JP4179195B2 - 機器監視システム、機器監視装置、機器管理装置、機器監視プログラム、機器管理プログラムおよび機器監視システム運用方法 - Google Patents

機器監視システム、機器監視装置、機器管理装置、機器監視プログラム、機器管理プログラムおよび機器監視システム運用方法 Download PDF

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Description

本発明は、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムおよびその運用方法、ならびに機器監視プログラムに関する。また、本発明は、機器監視システムを構成する機器監視装置および機器管理装置にも関する。
近年、図1に示すような空調監視システム200を構築・運用することにより顧客に販売したマルチ式空気調和機10a,10bや空調システム20などの運転状態を監視し、その顧客に対して種々の付帯サービス、例えば、故障予知サービス、異常検知サービス、迅速な修理サービス、エネルギー管理サービスなど(例えば、特願2002−181195号公報(第4−17項、図1)参照。)を提供することが行われている。なお、ここでは、エネルギー管理サービスが運用される際の空調監視システム200の使用態様について説明を行う。
空調監視システム200は、複数のマルチ式空気調和機10a,10b、ステーション30、監視用コンピュータ40および連絡用コンピュータ50から構成される。なお、マルチ式空気調和機10a,10bとステーション30とは、空調システム20を構成している。そして、マルチ式空気調和機10a,10bおよびステーション30は顧客のビル120に、監視用コンピュータ40は監視センター100に、連絡用コンピュータはサービスステーション110(以下、SSと略する。)に配置される。なお、このSS110には、サービスエンジニア115が勤務している。
マルチ式空気調和機10a,10bは、ビル120の冷暖房を行う。なお、このマルチ式空気調和機10a,10bでは、1台の室外機12a,12bに対して複数の室内機11a,11bが通信線および冷媒配管を介して接続される。さらに、室内機11a,11bは、通信線を介してリモコン13a,13bに接続される。リモコン13a,13bは、室内機11a,11bの電源を入り切りしたり冷暖運転モードを切り替えたりするために使用される。また、この室内機11a,11bには、その吸い込み口付近に温度センサ(図示せず)が設けられており、部屋の室温を検知している。一方、室外機12a,12bは、通信線を介してステーション30に接続される。ステーション30には、モデム33、メモリ35およびインターフェイス37(以下、I/Fと略する。)が搭載されており、また省エネ制御プログラム39および管理プログラム31がインストールされている。
なお、この省エネ制御プログラム39には、例えば、あらかじめ与えられた所定期間の目標エネルギー量を遵守する「省エネルギー制御」を行うための命令や所定期間の基準エネルギーを超過されることが予想されるときにのみ省エネルギー制御を行う「デマンド制御」を行うための命令(例えば、特願2002−282341号公報(第3−24項、図3)参照。)などが記述されている。ところで、このような省エネルギー制御を実行すると、エネルギー使用量が定常的にまたは一時的に制限されるため、ビル120の空調環境が悪化する場合がある。このような事態がたびたび発生すれば、顧客に対するサービス提供者の信頼が損なわれるおそれがある。このような空調環境の悪化の原因は、主に、不適切な設定などにあるため、サービス提供者は、設定を是正するなどの対応を可及的迅速に行えば、顧客とのトラブルを回避することができる。このような背景からこのステーション30には、管理プログラム31がインストールされている。
なお、この管理プログラム31の役目は、監視用コンピュータ40においてビル120内の空調環境の悪化現象などを検出するのに必要な情報(室内機11aのON/OFF情報や、運転モード情報、室内温度情報など。これらについては後述する。)をマルチ式空気調和機10a,10bから収集し監視用コンピュータ40に提供することにある。管理プログラム31は、ステーション30に電源が投入されると同時にマイコン(図示せず)により実行される。管理プログラム31には、30分おきに室内機11a,11bに設けられる温度センサの値を、I/F37を介して取得する命令、リモコン13a,13bにおいて室内機11a,11bの電源ON/OFFの切替があった場合にそのON/OFF情報を、I/F37を介して取得する命令、およびリモコン13a,13bにおいて冷房運転/暖房運転の運転モード切替があった場合にその運転モード情報を、I/F37を介して取得する命令などが記述されている。モデム33は、ステーション30に送信されてくる温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などを、順次、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に送信する。なお、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合には、これらの情報は、メモリ35に記憶される。そして、通信が回復した後、これらの情報は、所定の人為的な処理に従って監視用コンピュータ40に送信される。なお、メモリ容量はおよそ5日分の情報が入る大きさとされている。I/F37は、マルチ式空気調和機10a,10bから送信される信号をステーション30が読み取り可能なデータ形式に変換する。
監視用コンピュータ40には、モデム43およびCPU45が搭載されており、また監視プログラム41およびデータベース作成用ソフトウェア(図示せず)がインストールされている。監視プログラム41およびデータベース作成用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40において常時実行されている。モデム43は、ステーション30から送信されてくる温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを受信する。そして、データベース作成用ソフトウェアは、それらの情報を所定のフォーマットに従って格納し、順次、データベース47を更新する。監視プログラム41は、CPU45により実行される。監視プログラム41には、ON/OFF情報および運転モード情報などを利用して温度センサの値が正常であるか否かを判断する判断命令、温度センサの値が異常であると判断された場合に連絡用コンピュータ50に対して規定の電子メールを送信する電子メール送信命令などが記述されている。なお、この判断命令および電子メール送信命令は、図2に示すような流れで実行される。図2において、ステップS11では、CPU45が、新たな温度センサの値がデータベース47に格納されたかを確認する。ステップS11の確認の結果、新たな温度センサの値がデータベース47に格納されたら、ステップS12に移る。ステップS11の確認の結果、新たな温度センサの値がデータベース47に格納されていなかったら、処理を終了する。ステップS12では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新のON/OFF情報を抽出する。ステップS13では、CPU45が、そのON/OFF情報がONであるかを確認する。ステップS13の確認の結果、ON/OFF情報がONであれば、ステップS14に移る。ステップS13の確認の結果、ON/OFF情報がONでなければ、処理を終了する。ステップS14では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新の運転モード情報を抽出する。ステップS15では、CPU45が、その運転モード情報が、冷房運転モードであるかを確認する。ステップS15の確認の結果、運転モード情報が冷房運転モードであれば、ステップS16に移る。ステップS15の結果、運転モード情報が冷房運転モードでなければ、ステップS17に移る。ステップS16では、CPU45が、温度センサの値が上限温度Ta以下であるかを確認する。ステップS16の確認の結果、温度センサの値が上限温度Ta以下であれば、ステップS18に移る。ステップS16の確認の結果、温度センサの値が上限温度Taよりも大きければ、ステップS19に移る。ステップS17では、CPU45が、温度センサの値が下限温度Tb以上であるかを確認する。ステップS17の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb以上であれば、ステップS18に移る。ステップS17の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb未満であれば、ステップS19に移る。ステップS18では、CPU45が、温度センサの値が正常であると判断する。ステップS19では、CPU45が、温度センサの値が異常であると判断する。ステップS20では、CPU45が、規定の電子メールを連絡用コンピュータ50に送信する。
連絡用コンピュータ50には、電子メールの受信用ソフトウェアがインストールされている。電子メールの受信用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40において温度センサの値が異常であると判断された場合に送信される電子メールを受信する。そして、電子メールの受信を確認したサービスエンジニア115は、省エネルギー制御の設定を変更したりマルチ式空気調和機10a,10bの不具合を解消したりするためにビル120へと出動する。
(なお、本願発明者は、このような空調監視システムの存在は知っているが、先行技術文献として挙げられるような特許文献や非特許文献についてはその所在を知らない。)
上述したように、この空調監視システム200においてステーション30と監視用コンピュータとの通信に障害が発生した場合、温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などは、メモリ35に記憶される。そして、その通信が回復した後、これらの情報は、所定の人為的な処理に従って監視用コンピュータ40に送信される。
ところで、通信障害の原因は、大きく2つに分類される。1つは、モデム33,43そのもの又は電話回線60内の伝送に不具合が発生することやステーション30内においてモデム33とマイコンとの通信にソフトウェア的な不具合が発生することなどである。もう1つは、ステーション30の電源が停電などにより落ちる、または人為的に落とされることなどである。前者の場合、メモリ35の容量がおよそ5日分の情報に対応する大きさでしかないため、5日以上の日数放置されると、図3および図4に示すように古い情報の上から新しい情報が上書きされ、古い情報が順次、消滅していく(以下、メモリオーバーフロー現象という。)。つまり、情報の欠落が生じることになる。また、後者の場合、電源が切断されている間は、通信ができないだけでなく、マルチ式空気調和機10a,10bから送信されてくる情報を取得することもできないため、情報の欠落が生じることになる。また、メモリ35が揮発性であり、前者の原因に基づく通信障害が発生し、その後さらにステーション30の電源が切断された場合には、電源の切断期間のみならず前者の原因に基づく通信障害が発生した時点からの情報も消失することになる。このようにして情報の欠落が生じると、監視用コンピュータ40において温度センサの値が正常であるか否かを判断するのに、以下のような問題が生じることになる。
図5には、空調監視システム200において通信障害が発生したがメモリオーバーフロー現象が起こることなく空調監視システム200が復旧した場合の監視用コンピュータ40における監視画面を示す。なお、この図5は、図3に対応するように記載されている(一部、情報を加筆)。この場合、情報の欠落が生じていないので、問題なく温度センサの値が正常であるか否かを判断することができる。しかし、図4に示すようなメモリオーバーフロー現象が発生した後に空調監視システム200が復旧した場合、温度センサの値だけでなく、図6に示すようにアドレス0021に対応する室内機11a,11bの暖房運転モード情報およびアドレス0023に対応する室内機11a,11bのON情報なども欠落する。上述したように、監視用コンピュータ40では、温度センサの値が正常であるか否かを判断するのに、温度センサの値の取得時刻前にある最新のON/OFF情報および運転モード情報が用いられている。つまり、この場合、アドレス0021の室内機11a,11bの03/3/15の08:01以降の温度センサの値が正常であるか否かの判断は、本来は暖房運転モードに基づいて行われなければならないところ、実際には03/3/13の15:32の冷房運転モードに基づいて行われてしまう。上述したように冷房運転モード時と暖房運転モード時とでは、判断基準(上限温度Ta、下限温度Tb)が異なるため、監視用コンピュータ40は、誤った判断を行ってしまうおそれがある。また、アドレス0023の室内機11a,11bの03/3/15の14:07以降の温度センサの値が正常であるか否かの判断は、本来はON情報に基づいて行われなければならないところ、実際には、03/3/14の19:49のOFF情報に基づいて行われてしまう。上述したように、ON/OFF情報がOFF情報である場合は、温度センサの値が正常であるか否かの判断は行われない。つまり、温度センサの値が正常でなかったとしてもその判断は行われないという不具合が発生する。また、このような現象は、ステーション30の電源が落とされた場合にも、同様に発生する可能性がある(この場合、電源が落とされている時間帯のすべての情報が欠落することになる。)。このように、本空調監視システム200において情報の欠落が発生すると、実際には温度センサの値が正常であるにもかかわらず正常でないと判断されサービスエンジニア115へ誤判断に基づく電子メールが送信されたり、実際には温度センサの値が正常でないのにもかかわらず正常であるか否かの判断が行われずその対応が遅れたりするという問題が発生する。前者の場合、サービスエンジニア115は、ビル120へ出動しなければならない。このため、サービスエンジニア115に無駄な労力を強いることになり、しいては効率的な省エネルギー制御の設定の調整作業やマルチ式空気調和機10a,10bの保守・管理作業などを妨げることにもつながりかねない。また、後者の場合は、サービス提供者が、顧客の信用を失うおそれがある。
本発明の課題は、以上のような形態を有する監視システムにおいて情報の欠落が発生した場合であってもサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに情報の欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる機器監視システム、機器監視装置、機器管理装置、機器監視プログラム、機器管理プログラムおよび機器監視システム運用方法を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、ON/OFF情報や運転モード情報を温度センサの値の取得と同期して取得することが考えられる。このようにすれば、常に、温度センサの値が正常であるか否かの判断は、その同期取得されたON/OFF情報や運転モード情報などに基づいて行うことができる。
