JP4177501B2 - 用紙スタッカー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等に付設される用紙トレイに積載される用紙の重量に応じて当該用紙トレイの高さを変更する機構を備える用紙スタッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機には排出部から順次排出される複写された用紙を受取る用紙トレイが付設されている。また、用紙トレイに積載される用紙が大量の場合には、用紙の高さが相当に高くなり、排出部を塞いでしまうなどの弊害を生ずるため、用紙トレイに積載される用紙の重量に応じて、当該用紙トレイの高さを変更する高さ調整機構を備えた用紙スタッカーも提案されている。
【0003】
従来、この種の用紙スタッカーとしては、特開平9−208107号公報で開示される用紙スタッカーが知られている。この用紙スタッカーは、排出される用紙のサイズ或いは厚さによって変化する用紙の重量に対応して排紙トレイの下降状態を変更可能、具体的には、排紙トレイを昇降自在に設け、この排紙トレイをコイルバネ(付勢手段)により上方へ付勢するとともに、この付勢力を用紙の重量に対応して切換変更できるようにしたもので、重量変化に拘わらず、落下過程での用紙の挙動が安定し、スタック性が改善される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の用紙スタッカーは、人為的な切換操作を必要とするため、これに伴う次のような問題点があった。
【0005】
第一に、複写作業を行う度に、切換ポジションの確認或いは切換操作が必要になり、使い勝手及び利便性に劣る。
【0006】
第二に、切換ポジションの確認や切換操作を忘れたり、或いは誤操作した場合には、結局、落下過程での用紙の挙動が不安定となり、スタック性を改善するという本来の目的を確実に達成できない。
【0007】
第三に、切換操作により選択できる条件が限定されるため、設定された条件以外の用紙サイズに対しては最適な対応ができないなど、精密性及び汎用性に欠ける。
【0008】
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、煩わしい切換ポジションの確認或いは切換操作を不要にして使い勝手及び利便性を高めるとともに、常に良好なスタック性を維持し、しかも、任意の用紙サイズに対しても最適な条件が設定されるようにして精密性及び汎用性を高めることができる用紙スタッカーの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明は、排出部Eから順次排出される用紙P…を受取る用紙トレイ2及びこの用紙トレイ2に積載される用紙P…の重量に応じて当該用紙トレイ2の高さを変更する高さ調整機構3を備える用紙スタッカー1を構成するに際して、上下方向のガイドレール11p,11qを有するとともに、用紙トレイ2の一端部(付端部)2sに設けてガイドレール11p,11qを前後(前は用紙トレイ2側)から挟む後ガイドローラ12p.12q及びこの後ガイドローラ12p,12qに対して下方にオフセットさせた前ガイドローラ13p,13qを有することにより、用紙トレイ2の付端部2sを昇降自在にガイドするガイド機構4と、用紙トレイ2を弾性変位自在に支持することにより当該用紙トレイ2に積載される用紙P…の重量に対応して当該用紙トレイ2を下降させる弾性部材5p,5qと、付端部2sからガイド機構4側に付加される用紙トレイ2側のモーメントMoが大きくなるに従って付端部2sが下降する際の摩擦力Fnが大きくなる摩擦発生機構6とを有する高さ調整機構3を備えることを特徴とする。
【0010】
この場合、好適な実施の形態により、摩擦発生機構6は、前ガイドローラ13p,13qの少なくとも一つを前シャフト14により摩擦摺動可能に支持してなる摩擦ローラ15により構成できる。この際、前シャフト14は、付端部2sに設けたワンウェイクラッチ16により支持し、摩擦ローラ15の下降時に当該ワンウェイクラッチ16により前シャフト14の回転を阻止するように構成する。また、摩擦ローラ15の同軸上にギア部17を設けるとともに、ガイドレール11pに当該ギア部17の噛合するラック部18を設けることが望ましい。
【0011】
