JP4181717B2 - 呼中継装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網を用いて通信設備間の呼を中継する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遠隔配置された複数のPBXを、通信網を用いてPBX間の呼を中継する呼中継装置を用いて接続することにより、各PBXが収容する端末間の呼を可能とする通信システムの構築が行われている。
【0003】
このような通信システムでは、各PBXは、通信網が呼の処理に用いる番号体系にしたがった発番号や着番号により発呼や着呼を処理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、たとえば、既存のPBXを呼中継装置で接続して通信システムを構築したい場合、この既存のPBXが、通信網が呼の処理に用いる番号体系にしたがった発番号や着番号により、発呼や着呼を処理できないことがある。このような場合、通信システムを構築できない。
【0005】
そこで、本発明は、通信網が呼の処理に用いる番号体系にしたがった発番号や着番号により、発呼や着呼を処理できない通信設備であっても、これを、通信網を用いて呼の中継を行う呼中継装置により複数の通信設備が接続されて構築された通信システムに、収容できるようにすることを課題とする。
【0006】
また、このような、複数の通信設備が通信網により接続されて構築された通信システムでは、大規模になると、通信システム上で生じる問題の原因を、発生した現象から把握することが困難となるという課題もある。
【0007】
そこで、本発明は、通信網を用いて呼の中継を行う呼中継装置により複数の通信設備が接続されて構築された通信システム上において、発生した問題の原因追究を支援できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、
内線番号のみの着番号形態でしか発信処理が行えない交換機を収容接続し、通信網を用いて他交換機との間の呼を中継する呼中継装置であって、
交換機毎に、当該交換機が収容する内線端末の内線番号の先頭桁数値と当該交換機の局番との対応を記憶する記憶手段と、
収容接続している前記交換機から前記他交換機が収容する内線端端末の内線番号を受け付ける番号受付手段と、
前記番号受付手段で受け付けた内線番号の先頭桁の数値から、その数値に対応する他交換機の局番を、前記記憶手段より求めて、当該内線番号に付加し、着番号を作成する着番号作成手段と、
前記通信網に対して、前記着番号作成手段により作成した着番号を伴う発呼を行う発呼手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
このような呼中継装置によれば、呼中継装置が、自通信設備より受け付けた着番号を、通信網が呼の制御に用いる番号体系に整合するように編集し、それから、通信網に対して発呼する。したがって、自通信設備が呼の処理に用いる番号体系にしたがった着番号により発呼を処理できない場合であっても、自通信設備からの発呼を、通信網が処理できる形態で当該通信網へ出力することが可能となる。
【0010】
ここで、上記発明は、さらに、
収容接続している前記交換機は、着信時に着番号として内線番号のみしか受け付けず、
収容接続している前記交換機の局番の桁数情報を記憶する局番桁数記憶手段と、
前記通信網より着番号を受け付ける着信受付手段と、
前記着信受付手段が受け付けた着番号の先頭桁から、前記局番桁数記憶手段に記憶されている局番の桁数分の桁の削除処理を行う番号削除手段と、
収容接続している前記交換機に対して、前記番号削除手段が削除処理した着番号を前記交換機に送信する着呼手段と、を有するものであることが好ましい。
【0011】
このような呼中継装置によれば、通信網より受け付けた着番号を、自通信設備が呼の制御に用いる番号体系に整合するように編集し、それから、自通信設備に着呼させる。したがって、自通信設備が呼の処理に用いる番号体系にしたがった着番号により着呼を処理できない場合であっても、通信網からの着呼を、自通信設備が処理できる形態で当該自通信設備へ出力することが可能となる。
【0012】
また、本発明は、たとえば、通信網を用いて通信設備間の呼を中継する呼中継装置であって、
前記呼の状態の履歴を収拾し記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された履歴を出力する履歴出力手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
このような呼中継装置によれば、記憶手段に記憶された各呼の履歴により、通信システム上で発生した問題の原因を解析することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
