JP4181518B2 - 搬送チェーン用トロリーの分解装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送チェーン用のトロリーを分解する装置に関し、特に、搬送チェーンに固定されたトロリーを簡便に交換するための分解装置に関するものである。
従来から、工場などのワーク搬送ラインには、図4に示すような搬送チェーン100が用いられている。ここで、図4(a)は、搬送チェーンの要部を示す要部拡大図である。(b)は、(a)におけるB−B線断面図である。
図4に示すように、搬送チェーン100は、平行に対面する2枚のサイドリンク102,102の一端とセンターリンク101の一端とが、この一端で貫通する連結ピン103により連結されており、サイドリンク102,102とセンターリンク101とが交互に連結して構成されている。
センターリンク101の中空部分には、トロリー8の胴体部分が挿入され(後記する図5(c)参照)、複数のトロリー8、8…が一定間隔で搬送チェーン100に固定されている(図4では1個)。そして、トロリー8の上部で回転自在に支持された一対のローラ81,81が、それぞれガイドレール104の断面I字形状の外側面の上を転動する。そして、このガイドレール104の軌道に沿って搬送チェーン100が走行することとなる。
図5は、胴体部分にセンターリンク101が外嵌されたトロリー8を示す、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はボルト部分の拡大図である。
図5(b)に示すようにトロリー8は、一対の半体プレート82a,82bが、その合わせ面で中間プレート83を挟持して、ボルト84,85とナット84a,85aとにより締結されてなる。そして、半体プレート82a,82bの、ボルト84,85が貫通する孔部の間の位置には、センターリンク101と係合する切欠86a,86bが設けられている。なお、この切欠86a,86bにセンターリンク101が係止されることにより、トロリー8はセンターリンク101から抜け落ちることなく搬送チェーン100を支持する。
なお、トロリー8を搬送チェーン100に取り付ける手順は、まず、各半体プレート82a,82bを一つずつセンターリンク101の中空部分に挿入して切欠86a,86bに係止させる。次に、両半体プレート82a,82bの間に中間プレート83を挟持させ、両ローラ81,81の回転軸が同軸となるように半体プレート82a,82bの合わせ面の位置を調整しボルト84,85で固定する。
さらに、トロリー8がガイドレール104を走行する際に伴う振動などによってボルト84,85が緩むのを防ぐため、図5(d)に示すようにボルト84,85の先端部は、ねじ山がつぶされて加締められている。
ところで、ローラ81は常にガイドレール104に接触して走行するため摩耗しやすく、この摩耗量が大きくなると、搬送チェーン100を駆動(走行)させる駆動装置(図示せず)のギヤと、搬送チェーン100との噛み込み不良を起こす。このため、トロリー8を定期的に交換する必要がある。このトロリー8の交換を行うには、ボルト84,85を抜き取る必要があるが、その先端部が前記したように加締められている為に、通常の方法でナット84a,85aを回転させようとしてもナットの六角部分が損傷して回転不能である場合がある。そのためトロリーを分解する専用の装置として例えば特許文献1に記載する技術が開示されている。
図6は、従来のトロリーの分解装置を示す正面図である。図6には、従来の分解装置11にトロリー8がセットされ、そのボルト締結部分のみが示されている。従来のトロリー分解装置11は、トロリー8の一方の半体プレート82aを位置決めして固定する冶具91と、ドリル92,92をボルト84,85の先端部分に誘導するガイド孔93とを有するものである。そして、このドリル92,92によるボルト84,85の先端部分の切削によりナット84a,85aを除去してトロリー8を分解していた。
特開2003−136349号公報(段落0030、図1)
しかし、以上述べた従来のトロリーの分解装置11において、ドリル92は使用により磨耗する消耗品であり、またドリル92の使用により発生した切粉の処理等により、ライン環境やコスト面におけるデメリットが大きいという問題があった。
