JP4175289B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4175289B2
JP4175289B2 JP2004132731A JP2004132731A JP4175289B2 JP 4175289 B2 JP4175289 B2 JP 4175289B2 JP 2004132731 A JP2004132731 A JP 2004132731A JP 2004132731 A JP2004132731 A JP 2004132731A JP 4175289 B2 JP4175289 B2 JP 4175289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact piece
ground contact
conductive member
tray
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004132731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005317091A (ja
Inventor
信一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004132731A priority Critical patent/JP4175289B2/ja
Publication of JP2005317091A publication Critical patent/JP2005317091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175289B2 publication Critical patent/JP4175289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、光ディスク装置、特に、固定側部材としての配線基板に取り付けられたアース接片が導電部材に接触することによって、配線基板の電荷をアース接片を経て導電部材に逃がすというアース接続が行われるように構成されている光ディスク装置に関する。
従来、光ディスク装置において、ディスクトレイに取り付けられた底板部材に突起部を具備させ、ディスクトレイが装置本体内を移動するときにその突起部が外装部材である下ケースの内面に対して摺動するように構成してアース経路を確保する技術が提案されていた(たとえば特許文献1参照)。また、情報処理装置において、装置筐体に対して移動する移動部にイジェクトスライダーを取り付け、移動部が移動するときにばね付勢されたイジェクトスライダーが装置筐体の導電性の底板に常時弾接するように構成して移動部のアースを行うという技術も提案されていた(たとえば特許文献2参照)。さらに、ディスク再生装置において、ディスク搭載テーブルの両側面に板ばね部材を支持させておくのに対して、筐体の両内壁面にロック部材を取り付けておき、ディスク搭載テーブルが排出位置に達したときに、板ばね部材の係合突起がロック部材によりロックされ、かつ、その係合突起が筐体の内壁面と接触して筐体とディスク搭載テーブルとのアース接続が行われるようにする技術も提案されていた(たとえば特許文献3参照)。
一方、本願発明者は、光ディスク装置において図4に示したアース接続構造を採用することを試みた。このものは、アース接片1を用いて固定側部材2としての配線基板を導電部材3にアース接続することを内容としている。具体的には、アース接片1はばね板材により形成されていて、その基端部の取付片部12が固定側部材2としての配線基板にビスなどの止具4を用いて固着され、その先端部に曲成された接点部13が、筐体の壁部を構成している金属板でなる導電部材3に弾接している。このアース接続構造を採用することによって、配線基板の電荷がアース接片1を経て金属板でなる導電部材3に逃がされるので、静電気などによって配線基板に搭載されている電気電子部品が損傷を受けたり静電破壊されたりすることが防止される。そして、そのような作用は、光ディスク装置のディスクトレイがオープン位置にあるかクローズ位置にあるかに関係なく常時発揮され、また、クローズ位置のディスクトレイからディスクを受け取ってチャッキングするディスクチャッキング機構が動作中であるか否か、ディスクチャッキング機構に保持されて回転するディスクの記録面を走査する光ピックアップが動作中であるか否か、ということに係わりなく常時発揮される。
特開2002−56646号公報 特開平10−208460号公報 特開平6−302080号公報
