JP4171673B2 - 酸素−燃料燃焼を用いる熱消費装置のための燃焼方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸素移送膜により空気から分離された酸素により燃焼が支援されるところの、ボイラーあるいは炉のような熱消費装置の燃焼方法に関し、詳しくは、分離された酸素が、酸素移送膜に入る空気流れを加熱するための燃焼をも支援し、また、熱消費装置からの煙道ガスが、熱消費装置に送られる酸素を希釈するべく再循環される燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
化石燃料の燃焼に際して生じる二酸化炭素が地球大気中の温室効果ガスの水準を増大させる大きな原因であることが分かってきた。温室効果ガスの水準は、その他の形式の燃料と比較して、中でも炭素成分の多い石炭を燃焼させることによって増大する。また、例えば旧式の発電所のように石炭燃焼を用いるプラントの熱効率は液体燃料を燃焼するプラントのそれよりも低いので、二酸化炭素排出量は液体燃料形式のプラントの場合よりもどうしても多くなる。
【0003】
二酸化炭素を分離し、次いで隔離することが地球温暖化を軽減させ得る解決策の1つとして認識されてきている。二酸化炭素の分離と、引きつづく隔離とは、ガスを高圧に圧縮し、次いで地中深くあるいは海中深くの構造物中に注入することにより実現される。残念なことに、煙道ガスから二酸化炭素を取り除くための一般的な手段、例えばアミン洗浄は高価である。極低温分離プラントあるいは圧力スウィング吸着分離プラントにより創出される酸素に依存する燃焼では一次燃焼生成物は容易に凝縮する水であるため、煙道ガスから二酸化炭素を分離するコストは削減される。しかしながら、極低温蒸留あるいは圧力スウィング吸着による酸素分離に係わるコストがそうした二酸化炭素分離法を経済的に魅力のないものにしている。
【0004】
従来方法は上述した問題を直接解決するものではないが、同様の考慮事項が別の分野で検討されてきている。例えば、米国特許第5,976,223号には、セラミック材料を用いて酸素含有供給物から酸素を分離する酸素移送膜反応器が記載される。一般にはペロブスカイトであるそうしたセラミック材料は、加熱され、酸素分圧差を受けると酸素含有供給物から酸素を分離することができる。
【0005】
分離された酸素は酸素分離機能を奏し得るセラミックから形成した膜の陰極側で周知の様式下にイオン化される。酸素イオンは膜を通してこの膜の陽極側に移送される。酸素イオンは膜の陽極側でイオン化に際して得た電子を失い再結合する。これらの電子は陰極側で酸素をイオン化するために使用される。混合伝導体として知られるある種のセラミックでは酸素イオン及び電子が伝導される。イオン伝導体として知られるセラミックでは酸素イオンのみが伝導されるので、電子のための電気的通路が別に設けられる。
【0006】
米国特許第5,976,233号では、透過した酸素が膜の透過側、即ち陽極側で燃料と共に燃焼される。透過した酸素が燃料のこうした燃焼により消費されることで、膜の陽極側での酸素分圧は低下する。透過物流れから二酸化炭素が回収され得る。
【0007】
米国特許第5,888,272号では、酸素移送膜反応器の透過側が、燃料を注入するところの下流側プロセスからの燃焼生成物を使用してパージされる。燃料が燃焼することにより、膜を加熱し且つ膜を通過する酸素の駆動力を増大させるために生成される酸素の幾分かが消費される。次いで燃焼物流れは下流側のバーナーに導入され、バーナー内部での燃焼を支援し、そうした燃焼により再循環させるべき燃焼物流れを生成させるために使用される。
【0008】
米国特許第6,149,714号には、酸素移送膜反応器の透過側を低酸素濃度のパージガス流れを使用してパージすることが記載される。この方法により、燃料の燃焼を支援し且つそうした燃焼により燃焼生成物を創出させるために使用する酸素が生成される。燃焼生成物から凝縮した水が排出され得、二酸化炭素が回収され得る。
【0009】
上述した従来技術の全てにおいて、流入する空気流れは加熱される必要がある。こうした加熱は燃料を消費し、二酸化炭素を発生させる。以下に議論されるように、本発明は被分離酸素を含有する空気をも酸素−燃料燃焼を使用して予備加熱する熱消費装置内での、酸素−燃料燃焼のための酸素移送膜の使用、に関わる一体化を提供するものである。
【0010】
【特許文献1】
米国特許第5,976,223号明細書
【特許文献2】
米国特許第5,976,233号明細書
【特許文献3】
米国特許第5,888,272号明細書
【特許文献4】
米国特許第6,149,714号明細書
【特許文献5】
米国特許第5,820,654号明細書
