JP4172589B2 - 消費電力制御装置、高周波通信装置、消費電力制御方法および消費電力制御プログラム - Google Patents

消費電力制御装置、高周波通信装置、消費電力制御方法および消費電力制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話や無線LANのようなシステム等に含まれる高周波増幅器の消費電力を低減する消費電力制御のための装置、方法、プログラムおよび消費電力制御装置を備えた高周波通信装置に関するものである。
携帯情報機器の普及に伴い、機器の連続動作可能時間や充電池寿命の延長に対する要求は高まっている。特に、無線システムの根幹であるRF(Radio Frequency)アナログ回路に関して、低消費電力化が強く望まれている。
図8は、一般的な無線システムのRFアナログ回路の構成を示している。また、図9は、上記のRFアナログ回路における消費電力分布を計測した結果を示している。
このようなRFアナログ回路は、一般に、トランスミッタ51、パワーアンプ52、シンセサイザ53、LNA(Low Noise Amplifier)54およびレシーバ55を含んでいる。トランスミッタ51から出力される送信信号は、パワーアンプ52で増幅されてから送信される。一方、受信信号は、LNA54で増幅された後、レシーバ55で受信処理(周波数変換、復調など)が行われる。周波数シンセサイザ53は、トランスミッタ51、レシーバ54およびLNA55に処理に必要なローカル信号を供給している。
これらの構成要素毎の消費電力は、図9の消費電力分布より、トランスミッタ51、LNA55、レシーバ54およびシンセサイザ53の消費電力の合計が約800mWであるのに対し、パワーアンプ52単体の消費電力が1000mWと大きな割合を占めている。それゆえ、パワーアンプ52の消費電力を低減することが、RFアナログ回路における省電力化に効果的であることが分かる。また、パワーアンプ52は、回路が簡素であるため、電源電圧が低下しても動作することができるので、省電力化が容易である。また、パワーアンプ52は、送信パワー(目標値)に対して消費電力の調整が可能である。このような理由から、パワーアンプ52の消費電力を調整することが、RFアナログ回路の省電力化を図るには最も適している。
従って、従来の無線システムにおけるRFアナログ回路の省電力化への取組みは、主にパワーアンプ52の電源電圧およびバイアス電圧の調整を中心に多く試みられている。RFパワーアンプの電源電圧調整に関する従来技術は、例えば、特許文献1に開示されている。以下に、そのような従来技術について説明する。
図10は、上記のような従来技術の構成を簡略化して示したものである。図10に示すように、従来技術の構成は、RFトランスミッタ101、パワーアンプ102、パワー検出回路103、コントローラ104および可変電圧レギュレータ105(電源電圧調整回路)を含んでいる。この構成において、RFトランスミッタ101から得られる高周波送信信号は、パワーアンプ102で増幅され、パワー検出回路103でそのパワーが検出される。コントローラ104は、検出された送信信号のパワーに基づいて、可変電圧レギュレータ105に電源電圧を制御する指示(調整信号)を与えるとともに、パワーアンプ102のバイアス調整回路106にバイアス電圧を調整する指示(調整信号)を与える。これにより、可変電圧レギュレータ105は、パワーアンプ102の電源電圧を送信信号のパワーに応じて調整する。また、パワーアンプ102は、送信信号のパワーに応じてバイアス電圧を変化させる。
米国特許第6,148,220号明細書(2000年11月14日特許発行)
上記の従来の構成は、特性向上を図るために、パワーアンプ102の電源電圧およびバイアス電圧を調整するものの、信号の品質を損なうことなしにどこまで調整可能かという定量的な調整範囲には全く触れていない。従って、従来技術では、パワーアンプ102の電源電圧が低下したときに信号歪みが生じても、それによる信号品質の劣化を改善することはできない。
また、特にプロセス微細化に伴うトランジスタのしきい値電圧等の特性バラツキの増加により、回路の特性バラツキも大きくなる。このため、個々のデバイスに最適な電源電圧調整方法が必要になってきている。
従って、従来技術を採用すれば、高い信号品質を確保するために電源電圧下限値に対して過大なマージンをとるか、または信号品質を無視した状態で電源電圧およびバイアス電圧の調整を行なわざるを得ない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、所望の目標特性(特に信号品質)を満たした上で、パワーアンプの消費電力が最小となる電源電圧等のパラメータを最適に調整することができる消費電力調整装置を提供することにある。