しかしながら、図4に示したアース接続構造では、アース接片1の接点部13が常時弾接している金属板でなる導電部材3の表面に経時変化による酸化皮膜が形成されたり、その導電部材3の表面に汚れが付着したりして、アース接片1と導電部材3との電気的接触安定性や電気的接続信頼性が損なわれることがあった。そのため、図4で説明したアース接続構造を光ディスク装置に適用する場合には、アース接片1の接点部13と導電部材3との電気的接触安定性や電気的接続信頼性を高めて上記した静電破壊抑制作用などを長期に亘って良好に発揮させ得るような対策を講じる必要が生じた。
この点に関し、特許文献1や特許文献2によって提案されている技術は、ディスクトレイ側に突起部を設けたり移動部にイジェクトスライダを設けたりすることによって、ディスクトレイや移動部の移動によって突起部やイジェクトスライダをその相手方部材である下ケースや装置筐体の底板と摺動させるというものであるので、下ケースや装置筐体の底板に酸化皮膜が発生したり汚れが付着したりしたとしても、突起部やイジェクトスライダが酸化皮膜や汚れを削り取って良好な電気的接続状態が保たれるという利点を持っている
また、特許文献3には、ディスク搭載テーブルのオープン時、すなわち、ディスク搭載テーブルが筐体から引き出されているときに板ばね部材の係合突起が筐体の内壁面と接触して筐体とディスク搭載テーブルとのアース接続が行われるようになっている
そこで、本願発明者は、鋭意研究を重ね、図4で説明したようなアース接続構造を採用する光ディスク装置では、ディスクトレイがオープン位置とクローズ位置との間で頻繁に移動される部材であることと、アース接片の接点部を変位させることによってその接点部で導電部材を擦らせるようにすると、導電部材の表面に発生した酸化皮膜や汚れが除去されてその表面がクリーニングされ、両者の接触安定性や電気的接続信頼性を向上させることができるであろうということとに着目して本発明を完成するに至った。
したがって、本発明は、オープン位置とクローズ位置との間で頻繁に移動されるディスクトレイの動作を利用して配線基板に取り付けられているアース接片を変位させ得るような対策を講じることによって、図4で説明したようなアース接続構造を採用する光ディスク装置についての静電破壊抑制作用を長期に亘って良好に発揮させるようにすることを目的としている。
また、本発明は、部品点数を増やす必要がないにもかかわらず、アース接片と導電部材との接触安定性や電気的接続信頼性を向上させることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ディスク装置は、べースフレームに取り付けられてオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動されるディスクトレイと、動作制御回路を備えた配線基板と、この配線基板を収容する筐体に具備された金属板でなる導電部材と、ばね板材でなるアース接片と、を備え、上記アース接片は、その基端部の取付片部が上記配線基板に固着され、かつ、その先端部に曲成された接点部が上記導電部材に弾接されていて、上記配線基板の電荷がこのアース接片を経て上記導電部材に逃がされるようになっていると共に、上記ディスクトレイの前後の移動が、当該ディスクトレイに具備された前後に延びる突条に、べースフレーム側の複数箇所に設けられた係止爪を摺動自在に係合させることによって案内されるようになっている光ディスク装置において、上記ディスクトレイの前後方向の移動経路の側部に上記アース接片が配備されていて、上記ディスクトレイがオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動する途中で、そのディスクトレイの側部と上記アース接片に具備された山形断面の摺動部とが、上記前後方向に直交する方向での押合い状態で擦れ合い、かつ、それら両者の擦れ合いに伴って生起される上記アース接片の振動による変位によってそのアース接片の接点部が上記導電部材に弾接したまま擦れ合うようになっている。
この構成であれば、アース接片がオープン位置とクローズ位置との間で前後に頻繁に移動するディスクトレイの動作を通じて変位して導電部材と擦れ合うので、導電部材の表面に発生した酸化皮膜や汚れをアース接片が削り落とすという作用(セルフクリーニング作用という)が行われる。そのために、アース接片を介しての配線基板と導電部材との電気的接触安定性や電気的接続信頼性が長期に亘って保たれる。
しかも、アース接片を変位させる手段として、前後に移動するディスクトレイの側部をそのアース接片に当接させるという手段を採用しているため、特別な部品を余分に設ける必要がない
この発明では、ディスクトレイがオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動する途中で、そのディスクトレイの側部とアース接片に具備された山形断面の摺動部とが上記前後方向に直交する方向、言い換えると左右方向の押合い状態で擦れ合うという構成を採用していることにより、ディスクトレイの前後の移動時のがたつきがばね板材でなるアース接片の弾性により抑制されるという作用が発揮される。また、この作用を発揮させるためのアース接片の弾性にはそれほど大きい値が要求されないので、アース接片を介しての固定側部材と導電部材との接触安定性や電気的接続信頼性が長期に亘って保たれるという作用と共に、ディスクトレイの動作安定性が向上するという作用も発揮される。
