JP4175759B2 - 気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具 - Google Patents

気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断した気管を、吻合又は手術糸により縫合する前の仮縫合に使用される気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具に関する。
【0002】
【従来の技術】
気管に生じた癌等の病巣を取り除く場合、病巣部のある気管の一部の前後において気管を切断し、上記気管の一部を除去してから、その前後の切断された口腔側の端部と肺側の端部を吻合する手術が行われている。従来は、このような吻合手術は、糸による縫合が行われており、この縫合を行う前に仮縫合の支持糸を掛ける作業が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この仮縫合の支持糸を掛ける作業は手間と時間がかかり、そして、この仮縫合の支持糸を掛ける作業及び吻合部位を糸及び針で縫合する作業は、手作業で行うために、熟練を要し、煩わしく、時間もかかるという問題があった。本発明は、気管手術における糸による本縫合前の仮縫合を短時間でスピーディーに行えることを可能とし、構造及び取り扱いがきわめて簡単な、吻合装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、円筒状の筒状受具とクリップ締着器とを備えた気管吻合装置であって、上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような、凹状湾曲周面が長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されており、上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとともに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して気管壁を貫通して押圧しながら締着する押圧片を有することを特徴とする気管吻合装置を提供する。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために、円筒状の筒状受具と、筒状受具を挿通して該筒状受け具をその先端部に保持する可撓性の経口チューブと、クリップ締着器とを備えた気管吻合装置であって、上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されており、上記経口チューブは、その先端に、上記筒状受具の抜け止め用の凸部が形成されており、上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとともに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して気管壁を貫通して押圧しならが締着する押圧片を有することを特徴とする気管吻合装置を提供する。
【0006】
上記クリップ締着器は、把持可能なクリップ締着器本体と、該クリップ締着器本体に枢着された一対のハンドルにより伸縮する伸縮リンクと、上記一対の伸縮リンクが互いに枢着された先端交差部に、基端が枢着された押動杆と、該押動杆の先端に付設された上記押圧片とを有する構成としてもよい。
【0007】
上記クリップが複数片積み重ねられクリップ集合体とされ、該クリップ集合体がケース内に収納されてカートリッジが構成されており、上記カートリッジは、上記クリップ締着器に着脱自在に装着される構成としてもよい。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するために、円筒状に形成されており、その外周面に、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されていることを特徴とする気管吻合装置用の筒状受具を提供する。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために、 外周面に、両端と中央部が凸周縁となり、その間は凹状湾曲周面が二つ形成されて断面W状となっており、門型のクリップの両脚が上記外周面に押圧されると、該両脚が互いに内側に折り曲げられて上記門型のクリップを締着可能とすることを特徴とする気管吻合装置用の筒状受具を提供する。
【0010】