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
被分離酸素を含有する空気をも酸素−燃料燃焼を使用して予備加熱する熱消費装置内での、酸素−燃料燃焼のための酸素移送膜の使用、に関わる一体化を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は熱消費装置の燃焼方法に関する。ここで、“熱消費装置”とは、熱を消費する、例えばボイラーあるいは炉のような任意の手段を言うものとする。
本発明に従えば、空気が圧縮され、圧縮空気流れが形成される。圧縮空気流れは第1酸素−燃料燃焼により少なくとも部分的に加熱される。ここで、“酸素−燃料燃焼”とは、空気中に於けるような窒素分子を含まないガス状混合物中に含有される酸素によって燃焼が支援されることを言うものとする。酸素は、酸素イオンをセラミック材料を通して移送して酸素透過流れと保持流れとを創出することを含む電気化学的分離プロセスにより、加熱された圧縮空気流れから分離される。熱消費装置は、二酸化炭素含有煙道ガスを生じる第2酸素−燃料燃焼により燃焼される。
【0013】
第1酸素−燃料燃焼は、酸素透過流れ中に保持される酸素により支援される。酸素は、二酸化炭素含有煙道ガスの再循環部分により希釈されることで少なくとも部分的に形成される希釈酸素流れとして第2酸素−燃料燃焼中に導入される。二酸化炭素含有煙道ガスの残余部分から形成される生成物流れが熱消費装置から抽出され、次いでこの生成物流れが下流側プロセスで使用され得、あるいは二酸化炭素の隔離のためにこの生成物流れから水及び二酸化炭素が分離され得る。
【0014】
希釈酸素流れの酸素含有量は約10体積パーセント〜約40体積パーセントの間であることが好ましい。前記酸素含有量は約15〜約25体積パーセントの間であることがもっと好ましい。この点は、熱消費装置を改修する場合には特に重要である。
【0015】
酸素は、保持側及び透過側を有する少なくとも1つの酸素移送膜内で、加熱された圧縮空気流れから分離され得る。煙道ガスの少なくとも1部分が、二酸化炭素を含有する煙道ガスの一部から形成される。煙道ガス流れは、少なくとも1つの酸素移送膜の透過側に掃引ガス流れとして導入され、かくして酸素を含む掃引ガス流れを形成する。酸素を含む掃引ガス流れが燃焼するヒーター内に導入され、この掃引ガス流れに含まれる酸素の一部を使用する第1酸素−燃料燃焼を支援する。第1酸素−燃料燃焼により燃焼生成物流れが生じ、少なくともこの燃焼生成物流れにより希釈酸素含有流れが形成される。
【0016】
少なくとも1つの酸素移送膜及び燃焼ヒーターを使用する他の実施例では、掃引ガス流れが少なくとも1つの酸素移送膜の透過側に導入されて酸素含有掃引ガス流れを形成する。この酸素含有掃引ガス流れの一部分と、二酸化炭素含有煙道ガスの一部分から形成される煙道ガス流れの少なくとも一部分とが、燃焼するヒーターの燃焼チャンバ内に導入される。これにより、第1酸素−燃料燃焼が支援され、掃引ガス流れが形成される。希釈酸素含有流れが、酸素含有掃引ガス流れの残余部分から少なくとも部分的に形成される。
【0017】
空気の予備加熱が酸素移送膜燃焼器−ヒーター内で実施され得る。この形式の装置は米国特許第5,820,654号に記載される。酸素は、酸素移送膜分離器及び酸素移送膜燃焼器−ヒーターにおいてそれぞれ生じる第1分離及び第2分離とにより、加熱された圧縮空気流れから分離される。各酸素移送膜分離器及び各酸素移送膜燃焼器−ヒーターは対向する保持側及び透過側を有する。圧縮空気流れは加熱され、酸素移送膜燃焼器−ヒーターは熱交換器内で保持側に位置付けられる。第1酸素−燃料燃焼には、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側内での燃料の燃焼が含まれる。
【0018】
本発明の、酸素移送膜燃焼器−ヒーターを用いる1実施例では燃料流れと、二酸化炭素含有煙道ガスの一部分から形成される煙道ガス流れの少なくとも一部分とが、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に反応性パージとして導入されて酸素透過物の一部分と反応し、第1酸素−燃料燃焼と、燃焼生成物流れとを生じる。第1分離により中間保持流れが生じ、この中間保持流れが結局、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの保持側に導入され、影響を受けた第2分離により保持流れが形成される。燃焼生成物流れが酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に導入され、酸素含有燃焼生成物流れを形成する。この酸素含有燃焼生成物流れによって少なくとも部分的に、希釈酸素含有流れが形成される。