これにより、用紙トレイ2に用紙P…が順次積載され、用紙P…の重量が大きくなれば、弾性部材5p,5qにより弾性変位自在に支持された用紙トレイ2は、当該重量に対応して下降する。この際、用紙トレイ2の下降はガイド機構4によりガイドされる。また、摩擦発生機構6により、付端部2sが下降する際の摩擦力Fnは、ガイド機構4側に付加される用紙トレイ2側のモーメントMoが大きくなるに従って大きくなり、この結果、用紙トレイ2の下降量は少なくなる。即ち、摩擦ローラ15に付加される用紙トレイ2側のモーメントMoは、積載枚数が同じであっても用紙トレイ2に積載される用紙P…のサイズや向きによって変化する。例えば、図4に示すように、A3サイズの用紙P…を縦置(用紙P…の長手方向と用紙トレイ2の突出方向が同じ)にした場合、その重心位置X3は、用紙トレイ2のほぼ中央付近となるが、A4サイズの用紙P…を横置にした場合、その重心位置X4は、摩擦ローラ15と重心位置X3間のほぼ中央付近となる。したがって、摩擦ローラ15から用紙P…(1000枚)の重心位置までの距離L〔mm〕に対して発生するモーメントMo〔kgf・mm〕の関係を、各種サイズ、具体的には、A3サイズ,B4サイズ,A4サイズの縦置,A4サイズの横置,B5サイズの縦置,B5サイズの横置の計6種類により求めると、図3に示すように一定の相関関係が得られ、モーメントMoは、用紙トレイ2に積載される用紙P…のサイズが大きくなるに従って基本的に大きくなる。
【0012】
そこで、一例として、A4サイズとA3サイズの重量差がキャンセルされ、両方が同一枚数のときに同一下降量となる摩擦係数μを求めてみる。今、図4において、A4サイズ横置の用紙P…の1000枚の重さNを4〔kgf〕、A3サイズ縦置の用紙P…の同枚の重さ2Nを8〔kgf〕、支点ローラ12pと摩擦ローラ15間の距離Lvを100〔mm〕、摩擦ローラ15と重心位置X3までの距離L3を220〔mm〕、摩擦ローラ15と重心位置X4までの距離L4を115〔mm〕とした場合、A4サイズ横置では、摩擦ローラ15に付加される力の大きさF4が、F4=4〔kgf〕×115〔mm〕/100〔mm〕=4.6〔kgf〕となり、A3サイズ縦置では、同力の大きさF3が、F3=8〔kgf〕×220〔mm〕/100〔mm〕=17.6〔kgf〕となる。そして、摩擦ローラ15と前シャフト14間の摩擦係数をμとすれば、μ×17.6〔kgf〕−μ×4.6〔kgf〕=8〔kgf〕−4〔kgf〕からμ=0.3が求まる。即ち、8〔kgf〕−4〔kgf〕は、A4サイズとA3サイズの重量差であるから、摩擦係数μを0.3に設定すれば、A4サイズとA3サイズの重量差がキャンセルされることを意味する。
【0013】
したがって、摩擦発生機構6を設けなければ、A3サイズはA4サイズの重量の2倍になるため、A3サイズの下降量がA4サイズの下降量よりも大きくなってしまうが、摩擦発生機構6を設けることにより、A3サイズの下降量とA4サイズの下降量は理論上同じになる。また、図3に示すように、他のサイズの用紙P…においてもモーメントMoに対して一定の相関関係があるため、同様に下降量が自動調整(自動設定)されることになる。
【0014】
図5は、積載枚数H〔枚〕に対する用紙P…の上面位置(0枚のときを0〔mm〕としたときの変化量)の関係を示す。同図において、点線は摩擦発生機構6を設けない場合であり、D3rはA3サイズ縦置を、D5rはB5サイズ横置をそれぞれ示す。この場合、A3サイズの下降量はB5サイズの下降量よりもかなり大きくなってしまう。一方、実線は、本発明により摩擦発生機構6を設け、上記算出式により求めた摩擦係数μを設定した場合であり、D3pはA3サイズ縦置を、D5pはB5サイズ縦置をそれぞれ示す。この場合には、両者の下降量の差が大きく改善されることが解る。なお、このような特性線D3p及びD5pが得られるように弾性部材5p,5qの特性が選定されている。
【0015】
本発明はこのような原理を利用し、用紙トレイ2に積載される用紙P…の枚数が同じであれば、異なる用紙サイズ或いは用紙の向きが異なる場合であってもほぼ同じ下降量が得られるように構成したものである。
【0016】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0017】
