JP4179031B2 - Engine oil pan structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オイルパンの容積及びオイル量を低減しつつ急停車・急旋回時のオイル中への空気の吸い込みを防止するようにしたエンジンのオイルパン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンには、様々な箇所に摺動部(潤滑部)が存在しており、機械的なフリクションの低減、摩耗、破壊の防止、騒音低減等の目的で、各潤滑部にオイル(潤滑油)が供給されるようになっている。各潤滑部に供給されたオイルは、重力によって降下してエンジンの下部に設けられたオイルパンに収容され、オイルパン内のオイル吸込管(オイルストレーナ)からオイルポンプによって吸い上げられ、再び各潤滑部に供給される。
【0003】
ここで、潤滑部が多いと、それに比例してオイルが多く必要となる。このため、オイル量が十分でないと、オイルパン内でオイル切れを起こし、オイルストレーナにて空気が混入し、潤滑部にて油膜切れを起こし、摩耗、破損、振動、騒音等の様々な問題が生じる。その一方で、オイルパンは、エンジンの下部にて大きなスペースを占有する。従って、オイル量を増加することは、オイルパンの大型化すなわちエンジン本体の大型化、さらには重量増大も招く。よって、各部の潤滑性を確保しつつ、オイル量を最小限とすることが求められている。
【0004】
ところで、オイルパン内の油面(オイル面)は、エンジンの停止状態と運転状態とでは大きく異なっており、エンジン停止状態では油面が高く、運転を開始するとオイルが各所に運ばれるのに応じて油面が下がる。オイルパン内に、十分なオイル量が有れば問題ないが、出来るだけ油量を減らしたい要求からオイル量が少な目であると、例えば、急停車時や急旋回時等の加速度が大きくなる場合に、オイルパン内にて油面が傾き、オイルストレーナにて空気を噛み込んでしまい、上述した問題が生じてしまう。この問題は、発進時よりも上記のように急停車時や急旋回時等に発生する場合が圧倒的に多い。
【0005】
エンジン下部に十分な高さスペースがあれば、特許文献1及び2に記載されたように、オイルパンに浅い部分と深い部分とを形成することで、容量と傾斜時の対応との両立が可能である。しかし、近年では省スペース化の要求が高まっており、オイルパン部位の高さ(オイルパンの深さ)が確保できず、深い部分の確保が困難となる場合がある。
【0006】
よって、オイルパンの深さが確保できない場合には、特許文献3に記載されたように、二重のオイルパン構造とし、オイルレベルセンサで油面を監視し、開閉弁で内側オイルパンと外側オイルパンとの連通をコントロールする技術が考えられる。しかし、装置が大掛かりとなり、また、油液中の各センサやアクチュエータの信頼性確保やコスト低減等がネックとなるため、実施は困難である。
【0007】
【特許文献1】
実開平6−53744号公報
【特許文献2】
特開平6−101568号公報
【特許文献3】
特開昭62−78423号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情を考慮して創案されたものであり、その目的は、簡単な構成でオイル量を低減しつつ急停車・急旋回時の空気の吸い込みを防止するようにしたエンジンのオイルパン構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係るエンジンのオイルパン構造は、オイルをエンジンの各潤滑部に供給するためのオイル吸込管が収容されたインナーオイルパンと、該インナーオイルパンの下方を覆うように配置されたアウターオイルパンと、上記インナーオイルパンに車両搭載時進行方向後方側に位置して設けられインナー及びアウターオイルパンを連通する第1連通穴とを備えたものである。
【0010】
本発明によれば、インナー及びアウターオイルパンを連通する第1連通穴は、インナーオイルパンの車両搭載時進行方向後方側に設けられており、進行方向前方側には設けられていない。よって、油面傾斜が問題となる車両の急停車・急旋回時にはインナーオイルパン内のオイルが、アウターオイルパン側に出ていくことが抑制される。
【0011】
また、上記インナーオイルパンに、その上面を略閉塞するように覆うオイルパンアッパー部材を設け、該オイルパンアッパー部材に、上記インナーオイルパンの内外を上下方向に連通する第2連通穴を設け、上記オイルパンアッパー部材の上方に、エンジン各所から降下してきたオイルを集めて上記第2連通穴に導くガイドプレートを設けることが好ましい。
【0012】
こうすれば、インナーオイルパンがオイルパンアッパー部材によって略閉塞されているため、車両揺動時に内部のオイルが溢れることはなく、油面が高く保たれる。そして、エンジン各所から降下したオイルは、ガイドプレートに案内されて第2連通穴を通り、インナーオイルパンに導かれる。よって、揺動時でも確実にインナーオイルパンにオイルが導かれる。
【0013】
また、上記第2連通穴が、車両搭載時進行方向後方側に配置されることが好ましい。
【0014】
また、上記インナーオイルパンの内部に臨ませて、オイルミストから気液分離したオイルが流れるPCV通路の出口を配置することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【0016】
