JP4180388B2

JP4180388B2 - Process for producing biotransformation ginseng composition

Info

Publication number: JP4180388B2
Application number: JP2003010301A
Authority: JP
Inventors: ドンオクイ; ゾンファンソン; ドンンヒョンキム; ウンアベ; ミョンズハン; ミンギョンチュ; ウンギョンバク
Original assignee: 株式会社イルハ
Priority date: 2002-01-30
Filing date: 2003-01-17
Publication date: 2008-11-12
Anticipated expiration: 2023-01-17
Also published as: CN1240390C; CN1435179A; HK1058147A1; JP2003238424A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は人参組成物の製造方法に関し、特に、乳酸菌や腸内細菌による人参成分の転換処理工程を通じて、抗がん効果を増強させた生物転換人参組成物の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
本願出願は大韓民国特許出願番号第２００２‐５３６９（出願日：２００２．０１．３０）“生物転換人参組成物の製造方法”を基にした優先権主張出願である。
【０００３】
植物分類学上五加皮科人参属に属する多年生宿根草である人参は、地球上に約１１種が知られており、代表的な種としては下記の４種がある。
１）高麗人参（学名：ＰａｎａｘｇｉｎｓｅｎｇＣ．Ａ．Ｍｅｙｅｒ）
‐アジア極東地域（北緯３３〜４８:韓国、中国東北部、ロシアの一部）にて自生または栽培。人参種のなかでも薬効が極めて優れている。
２）米国参（学名：ＰａｎａｘｑｕｉｎｑｕｅｆｏｌｉｕｍＬ．）
‐米国、カナダにて自生または栽培。
３）田七参（学名：Ｐａｎａｘｎｏｔｏｇｉｎｓｅｎｇ（Ｂｕｒｋ）Ｆ．Ｈ．Ｃｈｅｎ）
‐中国雲南省東南部から広西省西南部地域にて自生または栽培。
４）竹節参（学名:ＰａｎａｘｊａｐｏｎｉｃｕｓＣ．Ａ．Ｍｅｙｅｒ）
‐日本、中国西南部、ネパールに至るまで分布する。
【０００４】
前記人参は、主に韓国、中国、日本等のアジア国家にて、生薬として精神医学的、神経系の疾病および糖尿病等の多様な疾病に対し使用されている。さらに、前記人参の主要成分であるサポニンは、強壮、強精、鎮静、造血、および抗高血圧等の効果をもつことが証明されている。
【０００５】
また、近年、前記サポニンの微生物による代謝産物であるＩＨ‐９０１、ＩＨ‐９０２、ＩＨ‐９０３またはＩＨ‐９０４等が、免疫増強作用に加えて、極めて強力な腫瘍血管新生作用またはがん細胞の転移抑制作用を有することが証明され、これらを利用した抗がん人参組成物の開発が期待されている。
【０００６】
前記ＩＨ‐９０１、ＩＨ‐９０２、ＩＨ‐９０３およびＩＨ‐９０４は、プロトパナキサジオール系のジンセノサイド‐Ｒｂ１、Ｒｂ２、Ｒｃ、Ｒｄ等の微生物による最終代謝の産物であり、ＩＶ型コラーゲナーゼの分泌阻害作用、抗アンジオジェニック（がん、糖尿病、リウマチ）活性および血小板凝集の抑制作用を通じて強力ながん細胞転移抑制効果(ａｎｔｉ‐ｍｅｔａｓｔａｔｉｃａｃｔｉｖｉｔｅｓ)を有する。
【０００７】
特に、前記ＩＨ‐９０１は、毒性および副作用が少なく、白血病細胞（ＨＬ‐６０細胞）の正常分化を阻害することで、細胞の異常増殖を極めて強力に抑制することや、ＩＨ‐９０１のアポトーシス誘導効果は現在抗がん治療剤として広く使用されるシスプラチンの効果に匹敵する程強力であることが、薬理実験および安定性実験等を通じて明らかにされている。
【０００８】
一方、大韓民国特許出願番号第１９８０‐４２９１号“乳酸菌人参飲料の製造方法”には‘人参の固有香りの成分を分離した人参残粕を酵素分解して有機体窒素濃度が０．２〜０．８％、ブドウ糖の生成含有量が乳酸菌発酵に適合した３％以上になった時、有機酸でｐＨ３．８〜４．８に調節した後、不溶性高分子蛋白質と繊維質を取り除き、溶出液に乳酸菌を培養させた後、これに人参固有の香り成分を添加する方法’が開示されている。
【０００９】
大韓民国特許出願番号第１９８８‐１２５０２号“人参を利用した活性乳酸菌飲料水の製造方法”には‘人参の生汁やエキスに、または人参を蒸煮するか蒸煮された異化物に、酵素を作用させたものを培地として乳酸菌を培養した後、脱脂牛乳、脱脂粉乳、炭酸水、ビタミン類を添加混合して栄養価の高い人参乳酸菌の炭酸飲料水と氷菓類を製造する方法’が開示されている。
【００１０】
大韓民国特許出願番号第１９９６‐２３７５０号“人参または生人参を含有する発酵乳組成物およびその製造方法”には‘磨砕して０．１〜０．６ｃｍの微粒状に形成した人参または生人参を、０．００１〜２．３９質量％添加する工程、およびさらに水、ビタミン、糖類、有機酸類、果実類、穀類、野菜類からなる群から選択された１以上の成分を添加する工程を含む、人参または生人参を含有する発酵乳組成物の製造方法’が開示されている。
【００１１】
これらの方法に従うと、既存の発酵乳または乳酸菌飲料等に、人参の香りの成分もしくは人参成分が含有された組成物が得られるが、前記人参含有組成物等は単に人参成分を添加した飲料用組成物であり、人参サポニンの生物代謝産物であるＩＨ‐９０１のような有効成分を高濃度に含有した人参組成物を得ることができない。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解決するための本発明の目的は、ＩＨ‐９０１等の人参由来の抗がん成分が大幅に強化された生物転換人参組成物の製造方法を提供することにある。
【００１３】
本発明の他の目的は、人参原材料に含有された有効成分が効能を極大化し得る生物転換人参組成物の製造方法を提供することにある。
【００１４】
また、本発明のさらに他の目的は、抗アレルギー作用、老化防止および大腸癌／肝臓損傷予防などの、人体に有益な効能を有した生物転換人参組成物の製造方法を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
本発明によって得られる生物転換人参組成物は、生物転換人参組成物であって、(２０‐Ｏ‐β‐Ｄ‐グルコピラノシル‐２０（Ｓ）‐プロトパナキサジオール＋ジンセノサイドＦ２) ／ (ジンセノサイドＲｃ＋ジンセノサイドＲｄ＋ジンセノサイドＲｂ１＋ジンセノサイドＲｂ２)の比率が０．１以上である生物転換人参組成物である。
【００１７】
乳酸菌または腸内細菌の一部は、飲食物や薬物中の化合物を生物転換し、元化合物に比べて生理活性が高い生物転換体を産生する。
【００１８】
図２に示した通り、本発明において用いられる原材料である人参に含有される化合物である、ジンセノサイド‐Ｒｂ１、ジンセノサイド‐Ｒｂ２、ジンセノサイド‐Ｒｃなどは、乳酸菌(Ｌａｃｔｉｃａｃｉｄｂａｃｔｅｒｉａ)や腸内細菌(ｉｎｔｅｓｔｉｎａｌｂａｃｔｅｒｉａ)により代謝され、１次中間代謝物であるジンセノサイド‐Ｒｄ、コンパウンド‐Ｏ、ジンセノサイド‐Ｍｃ１、２次中間代謝物である、ジンセノサイド‐Ｆ２、ＩＨ‐９０２（コンパウンド‐Ｙ）、ＩＨ‐９０３（コンパウンド‐Ｍｃ）を経て、最終代謝物であるＩＨ‐９０１（コンパウンド‐Ｋ）を産生する。
【００１９】
上記構成によると、前記比率が０．１以上であるため、生物転換人参組成物の服用量と、２０‐Ｏ‐β‐Ｄ‐グルコピラノシル‐２０（Ｓ）‐プロトパナキサジオール（ＩＨ‐９０１）およびその前駆体であるジンセノサイドＦ２の含有量とがバランスして十分な効果を発揮する生物転換人参組成物が提供できる。また、この比率は高ければ高いほど好ましいことは勿論であるが、前記ＩＨ−９０１やその前駆体は、乳酸菌や腸内細菌などの菌体に由来した生物転換物であるため、この比率は実質的に０．１以上１０．０以下の範囲をとり、０．５以上１０．０以下であると、より一層確実に効果と服用量とがバランスした生物転換人参組成物が提供される。
【００２０】
また、本発明によって得られる生物転換人参組成物は、さらに、前記生物転換人参組成物が、ヒスタミンの遊離を抑制する抗アレルギー物質である構成とすることができる。
【００２１】
また、本発明によって得られる生物転換人参組成物は、さらに、前記生物転換人参組成物が、ラジカル消去による抗酸化作用を有する老化防止剤である構成とすることができる。
【００２２】
また、本発明によって得られる生物転換人参組成物は、さらに、前記生物転換人参組成物が、抗がん剤である構成とすることができる。
【００２３】
また、本発明によって得られる生物転換人参組成物は、さらに、前記生物転換人参組成物が、β‐グルクロニダーゼの生成を阻害する、大腸癌または肝臓損傷の予防物質である構成とすることができる。
【００２４】
上記構成によると、生物転換人参成分が大幅に強化された、抗アレルギー剤、抗酸化剤、抗がん剤が提供される。
【００２５】
また、本発明によって得られる生物転換人参組成物は、さらに、前記生物転換人参組成物が、生物転換人参成分含有飲料である構成とすることができる。
【００２６】
この構成によると、抗アレルギー作用、抗酸化作用、抗がん作用をもつ生物転換人参成分を備えた飲料が提供される。
【００２７】
