JP2001190559A - 気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具 - Google Patents
気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具Info
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Abstract
合又は糸による本縫合前の仮吻合をすることを可能とす
る。 【解決手段】 筒状受具1は、門型のクリップ33の
両脚33’が押圧されると互いに内側に折り曲げられる
ような、凹状湾曲周面6が長手方向に少なくとも二つ連
続的に形成されており、クリップ締着器は、クリップカ
ートリッジが装着されるとともに、クリップ33を筒状
受具1の凹状湾曲周面6に対して気管壁49’、49”
を貫通して押圧しながら締着する押圧片15を有する。
Description
吻合又は手術糸により縫合する前の仮縫合に使用される
気管吻合装置及び該装置に使用される筒状受具に関す
る。
合、病巣部のある気管の一部の前後において気管を切断
し、上記気管の一部を除去してから、その前後の切断さ
れた口腔側の端部と肺側の端部を吻合する手術が行われ
ている。従来は、このような吻合手術は、糸による縫合
が行われており、この縫合を行う前に仮縫合の支持糸を
掛ける作業が必要であった。
縫合の支持糸を掛ける作業は手間と時間がかかり、そし
て、この仮縫合の支持糸を掛ける作業及び吻合部位を糸
及び針で縫合する作業は、手作業で行うために、熟練を
要し、煩わしく、時間もかかるという問題があった。本
発明は、気管手術における糸による本縫合前の仮縫合を
短時間でスピーディーに行えることを可能とし、構造及
び取り扱いがきわめて簡単な、吻合装置を提供するもの
である。
決するために、円筒状の筒状受具とクリップ締着器とを
備えた気管吻合装置であって、上記筒状受具は、その外
周面には、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚
が互いに内側に折り曲げられるような、凹状湾曲周面が
長手方向に少なくとも二つ連続的に形成されており、上
記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるととも
に、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して
気管壁を貫通して押圧しながら締着する押圧片を有する
ことを特徴とする気管吻合装置を提供する。
筒状の筒状受具と、筒状受具を挿通して該筒状受け具を
その先端部に保持する可撓性の経口チューブと、クリッ
プ締着器とを備えた気管吻合装置であって、上記筒状受
具は、その外周面には、門型のクリップの両脚が押圧さ
れると該両脚が互いに内側に折り曲げられるような凹状
湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続的に形成さ
れており、上記経口チューブは、その先端に、上記筒状
受具の抜け止め用の凸部が形成されており、上記クリッ
プ締着器は、上記クリップが装着されるとともに、該ク
リップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対して気管壁を
貫通して押圧しならが締着する押圧片を有することを特
徴とする気管吻合装置を提供する。
プ締着器本体と、該クリップ締着器本体に枢着された一
対のハンドルにより伸縮する伸縮リンクと、上記一対の
伸縮リンクが互いに枢着された先端交差部に、基端が枢
着された押動杆と、該押動杆の先端に付設された上記押
圧片とを有する構成としてもよい。
プ集合体とされ、該クリップ集合体がケース内に収納さ
れてカートリッジが構成されており、上記カートリッジ
は、上記クリップ締着器に着脱自在に装着される構成と
してもよい。
筒状に形成されており、その外周面に、門型のクリップ
の両脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げら
れるような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ
連続的に形成されていることを特徴とする気管吻合装置
用の筒状受具を提供する。
外周面に、両端と中央部が凸周縁となり、その間は凹状
湾曲周面が二つ形成されて断面W状となっており、門型
のクリップの両脚が上記外周面に押圧されると、該両脚
が互いに内側に折り曲げられて上記門型のクリップを締
着可能とすることを特徴とする気管吻合装置用の筒状受
具を提供する。
みが付けられている構成としてもよい。
装置において使用される筒状受具の実施の形態を実施例
に基づいて図面を参照して以下説明する。図1〜3は、
本発明に係る気管吻合装置の構成要素を示しており、こ
の気管吻合装置は、少なくとも、円筒状の筒状受具1と
クリップ締着器2とを備えている。さらに、本発明に係
る気管吻合装置は、好ましくは、筒状受具1とクリップ
締着器2に加えて、筒状受具1を挿通しこれを保持する
経口チューブ3を備えている。
(b)にそのA−A断面図、図1(c)にその端面を示
す側面図を夫々示す。筒状受具1は、ステンレス等の金
属材料又は硬質プラスチック材料等から円筒状に形成さ
れており、気管内に無理なく挿入できる程度の外径寸法
に形成されている。
で詳述するが、吻合すべき気管の接続部に挿入され、こ
の際、図1(d)に示すように、筒状受具1の筒孔7内
を通して経口チューブ3をその先端9から挿入し、筒状
受具1を経口チューブ3の先端部8に装着して支持して
使用する。
挿入される可撓性のプラスチック繊維線材等に結合し、
手術者が気管の外側から筒状受具1を抑え、位置決めし
ながらクリップにより吻合をするように使用してもよ
い。
周面は、両端周縁部4、4と中央周縁部5において最大
径となり、これらの間にはなだらかな凹状湾曲周面6が
形成され、その結果、外周面に、なだらかな凹状湾曲周
面6が二つ長手方向に連続的に形成され、全体的に断面
ほぼW状に形成されている。この二つの凹状湾曲周面
6、6は、図6において詳述するように、クリップの両
脚が押圧された場合に互いに、そのクリップの両脚が内
側に折り曲げられるような曲面に形成されている。
曲周面6が、長手方向に二つ形成され、断面ほぼW状に
形成されたものを示したが、凹状湾曲周面6は、少なく
とも長手方向に二つ以上形成されている必要があるが、
長手方向に三つ以上形成して、クリップの締着の際に、
その中のどの凹状湾曲周面を二つ利用するような構成と
してもよい。
周縁部4、4及び中央周縁部5(周面に形成される凸状
の部分)は、その面がいずれも丸み(いわゆるR(アー
ル))が形成されており、筒状受具1を気管内に挿入す
る場合や、気管内を移動して口腔から引き出す場合等、
気管内壁を傷つけないように配慮された構成となってい
る。
性のプラスチックやプラスチック繊維材料等から形成さ
れており、筒状受具1の筒孔7内を通過させるような外
径に形成されている。そして経口チューブ3は、その先
端9を口腔から挿入して気管内に挿入される。上記のよ
うに、経口チューブ3の先端部8に筒状受具1を装着し
た場合に、筒状受具1が先端9から抜けないように、経
口チューブ3の先端9には、適宜の弾性を有する抜け止
め用の凸部10が経口チューブ3と一体又は別体に形成
されている。この凸部10は、図1(d)に示すように
円周凸縁としてもよいし、あるいは突起形状としてもよ
い。
図1(a)において、クリップ締着器2の主な構成部品
は、クリップ締着器本体11と、この締着器本体11に
その交差部が枢着された一対のハンドル12と、ハンド
ル12の先端に枢着された一対の伸縮リンク13と、伸
縮リンク13により直動する押動杆14と、押動杆14
の先端に形成された押圧片15である。
説明する図である。図3(a)に示すように、クリップ
締着器本体11は、上下二枚の半割板16、17が、ね
じ18等の固着具で互いに一体に固着されて形成され、
全体として把持部19とヘッド部20とから成る。図3
(b)及び図3(c)は、夫々図3(a)のB−B及び
C−Cから見た図である。
を示す図であり、同図に示すような凹所21が形成され
ている。図3(c)は、下部半割板17の内側平面を示
す図であり、同図に示すような凹所22が形成されてい
る。凹所21と凹所22は、ほぼ同形であるが、凹所の