まず、本実施例に係る用紙スタッカー1は、図6に示すような複写機100に付設される。複写機100は、本体101の上面に原稿をセットする原稿載置面を有し、この原稿載置面を開閉するカバー102を備える。なお、このカバー102は原稿自動供給ユニットを兼用する。一方、本体101の正面には複数種類の用紙をそれぞれ収納する複数の用紙収納ボックス103…を備え、各用紙収納ボックス103…は引出式にスライドする。また、本体101の側面101sには複写された用紙P…(図1)が排出される排出部(排出口)Eを有し、この排出部Eの下方に本実施例に係る用紙スタッカー1を配設する。この用紙スタッカー1は、排出部Eから順次排出される用紙P…を受取る用紙トレイ2と、この用紙トレイ2に積載される用紙P…の重量に応じて当該用紙トレイ2の高さを変更する高さ調整機構3を備え、この高さ調整機構3は本体101に収容されるとともに、用紙トレイ2は側面101sから側方に突出する。
【0018】
次に、本実施例に係る用紙スタッカー1について、図1及び図2を参照して具体的に説明する。なお、用紙スタッカー1の構成において、本明細書では、便宜上、側面101sから用紙トレイ2が突出する方向を前側として説明する。
【0019】
2は用紙トレイであり、トレイ本体21と、このトレイ本体21の下面を支持するトレイ支持フレーム22を有する。トレイ本体21は、最大サイズ、例えば、A3サイズの用紙P…を縦置にして上面に積載できる大きさを有する。また、トレイ支持フレーム22は、図2に示すように、トレイ本体21よりも幅狭となるコの字形に形成、即ち、右フレーム22p,左フレーム22q及び後フレーム22rにより形成し、トレイ支持フレーム22の後部はトレイ本体21の後端から後方に突出する。そして、このトレイ支持フレーム22の後部が用紙トレイ2の付端部(一端部)2sとなる。
【0020】
一方、3は高さ調整機構であり、用紙トレイ2の付端部2sを昇降自在にガイドするガイド機構4と、用紙トレイ2を弾性変位自在に支持する弾性部材5p,5qと、付端部2sからガイド機構4側に付加される用紙トレイ2側のモーメントMoが大きくなるに従って付端部2sが下降する際の摩擦力Fnが大きくなる摩擦発生機構6とを有する。
【0021】
ガイド機構4は、本体101の内部であって側面101sの近傍に設けた一対のガイドレール11p,11qを有する。この場合、一方のガイドレール11pは本体101の正面側に、他方のガイドレール11qは本体101の背面側に配し、かつ上下方向に設ける。他方、用紙トレイ2の付端部2s、即ち、トレイ支持フレーム22における後上端部には、後シャフト23を水平方向に取付け、この後シャフト23の両側に、ガイドレール11p,11qの後面を転動する一対の後ガイドローラ12p,12qをベアリングにより回動自在に支持する。この後ガイドローラ12p,12qは支点ローラとなる。また、後シャフト23の前方に位置するトレイ支持フレーム22の下端部には、前シャフト14を水平方向に配し、この前シャフト14の両側を左フレーム22qに固定したベアリング24と右フレーム22pに固定したワンウェイクラッチ16により支持する。
【0022】
さらに、前シャフト14の右端部付近には、ベアリングを介して前ガイドローラ13qを支持する。この前ガイドローラ13qはガイドレール11qの前面を転動する。また、前シャフト14の左端部付近には、前ガイドローラ13pを直接支持する。これにより、前ガイドローラ13pは摩擦ローラ15となり、ガイドレール11pの前面を転動する。摩擦ローラ15は、比較的小径のローラ基部25と、このローラ基部25の両端に設けた一対の比較的大径のローラ本体部26a,26bと、ローラ基部25の中央に設けたギア部17を一体に成形してなる。そして、この摩擦ローラ15及び前シャフト14の径,幅員,材質等を選定し、摩擦ローラ15と前シャフト14間の摩擦係数μを、用紙トレイ2に積載される用紙P…の枚数が同じであれば、異なる用紙サイズ或いは用紙の向きが異なる場合であってもほぼ同じ下降量が得られるように前記算出式により設定する。したがって、摩擦ローラ15は合成樹脂等の所定の摩擦係数を有する材質が用いられる。一方、ガイドレール11pの前面にはギア部17に噛合するラック部18を取付ける。これにより、摩擦ローラ15が昇降する際は、ギア部17がラック部18に噛合するとともに、一対のローラ本体部26a,26bはラック部18を跨いでガイドレール11pの前面上を転動する。
【0023】