上記生物転換人参組成物を得るための、本発明に係る生物転換人参組成物の製造方法は、白参を水で抽出し乾燥した白参粉末を水に懸濁した後、前記白参粉末と同重量の乳酸菌を加えて３７℃、７２時間培養し、生物転換人参液を得る生物転換工程と；前記生物転換人参液の濃縮、凍結、もしくは乾燥し、または遠心分離後に上清を回収し、生物転換人参濃縮物を得る濃縮工程とを備え；前記乳酸菌として、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１（ＫＣＣＭ−１０３６４）とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２（ＫＣＣＭ−１０３６５）との乳酸菌株を同重量ずつ併せて使用することを特徴とする。また、白参をメタノール冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得た白参サポニン分画を水に懸濁した後、前記白参サポニン分画の２倍重量の乳酸菌を加えて３７℃、４８時間培養し、生物転換人参液を得る生物転換工程と；前記生物転換人参液の濃縮、凍結、もしくは乾燥し、または遠心分離後に上清を回収し、生物転換人参濃縮物を得る濃縮工程とを備え；前記乳酸菌として、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１（ＫＣＣＭ−１０３６４）とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２（ＫＣＣＭ−１０３６５）との乳酸菌株を同重量ずつ併せて使用することを特徴とする。
【００３４】
また、本発明の生物転換人参組成物の製造方法は、さらに、前記濃縮工程以後に、生物転換人参濃縮物に予め設定された溶媒を添加し、生物転換人参抽出液を得る抽出工程を備えた構成とすることができる。
【００３５】
また、本発明の生物転換人参組成物の製造方法は、さらに、前記抽出工程以後に、甘味料に精製水を加えて混合した飲料原液に前記生物転換人参抽出液を加えて撹拌し、生物転換人参混合液を得る撹拌工程と、前記生物転換人参混合液に精製水を加えて生物転換人参飲料液を得る希釈工程とを備えた構成とすることができる。
【００３６】
また、本発明の生物転換人参組成物の製造方法は、さらに、前記撹拌工程の飲料原液に、クエン酸、クエン酸ナトリウム、生薬抽出物、およびタウリンからなる群より選ばれた一以上の物質を添加させることができる。
【００３７】
また、本発明の生物転換人参組成物の製造方法は、さらに、前記抽出工程以後に、生物転換人参抽出液を凍結乾燥して、生物転換人参粉末を得る乾燥工程を備えた構成とすることができる。
【００３８】
上記構成によれば、人参原材料に含有されたサポニン成分を生物転換させ、生理活性の高い代謝物を生成させることにより、抗アレルギー作用、抗酸化作用、抗がん作用をもつ生物転換人参成分が大幅に強化された生物転換人参組成物を製造でき、さらに、サポニン等の有効成分含量が低く人参加工物の原料として使用するに不適合であった人参葉等も原材料として活用できるため製造コストを低減できる。
【００３９】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【００４０】
図１は本発明の生物転換人参組成物の一例である生物転換人参飲料液の製造方法を示した流れ図である。図１に示すように、本発明の生物転換人参組成物の製造方法は生物転換工程(Ｓ１０)および濃縮工程(Ｓ２０)を含み、抽出工程(Ｓ３０)、乾燥工程(Ｓ４０)、撹拌工程(Ｓ５０)、希釈工程(Ｓ６０)をさらに備えることができる。
【００４１】
上記生物転換人参組成物を、以下のようにして作製した。
【００４２】
〔生物転換工程〕
人参原材料を水に懸濁した後、乳酸菌あるいは腸内細菌を加え一定時間以上、好ましくは２４時間から７２時間、さらに好ましくは４８時間から７２時間の間に培養して生物転換人参液を得た。
【００４３】
ここで、人参原材料としては、生人参、紅参、白参、尾参および人参葉からなる群より選ばれた一以上の天然人参、前記天然人参の人参抽出液、または前記天然人参の人参粉末などを用いることができる。
【００４４】
また、前記乳酸菌としては、人参サポニン成分を代謝し、生物転換体であるＩＨ‐９０１を生成できる限り特に限定されず、ビフィドバクテリウム・Ｋ‐１０３、ビフィドバクテリウム・Ｋ‐５０６、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１およびビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２からなる群から選ばれた一つ以上の乳酸菌を好適に使用できる。
【００４５】
このうち、前記ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１は寄託番号ＫＣＣＭ‐１０３６４（寄託日：２００２．０３．２２）で、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２は寄託番号ＫＣＣＭ‐１０３６５（寄託日：２００２．０３．２２）で、それぞれ韓国微生物保存センター（ＫｏｒｅａｎＣｕｌｔｕｒｅＣｅｎｔｅｒｏｆＭｉｃｒｏｏｒｇａｎｉｓｍｓ）に寄託されている。
【００４６】
また、前記腸内細菌としても、生物転換体であるＩＨ‐９０１を生成できる限り特に限定されず、好ましくはプレボテラ・オリス（Ｐｒｅｖｏｔｅｌｌａｏｒｉｓ）およびフソバクテリウム・Ｋ‐６０からなる群から選ばれた一以上の腸内細菌が使用できる。
【００４７】
〔濃縮工程〕前記生物転換人参液をそのまま濃縮、凍結、乾燥、または遠心後に上清を回収し、生物転換人参濃縮物を得た。
【００４８】
〔抽出工程〕前記生物転換人参濃縮物に予め設定された溶媒を添加して生物転換人参抽出液を得た。
【００４９】
前記溶媒としては、生物転換人参濃縮物に含まれた有効成分を溶解させ抽出できる溶媒が好ましく、具体的には、水、メタノールやエタノールのような低級アルコール、超臨界流体、またはこれらの混合液を用いることができる。
【００５０】
〔乾燥工程〕
前記生物転換人参抽出液を凍結乾燥して生物転換人参粉末を得た。
【００５１】
〔撹拌工程〕
甘味料に精製水を加えて混合した飲料原液に、前記生物転換人参抽出液または生物転換人参粉末を加えて撹拌し、生物転換人参混合液を得た。
【００５２】
ここで、前記飲料原液には、クエン酸、クエン酸ナトリウム、生薬抽出物、タウリンのうちいずれか一つ以上を添加することができる。前記生薬抽出物としては、五味子（ゴミシ）、棗（ナツメ）、桂皮（ケイヒ）、枸杞（クコ）、黄精（オウセイ）、皇耆（きばなおぎ）等を用いることができる。
【００５３】
〔希釈工程〕
前記生物転換人参混合液に予め設定された容量の精製水を加えて生物転換人参飲料液を得た。
【００５４】
上記工程により製造された本発明の生物転換人参組成物は(２０‐Ｏ‐β‐Ｄ‐グルコピラノシル‐２０(Ｓ)‐プロトパナキサジオール＋ジンセノサイドＦ２) ／ (ジンセノサイドＲｃ＋ジンセノサイドＲｄ＋ジンセノサイドＲｂ１＋ジンセノサイドＲｂ２)の比率が０．１以上の範囲を維持する。
【００５５】
以下に、実施例および比較例に基づいて、さらに詳細に本発明の内容を説明する。なお、本発明が下記の実施例に限定されるものではないことは勿論である。
【００５６】
（実施例１）
尾参を水で抽出し乾燥して得た人参粉末１００ｍｇを水で懸濁した後、乳酸菌ビフィドバクテリウム・Ｋ‐１０３とビフィドバクテリウム・Ｋ‐５０６菌株を加えて７２時間培養し、これを遠心分離して上清を回収した後、濃縮して、生物転換人参濃縮液を得た。
【００５７】
（実施例２）
生人参を細切して滅菌したのを水で懸濁した後、乳酸菌ビフィドバクテリウム・Ｋ‐１０３とビフィドバクテリウム・Ｋ‐５０６菌株を加えて４８時間培養し、これを遠心分離して上清を回収した後、濃縮して、これを凍結乾燥して生物転換人参粉末を得た。
【００５８】
（実施例３）
尾参または白参を水で抽出し乾燥した後、得られた人参粉末１００ｍｇを水で懸濁した後、乳酸菌ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２菌株を加えて７２時間培養し、これを遠心分離して上清を回収した後、濃縮して、生物転換人参濃縮液を得た。
【００５９】
（実施例４）
白参１ｋｇをメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画を水で懸濁した後、乳酸菌ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２菌株を加えて７２時間培養し、これを遠心分離して上清を回収した後、濃縮して、生物転換人参濃縮液を得た。
【００６０】
〔実験１：含量分析１〕
白参粉末（２ｇ）に水（５００ｍｌ）を加えた後、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１（寄託先：韓国微生物保存センター、寄託番号：ＫＣＣＭ‐１０３６４、寄託日：２００２．０３．２２）とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２（寄託先：韓国微生物保存センター、寄託番号：ＫＣＣＭ‐１０３６５、寄託日：２００２．０３．２２）の菌株をそれぞれ１ｇづつ加えて３７℃で７２時間培養し、これを減圧濃縮して、実施例３の生物転換人参濃縮液を得た。
【００６１】
前記実施例３の生物転換人参濃縮液（２ｇ）と、白参（２ｇ）とを、それぞれメタノール（１００ｍｌ）で３回抽出して濃縮した後、水に懸濁し、エーテル（１００ｍｌ）で３回抽出した。さらに、ブタノール（１００ｍｌ）で３回抽出した後、ブタノール分画を濃縮し、この濃縮物をメタノールに溶解させ、薄層クロマトグラフィー（ＴＬＣ；ＳｈｉｍａｚｕＴＬＣｓｃａｎｎｅｒＣＳ‐９３０１ＰＣ）による分析から、総サポニン量に対する各成分の含有率（％）を求めた。その結果を下記表１に示す。
【００６２】
なお、ＴＬＣ分析には、展開溶媒として三塩化メタン・メタノール・水（質量比６５：３５：１０）を、発色試薬に５％硫酸・メタノール溶液を用いた。
【００６３】
【表１】

