JP4170469B2 - 検査点位置取得方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査対象構造物の平面に含まれる検査領域の任意点の位置を求める方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
長大平面構造物(典型的にはコンクリート壁面等)の整備点検においては、一般的に外観が重要な良否判断要素となる。例えば、ひび割れの長さ、幅や水漏れなどの有無等は、構造物の外観から判読される。近年では、平面構造物の外観画像を写真撮影した後、コンピュータによりデジタル画像処理や解析測定を行い点検する方法が開発されている。この方法を使うと、ディスプレイ画面を見ながら遠隔的に点検を行うことができる。
【0003】
このようなコンピュータ解析による点検方法では、画像のA−D変換時の分解能が重要となる。例えば、0.1mm 幅程度の細いひび割れを検出するためには、デジタル画像上でのピクセル間距離で0.025mm 程度の分解能が必要である。
【0004】
この際に問題になるのはデジタル画像のサイズである。例えば、上記分解能で50cm×50cmをカバーしようとすると、それだけで20000 ×20000 のピクセル数が必要になる。1ピクセルあたり8ビットの階調でこの画像を保存する場合は、約400MByteの記憶容量が必要となる。従って、数m〜数10mのオーダーの大きさの平面構造物全体をこの解像度および階調で保存する場合、ギガbyteオーダーのメモリが必要である。また画像処理を実行するコンピュータにも高い処理能力が要求される。このような理由から従来は、構造物の外観から要点検箇所の存在を確認し、その場所の画像だけを高い分解能で取り込んでコンピュータ画像解析を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来のひび割れの画像解析は、ひび割れ部分の画像を高い解像度で取得するものなので、ひび割れ自体の解析には適しているが、一方で、ひび割れが検査対象の構造物のどの位置を占めるかが問題となることがある。
【0006】
例えば、ダムにおいてひび割れらしきものが発見された場合、その位置次第では、実際に現地のダム壁に登り、その部分の精細調査を行う必要性が生じる。しかし、このような精細調査には膨大な時間と労力を要すため、予め、ひび割れのダム壁における位置を確認しておきたいという要望があった。
【0007】
この要望に対し、概略の位置取得だけならば、人間がダム全体を見てひび割れ部分の位置を見当づけることもできる。そのためにはダムを正面から撮影して正対画像を得るのが理想だが、撮影場所の確保の面からこのような撮影は容易ではなく、通常は斜めの角度から撮影が行われるので、写真を見てひび割れの位置を見当づけるのは困難であった。
【0008】
そこで、この発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の平面における位置を求める検査点位置取得方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による検査点位置取得方法は、検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の前記平面における位置を求める検査点位置取得方法であって、
前記検査領域が撮像された検査画像を読み込むステップと、
予め前記平面に定められた複数の基準点と前記検査領域とが撮像された平面画像を読み込むステップと、
予め測定された前記複数の基準点の位置データを設定するステップと、
前記平面画像における前記複数の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための係数を算出するステップと、
前記検査画像および前記平面画像に共通な複数の共通撮像点に基づいて、前記検査画像の任意の座標を前記平面画像の座標に変換するための係数を算出するステップと、
前記検査画像の範囲で任意点が指定されたときは、その指定された任意点の前記検査画像の座標を、前記平面画像の座標に変換するための係数と前記平面における位置に変換するための係数とを用いて、前記検査対象構造物の平面における位置に変換するステップと、を有することを特徴とする。
【0010】
この発明による検査点位置取得方法は、検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の前記平面における位置を求める検査点位置取得方法であり、従来のコンピュータ解析のための検査領域画像は、通常平面の部分画像であるから、この画像に加えて、撮像領域を大きくしながら段階的に平面全体の画像まで取得し、これら画像間を座標変換係数で対応づけようとしたものである。
【0011】
先ずひび割れ等が撮像された検査画像を先ず読み込み、また予め平面に定められた複数の基準点と検査領域とが撮像された平面画像(全体画像)を読み込む。また、予め測定された複数の基準点の位置データをコンピュータシステムなどに設定する。
