JP4170822B2 - サービス仲介装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されたサーバ装置にURLのようなアドレスをブックマークとして登録するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
WWW(World Wide Web)ブラウザは、一般にブックマークと称せられる機能を備えている。このブックマーク機能とは、WWWブラウザがユーザによって指定されたWWWサイトのURL(Uniform Resource Locator)を記憶しておき、必要に応じてこれらのURLをリスト形式で表示して、このリストの中からユーザが選択したURLに基づいてWWWサイトにアクセスする、というものである。最近では、このようなブックマーク機能をネットワーク上のサーバ装置に実装させておき、ユーザはこのサーバ装置にアクセスしてブックマーク機能を自由に利用する、といった仕組みも提案されている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297473号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ブックマーク機能を利用してURLを記憶させるときの手順は、例えばユーザがネットサーフィンをしながら、お気に入りのWWWページを見つけたときなどに、そのWWWページをコンピュータに表示させたまま所定の操作を行ってURLを記憶させる、というのが一般的である(なお、以下では、ブックマーク機能を用いてURLを記憶させる処理をブックマーク登録という)。
【0005】
最近ではインターネットの普及に伴い、雑誌、新聞、テレビ或いはラジオ等の様々なマスメディアにおいてWWWサイトのURLが頻繁に告知されている。このような場合、ユーザは見聞きしたURLをメモに書くとか暗記したりした後、改めてコンピュータを操作してブックマーク登録を行わなければならない。このような操作はユーザにとって非常に繁雑である。特にコンピュータの操作に不慣れなユーザにとっては、できる限り簡便な手順でブックマーク登録を行うことが望ましい。
【0006】
また、近年になってWWWブラウザ機能を実装した携帯電話機が急速に普及している。ただし、携帯電話機の操作インタフェースは一般に小型であるから、比較的操作しづらいという問題がある。そこで、相互にリンクが張られたメニューリストを階層的に用意しておき、ユーザが所望のメニュー項目を次々と選択していくだけで、そのユーザの興味を惹くようなWWWサイトに誘導していくような仕組みが一般的に採用されている。しかしながら、携帯電話機に備わる液晶ディスプレイは表示領域が小さく、一度に多数のメニュー項目を表示することができないので、メニューリストを多数の階層に分けて用意しなければならない。これでは、結局、ユーザが所望のWWWサイトに辿り着くまでに、メニュー項目の選択操作を数多くこなさなければならない。
これらのことから、このような携帯電話機を利用するユーザにとっても、できる限り簡便な手順でブックマーク登録を行う仕組みが提案されることは非常に好ましいと云える。
【0007】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザにとってより便利な仕組みによって、URLのようなアドレスを登録することを可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、ユーザ端末装置に割り当てられた端末識別情報と、当該端末識別情報に対応した登録コード情報とを関連づけて記憶するユーザ情報記憶手段と、サービス仲介者によってサービスに割り当てられたサービス識別情報と当該サービスを提供するサービス提供装置のアドレスとを通信装置から受信し、受信したサービス識別情報とアドレスとを対応付けて記憶するサービス情報記憶手段と、前記端末識別情報と前記登録コード情報と前記サービス識別情報とを通信装置から受信する登録要求受信手段と、前記登録要求受信手段によって受信された端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせが、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせと一致するか否かを判断する認証手段と、前記認証手段によって前記組み合わせが一致していると判断された場合には、前記登録要求受信手段によって受信されたサービス識別情報に対応付けられて前記サービス情報記憶手段によって記憶されているアドレスを、前記登録要求受信手段によって受信された端末識別情報が示すユーザ端末装置に割り当てられた記憶領域に記憶するアドレス記憶手段とを備えるサービス仲介装置を提供する。
このサービス仲介装置によれば、端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせが正しい場合に、ユーザ端末装置に割り当てられている記憶領域にサービス提供装置のアドレスを記憶することが可能となる。
【0010】
好ましくは、前記認証手段によって前記組み合わせが一致しないと判断された回数又は頻度を記憶するエラー情報記憶手段と、前記エラー情報記憶手段によって記憶されている回数又は頻度が予め定められた閾値を超過した場合には、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶させないようにする登録禁止手段とを備えるようにしてもよい。
これにより、多数のアドレスを不正に登録しようとするサービス提供者を排除することができる。
【0011】
また、好ましくは、前記ユーザ端末装置からの要求に基づいて、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶させないようにする追加登録停止手段を備えるようにしてもよい。この場合において、好ましくは前記ユーザ端末装置からの要求に基づいて、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶することを再開させる登録停止解除手段を備えるようにしてもよい。これにより、ユーザに意向に添った処理が可能となる。
【0012】
また、前記ユーザ端末装置は電話機であり、前記端末識別情報は前記電話機に割り当てられた電話番号であればのぞましい。また、前記電話番号とは異なるコード情報を発行するコード発行手段と、発行された前記コード情報を前記電話番号に代わる前記端末識別情報として前記ユーザ端末装置に送信するコード送信手段とを備えるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