【００６４】
〔実験２：含量分析２〕
白参サポニン分画（１ｇ）に水（１００ｍｌ）を加えた後、ビフィドバクテリウム・ＫＫ‐１とビフィドバクテリウム・ＫＫ‐２の菌株をそれぞれ１ｇづつ加えて３７℃で４８時間培養し、これを減圧濃縮して、実施例４の生物転換人参濃縮液を得た。前記実施例４の生物転換人参濃縮液（１ｇ）と、白参サポニン分画（１ｇ）とを、それぞれメタノールに溶解させ、実験１と同様にＴＬＣで分析し、総サポニン量に対する各成分の含有率（％）を求めた。その結果を下記表２に示す。
【００６５】
【表２】

【００６６】
〔実験３：含量分析３〕
尾参を水で抽出し乾燥して得た人参粉末（２ｇ）を水（５００ｍｌ）で懸濁した後、ビフィドバクテリウム・Ｋ‐１０３とビフィドバクテリウム・Ｋ‐５０６の菌株をそれぞれ１ｇづつ加えて３７℃で７２時間培養し、これを濃縮し、実施例１の生物転換人参濃縮液を得た。また、生人参を細切して滅菌した人参乾燥物（２ｇ）を水（５００ｍｌ）で懸濁した後、ビフィドバクテリウム・Ｋ‐１０３とビフィドバクテリウム・Ｋ‐５０６菌株をそれぞれ１ｇづつ加えて３７℃で４８時間培養し、これを濃縮し、実施例２の生物転換人参濃縮液を得た。
【００６７】
前記生物転換人参濃縮液（２ｇづつ）と白参（２ｇ）とを、それぞれメタノール（１００ｍｌ）で３回抽出して濃縮した後、水に懸濁し、エーテル（１００ｍｌ）で３回抽出した。さらに、ブタノール（１００ｍｌ）で３回抽出した後、ブタノール分画を濃縮し、この濃縮物をメタノールに溶解させ、実験１と同様にＴＬＣで分析し、総サポニン量に対する各成分の含有率（％）を求めた。その結果を下記表３に示す。
【００６８】
【表３】

【００６９】
本発明の生物転換人参組成物による抗がん作用を調べるため、以下の実験４を行い、がん細胞の増殖抑制効果を調べた。
【００７０】
〔実験４：抗がん効果分析〕
ヒト肝臓がん由来の細胞株（ＨｅｐＧ２）、ヒト肺がん由来の細胞株（Ａ‐５４９）、マウス骨髄由来細胞株（Ｐ‐３８８）、マウス骨髄性白血病細胞株（Ｌ‐１２１０）を１０％ウシ胎仔血清（ＦＢＳ）、１％抗生物質‐抗真菌薬（ａｎｔｉｂｉｏｔｉｃｓ‐ａｎｔｉｍｙｃｏｔｉｃｓ）および２．２ｇ/Ｌ炭酸水素ナトリウムを補強したＲＰＭＩ１６４０培地で培養した。
【００７１】
前記ＨｅｐＧ２、Ａ‐５４９は、０．２５％トリプシンで処理した後、培養フラスコより細胞を取り出し、９６穴（９６ｗｅｌｌ）培養プレートに、それぞれ３Ｘ１０⁴ ｃｅｌｌ／ｗｅｌｌとなるように細胞数に合わせて１８０μｌを敷き、５％二酸化炭素（ＣＯ₂）が飽和したＣＯ₂培養器内（３７℃）で２４時間かけて付着させた。また、Ｐ‐３８８とＬ‐１２１０は、それぞれ４Ｘ１０⁴ｃｅｌｌ／ｗｅｌｌとなるように細胞数に合わせて１８０μｌを敷き、２時間の間、５％ＣＯ₂が飽和したＣＯ₂培養器内で安定させた。
【００７２】
実施例４の生物転換人参濃縮液、または白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画を、１０ｍｇ／ｍｌとなるように濃度を合わせて高圧蒸気滅菌した後、それぞれの培養プレートに、１ｗｅｌｌあたりの最終濃度が１ｍｇ／ｍｌとなるように添加し、５％ＣＯ₂が飽和したＣＯ₂培養器内（３７℃）で４８時間培養した。その後、２０ｍｇ／ｍｌのテトラゾリウム（ＭＴＴ）試薬を、１ｗｅｌｌあたり５０μlずつ加え、ＣＯ₂培養器内でさらに４時間反応させ、培地を取り除いた後の沈澱にジメチルスルホキシド（ＤＭＳＯ）を１００μｌ加えて、酵素標識免疫測定法（ＥＬＩＳＡ）用吸光度測定装置（ＥＬＩＳＡｒｅａｄｅｒ）を用いて吸光度（５８０ｎｍにおける）を測定することにより、それぞれのＥＤ₅₀値を導出した。その結果を下記表４に示す。なお、測定のためのスタンダードとブランクは、対応する公知の方法で準備した。
【００７３】
【表４】

【００７４】
表４より、本発明の生物転換人参組成物は優れた抗がん作用を発揮することが分かった。
【００７５】
本発明の生物転換人参組成物による抗アレルギー作用を調べるため、以下の実験５を行い、抗原抗体反応の抑制効果を調べた。
【００７６】
〔実験５：抗アレルギー効果分析１〕
ラット肥満細胞（ＲＢＬ‐２Ｈ３細胞）と、１０％ウシ胎仔血清（ｆｅｔａｌｂｏｖｉｎｅｓｅｒｕｍ）とＬ‐グルタミンを含む培養液（Ｄｕｌｂｅｃｃｏｓ’ＭｏｄｉｆｉｅｄＥａｇｌｅ’ｓＭｅｄｉｕｍ：ＤＭＥＭ）とを培養皿に取り、５％ＣＯ₂培養器内（３７℃、湿式）で培養した後、トリプシン‐ＥＤＴＡ溶液を用いて、培養皿に固着した細胞を浮遊させ、これを分離、回収した。
【００７７】
前記回収したＲＢＬ‐２Ｈ３細胞を２４穴（２４ｗｅｌｌ）培養プレートにそれぞれ５×１０⁵ ｃｅｌｌ／ｗｅｌｌずつ分株した後、マウス免疫グロブリンＥ（ＩｇＥ）モノクローナル抗体を０．５μｇ／ｍｌづつ加え、５%ＣＯ₂培養器内（３７℃）で１２時間培養し、抗体を感作（ｓｅｎｓｉｔｉｚａｔｉｏｎ）させた。
【００７８】
前記感作した細胞をシラガニアン緩衝液（ｓｉｒａｇａｎｉａｎｂｕｆｆｅｒ：１１９ｍＭ塩化ナトリウム、５ｍＭ塩化カリウム、０．４ｍＭ塩化マグネシウム、２５ｍＭピペラジン‐ Ｎ，Ｎ’‐ビス（２‐エタンスルホン酸）：ＰＩＰＥＳ）、４０ｍＭ水酸化ナトリウム、ｐＨ７．２) を０．５ｍｌ加えて洗浄した後、５．６ｍＭグルコース、１ｍＭ塩化カルシウム、０．１％ウシ血清アルブミン（ＢＳＡ）をさらに添加したシラガニアン緩衝液を０．１６ｍｌ加え、５％ＣＯ₂培養器内（３７℃）で１０分間培養した。
【００７９】
１０分間の培養後、実施例４の生物転換人参濃縮液（０．０４ｍｌ）、白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画（０．０４ｍｌ）、または公知の抗アレルギー剤であるジソディウム・クロモグリケート（Ｄｉｓｏｄｉｕｍｃｒｏｍｏｇｌｙｃａｔｅ）を加え、２０分後、抗原(ジニトロフェノール‐ウシ血清アルブミン１μｇ／ｍｌ)を０．０２ｍｌ添加し、３７℃で１０分間培養して細胞を活性化させた後、２０００ｒｐｍで１０分間遠心分離し、回収した上清（０．０２５ｍｌ）を９６穴（９６ｗｅｌｌ）培養プレートに移した。ここに、１ｍＭｐ‐ＮＡＧ培養液(p‐ニトロフェニル‐Ｎ‐アセチル‐β‐Ｄ‐グルコサミド含有の０．１Ｍシトレート緩衝液、ｐＨ４．５)を０．０２５ｍｌ加えた後、３７℃で６０分間培養した後、０．１Ｍ炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウムの水溶液を０．２ｍｌ加えて反応を停止させ、酵素標識免疫測定法（ＥＬＩＳＡ）用吸光度測定装置（ＥＬＩＳＡｒｅａｄｅｒ）を用いて吸光度（４０５ｎｍにおける）を測定することにより、それぞれのＩＣ₅₀値を導出した。その結果を下記表５に示す。なお、測定のためのスタンダードとブランクは、対応する公知の方法で準備した。
【００８０】
【表５】

【００８１】
表５より、本発明の生物転換人参組成物は優れた抗アレルギー作用を発揮することが分かった。
【００８２】
〔実験６：抗アレルギー効果分析２‐ヒスタミン遊離抑制〕
本発明の生物転換人参組成物による、ヒスタミン遊離抑制効果を調べた。
【００８３】
生理溶液（ｐｈｙｓｉｏｌｏｇｉｃａｌｓｏｌｕｔｉｏｎ：１３７ｍＭ塩化ナトリウム、２．７ｍＭ塩化カルシウム、１ｍＭ塩化マグネシウム・六水和物、５．６ｍＭグルコース、１ｕｎｉｔ／ｍｌヘパリン、５ｍＭフォスフェート緩衝液、ｐＨ７．２）を、ラット（ｍａｌｅＷｉｓｔａｒｒａｔ、２００±２０ｇ）の腹膜内に２０ｍｌ投与した。さらに、腹部を軽く２分間マッサージした後、腹膜内から腹膜排出液を注射器で抜き取った。抜き取った腹膜排出液を３００×ｇ、４℃で５分間遠心し、前記生理溶液を用いて複数回洗浄した。
【００８４】
洗浄後の腹膜排出液(２．５ｍｌ)と、実施例４の生物転換人参濃縮液、白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画（一般人参抽出物：非生物転換人参濃縮液）、または公知の抗アレルギー剤であるジソディウム・クロモグリケート（Ｄｉｓｏｄｉｕｍｃｒｏｍｏｇｌｙｃａｔｅ）を多様な濃度で懸濁した前記生理溶液（０．５ｍｌ）とを混合させ、３７℃で５分間培養した。
【００８５】
培養後の反応液(３．０ｍｌ)に、ヒスタミン遊離物質（ｃｏｍｐｏｕｎｄ４８／８０）を０．５ｍｌ混合し、３７℃で１０分間培養した後、２５００×ｇ、４℃で１０分間遠心分離して上清を回収し、この上清（０．６ｍｌ）に蒸留水（１．４ｍｌ）、１Ｎ水酸化ナトリウム（０．４ｍｌ）および１％ｏ‐フタルアルデヒド‐メタノール溶液（０．１ｍｌ）を加えて４分間常温で反応させた後、３Ｎ塩酸（Ｏ.２ｍｌ）を加えて反応を停止させ、蛍光分光測定装置(ＪａｓｃｏＦＰ‐７５０、励起波長３５３ｎｍ、蛍光波長４３８ｎｍ)を用いてヒスタミン量を測定し、それぞれのＩＣ₅₀値を導出した。その結果を下記表６に示す。なお、蛍光分光測定のためのスタンダードとブランクは、対応する公知の方法で準備した。
【００８６】
なお、腹膜排出液中には肥満細胞が多く含まれるため、測定されたヒスタミンは、ほぼ肥満細胞に由来であると考えることができる。
【００８７】
【表６】