しかしながら、このようにしてON/OFF情報や運転モード情報を取得すると、情報量が多くなり、通信のトラフィック状態が悪化するおそれがある。また、通信障害が発生した場合、メモリオーバーフロー現象に至る時間が短くなるおそれがある。これらの問題を解決するために、電話回線をADSLや光ファイバのような通信データ容量の大きい通信回線に切り替えたり、より大きな容量を有するメモリをステーションに搭載することも考えられる。しかし、ADSLや光ファイバなどの通信回線に関しては、日本国内において未だ十分に敷設されていない地域が存在するおそれがあること、またコストがかかりすぎ現実でないことからその使用が制限される。また、より大きな容量を有するメモリに関しては、コスト面からの制約があることからその使用が制限される。
そこで、本発明では、以下のような処理を実行して、上記の課題を解決している。
請求項1に記載の機器監視システムは、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムであって、機器管理装置および機器監視装置を備える。なお、ここにいう「設備機器」とは、空気調和機(エアコン、空気清浄機、除湿機または加湿機など。)や家電機器、工場の生産設備、工作機械などである。機器管理装置は、制御情報取得部、運転情報取得部および送信部を有する。制御情報取得部は、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。なお、この制御情報には、変更後の制御状態が示されている。また、ここにいう「制御情報」とは、ON/OFF情報や運転モード情報などである。運転情報取得部は、設備機器の運転情報を取得する。なお、ここにいう「運転情報」とは、設備機器がエアコンの場合、室内温度や室内湿度などである。送信部は、制御情報および運転情報を送信する。一方、機器監視装置は、受信部および判断部を有する。受信部は、制御情報および運転情報を受信する。判断部は、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。そして、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、制御情報取得部は、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。なお、ここにいう「送信部と受信部との通信に障害が発生する場合」とは、設備管理機器の電源が切断された場合や送信部、受信部およびその通信回線のうち少なくとも1つに不具合が発生する場合などである。送信部は、是正用制御情報を送信する。受信部は、是正用制御情報を受信する。判断部は、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。
ここでは、通常、機器管理装置において、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。また、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。次に、送信部が、制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報を受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置は、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に機器管理装置から送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合であってもサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、機器管理装置から通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などが送信されてくる場合であっても、機器監視装置がその運転情報については判断を行わないようにすれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断をすることはない。
請求項2に記載の機器監視システムは、請求項1に記載の機器監視システムであって、機器管理装置は、記憶部をさらに有する。記憶部は、通信に障害が発生した場合に制御情報および運転情報を記憶する。そして、通信に障害が発生した場合、送信部は、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報を記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。また、受信部は、是正用制御情報と記憶部に記憶される制御情報および運転情報とを受信する。さらに、判断部は、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。また、判断部は、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。
ここでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、記憶部が、制御情報および運転情報を記憶する。そして、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報を記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と記憶部に記憶される制御情報および運転情報とを受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。さらに、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。
請求項3に記載の機器監視システムは、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムであって、機器管理装置および機器監視装置を備える。機器管理装置は、制御情報取得部、運転情報取得部および送信部を有する。制御情報取得部は、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。なお、制御情報には、変更後の制御状態が示される。運転情報取得部は、設備機器の運転情報を取得する。送信部は、制御情報および運転情報を送信する。一方、機器監視装置は、受信部および判断部を有する。受信部は、制御情報および運転情報を受信する。判断部は、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。また、機器管理装置は、記憶部をさらに有する。記憶部は、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合に制御情報および運転情報を記憶する。そして、通信に障害が発生した場合、送信部は、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を送信する。受信部は、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。判断部は、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。
ここでは、通常、機器管理装置において、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。また、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。次に、送信部が、制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、記憶部が、制御情報および運転情報を記憶する。次に、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。また、通信の回復後の処理については、通信の回復後すぐに、サービスエンジニアなどを設備機器が設置される建造物に向かわせ、そこで、設備機器のON/OFFや運転モードなどを切り替えたりさせれば、その制御情報が機器監視装置に送信されるので、その後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができる。または、サービスエンジニアなどに電話やFAXなどで回復後の設備機器のON/OFF情報や運転モード情報を機器監視装置のオペレータに連絡させ、そのオペレータにその情報を機器監視装置に入力、修正させてもよい。このようにすれば、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項4に記載の機器監視システムは、請求項3に記載の機器監視システムであって、通信に障害が発生した場合、制御情報取得部は、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。また、送信部は、是正用制御情報を記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とともに送信する。さらに、受信部は、是正用制御情報と記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とを受信する。さらに加えて、判断部は、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時までの運転情報の一部について正常か否かの判断を行わない。また、判断部は、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。
ここでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とを受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時までの運転情報の一部について正常か否かの判断を行わない。さらに、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置は、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項5に記載の機器監視システムは、請求項1に記載の機器監視システムであって、送信部は、是正用制御情報と指定情報とを送信する。なお、指定情報とは、判断部の処理の基準となる時点を指定するための情報であり、初期フラグと呼ばれるものなどである。また、受信部は、是正用制御情報と指定情報とを受信する。さらに、判断部は、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。
ここでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、送信部が、是正用制御情報と指定情報とを送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と指定情報とを受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。プログラム処理上、制御情報と是正制御情報とは同じものであり、区別がつかない。しかし、ここでは、是正制御情報に指定情報が付加される。このため、制御情報と是正制御情報とを区別することができる。このため、後々の情報処理(例えば、データ欠落の発生頻度解析など)を行いやすくすることができる。
請求項6に記載の機器監視システムは、請求項2に記載の機器監視システムであって、通信に障害が発生した場合、送信部は、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報と指定情報とを記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。なお、指定情報とは、判断部の処理の基準となる時点を指定するための情報であり、初期フラグと呼ばれるものなどである。また、受信部は、是正用制御情報、指定情報ならびに記憶部に記憶される制御情報および運転情報を受信する。さらに、判断部は、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。また、判断部は、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。
ここでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報と指定情報とを記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報、指定情報ならびに記憶部に記憶される制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。さらに、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。プログラム処理上、制御情報と是正制御情報とは同じものであり、区別がつかない。しかし、ここでは、是正制御情報に指定情報が付加される。このため、制御情報と是正制御情報とを区別することができる。このため、後々の情報処理(例えば、データ欠落の発生頻度解析など)を行いやすくすることができる。
請求項7に記載の機器監視システムは、請求項3に記載の機器監視システムであって、機器監視装置は、制御情報要求手段をさらに有する。制御情報要求手段は、機器管理装置に対して是正用制御情報を要求する。また、制御情報取得部は、要求に対して是正用制御情報を取得する。さらに、送信部は、是正用制御情報を送信する。さらに加えて、受信部は、是正用制御情報を受信する。
ここでは、機器監視装置において、制御情報要求手段が、機器管理装置に対して是正用制御情報を要求する。そして、機器管理装置において、制御情報取得部が、その要求に対して是正用制御情報を取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を送信する。続いて、受信部が、是正用制御情報を受信する。このため、通信が回復した後すぐに、制御情報要求手段を実行すれば、機器監視装置は、通信回復後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を迅速に修正することができる。したがって、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項8に記載の機器監視システムは、請求項1から7のいずれかに記載の機器監視システムであって、情報端末をさらに備える。なお、この情報端末は、機器管理装置の保守・点検などを行うサービスエンジニアなどが所属しているサービスステーションなどに設置される。情報端末は、電子メールを受信することができる。また、機器監視装置は、電子メール送信部をさらに有する。電子メール送信部は、判断部において運転情報が正常でないと判断された場合に情報端末に対して電子メールを送信する。