出願人は、前述した従来の問題点に鑑み、ユーザが主体となってブックマーク登録を行うのではなく、WWWサイトにおいてサービスを提供するサービス提供者が主体となってブックマーク登録を行う、という仕組みを着想した。サービス提供者は、WWWサイトの運営以外にも多種多様な事業を行っている場合が多く、このような事業を展開するにあたっては、例えば店舗に来店してきたユーザに商品を販売したり、ユーザと郵送物や電話で連絡をとりあったりする場合がある。このようにサービス提供者とユーザとが直接的に接触する機会があるのだから、その機会にユーザからサービス提供者にブックマーク登録を依頼しておき、この依頼に基づいてサービス提供者が主体となってブックマーク登録を行えば、ユーザにとっては手間が省けて便利である。ただし、サービス提供者が主体となってブックマーク登録を行う場合には、そのブックマーク登録の内容がユーザが本当に意図しているものであるか否かを確認する必要がある。なぜなら、このような確認を怠ってしまうと、悪意のあるサービス提供者があらゆるユーザに対して無差別にブックマーク登録を行うというような迷惑行為に及ぶ可能性があるからである。
【0016】
まず、本実施形態におけるブックマーク登録の仕組みの概略について説明する。
ユーザは、WWWブラウザ機能を備えた移動機を用いて、サービス提供者のWWWサーバにアクセスすることができるようになっている。このユーザとサービス提供者との間にはサービス仲介者が介在しており、このサービス仲介者がブックマーク機能を備えている。
図1は、ブックマーク登録の仕組みを説明するための図である。
図1において、ユーザは、サービス仲介者によるブックマーク機能を利用するための申し込みをサービス仲介者に対して行う。このとき、ユーザの移動機の電話番号に1対1に対応した「登録コード情報」と称せられる4桁の数字列がサービス仲介者からユーザに対して通知される(ステップS101)。登録コード情報は、いったん発行された後は、ユーザが所望する4桁の数字列に変更することも可能である。また、移動機に通信サービスを提供する通信事業者がサービス仲介者である場合には、その通信事業者とユーザとの間で既に利用されているパスワードなどをこの登録コード情報として利用してもよい。いずれにしろ、登録コード情報は、ユーザ及びサービス仲介者しか知ることができない情報である。一方、サービス提供者は、移動機にサービスを提供するサービス提供装置のURLをサービス仲介者に届け出ておく(ステップS102)。これに応じてサービス仲介者は、そのサービスにサービスIDを割り当て、そのサービスIDをサービス提供者に通知するとともに、上記URLとサービスIDとを対応付けて記憶しておく。
【0017】
次に、ユーザは、例えば電話、FAX、郵送、店頭に用意された申込用紙、或いはインターネット等の任意の連絡手段を用いてサービス提供者にサービスの利用を申し込むが、このとき、移動機の電話番号と上述した登録コード情報とをサービス提供者に通知する(ステップS103)。これに応じて、サービス提供者は、ブックマーク登録をサービス仲介者に依頼する。このときサービス提供者は、ユーザから通知された電話番号と登録コード情報の他、ユーザに提供するサービスのサービスIDをサービス仲介者に通知する(ステップS104)。サービス仲介者は、サービス提供者から通知された電話番号及び登録コード情報の組み合わせが、ステップ101において記憶されている電話番号及び登録コード情報の組み合わせと一致すれば、サービス提供者から通知されたサービスIDに対応するURLに移動機の電話番号を対応付けてデータベースに記憶する処理(つまりブックマーク登録処理)を行う。
【0018】
この後、ユーザの移動機からサービス仲介者に対し、記憶しているURLのリストを示すWWWページ(以下、ブックマークページという)の閲覧要求を送信すると(ステップS105)、サービス仲介者はそのユーザについて記憶しているURLのリストを示すブックマークページを生成して移動機に送信する(ステップS106)。移動機は受信したブックマークページを表示して、ユーザに提示する。そして、移動機は、表示されたURLの中からユーザによって1つのURLが選択されると、そのURLに基づいてサービス提供者のWWWページを要求する(ステップS107)。これに応じて、サービス提供者からWWWページが送信されてくるから、移動機はこれを受信して表示する(ステップS108)。以後、ユーザは移動機を用いて、サービス提供者が用意している様々なWWWページを閲覧することができる。
【0019】
ところで、サービス提供者は、新商品のキャンペーン期間中や催事の開催期間中などの期間限定でサービス提供を行う場合がある。このような場合、サービス提供者は、終了したサービスを提供するサービス提供装置のURLを削除して欲しい旨の削除依頼をサービス提供者に通知する(ステップS109)。サービス仲介者は、この削除要求に基づいて削除対象となるURLを特定し、そのURLが削除対象であることを記憶しておく。ただし、この時点では、サービス提供者はURLを本当に削除するのではなく、あくまで削除対象であることを記憶するだけである。
【0020】
この後、ステップS105と同様にして、ユーザの移動機からサービス仲介者に対しブックマークページの閲覧要求が送信されてくると(ステップS110)、サービス仲介者はブックマークページを生成して移動機に送信する(ステップS111)。このブックマークページには、上記URLが削除予定であることが表示されている。ユーザはこのような表示を参照して、削除予定のURLがあることを知ると、所定の操作を行って削除の指示を行う。これに応じて、移動機は削除指示をサービス仲介者に送信する。この指示に基づき、サービス仲介者は上記URLを削除する。
【0021】
次に、本発明の実施の一形態に係るシステムについて詳細に説明する。
A:構成
図2に示されるように、このシステムは、移動機10a,10bと、これら移動機10a,10bに移動パケット通信サービスを提供する移動パケット通信網20と、インターネット30に接続されたIP(Information Provider)サーバ装置40a,40b及び通信装置50a,50bと、移動パケット通信網20とインターネット30に接続された仲介サーバ装置60とを備えている。IPサーバ装置40a及び通信装置50aは、第1のサービス提供者によって管理或いは利用される装置であり、IPサーバ装置40b及び通信装置50bは、第1のサービス提供者とは異なる第2のサービス提供者によって管理或いは利用される装置である。
【0022】
このシステムにおいては多数の移動機と多数のIPサーバ装置と多数の通信装置が存在するが、図面が繁雑になるのを避けるために、それぞれ2つの移動機とIPサーバ装置と通信装置のみを図1では図示している。移動機10a、10bは共通の構成及び動作であるので、以下の説明においては特に両者を区別する場合を除き、移動機10と呼ぶ。また、IPサーバ装置40a,40b及び通信装置50a,50bについても同様の理由により、それぞれIPサーバ装置40、通信装置50と呼ぶことにする。
【0023】
