JP4180544B2 - 円偏波ループアンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一辺を共用する2種類の矩形状ループアンテナの励振によって円偏波を発生する円偏波ループアンテナ装置に関する。
この種の円偏波ループアンテナ装置は、90度位相差回路等を付設することなく簡素な構成で円偏波を発生することができ、またパッチアンテナに比べて安価に製造できるという利点があるため、通信用や放送用として利用価値が高い。
図4はこの種の円偏波ループアンテナ装置の従来例を示す平面図であり、このループアンテナ装置1では誘電体基板2の天面に帯状導体からなる放射素子3がパターニングされている。この放射素子3は、一隅に給電部4を設けた略正方形の枠状導体からなる第1のループアンテナ5と、第1のループアンテナ5に連続する長方形の枠状導体からなる第2のループアンテナ6とに区別されるが、両ループアンテナ5,6は分岐導体7を共用している。つまり、第1のループアンテナ5の給電部4から離間した一辺に相当する分岐導体7が、第2のループアンテナ6の給電部4寄りの一辺を兼ねている。なお、放射素子3から放射される電界を上方へ集中させて利得を高めるために、誘電体基板2の底面にはほぼ全面に図示せぬ接地導体が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このように概略構成された従来のループアンテナ装置1は、給電部4に所定の高周波電力を供給することにより、第1のループアンテナ5と第2のループアンテナ6をそれぞれ共振させることができる。そのため、第1のループアンテナ5の励振モードと第2のループアンテナ6の励振モードとに約90度の位相差が生じるように寸法設定しておくことにより、円偏波アンテナとして動作させることが可能となる。
特開2001−7632号公報(第2頁、図10)
しかしながら、上述した従来の円偏波ループアンテナ装置1では、図4に示すように、第1のループアンテナ5の励振によって発生する電界E1の向きと、第2のループアンテナ6の励振によって発生する電界E2の向きとが略直交していないため、最大放射方向における軸比が不所望に大きな楕円偏波になってしまうという問題があった。また、本発明者らのシミュレーション結果によると、かかる従来構造を採用した円偏波ループアンテナ装置の場合、最大放射方向における軸比は3dB程度が限界で、軸比が十分に小さい良好な円偏波の放射パターンを得ることは困難であることがわかった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、軸比特性を大幅に改善した高性能の円偏波ループアンテナ装置を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明の円偏波ループアンテナ装置では、一隅に給電部を設けた矩形枠状の導体からなる第1のループアンテナと、該第1のループアンテナに連続する矩形枠状の導体からなる第2のループアンテナとのみで構成され、かつ前記第1のループアンテナの前記給電部から離間した一辺と、前記第2のループアンテナの前記給電部寄りの一辺とが一部共用されていると共に、これら両辺の長さを所定量異ならせることによって、前記第1のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きと、前記第2のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きとが略直交するように設定した。
このように、第2のループアンテナの給電部寄りの一辺を、第1のループアンテナの給電部から離間した一辺と共用で該一辺よりも長い辺としたり、あるいは第1のループアンテナの該一辺の一部と共用で該一辺よりも短い辺となすことによって、第1のループアンテナが励振されて発生する主たる電界E1の向きと、第2のループアンテナが励振されて発生する主たる電界E2の向きとがなす角度を増大させることができるため、電界E1の向きと電界E2の向きとが略直交するように設定して、最大放射方向における軸比が十分に小さな円偏波の放射パターンを得ることが可能となる。
例えば、第1のループアンテナの前記一辺よりも第2のループアンテナの前記一辺のほうが長い構成にした場合、共振長をλとして空気中における各部の寸法を、第1のループアンテナは前記一辺の長さを(λ/4)−(λ/16)、該一辺に直交する辺の長さをλ/4とし、かつ第2のループアンテナは前記一辺の長さをλ/4、該一辺に直交する辺の長さを(λ/4)−(λ/7)と設定しておくことにより、最大放射方向における軸比を十分に小さくすることができる。
また、かかる円偏波ループアンテナ装置において、第1および第2のループアンテナが誘電体基板の表面にパターニングされていれば、両ループアンテナを高い寸法精度で形成できると共に機械的に安定させることができ、かつ誘電体による波長短縮効果によって両ループアンテナの小型化も促進できるため好ましい。ただし、第1および第2のループアンテナが帯状金属板を折曲加工してなる板金製であってもよく、その場合はコストダウンが期待できる。
本発明の円偏波ループアンテナ装置は、矩形枠状の導体の一辺を一部共用する第1のループアンテナと第2のループアンテナとのみで構成され、第2のループアンテナの給電部寄りの一辺を、第1のループアンテナの給電部から離間した一辺と共用で該一辺よりも長い辺としたり、あるいは第1のループアンテナの前記一辺の一部と共用で該一辺よりも短い辺となすことによって、第1のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きと、第2のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きとが略直交するように設定してあるため、最大放射方向における軸比が十分に小さな円偏波の放射パターンを得ることができる。それゆえ、軸比特性を大幅に改善した高性能の円偏波ループアンテナ装置を提供することができる。