21の直線溝部23に相当する部分は、凹所22には形
成されていない。
すると、凹所21と凹所22とで、図2(a)、(b)
及び図3(a)に示すような、把持部19からヘッド部
20にかけて、その内部に空間スペース28が形成され
る。この空間スペース28内に、一対のハンドル12、
一対の伸縮リンク13、押動杆14及び押圧片15が取
り付けられる。
いに鋏み状に交差されその交差部24で下部半割板17
に対して軸25で枢着されている。一対のハンドル12
の先端に、一対の伸縮リンク13の基端が軸26で枢着
されている。一対の伸縮リンク13の先端は、互いに交
差されてその交差部で軸27で互いに枢着されている。
この一対の伸縮リンク13の先端交差部において、一対
の伸縮リンク13とともに、軸27により押動杆14が
枢着されている。
伸縮リンク13の組合わせにより、いわゆるパンタグラ
フ状の伸縮機構が構成され、押動杆14が直線的に往復
動することができる。なお、図示はしないが、軸27の
上端及び下端又はそのいずれかを、上部半割板16及び
下部半割板17又はそのいずれかに形成した直線溝内を
摺動するような構成とし、押動杆14の直線動作の安定
性を図ってもよい。
はり断面矩形状の直線溝部23内を摺動するように配設
されている。押動杆14の先端に一体又は別体で押圧片
15が形成されており、後述する門型のクリップ33の
橋絡部33”とほぼ同じ厚みで扁平状に形成されている
(図4(e)〜(g)参照。)。
おり、その内部に、直線溝部23、直線溝部23より幅
の広い幅広スペース部29、カートリッジ装着スペース
30が、互いに連通して空間スペース28の一部として
形成されている。押圧片15は、幅広スペース部29内
に配設され、気管の接続部にクリップを締着する際にカ
ートリッジ装着スペース30を通過して前方に出没す
る。
のような握り31が形成されており、一対の握り31に
は圧縮コイルばね32が弾装され、常時は一対のハンド
ル12を開く方向に付勢している。一対のハンドル12
を把持し、図2(d)に示すように、ハンドル12を閉
じるようにすると、パンタグラフ機構のように伸縮リン
ク13は前方(図中左方)移動して、押動杆14を介し
て押圧片15をカートリッジ装着スペース30から前方
へと突出させ、これによりクリップ33の締着を行うこ
とができる。
るクリップ及びそのカートリッジを説明する図である。
図4(a)に示すように、クリップ33は、ホチキスの
針と同様の両脚部33’及び橋絡部33”を有する門型
形状をしており、乳酸ポリマ等の生体吸収性の材料から
形成されている。このクリップ33は、図4(b)に示
すように、複数本積層されクリップ集合体34とされ、
ケース35に装填されてカートリッジ36として使用さ
れる。
を、図4(d)は、そのE−E断面図を示している。ケ
ース35は、プラスチックで箱状に形成され、前壁3
7、後壁38、頂壁39、底壁40、左右の側壁41と
から成り、収納部42を画成している。この収納部42
にクリップ集合体34が収納され、底壁40に付設さた
圧縮コイルスプリング43により押板44を介して上方
に付勢している。
ることのできる寸法のスリット45が形成されている。
又、前壁37の前端には、クリップ33が一本のみ、そ
して押圧片も通過することのできる寸法のスリット46
が形成されている。このケース35は、クリップ集合体
34を装填した状態で一体にプラスチックで成型しても
よいし、例えば、側壁41を後壁38と薄肉を介して開
閉自在として、クリップ集合体34を取り出し自在に装
填出来るようにしてもよい。
れており、カートリッジ34をヘッド部20のカートリ
ッジ装着スペース30内に装着するときには、カートリ
ッジ装着スペース30の内側面に形成された凹所48内
に突起47を弾力的に係入することにより、着脱可能に
装着することができる。図4(e)はカートリッジ36
をカートリッジ装着スペース30内に装着した状態の平
面図を示し、図4(f)は、そのF−F断面を示し、図
4(g)は押圧片15でクリップ33を押し出す状態を
示す要部拡大図である。
装置及び筒状受具の作用について、その使用方法ととも
に以下、説明する。本発明に係る気管吻合装置及び筒状
受具は、例えば、気管壁部に生じた癌細胞等の病巣の摘