本発明に係る消費電力制御装置は、高周波送信信号を増幅する高周波増幅器の電源電圧およびバイアス電圧を調整することによって該高周波増幅器の消費電力を低減するように制御する消費電力制御装置において、上記課題を解決するために、前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号を受信して受信データを出力前記高周波送信信号のパワーを計測する送信パワー計測回路と、前記高周波増幅器の消費電力を計測する消費電力計測回路と、前記受信回路から得られた前記受信データのビットエラーレートを測定して、そのビットエラーレートが所定値以下であるか否かをチェックし、前記送信パワー計測回路によって計測された送信パワーが所定範囲の値であるか否かをチェックし、前記消費電力計測回路で順次計測される消費電力を対応する送信信号特性および送信パワーのチェック結果と併せて出力する評価部と、該評価部による前記ビットエラーレートおよび前記送信パワーのチェック結果に基づいて、所定値以下のビットエラーレートおよび所定範囲の送信パワーを確保しながら、前記高周波増幅器の消費電力が小さくなるように、前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整する調整部とを備えていることを特徴としている。また、前記消費電力制御装置において、前記調整部は、前記バイアス電圧を初期値から所定間隔で低下させた各測定ポイントで得られた前記送信パワー、前記ビットエラーレートおよび前記消費電力のうち、前記送信パワーが所定範囲に維持可能な限界に達したとき、または前記バイアス電圧が下限値に達したときに、前記電源電圧および前記バイアス電圧を所定値低下させる処理を前記消費電力が最小になるまで繰り返すことが好ましい。また、前記受信回路は、前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号をループバックして受信することが好ましい。
このような構成では、評価部によって、受信回路から得られた受信信号が所定の品質を満たすか否かが評価される。このように、受信信号の品質を評価することにより、送信信号の品質が評価される。そして、電源電圧およびバイアス電圧は、調整部によって、受信信号が所定の品質を満たす範囲、すなわち高周波送信信号が所定の品質を満たす範囲で、高周波増幅器の消費電力を低減するように調整される。これにより、要求される高周波送信信号の品質を保ちながら、高周波増幅器の消費電力を低減することができる。
前記消費電力制御装置は、前記調整部が、計測された前記パワーおよび消費電力に基づいて算出される前記高周波増幅器の効率が最大となるように前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整することが好ましい。
このような構成では、電源電圧およびバイアス電圧が、調整部によって、計測されたパワーおよび消費電力に基づいて算出される効率が最大となるように調整される。ここで、高周波増幅器の効率は、パワーを消費電力で除することによって算出される。これにより、高周波増幅器を低消費電力かつ高効率に動作させることができる。
本発明の高周波通信装置は、前記高周波送信信号を出力する送信回路と、前記高周波増幅器と、上記の消費電力制御装置とを備えることを特徴としている。これにより、要求される高周波送信信号の品質を保ちながら、高周波通信装置の消費電力を低減することができる。
本発明の消費電力制御方法は、高周波送信信号を増幅する高周波増幅器の電源電圧およびバイアス電圧を調整することによって該高周波増幅器の消費電力を低減するように制御する消費電力制御方法において、前記の課題を解決するために、前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号を受信する受信回路から得られた受信データのビットエラーレートを測定して、そのビットエラーレートが所定値以下であるか否かをチェックし、前記送信パワー計測回路によって計測された送信パワーが所定範囲の値であるか否かをチェックし、前記消費電力計測回路で順次計測される消費電力を対応する送信信号特性および送信パワーのチェック結果と併せて出力する評価工程と、該評価工程による前記ビットエラーレートおよび前記送信パワーのチェック結果に基づいて、所定値以下のビットエラーレートおよび所定範囲の送信パワーを確保しながら、前記高周波増幅器の消費電力が小さくなるように、前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整する調整工程とを備えていることを特徴としている。また、前記消費電力制御方法において、前記調整工程は、前記バイアス電圧を初期値から所定間隔で低下させた各測定ポイントで得られた前記送信パワー、前記ビットエラーレートおよび前記消費電力のうち、前記送信パワーが所定範囲に維持可能な限界に達したとき、または前記バイアス電圧が下限値に達したときに、前記電源電圧および前記バイアス電圧を所定値低下させる処理を前記消費電力が最小になるまで繰り返すことが好ましい。
この方法では、評価工程によって、高周波送信信号が所定の品質を満たすか否かが評価され、電源電圧およびバイアス電圧が、調整工程によって、高周波送信信号が所定の品質を満たす範囲で、高周波増幅器の消費電力を低減するように調整される。これにより、要求される高周波送信信号の品質を保ちながら、高周波増幅器の消費電力を低減することができる。
前記消費電力制御方法において、前記調整工程は、計測された前記高周波送信信号の前記パワーおよび計測された前記高周波増幅器の消費電力に基づいて算出される前記高周波増幅器の効率が最大となるように前記バイアス電圧を調整することが好ましい。このように、電源電圧およびバイアス電圧が、調整工程によって、計測されたパワーおよび消費電力に基づいて算出される効率が最大となるように調整される。これにより、高周波増幅器を低消費電力かつ高効率に動作させることができる。
