JP4178348B2 - 超音波渦流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定流体の流量を測定する超音波渦流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】
被測定流体の流量を計測する超音波渦流量計の一例として、被測定流体が流れる管と、該管の通路に設けられてカルマン渦を下流側左右に発生させる渦発生体と、渦発生体の内側に、前記通路と連通して形成され前記カルマン渦に同期した被測定流体の流れの変化(流体流れ変化)を発生させる流路を設け、流体流れ変化発生領域を間にして1組の超音波センサを設け、超音波が前記流体流れ変化により変調されることを利用して前記管を流れる被測定流体の流量を求めるように構成した超音波渦流量計がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、超音波渦流量計では、信頼性向上に対する期待が大きく、この期待に応えるために、流体流れ変化発生領域を介して2つの超音波伝搬路を形成するように超音波センサを2組設け、一方の組の超音波センサが故障した際、他方の組の超音波センサを用いて流量計測を行い流量測定の信頼性の向上を図るように構成したものや、2組の超音波センサが流体流れ変化による超音波の変調を逆位相で受けるようにして互いの受信超音波の位相を比較して、受信感度を向上させたものが考えられる。
【0004】
なお、このように2つの超音波伝搬路を形成するタイプの超音波渦流量計では、2組の超音波センサを同時使用するが、この場合、2組の超音波センサにおける送信側の2つの超音波送信器からの2つの超音波が干渉して(すなわち、2つの超音波伝搬路が部分的に重複した部分で超音波が合成され、打ち消し合ったり強めあったりする状態になって)しまい、良好な流量計測が阻害されることが起こり得た。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、2組の超音波センサの利用が可能でかつ超音波の干渉を防止できる超音波渦流量計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の超音波渦流量計に係る発明は、被測定流体が流れる管と、該管内に設けられてカルマン渦を下流側左右に発生させる長手状の渦発生体と、前記渦発生体の長手方向に沿って延びるように当該渦発生体内に形成された内部空間と、前記渦発生体の下流側の周壁部の左右それぞれに設けられ、前記渦発生体の前記内部空間と外側とを連通する左右の連通孔と、前記渦発生体の長手方向に沿って前記内部空間を2室に画成するように設けられた遮蔽板と、該遮蔽板における前記左右の連通孔に対して前記長手方向に異なる位置に形成されて前記2室を連通させる遮蔽板通路と、前記2室をそれぞれ挟むように相対向して配置される2組の超音波送信器、受信器からなり、前記各室内を流れる被測定流体に向けて超音波を送信すると共に当該被測定流体中を伝播してくる超音波を受信する2組の超音波センサと、前記カルマン渦発生に伴って発生する前記各室内の前記被測定流体の流れの変化により変調され、前記各超音波センサにより検出される超音波に基づき前記管を流れる被測定流体の流量を計測する信号処理回路と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記信号処理回路は、前記各超音波センサで受信される超音波の位相を比較することで前記被測定流体の流れの変化を検出して流量を計測することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の構成において、前記信号処理回路は、前記各超音波センサの送信と受信との超音波の位相を比較することで前記被測定流体の流れの変化を検出して流量を計測することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態の超音波渦流量計を図1及び図2に基づいて説明する。
図1及び図2において、超音波渦流量計1は、被測定流体が流れる管2と、管2に対向して形成された孔(以下、第1、第2の孔)3,4に挿通して管2に取り付けられ下流の左右側にカルマン渦を発生させる長手状の略三角柱状の渦発生体5とを備えている。
【0010】
渦発生体5は、略三角柱状の渦発生体本体6と、渦発生体本体6の両端側に連接され前記第1、第2の孔3,4に嵌合される嵌合部7とからなり、渦発生体本体6及び嵌合部7の中心部には、この渦発生体5の長手方向に沿って延び両端側が開口する内部空間8が形成されている。渦発生体5は、渦発生体本体6の2つの斜面部9(図2上側、下側)が管2の通路10の下流側に向くようにしてこの渦発生体本体6を通路10内に位置させ、嵌合部7を第1、第2の孔3,4に嵌合して管2に取り付けられている。そして、前記カルマン渦は、渦発生体5の2つの斜面部9(通路10における渦発生体5の下流側左右)で、流速に比例する周期で交互に発生するようになっている。