【0019】
別の実施例では燃料流れが煙道ガス流れの少なくとも一部分と共に二酸化炭素含有煙道ガスの一部分から少なくとも部分的に形成され、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に導入されて酸素透過物の一部分と反応する。この反応により第1酸素−燃料燃焼と、燃焼生成物流れとが生じる。第1分離により中間保持流れが生じる。中間保持流れが膨張して仕事を実施すると廃棄保持流れが生じる。廃棄保持流れは酸素移送膜燃焼器−ヒーターの保持側に導入され、影響を受けた第2分離により保持流れが形成される。保持流れは、熱あるいは窒素富化生成物が回収された後システムから廃棄され得る。燃焼生成物流れは酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に導入されて酸素含有燃焼生成物流れを形成する。希釈酸素含有流れが酸素含有燃焼生成物流れにより少なくとも部分的に形成される。
【0020】
更に別の実施例では燃焼器−ヒーターの透過側が昇圧下に運転される。この点に関し、そうした実施例のみならず、燃焼器−ヒーターを用いるその他の実施例では、保持側の酸素分圧が透過側の酸素分圧よりも大きい場合、酸素を低い全圧からもっと高い全圧に分離及び移送する酸素移送膜の能力が使用される。燃焼生成物流れが燃焼器−ヒーターの透過側から取り出され、膨張して仕事を実行する。次いで、燃焼生成物流れは二酸化炭素含有煙道ガスの一部から少なくとも形成された煙道ガス流れに導入される。燃料流れが圧縮されて圧縮燃料流れが形成される。圧縮燃料流れは酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に導入される。仕事の実行に際しての膨張が少なくとも燃料の圧縮に適用される。余剰の電力は移出電力を発生するために使用することができる。燃焼生成物流れの導入後、煙道ガス流れの少なくとも一部分が第1酸素−燃料燃焼により加熱され、次いで酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に導入されて酸素含有燃焼生成物流れを創出する。第1分離により中間保持流れが生じ、この中間保持流れが膨張して仕事を実行すると保持廃棄流れが生じる。保持廃棄流れは酸素移送膜燃焼器−ヒーターの保持側に導入され、影響を受けた第2分離により保持流れが形成される。希釈酸素含有流れが酸素含有燃焼生成物により少なくとも部分的に形成される。こうした実施例では煙道ガス流れが二酸化炭素含有煙道ガスの一部から形成され得る。爾後の煙道ガス流れが二酸化炭素含有煙道ガスの残余の一部分から形成され得、この爾後の煙道ガス流れが、燃料ガス流れを圧縮する以前に煙道ガス流れと結合され得る。
【0021】
更に別の実施例では、燃焼生成物流れが酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側から除去され、燃料流れと共に間接熱交換器内に送られる。燃焼生成物流れが冷却され得、この冷却により水が分離され得る。水は生成物流れから分離され得、水を分離した生成物流れが加圧されて加圧生成物流れを形成する。燃焼生成物流れは加圧生成物流れに導入され得る。酸素含有煙道ガスの位置部から形成された煙道ガス流れの少なくとも一部分が第1酸素−燃料燃焼により加熱され、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側に掃引ガス流れとして導入される。これにより酸素含有掃引ガス流れが形成される。第1分離により中間保持流れが形成され、この中間保持流れが酸素移送膜燃焼器−ヒーターの保持側に導入され、これに影響を受けた第2分離により保持流れが生じる。余剰の電力は移出電力発生のために使用され得る膨張後の保持流れから成る廃棄流れが、圧縮空気流れと共に間接熱交換器に送られて圧縮空気流れを部分的に加熱し得る。本発明の、中間保持流れが膨張される実施例では、膨張による仕事が空気流れを加圧するためあるいは移出電力発生のために適用され得る。保持流れは圧縮空気流れと共に間接熱交換器に送られて圧縮空気流れを部分的に加熱することができる。
【0022】
本発明の全ての実施例において、熱及びエネルギーは保持流れから再捕捉され、圧縮空気流れを部分加熱するために及び流入空気流れを圧縮するために適用され得る。第1加熱を用いる実施例及び、中間保持流れが酸素移送膜燃焼器−ヒーターに導入される実施例では、保持流れは仕事の実施に伴い膨張され得る。膨張による仕事が少なくとも空気流れを圧縮するために適用され得る。余剰電力は移出電力発生のために使用され得る。膨張後の保持流れからなる廃棄流れは圧縮空気流れと共に間接熱交換器に送られて圧縮空気流れを部分的に加熱し得る。中間保持流れが膨張される実施例では、膨張による仕事が空気流れを加圧するためあるいは移出電力発生のために適用され得る。保持流れは圧縮空気流れと共に間接熱交換器に送られて圧縮空気流れを部分的に加熱することができる。