本発明に係る他の光ディスク装置は、べースフレームに取り付けられてオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動されるディスクトレイと、動作制御回路を備えた配線基板と、この配線基板を収容する筐体に具備された金属板でなる導電部材と、ばね板材でなるアース接片と、を備え、上記アース接片は、その基端部の取付片部が上記配線基板に固着され、かつ、その先端部に曲成された接点部が上記導電部材に弾接されていて、上記配線基板の電荷がこのアース接片を経て上記導電部材に逃がされるようになっていると共に、上記ディスクトレイの前後の移動が、当該ディスクトレイに具備された前後に延びる突条に、べースフレーム側の複数箇所に設けられた係止爪を摺動自在に係合させることによって案内されるようになっている光ディスク装置において、上記アース接片は、オープン位置からクローズ位置に向けて移動してきた上記ディスクトレイがクローズ位置に達する直前でそのディスクトレイの後端上縁のコーナに当接し、かつ、クローズ位置に達した上記ディスクトレイの後端上縁のコーナにより後方へ押し込まれる箇所に配備されていて、上記ディスクトレイの後端上縁のコーナによって上記アース接片が後方へ撓みながら押し込まれるときに、そのアース接片の接点部が上記導電部材の表面と擦れ合ったまま後方へ変位するようになっている。
これによれば、アース接片にディスクトレイが当接することによってディスクトレイに負荷が加わるのは、ディスクトレイがそのクローズ位置に到達したときだけに限定されるので、ディスクトレイの動作安定性がアース接片との当接によって損なわれるという事態の起こる余地がない。
以上のように、本発明に係る光ディスク装置では、そのアース接続構造が、オープン位置とクローズ位置との間で頻繁に移動されるディスクトレイの動作を利用して配線基板に取り付けられているアース接片を変位させ得るように構成されているので、図4で説明したようなアース接続構造を採用する光ディスク装置についての静電破壊抑制作用が長期に亘って良好に発揮されるようになる。また、部品点数を増やさずにアース接片と導電部材との接触安定性や電気的接続信頼性が向上し、併せて、ディスクトレイの動作安定性をも向上するという利点もある。
図1は本発明に係る光ディスク装置の要部構成を説明的に示した平面図、図2(A)は当該光ディスク装置に採用したアース接続構造の動作説明図、同(B)は他の状態での動作説明図、同(C)は同(A)の要部の拡大図、図3(A)は当該光ディスク装置に採用した他の事例によるアース接続構造の動作説明図、同(B)は他の状態での動作説明図、同(C)は同(B)の要部を拡大して示した横断平面図である。
図1において、10はベースフレームで、このベースフレーム10にディスクトレイ20が矢印Yで示した前後方向に移動可能に取り付けられている。ディスクトレイ20の前後移動は、ディスクトレイ20に具備された前後に延びる突条21に、ベースフレーム10側に設けられた係止爪15を前後左右の複数箇所で摺動自在に係合させていることによって案内される。また、ディスクトレイ20の前方への移動限がそのオープン位置に規制されているのに対し、ディスクトレイ20の後方への移動限がそのクローズ位置に規制されている。そして、ディスクトレイ20の裏面に一体に具備された前後方向に延びるラック22とベースフレーム10側に設置されたモータ(不図示)によって回転駆動されるピニオン16との噛合いによって、ディスクトレイ20がオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動される。
ディスクトレイ20のクローズ位置は比較的高精度に定められていて、ディスクトレイ20がクローズ位置に達しているときには、図示していないディスクチャッキング機構が、ディスクトレイ20によって搬入されたディスクをディスクトレイ20から受け取ってチャッキングする。また、ディスクチャッキング機構には、図示していないターンテーブルが含まれていて、ディスクチャッキング機構によってチャッキングされたディスクがターンテーブルと共に回転し、そのような回転中のディスクの記録面を図示していない光ピックアップで光学的に走査させることによって記録又は再生が行われる。