【0011】
嵌合部7には、前記内部空間8に連通する孔(以下、ホルダ挿入孔)11を形成したスペーサ12が接合されている。スペーサ12のホルダ挿入孔11は、断面視略V字形をなすように形成されており、スペーサ12が嵌合部7に接合された状態で、2つのホルダ挿入孔11が開口したものになっている。
【0012】
渦発生体本体6の2つの斜面部9における長手方向(図1上下方向)の中央部分にはそれぞれ、内部空間8と外側(通路10)とを連通する孔(渦発生体連通孔。以下、図1左側の孔を第1連通孔13、右側の孔を第2連通孔14という。)が形成されている。
上述したように渦発生体本体6の下流左右側にカルマン渦が発生すると、第1、第2連通孔13,14の部分で圧力差が生じ、この圧力差に応じて内部空間8に、「第1連通孔13→内部空間8→第2連通孔14」の被測定流体の流れ及びこの逆方向(第2連通孔14→内部空間8→第1連通孔13)の被測定流体の流れ(流体流れ変化、被測定流体の流れの変化)が前記カルマン渦に同期して交互に生じるようになっている。
本実施の形態では、第1、第2連通孔13,14及び内部空間8により流路を構成している。
【0013】
前記スペーサ12のホルダ挿入孔11には圧電素子や磁歪素子等からなる超音波変換素子15が収納されたセンサホルダ16がそれぞれ嵌合されている。センサホルダ16とスペーサ12との間には図示しないシール部材が介装されている。図1上側の2つの超音波変換素子15には発振器17が接続されている。当該2つの超音波変換素子15が送信器(以下、図1上側左、右の超音波変換素子15を第1、第2の送信器15a,15bという。)を構成している。
【0014】
また、図1下側左右の2つの超音波変換素子15は流体流れ変化発生領域を間にして第1、第2の送信器15a,15bに対向して配置されており、第1、第2の送信器15a,15bに対する受信器(以下、図1下側左、右の超音波変換素子15を第1、第2の受信器15c,15dという。)を構成している。本実施の形態では、前記第1の送・受信器15a,15c及び第2の送・受信器15b,15dがそれぞれ超音波センサを構成している。以下、適宜、第1の送・受信器15a,15cを第1の超音波センサ18a、第2の送・受信器15b,15dを第2の超音波センサ18bという。第1の超音波センサ18a及び第2の超音波センサ18bにより、内部空間8に2つの超音波伝搬路19が形成されるようになっている。
【0015】
内部空間8の中央部分には遮蔽板20が配置されており、内部空間8を2つの内部空間8(図1左側、右側の内部空間8をそれぞれ第1、第2の内部空間8a,8bという。)に画成し、前記2つの超音波伝搬路19を分離する(2つの超音波伝搬路19が重複しない)ようにしている。遮蔽板20の両端部は、2つのホルダ挿入孔11の分岐部分まで延びており、2つのホルダ挿入孔11をこの遮蔽板20により画成し、画成された2つのホルダ挿入孔11がそれぞれ第1、第2の内部空間8a,8bに連通するようにしている。
【0016】
遮蔽板20における第1、第2の送信器15a,15b側(図1上側)には、被測定流体を通す遮蔽板通路21が形成されている。すなわち、遮蔽板通路21に対して第1、第2連通孔13,14が渦発生体5の図1下側の端部に配置されている。そして、前記流体流れ変化はこの遮蔽板通路21を通して行われ、「第1連通孔13→内部空間8→第2連通孔14」の被測定流体の流れの場合、第1の内部空間8aでは被測定流体は図1上方向に流れ、第2の内部空間8bでは被測定流体は図1下方向に流れる。また、「第2連通孔14→内部空間8→第1連通孔13」の被測定流体の流れの場合、第1の内部空間8aでは被測定流体は図1下方向に流れ、第2の内部空間8bでは被測定流体は図1上方向に流れる。
一方、第1、第2の送信器15a,15bからの超音波の向きは、第1、第2の内部空間8a,8bにおいて下向きである。
【0017】
第1、第2の受信器15c,15dの出力側には信号処理回路22が接続されている。
信号処理回路22は第1、第2の受信器15c,15dにそれぞれ接続され入力信号のうち発振周波数帯域成分のみを通過させるバンドパスフィルタ23と、このバンドパスフィルタ23の出力側に接続された増幅回路24と、両増幅回路24からの信号(受信側超音波信号)をそれぞれ入力する受信側位相比較器25とを備えている。受信側位相比較器25は前記入力信号(2つの受信側超音波信号)の位相差をとって、超音波が流体流れ変化により受けた変調(流体流れ変化ひいてはカルマン渦の発生周波数に対応する)を検出し、カルマン渦(流体流れ変化)の発生状態に同期したパルス信号を発生する。
【0018】
