rolling elements to be described later are formed on the outer periphery of the shaft portion 29 at regular intervals in the circumferential direction, and four in the present embodiment.
[0024]
Further, a star-shaped plate 33 is fixed around the base end side of the shaft portion 29 of the retrofitting knob 13, and the star-shaped plate 33 has a plurality of, for example, about ten tooth portions 35 on the outer periphery. The star plate 33 has a predetermined thickness, and thus protrudes from the tip surface of the base portion 21.
[0025]
In the present embodiment, the dial 15 includes two dials, that is, a base end side dial 37 and a front end side dial 39. The crime prevention thumb turn according to the invention may be a single dial or a plurality of two or more.
[0026]
The dial 15 is inserted into the shaft portion 29 in the order of the proximal end side dial 37 and the distal end side dial 39. The base end side dial 37 and the front end side dial 39 inserted into the shaft portion 29 have a C ring 43 fitted on a circumferential groove 41 formed on the outer periphery of the front end of the base end side dial 37, and the C ring 43 is connected to the front end side. By locking in a locking groove 45 formed on the inner periphery of the base end of the dial 39, the movement in the axial direction is restricted and coupled in a relatively rotatable manner.
[0027]
A flare portion 49 is formed on the base end side of the base end dial 37, and the flare portion 49 covers the star plate 33. Further, a flare portion 51 is formed on the proximal end side of the distal end side dial 39, and the flare portion 51 covers the outer periphery of the distal end of the proximal end side dial 37. That is, the distal end side dial 39 and the proximal end side dial 37 are overhanging as shown in FIG. That is, the gap between the base end side dial 37 and the front end side dial 39 is not formed linearly in the radial direction. This prevents, for example, a string or the like from being inserted into the gap between the base end side dial 37 and the front end side dial 39 to directly enable contact with the shaft portion 29.
[0028]
A star-shaped concave portion 55 that fits into the star-shaped plate 33 is formed on the base end side of the base end side dial 37 and the front end side dial 39. The base end side dial 37 is rotatable with respect to the shaft portion 29 and is movable in the axial direction. The proximal dial 37 is moved in the proximal direction of the shaft portion, so that the star-shaped concave portion 55 is fitted to the star-shaped plate 33, that is, the star-shaped concave portion 55 is fitted to each tooth portion 35 of the star-shaped plate 33. When the tooth-like concave portion 56 as the fitting tooth portion that constitutes the fitting is fitted, the relative rotation with the post-pick 13 becomes impossible.
[0029]
The outer shapes of the base part 21, the base end side dial 37, and the front end side dial 39 of the retrofit knob 13 are all circular. Thereby, it is possible to prevent the wire from being caught by a wire or the like.
[0030]
A rod-shaped rolling element (roller) 61 shown in FIG. 4 is mounted in each mounting groove 31 formed on the outer periphery of the shaft portion 29, and the base end side dial 37 and the distal end side dial 39 are interposed via the rolling element 61. Then, it is rotatably attached to the shaft portion 29. By interposing such rolling elements 61, the contact load between the shaft portion 29 and the dial 15 is distributed to the plurality of rolling elements 61, and the dial 15 rotates with low friction with respect to the shaft portion 29. For example, rotation while applying a load on the inside in the radial direction to the dial 15 or rotation of the shaft portion 29 by rotating the dial 15 at high speed can be prevented.
[0031]
The base end side dial 37 and the front end side dial 39 are formed with through holes 63 and 65 through which the shaft portion 29 passes. The through hole 65 of the distal end side dial 39 is opened as a stepped hole 67 on the distal end surface of the distal end side dial 39. The tip end surface of the shaft portion 29 is exposed in the stepped hole 67. A small disk-shaped cap 69 is fixed to the tip end surface of the shaft portion 29 exposed in the stepped hole 67 by a cap screw 71. The cap 69 is fixed integrally with the shaft portion 29, and is loosely fitted inside the stepped hole 67.
[0032]
A compression spring 73 is disposed between the rear knob 13 and the proximal end dial 37, and the compression spring 73 urges the proximal end dial 37 and the distal end side dial 39 toward the distal end of the shaft portion 29. ing. The proximal end dial 37 and the distal end dial 39 urged toward the distal end side of the shaft portion 29 are restricted from being removed from the shaft portion 29 by a cap 69 disposed in the stepped hole 67 of the distal end side dial 39. .