図1は本実施形態に係るエンジンのオイルパン構造の断面図(図2のI−I線断面図)、図2は上記オイルパン構造を僅かに斜め上方から見た斜視図、図3は図2からガイドプレートを取り外したものを僅かに斜め上方から見た斜視図、図4は、上記オイルパン構造のアウターオイルパンを取り外したものを車両搭載時後方から見上げた斜視図である。
【0017】
図1に示すように、このオイルパン構造1は、オイル(潤滑油)をエンジンの各潤滑部に供給するためのオイル吸込管(オイルストレーナ)2が収容されたインナーオイルパン3と、インナーオイルパン3の下方を覆うように配置されたアウターオイルパン4とを備え、二重パン構造となっている。インナーオイルパン3とアウターオイルパン4とは、共に浅く且つ深さ差が小さく、高さ方向の寸法がコンパクトに設定されている。
【0018】
図1及び図4に示すように、インナーオイルパン3には、車両搭載時進行方向に平行な側面と後方側の側面との角部に位置させて、インナーオイルパン3とアウターオイルパン4とを連通する第1連通穴5が設けられている。第1連通穴5は、図例ではインナーオイルパン3の側壁部3aに、車幅方向左右両端部に位置させて2個形成されている。また、第1連通穴5は、オイルストレーナ2の吸込口より多少高い位置に形成されている。但し、この部位及び個数に限定されることはなく、例えば、車幅方向の略中央に1個形成してもよく、インナーオイルパン3の底面部3bに形成してもよい。要するに、車両搭載時進行方向後方側に位置されていればよい。
【0019】
図1に示すように、インナーオイルパン3及びアウターオイルパン4には、それらの上面を略閉塞して覆うように形成されたオイルパンアッパー部材6が設けられている。オイルパンアッパー部材6は、底壁6aと側壁6bとから上方が開口された略箱状に形成されており、シリンダボディーの下部に取り付けられ、エンジン各所から降下するオイルを受ける。インナーオイルパン3及びアウターオイルパン4は、オイルパンアッパー部材6の底壁6aの下面に設けられる。
【0020】
図3に示すように、オイルパンアッパー部材6の底壁6aには、インナーオイルパン3と上下方向に連通する第2連通穴7と、アウターオイルパン4と上下方向に連通する第3連通穴8とが、それぞれ設けられている(図1参照)。第2連通穴7は車両搭載時進行方向後方側に配置され、第3連通穴8は車両搭載時進行方向前方側および側方側に配置されている。なお、第2連通穴7および第3連通穴8の個数や形状は、図例のタイプに限られない。
【0021】
図1及び図3に示すように、オイルパンアッパー部材6には、その下方に位置する上記オイルストレーナ2の出っ張りを収容するための凸部6cが形成されている。オイルストレーナ2は、図3に示すオイルパンアッパー部材底壁6aに設けられた開口9に接続されている。この開口9は、オイルパンアッパー部材6をシリンダボディーの下部に取り付けたとき、シリンダボディー側に形成されたオイルポンプ接続通路と連通する。
【0022】
図3に示すように、オイルパンアッパー部材底壁6aには、オイルミストから気液分離されたオイルが流れるPCV通路(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション通路)10の出口10aが、インナーオイルパン3の内部に臨ませて接続されている。PCV通路10には、ブローバイガス還元装置によってオイルミストから気液分離されたオイルが流れる。すなわち、シリンダとピストンとの隙間から吹き抜けたブローバイガスは、気液分離され、気体がエンジン吸気系に還流され、オイルがPCV通路10を通ってインナーオイルパン3に導かれる。
【0023】
図1及び図2に示すように、オイルパンアッパー部材底壁6aの上方には、エンジン各所から降下してきたオイルを集めて上記第2連通穴7に導くガイドプレート(バッフルプレート)11が設けられている。ガイドプレート11は、オイルパンアッパー部材6の底壁6aを略覆う面積を有し、底壁6aから浮かされて装着されている。また、ガイドプレート11は、車両搭載時進行方向後方側が低くなるように全体的に後方に傾けられ、且つ第2連通穴7の部分が最も低くなる形状に変形されている。
【0024】
以上の構成からなる本実施形態の作用を述べる。
【0025】
図1及び図2に示すように、エンジン各所からオイルパンアッパー部材6に降下したオイルは、そのほとんどがガイドプレート11に捕集されて第2連通穴7に案内されインナーオイルパン3に導かれ、残りが図1及び図3に示す第3連通穴8からアウターオイルパン4に導かれる。
【0026】
そして、図1及び図4に示すように、インナーオイルパン3とアウターオイルパン4とを連通する第1連通穴5は、インナーオイルパン3の車両搭載時進行方向後方側に設けられており、進行方向前方側には設けられていない。よって、油面傾斜が問題となる車両の急停車・急旋回時にはインナーオイルパン3内のオイルが、アウターオイルパン4側に出ていくことが抑制される。
【0027】
すなわち、仮に、上記第1連通穴5をインナーオイルパン3の車両搭載時進行方向前方側に設けたとすると、急停車時や急旋回時には加速度が大きくなるため、インナーオイルパン3内のオイルが慣性力によってその第1連通穴5からアウターオイルパン4側に流出してしまい、インナーオイルパン3内のオイルストレーナ2にて空気噛み込みの問題が発生する。
【0028】
これに対して、本実施形態では、第1連通穴5をインナーオイルパン3の車両搭載時進行方向後方側に設け、インナーオイルパン3の車両搭載時進行方向前方側には油面の低下を来すような穴は設けられていないので、加速度が大きくなる急停車時や急旋回時に、インナーオイルパン3内のオイルがアウターオイルパン4側に逃げることはない。