前記価工程および前記調整工程は、消費電力制御プログラムによってコンピュータに実行させてもよい。
本発明に係る消費電力制御装置および消費電力制御方法は、前記のように構成されることによって、高周波送信信号の品質の評価に基づいて、高周波送信信号の品質を所定の範囲に保ちながら、高周波増幅器の消費電力を低減することができる。従って、高周波増幅器を搭載する高周波送信信号出力装置の消費電力を、高周波送信信号を所望の品質を確保しつつ低減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1は、本実施の形態の送信システム1の要部の構成を示している。また、図2は、本送信システム1の調整系を示している。この送信システム1は、例えば、複数の電源を有するIEEE802.11b無線LANシステムに適用される。
本送信システム1は、図1に示すように、RF送信回路2、RFパワーアンプ3、送信パワー計測回路4、RF受信回路5、プログラマブルレギュレータ6、消費電力計測回路7およびコントローラ8を備えている。
RF送信回路2は、入力されるベースバンドの送信データをアナログのIF信号に変換し、さらにIF信号をアップコンバートすることにより送信周波数の送信信号を生成する回路である。
RFパワーアンプ3は、RF送信回路2からの送信信号を増幅する増幅器である。このRFパワーアンプ3は、コントローラ8から与えられるバイアス電圧調整信号に基づいてバイアス電圧を調整するバイアス調整回路31を有している。
送信パワー計測回路4は、RFパワーアンプ3で増幅された送信信号のパワーを計測する回路である。この送信パワー計測回路4は、送信信号のパワーを電圧に変換して電圧値として出力する。
RF受信回路5は、RFパワーアンプ3からの送信信号をIF信号に変換し、さらにIF信号をダウンコンバートすることによりベースバンドの受信信号を生成し、デジタルの受信データとして出力する回路である。また、RF受信回路5は、送信システム1内で送信信号を受信処理するループバック回路として機能している。
プログラマブルレギュレータ6は、RFパワーアンプ3を含む送信システム1の各部に電力を供給する可変出力型の電源回路である。このプログラマブルレギュレータ6は、コントローラ8から与えられる電源電圧調整信号に基づいてRFパワーアンプ3の出力電圧を調整する。また、プログラマブルレギュレータ6は、調整ターゲット部9の各部にそれぞれ電源電圧を供給するために複数の電源出力を持っており、IEEE802.11b無線LANシステムに適用できる。
消費電力計測回路7は、プログラマブルレギュレータ6の出力電圧に基づいてRFパワーアンプ3の消費電力を計測する回路である。消費電力計測回路7による消費電力の計測方法は、特に限定されず、電源回路の消費電力を計測する周知のあらゆる方法を用いることができる。
コントローラ8は、送信パワーおよび信号品質を所望レベルに確保しながら、RFパワーアンプ3の消費電力を低減させるための処理を行う回路である。このコントローラ8は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、上記の処理を行うために、特性評価部81およびパラメータ調整部82を含んでいる。
図2に示すように、特性評価部81は、送信データ発生、RF送信信号特性チェック、送信パワーチェックおよび消費電力チェックの機能を備えている。特性評価部81は、送信データ発生の機能として、調整時に用いられるテスト用の送信データを発生する。また、特性評価部81は、RF送信信号特性チェック機能として、RF受信回路5からの受信データのビットエラーレート(BER)を測定し、そのビットエラーレートが所定値以下であるか否かをチェックする。受信側にとって送信側から送信された送信データは既知であるため、特性評価部81は、大量の送信データを出力し、そのデータを受信した受信データにおけるエラーの割合を計測することによりビットエラーレートを測定する。例えば、10bitのデータを送信し、10bitのエラーが検出された場合には、ビットエラーレートは10−4である。
また、特性評価部81は、送信パワーチェックの機能として、送信パワー計測回路4からの送信パワーが所定範囲の値であるか否かをチェックする。具体的には、特性評価部81は、計測送信パワーを目標送信パワーと比較して、計測送信パワーが目標送信パワーで定まる許容範囲内(例えば、目標送信パワー±0.5dBm)であるか否かを判定する。
また、特性評価部81は、消費電力チェック機能として、異なる調整パラメータに応じて消費電力計測回路7で順次計測されるRFパワーアンプ3の消費電力を、対応する送信信号特性および送信パワーのチェック結果と併せてパラメータ評価部82に渡す。
パラメータ調整部82は、特性評価部81によってチェックされたRF送信信号特性、送信パワーおよび消費電力に基づいて、所定レベル以上の送信信号特性、所定範囲の送信パワーを確保しながら、RFパワーアンプ3の消費電力が小さくなるように、電圧調整パラメータおよび送信特性調整パラメータを生成する。このパラメータ調整部82は、特性評価部81のチェック結果毎に、上記のようにして両パラメータを生成していくという処理を消費電力が最小になるまで繰り返す。