【００８８】
表６より、本発明の生物転換人参組成物によるヒスタミン遊離抑制効果は、一般人参抽出物よりさらに低い濃度（ＩＣ₅₀）で効果を示し、公知の抗アレルギー剤であるジソディウム・クロモグリケート（Ｄｉｓｏｄｉｕｍｃｒｏｍｏｇｌｙｃａｔｅ）とほぼ同程度に低い濃度で効果を発揮できることが分かった。したがって、本発明の生物転換人参組成物は生体内において、ヒスタミンの遊離を抑制し抗アレルギー物質として使用可能であると考えられる。
【００８９】
〔実験７：抗アレルギー効果分析３〕
下記のイナガキらの方法(Ｉｎｔ. Ａｒｃｈ. ＡｌｌｅｒｇｙＡｐｐｌ. Ｉｍｍｕｎｏｌ., ８７, ２５４‐２５９, １９８８)に従い、本発明の生物転換人参組成物による抗アレルギー効果を調べた。
【００９０】
ジニトロフェノール‐ウシ血清アルブミン（Ｄｉｎｉｔｒｏｐｈｅｎｏｌ‐ｂｏｖｉｎｅｓｅｒｕｍａｌｂｕｍｉｎ：ＤＮＰ‐ＢＳＡ）に対するＩｇＥ血清（１０μｇ）を生理食塩水で希釈し、エーテルで麻酔させたマウス（ｍａｌｅＩＣＲｍｉｃｅ２０〜２５ｇ）の背に注射した後、手動感作させた。
【００９１】
対照例Ａとして、手動感作から４８時間後に、ＤＮＰ‐ＢＳＡ（０．２ｍｇ）と蛍光色素（ｅｖａｎｓｂｌｕｅ、１．６ｍｇ）を含む生理食塩水（０．２ｍｌ）を尾静脈に注射し、その３０分後、頸椎脱臼（ｃｅｒｖｉｃａｌｄｉｓｌｏｃａｔｉｏｎ）で安楽死させた。
【００９２】
試行例として、ＤＮＰ‐ＢＳＡ（０．２ｍｇ）と蛍光色素（ｅｖａｎｓｂｌｕｅ、１．６ｍｇ）を含む生理食塩水（０．２ｍｌ）を尾静脈に注射する１時間前に、実施例４の生物転換人参濃縮液、白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画（一般人参抽出物：非生物転換人参濃縮液）、または公知の抗アレルギー剤であるジソディウム・クロモグリケート（Ｄｉｓｏｄｉｕｍｃｒｏｍｏｇｌｙｃａｔｅ）を、それぞれ５０ｍｇ／ｋｇ、５０ｍｇ／ｋｇ、１００ｍｇ／ｋｇで溶解または懸濁させた生理食塩水を経口投与または腹腔内注入した。
【００９３】
前記対照例Ａまたは試行例のマウスの背から一定部位を切り取って試験管に入れ、１Ｎ水酸化カリウム（０．７ｍｌ）を加えて３７℃で一晩培養した。
【００９４】
培養後、この試験官に０．６Ｎリン酸とアセトンとの混合液(質量比５：１３)を４ｍｌ加えた後、振盪し、ろ過抽出した蛍光色素を比色定量（６２０ｎｍにて）し、下記の式（１）に従ってアレルギー反応抑制率を導出した。その結果を下記表７に示す。
【００９５】
ここで、ジニトロフェノール‐ウシ血清アルブミン（Ｄｉｎｉｔｒｏｐｈｅｎｏｌ‐ｂｏｖｉｎｅｓｅｒｕｍａｌｂｕｍｉｎ：ＤＮＰ‐ＢＳＡ）に対するＩｇＥ血清を感作させないこと以外は対照例Ａと同様に操作した対照例Ｂを用意し、比色定量した。
【００９６】
【数１】

【００９７】
【表７】

【００９８】
表７より、本発明の生物転換人参組成物は優れた抗アレルギー作用を発揮することが分かった。
【００９９】
〔実験８：抗酸化効果‐ラジカル消去に伴う老化防止〕
本発明の生物転換人参組成物による、１,１‐ジフェニル‐２‐ピクリルヒドラジル(ＤＰＰＨ)ラジカル消去効果を調べた。
【０１００】
６０μＭＤＰＰＨ・エタノール溶液（５００μｌ）と、試料群（各５００μｌ）としての、実施例４の生物転換人参濃縮液、白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画（一般人参抽出物：非生物転換人参濃縮液）、または非常に強いラジカル捕捉作用を有することが知られるカフェイン酸とを混合し、この混合試料溶液を常温で３０分間反応させた。この混合溶液の吸光度（５２０ｎｍにおける）を測定することにより、ＤＰＰＨラジカルが５０％除去される試料の濃度（ＩＣ₅₀）を求めた。その結果を下記表８に示す。なお、ブランクには前記混合試料溶液中のＤＰＰＨ・エタノール溶液の代わりにエタノールを使用し、スタンダードには前記混合試料溶液中の試料の代わりに水を使用した。
【０１０１】
さらに、本発明の生物転換人参組成物による、活性酸素（ＳｕｐｅｒｏｘｉｄｅＡｎｉｏｎＲａｄｉｃａｌ）消去効果を調べた。
【０１０２】
０．０５Ｍ炭酸ナトリウム水溶液(ｐＨ１０．２、９００μｌ)に、３ｍＭキサンチン(Ｘａｎｔｈｉｎｅ：Ｓｉｇｍａ社)、３ｍＭエチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム(ＥＤＴＡ：Ｓｉｇｍａ社)、１．５μｇ／ｍｌＢＳＡ（Ｓｉｇｍａ社）、０．７５ｍＭニトロブルーテトラゾリウム(ＮＢＴ：Ｓｉｇｍａ社)をそれぞれ５０μｌずつ添加し、上記試料群（５０μｌ）と０．１μｇ／ｍｌキサンチン・オキシダーゼ（５０μｌ）を加え３０分間反応させた後、６ｍＭ塩化銅を加えてこの反応を停止させた。反応停止後にその吸光度（５６０ｎｍにおける）を測定することにより、ＤＰＰＨラジカルが５０％除去される試料の濃度（ＩＣ₅₀）を求めた。その結果を下記表８に示す。なお、測定のためのスタンダードとブランクは、対応する公知の方法で準備した。
【０１０３】
【表８】

【０１０４】
表８より、本発明の生物転換人参組成物による５０％ラジカル消去濃度は、カフェイン酸ほどには低濃度でないにしろ、一般人参抽出物よりも低い濃度であることが分かった。このことから、本発明の生物転換人参組成物は抗酸化効果に優れ、生体の老化防止用物質として使用できると考えられる。
【０１０５】
〔実験９：大腸癌／肝臓損傷誘発β‐グルクロニダーゼ阻害効果〕
腸内細菌が生産する酵素であるβ‐グルクロニダーゼは、大腸癌および肝臓損傷を起こすため、この酵素を阻害する物質は大腸癌および肝臓損傷予防効果があることが知られている(参考文献：Ｄ．Ｈ．Ｋｉｍ，Ｉ．Ｓ．Ｊａｎｇ，Ｊ．Ｂ．Ｐａｒｋ，Ｓ．Ｗ．Ｌｅｅ，Ｐｒｏｔｅｃｔｉｖｅｒｏｌｅｓｏｆｍｕｓｈｒｏｏｍｓｉｎｅｘｐｅｒｉｍｅｎｔａｌｃｏｌｏｎｒｃｉｎｏｇｅｎｅｓｉｓ．Ａｒｃｈ．Ｐｈａｒｍ．Ｒｅｓ．１８，７９‐８３，１９９５；Ｄ．Ｈ．Ｋｉｍ，Ｓ．Ｂ．Ｓｈｉｍ，Ｎ．Ｊ．Ｋｉｍ，Ｉ．Ｓ．Ｊａｎｇ， β‐ｇｌｕｃｕｒｏｎｉｄａｓｅ‐ｉｎｈｉｂｉｔｏｒｙａｃｔｉｖｉｔｙａｎｄｈｅｐａｔｏｐｒｏｔｅｃｔｉｖｅｅｆｆｅｃｔｓｏｆＧａｎｏｄｅｒｍａｌｕｃｉｄｕｍ．Ｂｉｏｌ．Ｐｈａｒｍ．Ｂｕｌｌ．２２，１６２‐１６４，１９９９) 。
【０１０６】
本発明の生物転換人参組成物による、β‐グルクロニダーゼ阻害効果を、キムらの方法 (Ｄ．Ｈ．Ｋｉｍ，Ｓ．Ｂ．Ｓｈｉｍ，Ｎ．Ｊ．Ｋｉｍ，Ｉ．Ｓ．Ｊａｎｇ， ‐Ｇｌｕｃｕｒｏｎｉｄａｓｅ‐ｉｎｈｉｂｉｔｏｒｙａｃｔｉｖｉｔｙａｎｄｈｅｐａｔｏｐｒｏｔｅｃｔｉｖｅｅｆｆｅｃｔｓｏｆＧａｎｏｄｅｒｍａｌｕｃｉｄｕｍ．Ｂｉｏｌ．Ｐｈａｒｍ．Ｂｕｌｌ．２２，１６２‐１６４，１９９９)により調べた。
【０１０７】
まず、ヒトの腸内で分離した大腸菌（ＥｓｃｈｅｒｉｃｇｉａｃｏｌｉＨＧＵ‐３）株を培養し、キムらの方法に従い、β‐グルクロニダーゼ酵素液を精製した。５０ｍＭ人参緩衝液（０．３８ｍｌ）と、２０ｍＭｐ‐ニトロフェニル‐β‐Ｄ‐グルクロナイド (Ｓｉｇｍａ社製、米国) （０．０２ｍｌ）と、酵素液（０．０５ｍｌ）と、実施例４の生物転換人参濃縮液、白参をメタノールで冷浸して得た抽出液をさらにブタノールで抽出して得たサポニン分画（一般人参抽出物：非生物転換人参濃縮液）、または非常に強いβ‐グルクロニダーゼ活性阻害作用を有することが知られる糖酸‐１，４‐ラクトン（ｓａｃｃｈａｒｉｃａｃｉｄ１，４‐ｌａｃｔｏｎｅ）とを混合し、３０分間反応させた後、０．２Ｎ水酸化ナトリウム（０．５ｍｌ）を加えて反応を停止させた。
【０１０８】
反応停止後、吸光度（４０５ｎｍにおける）を測定することにより、β‐グルクロニダーゼ活性を５０％阻害する試料の濃度（ＩＣ₅₀）を求めた。その結果を下記表８に示す。なお、測定のためのスタンダードとブランクは、対応する公知の方法で準備した。
【０１０９】
【表９】

