JP4174002B2 - 販売端末装置及び商品購買システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末を使って商品又はサービスを購入する購入システムに関し、特に、それに用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末からインターネット等の通信ネットワークを経由して商品を購入するシステムが普及している。商品がソフトウエアである場合には、通信ネットワークを介して自己の携帯端末にダウンロードし、商品がハードウエアである場合には、郵送等によって入手する。料金の支払いは、通信キャリアが代行したり、クレジットカードを使用する。
【0003】
携帯端末には、通信機能以外に、カメラ機能、二次元コード読み取り機能等の様々な機能が設けられたものがある。携帯端末のこれらの機能を利用して、商品又はサービスを購入することが可能である。
【特許文献1】
特開2002−271281号公報
【特許文献2】
特開2001−148037号公報
【特許文献3】
特開2002−183769号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
携帯端末の二次元コード読み取り機能を使って商品を購入する場合、キー操作をする必要がなく便利であるが、安全上の問題がある。使用者が、料金を支払っても、確実に商品を入手することができるとは限らない。
【0005】
本発明の目的は、携帯端末を使用して、安全に且つ確実に、商品又はサービスを購入することができるシステムを提供することにある。
本発明の目的は、携帯端末を使用して、使用者が商品又はサービスを入手するとき、安全に且つ確実に、取引を行うことができるシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、販売端末装置は、使用者が商品を選択するための入力部と、上記使用者が選択した商品に関する商品交換情報から符号化情報を生成する符号化情報生成部と、該符号化情報から二次元コードを作成する二次元コード作成部と、該二次元コードを表示する表示部と、使用者の入金情報を確認する入金確認部と、を有し、上記表示部は、上記入金確認部が使用者の入金情報を確認したとき、上記使用者が入力した商品に関する商品交換情報を表す二次元コードを表示することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1を参照して、本発明による携帯端末30の例を説明する。本例の携帯端末30は二次元コード読み取り機能を有する。本例の携帯端末30の背面にはデジタルカメラ310が設けられている。デジタルカメラ310は二次元コードが読み取り機能に接続されている。
【0008】
携帯端末30には、携帯電話の他に、PDA(Personal Digital Assistants)、モバイルコンピュータ、ビデオカメラ等の家電製品、玩具、ゲーム機等のアミューズメント製品が含まれる。
【0009】
図2を参照して、本発明による販売端末40の例を説明する。本例の販売端末40は表示部42と入力部44と入金口450を有する。使用者がこの販売端末40を介して商品を購入する方法の概略を説明する。先ず、販売端末40の表示部42には、商品情報が表示される。商品情報には、商品の名称、番号、価格、支払い方法、配送方法、等が含まれる。使用者は、表示部42に表示された商品リストより購入する商品を選択し、入金口450に現金を投入する。代金に相当する金銭を投入すると、販売端末40の表示部42には、第1の二次元コード10が表示される。使用者は、携帯端末30によって、第1の二次元コード10を読み取る。次に、第1の二次元コード10は消え、販売端末40の表示部42には、第2の二次元コードが表示される。使用者は、携帯端末30によって、第2の二次元コードを読み取る。携帯端末30は、読み取った2つの二次元コードを解読し、商品交換情報を生成する。
【0010】
使用者は、この商品交換情報を使用して、購入した商品を入手することができる。例えば、商品交換情報を、デパート、スーパーマーケット、量販店、小売店、コンビニエンスストア等にて提示することによって、購入した商品を入手することができる。商品交換情報の提示方法として、商品交換情報を携帯端末30の表示部に表示してよい。サービスを購入した場合も同様である。例えば、レストランにて食事をする場合、予め入手した商品交換情報を携帯端末30の表示部にて表示し、それを提示することによって、料金を支払うことなしにサービスを利用することができる。
【0011】
使用者がインターネットを介してソフトウエア等のコンテンツを購入する場合には、使用者は、端末より、商品交換情報を送信することによって、コンテンツ提供者より、ダウンロードの許可が得られる。ダウンロードの許可が得られたら、ソフトウエアをダウンロードすることができる。
【0012】