移動機10は、ユーザによって利用されるユーザ端末装置であり、例えばPDC(Personal Digital Cellular)方式やIMT−2000(International Mobile Telecommunications-2000)方式の携帯電話機であったり、PHS(Personal Handyphone System;登録商標)方式の簡易携帯電話機である。この移動機10は、内蔵メモリに記憶しているWWWブラウザソフトウェアを実行することによって、HTML(Hypertext Markup Language)に従って記述されたWWWページを移動パケット通信網20及びインターネット30を介してWWWサーバから取得し、表示するようになっている。ユーザは移動機10によって表示されたWWWページ装置を閲覧して各種情報を得ることができる。
【0024】
IPサーバ装置40は、各種の情報が記述されたWWWページを移動機10に送信することにより、この移動機10に対して情報提供サービスを行うサービス提供装置であり、図示せぬサービス提供者によって運営・管理されている。このIPサーバ装置40は、一般的なWWWサーバ装置と同様のハードウェアおよび機能に加えて、各移動機10のユーザの属性や趣味趣向に応じてカスタマイズされたWWWページを生成し、移動機10に送信する機能を備えている。
【0025】
ここで、図3を参照しながら、IPサーバ装置40の構成について説明する。図3に示すように、IPサーバ装置40は、CPU(Central Proccessing Unit)41、ROM(Read Only Memory)42、RAM(Random Access Memory)43、通信部44及びハードディスク装置45を備えている。通信部44は、図示せぬ通信線を介してインターネット30に接続されており、このインターネット30を介してデータ通信を行う。ハードディスク装置45には、WWWサーバアプリケーションプログラムが記憶されており、CPU41はこのWWWサーバアプリケーションプログラムを実行することにより、ユーザ毎にカスタマイズされたWWWページを生成することができる。
【0026】
より具体的には、ハードディスク装置45には、各ユーザに対し個別に提供すべき情報が予め記憶されており、CPU41は、IPサーバ装置40にアクセスしてきた移動機10のユーザが誰であるかを特定すると、そのユーザに対して提供すべき情報をハードディスク装置45から読み出し、読み出した情報に基づいてWWWページを生成して上記移動機10に送信する。ここで、各ユーザに対して個別に提供すべき情報とは、サービス提供者からユーザに対するメッセージ(例えば「誕生日おめでとう」というようなメッセージ)とか、予め把握しているユーザの趣味趣向に関連する情報(例えばユーザの趣味が音楽であればヒット曲の新譜情報)とか、ユーザの年齢や性別などの属性に応じた情報(例えば、ユーザが年齢20代の女性であれば、そのような女性が興味を持ちそうな星占いや化粧に関する情報)などである。
【0027】
次に、通信装置50の構成について説明する。
通信装置50は、サービス提供者のオペレータによって操作され、前述したサービス仲介者に対するURLの事前届け出やブックマーク登録依頼のために利用される。
図4は通信装置50の構成を示す図である。図4に示すように、通信装置50は、CPU51、ROM52、RAM53、通信部54、ハードディスク装置55及び操作部56を備えている。通信部54は、図示せぬ通信線を介してインターネット30に接続されており、インターネット30を介してデータ通信を行う。ハードディスク装置55には、WWWブラウザソフトウェア551が記憶されており、このWWWブラウザソフトウェア551にはクライアント証明書がインストールされている。クライアント証明書とは、サービス提供者からサービス仲介者に対して事前申請された各種属性情報が、サービス仲介者の秘密鍵によって暗号化されたデジタルデータである。このクライアント証明書は、SSL(Secure Socket Layer)によって暗号化して送受信されるので、例えば通信装置50と仲介サーバ装置60との間で送受信される途中において偽造・改竄されることはない。このクライアント証明書は、図示せぬ証明書発行装置によって各サービス提供者に対して発行されるものであり、通信装置50が仲介サーバ装置60にアクセスする際にその通信装置50の正当性を確認するために利用される。
【0028】
なお、特許請求の範囲に記載された通信装置の構成要件である「サービス情報送信手段」には、CPU51、通信部54及びWWWブラウザソフトウェア551が相当し、「入力手段」には、操作部55或いは通信部54が相当し、「登録要求送信手段」には、CPU51、通信部54及びWWWブラウザソフトウェア551が相当する。
【0029】
次に、図5を参照しながら、仲介サーバ装置60の構成について説明する。
仲介サーバ装置60は、移動機10にサービスを提供するIPサーバ装置40のアドレス(ここではURL)を記憶しておき、移動機10からの要求に応じてこれらのURLをリスト形式で纏めたWWWページ(ブックマークページ)を生成し、生成したブックマークページを移動機10に送信する機能を備えている。
【0030】
図5に示すように、仲介サーバ装置60は、CPU61、ROM62、RAM63、通信部64及びハードディスク装置65を備えている。通信部64は、図示せぬ通信線や各種中継装置を介してインターネット30と移動パケット通信網20とにそれぞれ接続されており、これらインターネット30又は移動パケット通信網20を介してデータ通信を行う。ハードディスク装置65には、後述する動作を行うアプリケーションプログラム651の他に、アドレス情報データベース652と、ユーザ情報データベース653と、IP情報データベース654と、エラー情報データベース655という4種類のデータベースが記憶されている。なお、以下の説明及び図面においてはデータベースをDBと略称する。
【0031】
ここで、特許請求の範囲に記載されたサービス仲介装置の構成要件である「登録要求受信手段」には、CPU61、通信部64及びアプリケーションプログラム651が相当し、「アドレス記憶手段」には、CPU61、ハードディスク装置65及びアプリケーションプログラム651(アドレス情報DB652)が相当し、「ユーザ情報記憶手段」には、CPU61、ハードディスク装置65及びアプリケーションプログラム651(ユーザ情報DB653)が相当し、「サービス情報記憶手段」には、CPU61、ハードディスク装置65(IP情報DB654)及びアプリケーションプログラム651が相当し、「登録要求受信手段」には、CPU61、通信部64及びアプリケーションプログラム651が相当し、「認証手段」には、CPU61及びアプリケーションプログラム651が相当する。また、「エラー情報記憶手段」には、CPU61、ハードディスク装置65(エラー情報DB655)及びアプリケーションプログラム651が相当し、「登録禁止手段」には、CPU61及びアプリケーションプログラム651が相当し、「追加登録停止手段」には、CPU61及びアプリケーションプログラム651が相当し、「登録停止解除手段」には、CPU61及びアプリケーションプログラム651が相当し、「コード発行手段」には、CPU61及びアプリケーションプログラム651が相当し、「コード送信手段」には、CPU61、通信部64及びアプリケーションプログラム651が相当する。