本発明は、以上の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、トロリーの分解作業の作業性に優れ、さらにライン環境、コスト面においても優れたトロリーの分解装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記した目的を達成するために創案されたものであり、まず請求項1に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、ガイドレールに沿って走行する搬送チェーンに固定され、前記ガイドレールを転動するローラを回転自在に支持する半体プレートの対が互いにボルトで締結されてなるトロリーの分解装置であって、前記ボルトの先端を押圧するクランプ機構と、このクランプ機構の押圧力を前記ボルトの頭部で受けるとともに、この頭部に回転トルクを付与する手段を有する受け台と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ボルトの頭部に、ボルトを捩れ破断させるのに充分な回転トルクを与えることにより、ボルトの頭部及び先端(ナット)を分離させることができる。これにより、トロリーを構成する半体プレートの対の締結がはずれ、搬送チェーンに固定されたトロリーを取り外すことが可能になる。
請求項2に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、請求項1に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置において、前記クランプ機構の前記ボルトを押圧する部位は、前記ボルトの一部に当接する先端が鋭角なロック爪であることを特徴とする。
かかる構成によれば、クランプ機構により与えられた押圧力は、ロック爪の鋭角な先端に伝達され、この先端が当接するボルトの一部に食い込むことになる。これにより、ボルトに与えられた回転トルクにより、クランプ機構及びボルトに当接する先端部分が相対的に回転したりずれたりすることがない。
請求項3に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、請求項2に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置において、前記クランプ機構は、基端が固定された前記ロック爪に、流体の圧力により前記押圧力を発生させるクランプシリンダを含むことを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば圧縮エアや油圧等を用いた回路が構成され、ボタン操作により、この回路をオン・オフさせることによりクランプ機構を動作させることができる。これにより、トロリーの分解の半自動化が達成され作業の効率化・高速化に寄与する。
請求項4に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置において、前記受け台は、前記回転トルクを付与するためのハンドルと、前記回転トルクを前記ボルトの頭部に伝達するソケットと、このソケットに連動して回転し、前記ハンドルに対して前記ソケットとは反対の位置で、この回転を支持する軸受とを含むことを特徴とする。
かかる構成によれば、ボルトに与えられる回転トルクはハンドルの操作により発生する。ソケットは、このハンドルで発生したトルクをボルトに伝達する役目を果たし、軸受はハンドルをボルトとは反対側で支持することとなる。これにより、トロリーの分解作業は、トロリーを分解装置にセットしたのち、ハンドルを90°程度回転させることにより実行されることとなる。
請求項5に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置において、前記ローラを収納し前記トロリーを支持するローラガイドを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、トロリーは、ローラ部分が把持されることにより、受け台に対して支持されることになる。また、分解されたトロリーを組み付ける場合、このローラガイドは、二つのローラの回転軸を合わせて半体プレートを固定させるための冶具としても機能する。
請求項6に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置は、請求項5に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置において、前記ローラガイドを水平方向に移動させる水平ガイドを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、トロリーが締結される複数のボルトの頭を、ローラガイドが水平方向に移動されることにより順次、受け台にセットすることができる。これにより、トロリーを分解する作業の効率が向上する。
本発明に係る搬送チェーン用トロリーの分解装置によりトロリーの分解作業の作業性に優れ、さらにライン環境、コスト面においても優れたトロリーの分解装置が提供できるという優れた効果を奏する。すなわち、搬送チェーンの使用により定期的に行うことが必要となるトロリーの交換を高速に効率的に実施することができる。また、このトロリーの交換作業に伴うボルトの抜き取りの際も切削粉等の発生もなくライン環境にかける負荷も少ない。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1から図3を参照して本発明における実施形態について説明する。図1は、本発明の搬送チェーン用トロリーの分解装置を示す、(a)は正面図、(b)は側面図である。図2(a)は、本発明の搬送チェーン用トロリーの受け台の周辺部分の正面拡大図である。図2(b)は、ロック爪のZ−Z線側面断面図である。図2(c)は、ロック爪がボルト先端に当接している状態を示す図である。