【0012】
次に、オペレータが平面画像において指定した複数の基準点の座標をコンピュータシステムなどにより認識し、その認識した座標と設定された位置データとに基づいて、平面画像の任意の座標を平面における位置に変換するための係数、即ち座標変換係数を算出する。これは、いわゆる射影変換係数であり、平面画像と実際の平面との関係において、次の要素を含む変換を可能にする。即ち、拡大縮小、回転、平行移動および奥行き方向の傾きをもった変換が可能になる。
【0013】
そして、オペレータが指定した検査画像および平面画像に共通な複数の共通撮像点に基づいて、コンピュータシステムなどで演算を行い、検査画像の任意の座標を平面画像の座標に変換するための係数を算出する。この係数も前記した「位置に変換するための係数」と同様、射影変換係数(座標変換係数)である。
【0014】
そして検査画像の範囲でオペレータが位置を求めたい任意点を指定したときは、その指定された任意点の検査画像の座標を、予め算出された検査画像の任意の座標を平面画像の座標に変換するための係数と、平面画像の任意の座標を平面における位置に変換するための係数とを用いて、座標変換を段階的に行って、検査対象構造物の平面における位置に変換する。従って、検査画像の範囲において検査点として任意点を指定すれば、平面における位置を求めることができる。
【0015】
また、この発明の検査点位置取得装置は、検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の前記平面における位置を求める検査点位置取得装置であって、
前記検査領域が撮像された検査画像を読み込む検査画像読込手段と、
予め前記平面に定められた複数の基準点と前記検査領域とが撮像された平面画像を読み込む平面画像読込手段と、
予め測定された前記複数の基準点の位置データを設定する基準点設定手段と、
前記平面画像における前記複数の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための係数を算出する位置変換係数算出手段と、
前記検査画像および前記平面画像に共通な複数の共通撮像点に基づいて、前記検査画像の任意の座標を前記平面画像の座標に変換するための係数を算出する座標変換係数算出手段と、
前記検査画像の範囲で任意点が指定されたときは、その指定された任意点の前記検査画像の座標を、前記平面画像の座標に変換するための係数と前記平面における位置に変換するための係数とを用いて、前記検査対象構造物の平面における位置に変換する変換手段と、を有することを特徴とする
この発明による検査点位置取得装置は、検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の平面における位置を求めるために、上記説明した検査点位置取得方法を具現化した装置であり、撮像領域が段階的に平面全体まで大きく撮像された複数画像を読み込み、これら画像間を射影変換係数(座標変換係数)で対応づけることで、検査画像の範囲における任意点の平面における位置を求めることができるようにするものである。
【0016】
検査画像読込手段および平面画像読込手段は、フィルムリーダ等のA−D変換装置からなり、それぞれ検査画像および複数の基準点と検査領域とが撮像された平面画像を読み込む。
【0017】
また、予め測定された複数の基準点の位置データが、オペレータによって入力され、これを基準点設定手段がメモリに保存(設定)する。
【0018】
位置変換係数算出手段は、オペレータが平面画像において指定した複数の基準点の座標を認識し、その認識した座標と設定された位置データとに基づいて、平面画像の任意の座標を平面における位置に変換するための係数を算出する。これは、いわゆる射影変換係数であり、平面画像と実際の平面との関係において、次の要素を含む変換が可能になる。即ち、拡大縮小、回転、平行移動および奥行き方向の傾きをもった変換が可能になる。
【0019】
座標変換係数算出手段は、オペレータによって検査画像読込手段および平面画像読込手段によってそれぞれ読み込まれた検査画像および平面画像に共通な複数の共通撮像点が入力されると、これら共通撮像点の各画像における座標に基づいて、検査画像の任意の座標を平面画像の座標に変換するための係数、即ち座標変換のための射影変換係数を算出する。
【0020】
そして、変換手段は、オペレータによって検査画像の範囲で位置を求めたい任意点が指定されたときは、その指定された任意点の前記検査画像の座標を、予め算出された検査画像の任意の座標を平面画像の座標に変換するための係数と、平面画像の任意の座標を平面における位置に変換するための係数とを用いて、座標変換を段階的に行って、検査対象構造物の平面における位置に変換する。
【0021】