【０１１０】
表９より、本発明の生物転換人参組成物によるβ‐グルクロニダーゼ活性阻害濃度は、糖酸ほどには低濃度でないにしろ、一般人参抽出物よりも低い濃度であることが分かった。このことから、本発明の生物転換人参組成物はβ‐グルクロニダーゼ阻害効果に優れ、大腸癌および肝臓損傷予防物質として使用できると考えられる。
【０１１１】
（その他の事項）
生物転換人参組成物の人参原料として、上記実施例に示した原料に限らず、生人参、紅参、白参、尾参および人参葉からなる群より選ばれた一以上の天然人参、前記天然人参の人参抽出液、または前記天然人参の人参粉末などを用いても、本発明の優れた効果を発揮する生物転換人参組成物が提供されることを確認している。
【０１１３】
また、本発明の生物転換人参組成物の一例である人参飲料は、例えば以下のようにして提供できる。まず、果糖、葡萄糖および白糖に精製水を加え９５℃まで加熱して溶解した後、徐々に冷却して７０℃まで冷却し、これにクエン酸、クエン酸ナトリウムおよび安息香酸ナトリウムを加えて撹拌しながら溶解させる。このとき、五加皮抽出液およびタウリンを撹拌しながら、さらに溶解させてもよい。この溶液に前記生物転換人参濃縮液由来の生物転換人参粉末を加え十分に撹拌した後、総容量が１００ｍｌになるように適正精製水を加えることにより、生物転換人参抽出物（２５０ｍｇ）を含有した飲料（１００ｍｌ）が提供できる。
【０１１４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の生物転換人参組成物の製造方法によれば、抗アレルギー作用、抗酸化作用、抗がん作用をもつ成分が大幅に強化された生物転換人参組成物を提供できる。
【０１１５】
また、本発明の実施例に伴う生物転換人参組成物の製造方法によれば、人参原材料に含有されたサポニン成分を生物転換させ、生理活性の高い代謝物を生成させることにより、サポニン等の有効成分含量が低く人参加工物の原料として使用するに不適合であった人参葉等も原材料として活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好ましい実施例に伴う生物転換人参組成物の製造方法を示したフロチャート。
【図２】人参サポニンの生物転換過程を示した概略図。
【符号の説明】
Ｓ１０:生物転換工程
Ｓ２０：濃縮工程
Ｓ３０：抽出工程
Ｓ４０：乾燥工程
Ｓ５０：撹拌工程
Ｓ６０：希釈工程[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention is ginseng compositionThingWith regard to the production method, in particular, biotransformation ginseng composition with enhanced anticancer effect through ginseng component conversion treatment process by lactic acid bacteria and intestinal bacteriaThingIt relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
The present application is a priority claim application based on Korean Patent Application No. 2002-5369 (filing date: 2002.30.30) “Method for Producing Biotransformation Ginseng Composition”.
[0003]
There are about 11 species of ginseng that are perennial perennials belonging to the genus Ganoderma in plant taxonomy, and there are the following four types as typical species.
1) Ginseng (scientific name: Panax ginseng CA Meyer)
-Indigenous or cultivated in the Far East region of Asia (north latitude 33-48: Korea, Northeast China, part of Russia). Among the ginseng species, its medicinal properties are extremely excellent.
2) Visit to the United States (scientific name: Panax quinquefolium L.)
-Native or cultivated in the US and Canada.
3) Tananachi (scientific name: Panax notoginseng (Burk) FF Chen)
-Native or cultivated in southeastern Yunnan, China to southwestern Guangxi.
4) Takebushi-san (Scientific name: Panax Japanicus CA Meyer)
-Distributed to Japan, southwestern China and Nepal.
[0004]
The ginseng is mainly used in various Asian countries such as Korea, China and Japan as a herbal medicine for various diseases such as psychiatric, nervous system diseases and diabetes. Furthermore, saponin, which is the main component of ginseng, has been proved to have effects such as tonicity, strongness, sedation, hematopoiesis, and antihypertension.
[0005]
In recent years, IH-901, IH-902, IH-903, IH-904, etc., which are metabolites of the saponins by microorganisms, have an extremely potent tumor angiogenesis action or cancer cell It has been proved to have a metastasis-inhibiting action, and development of an anti-cancer ginseng composition using these is expected.
[0006]
IH-901, IH-902, IH-903, and IH-904 are products of final metabolism by microorganisms such as ginsenoside-Rb1, Rb2, Rc, Rd of protopanaxadiol type, and secretion of type IV collagenase It has potent anti-metastatic activities through inhibitory action, anti-angiogenic (cancer, diabetes, rheumatism) activity and platelet aggregation inhibitory action.
[0007]
In particular, the IH-901 has little toxicity and side effects, and inhibits the normal differentiation of leukemia cells (HL-60 cells), thereby suppressing the abnormal proliferation of the cells and inducing apoptosis of the IH-901. It has been clarified through pharmacological experiments and stability experiments that the effect is as powerful as that of cisplatin, which is currently widely used as an anticancer therapeutic agent.
[0008]
On the other hand, Korean Patent Application No. 1980-4291 “Production Method of Lactobacillus Ginseng Beverage” 'enzymatically decomposes ginseng residue separated from ginseng's inherent scent components to give organic nitrogen concentration of 0.2-0. 8%, when glucose content is 3% or more suitable for lactic acid bacteria fermentation, adjust to pH 3.8-4.8 with organic acid, then remove insoluble polymer protein and fiber, After culturing lactic acid bacteria, a method of adding a scent component peculiar to carrots to this is disclosed.
[0009]
Korean Patent Application No. 1988-12502 “Manufacturing Method of Active Lactic Acid Bacterial Drinking Water Using Ginseng” allows the enzyme to act on ginseng juice or extract, or steamed ginseng or cooked catabolic product. Cultivating lactic acid bacteria in the medium, and then adding skim milk, skim milk powder, carbonated water, vitamins and mixing them to produce a nutritious ginseng lactic acid carbonated drinking water and ice confectionery ' .
[0010]
Korean Patent Application No. 1996-23750 “Fermented Milk Composition Containing Ginseng or Ginseng and Method for Producing the Same”, “Ginseng or Ginseng Formed to 0.1-0.6cm Fine Granules” And adding one or more ingredients selected from the group consisting of water, vitamins, sugars, organic acids, fruits, cereals, and vegetables. , A method for producing a fermented milk composition containing ginseng or ginseng is disclosed.
[0011]
According to these methods, an existing fermented milk or lactic acid bacteria beverage or the like can be obtained with a ginseng scented component or a composition containing a ginseng component. It is a composition, and a ginseng composition containing a high concentration of an active ingredient such as IH-901, which is a biometabolite of ginseng saponin, cannot be obtained.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
  The purpose of the present invention to solve such problems is to provide biotransformed ginseng composition in which anticancer components derived from ginseng such as IH-901 are greatly enhanced.ThingIt is to provide a manufacturing method.
[0013]
  Another object of the present invention is to provide a biotransformation carrot composition in which an active ingredient contained in ginseng raw materials can maximize its efficacy.ThingIt is to provide a manufacturing method.
[0014]
  Still another object of the present invention is to provide a biotransformation ginseng composition having beneficial effects on the human body, such as antiallergic action, prevention of aging, and prevention of colon cancer / liver damage.ThingIt is to provide a manufacturing method.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
  Obtained by the present inventionThe biotransformation ginseng composition is a biotransformation ginseng composition, which is (20-O-β-D-glucopyranosyl-20 (S) -protopanaxadiol + ginsenoside F2) / (ginsenoside Rc + ginsenoside Rd + ginsenoside Rb1 + Ginsenoside Rb2) biotransformation carrot composition with a ratio of 0.1 or moreis there.
[0017]
A part of lactic acid bacteria or intestinal bacteria biotransforms compounds in foods and drinks and drugs to produce biotransformants with higher physiological activity than the original compounds.
[0018]
  As shown in FIG.Used inGinsenoside-Rb1, ginsenoside-Rb2, ginsenoside-Rc, etc., which are compounds contained in ginseng which is a raw material, are metabolized by lactic acid bacteria (intestinal bacteria) and intestinal bacteria (intestinal bacteria) as primary intermediate metabolites. It is a final metabolite via certain ginsenoside-Rd, compound-O, ginsenoside-Mc1, secondary intermediate metabolites, ginsenoside-F2, IH-902 (compound-Y), IH-903 (compound-Mc) IH-901 (compound-K) is produced.
[0019]
According to the above configuration, since the ratio is 0.1 or more, the dose of the biotransformation ginseng composition and 20-O-β-D-glucopyranosyl-20 (S) -protopanaxadiol (IH-901) And the content of ginsenoside F2 which is the precursor thereof can be balanced to provide a biotransformation carrot composition which exhibits a sufficient effect. Of course, the higher the ratio, the better. However, since the IH-901 and its precursor are biotransformations derived from lactic acid bacteria, enteric bacteria, and the like, this ratio is substantially In particular, when the range is 0.1 or more and 10.0 or less and 0.5 or more and 10.0 or less, a biotransformation carrot composition in which the effect and the dose are more reliably balanced is provided.
[0020]
  In addition, the present inventionObtained byThe biotransformation ginseng composition may further be configured such that the biotransformation ginseng composition is an antiallergic substance that suppresses the release of histamine.
[0021]
  In addition, the present inventionObtained byFurther, the biotransformation ginseng composition may be configured such that the biotransformation ginseng composition is an anti-aging agent having an antioxidant action by radical scavenging.
[0022]
  In addition, the present inventionObtained byThe biotransformation ginseng composition may further be configured such that the biotransformation ginseng composition is an anticancer agent.
[0023]
  In addition, the present inventionObtained byThe biotransformation ginseng composition may further be configured such that the biotransformation ginseng composition is a preventive substance for colorectal cancer or liver damage that inhibits the production of β-glucuronidase.
[0024]
According to the said structure, the antiallergic agent, antioxidant, and anticancer agent in which the biotransformation ginseng component was significantly strengthened are provided.
[0025]
In addition, the present inventionObtained byThe biotransformation ginseng composition may be configured such that the biotransformation ginseng composition is a beverage containing a biotransformation ginseng component.
[0026]
According to this structure, the drink provided with the biotransformation ginseng component which has an antiallergic action, an antioxidant action, and an anticancer action is provided.
[0027]