ここでは、機器監視装置の判断部において運転情報が正常でないと判断された場合に、電子メール送信部が、情報端末に対して電子メールを送信する。そして、情報端末が、その電子メールを受信する。このため、通常、サービスエンジニアなどは、人手を介することなく運転情報が異常であることを知ることができる。また、本機器監視システムでは、通信障害が発生した場合であっても、サービスエンジニアなどに対して、誤判断に基づく電子メールが送信されない。したがって、本機器監視システムの完成度を高めることができる。
請求項9に記載の機器監視システムは、請求項1から8のいずれかに記載の機器監視システムであって、機器監視装置は、設備機器および機器管理装置の遠隔地に配備される。
ここでは、機器監視装置が、設備機器および機器管理装置の遠隔地に配備される。このため、多数の地域にまたがってエネルギー管理サービスなどの諸サービスを展開することができる。
請求項10に記載の機器監視装置は、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムにおいて、機器管理装置と通信接続される機器監視装置である。なお、機器管理装置は、制御情報取得部、運転情報取得部および送信部を有する。制御情報取得部は、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。なお、制御情報には、変更後の制御状態が示される。運転情報取得部は、設備機器の運転情報を取得する。送信部は、制御情報および運転情報を送信する。機器監視装置は、受信部および判断部を備える。受信部は、制御情報および運転情報を受信する。判断部は、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。そして、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部は、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として受信する。また、判断部は、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。
ここでは、通常、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、機器管理装置から通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などが送信されてくる場合であっても、その運転情報については判断が行われないように処理すれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断をすることはない。
請求項11に記載の機器管理装置は、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムにおいて、機器監視装置と通信接続される機器管理装置である。なお、機器監視装置は、設備機器が正常に運転されているか否かを判断する。機器管理装置は、制御情報取得部、運転情報取得部および送信部を備える。制御情報取得部は、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。なお、制御情報には、変更後の制御状態が示される。また、運転情報取得部は、設備機器の運転情報を取得する。さらに、送信部は、制御情報および運転情報を機器監視装置に対して送信する。そして、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、制御情報取得部は、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。また、送信部は、是正用制御情報を機器監視装置に対して送信する。
ここでは、通常、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。次に、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。続いて、送信部が、制御情報および運転情報を機器監視装置に対して送信する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を機器監視装置に対して送信する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置に対して運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正させることができ、それ以降に送信する運転情報が正常であるか否かを的確に判断させることができる。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などを機器監視装置に送信する場合であっても、機器監視装置がその運転情報については判断しないように処理すれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断されることはない。
請求項12に記載の機器監視装置は、設備機器の運転状態を監視する機器監視システムにおいて、機器管理装置と通信接続される機器監視装置である。なお、機器監視装置は、制御情報取得部、運転情報取得部、送信部および記憶部を有する。制御情報取得部は、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。なお、制御情報には、変更後の制御状態が示される。運転情報取得部は、設備機器の運転情報を取得する。送信部は、制御情報および運転情報を送信する。記憶部は、送信部が制御情報および運転情報を送信できなかった場合に制御情報および運転情報を記憶する。機器監視装置は、受信部および判断部を備える。受信部は、制御情報および運転情報を受信する。判断部は、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。そして、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部は、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。また、判断部は、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。
ここでは、通常、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。また、通信の回復後の処理については、通信の回復後すぐに、サービスエンジニアなどを設備機器が設置される建造物に向かわせ、そこで、設備機器のON/OFFや運転モードなどを切り替えたりさせれば、その制御情報が送信されてくるので、その後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができる。または、サービスエンジニアなどに電話やFAXなどで回復後の設備機器のON/OFF情報や運転モード情報を機器監視装置のオペレータに連絡させ、そのオペレータにその情報を機器監視装置に入力、修正させてもよい。このようにすれば、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項13に記載の機器監視プログラムは、請求項1の記載の機器監視システムを構成する機器監視装置または請求項8に記載の機器監視装置にインストールされる機器監視プログラムであって、受信命令ルーチンおよび判断命令ルーチンを備える。受信命令ルーチンでは、受信部が、是正用制御情報を受信するように命令される。判断命令ルーチンでは、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断するように命令される。
ここでは、この機器監視プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、受信命令ルーチンで、受信部が、是正用制御情報を受信するように命令される。次に、判断命令ルーチンで、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断するように命令される。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。
請求項14に記載の機器管理プログラムは、請求項1の記載の機器監視システムを構成する機器管理装置または請求項9に記載の機器管理装置にインストールされる機器管理プログラムであって、制御情報取得命令ルーチンおよび送信命令ルーチンを備える。制御情報取得命令ルーチンでは、イベント発生時に、制御情報取得部が、是正用制御情報を取得するように命令される。なお、ここにいう「イベント」とは、機器管理装置の電源投入やボタン操作(マウスクリック操作、操作パネルでのボタン操作やタッチパネル上でのタッチ操作などを含む。)などである。送信命令ルーチンでは、送信部が、是正用制御情報を送信するように命令される。
ここでは、この機器管理プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、イベント発生時に、制御情報取得命令ルーチンで、制御情報取得部が、是正用制御情報を取得するように命令される。次に、送信命令ルーチンで、送信部が、是正用制御情報を送信するように命令される。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置に対して運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正させることができ、それ以降に送信する運転情報が正常であるか否かを的確に判断させることができる。
請求項15に記載の機器監視プログラムは、請求項3の記載の機器監視システムを構成する機器監視装置または請求項10に記載の機器監視装置にインストールされる機器監視プログラムであって、受信命令ルーチンおよび判断命令ルーチンを備える。受信命令ルーチンでは、受信部が、制御情報および運転情報を受信するように命令される。判断命令ルーチンでは、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わないように命令される。
ここでは、この機器監視プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、受信命令ルーチンで、受信部が、制御情報および運転情報を受信するように命令される。次に、判断命令ルーチンで、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わないように命令される。このため、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。
請求項16に記載の機器監視システム運用方法は、請求項3の記載の機器監視システムを運用するための機器監視システム運用方法であって、受信ステップ、判断ステップ、伝達ステップおよび入力ステップを備える。送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信ステップでは、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。また、判断ステップでは、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。さらに、伝達ステップでは、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が伝達される。入力ステップでは、伝達された制御情報が機器監視装置に入力される。
ここでは、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信ステップで、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断ステップでは、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。続いて、伝達ステップで、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が伝達される。そして、入力ステップで、伝達された制御情報が機器監視装置に入力される。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項17に記載の機器監視システム運用方法は、請求項3の記載の機器監視システムを運用するための機器監視システム運用方法であって、受信ステップ、判断ステップおよび強制変更ステップを備える。送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信ステップでは、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。また、判断ステップでは、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。さらに、強制変更ステップでは、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が強制的に変更される。
ここでは、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信ステップで、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断ステップで、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。続いて、強制変更ステップで、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が強制的に変更される。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項1に係る機器監視システムでは、通常、機器管理装置において、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。また、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。次に、送信部が、制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報を受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置は、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に機器管理装置から送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、機器管理装置から通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などが送信されてくる場合であっても、機器監視装置がその運転情報については判断を行わないようにすれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断をすることはない。