上記外周面に形成される凸状の部分は、丸みが付けられている構成としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る気管吻合装置及び該装置において使用される筒状受具の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して以下説明する。図1〜3は、本発明に係る気管吻合装置の構成要素を示しており、この気管吻合装置は、少なくとも、円筒状の筒状受具1とクリップ締着器2とを備えている。さらに、本発明に係る気管吻合装置は、好ましくは、筒状受具1とクリップ締着器2に加えて、筒状受具1を挿通しこれを保持する経口チューブ3を備えている。
【0012】
図1(a)に筒状受具1の斜視図、図1(b)にそのA−A断面図、図1(c)にその端面を示す側面図を夫々示す。筒状受具1は、ステンレス等の金属材料又は硬質プラスチック材料等から円筒状に形成されており、気管内に無理なく挿入できる程度の外径寸法に形成されている。
【0013】
この筒状受具1は、その使用については後で詳述するが、吻合すべき気管の接続部に挿入され、この際、図1(d)に示すように、筒状受具1の筒孔7内を通して経口チューブ3をその先端9から挿入し、筒状受具1を経口チューブ3の先端部8に装着して支持して使用する。
【0014】
場合によっては、筒状受具1を、口腔から挿入される可撓性のプラスチック繊維線材等に結合し、手術者が気管の外側から筒状受具1を抑え、位置決めしながらクリップにより吻合をするように使用してもよい。
【0015】
筒状受具1は、適宜の肉厚を有し、その外周面は、両端周縁部4、4と中央周縁部5において最大径となり、これらの間にはなだらかな凹状湾曲周面6が形成され、その結果、外周面に、なだらかな凹状湾曲周面6が二つ長手方向に連続的に形成され、全体的に断面ほぼW状に形成されている。この二つの凹状湾曲周面6、6は、図6において詳述するように、クリップの両脚が押圧された場合に互いに、そのクリップの両脚が内側に折り曲げられるような曲面に形成されている。
【0016】
なお、本実施例では、筒状受具1に凹状湾曲周面6が、長手方向に二つ形成され、断面ほぼW状に形成されたものを示したが、凹状湾曲周面6は、少なくとも長手方向に二つ以上形成されている必要があるが、長手方向に三つ以上形成して、クリップの締着の際に、その中のどの凹状湾曲周面を二つ利用するような構成としてもよい。
【0017】
ところで、筒状受具1の最大径である両端周縁部4、4及び中央周縁部5(周面に形成される凸状の部分)は、その面がいずれも丸み(いわゆるR(アール))が形成されており、筒状受具1を気管内に挿入する場合や、気管内を移動して口腔から引き出す場合等、気管内壁を傷つけないように配慮された構成となっている。
【0018】
図1(d)に示す経口チューブ3は、可撓性のプラスチックやプラスチック繊維材料等から形成されており、筒状受具1の筒孔7内を通過させるような外径に形成されている。そして経口チューブ3は、その先端9を口腔から挿入して気管内に挿入される。上記のように、経口チューブ3の先端部8に筒状受具1を装着した場合に、筒状受具1が先端9から抜けないように、経口チューブ3の先端9には、適宜の弾性を有する抜け止め用の凸部10が経口チューブ3と一体又は別体に形成されている。この凸部10は、図1(d)に示すように円周凸縁としてもよいし、あるいは突起形状としてもよい。
【0019】
図2は、クリップ締着器2を示している。図1(a)において、クリップ締着器2の主な構成部品は、クリップ締着器本体11と、この締着器本体11にその交差部が枢着された一対のハンドル12と、ハンドル12の先端に枢着された一対の伸縮リンク13と、伸縮リンク13により直動する押動杆14と、押動杆14の先端に形成された押圧片15である。
【0020】
図3は、クリップ締着器本体11の構成を説明する図である。図3(a)に示すように、クリップ締着器本体11は、上下二枚の半割板16、17が、ねじ18等の固着具で互いに一体に固着されて形成され、全体として把持部19とヘッド部20とから成る。図3(b)及び図3(c)は、夫々図3(a)のB−B及びC−Cから見た図である。
【0021】
図3(b)は、上部半割板16の内側平面を示す図であり、同図に示すような凹所21が形成されている。図3(c)は、下部半割板17の内側平面を示す図であり、同図に示すような凹所22が形成されている。凹所21と凹所22は、ほぼ同形であるが、凹所の21の直線溝部23に相当する部分は、凹所22には形成されていない。
【0022】
上下半割板16、17を互いに一体に固着すると、凹所21と凹所22とで、図2(a)、(b)及び図3(a)に示すような、把持部19からヘッド部20にかけて、その内部に空間スペース28が形成される。この空間スペース28内に、一対のハンドル12、一対の伸縮リンク13、押動杆14及び押圧片15が取り付けられる。
【0023】
図2において、一対のハンドル12は、互いに鋏み状に交差されその交差部24で下部半割板17に対して軸25で枢着されている。一対のハンドル12の先端に、一対の伸縮リンク13の基端が軸26で枢着されている。一対の伸縮リンク13の先端は、互いに交差されてその交差部で軸27で互いに枢着されている。この一対の伸縮リンク13の先端交差部において、一対の伸縮リンク13とともに、軸27により押動杆14が枢着されている。