【0015】
図1に、本発明の位置実施形態に係る通信システムの構成を示す。
【0016】
図中、符号1はATM多重化装置、符号2はPBX、そして、符号3は、ATM スイッチを含むATM網である。
【0017】
このような構成において、PBX2は、自身が収容する端末4から、他のPBX2に収容された端末4宛ての発呼があると、この呼を自身に接続したATM多重化装置1に中継する。ATM多重化装置1は、中継された呼を、呼の宛先の端末4が収容されたPBX2に接続された他のATM多重化装置1に、ATM網3を介して中継する。
【0018】
一方、呼をATM網3から中継されたATM多重化装置1は、この呼を、呼の宛先の端末4が収容されたPBX2に中継する。呼を中継されたPBX2は、この呼を呼の宛先の端末4に中継する。
【0019】
次に、図2に、図1に示すATM多重化装置1の構成を示す。
【0020】
図中、符号6はメモリ部、符号7は主制御部、符号8はSVC制御部、符号9はSAR制御部、符号10は音声回線インタフェース部、そして、符号11は、中継回線インタフェース部である。
【0021】
ここで、メモリ部6には、予め、後に詳述する番号計画情報と番号編集条件が記憶されている。主制御部7は、ATM多重化装置1が起動すると、このメモリ部6に記憶されている番号計画情報と番号編集条件を、各音声回線インタフェース部10に設定する。
【0022】
以下、このようなATM多重化装置1の動作について図3を用いて説明する。
【0023】
まず、ATM多重化装置1がATM網3へ発呼する側となる場合の動作について、説明する。
【0024】
この場合、PBX2は、収容した端末4から発呼要求と着番号の指定があると、ATM多重化装置1に発信要求と着番号を送る。ATM多重化装置1において、音声回線インタフェース部10は、PBX2から発信要求を受け取ると、呼の着番号が番号計画情報が示す番号計画に合致しているかどうかを調べる(番号判定)。そして、合致していない場合には、話中をPBX2に返し、呼の解放を待つ。一方、呼の着番号が、番号計画情報が示す番号計画に合致している場合には、番号編集条件にしたがって着番号への番号桁の削除や番号の付加などの番号編集を行い、番号編集した着番号を含めたSETUPメッセージを作成して、SVC制御部8に送る。
【0025】
ここで、PBX2とのインタフェース信号の形式がOD形式である場合、すなわち、順次、着番号の桁が送られる形式である場合には、以上の番号編集と、SETUPメッセージの作成を、番号計画情報にしたがって定まる有効桁数をPBX2から得られた時点で即時実行する(即時発信)。なお、着番号が、番号計画情報が示す番号計画に合致しているかどうかのチェックは、PBX2とのインタフェース信号の形式がOD形式である場合には、各桁が得られる度に逐次行うようにするのがよい。
【0026】
以上の、番号判定や番号編集や即時発信については、後に再度詳述する。
【0027】
さて、SETUPメッセージを受け取ったSVC制御部8は、ATM網3に発呼し、着番号の端末4を収容したPBX2が接続された他のATM多重化装置1との間に設定されたVP/VCを接続する。
【0028】
具体的には、SVC制御部8は、ATM網3とATMセルの送受を行う中継回線インタフェース部11と、AAL5にしたがったメッセージのセル化・デセル化を行うSAR制御部9を介して、ATMフォーラム制定のUNI4.0に準拠したシグナリング用のメッセージ情報をATM網3と交換するシグナリング制御、すなわち、ATM網3との間で、図3に示すSETUPメッセージの送信、CALL PROCメッセージの受信、ALARTメッセージの受信、CONECTメッセージの受信、CONNECT ACKメッセージの送信を行って、VP/VCを接続する。
【0029】
そして、SVC制御部8は、VP/VCを接続したならば、接続を音声回線インタフェース部10に通知する。接続を通知された音声回線インタフェース部10は、PBX2に接続を通知する。そして、その後、音声回線インタフェース部10と中継回線インタフェース部11は、接続したVP/VCとPBX2間の音声情報の中継を行う。
【0030】
なお、音声回線インタフェース部10は、以上のシグナリング制御中において、ALARTメッセージの受信からCONECTメッセージの受信までの間、接続を通知されたPBX2からのリングバックトーンを通すことにより、PBX2に呼出中を通知する。
【0031】
次に、ATM多重化装置1がATM網3から着呼する側となる場合の動作について、説明する。
【0032】