図1(a),(b)に示すように、トロリー分解装置10は、受け台2及びガイド3が設置されたベースプレート1と、クランプ機構4及び操作パネル7が設置された天板5と、ベースプレート1及び天板5の四隅にそれぞれ一端が固定された4本の支柱6、6…とから主として構成されている。
ガイド3は、ローラガイド32と、ベース部材31と、水平ガイド33とから構成される。そして、ガイド3は、トロリー8を、その両ローラ81,81の回転軸がベースプレート1に対して垂直になるように、所定の位置で支持するものである。
ローラガイド32は、円筒形状を有しその円筒の内部に、円筒の長手方向へ出入自在にトロリー8のローラ81,81が収納されるものである。そして、ローラガイド32の周面上に、開口する切欠部32aが、半体プレート82a,82bの幅で一定長さで形成され、ローラ81,81の出入がスムーズに誘導されるようになっている。この切欠部32aの位置によりトロリー8が、ローラガイド32から突出する方向が定められる。
ベース部材31は、一対の辺が平行な平板であり、そのベース部材31の上にはローラガイド32が溶接されている。また、ローラガイド32の円筒の軸とベース部材31とは直交し、切欠部32aが開口する方向とベース部材31の平行な辺の方向とが一致するように、ローラガイド32はベース部材31に溶接されている。
水平ガイド33,33は、ベースプレート1の上に固定され、前記したベース部材31の平行な辺に摺接して、べース部材31の移動が水平でかつ一方向(図1(b)の紙面垂直方向)となるように規制するものである。
これにより、べース部材31を移動することで、ローラ81側のボルト85を破断させたり、ローラ81から遠いボルト84を破断させたりできる。
受け台2は、トロリー8の六角断面のボルト頭部84b,85bに嵌合してボルト84,85を回転させるものである。また受け台2は、後記するクランプ機構4の押圧作用によりボルト84,85に付勢されたスラスト方向の応力を受ける機能も有する。ここで、ベースプレート1に対して、垂直方向をスラスト方向と呼び、同、水平方向をラジアル方向と呼ぶこととする。そして、受け台2は、図2に詳細が示されるように、軸受ケース21と、シャフト24と、ラチェットハンドル28と、ソケット26と、当て止め29とから構成される。
軸受ケース21には、その内部に円錐ころ軸受22及び深溝玉軸受23が同軸状態となるように、それぞれの外輪23b,22bが軸受ケース21の内周面に圧入されている。そして、軸受ケース21は、ローラガイド32がベースプレート1上を水平に移動できる範囲において、円錐ころ軸受22及び深溝玉軸受23の同軸上で、ボルト頭部84b,85bの位置を調整できる場所に固定されている。
シャフト24は、円錐ころ軸受22の内輪22aに圧入される円筒軸24aと、深溝玉軸受23の内輪23aに圧入されて円錐ころ軸受22の内輪22aの端面に接する円筒軸24bと、ラチェットハンドル28のトルク伝達軸25に上面が接する円筒軸24cと、トルク伝達軸25の孔部25aに嵌入する円筒軸24dと、がすべて同心となるように構成されているものである。
ここで、円錐ころ軸受22は、シャフト24にかかるスラスト方向の応力を受け、深溝玉軸受23は、シャフト24にかかるラジアル方向の応力を受けることにより、シャフト24の一端を軸受ケース21で回転自在に支持するものである。
ラチェットハンドル28は、一方向のみに回転伝達するトルク伝達軸25を有し、図示しないレバーの切換え操作によりその回転する方向の正逆切換が可能となる。これにより、ラチェットハンドル28を回転させた場合、一方向のみの回転トルクがトルク伝達軸25に伝達され、反対方向の回転トルクは伝達されない。
ソケット26は、ボルト頭部84b,85bに嵌合する六角断面の上孔部26aとトルク伝達軸25の突起25bに嵌合する四角断面の下孔部26bとを有し、ラチェットハンドル28により付与された回転トルクをボルト84,85に伝達させるものである。
当て止め29は、上孔部26aの内部に嵌脱自在に存在し、ボルト頭部84b,85bが当て止め29に接触して上孔部26aの上端面がトロリー8の部分に接触しないように、ボルト頭部84b,85bの上孔部26aへの侵入量を調整するものである。そして、当て止め29は、クランプ機構4からロック爪43を介してボルト84,85に与えられた押圧力を接触面において受けるものである。
図1に戻って説明を続ける。