【0024】
このような一対のハンドル12及び一対の伸縮リンク13の組合わせにより、いわゆるパンタグラフ状の伸縮機構が構成され、押動杆14が直線的に往復動することができる。なお、図示はしないが、軸27の上端及び下端又はそのいずれかを、上部半割板16及び下部半割板17又はそのいずれかに形成した直線溝内を摺動するような構成とし、押動杆14の直線動作の安定性を図ってもよい。
【0025】
押動杆14は、断面矩形状に形成され、やはり断面矩形状の直線溝部23内を摺動するように配設されている。押動杆14の先端に一体又は別体で押圧片15が形成されており、後述する門型のクリップ33の橋絡部33”とほぼ同じ厚みで扁平状に形成されている(図4(e)〜(g)参照。)。
【0026】
ヘッド部20は、把持部19から突出しており、その内部に、直線溝部23、直線溝部23より幅の広い幅広スペース部29、カートリッジ装着スペース30が、互いに連通して空間スペース28の一部として形成されている。押圧片15は、幅広スペース部29内に配設され、気管の接続部にクリップを締着する際にカートリッジ装着スペース30を通過して前方に出没する。
【0027】
一対のハンドル部材12の基端側には鋏みのような握り31が形成されており、一対の握り31には圧縮コイルばね32が弾装され、常時は一対のハンドル12を開く方向に付勢している。一対のハンドル12を把持し、図2(d)に示すように、ハンドル12を閉じるようにすると、パンタグラフ機構のように伸縮リンク13は前方(図中左方)移動して、押動杆14を介して押圧片15をカートリッジ装着スペース30から前方へと突出させ、これによりクリップ33の締着を行うことができる。
【0028】
図4は、本発明に係る吻合装置に使用されるクリップ及びそのカートリッジを説明する図である。図4(a)に示すように、クリップ33は、ホチキスの針と同様の両脚部33’及び橋絡部33”を有する門型形状をしており、乳酸ポリマ等の生体吸収性の材料から形成されている。このクリップ33は、図4(b)に示すように、複数本積層されクリップ集合体34とされ、ケース35に装填されてカートリッジ36として使用される。
【0029】
図4(c)はカートリッジ36の正面図を、図4(d)は、そのE−E断面図を示している。ケース35は、プラスチックで箱状に形成され、前壁37、後壁38、頂壁39、底壁40、左右の側壁41とから成り、収納部42を画成している。この収納部42にクリップ集合体34が収納され、底壁40に付設さた圧縮コイルスプリング43により押板44を介して上方に付勢している。
【0030】
後壁38の上端には、押圧片15が通過することのできる寸法のスリット45が形成されている。又、前壁37の前端には、クリップ33が一本のみ、そして押圧片も通過することのできる寸法のスリット46が形成されている。このケース35は、クリップ集合体34を装填した状態で一体にプラスチックで成型してもよいし、例えば、側壁41を後壁38と薄肉を介して開閉自在として、クリップ集合体34を取り出し自在に装填出来るようにしてもよい。
【0031】
左右の側壁41の側面に突起47が形成されており、カートリッジ34をヘッド部20のカートリッジ装着スペース30内に装着するときには、カートリッジ装着スペース30の内側面に形成された凹所48内に突起47を弾力的に係入することにより、着脱可能に装着することができる。図4(e)はカートリッジ36をカートリッジ装着スペース30内に装着した状態の平面図を示し、図4(f)は、そのF−F断面を示し、図4(g)は押圧片15でクリップ33を押し出す状態を示す要部拡大図である。
【0032】
以上の構成から成る本発明に係る気管吻合装置及び筒状受具の作用について、その使用方法とともに以下、説明する。本発明に係る気管吻合装置及び筒状受具は、例えば、気管壁部に生じた癌細胞等の病巣の摘出のために気管の一部を切除し、縫合して接続する際に使用される。これを図5により順次説明する。
【0033】
図5(a)に示すように、気管49に生じた病巣50を摘出する場合、口腔から経口チューブ3を気管49内に挿入し、経口チューブ3を通して肺に空気を送りながら、気管の一部51を切除する。
【0034】
この切除後、図5(b)に示すように、別途用意した送気チューブ53を肺側の気管49”内に挿入し肺に空気の供給を行う。そして、経口チューブ3を、その先端部8が気管49の口腔側の気管49’の切断部52近辺にくるまで、口腔から体外に引き出す。そして、筒状受具1の筒孔7内に経口チューブ3の先端9を挿入して、抜け止め用の凸部10を押圧しながら、筒状受具1をずらして経口チューブ3の先端部8に装着する。
【0035】