上述したように、第1、第2の送信器15a,15bからの超音波の向きに対して第1、第2の内部空間8a,8bにおいて被測定流体の流れの向きが逆方向になっていることにより、第1、第2の受信器15c,15dが受信する超音波は反対方向の変調を受けている。このため、上述したように、受信側位相比較器25が第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、流体流れ変化による変調量として2倍の値(復調量)を得ることになり、計測効率の向上を図ることができる。
【0019】
また、第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、両受信側超音波信号が受ける音速変化の影響がキャンセルされ、その分、良好な流量計測を行うことができる。
信号処理回路22は、さらに受信側位相比較器25の出力側に接続し入力信号の増幅、波形整形を行うフィルタ回路26と、フィルタ回路26の出力側に接続し、フィルタ回路26からの信号に基づいて管2の流量を求める演算回路27とを備えている。
演算回路27には、管2の流量を示す流量信号を図示しない外部回路に出力する出力回路28と、前記流量信号の内容を表示する表示回路29とが接続されている。
【0020】
このように構成された超音波渦流量計1では、被測定流体が管2内を流れると、渦発生体5の下流側にカルマン渦が発生すると共に、カルマン渦発生に伴い第1、第2の内部空間8a,8bに流体流れ変化が発生する。この際、遮蔽板通路21に対して第1、第2の渦発生体5連通孔が共に図1下側に配置されており、第1、第2の内部空間8a,8bにおける流体流れの向きは互いに逆方向になる。
【0021】
一方、発振器17からの駆動信号により第1、第2の送信器15a,15bが駆動されて超音波を内部空間8に送信する。この際、遮蔽板20により内部空間8が第1、第2の内部空間8a,8bに画成されていることにより、第1、第2の送信器15a,15bからの超音波は第1、第2の内部空間8a,8bを通して第1、第2の受信器15c,15dに受信される。このため、第1、第2の送信器15a,15bからの超音波が干渉するようなことがなく、その分、計測精度の向上を図ることができる。
【0022】
また、上述したように第1、第2の送信器15a,15bからの超音波の向きに対して第1、第2の内部空間8a,8bにおいて被測定流体の流れの向きが逆方向になっていることにより、第1、第2の受信器15c,15dが受信する超音波が反対方向の変調を受けており、受信側位相比較器25が第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、流体流れ変化による変調量のみが倍加して抽出され、その分、計測効率の向上を図ることができる。
【0023】
また、第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、両受信側超音波信号が受ける音速変化の影響がキャンセルされるので、良好な流量計測を行うことができる。
【0024】
また、本実施の形態では、流体流れ変化により超音波が受ける変調は流れの中を伝搬する距離に比例することから、遮蔽板通路21から第1、第2連通孔13,14までの距離を調節することにより超音波が受ける変調量を制御することができる。上述した位相比較器を用いた従来技術では、管の口径ごとに超音波周波数を変更しないと、流体流れ変化により超音波が受ける位相変調が位相比較器の復調範囲を超えて良好な流量計測が阻害される虞があったが、本実施の形態では、上述したように遮蔽板通路21及び第1、第2連通孔13,14の位置(距離)により変調量を調整できるので、上述した従来技術で必要とされた口径ごとの超音波周波数の変更が不要となり、第1、第2の超音波センサ18a,18b及び信号処理回路22の共通化が可能となり、その分、汎用性の向上を図ることができる。
【0025】
なお、従来の超音波渦流量計は内部空間に軸方向の流れを発生させるために2つの連通孔を上下に設けなくてはならなかったが本実施の形態ではカルマン渦のまま流速の最も大きい中心部分に連通孔を設けて流れが導入できるので、流れの流速も大きく検出でき感度が向上する。また、このように感度向上が図れることに関しては、以下に述べる第2、第3の実施の形態についても同様に言えることである。
【0026】
上記実施の形態では、第1、第2の送信器15a,15bを収納するセンサホルダ16を2つ設け、かつスペーサ12に2つのセンサホルダ16を収納する場合を例にしたが、これに代えて図3に示すように構成(本発明の第2の実施の形態)してもよい。この第2の実施の形態のスペーサ12は、内部空間8に連通する一つのホルダ挿入孔11を形成している。このホルダ挿入孔11には、2つの超音波変換素子15(第1、第2の送信器15a,15b)を収納するセンサホルダ16が嵌合されている。センサホルダ16の中央部16Aには、前記遮蔽板20の端部が接合されている。また、第1、第2の送信器15a,15bはセンサホルダ16の中央部16Aを間にして配置されており、第1、第2の送信器15a,15bが第1、第2の内部空間8a,8bに分離されて臨むようになっている。