請求項2に係る機器監視システムでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、記憶部が、制御情報および運転情報を記憶する。そして、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報を記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と記憶部に記憶される制御情報および運転情報とを受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。さらに、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いる可能性をなくすことができる。
請求項3に係る機器監視システムでは、通常、機器管理装置において、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。また、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。次に、送信部が、制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、記憶部が、制御情報および運転情報を記憶する。次に、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。また、通信の回復後の処理については、通信の回復後すぐに、サービスエンジニアなどを設備機器が設置される建造物に向かわせ、そこで、設備機器のON/OFFや運転モードなどを切り替えたりさせれば、その制御情報が機器監視装置に送信されるので、その後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができる。または、サービスエンジニアなどに電話やFAXなどで回復後の設備機器のON/OFF情報や運転モード情報を機器監視装置のオペレータに連絡させ、そのオペレータにその情報を機器監視装置に入力、修正させてもよい。このようにすれば、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項4に係る機器監視システムでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と記憶部に記憶されている制御情報および運転情報とを受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報または指定情報の受信時までの運転情報の一部について正常か否かの判断を行わない。さらに、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置は、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項5に係る機器監視システムでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、送信部が、是正用制御情報と指定情報とを送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報と指定情報とを受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。プログラム処理上、制御情報と是正制御情報とは同じものであり、区別がつかない。しかし、ここでは、是正制御情報に指定情報が付加される。このため、制御情報と是正制御情報とを区別することができる。このため、後々の情報処理(例えば、データ欠落の発生頻度解析など)を行いやすくすることができる。
請求項6に係る機器監視システムでは、通信に障害が発生した場合、機器管理装置において、送信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、是正用制御情報と指定情報とを記憶部に記憶される制御情報および運転情報とともに送信する。そして、機器監視装置において、受信部が、是正用制御情報、指定情報ならびに記憶部に記憶される制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて指定情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。さらに、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降是正用制御情報の受信時前までの運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。プログラム処理上、制御情報と是正制御情報とは同じものであり、区別がつかない。しかし、ここでは、是正制御情報に指定情報が付加される。このため、制御情報と是正制御情報とを区別することができる。このため、後々の情報処理(例えば、データ欠落の発生頻度解析など)を行いやすくすることができる。
請求項7に係る機器監視システムでは、機器監視装置において、制御情報要求手段が、機器管理装置に対して是正用制御情報を要求する。そして、機器管理装置において、制御情報取得部が、要求に対して是正用制御情報を取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を送信する。続いて、受信部が、是正用制御情報を受信する。このため、通信が回復した後すぐに、制御情報要求手段を実行すれば、機器監視装置は、通信回復後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を迅速に修正することができる。したがって、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項8に係る機器監視システムでは、機器監視装置の判断部において運転情報が正常でないと判断された場合に、電子メール送信部が、情報端末に対して電子メールを送信する。そして、情報端末が、その電子メールを受信する。このため、通常、サービスエンジニアなどは、人手を介することなく運転情報が異常であることを知ることができる。また、本機器監視システムでは、通信障害が発生した場合であっても、サービスエンジニアなどに対して、誤判断に基づく電子メールが送信されない。したがって、本機器監視システムの完成度を高めることができる。
請求項9に係る機器監視システムでは、機器監視装置が、設備機器および機器管理装置の遠隔地に配備される。このため、多数の地域にまたがってエネルギー管理サービスなどの諸サービスを展開することができる。
請求項10に係る機器監視装置では、通常、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として受信する。次に、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、機器管理装置から通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などが送信されてくる場合であっても、その運転情報については判断が行われないように処理すれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断をすることはない。
請求項11に係る機器管理装置では、通常、制御情報取得部が、設備機器の制御状態が変更された場合に制御情報を取得する。次に、運転情報取得部が、設備機器の運転情報を取得する。続いて、送信部が、制御情報および運転情報を機器監視装置に対して送信する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、制御情報取得部が、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得する。次に、送信部が、是正用制御情報を機器監視装置に対して送信する。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置に対して運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正させることができ、それ以降に送信する運転情報が正常であるか否かを的確に判断させることができる。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。なお、通信障害発生期間中の制御情報や運転情報などを機器監視装置に送信する場合であっても、機器監視装置がその運転情報については判断しないように処理すれば(手動であってもかまわない)、その運転情報について誤判断されることはない。
請求項12に係る機器監視装置では、通常、受信部が、制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、制御情報に基づいて制御情報の取得時以降の運転情報が正常であるか否かを判断する。
しかし、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信部が、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。このため、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。また、通信の回復後の処理については、通信の回復後すぐに、サービスエンジニアなどを設備機器が設置される建造物に向かわせ、そこで、設備機器のON/OFFや運転モードなどを切り替えたりさせれば、その制御情報が送信されてくるので、その後に送信されてくる運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができる。または、サービスエンジニアなどに電話やFAXなどで回復後の設備機器のON/OFF情報や運転モード情報を機器監視装置のオペレータに連絡させ、そのオペレータにその情報を機器監視装置に入力、修正させてもよい。このようにすれば、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができ、さらに制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項13に係る機器監視プログラムでは、この機器監視プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、受信命令ルーチンで、受信部が、是正用制御情報を受信するように命令される。次に、判断命令ルーチンで、判断部が、是正用制御情報に基づいて是正用制御情報の受信時以降次の制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断するように命令される。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降に送信されてくる運転情報が正常であるか否かを的確に判断することができる。
請求項14に係る機器管理プログラムでは、この機器管理プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、イベント発生時に、制御情報取得命令ルーチンで、制御情報取得部が、是正用制御情報を取得するように命令される。次に、送信命令ルーチンで、送信部が、是正用制御情報を送信するように命令される。このため、制御情報に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、機器監視装置に対して運転情報が正常であるか否かの判断基準を修正させることができ、それ以降に送信する運転情報が正常であるか否かを的確に判断させることができる。
請求項15に係る機器監視プログラムでは、この機器監視プログラムが実行されている状態で前記送信部と前記受信部との通信に障害が発生した場合、受信命令ルーチンで、受信部が、制御情報および運転情報を受信するように命令される。次に、判断命令ルーチンで、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わないように命令される。このため、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。
請求項16に係る機器監視システム運用方法では、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信ステップで、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断ステップでは、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。続いて、伝達ステップで、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が伝達される。そして、入力ステップで、伝達された制御情報が機器監視装置に入力される。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
請求項17に係る機器監視システム運用方法では、送信部と受信部との通信に障害が発生した場合、受信ステップで、通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、受信部が、記憶部に記憶されている制御情報および運転情報を受信する。次に、判断ステップで、判断部が、運転情報の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない。続いて、強制変更ステップで、欠落が確認された後に、設備機器の制御情報が強制的に変更される。このため、機器監視装置は、記憶部から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、制御情報に欠落が発生した場合であっても設備機器が正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
<<第1実施形態>>
<空調監視システムのシステム構成>