【0023】
本発明の全ての実施例において、煙道ガス流れは第1副煙道ガス流れ及び第2副煙道ガス流れに分割され得る。煙道ガス流れの少なくとも一部分は第1副煙道ガス流れである。希釈酸素含有流れもまた、第2副煙道ガス流れから形成される。
【0024】
更には、二酸化炭素含有煙道ガスが、二酸化炭素含有煙道ガス流れとして、熱消費装置の積層体から除去され得る。二酸化炭素含有煙道ガスは、圧縮空気流れと共に間接熱交換器に送られ、次いで煙道ガス流れと生成物流れとに分割され得る。煙道ガス流れは熱消費装置の積層体内に位置付けた再生熱交換器内で再熱され得る。全ての実施例において、第2酸素−燃料燃焼は石炭あるいは燃料油の何れかの燃焼であり得、熱消費装置はボイラーであり得る。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1を参照するに、石炭を燃焼してボイラ2を燃焼する設計とした本発明に従う装置1が例示される。装置1は既存の石炭燃焼ボイラを改修するために特に好適なものである。しかしながら、本発明はボイラ2に関して好ましい実施例を議論するが、任意の熱消費装置あるいは熱消費プロセスに対する適用性を有するものである。例えば、極めて僅かな改変によりボイラ2を炉に置換することが可能である。
【0026】
空気流れ10が圧縮器12により絶対値での約275800〜2.0685E6Pa(40〜約300psia)の間の圧力に加圧され、圧縮空気流れ14が形成される。圧縮空気流れ14は復熱式あるいは再熱式熱交換器16内で予備加熱された後、間接熱交換器内で燃焼ヒーター18内の第1酸素−燃料燃焼温度から、酸素移送膜分離器20の運転温度、即ち、約760℃及び982.22℃(約1400°F及び約1800°F)の間の温度に完全に加熱される。燃焼ヒーター18には熱交換用のコイル21の形態の熱交換通路が設けられる。
【0027】
圧縮空気流れ14は、加熱された後、参照番号22で示されるような1つ以上の酸素移送膜を有する酸素移送膜分離器20内に導入される。圧縮空気流れ14は、加熱された後、約904.44℃(約1660°F)の温度下に保持側24に入り、酸素移送膜22を運転温度に加熱することが好ましい。酸素の40〜約95パーセントが分離されて透過側26位置で収集され、圧縮空気流れ14のそれよりも低い約34475〜68950Pa(5〜19psi)の圧力を有する保持流れ28が創出される。
【0028】
今後議論されるように、酸素移送膜分離器20の透過側26はこの透過側26での酸素分圧を低下させるために煙道ガス流れ46により掃引され、かくして酸素移送のための駆動力が増大される。これにより、酸素含有掃引ガス流れ30が生じ、この酸素含有掃引ガス流れ30が燃焼ヒーター18に導入され、この燃焼ヒーター内での燃料13の第1酸素−燃料燃焼を支援する。その際、酸素移送膜分離器20内には透過酸素の一部が創出される。この第1酸素−燃料燃焼により燃焼生成物流れ32が生じ、この燃焼生成物流れ中の酸素が、ボイラー2内の石炭の燃焼を介して生じ得る第2酸素−燃料燃焼を支援するために使用される。
【0029】
ボイラ2内での燃焼により、やはり水を含む二酸化炭素含有煙道ガスが生じ、この水が流れ34として抽出される。流れ34は熱交換器16に送られてこの熱交換器16内で潜熱の幾分かが回収される。回収された潜熱は圧縮空気流れ14を予備加熱するために役立てられる。潜熱の回収は好ましいものであるが随意的である。しかしながら、仮にそうした潜熱が環境中に失われると燃料消費量が増大する。潜熱が回収された後、流れ34は生成物流れ36と煙道ガス流れ38とに分割され、生成物流れ36は爾後のプロセス処理のための生成物として取り出され、若しくは、凝縮後に含有水分が除去され、引き続く隔離のために圧縮される。生成物流れ36と煙道ガス流れ38とは、引き続く配管回路内での圧力損失に打ち勝つべく、ブロワ40及び42によって代表的には約13790〜41370Pa(約2〜6psig)の圧力下に圧縮される。
【0030】
煙道ガス流れ38はボイラ2の積層体内に位置付けた煙道ガス復熱器45内で約326.27℃(約620°F)に加熱される。本実施例あるいは以下の任意の実施例では煙道ガス復熱器45を省略することができる。しかしながら、その場合は燃料使用量をもっと多くして熱エネルギー損失を補償する必要がある。
【0031】