【0032】
ここで、図6は、アドレス情報DB652の一例を示す図である。
このアドレス情報DB652では、ブックマークとして記憶されたURLが各々の移動機毎に区分されている。図6では、例えば電話番号「090-3333-1111」が割り当てられた移動機10について記憶されているURLは、「a-bank.com」、「bshop.co.jp」、「c-rental.co.jp」及び「dcon.com」であることが示されている。このうちURL「a-bank.com」のIPサーバ装置40によって提供されるサービスの名称は「A銀行オンラインバンキング」であり、そのサービスに割り当てられたサービスIDは「0001」であることが示されている。
【0033】
また、移動機10のユーザには、各々のサービス提供者によって、各々のサービス提供時においてのみ利用されるユーザIDが割り当てられている。図6では、例えば電話番号「090-3333-1111」が割り当てられた移動機10のユーザに対しては、A銀行オンラインバンキングサービスにおいて利用されるユーザIDとして「1234」が割り当てられていることが示されている。このユーザIDは、サービス提供者によってユーザが誰であるかを特定するために用いられる。なお、図6に示す「削除フラグ」は、URLが削除の対象となっていることを意味しており、「追加登録停止フラグ」は新規のブックマーク登録を停止していることを意味しているが、これらについては後に詳述する。
【0034】
次に、図7は、ユーザ情報DB653の一例を示す図である。このユーザ情報DB653では、各々の移動機10の電話番号と、登録コード情報と、申し込みIDと、認証コードとが対応付けられている。登録コード情報は、図1において説明した情報である。
【0035】
また、図1において説明したように、移動機10の電話番号はサービス申し込み時に、サービス提供者に対して通知されるようになっている。しかし、場合によっては自身の電話番号をサービス提供者に知られたくないと考えるユーザも少なくないことが予想される。このような場合に備えて、本実施形態では、電話番号に代えて、11桁の数字列である申し込みIDを用いてサービス申し込みを行うことが可能となっている。このサービス申し込みIDは、前述した図1において、ユーザがブックマーク機能を利用するための申し込みをサービス仲介者に対して行った時に仲介サーバ装置60によって生成される。そして、仲介サーバ装置60は、生成した申し込みIDをユーザ情報DB653に記憶するとともに、移動機10に送信してユーザに通知する。
図7に示す例では、例えば、電話番号「090-3333-1111」が割り当てられた移動機10に対応する申し込みIDは「85236251478」となっている。従って、この移動機10のユーザは電話番号「090-3333-1111」を用いてサービス申し込みを行ってもよいし、申し込みID「85236251478」を用いてサービス申し込みを行ってもよいことを意味している。
【0036】
認証コードは、サービス提供者とサービス仲介者との間で、各々のユーザについて定められた情報である。この認証コードの意義については後述する。
【0037】
次に、図8は、IP情報DB654の一例を示す図である。このIP情報DB654では、移動機10にサービスを提供するIPサーバ装置40のURLと、各々のサービスに割り当てられたサービスIDと、サービス名とが対応付けられている。図8に示す例では、URL「a-bank.com」が示すIPサーバ装置40によって提供されるサービスにはサービスID「0001」が割り当てられており、そのサービス名は「A銀行オンラインバンキング」であることを意味している。これらの情報は、図1において説明したステップS102の事前登録時にIP情報DB654に記憶されるようになっている。
【0038】
次に、図9は、エラー情報DB655の一例を示す図である。
本実施形態では、前述したように、悪意のあるサービス提供者がブックマーク登録を無差別に行うというような事態に陥ることがないように配慮している。そのため、ユーザの移動機10の電話番号と、ユーザ自身及びサービス仲介者しか知り得ないはずの登録コード情報とを用いて、サービス提供者からのブックマーク登録依頼が正当なものかどうかを判断する。更にこのような仕組みに加えて、次のような仕組みも採用している。即ち、サービス提供者からのブックマーク登録依頼が正当なものではなかった場合(即ち、サービス提供者から通知されてくる電話番号と登録コード情報との組み合わせが正しいものでなかった場合)が、どのくらいの回数或いは頻度で発生したかということをサービス仲介者が把握しておき、あるサービス提供者からのブックマーク登録依頼についての上記回数或いは上記頻度が予め定めた閾値を超えた場合には、そのサービス提供者からのブックマーク登録依頼を拒否し、ブックマーク登録を行わないようにしている。
【0039】
このようにサービス提供者からのブックマーク登録依頼が正当なものではない場合を「エラー発生」として捉え、そのエラー発生状況に基づいてブックマーク登録依頼を受け入れたり拒否することにより、悪意のあるサービス提供者の不正行為を排除することができる。
【0040】
図9に示す「サービス提供者ID」とは、各々のサービス提供者に割り当てられた識別情報である。また、図9に示す「エラー数」とは、サービス提供者から通知されてくる電話番号及び登録コード情報の組み合わせが、ユーザ情報DB653における電話番号及び登録コード情報の組み合わせと一致しなかった回数(1日あたりの累積回数)である。また、「エラー頻度」とは、サービス提供者から通知されてくる電話番号及び登録コード情報の組み合わせが、ユーザ情報DB653における電話番号及び登録コード情報の組み合わせと一致しなかった頻度(ブックマーク登録依頼100件当たりのエラー回数の発生頻度)である。例えば、エラー数の閾値が250件の場合、サービスID「0002」が示すサービスについてはブックマーク登録依頼のエラー件数が「251」件であり、閾値を超えているので、このサービスを提供するサービス提供者IDのサービス提供者が提供するサービスについては、通信装置50からのブックマーク登録依頼が仲介サーバ装置60によって拒否されることになる。
【0041】
B:動作
次に、上記構成からなる実施形態の動作について説明する。実施形態の動作は大別して、(1)ブックマークの登録、(2)ブックマークを利用したWWWアクセス、(3)ブックマークの削除、(4)ブックマークの登録の停止及び再開、という4種類がある。以下ではこれらを順番に説明していく。
【0042】
(1)ブックマーク登録