また、この発明の検査点位置取得装置は、前記平面画像読込手段は、予め前記検査領域を取り囲むように定められた4箇所の基準点が撮像された平面画像を読み込み、前記基準点設定手段は、予め測定された前記4箇所の基準点の位置データを設定し、前記位置変換係数算出手段は、前記平面画像における前記4箇所の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための8係数からなる射影変換係数を算出することを特徴とする。
【0022】
このような構成とすることで、検査領域を取り囲むように定められた4箇所の基準点から、8係数からなる射影変換係数を算出できるので、平面画像の任意の座標から平面における位置への変換において、回転、平行移動、縮尺および奥行き方向の傾きの要素を含んだ変換が可能となる。
【0023】
また、この発明の検査点位置取得装置は、前記座標変換係数算出手段は、8係数からなる射影変換係数を算出することを特徴とする。
【0024】
座標変換係数算出手段でも、8係数からなる射影変換係数を算出することで、検査画像の任意の座標から平面画像の座標への変換において、回転、平行移動、縮尺および奥行き方向の傾きの要素を含んだ変換が可能となる。
【0025】
更に、この発明の検査点位置取得装置は、前記座標変換係数算出手段は、非線形最適化手法を利用した画像処理により、前記射影変換係数を算出することを特徴とする。
【0026】
非線形最適化手法を利用した画像処理により射影変換係数を最適化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の検査点位置取得方法および装置の実施の形態を、図1ないし図7を参照しながら詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の検査点位置取得装置の第1の実施の形態の機器構成ブロック図である。
【0029】
カメラ1は、平面構造物の外観撮影を行うためのアナログカメラである。
【0030】
フィルムリーダ2は、撮影フィルムをスキャンして読み込み、平面構造物の外観画像をディジタル化する装置である。
【0031】
データ処理部3は、外観画像のディジタルデータを処理、解析して、本発明の目的である構造物における検査対象点の実寸位置座標(位置)を求めるコンピュータシステムである。
【0032】
この実施の形態では、作業者が平面構造物をカメラ1で写真撮影し、その撮影フィルムは現像されてフィルムリーダ2でディジタル画像に変換され、データ処理部3において処理される。
【0033】
図2は、データ処理部3のシステム構成図である。このデータ処理部3において、CPU31は、各種処理を行うための演算部31aと主記憶部31bとから構成される。CPU31には種々の周辺機器が接続される。まずデータバスを介して、前述したフィルムリーダ2および外部記憶装置32が接続される。外部記憶装置32は、取り外し可能な記憶媒体である磁気ディスクMにプログラム記憶領域32aと保存するデータ保存領域32bを設定し、解析処理を実行するためのプログラム、処理の過程で生成される中間データや結果データ等をデータをそれぞれ保存する。フィルムリーダ2からは、ディジタル化された平面構造物の外観画像データが転送されてくる。
【0034】
また、CPU31には、ディスプレイ装置33が接続される。ディスプレイ装置33は、3箇所の表示領域、即ち、低解像度画像領域33a、精細画像領域33bおよびメッセージ領域33cを備えている。CPU31には、また、マウス34およびキーボード35が接続され、画像上でのデータ入力および数値データ入力が可能となっている。
【0035】
このような構成のデータ処理部3では、演算部31aがプログラム記憶領域32aに記憶された解析プログラムを逐次主記憶部31bに読み込ませて、実行する。処理の過程における中間データは、必要に応じて主記憶部31bやデータ保存領域32bに保存される。ポインタを連動させるマウス34やキーボード35をオペレータが操作して、適宜入力が行われる。ディスプレイ装置33は、低解像度画像領域33a、精細画像領域33bにフィルムリーダ2から転送された画像を表示させて、データ入力を補助するとともに、処理の結果求められた検査対象点の実寸位置座標を、メッセージ領域33cに表示する。またメッセージ領域33cにオペレータへの指示メッセージを表示して、対話式に作業を進めることもできる。
【0036】
このようにオペレータの入力操作に伴い、逐次データ処理を実行することにより、実寸位置座標取得のための解析処理を実施することができる。
【0037】
尚、この実施の形態では、平面構造物の画像を取得するために、アナログカメラとフィルムリーダとを使用するが、これら装置に代えて、ディジタルカメラを利用し、画像を直接ディジタル化してもよい。
【0038】
図3は、この実施の形態の検査点位置取得装置を用いた検査点位置取得方法の概念図である。以下この図を参照しながらこの発明の概念を説明する。
【0039】
<基準点設定のための指標の設置作業>
平面構造物の表面の四隅近傍に、この図に示すような市松模様の指標を設置する。このような市松模様の指標としたのは、その図柄により中心点が視認しやすいからである。これら中心点は、以下に説明する実寸座標系の基準点となる。指標の代わりに平面構造物の目地の交差部分や、ひび割れの分岐点を4点定めて基準点としてもよい。