煙道ガス流れ38は第1副煙道ガス流れ46及び第2副煙道ガス流れ48にそれぞれ分割され、第1副煙道ガス流れ46は燃焼ヒーター18内で熱交換コイル50の構成する通路により約904.44℃(約1660°F)の膜作動温度に加熱される。次いで第1副煙道ガス流れ46は酸素移送膜分離器20の透過側26に送られてこの透過側26を掃引して酸素含有掃引ガス流れ30を創出する。先に言及したように、酸素含有掃引ガス流れ30は燃焼ヒーター18に導入され、次いで第2副煙道ガス流れ48と結合され、石炭の燃焼を支援する希釈酸素含有流れ52を形成する。本実施例及び以下の各実施例では、希釈酸素含有流れ52は約10〜40体積パーセントの間の酸素を含有することが好ましい。希釈酸素含有流れに含有される酸素は約15〜25体積パーセントの間であることが更に好ましい。
【0032】
本実施例及び以下の各実施例では全ての煙道ガス流れ38を掃引ガスとして使用することが可能である。しかしながら、例示した各実施例では煙道ガス流れ38の使用量を少なくすると、関連する配管内での圧力降下や燃焼ヒーター18での熱負荷が小さくなる利益がある。その結果、燃焼ヒーター18の燃料として使用することが好ましい天然ガスの使用量が減少する。天然ガスはボイラー2の燃焼に使用される石炭よりもずっと高価な燃料である。第1副煙道ガス流れ46が煙道ガス流れ38の約20〜約60パーセントの間の割合を構成することが好ましい。
【0033】
保持流れ28の熱エネルギーは廃棄されるのではなく回収されることが好ましい。この点、保持流れ28はターボエキスパンダ54に導入され、好ましくは大気圧あるいはそれに近い圧力の廃棄流れ56を創出する。廃棄流れ56は圧縮空気流れ14を予備加熱するべく復熱式の熱交換器16に送られる。ターボエキスパンダ54は圧縮器12に結合され、余剰の電力が発電器57内で取り出される。
【0034】
ターボエキスパンダ54により回収され得る電力量は酸素移送膜分離器20内部で回収される酸素パーセントに関係し、酸素回収量が少ないと移出電力の入手量が増大し、かくして大型の圧縮機−タービンシステムの使用する幾分大きな駆動力が発生される。電力の最小十分量は圧縮器12が駆動されるものである。しかしながら電力は、煙道ガス隔離のため及びあるいは発電器57内部での移出電力発生のために、ブロワ40及び42をも駆動して煙道ガスを圧縮するに充分なものであることが好ましい。図示されないが、酸素移送膜分離器20とターボエキスパンダ54との間にヒーターを介在させ、出力電力量を増大させることが可能である。あるいは、保持流れ28をずっと低温に冷却してターボエキスパンダ54の構造及び材料選択を簡略化することができる。
【0035】
図2を参照するに、流入する空気を加熱するための、コイル21により提供される通路を有する燃焼ヒーター18’が使用されている。本実施例では燃焼生成物流れ58が酸素移送膜分離器20の透過側26に導入されて酸素含有燃焼生成物流れ59が創出される。酸素含有燃焼生成物の一部分が第1副煙道ガス流れ46と共に燃焼ヒーター18’に流れ60として導入されて燃焼生成物流れ58が創出される。かくして、先の実施例とは異なり、全てではない燃焼生成物流れが燃焼ヒーター18’に導入される。これにより熱交換コイルが不要となるが、流れ60を射出させるための追加の高温ブロワ62が必要となる。
【0036】
酸素含有燃焼生成物59の残余部分は流れ64として第2副煙道ガス流れ48と結合され、ボイラ2内での石炭の燃焼を支援する希釈酸素含有流れ52を形成する。また、保持流れ28の温度を下げてターボエキスパンダ54の入口温度を低下させるための随意的な熱交換器66が使用される。これにより、電力出力のためにターボエキスパンダ54で使用する材料費が節減される利益が生じる。
【0037】
図3を参照するに、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68が、燃焼ヒーター18及び18’に代えて酸素移送膜分離器20に結合されて第1酸素−燃料燃焼を実施し、流入する圧縮空気流れ14を加熱している。酸素移送膜燃焼器−ヒーターを用いることにより、空気中に含まれ燃焼を支援する酸素の100パーセントまでの回収率が許容される利益が生じる。更に、酸素移送膜燃焼器−ヒーターを用いることにより高純度の窒素生成物を製造することが可能となる。米国特許第5,820,654号に記載されるように、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68は単独の装置において酸素移送膜分離器20と結合することができる。本実施例及び以下の各実施例では、装置の酸素移送膜を加熱するために必要な熱負荷は、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68を使用して生じる第1酸素−燃料燃焼から発生する熱により提供される。酸素移送膜燃焼器−ヒーター68は以下の実施例の装置では各装置における熱交換器コイルの配列構成が若干異なることから、参照番号68’、68”、68'''として示される。