図1に示すように、パラメータ調整部82は、電圧調整パラメータとして、プログラマブルレギュレータ6に与える電源電圧調整信号と、RFパワーアンプ3のバイアス調整回路31に与えるバイアス電圧調整信号とを生成する。また、パラメータ調整部82は、送受信特性調整パラメータとして、RF送信回路2に与える送信特性調整信号と、RF受信回路5に与える受信特性調整信号とを生成する。送信特性調整信号は受信ゲインの調整のための信号であり、受信特性調整信号は受信ゲインの調整のための信号である。
なお、パラメータ調整部82は、電圧調整パラメータの生成において、送信パワーを消費電力で除算することによってRFパワーアンプ3の効率を算出し、この効率を最大にする電圧調整パラメータ(電源電圧およびバイアス電圧の組み合わせ)を選ぶ。
前述のRF送信回路2、RFパワーアンプ3、送信パワー計測回路4、RF受信回路5、プログラマブルレギュレータ6および消費電力計測回路7は、上記の電圧調整パラメータおよび送受信特性調整パラメータが与えられる調整ターゲット部9を構成している。この調整ターゲット部9は、電源適応調整の対象であり、IEEE802.11b無線LAN機能を有している。
上記の特性評価部81およびパラメータ調整部82は、コントローラ8の演算処理部がコントローラ8のメモリ等(記録媒体)に格納されたプログラム(消費電力制御プログラム)を実行することによって実現される機能ブロックである。また、特性評価部81およびパラメータ調整部82が行う後述のパラメータ調整処理は、コントローラ8の演算処理部が上記のプログラムを実行することにより実現される。また、上記プログラムは、リムーバブルな記録媒体に記録されていても良い。
続いて、上記のように構成される送信システム1におけるパラメータ調整処理について説明する。
まず、特性評価部81において、テスト用の送信データを発生し、調整ターゲット部9に供給する。次に、調整ターゲット部9において、供給された送信データに対して通常の送信機能に従ってRF送信回路2で送信信号を生成し、その送信信号をRFパワーアンプ3で増幅する。その後、増幅された送信信号の送信パワーを送信パワー計測回路4で計測し、特性評価部81に渡す。同時に、送信信号の品質をチェックするため、増幅された送信信号をRF受信回路5にループバックして受信データを生成し、その受信データを特性評価部81に渡す。さらに、送信パワー計測時におけるRFパワーアンプ3の消費電力を消費電力計測回路4で計測しておき、特性評価部81に渡す。
さらに、特性評価部81において、調整ターゲット部9から供給された受信データ、送信パワーおよび消費電力に基づいて、RF送信信号の特性チェック(BERの測定)、送信パワーのチェック、および消費電力のチェックを行なう。そして、得られたRF送信信号の特性チェック結果、送信パワーのチェック結果、および消費電力のチェック結果をパラメータ調整部82に供給する。
パラメータ調整部82は、特性評価部81から供給されたRF送信信号、送信パワー、および消費電力の各チェック結果に基づいて、消費電力の低減と所定の送信パワーおよび信号品質の確保とを両立させるように、電源電圧調整パラメータおよび送受信特性調整パラメータを決定し、調整ターゲット部9に供給する。調整ターゲット部9において、パラメータ調整部82から供給された電源電圧調整パラメータおよび送受信特性調整パラメータに基づいて、プログラマブルレギュレータ6の電源電圧およびRF送信回路2の送信特性設定を更新する。
これらの一連の処理を繰り返すことによって、プログラマブルレギュレータ6の電源電圧およびRF送信回路2の送信特性の設定を、所定の送信パワーおよび信号品質を確保しながらRFパワーアンプ3の消費電力が最小となる最適値にまで徐々に近づけていく。そして、望ましい結果が得られた時点で処理を終了する。
図3は、上記のパラメータ調整処理の具体例を示している。
図3において、縦軸はRFパワーアンプ3の電源電圧(PA電源電圧)を表し、横軸はRFパワーアンプ3のバイアス電圧(PAバイアス電圧)を表している。
PA電源電圧=4V,PAバイアス電圧=4Vの設定を開始測定ポイントP1として測定および調整処理を開始し、PA電源電圧および/またはPAバイアス電圧を低下させながら、図中丸印で示す各測定ポイントの設定にて、BER、送信パワーおよび消費電力を測定する。PA電源電圧およびPAバイアス電圧を低下させたとき、RFパワーアンプ3の消費電力はPA電源電圧とPAバイアス電圧との積に比例する割合で低下する。従って、PA電源電圧および/またはPAバイアス電圧の調整によって、送信パワーおよびBERの目標値を満足する最小の消費電力が得られる測定ポイントを求めることができる。
続いて、パラメータ調整手順の詳細について説明する。
RFパワーアンプ3の電源電圧とバイアス電圧とで形成される2次元空間において一定間隔にて全てのポイントについて、下記の測定項目(1)ないし(4)の測定を行う。
(1)送信パワー(目標値±0.5dBm以内)
(2)ビットエラーレート(BER)
(3)RFパワーアンプ3の消費電力
(4)RFパワーアンプ3の効率(送信パワー/消費電力から計算)
上記の測定項目は、例えば次の順序で測定される。
まず、送信パワー値を26,24,22,20,18,16,14,12,10または8(dBm)から選択することにより設定する。次いで、開始測定ポイントSP1(PA電源電圧,PAバイアス電圧)=(4.0V,4.0V)から測定を開始する。図3において破線の矢印で示すように、バイアス電圧を0.2V間隔で下げていく。