[0033]
On the surface of the cap 69, that is, on the tip surface of the shaft portion 29, a display seal 75 that is a rotational position display means is attached. In this embodiment, as shown in FIG. Further, a display window 77 made of a transparent material through which the display seal 75 can be seen is fitted in the stepped hole 67.
[0034]
Further, marks 79 are formed on the outer periphery of the base end side dial 37 and the front end side dial 39 as display means long in the axial direction. These marks 79, 79 are preferably provided by means such as printing, and are formed so as not to be convex or concave with respect to the outer peripheral surfaces of the dials 37, 39.
[0035]
The shaft portion 29 is provided with two receiving holes 81, 81 formed in the radial direction, and the receiving hole 81 accommodates the click 17 constituting the restricting means. The click 17 includes a click pin 83a and a compression spring 83b disposed between the click pin 83a and the receiving hole bottom. The click pin 83a is urged outward in the radial direction by a compression spring 83b.
[0036]
As shown in FIG. 6, the base-side click pin 83 a abuts radially outward on the star-shaped recess 55 of the base-side dial 37 inserted into the shaft portion 29. As shown in FIG. 5, the tip-side click pin 83 a is in contact with the star-shaped recess 55 of the tip-side dial 39 that is also inserted into the shaft portion 29 toward the outer side in the radial direction. Each click pin 83a is brought into contact with each tooth-like recess 56 of the star-shaped recess 55 to advance and retreat, thereby generating a feeling of moderation (click feeling).
[0037]
Here, at least one tooth-shaped recess 56 of the star-shaped recess 55 in the base end side dial 37 and the distal end side dial 39 is formed with a dug-down portion 85 formed by deepening the tooth-shaped recess 56 in the axial direction. Yes. Therefore, in the tooth-like recess 56 in which the click pin 83a coincides with the digging portion 85, the click pin 83a can enter the digging portion 85, and the dial 15 (the base end side dial 37 and the tip end side dial 39) is connected to the shaft base end. Can move in the direction. In other words, in a state where the click pin 83a is disposed in the tooth-like concave portion 56 other than where the dug-down portion 85 is formed, the dial is restricted from moving in the proximal direction of the shaft portion. That is, the click 17, the tooth-shaped recess 56 (star-shaped recess 55), and the digging portion 85 constitute a connecting means.
[0038]
The rotational position at which the click pin 83a coincides with the dug-down portion 85 can be known from the positions of the marks 79 and 79 set in advance, and in the present embodiment. The movement of the base end side dial 37 allows the star-shaped recess 55 to be fitted to the star-shaped plate 33. Accordingly, the click pin 83a restricts the movement of the dial 15 in the proximal direction of the shaft portion, while releasing the restriction of the movement at a predetermined rotation angle, and relatively rotates the rear handle 13 and the proximal end side dial 37. Make it impossible.
[0039]
The digging portion 85 formed on the base end side dial 37 is inserted when the base end side dial 37 is inserted into the shaft portion 29, that is, at the time of assembly, so that it does not pass through the click pin 83a on the base end side. Since it does not become, it is preferable to form in a taper shape like illustration.
[0040]
The cap 69 is fixed to the distal end surface of the shaft portion 29, and the rear handle 13, the base end side dial 37, and the front end side dial 39 that are assembled together are connected to the rear handle 13 and the base end by the decorative ring 91. A part of the side dial 37 is covered. The decorative ring 91 is pressed against the door surface 99 by a decorative spring 97 in contact with the flange portion 95 of the retrofitting knob 13 via a knob washer 93.
[0041]
In order to attach the security thumb turn 11 configured as described above to the existing thumb turn knob 19, the thumb thumb 19 of the existing thumb turn is locked, the decorative ring 91, the retrofitting knob 13, the proximal dial 37, and the distal dial. The security thumb turn 11 in which 39 is assembled together is pushed into the knob 19 of the existing thumb turn.
[0042]
Next, the setscrew 27 is screwed into the base portion 21 of the postpick 13 from the set hole 101 opened in the decorative ring 91 and is tightened with a hexagon wrench, thereby fixing the postpick 13 to the existing thumbturn knob 19.