【0038】
例示されるように、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68はセラミック膜74で分離された保持側70と透過側72とを有する。圧縮空気流れ14は、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68の保持側70内に位置付けた熱交換器コイル76を通して送られ、透過側72の燃料の燃焼により加熱される。
【0039】
そうした目的上、好ましくは天然ガスである燃料流れ78は第1副煙道ガス流れ46と共に、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68の透過側72内に位置付けた熱交換コイル80内に導入される。燃焼は、所望であれば若干燃料リッチ状況で実施することで酸素回収量を増大させることができる。燃料は代表的には全ての透過酸素と反応して第1酸素−燃料燃焼を生じ、かくして、酸素移送膜分離器20の透過側26に導入されるところの燃焼生成物流れ82を創出する。酸素移送膜分離器20の透過側26に導入された燃焼生成物流れ82に追加の酸素が透過され、かくして酸素含有燃焼生成物流れ84が形成される。酸素含有燃焼生成物流れ84は第2副煙道ガス流れ48と結合し、ボイラー2に導入するて希釈酸素含有流れ52を形成する。
【0040】
酸素移送膜分離器20内部の酸素が第1分離された後、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68に導入する中間保持流れ85が形成され、かくして酸素の第2分離が生じて保持流れ28が創出される。保持流れ28は先の実施例におけると同様にターボエキスパンダ54に導入されて廃棄流れ56が創出され、廃棄流れ56は結局、流入する圧縮空気流れ14を部分的に加熱するために使用することができる。
【0041】
図4を参照するに、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68’を使用する本発明の別態様の実施例が示される。本実施例では、中間保持流れ85がターボエキスパンダ54に導入される。ターボエキスパンダ54の保持廃棄流れ86は熱交換器コイル87を通して酸素移送膜燃焼器−ヒーター68’の保持側70’に導入され、膜作動温度に加熱される。燃料と反応することにより透過側72’での酸素分圧が極めて低くなることから、分離のために入手することのできる駆動力は、保持廃棄流れ86の圧力が膨張によって低下しているとはいえ、十分なものである。本実施例では、中間保持流れ85の質量流量が保持流れ28のそれよりもずっと大きいことから、ずっと大きな電力が発生され得る。この大きな質量流量は、中間保持流れ85における酸素含有量が保持流れ28におけるそれよりもずっと大きいことによるものである。
【0042】
図5には、透過側72”が昇圧下に運転される酸素移送膜燃焼器−ヒーター68”を有する実施例が示される。本実施例では透過側72”が昇圧下に運転されることにより、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68”の燃焼生成物からの発電が許容される。
【0043】
燃焼生成物流れ88が酸素移送膜燃焼器−ヒーター68”の透過側72”から取り出され、ターボエキスパンダ89内で膨張される。発電器90及び天然ガス圧縮器92によりターボエキスパンダ89から膨張による仕事が取り出され得る。ターボエキスパンダ89から廃棄される流れ94が煙道ガス流れ38に導入され、第1副煙道ガス流れ46と第2副煙道ガス流れ48とに分割される。第1副煙道ガス流れ46は透過側72”に位置付けた熱交換器コイル100内で加熱されて掃引ガス流れ101を生じ、この掃引ガス流れ101が酸素移送膜分離器20の透過側に導入されて酸素含有掃引ガス流れ102を生じる。酸素含有掃引ガス流れ102は第2副煙道ガス流れ48と結合して希釈酸素含有流れ52を創出する。
【0044】
天然ガスである燃料流れ103が天然ガス圧縮器92内で圧縮されて圧縮天然ガス流れ104を生じる。圧縮天然ガス流れ104は熱交換器コイル106を介して酸素移送膜燃焼器−ヒーター68”の透過側72”に導入される。圧縮天然ガス流れ104内の天然ガスは酸素透過物の一部分と反応し、先に説明した燃焼生成物流れ88を形成する。
【0045】
図6を参照するに、図5に関して説明した装置の別態様が示され、流れ34の二酸化炭素含有煙道ガスが更に分割されて別の煙道ガス流れ108が生じている。別の煙道ガス流れ108は圧縮器92内で圧縮されるに先立ち、煙道ガス流れ103と結合される。これによりターボエキスパンダ89を通る燃焼生成物の質量流量が増大し、かくしてターボエキスパンダにおける出力電力量が増大する。