【0040】
<基準点の実寸座標の計測および実寸座標系の設定>
そして、これら4基準点の相対位置関係を測量する。この位置関係をもとに平面構造物の表面を座標平面と見立てて、実寸座標系(X,Y) を設定し、各指標の中心点R1,R2,R3,R4(基準点)の実寸座標(Xi,Yi)(i=1,2,3,4)を決定しておく。基準点の相対位置関係は実際に平面構造物において作業者が測量してもよいし、3角測量により各基準点の3次元座標を計測し、それらを平面構造物に投影する方法を用いてもよい。また、平面構造物の目地の交差部分を基準点とする場合は、設計図から取得してもよい。
【0041】
<低解像度画像の取得>
次に、基準点R1〜R4を含む平面構造物のディジタル画像(通常は平面すべて)を取得する。先ず、カメラ1を使って、アナログ撮影を行い、現像後にフィルムリーダ2を使用してディジタル画像に変換する(以下、このディジタル画像を低解像度画像と記す。)。撮影に際しては、歪みの少ないレンズを使用するのが好ましい。デジタルカメラを用いる場合は、なるべく画素数の多い高解像度カメラを使用する。後述する精細画像の取得においても同様である。
【0042】
<精細画像の取得>
低解像度画像を得る一方、ひび割れ部分Aの精細なディジタル画像を取得する。これは従来から行われている工程であり、ひび割れ近傍の比較的狭い領域の画像を低解像度画像よりも高い解像度で取得する(以下、このディジタル画像を精細画像と記す。)。この精細画像も上記低解像度画像と同様に、フィルムリーダ2を使用して現像後の撮影フィルムを読み取って取得し、コンピュータに保存する。
【0043】
<基準点の低解像度画像座標の計測>
次に、基準点R1〜4の低解像度画像の範囲における座標(xi,yi)(i=1,2,3,4)を取得する。低解像度画像の範囲における座標はピクセル座標で表現される(以下、低解像度画像座標系と記す)。
【0044】
<第1射影変換係数h の算出>
次に、基準点の実寸座標および低解像度画像座標から第1射影変換係数h を算出する。
【0045】
第1射影変換係数h は、平面構造物が凹凸のない理想平面で、カメラ1をピンホールカメラと近似的にみなしたときの座標変換係数であり、低解像度画像座標系(x,y) と実寸座標系(X,Y) とを数式1で表したときの、係数h1,h2,...,h8からなる集合である。
【0046】
【数1】
X=(h1x+h2y+h3)/(h7x+h8y+1)
Y=(h4x+h5y+h6)/(h7x+h8y+1)
第1射影変換係数h は基準点R1〜4の実寸座標(xi,yi)(i=1,2,3,4) および低解像度画像座標(xxi,yyi)(i=1,2,3,4) を数式1に代入して8元1次連立方程式を立て、これを解くことにより得ることができる。
【0047】
<第2射影変換係数H の算出>
上述の第1射影変換係数h と同じように、精細画像における座標系(xx,yy) (以下、精細画像座標系と記す。)から低解像画像度画像座標系(x,y) への座標変換も、射影変換係数を用いて表すことができる。
【0048】
すなわち、第2射影変換係数H(H1,H2,...,H8)は数式2の変換を与える射影変換係数である。
【0049】
【数2】
x=(H1xx+H2yy+H3)/(H7xx+H8yy+1)
y=(H4xx+H5yy+H6)/(H7xx+H8yy+1)
第2射影変換係数H も理論的には第1射影変換係数h を求めた方法のように、基準となる4点の座標情報を用いて求めることができるが、精細画像には必ずしも4箇所の指標が含まれるとは限らないので、この実施の形態では後述するLM法(Levenberg-Marquardt 法)という非線形最適化手法を用いて第2射影変換係数H を求める。
【0050】
<射影変換係数の合成>
既に求められた第1射影変換係数h 、および第2射影変換係数H とを合成して、精細画像座標系(xx,yy) から実寸座標系(X,Y) への合成射影変換係数HHを算出する。これらの射影変換係数は、いずれも8係数から構成されるので、これらを用いて、回転、平行移動、縮尺および奥行き方向の傾きの要素を含んだ変換を行うことができる。
【0051】
<オブジェクトの指定>
この実施の形態でオブジェクトとは実寸座標が求められる検査対象点であり、オペレータが精細画像の範囲内で指定する。
【0052】
通常この段階の前に、ひび割れ写真解析などの他の技術を用いて解析点検が行われ、ある部分の構造物における実寸座標が必要となった場合に、これ以降の段階へと進む。ここで指定されたオブジェクトPobjの精細画像座標をPobj(xxobj,yyobj) とする。
【0053】
<オブジェクトの実寸座標の算出>
最後に、オブジェクトPobjの精細画像座標(xxobj,yyobj) を射影変換係数HHで座標変換して、オブジェクトPobjの実寸座標(Xobj,Yobj) 、つまり平面構造物における位置を算出する。
【0054】