図7には、本空調監視システム210のシステム構成を示すブロック図を示す。本空調監視システム210は、複数のマルチ式空気調和機10a,10b、ステーション30、監視用コンピュータ40および連絡用コンピュータ50から構成される。なお、マルチ式空気調和機10a,10bとステーション30とは、空調システム20を構成している。そして、マルチ式空気調和機10a,10bおよびステーション30は顧客のビル120に、監視用コンピュータ40は監視センター100に、連絡用コンピュータ50はサービスステーション110(以下、SSと略する。)に配置される。なお、このSS110には、サービスエンジニア115が勤務している。また、顧客のビル120は、監視センター100から十分に遠い場所にある。
<空調監視システム210の運用>
空調監視システム210を運用する事業者は、顧客に販売したマルチ式空気調和機10a,10bの運転状態を監視し、種々の付帯サービス、例えば、故障予知サービス、異常検知サービス、迅速な修理サービス、エネルギー管理サービスなどを展開している。
ところで、ステーション30は、省エネルギー制御機能(例えば、あらかじめ与えられた所定期間の目標エネルギー量を遵守する「省エネルギー制御」や基準エネルギーを超過されることが予想されるときにのみ省エネルギー制御を行う「デマンド制御」など)を有している。このような省エネルギー制御を実施すると、エネルギー使用量が定常的にまたは一時的に制限されるため、ビル120の空調環境が悪化する場合がある。このような空調環境の悪化の原因は、主に、不適切な設定などにあるため、このような事態がたびたび発生すれば、顧客に対するサービス提供者の信頼が損なわれるおそれがある。そこで、本空調監視システム210を運用する事業者は、上記以外のサービスに加え、そのような設定を是正するなどの対応を可及的迅速に行うように心掛けている。
<空調監視システム210のシステム構成要素>
(1)マルチ式空気調和機10a,10b
マルチ式空気調和機10a,10bは、ビル120の冷暖房を行う。なお、このマルチ式空気調和機10a,10bでは、1台の室外機12a,12bに対して複数の室内機11a,11bが通信線および冷媒配管を介して接続される。さらに、室内機11a,11bは、通信線を介してリモコン13a,13bに接続される。リモコン13a,13bは、室内機11a,11bの電源を入り切りしたり冷暖運転モードを切り替えたりするために使用される。また、この室内機11a,11bには、その吸い込み口付近に温度センサ(図示せず)が設けられており、部屋の室温を検知している。一方、室外機12a,12bは、通信線を介してステーション30に接続される。
(2)ステーション30
ステーション30には、モデム33、メモリ35およびインターフェイス37(以下、I/Fと略する。)が搭載されており、また省エネ制御プログラム39および管理プログラム32がインストールされている。なお、このメモリ35は、揮発性メモリである。また、この省エネ制御プログラム39には、例えば、省エネルギー制御を行うための命令やデマンド制御を行うための命令などが記述されている。管理プログラム32は、ステーション30に電源が投入されると同時にマイコン(図示せず)により実行される。管理プログラム32には、(i)30分おきに室内機11a,11bに設けられる温度センサの値を、I/F37を介して取得する命令、(ii)リモコン13a,13bにおいて室内機11a,11bの電源ON/OFFの切替があった場合にそのON/OFF情報を、I/F37を介して取得する命令、(iii)リモコン13a,13bにおいて冷房運転/暖房運転の運転モード切替があった場合にその運転モード情報を、I/F37を介して取得する命令、(iv)ステーション30の電源が投入された場合にON/OFF情報および運転モード情報などを取得し、それらの情報に初期フラグを付加する命令、(v)強制送信ボタン(図示せず)が押された場合にON/OFF情報および運転モード情報などを取得し、初期フラグおよびそれらの情報をメモリに記憶されている情報(後述するように、ここにいう情報は、温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などである。)に付加する命令、(vi)初期フラグ、温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを順次、監視用コンピュータ40に送信する命令などが記述されている。モデム33は、ステーション30に送信されてくる温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などを、順次、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に送信する。なお、ステーション30の電源が停電などにより落ちたり、モデム33,43や電話回線60に不具合が起きたりすることによって、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合には、これらの情報は、メモリに記憶される。なお、メモリ容量は、およそ5日分の情報に対応する大きさである。I/F37は、マルチ式空気調和機10a,10bから送信される信号をステーション30が読み取り可能なデータ形式に変換する。
(3)監視用コンピュータ40
監視用コンピュータ40には、モデム43およびCPU45が搭載されており、また監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェア(図示せず)がインストールされている。監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40において常時実行されている。モデム43は、ステーション30から送信されてくる温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを受信する。そして、データベース作成用ソフトウェアは、それらの情報を所定のフォーマットに従って格納し、順次、データベース47を更新する。監視プログラム42は、CPU45により実行される。監視プログラム42には、(i)データベース47に格納された情報を利用してマルチ式空気調和機10a,10bが正常であるか否かを判断する判断命令、(ii)マルチ式空気調和機10a,10bが異常であると判断された場合に連絡用コンピュータ50に対して規定の電子メールを送信する電子メール送信命令などが記述されている。
(4)連絡用コンピュータ50
連絡用コンピュータ50には、電子メールの受信用ソフトウェアがインストールされている。電子メールの受信用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40においてマルチ式空気調和機10a,10bに異常が発生したと判断された場合に送信される電子メールを受信する。そして、電子メールの受信を確認したサービスエンジニア115は、省エネルギー制御の設定値を変更したりマルチ式空気調和機10a,10bの不具合を解消したりするためにビル120へと出動する。
<空調監視システム210の接続形態>
マルチ式空気調和機10a,10bは、ステーション30に接続される。ステーション30は、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に接続される。監視用コンピュータ40は、電話回線60を介して連絡用コンピュータ50に接続される。
<温度センサの値の監視>
図8には、温度センサの値の監視における主要な処理の流れの表すフローチャートを示す。
図8において、ステップS31では、CPU45が、受信した情報の中に初期フラグが含まれているかを確認する。ステップS31の確認の結果、受信した情報の中に初期フラグが含まれていれば、ステップS32に移る。ステップS31の確認の結果、受信した情報の中に初期フラグが含まれていなければ、ステップS34に移る。ステップS32では、データベース作成ソフトウェアが、添付されているON/OFF情報をデータベース47に格納する。ステップS33では、データベース作成ソフトウェアが、添付されている運転モード情報をデータベース47に格納する。ステップS34では、CPU45が、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれているかを確認する。ステップS34の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれていれば、ステップS35に移る。ステップS34の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報も運転モード情報も含まれていなければ、ステップS36に移る。ステップS35では、データベース作成ソフトウェアが、ON/OFF情報または運転モード情報をデータベース47に格納する。ステップS36では、CPU45が、受信した情報の中に温度センサの値が含まれているかを確認する。ステップS36の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていれば、判断ルーチンR10に入る。ステップS36の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていなければ、処理を終了する。
[判断ルーチンR10]
図9には、判断ルーチンR10の処理の流れを表すフローチャートを示す。
図9において、ステップS41では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新のON/OFF情報を抽出する。ステップS42では、CPU45が、そのON/OFF情報がONであるかを確認する。ステップS42の確認の結果、ON/OFF情報がONであれば、ステップS43に移る。ステップS42の確認の結果、ON/OFF情報がONでなければ、処理を終了する。ステップS43では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新の運転モード情報を抽出する。ステップS44では、CPU45が、その運転モード情報が、冷房運転モードであるかを確認する。ステップS44の確認の結果、運転モード情報が冷房運転モードであれば、ステップS45に移る。ステップS44の結果、運転モード情報が冷房運転モードでなければ、ステップS46に移る。ステップS45では、CPU45が、温度センサの値が上限温度Ta以下であるかを確認する。ステップS45の確認の結果、温度センサの値が上限温度Ta以下であれば、ステップS47に移る。ステップS45の確認の結果、温度センサの値が上限温度Taよりも大きければ、ステップS48に移る。ステップS46では、CPU45が、温度センサの値が下限温度Tb以上であるかを確認する。ステップS46の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb以上であれば、ステップS47に移る。ステップS46の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb未満であれば、ステップS48に移る。ステップS47では、CPU45が、温度センサの値が正常であると判断する。ステップS48では、CPU45が、温度センサの値が異常であると判断する。ステップS49では、CPU45が、規定の電子メールを連絡用コンピュータ50に送信する。
<補足説明>
本空調監視システム210では、停電などが起こりステーション30の電源が断たれるとステーション30と監視用コンピュータ40との通信が不能に陥る。もちろん、電源が断たれてから電源が再投入されるまで間は、ON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などの情報は収集できない。そして、ステーション30の電源が再投入されると、CPU45が、管理プログラム31に従って室内機11a,11bのON/OFF情報および運転モード情報をリモコン13a,13bから収集し、それらの情報に初期フラグを付加する。そしてさらにそれらの情報を、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に送信する。つまり、停電などのケースでは、メモリ35には何も記憶されない。この場合、ステーション30は、初期フラグ、ON/OFF情報および運転モード情報のみを送信することとなる。このため、ステーション30の電源再投入以降に取得される温度センサの値は適切に処理され、それ以前の温度センサの値は不問となる。このため、SS110に、誤った判断に基づく電子メールが送信されることがない。
一方、モデム33,43や電話回線60などの不具合によりステーション30と監視用コンピュータ40との通信が不能に陥る場合も想定される。この場合、メモリ35には、通信不能に陥った時から通信回復時までの情報が記憶される。そして、このメモリ35に記憶される情報は、強制送信ボタン(図示せず)が押されることにより初期フラグ、その時点でのON/OFF情報および運転モード情報などとともに監視用コンピュータ40に送信される。ここで、この温度センサの値に欠落がない場合は、通常通り温度センサの値が正常であるか否かの判断を行ってもよい。しかし、メモリオーバーフロー現象などによりこの情報に欠落がある場合、その情報を監視用コンピュータ40に送信すると、SS110に誤った判断に基づく電子メールが送信される可能性がある。つまり、この場合、ステーション30の電源を一旦落として再投入するなどの人的処理が必要となる。
<第1実施形態に係る空調監視システム210の特徴>
(1)
第1実施形態に係る空調監視システム210では、通常、室内機11a,11bの電源が入り切りされたり運転モードが変更されたりした場合にそのON/OFF情報および運転モード情報が、ステーション30により取得される。また、ステーション30により、温度センサの値が取得される。次に、モデム33が、ON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを監視用コンピュータ40に送信する。そして、監視用コンピュータ40において、モデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいてそれらの情報の取得時以降に取得した温度センサの値が正常であるか否かを判断する。
しかし、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、ステーション30によりその時点のON/OFF情報および運転モード情報が取得される。次に、モデム33が、それらの情報を初期フラグとともに送信する。そして、監視用コンピュータ40のモデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPUが、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいて初期フラグの受信時以降次のON/OFF情報および運転モード情報の変更時までの温度センサの値が正常であるか否かを判断する。このため、ON/OFF情報および運転モード情報の少なくとも一方に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、監視用コンピュータ40は、温度センサの値が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降にステーション30から送信されてくる温度センサの値が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、監視用コンピュータ40の誤判断に基づいてサービスエンジニア115などが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、さらにON/OFF情報および運転モード情報に欠落が発生した場合であってもマルチ式空気調和機10a,10bが正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