なお、筒状受具1を経口チューブ3の先端部に装着することなく、口腔から挿入した可撓性のプラスチック繊維等で形成された線材等に取付け、気管49’、49”の接続部に挿入し、手術者が気管接続部において、外側から気管49’、49”と筒状受具1を抑えならがクリップ33を締着して気管を吻合し、その後で口腔から筒状受具1を取り出すようにしてもよい。
【0036】
そして、送気チューブ53を引き抜いて、素早く切断された気管49’、49”の切断端を互いに当接するように寄せ合わせ、その周面に沿って、図5(c)に示すように複数箇所を、クリップ締着器2によりクリップで締着して吻合する。
【0037】
具体的には、図6(a)に示すように、切断された気管49’、49”の切断端を互いに当接するように寄せ合わせ、手術者は、クリップ締着器2の把持部19を片方の手で把持し、ヘッド部20を気管49’、49”の接続部に当接する。
【0038】
そして、他方の手でハンドル12を圧縮コイルばね32に抗して閉じると、伸縮リンク13が前方に移動し、押動杆14を介して押圧片15が、スリット45からケース35内に入り、一本のクリップ33をスリット46から前方に押出し、クリップ33の両脚部33’を気管49’、49”の接続部を貫通して筒状受具1の凹状湾曲状周面6に押し当てる。
【0039】
すると、クリップ33の両脚部33’は凹状湾曲状周面6沿って互いに内側に接近するように折り曲げられる。そして、最終的には図6(b)に示すように、クリップ33により気管49’、49”の接続部が締着されて、クリップによる吻合が行われる。
【0040】
吻合作業が終了後、経口チューブ3及び筒状受具1は口腔から体外に取出される。この際、経口チューブ3の先端には抜け止め用凸部10が形成されているから、筒状受具1は経口チューブ3の先端から抜けるようなことはない。なお、クリップによる吻合が仮吻合として行う場合は、すでに気管49’、49”はクリップ33で仮吻合されており外気が吸入できる状態であるから、本吻合として、糸による縫合をゆっくり行うことができる。
【0041】
以上、本発明に係る気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具の実施の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例が考えられることは言うまでもない。
【0042】
例えば、クリップ締着器も本実施例のような構成でなくても、いわゆるホチキスタイプ、即ち、クリップ装填部分と押圧ハンドル部とが夫々の基端で互いに枢着され、ハンドルを操作してその押圧片をクリップ装填部分に押しつけてクリップを締着するタイプのものであっても良い。
【0043】
又、本発明は、特にスピーディーな手術の要求される気管関連手術に利用される気管吻合装置及び筒状受具について説明したが、本発明におけるクリップ締着器と筒状受具から成る吻合装置は、筒状受具を生体吸収材料を利用して形成すれば、経口チューブを利用して筒状受具を取り出す必要がなくなるから、例えば、腸の一部摘出手術後の吻合手術等にも利用できる。
【0044】
【発明の効果】
以上の構成から成る本発明に係る気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具によれば、従来の糸及び針を使用した縫合に比べると、熟練技巧を要することなく、きわめて簡単な操作で、スピーディーな気管吻合又は糸による本縫合前の仮吻合をすることが可能となる。
【0045】
そして、本発明に係る気管吻合装置及びその筒状受具自体は、きわめて簡単な構造であるから、低コストで製造が可能である。
【0046】
さらに、本発明に係る気管吻合装置用の筒状受具は、その外表面の凸状の部分は丸みを帯びるように形成されているから気管内壁を傷つけるようなことがなく、又経口チューブの先端には抜け止め用の凸部が形成されているから、筒状金具が抜けるようなことがなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気管吻合装置及び筒状受具を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(b)の側面図であり、(d)は経口チューブを夫々示す図である。
【図2】本発明に係る気管吻合装置のクリップ締着具を示す図であり、(a)、(d)は上部半割板と、ハンドル、伸縮リンク、押動杆及び押圧片を示す図であり、(b)はB−B断面図であり、(c)はクリップ締着具の側面図である。
【図3】本発明に係る気管吻合装置のクリップ締着器本体の側面図を示し、(a)は側面図であり、(b)は上部半割板を示し、(c)は下部半割板を示す図である。
【図4】本発明に係る気管吻合装置のクリップ締着器のクリップ及びそのカートリッジを説明する図であり、(a)はクリップ、(b)はクリップ集合体、(c)、(d)はクリップカートリッジの正面図、E−E断面図、(e)はクリップ締着器のヘッドにクリップカートリッジを装着した平面図を示し、(f)はそのF−F断面を示し、(g)は押圧片でクリップを押し出す状態を示す図である。