図2に示したように、アース接片1は細長いばね板材で製作されていて、その基端部の取付片部12が固定側部材2にビスなどの止具4を用いて固着され、その先端部に曲成された接点部13が金属板でなる導電部材3に弾接していると共に、そのアース接片1自体は、前上がり姿勢に配備されている。また、アース接片1の配備箇所は、ディスクトレイ20がクローズ位置に達したときに、そのディスクトレイ20の後端上縁のコーナ23がアース接片1に当接してその接点部13を後方へわずかに変位させることのできる箇所に定められている。この場合の接点部13の後方への変位幅H1はきわめてわずかでよく、1mmより小さい幅であってもよい。
この実施形態において、固定側部材2には配線基板Pが選ばれ、導電部材3には、図1で説明したベースフレーム10などを収容している筐体の壁部を構成している金属板が選ばれている。そのため、このアース接続構造によれば、配線基板Pの電荷がアース接片1を経て筐体の壁部を構成している導電部材3に逃がされることになって、配線基板に搭載されている電気電子部品の静電破壊などのトラブルや制御系統へのノイズの侵入などが防止される。
以上のように構成されたアース接続構造を採用した光ディスク装置において、ディスクトレイ20がオープン位置から図1や図2(A)に示したクローズ位置まで矢印Y1のように移動してくると、ディスクトレイ20がクローズ位置に達する直前でアース接片1に当接し、クローズ位置に達したときには、ディスクトレイ20がアース接片1を撓ませながら後方へわずかに押し込んでその押込み位置を保持するので、それに伴ってアース接片1の接点部13が図2(C)に実線で示した初期位置から図2(C)の仮想線のように後方へ変位して変位後の位置に保持される。この場合、アース接片1の接点部13は、導電部材3の表面と擦れ合ったまま後方へ変位するので、導電部材3の表面に酸化皮膜が形成されているときにはその酸化皮膜が接点部13によって削り取られ、導電部材3の表面が汚れているときにはその汚れが接点部13によって削り取られるというセルフクリーニング作用が発揮される。その結果、ディスクトレイ20がクローズ位置に達してアース接続の安定性や信頼性が最も要求されている光ディスク装置の動作時に、アース接片1の接点部12が必ず導電部材3のクリーンな表面に弾接して配線基板Pなどの電荷が確実に逃がされ、それによって安定したディスクの再生又は記録が行われるようになる。
図2(B)の矢印Y2のように、ディスクトレイ20がクローズ位置からオープン位置に向けて移動されると、ディスクトレイ20がアース接片1から離れるので、アース接片20がその弾性復帰力により元の形状に復帰し、接点部12が導電部材3の表面と擦れ合いながら初期位置に復帰する。このときにも、導電部材3の表面が接点部12と擦れてセルフクリーニングが行われる。
この実施形態では、アース接片1にディスクトレイ20が当接することによってディスクトレイ20に負荷が加わるのは、ディスクトレイ20がそのクローズ位置に到達したときだけに限定されているので、ディスクトレイ20の動作安定性がアース接片1との当接によって損なわれるという事態は起こり得ない。
また、この実施形態では、ディスクトレイ20の後端上縁のコーナ23をアース接片1に当接させるようにしてあるので、ディスクトレイ20の形状を変更することなく、アース接片1にディスクトレイ20を当接させることができるようになる
以上説明した実施形態は、ディスクトレイ20がクローズ位置に到達するときに、そのディスクトレイ20でアース接片1を後方へ押し込んで変位させるという構成を採用しているけれども、これ以外の構成によっても、ディスクトレイ20の動作を利用してアース接片1を変位させることが可能である。図3はそのような他の事例を示している。
図3の事例では、ディスクトレイ20の前後の移動経路の側部にばね板材でなるアース接片1が配備されていて、ディスクトレイ20がオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動する途中で、そのディスクトレイ20とアース接片1とが上記前後方向に直交する方向で擦れ合い、その擦れ合いに伴って生起されるアース接片1の変位により接点部13が図3(B)の矢印Xのように微細に振動して変位し、それによって導電部材3と擦れ合うようになっている。この構成であると、オープン位置でディスクが載架されたディスクトレイ20をクローズ位置に移動させるとき、及び、クローズ位置からディスクトレイ20をオープン位置に引き出してディスクの交換などを行うときにアース接片1の接点部13が導電部材3と擦れ合う。そのため、導電部材3の表面に酸化皮膜が形成されているときにはその酸化皮膜が接点部13によって削り取られ、導電部材3の表面が汚れているときにはその汚れが接点部13によって削り取られる。その結果、ディスクトレイ20がクローズ位置に達してアース接続の安定性や信頼性が最も要求されている光ディスク装置の動作時に、アース接片1の接点部12が必ず導電部材3のクリーンな表面に弾接して配線基板Pなどの電荷が確実に逃がされ、それによって安定したディスクの再生又は記録が行われるようになる。