まず、図10に示したシーケンスを参照しながら、ブックマーク登録時の動作について説明する。なお、以下の説明においては、サービス提供者はサービス提供装置のURLをサービス仲介者に事前に届け出ているものとする。また、ユーザは移動機10aを用いて、IPサーバ装置40aを運営・管理するサービス提供者に対して、情報提供サービスの利用申し込みを事前に行っているものとする。そして、このときユーザからサービス提供者に通知された電話番号が「090-3333-1111」であり、登録コード情報が「9999」であるとする。また、サービス提供者はサービス仲介者に対して上記情報提供サービスのサービスIDは「0001」であるとする。また、各データベースの内容は、図6〜図9に示したとおりであるとする。また、通信装置50aは、クライアント証明書を証明書発行装置から既に受信しているものとする。
【0043】
図10において、通信装置50aは、オペレータの操作に応じてWWWブラウザを起動し、クライアント証明書を伴うHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS11)。仲介サーバ装置60はハードディスク65に記憶されているアプリケーションプログラム651を常時実行しており、上記HTTPリクエストを受信すると、ログイン画面を通信装置50aに表示させるWWWページを含むHTTPレスポンスを、通信装置50aに送信する(ステップS12)。
【0044】
通信装置50aはこのHTTPレスポンスを受信すると、サービス提供者IDとパスワードの入力をオペレータに促すログイン画面を表示する。次いで、オペレータが通信装置50aにサービス提供者IDとパスワードを入力すると、通信装置50aは入力された情報を含むHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS13)。仲介サーバ装置60はこれらの情報を用いて認証処理を行い、サービス提供者の正当性が確認されると、その旨のメッセージを含むHTTPレスポンスを通信装置50aに送信する(ステップS14)。次いで、サービス提供者のオペレータは、移動機10aのユーザによって通知されている電話番号「090-3333-1111」と登録コード情報「9999」の他に、この移動機10aのユーザに対して割り当てたユーザID「1234」と認証コード「45858265」とを通信装置50aの操作部56を用いて入力する。通信装置50aは、入力された上記情報とサービスID「0001」を含むHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS15)。
【0045】
仲介サーバ装置60は、受信したHTTPリクエストから、電話番号「090-3333-1111」と登録コード情報「9999」とを抽出し、この組み合わせがユーザ情報DB653に記憶されている組み合わせの内容と一致するか否かを判断する(ステップS16)。
【0046】
この判断の結果、両者が一致していることが確認された場合には、仲介サーバ装置60は、図9に示すようなエラー情報DB655を参照し、サービスID「0001」に対応するエラー回数或いはエラー頻度が閾値を超えていないか否かを判断する(ステップS17)。閾値を超えていなければ、仲介サーバ装置60は、アドレス情報DB652の電話番号「090-3333-1111」に対応するレコードに、URL、サービス名、ユーザIDなどを書き込む(ステップS18)。より具体的には、仲介サーバ装置60は、IP情報DB654を参照して、通信装置50aから通知されるサービスID「1234」に対応するURL「a-bank.com」とサービス名「A銀行オンラインバンキング」とを読み出し、これらをアドレス情報DB652に記述するとともに、ステップS16において通信装置50aから通知されているユーザID「1234」をアドレス情報DB652に記述する。これによって、アドレス情報DB652は図6に示すような内容となる。そして、仲介サーバ装置60は、ブックマーク登録が終了した旨のメッセージを含むHTTPレスポンスを通信装置50aに送信する(ステップS19)。
【0047】
(2)ブックマーク機能を利用したWWWアクセス
次に、図11に示したシーケンスを参照しながら、ブックマーク機能を利用したWWWアクセス時の動作について説明する。
ユーザは仲介サーバ装置60のブックマーク機能を用いてIPサーバ装置40aにアクセスしたい場合、まず、移動機10aのWWWブラウザソフトウェアを起動させて仲介サーバ装置60にアクセスするための所定の操作を行う。これに応じて、移動機10aは、仲介サーバ装置60にHTTPリクエストを送信する(ステップS21)。なお、このHTTPリクエストに対しては、移動機10aと仲介サーバ装置60との間に介在する中継装置によって、移動機10aの電話番号「090-3333-1111」が付加されるが、この仕組みは周知であるので詳細な説明は省略する(以下において同じ)。
【0048】
仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、初期メニューを示すWWWページを移動機10aに送信する(ステップS22)。移動機10aはこのWWWページを受信し、例えば図12に示すようにして液晶ディスプレイに表示する。ユーザが図12に示す「ブックマーク」というメニュー項目を選択する操作を行うと、これに応じて、移動機10aは、仲介サーバ装置60にHTTPリクエストを送信する(ステップS23)。なお、このHTTPリクエストに対しても移動機10aの電話番号「090-3333-1111」が付加されることになる。
【0049】
仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、アドレス情報DB652を参照して電話番号「090-3333-1111」に対応するサービス名及びURLを全て読み出し、これらをリスト形式で纏めたブックマークページを生成し、移動機10aに送信する(ステップS24)。移動機10aはこのブックマークページを受信し、例えば図13に示すようにして液晶ディスプレイに表示する。
【0050】
ここで、ユーザが移動機10aを操作して、図13に示す「1.A銀行オンラインバンキング」という項目を選択すると、この選択操作に応じて、移動機10aはHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS25)。
【0051】
仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、アドレス情報DB652を参照して、URL「a-bank.com」と、ユーザID「1234」と、認証コード「45858265」とを読み出す。そして、仲介サーバ装置60は読み出したこれらのURL、ユーザID及び登録コード情報を含むHTTPレスポンスを生成し、移動機10aに送信する(ステップS26)。移動機10aはこのHTTPレスポンスを受信し、図14に示すような画像を液晶ディスプレイに表示する。
【0052】