(2)
第1実施形態に係る空調監視システム210では、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合、ステーション30のモデム33が、ON/OFF情報、運転モード情報および初期フラグを送信する。そして、監視用コンピュータ40のモデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいて初期フラグの受信時以降次のON/OFF情報および運転モード情報の変更時までの温度センサの値が正常であるか否かを判断する。ここでは、初期フラグが付加される。このため、通信障害の発生記録などを残すことができる。このため、後々の情報処理(例えば、データ欠落の発生頻度解析など)を行いやすくすることができる。
(3)
第1実施形態に係る空調監視システム210では、監視用コンピュータ40が、空調システム20およびステーション30の遠隔地に配備される。このため、多数の地域にまたがってエネルギー管理サービスなどの諸サービスを展開することができる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、マルチ式空気調和機10a,10bや空調システム20を監視する空調監視システム210について説明したが、このようなシステムは、必ずしもマルチ式空気調和機10a,10bや空調システム20に限定されるものではない。他の家電機器や産業用機械にも適用可能である。
<<第2実施形態>>
<空調監視システムのシステム構成>
本空調監視システムは、第1実施形態と同様、図7のブロック図に表される。ただし、情報処理の仕方が異なるため、本空調監視システムの図番を211とする。
<空調監視システム211の運用>
本空調監視システム211は、第1実施形態と同様に運用される。
<空調監視システム211のシステム構成要素>
(1)マルチ式空気調和機10a,10b
本マルチ式空気調和機10a,10bは、第1実施形態に記載のマルチ式空気調和機10a,10bと同様である。
(2)ステーション30
ステーション30には、モデム33、メモリ35およびインターフェイス37(以下、I/Fと略する。)が搭載されており、また省エネ制御プログラム39および管理プログラム32がインストールされている。なお、この省エネ制御プログラム39には、例えば、省エネルギー制御を行うための命令やデマンド制御を行うための命令などが記述されている。また、このメモリ35は、揮発性メモリである。管理プログラム32は、ステーション30に電源が投入されると同時にマイコン(図示せず)により実行される。管理プログラム32には、(i)30分おきに室内機11a,11bに設けられる温度センサの値を、I/F37を介して取得する命令、(ii)リモコン13a,13bにおいて室内機11a,11bの電源ON/OFFの切替があった場合にそのON/OFF情報を、I/F37を介して取得する命令、および(iii)リモコン13a,13bにおいて冷房運転/暖房運転の運転モード切替があった場合にその運転モード情報を、I/F37を介して取得する命令、(iv)ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合にステーション30に送信されてくる情報をメモリ35に記憶する命令などが記述されている。モデム33は、ステーション30に送信されてくる温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などを、順次、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に送信する。なお、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合には、これらの情報は、メモリに記憶される。そして、通信が回復した後、強制送信ボタン(図示せず)が押されると、これらの情報は、監視用コンピュータ40に送信される。なお、メモリ容量は、およそ5日分の情報に対応する大きさである。I/F37は、マルチ式空気調和機10a,10bから送信される信号をステーション30が読み取り可能なデータ形式に変換する。
(3)監視用コンピュータ40
監視用コンピュータ40には、モデム43およびCPU45が搭載されており、また監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェア(図示せず)がインストールされている。監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40において常時実行されている。モデム43は、ステーション30から送信されてくる温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを受信する。そして、データベース作成用ソフトウェアは、それらの情報を所定のフォーマットに従って格納し、順次、データベース47を更新する。監視プログラム42は、CPU45により実行される。監視プログラム42には、(i)正常か否かの判断することができない温度センサの値を判断の対象外とする命令、(ii)データベース47に格納された情報を利用してマルチ式空気調和機10a,10bが正常であるか否かを判断する判断命令、(iii)マルチ式空気調和機10a,10bが異常であると判断された場合に連絡用コンピュータ50に対して規定の電子メールを送信する電子メール送信命令などが記述されている。
(4)連絡用コンピュータ50
本連絡用コンピュータ50は、第1実施形態に記載の連絡用コンピュータ50と同様である。
<空調監視システム211の接続形態>
本空調監視システム211の接続形態は、第1実施形態と同様である。
<温度センサの値の監視>
図10には、温度センサの値の監視における主要な処理の流れの表すフローチャートを示す。
図10において、ステップS51では、CPU45が、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれているかを確認する。ステップS51の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれていれば、ステップS52に移る。ステップS51の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報も運転モード情報も含まれていなければ、ステップS53に移る。ステップS52では、データベース作成ソフトウェアが、ON/OFF情報または運転モード情報をデータベース47に格納する。ステップS53では、CPU45が、受信した情報の中に温度センサの値が含まれているかを確認する。ステップS53の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていれば、ステップS54に移る。ステップS53の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていなければ、処理を終了する。ステップS54では、CPU45が、受信した温度センサの値に欠落が含まれているかを確認する(温度センサの値は30分毎に収集されるはずなので、欠落が含まれているかを判断することができる。)。ステップS54の確認の結果、受信した温度センサの値に欠落が含まれていれば、ステップS55に移る。ステップS54の確認の結果、受信した温度センサの値に欠落が含まれていなければ、判断ルーチンR11に入る。ステップS55では、CPU45が、情報の欠落発生時刻以降の温度センサの値に無効マークを付する。そして、ステップS55の処理が終了すると、判断ルーチンR11に入る。
[判断ルーチンR11]
図11には、判断ルーチンR11の処理の流れを表すフローチャートを示す。
図11において、ステップS61では、CPU45が、温度センサの値に無効マークが付されているかを確認する。ステップS61の確認の結果、温度センサの値に無効マークが付されていれば、処理を終了する。ステップS61の確認の結果、温度センサの値に無効マークが付されていなければ、ステップS62に移る。ステップS62では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新のON/OFF情報を抽出する。ステップS63では、CPU45が、そのON/OFF情報がONであるかを確認する。ステップS63の確認の結果、ON/OFF情報がONであれば、ステップS64に移る。ステップS63の確認の結果、ON/OFF情報がONでなければ、処理を終了する。ステップS64では、CPU45が、その温度センサの値の取得時刻前にある最新の運転モード情報を抽出する。ステップS65では、CPU45が、その運転モード情報が冷房運転モードであるかを確認する。ステップS65の確認の結果、運転モード情報が冷房運転モードであれば、ステップS66に移る。ステップS65の結果、運転モード情報が冷房運転モードでなければ、ステップS67に移る。ステップS66では、CPU45が、温度センサの値が上限温度Ta以下であるかを確認する。ステップS66の確認の結果、温度センサの値が上限温度Ta以下であれば、ステップS68に移る。ステップS66の確認の結果、温度センサの値が上限温度Taよりも大きければ、ステップS69に移る。ステップS67では、CPU45が、温度センサの値が下限温度Tb以上であるかを確認する。ステップS67の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb以上であれば、ステップS68に移る。ステップS67の確認の結果、温度センサの値が下限温度Tb未満であれば、ステップS69に移る。ステップS68では、CPU45が、温度センサの値が正常であると判断する。ステップS69では、CPU45が、温度センサの値が異常であると判断する。ステップS70では、CPU45が、規定の電子メールを連絡用コンピュータ50に送信する。
<空調監視システム211の復旧作業>
本空調監視システム211では、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生すると、メモリ35には、その通信障害発生期間中のON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などが記憶される。そして、通信が回復し強制送信ボタンが押されると、監視用コンピュータ40は、そのメモリ35に記憶されるON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを受信することになる。そして、CPU45は、監視プログラム42に従い、温度センサの値に欠落が発生しているかを確認し、欠落が発生している場合にはその欠落発生時からの温度センサの値については正常であるか否かの判断を行わない。このため、SS110に、誤った判断に基づく電子メールが送信されることがない。
しかし、このまま本空調監視システム211を放置すると、通信回復後に取得される温度センサの値についても正常であるか否かの判断が行われないことになる。つまり、このような状態に至った空調監視システム211には、何らかの手当が必要になる。この手当の方法としては二つ考えられる。一つは、サービスエンジニア115をビル120に向かわせ、サービスエンジニア115に各リモコン13a,13bを操作させ、室内機11a,11bの電源の入り切りおよび運転モードの変更作業を行わせることである。このようにすれば、新たなON/OFF情報および運転モード情報が発生するため、本空調監視システム211を正常な状態に回復させることができる(なお、この場合、その作業前に監視プログラム42を再起動などさせる必要がある。または、リセット機能などを設けてもよい。)。なお、この場合、ステーション30に、一括で室内機11a,11bの電源の入り切りおよび運転モードの変更作業を行う機能があれば、極めて便利である。もう一つは、サービスエンジニア115をビル120に向かわせ、サービスエンジニア115にそのときの各リモコン13a,13bの設定情報、つまり室内機11a,11bの入り切りおよび運転モードなどを電話やFAXなどにより監視センター100の担当者に連絡させ、その担当者にそれらの情報を入力することによってON/OFF情報および運転モード情報を更新させることである。このようにしても、本空調監視システム211を正常な状態に回復させることができる(なお、この場合も、その作業前に監視プログラム42を再起動などさせる必要がある。または、先と同様にリセット機能などを設けてもよい。)。
<第2実施形態に係る空調監視システム211の特徴>
室内機11a,11bの電源が入り切りされたり運転モードが変更されたりした場合にそのON/OFF情報および運転モード情報が、ステーション30により取得される。また、ステーション30により、温度センサの値が取得される。次に、モデム33が、ON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値を監視用コンピュータ40に送信する。そして、監視用コンピュータ40において、モデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいてそれらの情報の取得時以降に取得した温度センサの値が正常であるか否かを判断する。
しかし、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合、ステーション30のメモリ35が、その通信障害発生期間中のON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを記憶する。次に、モデム33が、通信の回復後に強制送信ボタンが押された場合などに、メモリに記憶されているON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを送信する。そして、監視用コンピュータ40のモデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従って温度センサの値の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の温度センサの値について正常か否かの判断を行わない。このため、監視用コンピュータ40は、メモリ35から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。したがって、機器監視装置の誤判断に基づいてサービスエンジニアなどが出動することを防ぐことができる。