すなわち、中継回線インタフェース部11とSAR制御部9を介して、ATM網3からSETUPメッセージによる着呼を受けたSVC制御部8は、中継回線インタフェース部11とSAR制御部9を介して、図3に示すように、CALL PROCメッセージとALARTメッセージを、ATM網3に送信するシグナリング制御を行う。また、着呼した呼の着番号の端末4を収容するPBX2に接続する音声回線インタフェース部10を、着番号に含まれる後述するPBX2の局番より求め、これに着呼を通知する。着呼を通知されたSVC制御部8は、その呼の着番号に対して番号編集条件にしたがって番号桁の削除や番号の付加などの番号編集を行い、音声回線インタフェース部10に着呼を通知する。この番号編集については後述する。
【0033】
さて、音声回線インタフェース部10は、番号編集後の着番号と共に、着信通知をPBX2に送る。PBX2は、着番号より定まる後述する内線番号の端末4を呼出し、応答があれば、ATM多重化装置1に応答を通知する。一方、ATM多重化装置1の音声回線インタフェース部10は、PBX2より応答があったならば、その応答をSVC制御部8に伝える。応答を通知されたSVC制御部8は、中継回線インタフェース部11とSAR制御部9を介して、図3に示すように、ATM網3との間で、CONECTメッセージを送信しCONNECT ACKメッセージを受信するシグナリング制御を行い、発呼したATM多重化装置1との間に設定されたVP/VCを接続する。
【0034】
以降、音声回線インタフェース部10と中継回線インタフェース部11は、接続したVP/VCとPBX2間の音声情報の中継を行う。
【0035】
ATM多重化装置1の、以上のATM網3への発呼側の動作とATM網3からの着呼側の動作により、PBX2間の呼が確立し通話が可能となる。
【0036】
次に、このようにして確立した呼の切断解放時の、切断側のATM多重化装置1の動作について説明する。
【0037】
PBX2より呼の解放が通知されたならば、音声回線インタフェース部10は、解放をSVC制御部8に通知する。解放を通知されたSVC制御部8は、中継回線インタフェース部11とSAR制御部9を介して、図3に示すように、ATM網3との間で、RELEASEメッセージの送信とREL COMPメッセージの受信を行い、接続したVP/VCを解放する。
【0038】
次に、このようにして確立した呼の切断解放時の、被切断側のATM多重化装置1の動作について説明する。
【0039】
ATM網3からRELEASEメッセージを受けたSVC制御部8は、音声回線インタフェース部10に解放を通知する。解放を通知された音声回線インタフェース部10は、解放をPBX2に送る。そして、SVC制御部8は、中継回線インタフェース部11とSAR制御部9を介して、図3に示すように、ATM網3にREL COMPメッセージを送信し、接続したVP/VCを解放する。
【0040】
ところで、以上の各動作に際して、SVC制御部8は、ATM網3との間のシグナリング手順のログを、主制御部7を介してメモリ部6に蓄積する。なお、このメモリ部6に蓄積されたログは、主制御部7を介して外部に読み出すことができる。
【0041】
さて、このログとして、SVC制御部8は、ATM網3と送受した各メッセージ中の情報、メッセージの送受時刻を、各呼毎に蓄積する。
【0042】
より具体的には、図4の呼制御開始を示すSETUPメッセージの送受時刻、SETUPメッセージ中のAALパラメータに含まれる使用帯域PCR/SCRおよび着番号(着サブアドレスを含む)、発番号(発サブアドレスを含む)、SETUPメッセージ又はCALL PROCメッセージ中のコネクション識別子に含まれる使用VPCI/VCI、RELEASEメッセージ中の呼の切断の正常/輻輳などの理由を示す理由表示、REL COMPメッセージ中の呼の切断の正常/輻輳などの理由を示す理由表示、呼制御終了などを示すREL COMPメッセージの送受時刻などを、ログとして蓄積する。
【0043】
なお、ATM多重化装置1は、たとえば、SETUPメッセージ中の発番号には、発信要求したPBX2から、発呼した端末4の後述する内線番号を得られるときには、この内線番号と発信要求したPBX2の後述する局番を記述する。発信要求したPBX2から、発呼した端末4の後述する内線番号を得られないときには、発信要求したPBX2の局番のみを記述する。
【0044】
以下、前述した番号計画情報、番号編集条件、番号判定、番号編集、即時発信について説明する。
【0045】
まず、番号計画情報と、番号判定と即時発信について説明する。
【0046】
いま、図1に示すように、通信システム上の局番40〜80のPBX2が存在し、局番40のPBX2が収容する端末4には2を先頭とする3桁の内線番号が与えられ、局番50のPBX2が収容する端末4には3を先頭とする5桁の内線番号が与えられ、局番60のPBX2が収容する端末4には4を先頭とする3桁の内線番号が与えられ、局番70のPBX2が収容する端末4には5を先頭とする4桁の内線番号が与えられ、そして、局番80のPBX2が収容する端末4には6を先頭とする3桁の内線番号が与えられている場合を例にとる。