【図5】本発明に係る気管吻合装置及び筒状受具の使用及び作用を説明する図であり、(a)は気管の病巣の切断箇所及び経口チューブの挿入状態を示す図であり、(b)は気管の切断状態を示す図であり、(c)は気管接続部の縫合状態を示す図である。
【図6】本発明に係る気管吻合装置及び筒状受具の使用及び作用を説明する図であり、(a)は気管の接続部にクリップを当接した状態を示し、(b)は締着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 筒状受具
2 クリップ締着器
3 経口チューブ
6 凹状湾曲周面
8 経口チューブの先端部
9 経口チューブの先端
10 抜け止め用凸部
11 クリップ締着器本体
12 一対のハンドル
13 一対の伸縮リンク
14 押動杆
15 押圧片
16 上部半割板
17 下部半割板
18 ねじ
19 把持部
20 ヘッド部
21 上部半割板の凹所
22 下上部半割板の凹所
23 直線溝部
28 空間スペース
29 幅広スペース部
30 カートリッジ装着スペース
32 圧縮コイルばね
33 クリップ
34 クリップ集合体
35 ケース
36 カートリッジ
45、46 スリット
47 ケース側壁の突起
48 カートリッジ装着スペース内の凹所
49 気管
49’ 切断された気管の口腔側の部分
49” 切断された気管の肺側の部分
50 病巣
51 気管の切断除去部分
52 気管の切断部
53 送気チューブ

Claims (7)

  1. 円筒状の筒状受具とクリップ締着器とを備えた気管吻合装置であって、
    上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような、凹状湾曲周面が長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されており、
    上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとともに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して気管壁を貫通して押圧しながら締着する押圧片を有することを特徴とする気管吻合装置。
  2. 円筒状の筒状受具と、筒状受具を挿通して該筒状受け具をその先端部に保持する可撓性の経口チューブと、クリップ締着器とを備えた気管吻合装置であって、
    上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されており、
    上記経口チューブは、その先端に、上記筒状受具の抜け止め用の凸部が形成されており、
    上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとともに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して気管壁を貫通して押圧しならが締着する押圧片を有することを特徴とする気管吻合装置。
  3. 上記クリップ締着器は、把持可能なクリップ締着器本体と、
    該クリップ締着器本体に枢着された一対のハンドルにより伸縮する伸縮リンクと、
    上記一対の伸縮リンクが互いに枢着された先端交差部に、基端が枢着された押動杆と、
    該押動杆の先端に付設された上記押圧片とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の気管吻合装置。
  4. 上記クリップが複数片積み重ねられクリップ集合体とされ、該クリップ集合体がケース内に収納されてカートリッジが構成されており、
    上記カートリッジは、上記クリップ締着器に着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の気管吻合装置。
  5. 円筒状に形成されており、その外周面に、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されていることを特徴とする気管吻合装置用の筒状受具。
  6. 外周面に、両端と中央部が凸周縁となり、その間は凹状湾曲周面が二つ形成されて断面W状となっており、
    門型のクリップの両脚が上記外周面に押圧されると、該両脚が互いに内側に折り曲げられて上記門型のクリップを締着可能とすることを特徴とする気管吻合装置用の筒状受具。
  7. 上記外周面に形成される凸状の部分は、丸みが付けられていることを特徴とする請求項5又は6記載の気管吻合装置用の筒状受具。
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