この画像のHTMLソースを図15に示す。図15に示されているパラメータ名「svcid」はサービスIDを意味しており、パラメータ名「pswd」は認証コードを意味しており、パラメータ名「uid」はユーザIDを意味している。そして、図15の「<form action="http://a-bank.com/"method="post">」は、図14の「OK」という表記部分がユーザによって選択されると、上記のような各パラメータの値が、POSTメソッドを用いたHTTPリクエストによって、URL「a-bank.com」のIPサーバ装置40aに送信されることを意味している。
【0053】
このようなPOSTメソッドを用いたHTTPリクエストが移動機10aからIPサーバ装置40aに送信されると(図11のステップS27)、IPサーバ装置40aは、HTTPリクエストに含まれる認証コード「45858265」とユーザID「1234」の組み合わせが予め記憶しているものと一致するかどうかを判断する。この結果、一致すれば、IPサーバ装置40aは、ユーザID「1234」が示すユーザに応じたWWWページを生成し、HTTPレスポンスとして移動機10aに送信する(ステップS28)。移動機10aはこのHTTPレスポンスを受信し、図16に示すような画像を液晶ディスプレイに表示する。
なお、上記判断の結果、一致しない場合には、IPサーバ装置40aは、サービスが提供できない旨のエラーページをHTTPレスポンスとして移動機10aに送信する。
【0054】
上記のような認証コードの意義は以下の通りである。
サービス提供者が例えばオンラインのクレジットショッピングサービスを行うような場合には、そのサービス提供者はユーザIDとしてクレジット番号を使用する可能性がある。クレジット番号は通常の買い物時に店員などに知られてしまうことがあるから、このようにクレジット番号を不正に入手した第3者が、このクレジット番号をHTTPリクエストに含ませるなどして正当なユーザになりすまし、そのままサービス提供を受けるという可能性がある。本実施形態では、このような場合に備えて、一般にはあまり知られる虞のない「認証コード」を併用してユーザの正当性を確認するようにしている。
【0055】
また、上記のようにPOSTメソッドを用いた理由は以下の通りである。
例えばGETメソッドによりCGI(Common Gateway Interface)を利用してパラメータ値を相手に引き渡す場合には、HTTPリクエストの宛先を示すURLの末尾にそのパラメータ値が記述される。このようにURLに付随する形でパラメータ値が相手に引き渡される仕組みの場合、そのURLが参照されたりコピーされたりすることがあるから、これによって第3者にパラメータ値が知られてしまう虞がある。一方、POSTメソッドを用いた場合、パラメータ値は移動機10のようなユーザ端末装置によって表示されることはないので、パラメータ値が漏洩するような可能性が低くなる。また、現在市販されている携帯電話機は、HTMLソースを表示することはできないようになっているので、図15に示したようなHTMLソースを見ることもできないはずである。よって、移動機10として現状の携帯電話機を利用する限りは、パラメータ値が漏洩する可能性は低いと云える。
【0056】
(3)ブックマークの削除
次に、図17に示すシーケンスを参照しながら、ブックマーク機能によって既に記憶されているURLを削除するときの動作について説明する。なお、以下において削除対象となるのは、図6のアドレス情報DB652において、電話番号「090-3333-1111」に対応するサービスID「0004」が示すサービスである。また、このサービスを提供するサービス提供者は、IPサーバ装置40b及び通信装置50bを利用する第2のサービス提供者とする。
【0057】
図17において、例えばコンサートの告知キャンペーン等の期間限定のサービスが終了すると、通信装置50bは、ユーザID「kju123」と上記サービスのサービスID「0004」を含むHTTPリクエストを、削除要求として仲介サーバ装置60に送信する(ステップS31)。仲介サーバ装置60は、受信したHTTPリクエストから、ユーザID「kju123」とサービスID「0004」とを抽出し、アドレス情報DB652を参照して、図6に示す如く上記電話番号及びサービスIDに対応する削除フラグに「1」を設定する(ステップS32)。
【0058】
そして、移動機10aは、前述のステップS23と同様にして、仲介サーバ装置60にHTTPリクエストを送信する(ステップS33)。仲介サーバ装置60は、このHTTPリクエストを受信すると、アドレス情報DB652を参照して電話番号「090-3333-1111」に対応するサービス名及びURLを全て読み出し、これらをリスト形式で纏めたブックマークページを生成する。ただし、仲介サーバ装置60は、削除フラグに「1」が設定されているサービス名の表示領域近くにはテキストメッセージとは異なる特別な画像(アイコン)が表示されるようなブックマークページを生成する(ステップS34)。そして、仲介サーバ装置60は、このようにして生成したブックマークページを移動機10aに送信する(ステップS35)。移動機10aはこのブックマークページを受信し、例えば図18に示すようにして液晶ディスプレイに表示する。図中の「4.Dコンサート」の右側に表示されたアイコンは、そのサービスが削除予定であることを意味している。
【0059】
ここで、ユーザが移動機10aを操作して図18に示す「4.Dコンサート」という項目を選択すると、これに応じて、移動機10aはサービスID「0004」を含むHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS36)。
仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、図19に示すような画面を表示させるためのデータを含むHTTPレスポンスを移動機10aに送信する(ステップS37)。移動機10aはこのHTTPレスポンスを受信し、図19に示すようなページを液晶ディスプレイに表示する。
【0060】
そして、ユーザが移動機10aを操作して図19に示す「YES」という項目を選択すると、これに応じて、移動機10aはHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS38)。仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、アドレス情報DB652におけるユーザID「kju123」に対応したURLなどを削除する(ステップS39)。
【0061】
以上がサービス提供者からの依頼に基づくURLの削除である。ただし、本実施形態では、ユーザからの依頼に基づく削除ももちろん可能である。
この動作例について、図20に示すシーケンスを参照しながら説明する。なお、以下において削除対象となるのは、図6において電話番号「090-3333-1111」に対応するサービスID「0001」が示すサービスである。