【0046】
図7を参照するに、本発明の別態様の実施例が示され、例えば高圧天然ガスであるところの高圧燃料流れ110が熱交換器112内で加熱され、酸素移送膜燃焼器−ヒーター68'''の透過側72に導入されている。酸素移送膜燃焼器−ヒーター68'''の透過側72から燃焼生成物流れ113が抜き出され、次いで熱交換器112内に送られて流入する高圧燃料流れ110を加熱する。次いで燃焼生成物流れ113は凝縮器114内で冷却され、燃焼生成物流れと共に凝縮水が出現する。凝縮水をポート117に分離させた後、二酸化炭素含有流れ118が形成される。この二酸化炭素含有流れ118を圧縮生成物流れ36aに加え、次いで下流側プロセスで使用する、あるいは二酸化炭素隔離のために更に圧縮することができる。圧縮生成物流れ36aは凝縮器120内で生成物流れ36の水分を凝縮させることにより形成される。凝縮水は分離ポート121に分離されて除去され、圧縮器122が生成物流れ36を圧縮し、かくして圧縮生成物流れ36aが形成される。圧縮生成物流れは少なくとも近隔離圧力となるべく充分に加圧される。
【0047】
表1は、図1から図5のフローシートを用いて実施された数多くの計算例を、外部供給酸素を使用する従来の空気燃焼及び酸素−燃料燃焼と比較したものである。表には、高い空気圧力下にシステムを運転する場合にターボエキスパンダ54の発生する電力が増大する結果が示される。更に、参照番号68で示すような酸素移送膜燃焼器−ヒーターを使用する場合に、酸素移送膜における低い全圧下の保持流れから高い全圧下の反応流れに酸素を移送する能力が、ターボエキスパンダ54の効率を改善する。これは図3及び図4の結果を比較することにより示される。前記能力は、透過帯域が高い圧力下(例えば絶対値での約1.2411E6Pa(180psia))で運転される場合に燃焼生成物の膨張ににより電力を取り出すためにも使用することができる。これにより、図5に関する結果により例示されるように、電力発生量及びシステム効率を一層増大させる。特に改修する場合、改修された設備の電力出力量は減少されないことが重要である。こうした条件下において、燃焼により生成した二酸化炭素を隔離するための熱消費率上の不利益はほんの僅かであるに過ぎない。
【0048】
表では、圧縮器及びタービンの熱的効率が80%である事、中間冷却、隔離を伴う圧縮圧力が絶対値での約1.03425E7Pa(1500psia)であること、石炭中の揮発物質含有量が低いこと、が前提とされる。
【0049】
表中、“MM”は百万単位を表し、“HHV”は発熱量が高いことを表している。また、“電力ランキンサイクルMW”とは、ボイラーからランキンサイクルのための蒸気を発生させることにより得られるメガワット単位での電力を表すものである。この電力は結局、電気を発生させるために使用される。“空気圧縮後の電力ガスタービンサイクルMW”とは、空気圧縮により消費される電力未満の、メガワット単位での電力を表す。これに関し、図2に関する列に示される負の値は、空気圧縮器がタービンの発生する電力を上回る電力を消費したことを示すものである。“燃料ガス圧縮”とは、二酸化炭素含有煙道ガス流れを圧縮して地中に射出する際に消費された電力量を表す。“合計正味電力”は、ランキンサイクル及びタービンにより発生した電力を加算し、煙道ガス圧縮に際して消費された電力を減算して決定した値である。“熱消費量”とは、全燃料消費量を正味の全発生電力で除算したBTU/KW−HR単位での値である。
【0050】
【表1】
【0051】
図3〜図5の例では、空気中に含まれる酸素の利用率は比較的高い87%であった。空気流量を増大させて酸素の利用率を下げると、正味の出力電力量及びシステム効率が上昇する。選択されたタービン入口温度は極めて控え目なものであった。この温度を、第2酸素燃焼燃焼器を加えることにより上昇させて電力出力量及びサイクル効率を増大させることが可能である。
【0052】
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
【0053】
【発明の効果】
被分離酸素を含有する空気も酸素−燃料燃焼を使用して予備加熱する熱消費装置内での、酸素−燃料燃焼のための酸素移送膜の使用、に関わる一体化が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための装置の概略図である。
【図2】本発明の方法を実施するための装置の別態様の概略図である。
【図3】本発明の方法を実施するための装置の別態様の概略図である。
【図4】本発明の方法を実施するための装置の別態様の概略図である。
【図5】本発明の方法を実施するための装置の別態様の概略図である。