  The method for producing a biotransformation ginseng composition according to the present invention for obtaining the biotransformation ginseng composition is obtained by suspending white ginseng powder extracted from white ginseng in water and dried in water, A biotransformation step of adding the same weight of lactic acid bacteria and culturing at 37 ° C. for 72 hours to obtain a biotransformation ginseng solution; concentrating, freezing, or drying the biotransformation ginseng solution, and collecting the supernatant after centrifugation; A concentration step of obtaining a biotransformed ginseng concentrate; as the lactic acid bacteria, Bifidobacterium KK-1 (KCCM-10364) and Bifidobacterium KK-2 (KCCM-1036)5) And lactic acid strains in the same weight. In addition, a white ginseng saponin fraction obtained by further extracting a white ginseng with methanol by immersing it in methanol was suspended in water, and then lactic acid bacteria having twice the weight of the white ginseng saponin fraction were added. Biotransformation step of culturing at 37 ° C. for 48 hours to obtain biotransformed ginseng solution; concentrating, freezing, or drying the biotransformed ginseng solution, or collecting the supernatant after centrifugation to obtain a biotransformed ginseng concentrate A concentration step; Bifidobacterium KK-1 (KCCM-10364) and Bifidobacterium KK-2 (KCCM-1036) as the lactic acid bacteria5) And lactic acid strains in the same weight.
[0034]
  In addition, the method for producing a biotransformation ginseng composition of the present invention further includes bioconcentration ginseng concentration after the concentration step.objectPre-set solventAdditionAnd it can be set as the structure provided with the extraction process of obtaining biotransformation ginseng extract.
[0035]
In addition, the method for producing a biotransformation ginseng composition of the present invention further comprises, after the extraction step, the biotransformation ginseng extract is added to a beverage stock obtained by adding purified water to a sweetener and mixed, followed by biotransformation. It can be set as the structure provided with the stirring process which obtains a ginseng liquid mixture, and the dilution process which adds purified water to the said biotransformation ginseng liquid mixture and obtains a biotransformation ginseng drink liquid.
[0036]
Moreover, the method for producing a biotransformation ginseng composition of the present invention further comprises adding at least one substance selected from the group consisting of citric acid, sodium citrate, a herbal extract and taurine to the beverage stock solution in the stirring step. Can be added.
[0037]
In addition, the method for producing a biotransformation ginseng composition of the present invention may further include a drying step for lyophilizing the biotransformation ginseng extract to obtain biotransformation ginseng powder after the extraction step. it can.
[0038]
According to the above configuration, biosynthetic ginseng components having antiallergic action, antioxidant action, and anticancer action are obtained by biotransforming the saponin component contained in the ginseng raw material and generating a highly bioactive metabolite. Production of highly biotransformed ginseng composition is possible, and the cost of production is reduced because ginseng leaves, which have low active ingredient content such as saponin and are not suitable for use as raw materials for carrots, can be used as raw materials. it can.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0040]
FIG. 1 is a flow chart showing a method for producing a bioconverted ginseng beverage which is an example of the bioconverted ginseng composition of the present invention. As shown in FIG. 1, the method for producing a biotransformation ginseng composition of the present invention includes a biotransformation step (S10) and a concentration step (S20), and includes an extraction step (S30), a drying step (S40), and a stirring step (S50). ) And a dilution step (S60).
[0041]
The biotransformation carrot composition was prepared as follows.
[0042]
[Biotransformation process]
After suspending ginseng raw material in water, lactic acid bacteria or intestinal bacteria were added and cultured for a certain time or longer, preferably 24 to 72 hours, more preferably 48 to 72 hours to obtain a biotransformed ginseng solution. .
[0043]
Here, as the raw material of ginseng, one or more natural ginseng selected from the group consisting of raw ginseng, red ginseng, white ginseng, ginseng and ginseng leaves, ginseng extract of natural ginseng, or ginseng powder of natural ginseng Etc. can be used.
[0044]
The lactic acid bacterium is not particularly limited as long as it can metabolize the ginseng saponin component and produce IH-901, which is a biotransformation, and includes Bifidobacterium K-103, Bifidobacterium K-506, Bi One or more lactic acid bacteria selected from the group consisting of Fidobacterium KK-1 and Bifidobacterium KK-2 can be preferably used.
[0045]
Among them, the Bifidobacterium KK-1 is the deposit number KCCM-10364 (deposit date: 2002.3.22), and the Bifidobacterium KK-2 is the deposit number KCCM-10365 (deposit date: 2002. 03.22) are deposited at the Korean Culture Center of Microorganisms, respectively.
[0046]
The intestinal bacterium is not particularly limited as long as it can produce IH-901, which is a biotransformation, and preferably one or more selected from the group consisting of Prevotella oris and Fusobacterium K-60. Intestinal bacteria can be used.
[0047]
  [Concentration step] The biotransformation ginseng solution is concentrated as it is, frozen, dried, or centrifuged, and the supernatant is collected to concentrate the biotransformation ginseng.objectGot.
[0048]
  [Extraction step] Concentration of biotransformation ginsengobjectPre-set solventAdditionThus, a biotransformation carrot extract was obtained.
[0049]
  As the solvent, biotransformation ginseng concentrationobjectA solvent that can dissolve and extract the active ingredient contained in the solvent is preferable. Specifically, water, lower alcohols such as methanol and ethanol, supercritical fluids, or a mixture thereof can be used.
[0050]
[Drying process]
The biotransformed ginseng extract was lyophilized to obtain biotransformed ginseng powder.
[0051]
[Stirring step]
The biotransformation ginseng extract or biotransformation ginseng powder was added to the beverage stock solution in which purified water was added to the sweetener and mixed to obtain a biotransformation ginseng mixture.
[0052]
Here, any one or more of citric acid, sodium citrate, herbal medicine extract, and taurine can be added to the beverage stock solution. Examples of the herbal extract include gomishi, jujube, cinnamon, wolfberry, yellow spirit, and kibanagi.
[0053]
[Dilution process]
A predetermined volume of purified water was added to the biotransformed ginseng mixture to obtain a biotransformed ginseng beverage.
[0054]
The biotransformation ginseng composition of the present invention produced by the above process is (20-O-β-D-glucopyranosyl-20 (S) -protopanaxadiol + ginsenoside F2) / (ginsenoside Rc + ginsenoside Rd + ginsenoside Rb1 + The ratio of ginsenoside Rb2) is maintained in the range of 0.1 or more.
[0055]
Below, based on an Example and a comparative example, the content of this invention is demonstrated in detail. Of course, the present invention is not limited to the following examples.
[0056]
Example 1
100 ginseng powder obtained by extracting and drying tail ginseng with water is suspended in water, and then added with lactic acid bacteria Bifidobacterium K-103 and Bifidobacterium K-506 strain and cultured for 72 hours, This was centrifuged to collect the supernatant and then concentrated to obtain a biotransformation carrot concentrate.
[0057]
(Example 2)
The carrots are chopped and sterilized and suspended in water. Then, lactic acid bacteria Bifidobacterium K-103 and Bifidobacterium K-506 strains are added and cultured for 48 hours, and then centrifuged. After collecting the supernatant, it was concentrated and freeze-dried to obtain biotransformed carrot powder.
[0058]
(Example 3)
After extracting ginseng or white ginseng with water and drying it, 100 mg of the resulting ginseng powder is suspended in water, and then added with lactic acid bacteria Bifidobacterium KK-1 and Bifidobacterium KK-2 strains After culturing for 72 hours, this was centrifuged to collect the supernatant, and then concentrated to obtain a biotransformed ginseng concentrate.
[0059]
Example 4
A saponin fraction obtained by further extracting 1 kg of white ginseng with methanol and further extracting with butanol was suspended in water, and then lactic acid bacteria Bifidobacterium KK-1 and Bifidobacterium KK- Two strains were added and cultured for 72 hours, and this was centrifuged to collect the supernatant and then concentrated to obtain a biotransformation ginseng concentrate.
[0060]
[Experiment 1: Content Analysis 1]
After adding water (500 ml) to white ginseng powder (2 g), Bifidobacterium KK-1 (deposit: Korea Preservation Center, deposit number: KCCM-10364, deposit date: 2002.03.22) 1 g of each strain of Bifidobacterium KK-2 (Deposit: Korea Microbiology Preservation Center, Deposit Number: KCCM-10365, Deposit Date: 2002.3.22) was added and cultured at 37 ° C. for 72 hours. Was concentrated under reduced pressure to obtain a biotransformed ginseng concentrate of Example 3.
[0061]
The biotransformed ginseng concentrate (2 g) and white ginseng (2 g) of Example 3 were extracted and concentrated three times with methanol (100 ml), suspended in water, and three times with ether (100 ml). Extracted. Furthermore, after extracting three times with butanol (100 ml), the butanol fraction was concentrated, this concentrate was dissolved in methanol, and the amount of total saponin was determined from analysis by thin layer chromatography (TLC; Shimazu TLC scanner CS-9301PC). The content (%) of each component with respect to was determined. The results are shown in Table 1 below.
[0062]
For TLC analysis, methane trichloride / methanol / water (mass ratio 65:35:10) was used as a developing solvent, and a 5% sulfuric acid / methanol solution was used as a coloring reagent.
[0063]
[Table 1]