そして、下記の状況(A)または(B)のいずれか一つが発生した時点(測定ポイントEP1)でPAバイアス電圧の低下を停止する。
(A)所定範囲の送信パワーを維持するためのパラメータ調整限界
(B)バイアス電圧の下限値(1.4V)
このとき、開始測定ポイントSP1より0.2V低いPAバイアス電圧およびPA電源電圧、すなわち(PA電源電圧,PAバイアス電圧)=(3.8V,3.8V)に測定ポイントSP2を変えて、上記と同様にバイアス電圧を0.2V間隔で下げながら測定を続行する。その後、(A)または(B)の状況が発生した時点(測定ポイントEP2)でPAバイアス電圧の低下を停止する。以降は、PAバイアス電圧およびPA電源電圧が前の測定ポイントSP2〜SPn−1より0.2Vずつ低い測定ポイントSP3〜SPnから上記のような測定を(A)または(B)の状況が発生した時点(測定ポイントEP3〜EPn)まで行うことを繰り返す。そして、RFパワーアンプ3の消費電力が最小となる最終測定ポイントEPで測定を終了する。
上記の測定手順では、図3の矢線Lの方向に、測定ポイントSP2〜SPnにおけるSPバイアス電圧が順次0.2Vずつ小さくなるように設定している。
上記のパラメータ調整は、送信システム1を含む製品の出荷後に、ユーザがその製品を使用している状態で適宜行われる。例えば、データを通信する前に、相手とのネゴシエーションによって送信パワーの値が決定されるので、その値を目標値として信号の品質を損なわないように前述の各種パラメータの調整をソフトウエアにて行う。
続いて、本送信システム1のパラメータ調整効果(実測結果)について説明する。図4は、所望の送信パワーを確保できるパラメータ範囲を示している。図5は、消費電力の低減効果を示している。
図4において、縦軸はRFパワーアンプ3の電源電圧を表し、横軸はRFパワーアンプ3のバイアス電圧を表している。パラメータ調整の結果、図4に示すように、目標となる送信パワー(26dBm,24dBm,22dBm,10dBm,16dBm以下)が得られたときのRFパワーアンプ3の電圧(電源電圧およびバイアス電圧)の調整可能範囲が定まる。調整前の基準となる電圧は、目標送信パワーが24dBm以上の場合には(電源電圧,バイアス電圧)=(4.0V,3.4V)とし、目標送信パワーが22dBm以下の場合には(電源電圧,バイアス電圧)=(3.0V,3.0V)とした。また、送信パワーの目標値が大きくなるほど、RFパワーアンプ3に大きなゲインを必要とするため、RFパワーアンプ3の電圧を高くすることが必要である。例えば26dBmでは(電源電圧,バイアス電圧)=(2.6V,2.2V)まで、16dBm以下では(電源電圧,バイアス電圧)=(1.4V,1.4V)まで電圧の低減が可能であることが分かる。
図5において、縦軸は消費電力削減量を表し、横軸は目標となる送信パワーを表している。横軸の2列の値はどちらも送信パワー値を表しており、1つの値を上段ではdBm表現で示し、下段ではmW表現で示している。両者は、dBm=10・log10(mW)の式で変換される。例えば、1000mWは、10・log10(1000)=30となり、30dBmに相当する。
調整前の基準となる消費電力値については、図4と同じく、(a)送信パワーが24dBm以上の場合には(電源電圧,バイアス電圧)=(4.0V,3.4V)のときの消費電力値を用い、(b)送信パワーが22dBm以下の場合には(電源電圧,バイアス電圧)=(3.0V,3.0V)のときの消費電力値を用いた。図5から、消費電力の低減量は、送信パワーが大きい程大きくなり、(a)の場合には約500mA、(b)の場合には300mA〜400mA程度であることが分かる。
以上のように、本実施形態の送信システム1は、以下の構成を含んでいる。
(1)RF送信回路2からの送信信号をRFパワーアンプ3で増幅した後、RF受信回路5でループバックさせる。
(2)特性評価部81によって、RF受信回路5からの受信データに基づいて送信信号の特性が所定範囲にあるかをチェックする。
(3)送信パワー計測回路4によって、RFパワーアンプ3からの送信信号の送信パワーを計測する。
(4)消費電力計測回路7によって、RFパワーアンプ3の消費電力を計測する。
(5)特性評価部81によって、上記の送信パワーが所定範囲内にあるかをチェックする。
(6)特性評価部81によって、消費電力の低減と所定の送信パワーおよび信号品質の確保とを両立させるように、RFパワーアンプ3の電源電圧およびバイアス電圧を決定する。
これにより、従来の構成にはない、送信信号の品質およびRFパワーアンプ3の消費電力の評価を行うことにより、送信信号の品質を所望の範囲に保ちながら、RFパワーアンプ3の消費電力を低減することができる。また、パラメータ調整部82がRFパワーアンプ3の効率を最大にする電源電圧およびバイアス電圧を決定するので、RFパワーアンプ3を低消費電力かつ高効率に動作させることができる。さらに、RFパワーアンプ3の電圧調整以外にシステムのゲイン調整等の機能を有することにより、所望の目標特性を満足させながら、RFパワーアンプ3の消費電力の最小にすることができる。
引き続き、上記の送信システム1の応用例について説明する。図6は、無線LAN等の時分割送受信システム11の構成を示す。図7は、無線LAN等の周波数分割送受信システム31の構成を示す。