Finally, the cosmetic cap 103 is press-fitted into the retaining hole 101 of the decorative ring 91 to complete the attachment of the security thumb turn 11.
[0043]
Next, the operation of the security thumb turn 11 attached to the existing thumb turn knob 19 will be described.
The crime prevention thumb turn 11 is configured so that the click pin 83a comes into contact with the tooth-like recesses 56 of the star-shaped recesses 55 of the base end side dial 37 and the front end side dial 39, so A click feeling is generated in response to the recess 56.
[0044]
In this state, the base end side dial 37, the front end side dial 39, and the decorative ring 91 are freely rotatable.
On the other hand, the dial 15 (base end side dial 37, front end side dial 39) cannot move in the axial direction because the click pin 83a does not coincide with the dug portion 85.
[0045]
At the time of unlocking operation, the marks 79 of the individual dials 15 (the base end side dial 37 and the front end side dial 39) are aligned upward. Then, the dug portions 85 of the individual dials 15 (the base end side dial 37 and the distal end side dial 39) coincide with the click pins 83a, and the click pins 83a can enter the dug portions 85. That is, the dial 15 can move in the proximal direction of the shaft portion 29. In this state, the proximal dial 37 and the distal dial 39 are pushed in as shown in FIG.
[0046]
Then, the star-shaped concave portion 55 of the base end side dial 37 is fitted into the star-shaped plate 33 of the post-pick 13 and the relative rotation between the dial 15 and the post-pick 13 is restricted, so that the post-pick 13, that is, the existing thumb turn The knob 19 can be unlocked and rotated.
[0047]
The locking operation can be performed in the same manner as this unlocking operation.
[0048]
At this time, the base end side dial 37 and the front end side dial 39 are relatively connected to each other so that they can rotate relative to each other. It becomes impossible. That is, if the marks 79, 79 on both the base end side dial 37 and the front end side dial 39 are not coincided with each other on the upper side, the pushing operation cannot be performed. For this reason, in the case of unauthorized unlocking by groping where the marks 79, 79 cannot be visually recognized, if there are 10 tooth portions 35, the 10 digits will be 2 pieces, so the combination must be aligned up to 100 times. , You can not push.
[0049]
As described above, according to the security thumb turn 11 described above, the detachable member is not required, and the wire 15 or the rod 15 is prevented from being caught on the dial 15. It becomes possible to block the input of rotational force to the thumb turn. In addition to this, in order to input the rotational force to the existing thumb turn, the dial 15 must be pressed in the proximal direction of the shaft, but the restriction of movement of the dial 15 is released only at a predetermined rotation angle. Rotational force is not input to the existing thumb turn only by a simple pressing operation such as the conventional thumb turn security cover. In other words, it is difficult to find the rotational position where the dial 15 can be input to the existing thumb turn.
[0050]
In addition, the rotational position of the existing thumb turn knob 19 that has become invisible due to being covered with the retrofitting knob 13 and the dial 15 can be visually recognized through the display sticker 75 and the display window 77, and the solution in the normal operation using the dial 15. Locking is easy and operability is not reduced.
[0051]
In the above-described embodiment, the mark 79 indicates a simple position, but the mark 79 may be represented by a number, a character, or the like.
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the crime prevention thumb turn according to the present invention, the rear thumb that is attached to the knob of the existing thumb turn and the shaft portion is protruded, and is externally inserted into the shaft portion so that the shaft portion is rotatable. Since it has a circular dial and a connecting means for making the post-pick and the dial relatively non-rotatable at a predetermined rotation angle position of the dial, a dial that does not require a detachable member and uses a wire, a bar, etc. In addition, the dial can be idled to prevent the rotational force from being input to the existing thumb turn. Further, in order to input the rotational force to the existing thumb turn, the dial must be adjusted to a predetermined rotational angle position. Therefore, the rotational force cannot be input to the existing thumb turn only by an operation such as rotation. That is, it is difficult to find the rotational position where the dial can be input to the rear knob. As a result, operability can be improved by eliminating the need for the detachable member, and crime prevention can be further improved.