【0029】
また、車両の減速時には、アウターオイルパン4内のオイルが、慣性力で第1連通穴5を通ってインナーオイルパン3に導かれる。ここで、本実施形態では、インナーオイルパン3の深さとアウターオイルパン4の深さとの差が小さく、第1連通穴5がインナーオイルパン側壁部3aの比較的下部に形成されている。
【0030】
そして、一旦インナーオイルパン3に導かれたオイルは、第1連通穴5がオイルストレーナ2の吸込口より多少高い位置に形成されているので、第1連通穴5からアウターオイルパン4に流出するよりも、オイルストレーナ2の吸込口から吸い込まれやすい。
【0031】
従って、簡単な構成で、車両の運転中、常にインナーオイルパン3内には十分な量のオイルが貯蔵され、加速度が大きくなる急停車時や急旋回時において油面が傾斜したとしても、オイルストレーナ2における空気の噛み込みを防止できる。
【0032】
そして、インナーオイルパン3の容量は、アウターオイルパン4のみを使用したときの一重パン構造の容量よりも小さいため、相対的にインナーオイルパン3内の油面の高さを容易に稼ぐことができ、オイルの少量化を図ることできる。よって、少量のオイルであってもオイルストレーナ2における空気の噛み込みを常に防止できる。
【0033】
なお、車両の前進加速時には、逆に、インナーオイルパン3内のオイルが、慣性力によって第1連通穴5を通ってアウターオイルパン4側に流出することになるが、一般に車両の前進加速時の加速度の大きさは、ブレーキ減速時の加速度の大きさよりも小さいため、流出量は少ない。
【0034】
特に、ディーゼルエンジンが搭載されるトラック・バス等の車両では、前進加速時の加速度の大きさは、ブレーキ減速時の加速度の大きさよりも小さいため、車両運転中の加速減速のトータルで考えると、インナーオイルパン3に対する流入量が流出量を上回る。
【0035】
そして、車両前進加速時の加速度の大きさが比較的小さいということは、インナーオイルパン3内の油面の傾斜角度も比較的小さいということであり、オイル流出量が少ないことも相俟って、車両前進加速時にインナーオイルパン3内で油面が傾斜しても、オイルストレーナ2に空気噛み込みの問題は生じ難い。
【0036】
また、車両の停車中は、インナーオイルパン3内のオイルとアウターオイルパン4内のオイルとが第1連通穴5を介して流通し、アウターオイルパン4の容量がトータルのオイル容積となるので、必要なオイル量を確保できる。
【0037】
また、本実施形態では、インナーオイルパン3の上方がオイルパンアッパー部材6によって略閉塞されているため、運転中に車両が揺動してもインナーオイルパン3内に貯蔵されたオイルが溢れ出ることはなく、油面が高く保たれる。
【0038】
また、ガイドプレート11が後方に傾斜されているので、車両が急停車しても又は傾いた状態で停車しても、当該プレート11で捕集したオイルを第2連通穴7を介してインナーオイルパン3に確実に導くことができる。
【0039】
また、エンジン内の各所から降下したオイルは、その殆どがガイドプレート11に捕集されて、アウターオイルパン4ではなくインナーオイルパン3に積極的に導かれるので、基本的にインナーオイルパン3内の油面がアウターオイルパン4内の油面よりも高い状態が保持される。
【0040】
また、PCV通路10の出口10aがインナーオイルパン3に接続されているので、インナーオイルパン3の油面がアウターオイルパン4の油面よりも優先して高められる。
【0041】
このように、インナーオイルパン3内の油面を積極的に高めることができるので、オイルストレーナ2におけるオイルへの空気の噛み込みが効果的に防止される。
【0042】
なお、油面傾斜時等において、インナーオイルパン3内の油面が第1連通穴5の高さ以上となると、インナーオイルパン3内のオイルが第1連通穴5を通ってアウターオイルパン4側に流出するが、インナーオイルパン3内の油面が第1連通穴5より下方であれば、インナーオイルパン3内の油面(液位)が下がることはない。よって、第1連通穴5の底面部3bからの高さは、どの程度の傾斜(車両加速時の傾斜、坂道停車時の傾斜等)を想定するかによって決定される。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るエンジンのオイルパン構造によれば、簡単な構成で、オイル量の低減と急停車・急旋回時の空気の吸い込み防止とを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエンジンのオイルパン構造の断面図(図2のI−I線断面図)である。
【図2】上記オイルパン構造を僅かに斜め上方から見た斜視図である。
【図3】図2からガイドプレートを取り外したものを僅かに斜め上方から見た斜視図である。
【図4】上記オイルパン構造のアウターオイルパンを取り外したものを車両搭載時後方から見上げた斜視図である。
【符号の説明】
1 オイルパン構造
2 オイル吸込管(オイルストレーナ)
3 インナーオイルパン
4 アウターオイルパン
5 第1連通穴
6 オイルパンアッパー部材
7 第2連通穴
10 PCV通路
10a PCV通路出口
11 ガイドプレート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil pan structure for an engine that prevents air from being sucked into oil during a sudden stop or turn while reducing the volume and oil amount of the oil pan.