図6に示す時分割送受信システム11は、時分割送受信(TDD;Time Division Duplex)を行うシステムであり、無線LANシステムなどに好適に用いられる。時分割送受信は、無線通信等で同時送受信(デュプレックス通信)を実現する方式の一つであり、通信経路を時間軸で細かく区分し、送信と受信を高速に切り替える。時分割送受信では、短時間に何度も送信と受信とを切り替えることにより、同一の周波数で擬似的に同時送受信を実現している。
時分割送受信システム11は、アンテナ12、モード切替スイッチ13,14、RFトランスミッタ15、パワーアンプ16、デジタル−アナログコンバータ(図中、DAC)17、DC−DCコンバータ18、ローノイズアンプ(図中、LNA)19、RFレシーバ20、アッテネータ21、パワー計測回路22、周波数シンセサイザ23およびベースバンドプロセッサ24を備えている。また、ベースバンドプロセッサ24は、評価/調整部25を有している。一般的なTDDシステム部は、RFトランスミッタ15、パワーアンプ16、DC−DCコンバータ18、ローノイズアンプ19、RFレシーバ20、周波数シンセサイザ23およびベースバンドプロセッサ24から構成される。
RFトランスミッタ15、パワーアンプ16、DC−DCコンバータ18、RFレシーバ20、パワー計測回路22は、それぞれ図1のRF送信回路2、RFパワーアンプ3、プログラマブルレギュレータ6、RF受信回路5、送信パワー計測回路4に相当する。
本時分割送受信システム11においては、送信側と受信側との周波数帯が同一であるため、送信信号の品質を評価するために送信信号を受信信号として得るループバック回路(RF受信回路5)として、本来TDDシステムが有しているRFレシーバ20を利用することができる。従って、モード切替スイッチ13,14、デジタル−アナログ変換器17、アッテネータ21、送信パワー計測回路22、評価/調整部25および図示しない消費電力計測回路(消費電力計測回路7と同等の機能を有する回路)をTDDシステムに追加することによって、図1の送信システム1で実現される電源適応調整を行うことができる。
モード切替スイッチ13,14は、通常の送受信モードか調整モードかを切替えるスイッチである。モード切替スイッチ13,14は、通常の送受信モードのとき、アンテナ12をパワーアンプ16およびローノイズアンプ19に接続する一方、調整モードのとき、アッテネータ21をパワーアンプ16およびローノイズアンプ19に接続する。モード切替スイッチ13,14の切り替え動作は、ベースバンドプロセッサ24または他の制御部によって制御される。
デジタル−アナログ変換器17は、評価/調整部25から出力される電源電圧調整およびバイアス電圧調整のデータをアナログの電源電圧調整信号およびバイアス電圧調整信号に変換する。電源電圧調整信号はDC−DCコンバータ18に与えられ、バイアス電圧調整信号はパワーアンプ16に与えられる。デジタル−アナログ変換器17は、ベースバンドプロセッサ24に内蔵されていてもよい。
アッテネータ21は、パワーアンプ16からの送信信号のパワー範囲をパワー計測器22で計測できる範囲にまで減衰する。
評価/調整部25は、図1の特性評価部81およびパラメータ調整部82を含んでおり、信号品質(BER)の計測およびパラメータの調整を行なうプログラム(電源調整プログラム)がベースバンドプロセサ25の演算処理部にて実行されることにより実現される機能ブロックである。
上記のように構成される時分割送受信システム11において、調整モード選択時に、モード切替スイッチ13,14がパワーアンプ16およびローノイズアンプ19に接続されることにより、ループバック経路が形成される。これにより、評価/調整部25から出力されるテスト用の送信データは、RFトランスミッタ15で送信信号に変換され、さらにパワーアンプ16で増幅された後、アッテネータ21で減衰され、さらにローノイズアンプ19を経てRFレシーバ20で受信データに変換される。一方、アッテネータ21を経た送信信号の送信パワーはパワー計測回路22で計測される。また、DC−DCコンバータ18の消費電力は消費電力計測回路で計測される。
評価/調整部25では、前述の特性評価部81およびパラメータ調整部82と同様、上記の受信データに基づいて受信特性がチェックされるとともに、送信パワーおよび消費電力がチェックされ、そのチェック結果に基づいて調整用のパラメータが生成される。そして、所定の送信パワーおよび信号品質が確保された状態で、パワーアンプ18の消費電力が最小になるまで上記の処理が繰り返される。
図7に示す周波数分割送受信システム31は、周波数分割送受信(FDD;Frequency Division Duplex)を行うシステムであり、携帯電話などに好適に用いられる。周波数分割送受信は、無線通信等で同時送受信(デュプレックス通信)を実現する方式の一つであり、通信経路の周波数帯を送信用と受信用とに分割して、送信と受信とを同時に行なう。
周波数分割送受信システム31は、アンテナ32、モード切替スイッチ33、受信スイッチ34、RFトランスミッタ35、パワーアンプ36、デジタル−アナログコンバータ(図中、DAC)37、DC−DCコンバータ38、RFレシーバ39、ローノイズアンプ(図中、LNA)40、RFレシーバ41、アッテネータ42、パワー計測回路43、TX周波数シンセサイザ44、RX周波数シンセサイザ45およびベースバンドプロセッサ46を備えている。また、ベースバンドプロセッサ46は、評価/調整部47を有している。一般的なFDDシステム部は、RFトランスミッタ35、パワーアンプ36、DC−DCコンバータ38、ローノイズアンプ40、RFレシーバ41、TX周波数シンセサイザ44、RX周波数シンセサイザ45およびベースバンドプロセッサ46から構成される。