[0053]
In addition, according to the security thumb turn according to the present invention, the rear thumb which is attached to the knob of the existing thumb turn and the shaft portion protrudes, and is externally inserted at the tip of the shaft portion so as not to be removable, toward the proximal direction of the shaft portion. Since it has a circular dial that becomes non-rotatable relative to the rear handle by movement, and a click that restricts movement of the dial in the proximal direction of the shaft portion, while releasing the restriction of the movement at a predetermined rotation angle, An attaching / detaching member is not required, and when a wire, a bar, or the like is used, the dial can be prevented from being caught, and the dial can be idled to prevent the rotational force from being input to the existing thumb turn. Moreover, in order to input rotational force to the existing thumb turn, the dial must be pressed toward the proximal end of the shaft, but the restriction of movement of the dial is released only at a predetermined rotation angle. Cannot input rotational force into an existing thumb turn. That is, it is difficult to find the rotational position where the dial can be input to the rear knob. As a result, operability can be improved by eliminating the need for the detachable member, and crime prevention can be further improved.
[0054]
Further, according to the security thumb turn of the present invention, a star-shaped plate having a plurality of tooth portions is fixed to the proximal end side of the shaft portion, and is moved on the inner periphery of the dial by moving the dial toward the proximal portion of the shaft portion. A star-shaped concave part that fits into the star-shaped plate is formed, and a dug-down part into which the click enters is formed in at least one tooth-shaped concave part of the star-shaped concave part. On the other hand, the movement can be released by making the click enter the digging portion only at a predetermined rotation angle. That is, the rotational force cannot be input to the existing thumb turn only by a simple pressing operation. As a result, it is difficult to find the rotational position where the dial can be input to the rear knob and it is possible to improve crime prevention.
[0055]
Furthermore, according to the crime prevention thumb turn of the present invention, the rotation position display means is provided on the tip surface of the shaft portion, and the dial is fitted with a display window made of a transparent material through which the rotation position display means can be seen. The rotational position of the existing thumb turn knob, which can no longer be visually recognized by being covered with the retrofit knob and the dial, can be known through the rotational position display means, and the operability can be improved.
[0056]
Further, according to the security thumb turn of the present invention, the shaft portion and the dial are rotatably inserted through the plurality of rolling elements provided in the circumferential direction, so that the dial is low with respect to the shaft portion. It will turn by friction, for example, while applying a load on the inner side in the radial direction to the dial, it is possible to prevent rotation of the shaft part by rotating the dial at high speed, preventing unlocking by such unauthorized means, Crime prevention can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a security thumb turn according to the present invention.
FIG. 2 is an exploded side view of the security thumb turn shown in FIG.
FIG. 3 is an assembled longitudinal sectional view of the security thumb turn shown in FIG. 1;
4 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3;
5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. 3;
7 is a longitudinal sectional view of the security thumb turn shown in FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing a state in which a conventional crime prevention cover is attached to a door.
9 is a cross-sectional view showing an internal state of the crime prevention cover shown in FIG.
10 is a partially cutaway side view showing another aspect of the security cover shown in FIG. 8. FIG.
11 is a partially cutaway side view showing still another aspect of the crime prevention cover shown in FIG. 8. FIG.
[Explanation of symbols]
11 ... Crime prevention thumb turn
13 ... Retrofit
15 ... Dial
17 ... click
19 ... Picking an existing thumb turn
29 ... Shaft
33 ... Starboard
35 ... tooth part
55 ... Star recess
56 ... Tooth-shaped recess (fitting tooth part)
61 ... rolling element
75 ... Rotation position display means (display sticker)
77 ... Display window
79 ... Display means (mark)
85 ... Digging part