[0002]
[Prior art]
The engine has sliding parts (lubricating parts) at various locations. Oil (lubricating oil) is used for each lubricating part in order to reduce mechanical friction, prevent wear and breakage, and reduce noise. Is to be supplied. The oil supplied to each lubrication part descends by gravity and is stored in an oil pan provided at the lower part of the engine, and is sucked up by an oil pump from an oil suction pipe (oil strainer) in the oil pan. To be supplied.
[0003]
Here, if there are many lubrication parts, much oil will be required in proportion to it. For this reason, if the amount of oil is not enough, oil will run out in the oil pan, air will enter the oil strainer, oil film will run out in the lubrication part, and various problems such as wear, breakage, vibration and noise will occur. Arise. On the other hand, the oil pan occupies a large space under the engine. Therefore, increasing the amount of oil leads to an increase in the size of the oil pan, that is, an increase in the size of the engine body, and an increase in weight. Therefore, it is required to minimize the amount of oil while ensuring the lubricity of each part.
[0004]
By the way, the oil level in the oil pan (oil level) is greatly different between the engine stopped state and the operating state. The oil level is high when the engine is stopped, and the oil is carried to various places when the operation is started. The oil level goes down. If there is a sufficient amount of oil in the oil pan, there is no problem, but if the amount of oil is small due to a request to reduce the amount of oil as much as possible, for example, when acceleration is suddenly stopped or suddenly turning, etc. The oil level is inclined in the oil pan, and air is caught by the oil strainer, resulting in the above-described problem. This problem is overwhelmingly more likely to occur at a sudden stop or a sudden turn as described above than at the start.
[0005]
If there is enough space in the lower part of the engine, as described in Patent Documents 1 and 2, the oil pan can be formed with shallow and deep parts to achieve both capacity and response during tilting. It is. However, in recent years, the demand for space saving has increased, and the height of the oil pan portion (depth of the oil pan) cannot be ensured, and it may be difficult to secure a deep portion.