[0064]
[Experiment 2: Content Analysis 2]
After adding water (100 ml) to the white ginseng saponin fraction (1 g), 1 g each of Bifidobacterium KK-1 and Bifidobacterium KK-2 strains was added and cultured at 37 ° C. for 48 hours. This was concentrated under reduced pressure to obtain a biotransformed ginseng concentrate of Example 4. The biotransformed ginseng concentrate (1 g) and the white ginseng saponin fraction (1 g) of Example 4 were each dissolved in methanol and analyzed by TLC in the same manner as in Experiment 1, and the content of each component with respect to the total saponin amount The rate (%) was determined. The results are shown in Table 2 below.
[0065]
[Table 2]

[0066]
[Experiment 3: content analysis 3]
Ginseng powder (2 g) obtained by extracting and drying tail ginseng with water is suspended in water (500 ml), and then 1 g each of Bifidobacterium K-103 and Bifidobacterium K-506 strains. It added one by one, and it culture | cultivated at 37 degreeC for 72 hours, this was concentrated, and the biotransformation ginseng concentrate of Example 1 was obtained. In addition, dried ginseng (2 g), chopped into fresh carrots, suspended in water (500 ml), then 1 g each of Bifidobacterium K-103 and Bifidobacterium K-506 strains. In addition, the mixture was cultured at 37 ° C. for 48 hours and concentrated to obtain a biotransformation ginseng concentrate of Example 2.
[0067]
The biotransformed ginseng concentrate (2 g each) and white ginseng (2 g) were each extracted and concentrated three times with methanol (100 ml), suspended in water, and extracted three times with ether (100 ml). Further, after extracting three times with butanol (100 ml), the butanol fraction was concentrated, this concentrate was dissolved in methanol, and analyzed by TLC in the same manner as in Experiment 1. The content (%) of each component relative to the total amount of saponin. ) The results are shown in Table 3 below.
[0068]
[Table 3]

[0069]
In order to investigate the anticancer effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention, the following experiment 4 was conducted to examine the cancer cell growth inhibitory effect.
[0070]
[Experiment 4: Anticancer effect analysis]
10% bovine human liver cancer cell line (HepG2), human lung cancer cell line (A-549), mouse bone marrow cell line (P-388), mouse myeloid leukemia cell line (L-1210) Cultured in RPMI 1640 medium supplemented with fetal serum (FBS), 1% antibiotic-antimycotics and 2.2 g / L sodium bicarbonate.
[0071]
The HepG2 and A-549 were treated with 0.25% trypsin, and then the cells were removed from the culture flask and placed in a 96-well culture plate at 3 × 10 ×^Four Put 180μl according to the number of cells so that it becomes cell / well, 5% carbon dioxide (CO₂) Saturated CO₂It was allowed to adhere for 24 hours in an incubator (37 ° C.). Also, P-388 and L-1210 are each 4X10^FourSpread 180 μl according to the number of cells so that it becomes cell / well, and 5% CO for 2 hours.₂CO saturated with₂Stabilized in the incubator.
[0072]
The saponin fraction obtained by further extracting the biotransformed ginseng concentrate of Example 4 or the extract obtained by chilling white ginseng with methanol with butanol was adjusted to a concentration of 10 mg / ml and high-pressure steam. After sterilization, each culture plate is added so that the final concentration per well is 1 mg / ml, and 5% CO 2 is added.₂CO saturated with₂The cells were cultured for 48 hours in an incubator (37 ° C.). Thereafter, 20 mg / ml tetrazolium (MTT) reagent is added in an amount of 50 μl per well, and CO 2 is added.₂The reaction was further continued in the incubator for 4 hours. After removing the medium, 100 μl of dimethyl sulfoxide (DMSO) was added, and the absorbance (580 nm) was measured using an enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) absorbance measurement apparatus (ELISA reader). In each) by measuring₅₀The value was derived. The results are shown in Table 4 below. In addition, the standard and blank for a measurement were prepared by the corresponding well-known method.
[0073]
[Table 4]

[0074]
From Table 4, it turned out that the biotransformation ginseng composition of this invention exhibits the outstanding anticancer effect | action.
[0075]
In order to investigate the antiallergic effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention, the following experiment 5 was conducted to examine the inhibitory effect of the antigen-antibody reaction.
[0076]
[Experiment 5: Antiallergic effect analysis 1]
Rat mast cells (RBL-2H3 cells), 10% fetal bovine serum and culture medium containing L-glutamine (Dulbecos' Modified Eagle's Medium: DMEM) are taken in a culture dish and 5% CO₂After culturing in an incubator (37 ° C., wet), cells fixed to the culture dish were suspended using a trypsin-EDTA solution, and this was separated and collected.
[0077]
The collected RBL-2H3 cells were placed in a 24 well culture plate at 5 × 10 5 each.^Five After cell / well separation, mouse immunoglobulin E (IgE) monoclonal antibody was added in increments of 0.5 μg / ml, and 5% CO 2 was added.₂The cells were cultured in an incubator (37 ° C.) for 12 hours to sensitize the antibody.
[0078]
The sensitized cells were treated with a Siraganian buffer (119 mM sodium chloride, 5 mM potassium chloride, 0.4 mM magnesium chloride, 25 mM piperazine-N, N′-bis (2-ethanesulfonic acid): PIPES), 40 mM hydroxylated. After washing with 0.5 ml of sodium, pH 7.2), 5.6 mM glucose, 1 mM calcium chloride0.16 ml of Siraganian buffer solution further added with 0.1% bovine serum albumin (BSA) was added, and 5% CO 2 was added.₂The cells were cultured for 10 minutes in an incubator (37 ° C.).
[0079]
After incubation for 10 minutes, the biotransformed ginseng concentrate of Example 4 (0.04 ml), the saponin fraction (0.04 ml) obtained by further extracting the extract obtained by chilling white ginseng with methanol. Or, the known antiallergic agent Disodium chromoglycate is added, and after 20 minutes, 0.02 ml of antigen (dinitrophenol-bovine serum albumin 1 μg / ml) is added and incubated at 37 ° C. for 10 minutes. After activating the cells, the cells were centrifuged at 2000 rpm for 10 minutes, and the collected supernatant (0.025 ml) was transferred to a 96-well culture plate. To this, 0.025 ml of 1 mM p-NAG culture solution (0.1 M citrate buffer containing p-nitrophenyl-N-acetyl-β-D-glucosamide, pH 4.5) was added, followed by 60 ° C. at 37 ° C. After incubating for a minute, 0.2 ml of an aqueous solution of 0.1 M sodium carbonate or sodium bicarbonate was added to stop the reaction, and the absorbance (at 405 nm) was measured using an enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) absorbance measuring device (ELISA reader). ) By measuring each IC₅₀The value was derived. The results are shown in Table 5 below. In addition, the standard and blank for a measurement were prepared by the corresponding well-known method.
[0080]
[Table 5]

[0081]
From Table 5, it was found that the biotransformation ginseng composition of the present invention exhibits an excellent antiallergic action.
[0082]
[Experiment 6: Antiallergic effect analysis 2-Histamine release inhibition]
The biotransformation ginseng composition of the present invention was examined for histamine release inhibitory effect.
[0083]
A physiological solution (physological solution: 137 mM sodium chloride, 2.7 mM calcium chloride, 1 mM magnesium chloride hexahydrate, 5.6 mM glucose, 1 unit / ml heparin, 5 mM phosphate buffer, pH 7.2) was added to the male (male). 20 ml was administered into the peritoneum of Wistar rat (200 ± 20 g). Further, the abdomen was gently massaged for 2 minutes, and then the peritoneal drainage liquid was extracted from the peritoneum with a syringe. The extracted peritoneal effluent was centrifuged at 300 × g and 4 ° C. for 5 minutes, and washed several times with the physiological solution.
[0084]
Peritoneal effluent (2.5 ml) after washing, biotransformation ginseng concentrate of Example 4, saponin fraction obtained by further extracting butanol with an extract obtained by cooling white ginseng with methanol (general ginseng) Extract: non-biotransformed ginseng concentrate) or the above-mentioned physiological solution (0.5 ml) in which various known concentrations of disodium chromoglycate (Disodium chromoglycate) are suspended are mixed, and 37 Incubated for 5 minutes at 0 ° C.
[0085]
0.5 ml of histamine-releasing substance (compound 48/80) is mixed with the reaction solution after incubation (3.0 ml), incubated at 37 ° C. for 10 minutes, and then centrifuged at 2500 × g and 4 ° C. for 10 minutes. The supernatant was collected, and distilled water (1.4 ml), 1N sodium hydroxide (0.4 ml) and 1% o-phthalaldehyde-methanol solution (0.1 ml) were added to the supernatant (0.6 ml). After reacting at room temperature for 4 minutes, 3N hydrochloric acid (O.2 ml) was added to stop the reaction, and the amount of histamine was measured using a fluorescence spectrometer (Jasco FP-750, excitation wavelength 353 nm, fluorescence wavelength 438 nm). , Each IC₅₀The value was derived. The results are shown in Table 6 below. In addition, the standard and blank for fluorescence spectroscopy measurement were prepared by the corresponding well-known method.
[0086]
Since peritoneal effluent contains many mast cells, it can be considered that the measured histamine is almost derived from mast cells.
[0087]
[Table 6]