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態に係る空調監視システム211では、通信障害発生後の復旧作業のためにサービスエンジニア115がビル120に出動する必要があった。通信障害の復旧作業がサービスエンジニア115など、その分野において比較的高度な知識を有する者でしか対応できないほど難しいものである場合は、このような対応でもかまわない。しかし、通信障害の復旧作業が顧客など、その分野においてさほど高度な知識を有しないような者にでも対応できるほど簡単なものである場合は、顧客などがその通信障害を直してしまうこともある。このような場合、サービスエンジニアを派遣する意味が極めて薄い。そこで、このような場合を想定して、監視用コンピュータ40にステーション30を遠隔操作できるようなプログラムをインストールしておいてもよい。このようにすれば、例えば、その遠隔操作によりステーション30にその時点のON/OFF情報や運転モード情報を監視用コンピュータ40に送信させたり、室内機11a,11bのON/OFF切替や運転モード切替を行ったりすることができる。
<<第3実施形態>>
<空調監視システムのシステム構成>
本空調監視システムは、第1実施形態と同様、図7のブロック図に表される。ただし、情報処理の仕方が異なるため、本空調監視システムの図番を212とする。
<空調監視システム212の運用>
本空調監視システム212は、第1実施形態と同様に運用される。
<空調監視システム212のシステム構成要素>
(1)マルチ式空気調和機10a,10b
本マルチ式空気調和機10a,10bは、第1実施形態に記載のマルチ式空気調和機10a,10bと同様である。
(2)ステーション30
ステーション30には、モデム33、メモリ35およびインターフェイス37(以下、I/Fと略する。)が搭載されており、また省エネ制御プログラム39および管理プログラム32がインストールされている。なお、この省エネ制御プログラム39には、例えば、省エネルギー制御を行うための命令やデマンド制御を行うための命令などが記述されている。また、このメモリ35は、揮発性メモリである。管理プログラム32は、ステーション30に電源が投入されると同時にマイコン(図示せず)により実行される。管理プログラム32には、(i)30分おきに室内機11a,11bに設けられる温度センサの値を、I/F37を介して取得する命令、(ii)リモコン13a,13bにおいて室内機11a,11bの電源ON/OFFの切替があった場合にそのON/OFF情報を、I/F37を介して取得する命令、(iii)リモコン13a,13bにおいて冷房運転/暖房運転の運転モード切替があった場合にその運転モード情報を、I/F37を介して取得する命令、(iv)ステーション30に電源が投入された場合にON/OFF情報および運転モード情報などを取得し、それらの情報に初期フラグを付加する命令、(v)強制送信ボタンが押された場合にON/OFF情報および運転モード情報などを取得し、初期フラグおよびそれらの情報をメモリに記憶されている情報(後述するように、ここにいう情報は、温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などである。)に付加する命令、(vi)初期フラグ、温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを順次、監視用コンピュータ40に送信する命令、(vii)ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合にステーション30に送信されてくる情報をメモリ35に記憶する命令などが記述されている。モデム33は、ステーション30に送信されてくる温度センサ値、ON/OFF情報および運転モード情報などを、順次、電話回線60を介して監視用コンピュータ40に送信する。なお、ステーション30に搭載されるモデム33と監視用コンピュータ40に搭載されるモデム43との通信に障害が発生した場合には、これらの情報は、メモリに記憶される。なお、メモリ容量は、およそ5日分の情報に対応する大きさである。I/F37は、マルチ式空気調和機10a,10bから送信される信号をステーション30が読み取り可能なデータ形式に変換する。
(3)監視用コンピュータ40
監視用コンピュータ40には、モデム43およびCPU45が搭載されており、また監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェア(図示せず)がインストールされている。監視プログラム42およびデータベース作成用ソフトウェアは、監視用コンピュータ40において常時実行されている。モデム43は、ステーション30から送信されてくる温度センサの値、ON/OFF情報および運転モード情報などを受信する。そして、データベース作成用ソフトウェアは、それらの情報を所定のフォーマットに従って格納し、順次、データベース47を更新する。監視プログラム42は、CPU45により実行される。監視プログラム42は、CPU45により実行される。監視プログラム42には、(i)正常か否かの判断することができない温度センサの値を判断の対象外とする命令、(ii)データベース47に格納された情報を利用してマルチ式空気調和機10a,10bが正常であるか否かを判断する判断命令、(iii)マルチ式空気調和機10a,10bが異常であると判断された場合に連絡用コンピュータ50に対して規定の電子メールを送信する電子メール送信命令などが記述されている。
(4)連絡用コンピュータ50
本連絡用コンピュータ50は、第1実施形態に記載の連絡用コンピュータ50と同様である。
<空調監視システム212の接続形態>
本空調監視システム212の接続形態は、第1実施形態と同様である。
<温度センサの値の監視>
図12には、温度センサの値の監視における主要な処理の流れの表すフローチャートを示す。
図12において、ステップS81では、CPU45が、受信した情報の中に初期フラグが含まれているかを確認する。ステップS81の確認の結果、受信した情報の中に初期フラグが含まれていれば、ステップS82に移る。ステップS81の確認の結果、受信した情報の中に初期フラグが含まれていなければ、ステップS84に移る。ステップS82では、データベース作成ソフトウェアが、添付されているON/OFF情報をデータベース47に格納する。ステップS83では、データベース作成ソフトウェアが、添付されている運転モード情報をデータベース47に格納する。ステップS84では、CPU45が、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれているかを確認する。ステップS84の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報または運転モード情報が含まれていれば、ステップS85に移る。ステップS84の確認の結果、受信した情報の中にON/OFF情報も運転モード情報も含まれていなければ、ステップS86に移る。ステップS85では、データベース作成ソフトウェアが、ON/OFF情報または運転モード情報をデータベース47に格納する。ステップS86では、CPU45が、受信した情報の中に温度センサの値が含まれているかを確認する。ステップS86の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていれば、ステップS87に移る。ステップS86の確認の結果、受信した情報の中に温度センサの値が含まれていなければ、処理を終了する。ステップS87では、CPU45が、受信した温度センサの値に欠落が含まれているかを確認する。ステップS87の確認の結果、受信した温度センサの値に欠落が含まれていれば、ステップS88に移る。ステップS87の確認の結果、受信した温度センサの値に欠落が含まれていなければ、判断ルーチンR11に入る。ステップS88では、CPU45が、情報の欠落発生時刻から初期フラグ受信時刻までに存在する温度センサの値に無効マークを付する。そして、ステップS88の処理が終了すると、判断ルーチンR11に入る。
[判断ルーチンR11]
判断ルーチンR11の処理の流れは、第2実施形態に同様、図11のフローチャートに表される。
<第3実施形態に係る空調監視システム212の特徴>
第3実施形態に係る空調監視システム212では、通常、室内機11a,11bの電源が入り切りされたり運転モードが変更されたりした場合にそのON/OFF情報および運転モード情報が、ステーション30により取得される。また、ステーション30により、温度センサの値が取得される。次に、モデム33が、ON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを監視用コンピュータ40に送信する。そして、監視用コンピュータ40において、モデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいてそれらの情報の取得時以降に取得した温度センサの値が正常であるか否かを判断する。
しかし、ステーション30と監視用コンピュータ40との通信に障害が発生した場合、ステーション30のメモリ35が、その通信障害発生期間中のON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを記憶する。次に、モデム33が、通信の回復後に強制送信ボタンが押された場合などに、メモリに記憶されているON/OFF情報、運転モード情報および温度センサの値などを送信する。そして、監視用コンピュータ40のモデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPU45が、監視プログラム42に従って温度センサの値の一部が欠落しているかを確認し、欠落が確認された場合には欠落発生時以降の温度センサの値について正常か否かの判断を行わない。
また、通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、ステーション30によりその時点のON/OFF情報および運転モード情報が取得される。次に、モデム33が、それらの情報を初期フラグとともに送信する。そして、監視用コンピュータ40のモデム43が、それらの情報を受信する。次に、CPUが、監視プログラム42に従い、ON/OFF情報および運転モード情報に基づいて初期フラグの受信時以降次のON/OFF情報および運転モード情報の変更時までの温度センサの値が正常であるか否かを判断する。このため、監視用コンピュータ40は、メモリ35から送信されてくる通信障害発生期間中の運転情報について誤判断をすることはない。また、ON/OFF情報および運転モード情報の少なくとも一方に欠落が発生した場合でも、通信の回復時点または回復後すぐに、監視用コンピュータ40は、温度センサの値が正常であるか否かの判断基準を修正することができ、それ以降にステーション30から送信されてくる温度センサの値が正常であるか否かを的確に判断することができる。したがって、監視用コンピュータ40の誤判断に基づいてサービスエンジニア115などが出動することを防ぐことができる。その結果、制御情報に欠落が発生した場合にサービスエンジニアなどに無駄な労力を強いるおそれをなくすことができる。また、さらにON/OFF情報および運転モード情報に欠落が発生した場合であってもマルチ式空気調和機10a,10bが正常に運転していない状態を可及的迅速に検出することができる。
本発明に係る機器監視システムを構築・運用すれば、優れた設備機器の保守・点検サービスを実施することができる。
従来の空調監視システム200のブロック図。 マルチ式空気調和機10a,10bが正常に運転されているか否かを確認する流れを表すフローチャート。 通信障害発生時のメモリ35内部の様子を表す図。 メモリオーバーフロー現象の様子を表す図。 メモリオーバーフロー現象が発生せずに通信が回復した場合の監視画面を表す図。 図4に示すメモリオーバーフロー現象が生じた後に通信が回復した場合の監視画面を説明するための説明図。 本発明に係る空調監視システム210,211,212のブロック図。 第1実施形態に係る空調監視システム210における温度センサの値の監視の流れを表すフローチャート。 第1実施形態に係る空調監視システム210における判断ルーチンR10の処理の流れを表すフローチャート。 第2実施形態に係る空調監視システム211における温度センサの値の監視の流れを表すフローチャート。 第2実施形態および第3実施形態に係る空調監視システム211における判断ルーチンR11の処理の流れを表すフローチャート。 第3実施形態に係る空調監視システム212における温度センサの値の監視の流れを表すフローチャート。
符号の説明
10a,10b マルチ式空気調和機(設備機器)
11a,11b 室内機
12a,12b 室外機
13a,13b リモコン
20 空調システム
30 ステーション(機器管理装置)
31,32 管理プログラム(機器管理プログラム)
33,43 モデム(送信部、受信部、電子メール送信部)
35 メモリ(記憶部)
37 インターフェイス(I/F)(制御情報取得部、運転情報取得部)
39 省エネ制御プログラム
40 監視用コンピュータ(機器監視装置)
41,42 監視プログラム(機器監視プログラム)
45 CPU(判断部)
47 データベース
50 連絡用コンピュータ(情報端末)
60 電話回線
100 監視センター
110 サービスステーション(SS)
115 サービスエンジニア
120 ビル
200 従来の空調監視システム
210,211,212 本発明に係る空調監視システム(機器監視システム)

Claims (17)

  1. 設備機器(10a,10b)の運転状態を監視する機器監視システム(210)であって、
    前記設備機器(10a,10b)の制御状態が変更された場合に変更後の前記制御状態を示す制御情報を取得する制御情報取得部(37)と、前記設備機器(10a,10b)の運転情報を取得する運転情報取得部(37)と、前記制御情報および前記運転情報を送信する送信部(33)と、を有する機器管理装置(30)と、
    前記制御情報および前記運転情報を受信する受信部(43)と、前記制御情報に基づいて前記制御情報の取得時以降の前記運転情報が正常であるか否かを判断する判断部(45)と、を有する機器監視装置(40)と、
    を備え、
    前記制御情報取得部(37)は、前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の前記制御情報を是正用制御情報として取得し、
    前記送信部(33)は、前記是正用制御情報を送信し、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報を受信し、