[0006]
Therefore, when the depth of the oil pan cannot be secured, as described in
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 6-53744 [Patent Document 2]
JP-A-6-101568 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. Sho 62-78423
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to reduce the amount of oil with a simple configuration while preventing air inhalation during sudden stopping or turning. To provide a structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an oil pan structure for an engine according to the present invention covers an inner oil pan in which an oil suction pipe for supplying oil to each lubricating portion of the engine is housed, and a lower portion of the inner oil pan. The outer oil pan arranged in this way, and a first communication hole that is provided on the inner oil pan on the rear side in the traveling direction when mounted on the vehicle and communicates the inner and outer oil pans.
[0010]
According to the present invention, the first communication hole for communicating the inner and outer oil pans is provided on the rear side in the traveling direction when the inner oil pan is mounted on the vehicle, and is not provided on the front side in the traveling direction. Therefore, the oil in the inner oil pan is prevented from coming out to the outer oil pan side when the vehicle where the oil level inclination becomes a problem is suddenly stopped or turned.
[0011]
In addition, an oil pan upper member that covers the inner oil pan so as to substantially close the upper surface thereof is provided, and a second communication hole that communicates the inside and outside of the inner oil pan in the vertical direction is provided in the oil pan upper member, Preferably, a guide plate is provided above the oil pan upper member to collect the oil descending from various parts of the engine and guide it to the second communication hole.
[0012]
By so doing, the inner oil pan is substantially closed by the oil pan upper member, so that the internal oil does not overflow when the vehicle swings, and the oil level is kept high. The oil descending from various parts of the engine is guided by the guide plate, passes through the second communication hole, and is guided to the inner oil pan. Therefore, the oil is reliably guided to the inner oil pan even when swinging.
[0013]
Moreover, it is preferable that the said 2nd communicating hole is arrange | positioned in the advancing direction back side at the time of vehicle mounting.
[0014]
Further, it is preferable that an outlet of the PCV passage through which oil separated from the oil mist flows is arranged facing the inside of the inner oil pan.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0016]
1 is a cross-sectional view of an oil pan structure of an engine according to the present embodiment (a cross-sectional view taken along the line I-I in FIG. 2), FIG. 2 is a perspective view of the oil pan structure as viewed from slightly above, and FIG. FIG. 4 is a perspective view in which the outer oil pan of the oil pan structure is removed, looking up from the rear when mounted on the vehicle.
[0017]
As shown in FIG. 1, the oil pan structure 1 includes an
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 4, the
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
As shown in FIG. 3, the
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 3, the oil pan
[0022]
As shown in FIG. 3, an
[0023]
As shown in FIGS. 1 and 2, a guide plate (baffle plate) 11 is provided above the
[0024]
The operation of the present embodiment having the above configuration will be described.
[0025]
As shown in FIGS. 1 and 2, most of the oil descending from the various parts of the engine to the oil pan
[0026]
And as shown in FIG.1 and FIG.4, the
[0027]
That is, if the
[0028]
In contrast, in the present embodiment, the
[0029]
Further, when the vehicle is decelerated, the oil in the outer oil pan 4 is guided to the
[0030]
The oil once guided to the
[0031]
Accordingly, even when the vehicle is in operation, a sufficient amount of oil is always stored in the
[0032]
And since the capacity | capacitance of the
[0033]
On the contrary, when the vehicle is accelerated forward, the oil in the
[0034]
In particular, in vehicles such as trucks and buses equipped with diesel engines, the magnitude of acceleration during forward acceleration is smaller than the magnitude of acceleration during brake deceleration, so when considering the total acceleration and deceleration during vehicle operation, The inflow amount to the
[0035]
The fact that the acceleration at the time of forward acceleration of the vehicle is relatively small means that the inclination angle of the oil surface in the
[0036]
Further, when the vehicle is stopped, the oil in the
[0037]
Further, in the present embodiment, since the upper part of the
[0038]
Further, since the
[0039]
Further, most of the oil descending from various places in the engine is collected by the
[0040]
Further, since the
[0041]
In this way, the oil level in the
[0042]
When the oil level in the
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the oil pan structure of the engine according to the present invention, it is possible to achieve both reduction of the oil amount and prevention of air inhalation during sudden stop and sudden turn with a simple configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of an engine oil pan structure according to an embodiment of the present invention (a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 2).
FIG. 2 is a perspective view of the oil pan structure as viewed from slightly above.
FIG. 3 is a perspective view of the device with the guide plate removed from FIG. 2 as viewed from slightly above.
FIG. 4 is a perspective view of the oil pan structure with the outer oil pan removed, looking up from the rear when mounted on a vehicle.
[Explanation of symbols]
1 Oil pan structure 2 Oil suction pipe (oil strainer)
3 Inner oil pan 4
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