【0047】
また、ATM網3は、呼制御の着番号として局番+内線番号を用いるものとする。たとえば、局番40のPBX2に収容された内線番号201の端末4の、ATM網2上の着番号は、40-201となる。
【0048】
また、PBX2は、PBX2毎に、内線番号のみか、あるいは、局番+内線番号により、自PBX2が接続するATM多重化装置1との間で着番号をやりとりを行うものとする。
【0049】
すなわち、1部のPBX2は、ATM網3上の番号体系である局番+内線番号の体系ではなく、内線番号のみの着番号の体系でしか発呼や着呼を処理できないものとする。たとえば、局番50のPBX2に接続したATM多重化装置(B)1は、発呼時に、局番40のPBX2に収容された内線番号201の端末4の着番号として、番号40-201をPBX2から受け付けるのに対して、局番60のPBX2に接続したATM多重化装置(C)1は、発呼時に、局番40のPBX2に収容された内線番号201の端末4の着番号として、番号201のみを受け付けるものとする。また、たとえば、局番70のPBX3は、着呼時に、収容する内線番号5001の端末4の着番号として、番号70-5001を、ATM多重化装置(D)1から受け付けるのに対して、局番40のPBX2は、着呼時に、内線番号201の端末4の着番号として、番号201のみをATM多重化装置(A)1から受け付けるものとする。
【0050】
この場合、番号計画情報としては、各内線番号毎に、内線番号の先頭桁の数値と当該内線番号の桁数とを示す情報を用意する。たとえば、先頭が2であれば桁数は3、先頭が3であれば桁数は5となる。また、番号計画情報には、PBX2から通知される着番号のうち、どの部分が内線番号の先頭桁となるかの情報も含める。
【0051】
なお、通知される着番号のうち、どの部分が内線番号の先頭桁となるかは、ATM多重化装置1が、自身に接続されたPBX2より、着番号の指定を内線番号のみで受け入れるのか、それとも、局番+内線番号によって受け入れるのかによって一義的に定まる。また、番号計画情報には、通信システム内の局番、内線番号、および、局番と内線番号の組み合わせの取り得る範囲の情報を含めておく。
【0052】
そして、即時発信では、自身に接続されたPBX2から通知された着番号のうち、番号計画情報によって特定される内線番号の先頭桁の数値に応じて定まる桁数分の内線番号を、自身に接続されたPBX2から受け取った時点で、着番号を受け入れは終了したものとし、即時、前述した番号編集とSETUPメッセージの作成送信を行う。
【0053】
また、番号判定では、番号計画情報が示す通信システム内の局番、内線番号、および、局番と内線番号の組み合わせの取り得る範囲外の着番号が、自身に接続されたPBX2より指定された場合に、着番号が番号計画情報が示す番号計画に合致していないと判定する。
【0054】
次に、番号編集条件は、ATM網3上の番号体系である局番+内線番号の体系ではなく、内線番号のみの着番号の体系でしか発呼や着呼を処理できないPBX2を収容するATM多重化装置1に対して設定する。
【0055】
番号編集条件として、自ATM多重化装置1が収容するPBX2のうち、発呼時に、着番号として、内線番号のみの着番号しか自ATM多重化装置1に送れないPBX2については、内線番号の先頭桁の数値とその数値を先頭桁に持つ内線番号を有する端末4を収容するPBX2の局番との対応情報を用意する。また、自ATM多重化装置1が収容するPBX2のうち、着呼時に、着番号として、内線番号のみの着番号しか自ATM多重化装置1から受け入れないPBX2については、局番の桁数のみの情報を用意する。
【0056】
そして、番号編集では、発呼時に、着番号として、内線番号のみの着番号しか自ATM多重化装置1に送れないPBX2については、そのPBX2から受け取った内線番号に、その先頭桁の数値に対応する局番を先頭に付加する処理を行う。また、着呼時に、着番号として、内線番号のみの着番号しか自ATM多重化装置1から受け入れないPBX2については、そのPBX2に送る着番号を、ATM網3から受け取った着番号の先頭桁から局番の桁数分の桁を削除する処理を行う。
【0057】
たとえば、先程の例では、局番60のPBX2に接続したATM多重化装置(C)1は、発呼時に、局番40のPBX2に収容された内線番号201の端末4の着番号として、番号201のみを局番60のPBX2より受け付けた場合、これに局番40を付加して、着番号を40-201に編集し、それから、ATM網3へ発呼する。また、局番40のPBX2に接続したATM多重化装置(A)1は、着呼時に、ATM網3から着呼した呼の着番号40-201から、局番40を削除して、内線番号201のみの着番号に編集し、それから、局番40のPBX2に送る。