以上により、ガイドレール11p,11qの前後が前ガイドローラ13p,13q及び後ガイドローラ12p,12qにより挟まれるガイド機構4が構成されるとともに、摩擦ローラ15(前シャフト14及びワンウェイクラッチ16)により、摩擦発生機構6が構成される。この場合、摩擦ローラ15が下方へ転動すれば、ワンウェイクラッチ17により、前シャフト14の回転が阻止され、回転する摩擦ローラ15と固定した前シャフト14の接触面が摩擦摺動する。
【0024】
他方、ガイドレール11p,11qの上端にはフック部27p,27qを固定し、各フック部27p,27qと後シャフト23間には、コイルスプリングを用いた弾性部材5p,5qを架け渡す。これにより、用紙トレイ2は弾性変位自在に支持される。なお、28p,28q,29p…は、トレイ支持フレーム22の左右側面の上下に設けた計四つの規制ローラであり、各28p,28q,29p…はガイドレール11p,11qの相互に対向する対向面を転動することにより左右方向の位置規制が行われる。
【0025】
よって、複写機100の排出部Eから用紙P…が排出され、用紙トレイ2の上に順次積載されれば、用紙P…の重量の大きさに対応して、用紙トレイ2は下降する。この際、用紙トレイ2は弾性部材5p,5qの弾性に抗して下降するとともに、用紙トレイ2の付端部2sに設けた後ガイドローラ(支点ローラ)12p,12qは、ガイドレール11p,11qの後面に沿って転動し、摩擦ローラ15及び前ガイドローラ12qはガイドレール11p,11qの前面に沿って転動する。
【0026】
また、摩擦発生機構6により、付端部2sが下降する際の摩擦力Fnは、ガイド機構4側に付加される用紙トレイ2側のモーメントMoが大きくなるに従って大きくなる。この場合、摩擦ローラ15が下方へ転動する際は、ワンウェイクラッチ16により前シャフト14の回転が阻止されるため、回転する摩擦ローラ15と回転の停止した前シャフト14間に摩擦摺動が発生する。この際、最適な摩擦係数μが設定されているため、用紙トレイ2に積載される用紙P…の枚数が同じであれば、異なる用紙サイズ或いは用紙の向きが異なる場合であってもほぼ同じ下降量が得られる。なお、摩擦ローラ15と前シャフト14間の摩擦摺動を利用するとともに、ギア部17はラック部18に噛合するため、用紙トレイ2は円滑かつ安定した状態で下降する。
【0027】
一方、用紙トレイ2から積載された用紙P…を取り除けば、弾性部材5p,5qの弾性(付勢力)により用紙トレイ2は上昇するとともに、この際、摩擦ローラ15は上方へ転動するため、ワンウェイクラッチ16による前シャフト14の回転阻止が解除、即ち、前シャフト14の回転が許容されることにより、摩擦ローラ15と前シャフト14間の摩擦摺動が無くなるため、用紙トレイ2は円滑かつ速やかにホームポジションに復帰する。
【0028】
このように、本実施例に係る用紙スタッカー1によれば、従来のような人為的な切換操作による条件の設定が無くなり、用紙トレイ2に積載される用紙P…の枚数が同じであれば、異なる用紙サイズ或いは用紙の向きが異なる場合であってもほぼ同じ下降量が得られるように自動設定(自動調整)されるため、煩わしい切換ポジションの確認或いは切換操作が不要となり、使い勝手及び利便性が高められる。また、常に良好なスタック性が維持されるとともに、任意の用紙サイズに対して最適な条件が設定されるため、精密性及び汎用性が高められる。
【0029】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量,素材,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、用紙スタッカー1は複写機100に付設した場合を例示したが、プリンタ等の同様の排出部Eを有する任意の機器に適用できる。また、一つの前ガイドローラ13pを摩擦ローラ15として構成したが、他方の前ガイドローラ13qを同様の摩擦ローラとして構成してもよい。さらに、摩擦発生機構6は摩擦ローラ15を用いたが、例えば、固定した摩擦ブロックがガイドレール11p…の表面を摺動する構成等を排除するものではない。なお、ワンウェイクラッチ16,ギア部17,ラック部18は必ずしも設けることを要しない。
【0030】
【発明の効果】
このように、本発明に係る用紙スタッカーは、上下方向のガイドレールを有するとともに、用紙トレイの付端部に設けてガイドレールを前後から挟む後ガイドローラ及びこの後ガイドローラに対して下方にオフセットさせた前ガイドローラを有することにより、用紙トレイの付端部を昇降自在にガイドするガイド機構と、用紙トレイを弾性変位自在に支持することにより当該用紙トレイに積載される用紙の重量に対応して当該用紙トレイを下降させる弾性部材と、付端部からガイド機構側に付加される用紙トレイ側のモーメントが大きくなるに従って付端部が下降する際の摩擦力が大きくなる摩擦発生機構とを有する高さ調整機構を備えるため、次のような顕著な効果を奏する。