図20において、移動機10aは、ユーザの所定の操作に従って、サービス名「A銀行オンラインバンキング」(サービスID「0001」)を削除することを要求する削除要求を、仲介サーバ装置60に送信する(ステップS51)。これに応じて、仲介サーバ装置60は、通信装置50aに対し、ユーザID「1234」のユーザがURLを削除する予定であることを通知する(ステップS52)。そして、通信装置50bから削除してよい旨の削除確認が仲介サーバ装置に送信されてくると(ステップS53)、仲介サーバ装置60は、アドレス情報DB652におけるユーザID「1234」に対応するURLなどを削除する(ステップS54)。
【0062】
(4)ブックマークの登録の停止及び再開
次に、図21に示したシーケンスを参照しながら、URLの追加登録の停止及びその再開時の動作について説明する。
図21において、ユーザは移動機10aを用いて所定の操作を行うと、移動機10aは、HTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS41)。仲介サーバ装置60は、HTTPリクエストを受信すると、アドレス情報DB652を参照して電話番号「090-3333-1111」に対応する追加登録停止フラグに「1」が設定されているか「0」が設定されているかを確認する。ここでは、図6に示すように「0」が設定されているので、仲介サーバ装置60は、追加登録停止の可否を問い合わせるWWWページを含むHTTPレスポンスを生成し、移動機10aに送信する(ステップS42)。移動機10aはこのHTTPレスポンスに含まれるWWWページを、例えば図22に示すようにして液晶ディスプレイに表示する。
【0063】
ここで、ユーザが移動機10aを操作して図22に示す「メニュー追加停止」という項目を選択すると、これに応じて、移動機10aはHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する(ステップS43)。仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、図6に示すアドレス情報DB652における電話番号「090-3333-1111」に対応する追加登録停止フラグに「1」を設定する(ステップS44)。これ以降、仲介サーバ装置60のCPU61は、サービス提供者からブックマーク登録依頼があってもURLを記憶しないようにする。
【0064】
一方、ステップS41において、アドレス情報DBにおいて電話番号「090-3333-1111」に対応する追加登録停止フラグに「1」が設定されていれば、仲介サーバ装置60は、追加登録停止解除の可否を問い合わせるWWWページを含むHTTPレスポンスを生成し、移動機10aに送信する。移動機10aはこのHTTPレスポンスに含まれるWWWページを、例えば図23に示すようにして液晶ディスプレイに表示する。
【0065】
ユーザが移動機10aを操作して図23に示す「メニュー追加停止解除」という項目を選択すると、これに応じて、移動機10aはHTTPリクエストを仲介サーバ装置60に送信する。仲介サーバ装置60は、上記HTTPリクエストを受信すると、図6に示すアドレス情報DB652における電話番号「090-3333-1111」に対応する追加登録停止フラグを「1」から「0」に設定する。これ以降、仲介サーバ装置60のCPU61は、URLの追加登録停止を解除し、サービス提供者からのブックマーク登録依頼に基づいてURLを記憶する処理を再開する。
【0066】
本発明は、上述した実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば上記実施形態では、ユーザ端末装置として無線通信を行う移動機10を用いていたが、これに限らず有線による通信を行うパーソナルコンピュータであってもよい。また、仲介サーバ装置60の機能は、WWWサーバ装置やデータベースサーバ装置などの複数のサーバ装置に分散させて持たせてもよい。
【0067】
また、実施形態では、1のサービス提供者が1つのIPサーバ装置40と1つの通信装置50とを利用する形態であったが、これに限らず、サービス提供者は複数のIPサーバ装置40と1つの通信装置50を利用する形態であってもよいし、1つのIPサーバ装置40と複数の通信装置50を利用する形態であってもよいし、複数のIPサーバ装置40と複数の通信装置50を利用する形態であってもよい。
【0068】
また、前述したブックマーク登録及びブックマーク削除に説明においては、仲介サーバ装置60と通信装置50とがリアルタイムに要求と応答を繰り返していくことで処理を進める形態について説明したが、必ずしもこれに限らない。例えば、サービス提供者は、登録或いは削除したいURLに関する情報が複数件分格納されたファイルをサービス仲介者に送り、サービス仲介者は夜間などの時間帯に上記ファイルの内容に従って登録或いは削除作業を行ってもよい。
【0069】
また、前述した登録コード情報と申し込みIDを生成するタイミングについては、次のような形態も採り得る。図1においては、ユーザがブックマーク機能を利用するための申し込みをサービス仲介者に行った時に、登録コード情報と申し込みIDが生成されるようになっている。しかし、場合によっては、ユーザが上記のようにサービス仲介者にブックマーク機能の利用申し込みを行う前に、サービス提供者に対して各種サービスの申し込みを行う、というようなケースが予想される。このようなケースに備えて、サービス仲介者は、ユーザからの“ブックマーク機能の利用申し込み”がある前に、サービス提供者から“ブックマーク登録依頼”があった場合には、この“ブックマーク登録依頼”を“ユーザからのブックマーク機能の利用申し込み”として捉えて、このときに、登録コード情報と申し込みIDとを生成する。このようにすれば、ユーザが事前にブックマーク機能の利用申し込みを行う必要がないので便利である。
【0070】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、ユーザにサービスを提供するサービス提供者からの要求に応じて、ユーザ端末装置に割り当てられている記憶領域に、サービスを提供するサーバ装置のアドレスを記憶することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の概略を説明するための図である。
【図2】 同実施形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態に係るIPサーバ装置の構成を閉めずブロック図である。
【図4】 同実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施形態に係る仲介サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 同実施形態に係る仲介サーバ装置が記憶しているアドレス情報データベースの内容を示す図である。