【0058】
以上、本発明の実施形態について説明した。
【0059】
なお、以上の番号編集処理において、前述した番号の付加や削除以外の番号の付加や削除等を行うようにしてもよい。
【0060】
たとえば、ATM網3上の番号体系が局番3桁である場合に、あるPBX2が局番2桁の番号体系でしか処理を行えない場合、当該PBX2と送受する局番に、1桁たとえば0の付加/削除を行うようにしてもよい。
【0061】
あるいは、特別なATM網3のサービスを必要とする種類の呼について、ATM網3上でそのサービスが実行されることになる番号が局番を持つように、局番の付加/削除もしくは変更を行うようにしてもよい。
【0062】
さらには、ATM網3上でのATM多重化装置1の番号が、PBX2の局番と無関係に定められているときには、局番より定まるATM多重化装置1のATM網3上の番号を、着番号として、付加/削除するようにしてもよい。
【0063】
また、以上の実施形態において、ATM多重化装置1に電話端末を接続するようにしてもよい。この場合の電話端末に対するATM多重化装置1の動作は、上述したPBX2に対するものとほぼ同様である。ただし、電話端末には、特に着番号を通知しないようにしてもかまわない。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、番号編集によってPBX2と送受する着番号を、ATM網3上ではATM網3の番号体系に合致するように編集する。したがって、ATM網3の番号体系に合致する着番号によって発呼や着呼を処理できないPBX2であっても、通信システムに収容することができる。
【0065】
また、実行した各呼についてログを蓄積するので、これにより通信システム上で発生した問題の原因追究を支援することができるようになる。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、通信網が呼の処理に用いる番号体系にしたがった発番号や着番号により、発呼や着呼を処理できない通信設備であっても、これを、通信網を用いて呼の中継を行う呼中継装置により複数の通信設備が接続されて構築された通信システムに、収容することが可能となる。
【0067】
そこで、本発明によれば、通信網を用いて呼の中継を行う呼中継装置により複数の通信設備が接続されて構築された通信システム上において、発生した問題の原因追究を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るATM多重化装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る通信システムの通信シーケンスを示す図である。
【図4】 ATM網のシグナリング手順に用い射るメッセージを示す図である。
【符号の説明】
1…ATM多重化装置
2…PBX
3…ATM網
6…メモリ部
7…主制御部
8…SVC制御部
9…SAR制御部
10…音声回線インタフェース部
11…中継回線インタフェース部
Claims (3)
- 内線番号のみの着番号形態でしか発信処理が行えない交換機を収容接続し、通信網を用いて他交換機との間の呼を中継する呼中継装置であって、
交換機毎に、当該交換機が収容する内線端末の内線番号の先頭桁数値と当該交換機の局番との対応を記憶する記憶手段と、
収容接続している前記交換機から前記他交換機が収容する内線端端末の内線番号を受け付ける番号受付手段と、
前記番号受付手段で受け付けた内線番号の先頭桁の数値から、その数値に対応する他交換機の局番を、前記記憶手段より求めて、当該内線番号に付加し、着番号を作成する着番号作成手段と、
前記通信網に対して、前記着番号作成手段により作成した着番号を伴う発呼を行う発呼手段と、
を有することを特徴とする呼中継装置。 - 請求項1に記載の呼中継装置において、
収容接続している前記交換機は、着信時に着番号として内線番号のみしか受け付けず、
収容接続している前記交換機の局番の桁数情報を記憶する局番桁数記憶手段と、
前記通信網より着番号を受け付ける着信受付手段と、
前記着信受付手段が受け付けた着番号の先頭桁から、前記局番桁数記憶手段に記憶されている局番の桁数分の桁の削除処理を行う番号削除手段と、
収容接続している前記交換機に対して、前記番号削除手段が削除処理した着番号を前記交換機に送信する着呼手段と、
を有することを特徴とする呼中継装置。 - 請求項1及び2のいずれか一項に記載の呼制御装置において、
呼の状態の履歴を収拾し記憶する呼履歴記憶手段と、
前記呼履歴記憶手段に記憶された履歴を出力する履歴出力手段と、
を有することを特徴とする呼中継装置。
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