出のために気管の一部を切除し、縫合して接続する際に
使用される。これを図5により順次説明する。
た病巣50を摘出する場合、口腔から経口チューブ3を
気管49内に挿入し、経口チューブ3を通して肺に空気
を送りながら、気管の一部51を切除する。
途用意した送気チューブ53を肺側の気管49”内に挿
入し肺に空気の供給を行う。そして、経口チューブ3
を、その先端部8が気管49の口腔側の気管49’の切
断部52近辺にくるまで、口腔から体外に引き出す。そ
して、筒状受具1の筒孔7内に経口チューブ3の先端9
を挿入して、抜け止め用の凸部10を押圧しながら、筒
状受具1をずらして経口チューブ3の先端部8に装着す
る。
部に装着することなく、口腔から挿入した可撓性のプラ
スチック繊維等で形成された線材等に取付け、気管4
9’、49”の接続部に挿入し、手術者が気管接続部に
おいて、外側から気管49’、49”と筒状受具1を抑
えならがクリップ33を締着して気管を吻合し、その後
で口腔から筒状受具1を取り出すようにしてもよい。
素早く切断された気管49’、49”の切断端を互いに
当接するように寄せ合わせ、その周面に沿って、図5
(c)に示すように複数箇所を、クリップ締着器2によ
りクリップで締着して吻合する。
断された気管49’、49”の切断端を互いに当接する
ように寄せ合わせ、手術者は、クリップ締着器2の把持
部19を片方の手で把持し、ヘッド部20を気管4
9’、49”の接続部に当接する。
イルばね32に抗して閉じると、伸縮リンク13が前方
に移動し、押動杆14を介して押圧片15が、スリット
45からケース35内に入り、一本のクリップ33をス
リット46から前方に押出し、クリップ33の両脚部3
3’を気管49’、49”の接続部を貫通して筒状受具
1の凹状湾曲状周面6に押し当てる。
状湾曲状周面6沿って互いに内側に接近するように折り
曲げられる。そして、最終的には図6(b)に示すよう
に、クリップ33により気管49’、49”の接続部が
締着されて、クリップによる吻合が行われる。
状受具1は口腔から体外に取出される。この際、経口チ
ューブ3の先端には抜け止め用凸部10が形成されてい
るから、筒状受具1は経口チューブ3の先端から抜ける
ようなことはない。なお、クリップによる吻合が仮吻合
として行う場合は、すでに気管49’、49”はクリッ
プ33で仮吻合されており外気が吸入できる状態である
から、本吻合として、糸による縫合をゆっくり行うこと
ができる。
置に使用される筒状受具の実施の形態を実施例に基づい
て説明したが、本発明はこのような実施例に限られるも
のではなく、特許請求の範囲記載の技術的事項の範囲内
でいろいろな実施例が考えられることは言うまでもな
い。
な構成でなくても、いわゆるホチキスタイプ、即ち、ク
リップ装填部分と押圧ハンドル部とが夫々の基端で互い
に枢着され、ハンドルを操作してその押圧片をクリップ
装填部分に押しつけてクリップを締着するタイプのもの
であっても良い。
要求される気管関連手術に利用される気管吻合装置及び
筒状受具について説明したが、本発明におけるクリップ
締着器と筒状受具から成る吻合装置は、筒状受具を生体
吸収材料を利用して形成すれば、経口チューブを利用し
て筒状受具を取り出す必要がなくなるから、例えば、腸
の一部摘出手術後の吻合手術等にも利用できる。
合装置及び該装置に使用される筒状受具によれば、従来
の糸及び針を使用した縫合に比べると、熟練技巧を要す
ることなく、きわめて簡単な操作で、スピーディーな気
管吻合又は糸による本縫合前の仮吻合をすることが可能
となる。
の筒状受具自体は、きわめて簡単な構造であるから、低
コストで製造が可能である。
状受具は、その外表面の凸状の部分は丸みを帯びるよう
に形成されているから気管内壁を傷つけるようなことが
なく、又経口チューブの先端には抜け止め用の凸部が形
成されているから、筒状金具が抜けるようなことがな
く、安全である。
図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のA
−A断面図であり、(c)は(b)の側面図であり、
(d)は経口チューブを夫々示す図である。
示す図であり、(a)、(d)は上部半割板と、ハンド