[0088]
From Table 6, the histamine release inhibitory effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention is lower than that of general ginseng extract (IC₅₀), And was found to be effective at a concentration almost as low as that of disodium chromoglycate, a known antiallergic agent. Therefore, it is considered that the biotransformation ginseng composition of the present invention can be used as an antiallergic substance by suppressing the release of histamine in vivo.
[0089]
[Experiment 7: Antiallergic effect analysis 3]
According to the following method of Inagaki et al. (Int. Arch. Allergy Appl. Immunol., 87, 254-259, 1988), the antiallergic effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention was examined.
[0090]
IgE serum (10 μg) against dinitrophenol-bovine serum albumin (DNP-BSA) was diluted with saline and injected into the back of mice anesthetized with ether (male ICR mice 20-25 g) Later, it was manually sensitized.
[0091]
As control example A, 48 hours after manual sensitization, physiological saline (0.2 ml) containing DNP-BSA (0.2 mg) and a fluorescent dye (evans blue, 1.6 mg) was injected into the tail vein. After 30 minutes, they were euthanized by cervical dislocation.
[0092]
As a trial example, biotransformation of Example 4 was performed 1 hour before injection of physiological saline (0.2 ml) containing DNP-BSA (0.2 mg) and a fluorescent dye (evans blue, 1.6 mg) into the tail vein. Ginseng concentrate, saponin fraction obtained by further extracting butanol with an extract obtained by chilling white ginseng with methanol (general carrot extract: non-biotransformed ginseng concentrate), or a known antiallergic agent A physiological saline in which disodium chromoglycate was dissolved or suspended at 50 mg / kg, 50 mg / kg, and 100 mg / kg was orally administered or injected intraperitoneally.
[0093]
A fixed part was cut out from the back of the mouse of the control example A or the trial example, put into a test tube, 1N potassium hydroxide (0.7 ml) was added, and the mixture was cultured at 37 ° C. overnight.
[0094]
After culturing, 4 ml of a mixed solution of 0.6N phosphoric acid and acetone (mass ratio 5:13) was added to this examiner, followed by shaking, and colorimetric determination (at 620 nm) of the fluorescent dye extracted by filtration. The allergic reaction suppression rate was derived according to the following formula (1). The results are shown in Table 7 below.
[0095]
Here, Control Example B, which was operated in the same manner as Control Example A except that IgE serum was not sensitized to dinitrophenol-bovine serum albumin (DNP-BSA), was prepared and colorimetrically determined.
[0096]
[Expression 1]

[0097]
[Table 7]

[0098]
From Table 7, it was found that the biotransformation ginseng composition of the present invention exhibited an excellent antiallergic action.
[0099]
[Experiment 8: Antioxidant effect-prevention of aging accompanying radical scavenging]
The 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH) radical scavenging effect of the biotransformation carrot composition of the present invention was investigated.
[0100]
A 60 μM DPPH / ethanol solution (500 μl) and a sample group (each 500 μl), bioconcentrated ginseng concentrate of Example 4, an extract obtained by chilling white ginseng with methanol were further extracted with butanol. Saponin fraction (general carrot extract: non-biotransformed ginseng concentrate) or caffeic acid known to have a very strong radical scavenging action was mixed, and this mixed sample solution was reacted at room temperature for 30 minutes. . By measuring the absorbance (at 520 nm) of this mixed solution, the concentration of the sample from which DPPH radicals are removed by 50% (IC₅₀) The results are shown in Table 8 below. For the blank, ethanol was used instead of the DPPH / ethanol solution in the mixed sample solution, and for the standard, water was used instead of the sample in the mixed sample solution.
[0101]
Furthermore, the superoxide anion radical scavenging effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention was examined.
[0102]
0.05M sodium carbonate aqueous solution (pH 10.2, 900 μl), 3 mM xanthine (Xanthine: Sigma), 3 mM ethylenediaminetetraacetic acid disodium (EDTA: Sigma), 1.5 μg / ml BSA (Sigma), 0 50 μl each of .75 mM nitroblue tetrazolium (NBT: Sigma) was added, the above sample group (50 μl) and 0.1 μg / ml xanthine oxidase (50 μl) were added and reacted for 30 minutes, and then 6 mM copper chloride was added. The reaction was stopped. By measuring the absorbance (at 560 nm) after stopping the reaction, the concentration of the sample from which DPPH radicals are removed by 50% (IC₅₀) The results are shown in Table 8 below. In addition, the standard and blank for a measurement were prepared by the corresponding well-known method.
[0103]
[Table 8]

[0104]
From Table 8, it was found that the 50% radical scavenging concentration by the biotransformation ginseng composition of the present invention was lower than that of common ginseng extract, although not as low as caffeic acid. From this, it is considered that the biotransformation ginseng composition of the present invention has an excellent antioxidant effect and can be used as a substance for preventing aging of a living body.
[0105]
[Experiment 9: Colon cancer / liver damage induced β-glucuronidase inhibitory effect]
Since β-glucuronidase, an enzyme produced by intestinal bacteria, causes colon cancer and liver damage, it is known that substances that inhibit this enzyme have a preventive effect on colorectal cancer and liver damage (Reference: D H. Kim, I. S. Jang, J. B. Park, SW Lee, Protective roles of experimental colon rcinogenesis. Arch. Kim, SB Shim, NJ Kim, IS Jang, β-glucuronidase-inhibitory activity and hepatoprotective effects of Ganoderma lucidum. ol.Pharm.Bull.22, 162-164, 1999).
[0106]
The β-glucuronidase inhibitory effect of the biotransformation ginseng composition of the present invention was measured by the method of Kim et al. (DH Kim, SB Shim, NJ Kim, IS Jang, -Glucuronidase-inhibitory) activity and hepatoprotective effects of Ganoderma lucidum.Biol.Pharm.Bull.22, 162-164, 1999).
[0107]
First, Escherichia coli HGU-3 strain isolated in human intestine was cultured, and β-glucuronidase enzyme solution was purified according to the method of Kim et al. 50 mM ginseng buffer (0.38 ml), 20 mM p-nitrophenyl-β-D-glucuronide (Sigma, USA) (0.02 ml), enzyme solution (0.05 ml), organism of Example 4 Converted ginseng concentrate, saponin fraction obtained by further extracting butane with an extract obtained by chilling white ginseng with methanol (general ginseng extract: non-bioconverted ginseng concentrate), or very strong β-glucuronidase After mixing with saccharic acid 1,4-lactone, which is known to have activity-inhibiting action, and reacting for 30 minutes, 0.2N sodium hydroxide (0.5 ml) was added. In addition, the reaction was stopped.
[0108]
After stopping the reaction, the concentration of the sample that inhibits β-glucuronidase activity by 50% (IC) by measuring the absorbance (at 405 nm)₅₀) The results are shown in Table 8 below. In addition, the standard and blank for a measurement were prepared by the corresponding well-known method.
[0109]
[Table 9]

[0110]
From Table 9, it was found that the β-glucuronidase activity-inhibiting concentration by the biotransformation ginseng composition of the present invention was lower than that of general ginseng extract, although not as low as that of sugar acid. From this, it is considered that the biotransformation ginseng composition of the present invention has an excellent β-glucuronidase inhibitory effect and can be used as a preventive substance for colon cancer and liver damage.
[0111]
(Other matters)
The ginseng raw material of the biotransformation ginseng composition is not limited to the raw materials shown in the above examples, but one or more natural ginseng selected from the group consisting of ginseng, red ginseng, white ginseng, ginseng and ginseng It has been confirmed that the biotransformation ginseng composition exhibiting the excellent effects of the present invention can be provided even if the ginseng extract or the natural ginseng powder is used.
[0113]
Moreover, the ginseng drink which is an example of the biotransformation ginseng composition of this invention can be provided as follows, for example. First, purified water is added to fructose, sucrose, and sucrose and heated to 95 ° C to dissolve, then slowly cooled to 70 ° C, and citric acid, sodium citrate and sodium benzoate are added and stirred. While dissolving. At this time, you may further dissolve a pentagonal extract and taurine, stirring. The biotransformation ginseng powder derived from the biotransformation ginseng concentrate was added to this solution and stirred sufficiently, and then added with appropriately purified water so that the total volume became 100 ml, thereby containing biotransformation ginseng extract (250 mg). A beverage (100 ml) can be provided.
[0114]
【The invention's effect】
As explained above, the biotransformation carrot composition of the present inventionThingAccording to the production method, a biotransformation carrot composition in which components having antiallergic action, antioxidant action, and anticancer action are greatly enhanced can be provided.
[0115]
Also, biotransformation carrot composition according to the embodiment of the present inventionThingAccording to the production method, the saponin component contained in the ginseng raw material is biotransformed to produce a highly physiologically active metabolite, so that the content of active ingredients such as saponin is low and it is not suitable for use as a raw material for human participation products. Ginseng leaves can be used as raw materials.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing a method for producing a biotransformation carrot composition according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram showing the biotransformation process of ginseng saponin.
[Explanation of symbols]
S10: Bioconversion process
S20: Concentration process
S30: Extraction process
S40: Drying process
S50: Stirring step
S60: Dilution process

Claims

A biotransformation step in which white ginseng powder extracted with water and suspended in water is suspended in water and then lactic acid bacteria having the same weight as the white ginseng powder is added and cultured at 37 ° C. for 72 hours to obtain a biotransformation ginseng solution. ,
Concentrating, freezing, or drying the biotransformed ginseng solution, or collecting the supernatant after centrifugation to obtain a biotransformed ginseng concentrate,
Biological bacteria characterized in that, as the lactic acid bacteria, lactic acid strains of Bifidobacterium KK-1 (KCCM-10364) and Bifidobacterium KK-2 (KCCM-1036 5 ) are used together in the same weight. A method for producing a ginseng composition.

A white ginseng saponin fraction obtained by further extracting the white ginseng from methanol with cold butanol was suspended in water, and then added with lactic acid bacteria twice the weight of the white ginseng saponin fraction at 37 ° C. , A biotransformation step of culturing for 48 hours to obtain biotransformation ginseng liquid
Concentrating, freezing, or drying the biotransformed ginseng solution, or collecting the supernatant after centrifugation to obtain a biotransformed ginseng concentrate,
Biological bacteria characterized in that, as the lactic acid bacteria, lactic acid strains of Bifidobacterium KK-1 (KCCM-10364) and Bifidobacterium KK-2 (KCCM-1036 5 ) are used together in the same weight. A method for producing a ginseng composition.

The bioconversion according to claim 1 or 2, further comprising an extraction step of adding a preset solvent to the biotransformation ginseng concentrate to obtain a biotransformation ginseng extract after the concentration step. A method for producing a carrot composition.

After the extraction step, mixing a beverage stock solution mixed with purified water added to a sweetener and the biotransformation ginseng extract, and a stirring step to obtain a biotransformation ginseng mixture,
The method for producing a biotransformation ginseng composition according to claim 3, further comprising a dilution step of adding purified water to the biotransformation ginseng mixture to obtain a biotransformation ginseng beverage.

The bioconversion according to claim 4, wherein the beverage stock solution in the stirring step further comprises one or more substances selected from the group consisting of citric acid, sodium citrate, herbal extract, and taurine. A method for producing a carrot composition.

The method for producing a biotransformation ginseng composition according to claim 3, further comprising a drying step of freeze-drying the biotransformation ginseng extract to obtain biotransformation ginseng powder after the extraction step.