クランプ機構4は、クランプシリンダ42と、抑え板部材44と、ロック爪43とから構成される。そして、クランプ機構4は、操作パネル7の操作に連動して作動し、ロック爪43をスラスト方向に移動させ、このロック爪43の先端がボルト84,85の先端に当接したところで一定の応力で押圧し作動を停止し、これによりボルト84,85の回転を抑止させるものである。
クランプシリンダ42は、天板5に固定されるシリンダ部42aと、後記する圧縮エア回路(図3参照)の作用によりシリンダ部42aに対しスラスト方向にストロークする可動部42bとを含む。そして、クランプシリンダ42は、操作パネル7の切換スイッチS及び作動ボタンB1,B2によりその動作が制御されるものである。
図3は、クランプシリンダ42を動作させるエア回路と、クランプシリンダ42の内部構造とを簡略化して示す模式図である。シリンダ部42aの内部空間は、可動部42bに一体化して上下に可動する仕切板42cにより、それぞれ密閉された上空間及び下空間に分割されている。そして、切換スイッチSを「UP」にセットして作動ボタンB1,B2の両方を押すと下空間に圧縮エアが流入し、可動部42bが上昇する。反対に、切換スイッチSを「DOWN」にセットして作動ボタンB1,B2の両方を押すと上空間に圧縮エアが流入し可動部42bを下方に押し下げ下降する。
なお、作動ボタンB1,B2の二つが存在する理由は、作動ボタンが一つだと誤って押した場合に作業者が意図しない動作が装置に生じ、事故や故障が発生する事態を回避するためである。また、クランプシリンダ42を動作させる圧力源は、前記したエアに限定されるものではなく、油圧のような他の流体によるものであってもよい。
ロック爪43は、抑え板部材44を介して可動部42bに連結し、抑え板部材44に対し取り外し自在に固定されるものである。ロック爪43は、図2(b)の断面図に示されるように、先端角度が鋭角なクサビ型形状を示し、さらにボルト84,85に当接する先端部分は、図2(a)の正面図に示されるように、中心部が所定の幅で円弧状の凹部43aが形成されている。この凹部43aの両サイドには突起した刃部43b,43bが所定の幅及び厚みに形成されている。このロック爪43の先端部分の寸法は、先端角度が30°から60°、円弧状の凹部43aの幅がボルト84,85のねじ谷の径程度、刃部43b,43bの厚みが0.5mmから1.5mmの範囲にあり、幅がねじ山の最外径を若干超える程度であることが望ましい。そして、この爪がクランプシリンダ42の付勢力によりボルトの先端に当接して押圧されると、このロック爪43の突起した部分がボルトの先端付近のねじ山に食い込むため(図2(c)参照)、ボルトが捩れ破断するほどのトルクが付与されても、この当接する面においてボルト84,85が回転するような滑りが発生しない。
次に、図1に基づいてトロリー分解装置の動作について説明する。
まず、トロリー8がセットされていないトロリー分解装置10において、切換スイッチSを「UP」にセットして作動ボタンB1,B2を同時に押して、クランプシリンダ42の可動部42bを上方に位置させる。次に、ボルト84,85の先端が上方を向く方向にトロリー8の二つのローラ81,81をローラガイド32の内部に収納する。このとき、トロリー8が切欠部32aの底部に当接した位置で、ボルト頭部84bがソケット26(図2参照)の上孔部26aに嵌入し、当て止め29に当接するように、あらかじめ、ローラガイド32の位置を調節しておく。
次に、切換スイッチSを「DOWN」にセットして作動ボタンB1,B2を同時に押して、クランプシリンダ42の可動部42bを下方に下げる。ボルト84の先端に当接したロック爪43は、さらに一定の応力で押圧するので鋭角の先端の一部が食い込む。(図2(c)参照)。この状態で、作業者がラチェットハンドル28を90°程度回転させると、ボルト頭部84bには回転トルクが印加される。しかし、ボルト84の先端はロック爪43により固定されているので、ボルト84の破断強度の一番弱い部分であるナット84a(図2参照)の直下のねじ山部分でボルト84はせん断されることとなる。このせん断により、ボルト84は、ナット84a部分とボルト頭部84bとに分断されるので、トロリー8から取り外すことができる。
次に、ロック爪を上昇させ、ローラガイド32を受け台2の方向にさらに水平移動させ、ボルト頭部85bをソケット26の上孔部26aに嵌入させる。そして、前記した同様の動作を繰り返すことにより、ボルト85をトロリー8から取り外す。
このようにして、ボルト84,85をトロリー8から取り外せば、半体プレート82a,82b及び中間プレート83を分離することができ、その結果、センターリンク101(図4参照)からトロリー8を取り外すことが可能になる。
以上述べた、動作を搬送チェーン100に多数固定されているトロリー8,8…に、連続して行えば、極めて効率的に、新品のトロリー8,8…に替えることが可能になる。
さらに、廃棄物として排出されるボルト84,85の残骸は、回収しやすい適度な大きさを有している為に、ライン環境や作業に与える負担が少なくてすむ。