【図6】本発明の方法を実施するための図5の装置の別態様の概略図である。
【図7】本発明の方法を実施するための装置の別態様の概略図である。
【符号の説明】
1 装置
2 ボイラ
10 空気流れ
12 圧縮器
14 圧縮空気流れ
16 熱交換器
18 燃焼ヒーター
20 酸素移送膜分離器
21 コイル
22 酸素移送膜
24 保持側
26 透過側
28 保持流れ
30 酸素含有掃引ガス流れ
32 燃焼生成物流れ
36 生成物流れ
38 煙道ガス流れ
40、42 ブロワ
45 煙道ガス復熱器
46 第1副煙道ガス流れ
48 第2副煙道ガス流れ
50 熱交換コイル
52 希釈酸素含有流れ
54 ターボエキスパンダ
56 廃棄流れ
57 発電器
58 燃焼生成物流れ
59 酸素含有燃焼生成物流れ
62 高温ブロワ
66 随意的な熱交換器
68 酸素移送膜燃焼器−ヒーター
70 保持側
72 透過側
74 セラミック膜
78 燃料流れ
80 熱交換コイル
82 燃焼生成物流れ
84 酸素含有燃焼生成物流れ
85 中間保持流れ
86 保持廃棄流れ
88 燃焼生成物流れ
89 ターボエキスパンダ
90 発電器
92 天然ガス圧縮器
100 熱交換器コイル
101 掃引ガス流れ
102 酸素含有掃引ガス流れ
103 燃料流れ
104 圧縮天然ガス流れ
106 熱交換器コイル
108 別の煙道ガス流れ
110 高圧燃料流れ
112 熱交換器
113 燃焼生成物流れ
114 凝縮器
117 ポート
118 二酸化炭素含有流れ
120 凝縮器
121 分離ポート
122 圧縮器
Claims (4)
- 熱消費装置の燃焼方法であって、
空気を圧縮して圧縮空気流れを形成すること、
該圧縮空気流れを、少なくとも部分的に第1酸素−燃料燃焼により加熱して加熱された圧縮空気流れを形成すること、
セラミック材料を通して酸素イオンを移送して酸素透過物の流れ及び保持流れを創出することを含む電気化学的分離プロセスにより、前記加熱された圧縮空気流れから酸素を分離すること、
第2酸素−燃料燃焼により熱消費装置を燃焼させて二酸化炭素含有煙道ガスを創出すること、
第1酸素−燃料燃焼及び第2酸素−燃料燃焼を、酸素透過物に含有される酸素を使用して支援すること、
二酸化炭素含有煙道ガスの一部から形成した生成物流れを熱消費装置から取り出すこと、
を含み、
前記第2酸素−燃料燃焼を支援するために使用する、酸素透過物に含有される酸素が、前記二酸化炭素含有煙道ガスの一部を再循環させることにより少なくとも部分的に形成した流れで前記酸素透過物を希釈して形成した希釈酸素含有流れとして第2酸素−燃料燃焼中に導入され、前記希釈されるべき酸素透過物が、第1酸素−燃料燃焼の燃焼生成物によって少なくとも部分的に形成される流れの少なくとも一部分に含まれる燃焼方法。 - 酸素が、保持側と透過側とを有する少なくとも1つの酸素移送膜を有する酸素移送膜分離器内で、加熱された圧縮空気流れから分離され、
二酸化炭素含有煙道ガスの一部から形成された煙道ガス流れの少なくとも一部分が、少なくとも1つの酸素移送膜の透過側に掃引ガス流れとして導入されて酸素含有掃引ガス流れを形成し、
該酸素含有掃引ガス流れが、該酸素含有掃引ガス流れに含まれる酸素の一部分を使用して第1酸素−燃料燃焼を支援するべく燃焼ヒーターに導入されて燃焼生成物流れを創出し、
希釈酸素含有流れが燃焼生成物流れにより少なくとも部分的に形成される請求項1の燃焼方法。 - 酸素が、保持側と透過側とを有する少なくとも1つの酸素移送膜内で、加熱された圧縮空気流れから分離され、
燃焼生成物流れが、少なくとも1つの酸素移送膜の透過側に導入されて酸素含有燃焼生成物流れを形成し、
該酸素含有燃焼生成物流れの一部と、二酸化炭素含有煙道ガスの一部分から形成した煙道ガス流れの少なくとも一部分とが、燃焼ヒーターの燃焼チャンバに導入されて第1酸素−燃料燃焼を支援し且つ燃焼生成物流れを形成し、
希釈酸素含有流れが、酸素含有燃焼生成物流れの残余部分から少なくとも部分的に形成される請求項1の燃焼方法。 - 酸素が、酸素移送膜分離器内で生じる第1分離と、酸素移送膜燃焼器−ヒーター内で生じる第2分離とにより、内部の加熱された圧縮空気流れから分離され、
各酸素移送膜分離器及び各酸素移送膜燃焼器−ヒーターが、相対する保持側及び透過側を有し、
圧縮空気流れが、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの、該酸素移送膜燃焼器−ヒーターの保持側に位置付けた熱交換器内で加熱され、
第1酸素−燃料燃焼が、酸素移送膜燃焼器−ヒーターの透過側の内部の燃料の燃焼を含んでいる請求項1の燃焼方法。
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