ル、伸縮リンク、押動杆及び押圧片を示す図であり、
(b)はB−B断面図であり、(c)はクリップ締着具
の側面図である。
体の側面図を示し、(a)は側面図であり、(b)は上
部半割板を示し、(c)は下部半割板を示す図である。
クリップ及びそのカートリッジを説明する図であり、
(a)はクリップ、(b)はクリップ集合体、(c)、
(d)はクリップカートリッジの正面図、E−E断面
図、(e)はクリップ締着器のヘッドにクリップカート
リッジを装着した平面図を示し、(f)はそのF−F断
面を示し、(g)は押圧片でクリップを押し出す状態を
示す図である。
及び作用を説明する図であり、(a)は気管の病巣の切
断箇所及び経口チューブの挿入状態を示す図であり、
(b)は気管の切断状態を示す図であり、(c)は気管
接続部の縫合状態を示す図である。
及び作用を説明する図であり、(a)は気管の接続部に
クリップを当接した状態を示し、(b)は締着した状態
を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 円筒状の筒状受具とクリップ締着器と
を備えた気管吻合装置であって、 上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両
脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられる
ような、凹状湾曲周面が長手方向に少なくとも二つ連続
的に形成されており、 上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとと
もに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対し
て気管壁を貫通して押圧しながら締着する押圧片を有す
ることを特徴とする気管吻合装置。 - 【請求項2】 円筒状の筒状受具と、筒状受具を挿通
して該筒状受け具をその先端部に保持する可撓性の経口
チューブと、クリップ締着器とを備えた気管吻合装置で
あって、 上記筒状受具は、その外周面には、門型のクリップの両
脚が押圧されると該両脚が互いに内側に折り曲げられる
ような凹状湾曲周面が、長手方向に少なくとも二つ連続
的に形成されており、 上記経口チューブは、その先端に、上記筒状受具の抜け
止め用の凸部が形成されており、 上記クリップ締着器は、上記クリップが装着されるとと
もに、該クリップを上記筒状受具の凹状湾曲周面に対し
て気管壁を貫通して押圧しならが締着する押圧片を有す
ることを特徴とする気管吻合装置。 - 【請求項3】 上記クリップ締着器は、把持可能なク
リップ締着器本体と、 該クリップ締着器本体に枢着された一対のハンドルによ
り伸縮する伸縮リンクと、 上記一対の伸縮リンクが互いに枢着された先端交差部
に、基端が枢着された押動杆と、 該押動杆の先端に付設された上記押圧片とを有すること
を特徴とする請求項1又は2記載の気管吻合装置。 - 【請求項4】 上記クリップが複数片積み重ねられク
リップ集合体とされ、該クリップ集合体がケース内に収
納されてカートリッジが構成されており、 上記カートリッジは、上記クリップ締着器に着脱自在に
装着されることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
気管吻合装置。 - 【請求項5】 円筒状に形成されており、その外周面
に、門型のクリップの両脚が押圧されると該両脚が互い
に内側に折り曲げられるような凹状湾曲周面が、長手方
向に少なくとも二つ連続的に形成されていることを特徴
とする気管吻合装置用の筒状受具。 - 【請求項6】 外周面に、両端と中央部が凸周縁とな
り、その間は凹状湾曲周面が二つ形成されて断面W状と
なっており、 門型のクリップの両脚が上記外周面に押圧されると、該
両脚が互いに内側に折り曲げられて上記門型のクリップ
を締着可能とすることを特徴とする気管吻合装置用の筒
状受具。 - 【請求項7】 上記外周面に形成される凸状の部分
は、丸みが付けられていることを特徴とする請求項5又
は6記載の気管吻合装置用の筒状受具。
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