Claims

A rear pick that is attached to the knob of the existing thumb turn and has a shaft portion that is coaxial with the pivot center of the knob;
A circular dial that is extrapolated to the shaft and is rotatable about the shaft;
At a predetermined rotational angular position of the dial, when moving the dial to the shank proximal direction, and a connecting means for the retrofit knob and the dial and the relative rotation impossible,
Security thumb turn characterized by having.

A rear pick that is attached to the knob of the existing thumb turn and has a shaft portion that is coaxial with the pivot center of the knob;
Circular shape that is rear with knob and rotate relative the movement of the said is movable to the distal end of the shaft portion in the axial direction together with a freely pulled out incapable extrapolated shaft portion relative rotating shaft proximally Dial and
While restricting the movement of the dial in the proximal direction of the shaft portion, the restriction of the movement is canceled at a predetermined rotation angle position , and the movement of the dial in the proximal direction of the shaft portion causes the rear handle and the dial to a connecting means for the relative rotation impossible,
Security thumb turn characterized by having.

A rear handle having a proximal end attached to the knob of the existing thumb turn and a shaft portion coaxial with the pivot center of the knob protruding from the tip;
A tooth portion fixed on the proximal end side of the shaft portion and disposed around the shaft portion;
At least one circular dial that is externally inserted at the tip of the shaft portion so as to cover the tooth portion and is rotatable relative to the shaft portion and movable in the axial direction;
A fitting tooth portion that is formed on the inner periphery of the dial and that fits the tooth portion by movement of the dial in the proximal direction of the shaft portion;
A connecting means for restricting the movement of the dial in the proximal direction of the shaft portion, and releasing the restriction of the movement at a predetermined rotation angle position so that the tooth portion and the fitting tooth portion can be fitted;
Security thumb turn characterized by having.

In the crime prevention thumb turn according to claim 2 or 3,
A security thumb turn comprising a display means for indicating a predetermined rotational angle position of the dial for releasing movement restriction of the dial in the proximal direction of the shaft portion, which is rotatable relative to the shaft portion.

In the security thumb turn according to any one of claims 1, 2, 3, and 4,
A crime prevention thumb turn provided with a click that is urged radially outward from the shaft portion and that moves forward and backward with a sense of moderation in turning the dial.

A rear handle having a proximal end attached to the knob of the existing thumb turn and a shaft portion coaxial with the pivot center of the knob protruding from the tip;
A star plate fixed on the base end side of the shaft portion and having a plurality of teeth on the outer periphery;
At least one circular dial that is extrapolated to the tip of the shaft portion so as not to be removable, covers the star-shaped plate , is rotatable relative to the shaft portion, and is movable in the axial direction;
A star-shaped recess formed on the inner periphery of the dial and fitted into the star-shaped plate by movement of the dial in the base end direction;
A click that is urged radially outward from the shaft portion and advances and retracts with a sense of moderation in each tooth-shaped recess of the star-shaped recess,
The dial is formed by deepening at least one tooth-shaped recess of the star recess in the axial direction, and the click enters in a direction along the axis so that the star plate and the star recess are fitted. A digging portion that allows movement in the proximal direction of the shaft,
Display means for indicating a rotation angle position of the dial corresponding to the position of the digging portion;
Security thumb turn characterized by having.

In the crime prevention thumb turn according to any one of claims 1, 2, 3, 4, 5, and 6,
Rotation position display means is provided on the tip surface of the shaft portion,
The dial is fitted with a display window made of a transparent material through which the rotational position display means can be seen through ,
The rotational angle position of the knob of the existing thumb turn covered with the post-pick and the dial is made visible through the rotary position display means provided on the shaft part of the post-pick attached to the knob. Crime prevention thumb turn.

In the security thumb turn according to any one of claims 1, 2, 3, 4, 5, 6, and 7,
The security thumb turn, wherein the shaft portion and the dial are rotatably inserted via a plurality of rolling elements provided in a circumferential direction.