【0031】
▲1▼ 従来のような人為的な切換操作による条件の設定が無くなるため、煩わしい切換ポジションの確認或いは切換操作が不要となり、使い勝手及び利便性を高めることができる。
【0032】
▲2▼ 常に良好なスタック性を維持できるとともに、任意の用紙サイズに対して最適な条件を設定できるため、精密性及び汎用性を高めることができる。
【0033】
▲3▼ 好適な実施の形態により、ガイド機構を、上下方向のガイドレールと、前記付端部に設けることによりガイドレールを前後から挟む後ガイドローラ及び前ガイドローラにより構成するとともに、前ガイドローラの少なくとも一つを前シャフトにより摩擦摺動可能に支持してなる摩擦ローラにより摩擦発生機構を構成すれば、用紙トレイの円滑かつ安定した下降変位を確保できる。
【0034】
▲4▼ 好適な実施の形態により、前シャフトを、付端部に設けたワンウェイクラッチにより支持し、摩擦ローラの下降時に当該ワンウェイクラッチにより前シャフトの回転を阻止するように構成すれば、用紙トレイの上昇時には前シャフトの回転が許容されることにより、用紙トレイを円滑かつ速やかにホームポジションへ復帰させることができる。
【0035】
▲5▼ 好適な実施の形態により、摩擦ローラの同軸上にギア部を設けるとともに、ガイドレールに当該ギア部の噛合するラック部を設けて構成すれば、摩擦ローラの更なる円滑な昇降変位を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る用紙スタッカーの要部を正面方向から見た一部断面構成図、
【図2】同用紙スタッカーの要部を平面方向から見た構成図、
【図3】摩擦ローラから用紙の重心位置までの距離に対して発生するモーメントの関係を示す相関図、
【図4】本発明の原理説明図、
【図5】用紙トレイにおける用紙の積載枚数に対する用紙の上面位置を示す関係図、
【図6】同用紙スタッカーを付設した複写機の正面図、
【符号の説明】
1 用紙スタッカー
2 用紙トレイ
2s 付端部(用紙トレイの一端部)
3 高さ調整機構
4 ガイド機構
5p… 弾性部材
6 摩擦発生機構
11p… ガイドレール
12p… 後ガイドローラ
13p… 前ガイドローラ
14 前シャフト
15 摩擦ローラ
16 ワンウェイクラッチ
17 ギア部
18 ラック部
E 排出部
P… 用紙
Mo モーメント
Fn 摩擦力

Claims (4)

  1. 排出部から順次排出される用紙を受取る用紙トレイ及びこの用紙トレイに積載される用紙の重量に応じて当該用紙トレイの高さを変更する高さ調整機構を備える用紙スタッカーにおいて、上下方向のガイドレールを有するとともに、前記用紙トレイの一端部(付端部)に設けて前記ガイドレールを前後(前は用紙トレイ側)から挟む後ガイドローラ及びこの後ガイドローラに対して下方にオフセットさせた前ガイドローラを有することにより、前記用紙トレイの付端部を昇降自在にガイドするガイド機構と、前記用紙トレイを弾性変位自在に支持することにより当該用紙トレイに積載される用紙の重量に対応して当該用紙トレイを下降させる弾性部材と、前記付端部から前記ガイド機構側に付加される前記用紙トレイ側のモーメントが大きくなるに従って前記付端部が下降する際の摩擦力が大きくなる摩擦発生機構とを有する高さ調整機構を備えることを特徴とする用紙スタッカー。
  2. 前記摩擦発生機構は、前記前ガイドローラの少なくとも一つを前シャフトにより摩擦摺動可能に支持してなる摩擦ローラにより構成することを特徴とする請求項1記載の用紙スタッカー。
  3. 前記前シャフトは、前記付端部に設けたワンウェイクラッチにより支持し、前記摩擦ローラの下降時に当該ワンウェイクラッチにより前記前シャフトの回転を阻止することを特徴とする請求項2記載の用紙スタッカー。
  4. 前記摩擦ローラの同軸上にギア部を設けるとともに、前記ガイドレールに当該ギア部の噛合するラック部を設けてなることを特徴とする請求項2又は3記載の用紙スタッカー。
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