以上述べた実施形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、種々の変形が可能である。例えば、前記したトロリー分解装置10では、クランプ機構4にロック爪43を固定して、トロリー8を分解して搬送チェーンから除去する手順について説明した。さらに、その後の手順として、ローラガイド32に、二つのローラ81,81の軸を合わせて、分解されたトロリー8の半体プレート82a,82bをセットしてボルト84,85を締結すれば、ローラガイド32を固定冶具として作用させることもできる。
次に、クランプ機構4を下降させて、ロック爪43の先端により、ボルト84,85の先端を加締めることができる。
また、実施形態に示したトロリー8は、半体プレート82a,82bを締結する部材として2本のボルト84,85を用いているが、この用いるボルトの本数に制限はなく、またその締結位置も任意である。そして、実施形態に示した水平ガイドは、ローラガイド32の移動を一方向に規制させるものであったが、これに限定されることなく、半体プレート82a,82b上の任意の位置に締結されるボルトが受け台2にセットされるよう水平方向に移動できるものであればよい。
本発明の実施形態に係る搬送チェーン用トロリーの分解装置を示す、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の実施形態に係る搬送チェーン用トロリーの分解装置における、(a)は搬送チェーン用トロリーの受け台の周辺部分の正面拡大図、(b)はロック爪のZ−Z線側面断面図、(c)はロック爪がボルト先端に当接している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る搬送チェーン用トロリーの分解装置における、クランプシリンダを動作させるエア回路と、クランプシリンダの内部構造とを簡略して示す模式図である。 本発明の実施形態に係る搬送チェーン用トロリーの分解装置における、(a)は搬送チェーンの要部を示す要部拡大図、(b)は(a)におけるB−B線断面図である。 胴体部分にセンターリンクを外嵌させた状態のトロリーを示す、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はボルト部分の部分拡大図である。 従来のトロリーの分解装置を示す正面図である。
符号の説明
10 トロリー分解装置
2 受け台
21 軸受ケース
22 円錐ころ軸受
23 深溝玉軸受
25 トルク伝達軸
26 ソケット
28 ラチェットハンドル
3 ガイド
31 ベース部材
32 ローラガイド
33 水平ガイド
4 クランプ機構
42 クランプシリンダ
42a シリンダ部
42b 可動部
43 ロック爪
8 トロリー
81 ローラ
82a,82b 半体プレート
83 中間プレート
84,85 ボルト
84a ナット
84b,85b ボルト頭部

Claims (6)

  1. ガイドレールに沿って走行する搬送チェーンに固定され、前記ガイドレールを転動するローラを回転自在に支持する半体プレートの対が互いにボルトで締結されてなるトロリーの分解装置であって、
    前記ボルトの先端を押圧するクランプ機構と、
    このクランプ機構の押圧力を前記ボルトの頭部で受けるとともに、この頭部に回転トルクを付与する手段を有する受け台と、を備えることを特徴とする搬送チェーン用トロリーの分解装置。
  2. 前記クランプ機構の前記ボルトを押圧する部位は、前記ボルトの一部に当接する先端が鋭角なロック爪であることを特徴とする請求項1に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置。
  3. 前記クランプ機構は、基端が固定された前記ロック爪に、流体の圧力により前記押圧力を発生させるクランプシリンダを含むことを特徴とする請求項2に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置。
  4. 前記受け台は、
    前記回転トルクを付与するためのハンドルと、
    前記回転トルクを前記ボルトの頭部に伝達するソケットと、
    このソケットに連動して回転し、前記ハンドルに対して前記ソケットとは反対の位置で、この回転を支持する軸受とを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置。
  5. 前記ローラを収納し、前記トロリーを支持するローラガイドを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置。
  6. 前記ローラガイドを水平方向に移動させる水平ガイドを備えることを特徴とする請求項5に記載の搬送チェーン用トロリーの分解装置。
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