【0027】
この第2の実施の形態も、前記第1の実施の形態と同様に、第1、第2の送信器15a,15bからの超音波の干渉を抑制し、計測精度の向上を図ることができる。また、第1、第2の受信器15c,15dが受信する超音波が反対方向の変調を受け、受信側位相比較器25が第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、流体流れ変化による変調量が倍加され、その分、計測効率の向上を図ることができる。さらに、第1、第2の受信器15c,15dからの受信側超音波信号の位相差をとることにより、両受信側超音波信号が受ける音速変化の影響がキャンセルされるので、良好な流量計測を行うことができる。
【0028】
また、本実施の形態では、流体流れ変化により超音波が受ける変調は流れの中を伝搬する距離に比例することから、遮蔽板通路21から第1、第2連通孔13,14までの距離を調節することにより超音波が受ける変調量を制御することができるので、位相比較器を用いた従来技術で必要とされた口径ごとの超音波周波数の変更が不要となり、第1、第2の超音波センサ18a,18b及び信号処理回路22の共通化が可能となり、その分、汎用性の向上を図ることができる。
【0029】
次に、本発明の第3の実施の形態を図4に基づいて説明する。
この第3の実施の形態は、前記第1の実施の形態に比して、第1、第2の送信器15a,15bに対応してそれぞれに駆動信号を入力して駆動する第1、第2の2つの発振器17a,17bを設けたこと、及び信号処理回路22が2組(以下、第1、第2の超音波センサ18bに対応してそれぞれ第1、第2の信号処理回路22a,22bという。)設けられ、かつ受信側位相比較器25に代えて第1、第2の発振器17a,17bの駆動信号(送信側信号)と第1、第2の受信器15c,15dからの信号(受信側信号)とを位相比較する2つの送・受信側位相比較器25Aを設けたことが主に異なっている。
【0030】
この第3の実施の形態では、第1の発振器17a、第1の超音波センサ18a及び第1の信号処理回路22aからなるセンサユニットと第2の発振器17b、第2の超音波センサ18b及び第2の信号処理回路22bからなるセンサユニットの2組のセンサユニットが形成され、2組のセンサユニットのいずれにおいても、流量計測を行うことが可能となる。このため、仮に一方のセンサユニットの構成部材のいずれかが故障した場合、他方のセンサユニットを用いて流量計測を行うことが可能であり、流量計測を中断させることがなく、信頼性の向上を図ることができる。
【0031】
また、本実施の形態では、流体流れ変化により超音波が受ける変調は流れの中を伝搬する距離に比例することから、遮蔽板通路21から第1、第2連通孔13,14までの距離を調節することにより超音波が受ける変調量を制御することができるので、位相比較器を用いた従来技術で必要とされた口径ごとの超音波周波数の変更が不要となり、第1、第2の超音波センサ18a,18b及び第1、第2の信号処理回路22a,22bの共通化が可能となり、その分、汎用性の向上を図ることができる。
【0032】
また、2組のセンサユニットを同時に使用し、得られる計測結果を比較する(例えば平均値を求める)ことにより、計測精度の向上を図ることができる。なお、2組のセンサユニットを同時に使用する場合においても、遮蔽板20により内部空間8が第1、第2の内部空間8a,8bに画成されていて上述したように第1、第2の送信器15a,15bからの超音波が干渉するようなことがなく、その分、計測精度の向上を図ることができる。
【0033】
また、上記各実施の形態において、流体流れ変化により超音波が受ける変調は流れの中を伝搬する距離に比例することから、遮蔽板通路21から第1、第2連通孔13,14までの距離を調節することにより超音波が受ける変調量を制御することができる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1から3に記載の発明は、被測定流体が流れる管と、該管内に設けられてカルマン渦を下流側左右に発生させる長手状の渦発生体と、前記渦発生体の長手方向に沿って延びるように当該渦発生体内に形成された内部空間と、前記渦発生体の下流側の周壁部の左右それぞれに設けられ、前記渦発生体の前記内部空間と外側とを連通する左右の連通孔と、前記渦発生体の長手方向に沿って前記内部空間を2室に画成するように設けられた遮蔽板と、該遮蔽板における前記左右の連通孔に対して前記長手方向に異なる位置に形成されて前記2室を連通させる遮蔽板通路と、前記2室をそれぞれ挟むように