商品交換情報は、使用者が代金の支払いの見返りとして販売端末40から得たものであり、領収書又は商品交換券と同様な機能を有する。しかしながら、商品交換情報は、代金の支払った者を特定する使用者識別情報を含まない。従って、第三者が、商品交換情報を入手すると、代金を支払った使用者に代わって、商品を入手することができる。いわゆるなりすましが可能である。
【0013】
しかしながら、本例では、販売端末40の表示部42には2つの二次元コードが異なる時間に表示され、使用者は、この2つの二次元コードより商品交換情報を生成する。従って、第三者が、なりすましの目的で商品交換情報を入手することは困難である。
【0014】
図3を参照して本発明による携帯端末30の例を説明する。本例の携帯端末30は、二次元コードを読み取る二次元コード読み取り部31、メニューや操作結果等を表示する表示部32、読み取った二次元コードを解読してデジタル情報である符号化情報を取り出す二次元コード解読部33、使用者の命令を入力する入力部34、符号化情報より商品交換情報を抽出する商品交換情報抽出部35、携帯端末30の各部を集中的に制御及び監視するCPU(中央演算装置)36、プログラム等を格納する記憶装置であるROM(読み出し専用メモリ)37、各種処理中のデータ等を格納する記憶装置であるRAM(ランダムアクセスメモリ)38及び他の端末と通信する通信部39を有する。
【0015】
二次元コード読み取り部31は、デジタルカメラ310に接続され、デジタルカメラ310からの画像信号を入力する。尚、デジタルカメラ310の代わりに、イメージスキャナに接続されてもよい。
【0016】
図4を参照して本発明による販売端末40の構成例を説明する。本例の販売端末40は、デジタル情報である符号化情報から二次元コードを作成する二次元コード作成部41、作成された二次元コードを表示する表示部42、商品交換情報から符号化情報を生成する符号化情報生成部43、使用者の命令を入力する入力部44、入金口450へ投入された現金を確認する入金確認部45、販売端末40の各部を集中的に制御及び監視するCPU(中央演算装置)46、プログラム等を格納する記憶装置であるROM(読み出し専用メモリ)47、各種処理中のデータ等を格納する記憶装置であるRAM(ランダムアクセスメモリ)48及び他の端末と通信するための通信部49を有する。
【0017】
入力部44は、図2に示したように、ボタンを押して命令を入力するボタン入力方式であってよいが、使用者の命令を入力することができるものであれば形式はどのようなものであってもよく、表示部42に表示された画面の項目にタッチすることによって命令を入力するタッチパネル入力方式でもよい。
【0018】
図5を参照して販売端末40における動作を説明する。先ず、ステップS51にて、販売端末40の表示部42は、商品リスト及び価格を含む商品情報を表示する。販売端末40が扱う商品は、商品、レンタル用品、通信ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされるソフトウエア、オンデマンドによる映像、所定のホテル又はレストランのサービス、公共料金の支払い、授業料の支払い、チケットの購買等の有料の物品又はサービスである。しかしながら、無料の物品又はサービスを取り扱うこともできる。商品を提供する者は、通信販売業者、デパート、スーパーマーケット、量販店、小売店、コンビニエンスストア等であってよく、販売端末40の利用を契約している業者であればよい。
【0019】
商品情報はROM47やRAM48、または、販売端末40の内部又は外部に設けられた記憶装置に予め記憶されている。商品のリストが既に知られていて表示する必要がない場合はこのステップS51は省略されてよい。
【0020】
ステップS52にて、使用者は入力部44を介して商品を選択する。選択された商品情報はRAM48等の記憶装置へ保存される。使用者が購入する商品が既に決まっている場合には、その旨を入力部44を介して入力する。扱っている商品が1つで商品を選択する必要がない場合はこのステップS52は省略されてよい。
【0021】
ステップS53にて、入金確認部45は、入金口450へ入金された現金を確認する。入金確認部45は、使用者が選択した商品の価格の入金を確認すると、次のステップへ進む。必要な場合には釣銭を支払うこともできる。ただし、支払い方法は、クレジットカードのように現金以外であってよい。また、商品が無料の場合のように、支払いが不要な場合には、このステップS53は省略されてよい。
【0022】
ステップS54にて、符号化情報生成部43は、ステップS52にて、使用者が選択した商品の商品交換情報及び他の必要な情報を暗号化して複数の符号化情報を生成する。本例では、2つの符号化情報、即ち、第1及び第2の符号化情報を生成する。符号化情報を生成する方法の例は、後に説明する。
【0023】
ステップS55にて、二次元コード作成部41は、ステップS54にて生成した第1の符号化情報から第1の二次元コードを生成し、第2の符号化情報から第2の二次元コードを作成する。二次元コードの作成方法は二次元コードの規格に従う。
【0024】
ステップS56にて、ステップS55で作成された二次元コードのうち、未表示の二次元コードがあるかないかを判断する。未表示の二次元コードがあるならステップS57に進み、未表示の二次元コードがなければ、本例の処理を終了する。一回目のステップS56では、第1及び第2の二次元コードは未表示であるからステップS57へ進む。
【0025】
ステップS57にて、先ず第1の二次元コードを表示部42にて表示する。ただし、先に第2の二次元コードを表示してもよい。
【0026】
ステップS58にて、入力部44は、使用者から、携帯端末30によって第1の二次元コードを読み取ったことを示す信号を入力する。ただし、読み取ったことを示す信号の入力方法は限定しない。また、ある時間待っても使用者からの入力がない場合には、自動的に次のステップへ進んでもよい。このステップが終わると再びステップS56に戻る。
【0027】
2回目のステップS56では、第2の二次元コードが未表示であるから、ステップS57とステップS58へ進み、再びステップS56に戻る。
3回目のステップS56では、未表示の二次元コードがないから、本例の処理を終了する。こうして本例では、表示部42にて、2つの異なる二次元コードを異なる時間に表示することができる。
【0028】
図6を参照して携帯端末30における動作を説明する。ステップS61にて、使用者は、販売端末40の表示部42に表示された商品のリストの中から購入したい商品を選択する。商品の選択方法は、販売端末40から提供される入力方式に従う。使用者が購入する商品が既に決まっている場合には、その旨を入力部44を介して入力する。扱っている商品が1つで商品を選択する必要がない場合はこのステップS61は省略されてよい。
【0029】
ステップS62にて、使用者は、ステップS61にて選択した商品の代金を入金する。入金方法は、販売端末40から提供される方法に従う。例えば、入金口450へ現金を投入してもよく、クレジットカード又は銀行のキャッシュカードを使用してもよい。ただし、商品の価格が無料である場合等で支払いをする必要がないときは、このステップS62は省略されてよい。
【0030】
ステップS63にて、使用者は、販売端末40の表示部42に二次元コードが表示されているか否かを判断する。二次元コードが表示されているか否かは、使用者が肉眼によって判断してもよいが、携帯端末30の二次元コード読み取り部31によって判断してもよい。二次元コードが表示されているなら、ステップS64に進み、二次元コードが表示されていないなら、ステップS66へ進む。
【0031】
一回目のステップS63では、二次元コードが表示されているからステップS64に進む。ステップS64にて、携帯端末30の二次元コード読み取り部31は、販売端末40の表示部42に表示された第1の二次元コードを読み取る。携帯端末30の二次元コード解読部33は、読み取った第1の二次元コードから、第1の符号化情報を取り出す。ただし、第1の符号化情報は後のステップS66で取り出してもよい。
【0032】
ステップS65にて、携帯端末30は、第1の二次元コードを読み取ったことを販売端末40へ通知する。通知方法は、販売端末40から提供される方式に従う。ただし、通知する必要がない場合には、このステップS65は省略されてよい。例えば、販売端末40の表示部42が自動的に変化する場合には、通知の必要はない。このステップが終わると再びステップS63に戻る。
【0033】
2回目のステップS63では、第2の二次元コードが表示されるから、ステップS64とステップS65へ進み、再びステップS63に戻る。
3回目のステップS63では、二次元コードが表示されないから、ステップS66へ進む。
【0034】
ステップS66にて、携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、第1の符号化情報と第2の符号化情報から商品交換情報を抽出する。
使用者は、抽出された商品交換情報を使って、商品又はサービスを入手することができる。商品又はサービスを入手方法は、図2を参照して説明した。
【0035】
図7を参照して本例の購買システムを説明する。本例の購買システムは、サーバ端末80、携帯端末300及び販売端末400を含み、これらは互いに通信ネットワークによって接続されている。従って、サーバ端末80と携帯端末300、及び、サーバ端末80と販売端末400はそれぞれ相互に通信することができる。ただし、通信の方式やプロトコルは問わない。また、携帯端末300と販売端末400は、同一のサーバ端末と通信してもよいが、互いに異なるサーバ端末と通信してもよい。
【0036】
本例によると、携帯端末300は、図3の携帯端末30の構成と比較して、商品交換情報抽出部35が設けられていない点が異なり、それ以外の構成は同一である。販売端末400は、図4の販売端末40の構成と比較して符号化情報生成部43が設けられていない点が異なり、それ以外の構成は同一である。サーバ端末80は、図3の携帯端末30の商品交換情報抽出部35の機能と図4の販売端末40の符号化情報生成部43の機能を有する。
【0037】
図8を参照して本発明によるサーバ端末80の構成を説明する。本例のサーバ端末80は、販売端末400から送信された商品情報より符号化情報を生成する符号化情報生成部83、携帯端末300から送信された符号化情報から商品交換情報を抽出する商品交換情報抽出部85、該サーバ端末80の各部を集中的に制御及び監視するCPU(中央演算装置)86、プログラム等を格納する記憶装置であるROM(読み出し専用メモリ)87、各種処理中のデータ等を格納する記憶装置であるRAM(ランダムアクセスメモリ)88、携帯端末300及び販売端末400と通信するための通信部89を有する。
【0038】
符号化情報生成部83は、図4の販売端末40の符号化情報生成部43に相当する。商品交換情報抽出部85は、図3の携帯端末30の商品交換情報抽出部35に相当する。
【0039】
図9を参照して本発明による販売端末400の動作を説明する。ステップS91とステップS92とステップS93は、それぞれ、図5に示した上述の第1の例のステップS51とステップS52とステップS53と同一であり、その説明は省略する。
【0040】
ステップS94にて、販売端末400は、使用者が選択した商品情報を、通信部49を介してサーバ端末80へ送信する。
サーバ端末80は、通信部89を介して、使用者が選択した商品情報を受信する。符号化情報生成部83は、受信した商品情報より複数の符号化情報を作成する。本例では、2つの符号化情報を生成する。
【0041】
サーバ端末80は、第1及び第2の符号化情報を、通信部89を介して、販売端末400へ送信する。
ステップS95にて、販売端末400の通信部49は、サーバ端末80から第1及び第2の符号化情報を受信する。
【0042】
ステップS96にて、販売端末400の二次元コード作成部41は、第1及び第2の符号化情報より、それぞれ第1及び第2の二次元コードを作成する。
ステップS97とステップS98とステップS99は、それぞれ、図5に示した上述の第1の例のステップS56とステップS57とステップS58と同一であり、その説明は省略する。
【0043】
本例の携帯端末300の動作は、図6にて説明した携帯端末30の動作と比較して、ステップS66以外は、同一である。図6の例では、ステップS66にて、携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、第1及び第2の符号化情報から商品交換情報を抽出した。しかしながら、本例では、携帯端末300は、第1及び第2の符号化情報をサーバ端末80へ送信する。ここで必要であれば使用者の住所、電子メールアドレス等の他の情報もサーバ端末80へ送信してもよい。
【0044】
サーバ端末80は、通信部89を介して、第1及び第2の符号化情報を受信する。商品交換情報抽出部85は、第1及び第2の符号化情報、および、必要であれば他の受信した情報から商品交換情報を抽出する。本例では、商品交換情報には、商品又はサービス名、それを購入した使用者の住所、電子メールアドレス等が含まれる。
【0045】
サーバ端末80は、商品交換情報に基づいて、使用者に商品を発送する手続きを行う。例えば、商品を郵送し、サービスを提供し、ソフトウエア等のコンテンツを送信する。尚、上述の例のように、サーバ端末80は、自身で商品を発送する手続きを行ってもよいが、商品交換情報を携帯端末に返送してもよい。
【0046】
次に、図10を参照して、符号化情報の生成方法を説明する。先ず第1の例では、共通鍵暗号方式を使用する。販売端末40の符号化情報生成部43から携帯端末30の商品交換情報抽出部35へ商品交換情報を秘密裏に送信するものとして説明する。送信側である販売端末40の符号化情報生成部43は、共通鍵によって商品交換情報を暗号化し第1の符号化情報を生成する。共通鍵を第2の符号化情報とする。受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、第2の符号化情報から共通鍵を取り出し、それによって第1の符号化情報を解読し、商品交換情報を生成する。
【0047】
第2の例では、公開鍵暗号方式を使用する。送信側である販売端末40の符号化情報生成部43は、公開鍵と秘密鍵のペアを作成する。秘密鍵によって商品交換情報を暗号化し第1の符号化情報を生成する。公開鍵を第2の符号化情報とする。受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、第2の符号化情報から公開鍵を取り出し、それによって第1の符号化情報を解読し、商品交換情報を生成する。
【0048】
第3の例では、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式を併用する。送信側である販売端末40の符号化情報生成部43は、予め共通鍵と秘密鍵を保有し、受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35は予め上の秘密鍵とペアになる公開鍵を保有しているものとする。送信側である販売端末40の符号化情報生成部43は、共通鍵によって商品交換情報を暗号化し、第1の符号化情報を生成する。共通鍵を秘密鍵によって暗号化し、第2の符号化情報とする。受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、公開鍵によって、第2の符号化情報を解読し、共通鍵を生成する。この共通鍵によって、第1の符号化情報を解読し、商品交換情報を生成する。
【0049】
以上、3つの例では、他人が2つの符号化情報の一方を盗んでも、商品交換情報を生成することはできない。
【0050】
暗号化方式は、送信側である販売端末40の符号化情報生成部43から受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35に、秘密裏に商品交換情報を送信することができるものであれば何でもよい。上述の例では、2つの符号化情報を使用したが、3つ以上の複数の符号化情報を使用してもよい。また、共通鍵暗号方式にて使用する共通鍵の数、公開鍵暗号方式にて使用される秘密鍵と公開鍵の数又はペアの数は、必要に応じて増やしてもよい。
【0051】
図11を参照して説明する。本例では、図10の第1の例と同様に、共通鍵暗号方式を用いる。ただし、図10の第2、第3の例の方法を用いて後述の処理が実現されてもよい。送信側である販売端末40の符号化情報生成部43は、商品交換情報をハッシュ関数によって符号化し、ダイジェストと称する文を生成する。ダイジェストを秘密鍵で暗号化し、第3の符号化情報とする。受信側である携帯端末30の商品交換情報抽出部35は、上述のように共通鍵によって第1の符号化情報を解読して商品交換情報を生成する。商品交換情報から上述のハッシュ関数でダイジェストを作成する。次に、このダイジェストと、第3の符号化情報を公開鍵で解読して生成したダイジェストを照合する。両者が一致すれば、改ざん等がなされていないことと、秘密鍵の保持者が作成したことが認証される。即ち、文書認証と、本人認証が完了する。
上述の例では二次元コードを使用するが、二次元コードの代わりにバーコードを使用してもよい。
【0052】
以上、本発明の例を説明したが、ここに開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
【0053】
本発明の範囲は上記の説明ではなく、特許請求の範囲に記載された発明によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0054】
【発明の効果】
本発明によると、携帯端末を使用して、安全に且つ確実に、商品又はサービスを購入することができる効果がある。
本発明によると、携帯端末を使用して、使用者が商品又はサービスを入手するとき、安全に且つ確実に、取引を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯端末の背面を示す図である。
【図2】本発明による販売端末の構成を示す図である。
【図3】本発明による二次元コード読み取り機能を有する携帯端末の構成を示す図である。
【図4】本発明による二次元コード表示機能を有する販売端末の構成を示す図である。
【図5】本発明による販売端末の動作を説明するための説明図である。
【図6】本発明による携帯端末の動作を説明するための説明図である。
【図7】本発明によるサーバ端末、携帯端末及び販売端末を含むネットワークを示す図である。
【図8】本発明によるサーバ端末の構成を示す図である。
【図9】本発明によるサーバ端末、携帯端末及び販売端末を含むネットワークの動作を説明するための説明図である。
【図10】本発明による販売端末の符号化情報生成部における符号化情報生成方法と携帯端末の商品交換情報抽出部における商品交換情報の生成方法を説明するための説明図である。
【図11】本発明による符号化情報の生成方法の例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…二次元コード、30…携帯端末、31…二次元コード読み取り部、32…表示部、33…二次元コード解読部、34…入力部、35…商品交換情報抽出部、36…CPU、37…ROM、38…RAM、40…販売端末、41…二次元コード作成部、42…表示部、43…符号化情報生成部、44…入力部、45…入金確認部、46…CPU、47…ROM、48…RAM、49…通信部、80…サーバ端末、83…符号化情報生成部、85…商品交換情報抽出部、86…CPU、87…ROM、88…RAM、89…通信部、310…デジタルカメラ、450…入金口
Claims (9)
- 使用者が商品を選択するための入力部と、
上記使用者が選択した商品に関する商品交換情報から符号化情報を生成する符号化情報生成部と、
該符号化情報から図形コードを作成する図形コード作成部と、
上記図形コードを表示する表示部と、
使用者の入金情報を確認する入金確認部と、を有し、
上記入金確認部が使用者の入金情報を確認したとき、上記符号化情報生成部は、上記使用者が選択した商品交換情報から複数の符号化情報を生成し、上記図形コード作成部は、該複数の符号化情報から複数の図形コードを作成し、上記表示部は、該複数の図形コードを異なる時間に表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1記載の販売端末装置において、
上記表示部は、第1の図形コードを表示すると、上記入力部が読み取られたことを示す信号を受け取るまで表示し、該信号を受信後、第2の図形コードを表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1記載の販売端末装置において、
上記符号化情報生成部は共通鍵によって商品交換情報を暗号化して第1の符号化情報を生成し、共通鍵より第2の符号化情報を生成し、上記図形コード作成部は該2つの符号化情報より2つの図形コードを作成し、
上記表示部は、該2つの図形コードを異なる時間に表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1記載の販売端末装置において、
上記符号化情報生成部は秘密鍵によって商品交換情報を暗号化して第1の符号化情報を生成し、公開鍵より第2の符号化情報を生成し、上記図形コード作成部は該2つの符号化情報より2つの図形コードを作成し、
上記表示部は、該2つの図形コードを異なる時間に表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1記載の販売端末装置において、
上記符号化情報生成部は共通鍵によって商品交換情報を暗号化して第1の符号化情報を生成し、秘密鍵によって共通鍵を暗号化して第2の符号化情報を生成し、上記図形コード作成部は該2つの符号化情報より2つの図形コードを作成し、
上記表示部は、該2つの図形コードを異なる時間に表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1記載の販売端末装置において、
上記符号化情報生成部は、共通鍵によって商品交換情報を暗号化して第1の符号化情報を生成し、共通鍵より第2の符号化情報を生成し、ハッシュ関数によって商品交換情報を符号化したダイジェストを生成し、秘密鍵により該ダイジェストを暗号化して第3の符号化情報を生成し、上記図形コード作成部は該3つの符号化情報より3つの図形コードを作成し、
上記表示部は、該3つの図形コードを異なる時間に表示することを特徴とする販売端末装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の販売端末装置において、上記図形コードは二次元コード又はバーコードであることを特徴とする販売端末装置。
- 使用者が商品を選択するための入力部と選択した商品に関する商品交換情報から符号化情報を生成する符号化情報生成部と符号化情報から二次元コードを作成する二次元コード作成部と該二次元コードを表示する表示部とを有する販売端末装置と、携帯端末から送信された符号化情報から商品交換情報を抽出する商品交換情報抽出部とを有するサーバ端末装置と、を含む商品購買システムにおいて、
上記販売端末装置にて、上記入力部を介して使用者が選択した商品情報より前記符号化情報生成部は複数の符号化情報を生成し、二次元コード作成部は、上記複数の符号化情報より複数の二次元コードを作成し、上記表示部は上記複数の二次元コードを異なる時間に表示し、上記サーバ端末装置の商品交換情報抽出部は上記複数の二次元コードを読み取った携帯端末から送信される複数の符号化情報より商品交換情報を抽出し、該商品交換情報に基づいて使用者に商品を発送する手続きを行う若しくは抽出した該商品交換情報を携帯端末へ返信することを特徴とする商品購買システム。 - 使用者が商品を選択するための入力部と符号化情報から二次元コードを作成する二次元コード作成部と該二次元コードを表示する表示部とを有する販売端末装置と、販売端末から送信された商品情報より符号化情報を生成する符号化情報生成部と携帯端末から送信された符号化情報から商品交換情報を抽出する商品交換情報抽出部とを有するサーバ端末装置と、を含む商品購買システムにおいて、
上記販売端末装置は上記入力部を介して使用者が選択した商品情報を上記サーバ端末装置に送信し、上記サーバ端末装置の符号化情報生成部は、上記販売端末装置から送信された商品情報より複数の符号化情報を生成し、該複数の符号化情報を上記販売端末に返信し、上記販売端末装置の二次元コード作成部は、上記複数の符号化情報より複数の二次元コードを作成し、上記販売端末装置の表示部は上記複数の二次元コードを異なる時間に表示し、上記サーバ端末装置の商品交換情報抽出部は上記複数の二次元コードを読み取った携帯端末から送信される複数の符号化情報より商品交換情報を抽出し、該商品交換情報に基づいて使用者に商品を発送する手続きを行う若しくは抽出した該商品交換情報を携帯端末へ返信することを特徴とする商品購買システム。
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