この実施形態の構成を採用する場合、図1に符号イで示したベースフレーム10の前端部に相応する箇所にアース接片1を配備することにより、ディスクトレイ20が前後に移動するときにはディスクトレイ20にアース接片1が常時擦れ合うように構成することも、あるいは、図1に符号ロで示したベースフレーム10の後端部に相応する箇所にアース接片1を配備することにより、ディスクトレイ20がクローズ位置に達する直前の段階だけでディスクトレイ20がアース接片1に擦れ合うようにも構成することができる。前者の場合は、アース接片1がディスクトレイ20と常時擦れ合うので、ディスクトレイ20の前後の移動中は常に接点部13が導電部材3と擦れ合ってその接触箇所を頻繁にクリーニングする。これに対し、後者の場合には、ディスクトレイ20がクローズ位置に達するときだけ接点部13が導電部材3と擦れ合ってその接触箇所をクリーニングする。したがって、いずれの場合も、ディスクトレイ20がクローズ位置に達したときに、ディスクトレイ20によってアース接片1が押されたままになってその接点部13が導電部材3に電気的に確実に接触した状態を保つ。
また、この実施形態では、アース接片1のディスクトレイ20との摺動部15を図3(C)のように山形断面(たとえば円弧状断面)に成形してある。そのため、ディスクトレイ20が合成樹脂成形体で製作されていても、そのディスクトレイ20がアース接片1との摺動によって削れるという事態が起こらない。
さらに、この実施形態では、ディスクトレイ20の側部25にアース接片1が弾接するようになっている。そのため、ディスクトレイ20とアース接片1とが擦れ合っているときには、ディスクトレイ20とアース接片1の摺動部15とが左右方向(上記前後方向に直交する方向)で押合い状態となってディスクトレイ20の移動時のがたつきがアース接片1の弾性によって抑制され、そのことがディスクトレイ20の動作安定性を高めることに役立っている。この場合でも、アース接片1の弾性を小さく抑えておくことにより、ディスクトレイ20にその動作安定性を損なうような負荷が発生することが防止される。
本発明に係る光ディスク装置の要部構成を説明的に示した平面図である。 (A)は当該光ディスク装置に採用したアース接続構造の動作説明図、(B)は他の状態での動作説明図、(C)は(A)の要部の拡大図である。 (A)は当該光ディスク装置に採用した他の事例によるアース接続構造の動作説明図、(B)は他の状態での動作説明図、(C)は(B)の要部を拡大して示した横断平面図である。 比較例としてのアース接続構造の説明図である。
符号の説明
1 アース接片
3 導電部材
12 取付片部
13 接点部
15 摺動部
20 ディスクトレイ
23 ディスクトレイの後端上縁のコーナ
25 ディスクトレイの側部
P 配線基板

Claims (2)

  1. べースフレームに取り付けられてオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動されるディスクトレイと、動作制御回路を備えた配線基板と、この配線基板を収容する筐体に具備された金属板でなる導電部材と、ばね板材でなるアース接片と、を備え、
    上記アース接片は、その基端部の取付片部が上記配線基板に固着され、かつ、その先端部に曲成された接点部が上記導電部材に弾接されていて、上記配線基板の電荷がこのアース接片を経て上記導電部材に逃がされるようになっていると共に、上記ディスクトレイの前後の移動が、当該ディスクトレイに具備された前後に延びる突条に、べースフレーム側の複数箇所に設けられた係止爪を摺動自在に係合させることによって案内されるようになっている光ディスク装置において、
    上記ディスクトレイの前後方向の移動経路の側部に上記アース接片が配備されていて、上記ディスクトレイがオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動する途中で、そのディスクトレイの側部と上記アース接片に具備された山形断面の摺動部とが、上記前後方向に直交する方向での押合い状態で擦れ合い、かつ、それら両者の擦れ合いに伴って生起される上記アース接片の振動による変位によってそのアース接片の接点部が上記導電部材に弾接したまま擦れ合うようになっていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. べースフレームに取り付けられてオープン位置とクローズ位置との間で前後に移動されるディスクトレイと、動作制御回路を備えた配線基板と、この配線基板を収容する筐体に具備された金属板でなる導電部材と、ばね板材でなるアース接片と、を備え、