相対向して配置される2組の超音波送信器、受信器からなり、前記各室内を流れる被測定流体に向けて超音波を送信すると共に当該被測定流体中を伝播してくる超音波を受信する2組の超音波センサと、前記カルマン渦発生に伴って発生する前記各室内の前記被測定流体の流れの変化により変調され、前記各超音波センサにより検出される超音波に基づき前記管を流れる被測定流体の流量を計測する信号処理回路と、を備えており、渦発生体の下流左右側にカルマン渦が発生し、圧力差により左右の連通孔のいずれか一方から他方に向けて遮蔽板を通して被測定流体が流れる場合、2室において被測定流体の流れの向きが逆方向になると共に、遮蔽板の画成により渦発生体の内部空間内に得られた2室が、2組の超音波センサのそれぞれの超音波伝搬路として重複しない状態で形成される。
このため、2組の超音波センサの各超音波送信器を同等側に配置して、各超音波受信器の受信側超音波の位相差をとることにより、流体流れ変化による変調量として2倍の値(復調量)を得ることになり、計測効率の向上を図ることができ、かつ、両受信側超音波信号が受ける音速変化の影響がキャンセルされ、その分、良好な流量計測を行うことができる。
【0035】
請求項1から3に記載の発明は、さらに、流体流れ変化により超音波が受ける変調は流れの中を伝搬する距離に比例することから、遮蔽板通路から渦発生体の左右の連通孔までの距離を調節することにより超音波が受ける変調量を制御することができるので、位相比較器を用いた従来技術で必要とされた口径ごとの超音波周波数の変更が不要となり、2組の超音波センサ及び信号処理回路の共通化が可能となり、その分、汎用性の向上を図ることができる。
【0036】
請求項3記載の発明は、信号処理回路は、各超音波センサの送信と受信との超音波の位相を比較することで被測定流体の流れの変化を検出して流量を計測するので、2組の超音波センサのいずれかが故障しても、故障していない方の超音波センサを用いて流量計測を行え、流量計測の信頼性を向上できる。また、2組の超音波センサを同時に使用し、得られる2つの計測結果を比較する(例えば平均値を求める)こと等により、計測精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波渦流量計を模式的に示す図である。
【図2】図1の渦発生体を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の超音波渦流量計を模式的に示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の超音波渦流量計を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 超音波渦流量計
2 管
5 渦発生体
8 内部空間(流路)
8a,8b 第1、第2の内部空間
13,14 第1、第2連通孔(流路、渦発生体連通孔)
15 超音波変換素子
15a,15b 第1、第2の送信器
15c,15d 第1、第2の受信器
18a,18b 第1、第2の超音波センサ
19 超音波伝搬路
20 遮蔽板
21 遮蔽板通路
22 信号処理回路
25 受信側位相比較器
25A 送・受信側位相比較器
Claims (3)
- 被測定流体が流れる管と、
該管内に設けられてカルマン渦を下流側左右に発生させる長手状の渦発生体と、
前記渦発生体の長手方向に沿って延びるように当該渦発生体内に形成された内部空間と、
前記渦発生体の下流側の周壁部の左右それぞれに設けられ、前記渦発生体の前記内部空間と外側とを連通する左右の連通孔と、
前記渦発生体の長手方向に沿って前記内部空間を2室に画成するように設けられた遮蔽板と、
該遮蔽板における前記左右の連通孔に対して前記長手方向に異なる位置に形成されて前記2室を連通させる遮蔽板通路と、
前記2室をそれぞれ挟むように相対向して配置される2組の超音波送信器、受信器からなり、前記各室内を流れる被測定流体に向けて超音波を送信すると共に当該被測定流体中を伝播してくる超音波を受信する2組の超音波センサと、
前記カルマン渦発生に伴って発生する前記各室内の前記被測定流体の流れの変化により変調され、前記各超音波センサにより検出される超音波に基づき前記管を流れる被測定流体の流量を計測する信号処理回路と、
を備えたことを特徴とする超音波渦流量計。 - 前記信号処理回路は、前記各超音波センサで受信される超音波の位相を比較することで前記被測定流体の流れの変化を検出して流量を計測することを特徴とする請求項1記載の超音波渦流量計。
- 前記信号処理回路は、前記各超音波センサの送信と受信との超音波の位相を比較することで前記被測定流体の流れの変化を検出して流量を計測することを特徴とする請求項1記載の超音波渦流量計。
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