RFトランスミッタ35、パワーアンプ36、DC−DCコンバータ38、RFレシーバ39、パワー計測回路43は、それぞれ図1のRF送信回路2、RFパワーアンプ3、プログラマブルレギュレータ6、RF受信回路5、送信パワー計測回路4に相当する。
本周波数分割送受信システム31においては、送信側と受信側との周波数帯が異なるため、前述のループバック回路(RF受信回路5)としてRFレシーバ41を利用することができない。このため、周波数分割送受信システム31は、送信側と同一キャリア周波数でパワーアンプ36からの送信信号を復調し、ベースバンドプロセサ46に入力するRFレシーバ回路39が別途必要とする。従って、モード切替スイッチ33、デジタル−アナログ変換器37、アッテネータ42、送信パワー計測回路43、評価/調整部47および図示しない消費電力計測回路(消費電力計測回路7と同等の機能を有する回路)をFDDシステムに追加することによって、図1の送信システム1で実現される電源適応調整を行うことができる。
モード切替スイッチ33は、通常の送受信モードか調整モードかを切替えるスイッチである。モード切替スイッチ33は、通常の送受信モードのとき、アンテナ32をパワーアンプ36に接続する一方、調整モードのとき、アッテネータ42をパワーアンプ36に接続する。モード切替スイッチ33の切り替え動作は、ベースバンドプロセッサ46または他の制御部によって制御される。
デジタル−アナログ変換器37は、評価/調整部47から出力される電源電圧調整およびバイアス電圧調整のデータをアナログの電源電圧調整信号およびバイアス電圧調整信号に変換する。電源電圧調整信号はDC−DCコンバータ38に与えられ、バイアス電圧調整信号はパワーアンプ36に与えられる。デジタル−アナログ変換器37は、ベースバンドプロセッサ46に内蔵されていてもよい。
アッテネータ42は、パワーアンプ36からの送信信号のパワー範囲をパワー計測器42で計測できる範囲にまで減衰する。
評価/調整部47は、図1の特性評価部81およびパラメータ調整部82を含んでおり、信号品質(BER)の計測及びパラメータの調整を行なうプログラム(電源調整プログラム)がベースバンドプロセサ25の演算処理部にて実行されることにより実現される機能ブロックである。
上記のように構成される周波数分割送受信システム31において、調整モード選択時に、モード切替スイッチ33がパワーアンプ36に接続されることにより、ループバック経路が形成される。これにより、評価/調整部47から出力されるテスト用の送信データは、RFトランスミッタ35で送信信号に変換され、さらにパワーアンプ36で増幅された後、アッテネータ42で減衰され、さらにRFレシーバ39で受信データに変換される。一方、アッテネータ42を経た送信信号の送信パワーはパワー計測回路43で計測される。また、DC−DCコンバータ38の消費電力は消費電力計測回路で計測される。
評価/調整部46では、前述の特性評価部81およびパラメータ調整部82と同様、上記の受信データに基づいて受信特性がチェックされるとともに、送信パワーおよび消費電力がチェックされ、そのチェック結果に基づいて調整用のパラメータが生成される。そして、所定の送信パワーおよび信号品質が確保された状態で、パワーアンプ38の消費電力が最小になるまで上記の処理が繰り返される。
なお、本実施形態では、本発明を無線通信システムに適用した例について説明したが、本発明は高周波信号を増幅するパワーアンプを備えたシステムであれば、他のシステムにも適用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の消費電力制御装置および消費電力制御方法は、高周波信号を増幅するパワーアンプを備えるシステムにおいて所定の信号品質を確保しつつ、低消費電力化を図ることができるので、例えば、無線LANや携帯電話等におけるRFアナログ回路に好適に利用できる。
本発明の実施の一形態を示す送信システムの要部の構成を示すブロック図である。 上記送信システムの調整系を示すブロック図である。 上記送信システムにおいて行われるパラメータ調整処理の具体例を示す図である。 上記送信システムにおいて所望の送信パワーを確保できるパラメータ範囲を示す図である。 上記パラメータ調整処理による上記送信システムにおけるRFパワーアンプの消費電力低減効果を示す図である。 上記送信システムが適用された時分割送受信システムの要部の構成を示すブロック図である。 上記送信システムが適用された周波数分割送受信システムの要部の構成を示すブロック図である。 従来の一般的な無線システムのRFアナログ回路の構成を示すブロック図である。 上記のRFアナログ回路における消費電力分布を計測した結果を示す図である。 消費電力低減機能を備えた従来のRFアナログ回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 送信システム(高周波通信装置)
2 RF送信回路(送信回路)
3 RFパワーアンプ(高周波増幅器)