【図7】 同実施形態に係る仲介サーバ装置が記憶しているユーザ情報データベースの内容を示す図である。
【図8】 同実施形態に係る仲介サーバ装置が記憶しているIP情報データベースの内容を示す図である。
【図9】 同実施形態に係る仲介サーバ装置が記憶しているエラー情報データベースの内容を示す図である。
【図10】 同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図11】 同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図12】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図13】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図14】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図15】 同実施形態における移動機によって表示される画面のソースを示す図である。
【図16】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図17】 同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図18】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図19】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図20】 同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図21】 同実施形態における動作例を示すシーケンス図である。
【図22】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【図23】 同実施形態における移動機によって表示される画面例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b・・・移動機(ユーザ端末装置)、20・・・移動パケット通信網、30・・・インターネット、40a,40b・・・IPサーバ装置(サービス提供装置)、50a,50b・・・通信装置(通信装置)、61・・・CPU、64・・・通信部、65・・・ハードディスク装置、652・・・アドレス情報データベース、653・・・ユーザ情報データベース、654・・・IP情報データベース、655・・・エラー情報データベース、51・・・CPU、54・・・通信部、55・・・ハードディスク装置、56・・・操作部、41・・・CPU、44・・・通信部、45・・・ハードディスク装置。

Claims (7)

  1. ユーザ端末装置に割り当てられた端末識別情報と、当該端末識別情報に対応した登録コード情報とを関連づけて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    サービス仲介者によってサービスに割り当てられたサービス識別情報と当該サービスを提供するサービス提供装置のアドレスとを通信装置から受信し、受信したサービス識別情報とアドレスとを対応付けて記憶するサービス情報記憶手段と、
    前記端末識別情報と前記登録コード情報と前記サービス識別情報とを通信装置から受信する登録要求受信手段と、
    前記登録要求受信手段によって受信された端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせが、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせと一致するか否かを判断する認証手段と、
    前記認証手段によって前記組み合わせが一致していると判断された場合には、前記登録要求受信手段によって受信されたサービス識別情報に対応付けられて前記サービス情報記憶手段によって記憶されているアドレスを、前記登録要求受信手段によって受信された端末識別情報が示すユーザ端末装置に割り当てられた記憶領域に記憶するアドレス記憶手段と
    を備えるサービス仲介装置。
  2. 前記認証手段によって前記組み合わせが一致しないと判断された回数又は頻度を記憶するエラー情報記憶手段と、
    前記エラー情報記憶手段によって記憶されている回数又は頻度が予め定められた閾値を超過した場合には、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶させないようにする登録禁止手段と
    を備える請求項記載のサービス仲介装置。
  3. 前記ユーザ端末装置からの要求に基づいて、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶させないようにする追加登録停止手段を備える請求項記載のサービス仲介装置。
  4. 前記ユーザ端末装置からの要求に基づいて、前記アドレス記憶手段が前記アドレスを前記記憶領域に記憶することを再開させる登録停止解除手段を備える請求項記載のサービス仲介装置。
  5. 前記ユーザ端末装置は電話機であり、
    前記端末識別情報は前記電話機に割り当てられた電話番号である請求項記載のサービス仲介装置。
  6. 前記電話番号とは異なるコード情報を発行するコード発行手段と、
    発行された前記コード情報を前記電話番号に代わる前記端末識別情報として前記ユーザ端末装置に送信するコード送信手段と
    を備える請求項記載のサービス仲介装置。
  7. サービス仲介装置が、ユーザ端末装置から送信されてくる登録コード情報を受信し、受信した登録コード情報を前記ユーザ端末装置に割り当てられた端末識別情報と対応付けて記憶する一方、サービス仲介者によってサービスに割り当てられたサービス識別情報と当該サービスを提供するサービス提供装置のアドレスとを通信装置から受信し、受信したサービス識別情報とアドレスとを対応付けて記憶する第1のステップと、
    サービス仲介装置が、前記端末識別情報と前記登録コード情報と前記サービス識別情報とを通信装置から受信する第2のステップと、
    サービス仲介装置が、受信された端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせが、記憶されている端末識別情報及び登録コード情報の組み合わせと一致するか否かを判断する第3のステップと、
    サービス仲介装置が、前記組み合わせが一致していると判断した場合には、前記第2のステップにおいて受信されたサービス識別情報に対応付けられて記憶されているアドレスを、前記第2のステップにおいて受信された端末識別情報が示すユーザ端末装置に割り当てられた記憶領域に記憶する第4のステップと
    を備える装置制御方法。
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