    前記判断部(45)は、前記是正用制御情報に基づいて前記是正用制御情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの前記運転情報が正常であるか否かを判断する、
    機器監視システム(210)。
  2. 前記機器管理装置(30)は、前記通信に障害が発生した場合に前記制御情報および前記運転情報を記憶する記憶部(35)をさらに有し、
    前記送信部(33)は、前記通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記是正用制御情報を前記記憶部(35)に記憶される前記制御情報および前記運転情報とともに送信し、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報と前記記憶部(35)に記憶される前記制御情報および前記運転情報とを受信し、
    前記判断部(45)は、前記是正用制御情報に基づいて前記是正用制御情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの前記運転情報が正常であるか否かを判断するとともに前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降前記是正用制御情報の受信時前までの前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない、
    請求項1に記載の機器監視システム(212)。
  3. 設備機器(10a,10b)の運転状態を監視する機器監視システム(211)であって、
    前記設備機器(10a,10b)の制御状態が変更された場合に変更後の前記制御状態を示す制御情報を取得する制御情報取得部(37)と、前記設備機器の運転情報を取得する運転情報取得部(37)と、前記制御情報および前記運転情報を送信する送信部(33)と、を有する機器管理装置(30)と、
    前記制御情報および前記運転情報を受信する受信部(43)と、前記制御情報に基づいて前記制御情報の取得時以降の前記運転情報が正常であるか否かを判断する判断部(45)と、を有する機器監視装置(40)と、
    を備え、
    前記機器管理装置(30)は、前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合に前記制御情報および前記運転情報を記憶する記憶部(35)をさらに有し、
    前記送信部(33)は、前記通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報を送信し、
    前記受信部(43)は、前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報を受信し、
    前記判断部(45)は、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降の前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない、
    機器監視システム(211)。
  4. 前記制御情報取得部(37)は、前記通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、その時点の制御情報を是正用制御情報として取得し、
    前記送信部(33)は、前記是正用制御情報を前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報とともに送信し、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報と前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報とを受信し、
    前記判断部(45)は、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降前記是正用制御情報の受信時までの前記運転情報の一部について正常か否かの判断を行わないとともに前記是正用制御情報に基づいて前記是正用制御情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する、
    請求項3に記載の機器監視システム(212)。
  5. 前記送信部(33)は、前記是正用制御情報と前記判断部の処理の基準となる時点を指定するための指定情報とを送信し、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報と前記指定情報とを受信し、
    前記判断部(45)は、前記是正用制御情報に基づいて前記指定情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの前記運転情報が正常であるか否かを判断する、
    請求項1に記載の機器監視システム(210)。
  6. 前記送信部(33)は、前記通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記是正用制御情報と前記判断部(45)の処理の基準となる時点を指定するための指定情報とを前記記憶部(35)に記憶される前記制御情報および前記運転情報とともに送信し、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報、前記指定情報ならびに前記記憶部(35)に記憶される前記制御情報および前記運転情報を受信し、
    前記判断部(45)は、前記是正用制御情報に基づいて前記指定情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの前記運転情報が正常であるか否かを判断するとともに前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降前記是正用制御情報の受信時前までの前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない、
    請求項2に記載の機器監視システム(212)。
  7. 前記機器監視装置(40)は、前記機器管理装置(30)に対して前記是正用制御情報を要求する制御情報要求手段をさらに有し、
    前記制御情報取得部(37)は、前記要求に対して前記是正用制御情報を取得し、
    前記送信部(33)は、前記是正用制御情報を送信する、
    前記受信部(43)は、前記是正用制御情報を受信する、
    請求項3に記載の機器監視システム(211)。
  8. 電子メールを受信可能な情報端末(50)をさらに備え、
    前記機器監視装置(40)は、前記判断部(45)において前記運転情報が正常でないと判断された場合に前記情報端末(50)に対して前記電子メールを送信する電子メール送信部(43)をさらに有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の機器監視システム(210,211,212)。
  9. 前記機器監視装置(40)は、前記設備機器(10a,10b)および前記機器管理装置(30)の遠隔地に配備される、
    請求項1から8のいずれかに記載の機器監視システム(210,211,212)。
  10. 設備機器(10a,10b)の運転状態を監視する機器監視システム(210,212)において、前記設備機器(10a,10b)の制御状態が変更された場合に変更後の前記制御状態を示す制御情報を取得する制御情報取得部(37)と、前記設備機器(10a,10b)の運転情報を取得する運転情報取得部(37)と、前記制御情報および前記運転情報を送信する送信部(33)とを有する機器管理装置(30)と通信接続される機器監視装置(40)であって、
    前記制御情報および前記運転情報を受信する受信部(43)と、
    前記制御情報に基づいて前記制御情報の取得時以降の前記運転情報が正常であるか否かを判断する判断部(45)と、
    を備え、
    前記受信部(43)は、前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の前記制御情報を前記是正用制御情報として受信し、
    前記判断部(45)は、前記是正用制御情報に基づいて前記是正用制御情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断する、
    機器監視装置(40)。
  11. 設備機器(10a,10b)の運転状態を監視する機器監視システム(210,212)において、前記設備機器(10a,10b)が正常に運転されているか否かを判断する機器監視装置(40)と通信接続される機器管理装置(30)であって、
    前記設備機器(10a,10b)の制御状態が変更された場合に変更後の前記制御状態を示す制御情報を取得する制御情報取得部(37)と、
    前記設備機器の運転情報を取得する運転情報取得部(37)と、
    前記制御情報および前記運転情報を前記機器監視装置(40)に対して送信する送信部(33)と、
    を備え、
    前記制御情報取得部(37)は、前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後いずれかの時点において、その時点の前記制御情報を是正用制御情報として取得し、
    前記送信部(33)は、前記是正用制御情報を前記機器監視装置(40)に対して送信する、
    機器管理装置(30)。
  12. 設備機器(10a,10b)の運転状態を監視する機器監視システム(211,212)において、前記設備機器(10a,10b)の制御状態が変更された場合に前記変更後の前記制御状態を示す制御情報を取得する制御情報取得部(37)と、前記設備機器(10a,10b)の運転情報を取得する運転情報取得部(37)と、前記制御情報および前記運転情報を送信する送信部(33)と、前記送信部(33)が前記制御情報および前記運転情報を送信できなかった場合に前記制御情報および前記運転情報を記憶する記憶部(35)と、を有する機器管理装置(30)と通信接続される機器監視装置(40)であって、
    前記制御情報および前記運転情報を受信する受信部(43)と、
    前記制御情報に基づいて前記制御情報の取得時以降の前記運転情報が正常であるか否かを判断する判断部(45)と、
    を備え、
    前記受信部(43)は、前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報を受信し、
    前記判断部(45)は、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降の前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わない、
    機器監視装置(40)。
  13. 請求項1の記載の機器監視システム(210)を構成する機器監視装置(40)または請求項8に記載の機器監視装置(40)にインストールされる機器監視プログラム(42)であって、
    前記受信部(43)に対して、前記是正用制御情報を受信するように命令する受信命令ルーチンと、
    前記判断部(45)に対して、前記是正用制御情報に基づいて前記是正用制御情報の受信時以降次の前記制御情報の変更時までの運転情報が正常であるか否かを判断するように命令する判断命令ルーチンと、
    を備える、機器監視プログラム(42)。
  14. 請求項1の記載の機器監視システム(210)を構成する機器管理装置(30)または請求項9に記載の機器管理装置(30)にインストールされる機器管理プログラム(32)であって、
    イベント発生時に、前記制御情報取得部(37)に対して、前記是正用制御情報を取得するように命令する制御情報取得命令ルーチンと、
    前記送信部(33)に対して、前記是正用制御情報を送信するように命令する送信命令ルーチンと、
    を備える、機器管理プログラム(32)。
  15. 請求項3の記載の機器監視システム(211)を構成する機器監視装置(40)または請求項10に記載の機器監視装置(40)にインストールされる機器監視プログラム(42)であって、
    前記受信部(43)に対して、前記制御情報および前記運転情報を受信するように命令する受信命令ルーチンと、
    前記判断部(45)に対して、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認し、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降の前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わないように命令する判断命令ルーチンと、
    を備える、機器監視プログラム(42)。
  16. 請求項3の記載の機器監視システム(211)を運用するための機器監視システム運用方法であって、
    前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記受信部(43)に対して、前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報を受信させる受信ステップと、
    前記判断部(45)に対して、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認させ、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降の前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わせない判断ステップと、
    前記欠落が確認された後に、前記設備機器(10a,10b)の前記制御情報を伝達する伝達ステップと、
    伝達された前記制御情報を前記機器監視装置(40)に入力する入力ステップと、
    を備える、機器監視システム運用方法。
  17. 請求項3の記載の機器監視システム(211)を運用するための機器監視システム運用方法であって、
    前記送信部(33)と前記受信部(43)との通信に障害が発生した場合、前記通信の回復時点または回復後のいずれかの時点において、前記受信部(43)に対して、前記記憶部(35)に記憶されている前記制御情報および前記運転情報を受信させる受信ステップと、
    前記判断部(45)に対して、前記運転情報の一部が欠落しているかを確認させ、前記欠落が確認された場合には前記欠落発生時以降の前記運転情報の全部または一部について正常か否かの判断を行わせない判断ステップと、
    前記欠落が確認された後に、前記設備機器(10a,10b)の前記制御情報を強制的に変更させる強制変更ステップと、
    を備える、機器監視システム運用方法。
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