4 送信パワー計測回路(送信パワー計測回路)
5 RF受信回路(受信回路)
6 プログラマブルレギュレータ
7 消費電力計測回路(消費電力計測回路)
8 コントローラ
13,14 モード切替スイッチ
11 時分割送受信システム(高周波通信装置)
15,35 RFトランスミッタ(送信回路)
16,36 パワーアンプ(高周波増幅器)
18,38 DC−DCコンバータ
20,39 RFレシーバ(受信回路)
22,43 パワー計測回路(送信パワー計測回路)
24,46 ベースバンドプロセッサ
25,47 評価/調整部(評価部,調整部)
31 周波数分割送受信システム
33 モード切替スイッチ
81 特性評価部(評価部)
82 パラメータ調整部(調整部)

Claims (7)

  1. 高周波送信信号を増幅する高周波増幅器の電源電圧およびバイアス電圧を調整することによって該高周波増幅器の消費電力を低減するように制御する消費電力制御装置において、
    前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号を受信して受信データを出力する受信回路と、
    前記高周波送信信号のパワーを計測する送信パワー計測回路と、
    前記高周波増幅器の消費電力を計測する消費電力計測回路と、
    前記受信回路から得られた前記受信データのビットエラーレートを測定して、そのビットエラーレートが所定値以下であるか否かをチェックし、前記送信パワー計測回路によって計測された送信パワーが所定範囲の値であるか否かをチェックし、前記消費電力計測回路で順次計測される消費電力を対応するビットエラーレートおよび送信パワーのチェック結果と併せて出力する評価部と、
    該評価部による前記ビットエラーレートおよび前記送信パワーのチェック結果に基づいて、所定値以下のビットエラーレートおよび所定範囲の送信パワーを確保しながら、前記高周波増幅器の消費電力が小さくなるように、前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整する調整部とを備え
    前記調整部は、前記バイアス電圧を初期値から所定間隔で低下させた各測定ポイントで得られた前記送信パワー、前記ビットエラーレートおよび前記消費電力のうち、前記送信パワーが所定範囲に維持可能な限界に達したとき、または前記バイアス電圧が下限値に達したときに、前記電源電圧および前記バイアス電圧を所定値低下させる処理を前記消費電力が最小になるまで繰り返すことを特徴とする消費電力制御装置。
  2. 前記受信回路は、前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号をループバックして受信することを特徴とする請求項に記載の消費電力制御装置。
  3. 前記調整部は、計測された前記パワーおよび消費電力に基づいて算出される前記高周波増幅器の効率が最大となるように前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整することを特徴とする請求項1に記載の消費電力制御装置。
  4. 前記高周波送信信号を出力する送信回路と、
    前記高周波増幅器と、
    前記請求項1、2または3に記載の消費電力制御装置とを備えていることを特徴とする高周波通信装置。
  5. 高周波送信信号を増幅する高周波増幅器の電源電圧およびバイアス電圧を調整することによって該高周波増幅器の消費電力を低減するように制御する消費電力制御方法において、
    前記高周波増幅器で増幅された前記高周波送信信号を受信する受信回路から得られた受信データのビットエラーレートを測定して、そのビットエラーレートが所定値以下であるか否かをチェックし、前記送信パワー計測回路によって計測された送信パワーが所定範囲の値であるか否かをチェックし、前記消費電力計測回路で順次計測される消費電力を対応するビットエラーレートおよび送信パワーのチェック結果と併せて出力する評価工程と、
    該評価工程による前記ビットエラーレートおよび前記送信パワーのチェック結果に基づいて、所定値以下のビットエラーレートおよび所定範囲の送信パワーを確保しながら、前記高周波増幅器の消費電力が小さくなるように、前記電源電圧および前記バイアス電圧を調整する調整工程とを備え
    前記調整工程は、前記バイアス電圧を初期値から所定間隔で低下させた各測定ポイントで得られた前記送信パワー、前記ビットエラーレートおよび前記消費電力のうち、前記送信パワーが所定範囲に維持可能な限界に達したとき、または前記バイアス電圧が下限値に達したときに、前記電源電圧および前記バイアス電圧を所定値低下させる処理を前記消費電力が最小になるまで繰り返すことを特徴とする消費電力制御方法。
  6. 前記調整工程は、計測された前記高周波送信信号の前記パワーおよび計測された前記高周波増幅器の消費電力に基づいて算出される前記高周波増幅器の効率が最大となるように前記バイアス電圧を調整することを特徴とする請求項に記載の消費電力制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の消費電力制御方法における前記評価工程および前記調整工程をコンピュータに実行させるための消費電力制御プログラム。
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