    上記アース接片は、その基端部の取付片部が上記配線基板に固着され、かつ、その先端部に曲成された接点部が上記導電部材に弾接されていて、上記配線基板の電荷がこのアース接片を経て上記導電部材に逃がされるようになっていると共に、上記ディスクトレイの前後の移動が、当該ディスクトレイに具備された前後に延びる突条に、べースフレーム側の複数箇所に設けられた係止爪を摺動自在に係合させることによって案内されるようになっている光ディスク装置において、
    上記アース接片は、オープン位置からクローズ位置に向けて移動してきた上記ディスクトレイがクローズ位置に達する直前でそのディスクトレイの後端上縁のコーナに当接し、かつ、クローズ位置に達した上記ディスクトレイの後端上縁のコーナにより後方へ押し込まれる箇所に配備されていて、上記ディスクトレイの後端上縁のコーナによって上記アース接片が後方へ撓みながら押し込まれるときに、そのアース接片の接点部が上記導電部材の表面と擦れ合ったまま後方へ変位するようになっていることを特徴とする光ディスク装置。
JP2004132731A 2004-04-28 2004-04-28 光ディスク装置 Expired - Fee Related JP4175289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132731A JP4175289B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004132731A JP4175289B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005317091A JP2005317091A (ja) 2005-11-10
JP4175289B2 true JP4175289B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=35444350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004132731A Expired - Fee Related JP4175289B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175289B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005317091A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7716693B2 (en) Optical disc drive with static electricity
JPWO2003017279A1 (ja) ディスク駆動装置
JP2004310821A (ja) 磁気ディスク装置およびこれが装着される電子機器
JP4175289B2 (ja) 光ディスク装置
US7684156B2 (en) Disk drive apparatus
US7428740B2 (en) Recording medium drive apparatus and electronic equipment including the recording medium drive apparatus
JP4245042B2 (ja) トレイイジェクト機構、メディアドライブ装置
JP5013299B2 (ja) カードコネクタ
JP4285327B2 (ja) ディスク装置
KR100750095B1 (ko) 디스크 카트리지 및 디스크 기록재생장치
US8352973B2 (en) Disk and discharge slider apparatus
JP4257606B2 (ja) ディスク装置
US7421719B2 (en) Disc recording/reproducing apparatus
JPH06176554A (ja) ディスクカートリッジ挿入部開閉装置
JP2008198278A (ja) ディスク装置
JP4453609B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2003178842A (ja) コネクタ装置
JP2003178839A (ja) 挿入検出スイッチ及びこれを有するコネクタ装置
KR100842988B1 (ko) 광디스크 장치 및 그것에 사용하는 가요성 케이블
JP2003178843A (ja) 接続装置及びこれを有するコネクタ装置
US20050060726A1 (en) Disk drive
JP2008226303A (ja) 光ディスク装置
JP2007026508A (ja) 光ディスク装置
JP2003288731A (ja) レンズクリーナおよび該レンズクリーナが使用されるディスクプレイヤ
JPH0559774U (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees