JP4173983B2 - 自動二輪車用電子キーシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者が携帯している送受信機(電子キー)と、実車に搭載された制御装置との間で無線通信を行い、IDを照合して正規の使用者からの要求である場合に、エンジンの始動等を行う自動二輪車用電子キーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用電子キーシステムとしては、例えば特許文献1や特許文献2がある。これらの特許文献1、2における車両用電子キーシステムは、実車のドアハンドルやトランクリッドに起動手段(スイッチ)が設置されており、使用者がこれらの起動手段を操作(起動)すると、電子キーとの交信を開始し、電子キーから送信されたIDと制御装置に登録されているIDとの照合を行い、ID一致の照合結果が得られた段階で、ドアロック等を解除するというものである。
【0003】
更に、上述の特許文献1及び2では、イグニッションノブにも起動手段(スイッチ)が設置されており、使用者が四輪車に乗車後、イグニッションノブを操作することで、再び電子キーとの交信を行い、エンジンの始動を許可するためのID照合を行うようにしている。そして、ID一致の照合結果が得られた段階で、エンジンが始動するようになっている。
【0004】
即ち、従来の四輪車用の車両用電子キーシステムでは、電子キーがドアの開錠とエンジンの始動許可の機能を有する。
【0005】
また、従来技術として、四輪車の各ドアに送信アンテナを設けて、携帯機が接近するドアだけを車両の他のドアとは独立して解錠することができる電子キーシステムが提案されている(例えば特許文献3参照)。
【0006】
このように、上述のような電子キーシステムにおいては、実車に搭載された制御装置と電子キーとの交信において、制御装置からの送信可能範囲は、電子キーからの送信可能範囲と比べて狭い。そこで、上述した従来技術では、制御装置からの信号が出力される送信アンテナを様々な用途に応じて複数個設置するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−349110号公報(段落[0026]〜[0028])
【特許文献2】
特開2001−349117号公報(段落[0022]〜[0024])
【特許文献3】
特開平10−317754号公報(段落[0006])
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スクータのように、シートの下部に設けられたスペースにヘルメットを収納することができる二輪車の場合においては、例えば盗難防止を目的として、シートの開閉をロック状態にするロック機構が設けられ、電子キーとの交信において、正規の使用者であると認識した場合に、シートのロック状態を解除するなどの方法が考えられる。
【0009】
このような場合に、電子キーをバックなどに入れてヘルメット収納スペースに収納するという使い方が考えられる。このような使い方において、制御装置と電子キーとの交信が途絶えた場合、シートのロック状態を解除することができなくなり、いわゆる荷物の閉じ込みが生じるおそれがある。
【0010】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ヘルメット収納スペース内に電子キーを置いても電子キーとの交信を確実に行うことができ、いわゆる荷物の閉じ込み等を回避することができる自動二輪車用電子キーシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明に係る自動二輪車用電子キーシステムは、実車に搭載された制御装置と、該制御装置から送信アンテナを介して送信されたリクエスト信号の受信に基づいて応答信号を送信する電子キーとを有する自動二輪車用電子キーシステムにおいて、前記実車は、前記使用者が着座する開閉自在なシートと、ロック解除指示が供給されるまで、前記シートを開動作させないようにロックするロック装置と、前記リクエスト信号を発生させる起動スイッチとを具備し、前記制御装置は、前記応答信号を照合して、正規の使用者からの要求であると判別した場合に、前記ロック装置に対してロックの解除指示を出力する手段を有し、前記送信アンテナ及び前記起動スイッチは、前記シート又は該シートの近傍に設置されていることを特徴とする。
【0012】
これにより、前記制御装置から送信されるリクエスト信号は、シート又はシートの近傍から出力されることになる。そのため、送信可能範囲として、シート及びその周辺部分をカバーすることが可能となる。その結果、ヘルメット収納スペース内に電子キーを置いても電子キーとの交信を確実に行うことができ、いわゆる荷物の閉じ込み等を回避することができる。
【0013】
そして、前記送信アンテナを前記シートの左側面に設置するようにしてもよい。通常、使用者は、実車の左側に立ってシートの開閉操作を行うことから、シートの左側面に送信アンテナを設置することで、シートの開閉操作時における電子キーとの交信を確実に行うことができる。
【0014】
また、前記シートの後部の周辺に、少なくとも前記シートを手動で開閉する際に使用されるシートハンドルを具備する場合に、前記送信アンテナを前記シートハンドルに設置するようにしてもよい。
【0015】
通常、シートハンドルは、実車の車体に対して後付けすることができることから、送信アンテナを設けるために、車体の形状や配線経路を大きく変更する必要はない。即ち、わずかな設計変更にて送信アンテナの設置が可能となり、コスト的にも有利になる。
また、本発明において、前記制御装置は、該制御装置の起動に基づいて前記電子キーに対して前記リクエスト信号を出力した後、前記電子キーからの前記リクエスト信号に基づくIDデータを検知し、前記制御装置は、該制御装置の起動後における前記実車のメインスイッチのON操作に基づいて前記電子キーに対して前記リクエスト信号を出力した後、前記電子キーからの前記リクエスト信号に基づく前記IDデータを検知し、前記実車は、前記制御装置の起動に基づいて前記制御装置により前記IDの一致が検出されて、電源が供給可能な状態となった後に、前記ロック装置によって前記ロックが解除可能となり、さらに前記メインスイッチがON操作されることにより、前記制御装置により前記IDの一致が検出されて、前記電源が供給されて走行可能となることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車用電子キーシステムの実施の形態例を図1〜図14を参照しながら説明する。
【0017】
本実施の形態に係る電子キーシステム10は、図1に示すように、ユーザ(使用者)が携帯する電子キー12と、実車100(図6参照)に搭載された制御装置14とを有する。電子キー12は、その外形として鍵の形状であって内部にICチップが組み込まれたものや、外形がカードの形状であって内部にICチップが組み込まれたものなどがあるが、主にキーレスシステムとして適用させる場合は、カードの形状が用いられる。本実施の形態では、カードの形状を有する電子キー12を想定して説明する。
【0018】
電子キー12は、上述したようにカードの形状を有し、図2に示すように、内部に、バッテリ20、電源回路22、CPU24、受信回路26及び送信回路28を有する。
【0019】
電源回路22は、バッテリ20からの電力を受信回路26、送信回路28及びCPU24に供給する回路である。受信回路26は、図示しない受信アンテナを有し、該受信アンテナを通じて前記制御装置14から送信されるリクエスト信号Sr等を受信し、搬送波から取り出して復調する。復調された信号はCPU24に供給される。リクエスト信号Srの搬送波周波数は100kHz〜300kHzである。
【0020】
CPU24は、少なくとも2つのコンピュータプログラム(リクエスト信号照合手段30及び応答信号生成手段32)を実行する。リクエスト信号照合手段30は、受信回路26から供給された信号がリクエスト信号Srであるかどうかを照合し、リクエスト信号Srであれば、制御を応答信号生成手段32に移す。応答信号生成手段32は、リクエスト信号照合手段30からの要求に基づいて、図示しないROMに記録されているIDデータを読み出し、このIDデータに応答を示す属性を付加して送信データDtとして送信回路28に出力する。送信回路28は、図示しない送信アンテナを有し、搬送波を、CPU24から供給された送信データDtに基づいて変調し、前記送信アンテナを通じて応答信号Saとして送信する。この応答信号Saの搬送波周波数は200MHz〜500MHzである。
【0021】
一方、実車100に搭載された制御装置14は、例えばシステムLSIにて構成され、例えば図3に示すように、電源回路40、CPU42、受信回路44、送信回路46、入力回路48、第1の駆動回路52(アクチュエータ駆動用)、第2の駆動回路54(メインリレー駆動用)及び第3の駆動回路56(LED駆動用)を有する。この制御装置14の周辺には、少なくともバッテリ60、メインスイッチ62、アクチュエータ(ロック装置の駆動源)64、メインリレー66、警告灯68(LED)、起動スイッチ70、送信アンテナ72が設置されている。
【0022】
メインスイッチ62は、2つの固定接点62a及び62bと1つの可動接点62cとを有し、一方の固定接点62aがバッテリ60に接続され、他方の固定接点62bが入力回路48とメインリレー66に接続されている。
【0023】
入力回路48には、前記メインスイッチ62の他方の固定接点62bのほか、起動スイッチ70が接続されている。そして、起動スイッチ70のON/OFFの状態並びにメインスイッチ62のON/OFFの状態は、この入力回路48を通じてCPU42に供給される。
【0024】
起動スイッチ70としては、例えば実車100のエンジン始動、走行中の保安並びに該実車100のエンジン停止に使用される操作スイッチのいずれかに設定することができる。具体的には、実車100が、図4に示すように、オートバイのタイプの場合、ハンドル102の周辺に設置されたライティングディマースイッチ104、クラッチスイッチ106、ウィンカースイッチ108、ホーンスイッチ110、フロントブレーキスイッチ112、ハザードスイッチ114、スタータースイッチ116のいずれかを起動スイッチ70として設定することができる。
【0025】
また、実車100が、図5に示すように、スクータのタイプの場合、起動スイッチ70は、ハンドル120の周辺に設置されたライティングディマースイッチ122、リアブレーキスイッチ124、ウィンカースイッチ126、ホーンスイッチ128、フロントブレーキスイッチ130、ハザードスイッチ132、スタータースイッチ134のいずれかに設定することができる。
【0026】
起動スイッチ70の設定は、例えばユーザが実車100を購入した際に、ユーザが例えば販売店との契約によって予め決定しておき、その決定事項に基づいて工場にて配線するなどの手法がある。例えば起動スイッチ70として決定されたスイッチと制御装置14の入力回路148とを接続する配線などを工場で行う。
【0027】
起動スイッチ70としては、上述のようにハンドル102及び120の周辺に設置された各種スイッチのいずれかにしてもよいが、例えばスクータにおいては、図6に示すように、シート140又はシート140の近傍に起動スイッチ70を設けてもよい。
【0028】
シート140の下には、図7に示すように、図示しないヘルメットを収納することができるスペース142(ヘルメット収納スペース)がある。通常、乗車しない場合は、ヘルメットをこのスペース142に収納するようにしている。また、ユーザによっては、このスペース142にバッグなどの荷物を収納する場合もある。
【0029】
また、シート140の後部の周辺には、少なくともシート140を手動で開閉する際に使用されるハンドル144(運転者が操舵するハンドル120と区別するために、シートハンドル144と記す)が設けられている。
【0030】
従って、起動スイッチ70の設置箇所としては、シートハンドル144やシート140の内部などが挙げられる。シートハンドル144に起動スイッチ70を設ける場合は、シートハンドル144のうち、ユーザがシート140を開ける際にユーザが把持する部分に設けることが好ましい。また、シート140の内部に起動スイッチ70を設ける場合は、ユーザがシート140を開ける際に、ユーザが手を掛ける部分に対応する箇所に起動スイッチ70を埋め込んでおくことが好ましい。
【0031】
これにより、ユーザがヘルメットを取り出すために、シート140を開ける動作を行うと同時に起動スイッチ70がON操作されることになり、電子キーシステム10の起動に関する操作性を向上させることができる。
【0032】
そして、制御装置14における電源回路40は、バッテリ60からの電力をCPU42や受信回路44、送信回路46等に供給する。
【0033】
受信回路44は、図示しない受信アンテナを有し、該受信アンテナを通じて前記電子キー12から送信される応答信号Sa等を受信し、搬送波から取り出して復調する。復調された信号はCPU42に供給される。
【0034】
CPU42は、少なくとも4つのプログラム(リクエスト信号生成手段80、応答信号照合手段82、監視手段84及び周辺指示手段86)を実行する。
【0035】
リクエスト信号生成手段80は、起動スイッチ70並びにメインスイッチ62のON操作に基づいて図示しないROMからリクエストデータDr(リクエスト信号Srの元となるデータ)を読み出して送信回路46に出力する。また、このリクエスト信号生成手段80は、エンジン始動後において、一定時間毎にROMからリクエストデータDrを読み出して送信回路46に出力する。この一定時間は、電子キー12でのバッテリ20の消費量を考慮して10〜100secのうちのいずれかの時間に設定している。
【0036】
送信回路46は、CPU42から供給されたリクエストデータDrに基づいて、搬送波を変調し、リクエスト信号Srとして送信アンテナ72を通じて送信する。
【0037】
リクエスト信号Srの送信可能範囲は、図8及び図9に示すように、実車100に装着された送信アンテナ72を中心とした半径1〜1.5mの球状範囲(図8及び図9において円Aで示す範囲)であり、応答信号Saの送信可能範囲(電子キー12を中心とした半径数mの範囲)と比して狭い範囲となっている。
【0038】
従って、図8及び図9に示すように、実車100として例えばシート140の下にヘルメット収納スペース142(図7参照)が設置されたスクータを想定したとき、電子キー12との交信を、ユーザがシート140を開く操作を行っているとき、並びにヘルメット収納スペース142内に電子キー12を収納している場合などにおいて確実に行えるようにするには、例えば実車100のシート140あるいはシート140の近傍に送信アンテナ72を設置することが好ましい。図8及び図9並びに図6では、シート140の後部における左側面のうち、通常、ユーザが手を触れない部分に送信アンテナ72を設置した例を示す。
【0039】
その他、図7に示すように、シート140の後部周辺にシートハンドル144が設けられている場合には、送信アンテナ72を該シートハンドル144に設置する。この場合も、通常、ユーザが手を触れない部分に送信アンテナ72を設置することが好ましい。
【0040】
一方、応答信号照合手段82は、受信回路44から供給された信号が応答信号Saであるかどうかを照合し、更に、応答信号Saである場合に、該応答信号Saに含まれるIDデータが、図示しないメモリに登録されたIDデータと一致するかどうかを照合する。
【0041】
監視手段84は、リクエスト信号Srの出力に基づいて、応答信号Saの到来の有無(応答信号照合手段82でのID一致が検知されたかどうか)を監視する。リクエスト信号生成手段80が、リクエストデータDrを出力した時点から応答信号Saの入力待ちになり、所定時間内に応答信号Saが到来しなかった場合(応答信号照合手段82にてID一致が検出されなかった場合)に、計数値を+1更新する。そして、この計数値が所定値以上になった時点で第3の駆動回路56に警告信号Seを出力する。
【0042】
特に、起動スイッチ70並びにメインスイッチ62のON操作に基づいてリクエストデータDrが出力された時点から所定時間内に応答信号Saが到来しなかった場合は、その段階で警告信号Seを第3の駆動回路56に出力する。
【0043】
また、監視手段84は、起動スイッチ70のON操作に基づいてリクエストデータDrが出力された時点から所定時間内に応答信号Saが到来した場合は、周辺指示手段86を起動する。周辺指示手段86は、監視手段84からの要求(ロック解除)に基づいて第1の駆動回路52にロック解除信号を出力し、更に、第2の駆動回路54にON信号を出力する。
【0044】
第1の駆動回路52は、CPU42からのロック解除信号の入力に基づいてアクチュエータ64を駆動し、ハンドル120及びシート140のロック状態を解除する。
【0045】
第2の駆動回路54は、CPU42からのON信号の入力に基づいてON状態となり、その後、メインスイッチ62がON操作されることでメインリレー66がONとなった段階で、エンジンが始動し、走行可能な状態となる。
【0046】
第3の駆動回路56は、CPU42からの警告信号Seの入力に基づいて警告灯68を駆動し、該警告灯68が発光する。この警告灯68としては、例えばLEDを用いることができる。
【0047】
なお、メインスイッチ62がOFF操作されると、メインリレー66がOFFとなり、エンジンも同時に停止する。そして、施錠操作、例えばハンドル120やシート140をロック状態に操作すると、制御装置14での応答信号Saの照合動作が停止され、併せて第2の駆動回路54がOFFとなる。
【0048】
次に、本実施の形態に係る電子キーシステム10の処理動作について図10A〜図10Eのタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、リクエスト信号Srは、リクエストデータDrに基づいたパルス列を有する信号であり、応答信号SaはIDデータを含むデータに基づいたパルス列を有する信号であるが、図10A〜図10Eでは、説明を簡単にするために、それぞれ1パルスの信号として記してある。
【0049】
まず、通常時においては、図10Aの時点t1において、ユーザが電子キー12を所持した状態で、起動スイッチ70をON操作すると、図10Cに示すように、制御装置14からリクエスト信号Srが送信され(時点t2参照)、電子キー12との交信が開始される。
【0050】
ユーザが電子キー12を所持している場合は、電子キー12の受信回路26(図2参照)を通じてリクエスト信号Srが受信される。電子キー12は、リクエスト信号Srの受信に基づいて、図10Dに示すように、応答信号Saを送信する(時点t3参照)。応答信号Saは、制御装置14における受信回路44(図3参照)を通じてCPU42に供給され、応答信号Saに含まれるIDデータが照合される。IDデータが一致していると判別された場合は、図10Eに示すように、制御装置14及び第1の駆動回路52を通じてハンドル120及びシート140のロック状態が解除(解錠)される(時点t4参照)。
【0051】
このロック解除によって、ハンドル120での操舵が可能となると共に、シート140がわずかに上方に持ち上がり、ユーザは、ハンドル120及びシート140のロック状態が解除されたことを簡単に認識することができる。また、このとき、第2の駆動回路54がONとなる。
【0052】
続いて、図10Bの時点t5において、ユーザが電子キー12を所持した状態で、メインスイッチ62をON操作すると、図10Cに示すように、制御装置14からリクエスト信号Srが送信され(時点t6参照)、電子キー12との交信が行われる。
【0053】
ユーザが電子キー12を所持している場合、上述と同様に、電子キー12は、リクエスト信号Srの受信に基づいて、図10Dに示すように、応答信号Saを送信する(時点t7参照)。応答信号Saは、制御装置14における受信回路44を通じてCPU42に供給され、応答信号Saに含まれるIDデータが照合され、IDデータが一致していると判別された場合は、次のステップ、即ち、一定時間τ毎にリクエスト信号Srを出力するステップに移行する。
【0054】
この段階からは、ユーザは、例えば実車100で走行中であり、この走行中において、制御装置14から一定時間τ毎にリクエスト信号Srが出力される。つまり、一定時間τ毎に電子キー12との交信が行われ、電子キー12からはほぼ一定時間τ毎に応答信号Saが出力される。
【0055】
上述の処理動作は、ユーザが電子キー12を持って、実車100への乗車操作時から実車100で走行を行うまでの処理を示したが、次に、実車100の起動時に電子キー12がないことを検出した場合の処理動作について簡単に説明する。
【0056】
まず、ユーザが電子キー12を所持していない状態で、起動スイッチ70をON操作すると、制御装置14からリクエスト信号Srが送信されるが、該制御装置14では、出力した前記リクエスト信号Srに対する応答信号Saの受信は行われなくなる。その結果、監視手段84から第3の駆動回路56に警告信号Seが出力され、これにより、警告灯68が点灯することとなる。もちろん、この場合、ハンドル120及びシート140のロック解除等の処理は行われない。
【0057】
ユーザは、警告灯68の点灯によって、電子キー12を所持していないことに気づき、電子キー12を所持しない状態でのエンジン始動を事前に回避することができる。
【0058】
次に、実車100のエンジン始動時に電子キー12がないことを検出した場合の処理動作について簡単に説明する。
【0059】
まず、ユーザが電子キー12を所持した状態で、起動スイッチ70をON操作すると、制御装置14からリクエスト信号Srが送信され、電子キー12との交信が開始される。この交信によって、応答信号に含まれるIDデータが照合され、IDデータが一致していると判別された場合は、ハンドル120及びシート140のロック状態が解除される。
【0060】
続いて、ユーザが、例えば電子キー12を落としたことに気づかずに、メインスイッチ62をON操作すると、制御装置14からリクエスト信号Srが送信されるが、該制御装置14では、出力した前記リクエスト信号Srに対する応答信号Saの受信は行われなくなる。その結果、監視手段84から第3の駆動回路56に警告信号Seが出力され、これにより、警告灯68が点灯することとなる。
【0061】
ユーザは、警告灯68の点灯によって、電子キー12を落としたことに気づき、電子キー12の紛失が事前に回避されることになる。
【0062】
次に、実車100の走行中に電子キー12がないことを検出した場合の処理動作について簡単に説明する。
【0063】
まず、起動スイッチ70のON操作からメインスイッチ62のON操作までの処理は、図10A〜図10Eにおける時点t1〜t7までの処理と同じである。
【0064】
メインスイッチ62のON操作に基づいてエンジンが始動すると、上述したように、一定時間τ毎にリクエスト信号Srを出力するステップに移行する。この段階からは、ユーザは、例えば実車100で走行中であり、この走行中において、制御装置14から一定時間τ毎にリクエスト信号Srが出力される。
【0065】
この実車100での走行中に、例えば電子キー12が落下したとき、制御装置14での応答信号Saの受信は行われなくなる。監視手段84では、リクエストデータDrの出力時点から所定時間内に応答信号Saが受信されない場合に、計数値を+1更新する。そして、順次リクエスト信号Srが出力されている過程において、計数値が所定値以上となった時点で、監視手段84から第3の駆動回路56に警告信号Seが出力され、これにより、警告灯68が点灯することとなる。
【0066】
ユーザは、警告灯68の点灯によって、電子キー12を落としたことに気づき、電子キー12の紛失が事前に回避されることになる。
【0067】
このように、本実施の形態に係る電子キーシステム10においては、制御装置14の送信アンテナ72(リクエスト信号Srを送信)を実車100のシート140又はシートハンドル144に設置するようにしたので、制御装置14から送信されるリクエスト信号Srは、シート140又はシートハンドル144から出力されることになる。そのため、送信可能範囲として、シート140及びその周辺部分をカバーすることが可能となる。その結果、ヘルメット収納スペース142内に電子キー12を置いても電子キー12との交信を確実に行うことができ、いわゆる荷物の閉じ込み等を回避することができる。
【0068】
通常、ユーザは、実車100の左側に立ってシート140の開閉操作を行うことから、シート140の左側面に送信アンテナ72を設置することで、シート140の開閉操作時における電子キー12との交信を確実に行うことができる。
【0069】
また、通常、シートハンドル144は、実車100の車体に対して後付けすることができることから、このシートハンドル144に送信アンテナ72や起動スイッチ70を設けるようにすれば、該送信アンテナ72や起動スイッチ70を設けるために、車体の形状や配線経路を大きく変更する必要がなくなる。即ち、わずかな設計変更にて送信アンテナ72や起動スイッチ70の設置が可能となり、コスト的にも有利になる。
【0070】
次に、本実施の形態に係る電子キーシステム10の2つの変形例について図11〜図14を参照しながら説明する。
【0071】
まず、第1の変形例に係る電子キーシステム10aは、上述した第1の実施の形態に係る電子キーシステム10とほぼ同様の構成を有するが、図11に示すように、実車100の中央付近に送信ユニット160が設置されている点で異なる。
【0072】
送信ユニット160は、図12に示すように、システムLSIにて構成された制御装置14から送信回路46を分離して1つの電子部品162とし、この電子部品162を送信アンテナ72に電気的に接続してユニット化したものである。
【0073】
第2の変形例に係る電子キーシステム10bは、上述した第1の実施の形態に係る電子キーシステム10とほぼ同様の構成を有するが、図13に示すように、実車100の中央付近に送受信ユニット170が設置されている点で異なる。
【0074】
送受信ユニット170は、図14に示すように、システムLSIにて構成された制御装置14から受信回路44と送信回路46とを分離して、これら受信回路44と送信回路46とが集積された1つの電子部品172とし、この電子部品172の送信回路46と送信アンテナ72とを電気的に接続してユニット化したものである。
【0075】
なお、図11及び図13では、送信ユニット160及び送受信ユニット170をシート140の左側面に設置した例を示したが、図7と同様に、シートハンドル144に送信ユニット160や送受信ユニット170を設置するようにしてもよい。
【0076】
本実施の形態に係る電子キーシステム10や上述した第1及び第2の変形例に係る電子キーシステム10a及び10bのいずれを採用するかは、実車100の大きさや配線経路並びに送信アンテナ72等の設置スペースなどを考慮して適宜選択すればよい。
【0077】
なお、本発明に係る自動二輪車用電子キーシステムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動二輪車用電子キーシステムによれば、ヘルメット収納スペース内に電子キーを置いても電子キーとの交信を確実に行うことができ、いわゆる荷物の閉じ込み等を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る電子キーシステムを示す構成図である。
【図2】電子キーの構成を示すブロック図である。
【図3】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】実車がオートバイのタイプにおけるハンドルの周辺の操作スイッチ(起動スイッチの候補として挙げられるスイッチ)の例を示す説明図である。
【図5】実車がスクータのタイプにおけるハンドルの周辺の操作スイッチ(起動スイッチの候補として挙げられるスイッチ)の例を示す説明図である。
【図6】実車がスクータのタイプにおいて、起動スイッチ及び送信アンテナをシートあるいはシートハンドルに設置する場合の例を示す説明図である。
【図7】シートを開いた状態を示す拡大図である。
【図8】実車への送信アンテナの設置位置の一例を示す側面図である。
【図9】実車への送信アンテナの設置位置の一例を示す平面図である。
【図10】図10A〜図10Eは、本実施の形態に係る電子キーシステムの処理動作を示すタイミングチャートである。
【図11】第1の変形例に係る電子キーシステムの送信ユニットを実車に設置した例を示す説明図である。
【図12】第1の変形例に係る電子キーシステムにおける制御装置と送信ユニットの構成を示すブロック図である。
【図13】第2の変形例に係る電子キーシステムの送受信ユニットを実車に設置した例を示す説明図である。
【図14】第2の変形例に係る電子キーシステムにおける制御装置と送受信ユニットの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、10a、10b…電子キーシステム 12…電子キー
14…制御装置 72…送信アンテナ
140…シート 144…シートハンドル
160…送信ユニット 170…送受信ユニット
Claims (3)
- 実車に搭載された制御装置と、該制御装置から送信アンテナを介して送信されたリクエスト信号の受信に基づいて応答信号を送信する電子キーとを有する自動二輪車用電子キーシステムにおいて、
前記実車は、前記使用者が着座する開閉自在なシートと、ロック解除指示が供給されるまで、前記シートを開動作させないようにロックするロック装置と、前記リクエスト信号を発生させる起動スイッチとを具備し、
前記制御装置は、前記応答信号を照合して、正規の使用者からの要求であると判別した場合に、前記ロック装置に対してロックの解除指示を出力する手段を有し、
前記送信アンテナ及び前記起動スイッチは、前記シート又は該シートの近傍に設置され、
前記制御装置は、該制御装置の起動に基づいて前記電子キーに対して前記リクエスト信号を出力した後、前記電子キーからの前記リクエスト信号に基づくIDデータを検知し、
前記制御装置は、該制御装置の起動後における前記実車のメインスイッチのON操作に基づいて前記電子キーに対して前記リクエスト信号を出力した後、前記電子キーからの前記リクエスト信号に基づく前記IDデータを検知し、
前記実車は、前記制御装置の起動に基づいて前記制御装置により前記IDの一致が検出されて、電源が供給可能な状態となった後に、前記ロック装置によって前記ロックが解除可能となり、さらに前記メインスイッチがON操作されることにより、前記制御装置により前記IDの一致が検出されて、前記電源が供給されて走行可能となることを特徴とする自動二輪車用電子キーシステム。 - 請求項1記載の自動二輪車用電子キーシステムにおいて、
前記送信アンテナは、前記シートの左側面に設置されていることを特徴とする自動二輪車用電子キーシステム。 - 請求項1記載の自動二輪車用電子キーシステムにおいて、
前記実車は、前記シートの後部の周辺に、少なくとも前記シートを手動で開閉する際に使用されるシートハンドルを具備し、
前記送信アンテナは、前記シートハンドルに設置されていることを特徴とする自動二輪車用電子キーシステム。
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