実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係る円偏波ループアンテナ装置の平面図であり、同図に示すループアンテナ装置11は、誘電体基板12の表面にパターニングされている放射素子13の形状が従来例と大きく異なっている。この放射素子13は、一隅に給電部14を設けた横長矩形枠状の導体からなる第1のループアンテナ15と、第1のループアンテナ15に連続する縦長矩形枠状の導体からなる第2のループアンテナ16とに区別され、第2のループアンテナ16の給電部14寄りの一辺16aの一部が、第1のループアンテナ15の給電部14から離間した一辺15aと共用されている。また、放射素子13から放射される電界を上方へ集中させて利得を高めるために、誘電体基板12の底面にはほぼ全面に図示せぬ接地導体が設けられている。
放射素子13が空気中にあって誘電体基板12が存しないとした場合の各部の寸法の最適値は、共振長をλとして、第1のループアンテナ15の短辺15aの長さが(λ/4)−(λ/16)、該短辺15aに直交する長辺15bの長さがλ/4、第2のループアンテナ16の長辺16aの長さがλ/4、該長辺16aに直交する短辺16bの長さが(λ/4)−(λ/7)である。したがって、誘電体基板12に使用する誘電体の波長短縮効果を考慮して、放射素子13の各部の寸法を適宜設定すればよい。このように寸法設定されたループアンテナ装置11は、給電部14に所定の高周波電力を供給することにより、第1のループアンテナ15の励振モードと第2のループアンテナ16の励振モードとに約90度の位相差を生じさせることができるため、円偏波アンテナとして動作させることができる。
しかも、このループアンテナ装置11は、第1のループアンテナ15の短辺15aよりも第2のループアンテナ16の長辺16aが所定量長くしてあるため、第1のループアンテナ15が励振されて発生する主たる電界E1の向きと、第2のループアンテナ16が励振されて発生する主たる電界E2の向きとが、略直交している。それゆえ、このループアンテナ装置11の最大放射方向における軸比は0.7dB程度と十分に小さく、良好な円偏波の放射パターンを得ることができる。また、このループアンテナ装置11は、第1および第2のループアンテナ15,16が誘電体基板12の表面にパターニングされているので、両ループアンテナ15,16を高い寸法精度で形成できると共に機械的に安定させることができ、かつ誘電体による波長短縮効果によって両ループアンテナ15,16の小型化も促進できる。
なお、ループアンテナ装置11の第1および第2のループアンテナ15,16は完全な矩形枠状でなくてもよく、図2に示すように、角部を面取りした形状にしてもよい。また、第2のループアンテナ16の給電部14寄りの一辺16aが、第1のループアンテナ15の給電部14から離間した一辺15aの一部と共用されている構成、つまり辺16aが辺15aよりも短い構成にすることによっても、電界E1の向きと電界E2の向きを略直交させることは可能である。
図3は本発明の第1実施形態例に係る円偏波ループアンテナ装置の斜視図であり、図1に対応する部分には同一符号を付してある。
図3に示すループアンテナ装置21は、第1および第2のループアンテナ15,16によって構成される放射素子13が帯状金属板を折曲加工して形成されており、この板金製の放射素子13を一対の樹脂ケース17,18によって収納保持している点が前述した第1実施形態例と大きく異なっている。このように第1および第2のループアンテナ15,16を板金製にすることにより、製造コストの低減が期待できる。
本発明の第1実施形態例に係る円偏波ループアンテナ装置の平面図である。 該ループアンテナ装置の変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態例に係る円偏波ループアンテナ装置の斜視図である。 従来例に係る円偏波ループアンテナ装置の平面図である。
符号の説明
11,21 ループアンテナ装置
12 誘電体基板
13 放射素子
14 給電部
15 第1のループアンテナ
15a (第1のループアンテナの)短辺
16 第2のループアンテナ
16a (第2のループアンテナの)長辺
17,18 樹脂ケース

Claims (6)

  1. 一隅に給電部を設けた矩形枠状の導体からなる第1のループアンテナと、該第1のループアンテナに連続する矩形枠状の導体からなる第2のループアンテナとのみで構成され、かつ前記第1のループアンテナの前記給電部から離間した一辺と、前記第2のループアンテナの前記給電部寄りの一辺とが一部共用されていると共に、これら両辺の長さを所定量異ならせることによって、前記第1のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きと、前記第2のループアンテナが励振されて発生する主たる電界の向きとが略直交するように設定したことを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記第1のループアンテナの前記一辺よりも前記第2のループアンテナの前記一辺のほうが長いことを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
  3. 請求項2の記載において、共振長をλとしたとき、空気中における各部の寸法を、前記第1のループアンテナは前記一辺の長さを(λ/4)−(λ/16)、該一辺に直交する辺の長さをλ/4とし、かつ前記第2のループアンテナは前記一辺の長さをλ/4、該一辺に直交する辺の長さを(λ/4)−(λ/7)としたことを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
  4. 請求項1の記載において、前記第1のループアンテナの前記一辺よりも前記第2のループアンテナの前記一辺のほうが短いことを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記第1および第2のループアンテナが誘電体基板の表面にパターニングされていることを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記第1および第2のループアンテナが折曲加工された帯状金属板からなることを特徴とする円偏波ループアンテナ装置。
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