以上この発明の概念を説明したが、この発明は、射影変換係数を用いて指定されたオブジェクトの実寸座標(位置)を段階的に求めるものである。ただし、このように2段階に限定するものではなく、3段階以上の変換を行うことでも、同様に実寸座標を求めることができる。
【0055】
次に、この発明の検査点位置取得装置の第1の実施の形態における、検査対象点の実寸座標取得動作を説明する。
【0056】
図4は、第1射影変換係数h を求めるためデータ処理部3において実行される解析プログラムのフローチャートである。
【0057】
先ず、予め実測された基準点R1〜4の実寸座標(Xi,Yi)(i=1,2,3,4)をキーボード35から数値入力する(S41)。次にディスプレイ装置33の低解像度画像表示部33aに表示された画像上で、マウス34によりポインタを移動させ、クリックして基準点R1〜4を指定する(S42)。演算部31aにて基準点R1〜4の低解像度画像座標(xi,yi) (i=1,2,3,4) を算出する(S43)。8元1次連立方程式解法に基づく演算を演算部31aにて実行し、第1射影変換係数h を算出し、これを主記憶部31bおよび外部記憶装置32に装着された磁気ディスクMのデータ保存領域32bに保存する(S44)。すなわちデータ処理部3において、4点の基準点の実寸座標と低解像度画像座標との関係を演算処理することで第1射影変換係数h を求めることができる。
【0058】
次に、第2射影変換係数H を求めるための解析プログラムについて説明するが、この解析プログラムの実行に先立って、オペレータは、ディスプレイ装置33の低解像度画像領域33aおよび精細画像領域33bに表示された低解像度画像および精細画像を見て、両画像に含まれた特徴点を2点任意に選択する。
【0059】
図5は、特徴点P1,P2 を両画像において指定するときのディスプレイ装置33に表示される画像の模式図である。この図に示すように、ひび割れの分岐点等の特徴的な形状部分を特徴点とすればよい。
【0060】
図6は、第2射影変換係数H を求めるためデータ処理部3において実行される解析プログラムのフローチャートである。
【0061】
オペレータは先ず、マウス34によってポインタを操作して、図5に示すように低解像度画像上で、特徴点P1,P2 を指定する(S61)。これらの特徴点は、最適化計算の初期値を単に与えるだけのものであるから、形状を正確にとらえなくてもよい。次にデータ処理部3の演算部31aが、P1,P2 の低解像度画像座標(xp1,yp1),(xp2,yp2) を算出する(S62)。そして、精細画像においてもオペレータは特徴点P1,P2 を指定する(S63)。演算部31aが、P1,P2 の精細画像座標(xxp1,yyp1),(xxp2,yyp2) を算出する(S64)。
【0062】
次に、最適化計算のために必要な初期値H0を算出する(S65)。
【0063】
LM法では、解析計算を実行する前に第2射影変換係数H の初期値H0を与える必要がある。この初期値H0にはある程度の誤差が含まれていてもよい。
【0064】
この実施の形態では、精細画像座標から低解像度画像座標への変換を近似的にヘルマート変換(射影変換の一種であり、回転・平行移動・スケール変換のみによる変換)とみなして先ず次の制限を与えることにより、初期値H0の未知係数を8から4に減らす。
【0065】
【数3】
H1=H5,H2=-H4,H7=0,H8=0
さらに、特徴点P1,P2 の低解像度画像座標および精細画像座標を数式2に代入して得られる4元1次連立方程式を解く演算を、演算部31aに実行させることで、射影変換係数H の初期値H0を算出する。
【0066】
また、低解像度画像と精細画像の概略の縮尺比Sが分かっており、かつ両者の間にほとんど回転がない場合、さらに次の制限を加えることができる。
【0067】
【数4】
H1=S,H2=0
これにより、[数2]の未知係数は4から2に減り、2元1次連立方程式を解くだけでよい。このときオペレータは、ただ一つの特徴点の低解像度画像座標および精細画像座標のみが必要となる。
【0068】
次に、初期値H0を基にして、LM法による非線形最適化を演算部31aに実行させて、第2射影変換係数H の最終値を求め、このデータを保存する(S66)。
【0069】
即ちこのステップでは、演算部31aが次の評価関数F(H)を最小にするような最適化演算を行って第2射影変換係数H の収束値(最終値)を求める。
【0070】
【数5】
ここでN は精細画像のピクセル総数、I(x,y)は低解像度画像の座標(x,y) のピクセルの輝度、II(x,y) は精細画像の座標(xx,yy) のピクセルの輝度である。
【0071】
このように仮定の射影変換係数を用いた射影変換前後の画像において、輝度差のピクセル総和が最小となるような非線形最適化演算を実行することより、第2射影変換係数H を収束的に求めることができる。また、座標変換をヘルマート変換とみなして第2射影変換係数H の初期値H0を最適化演算処理に与えることで、初期値を与えない場合に比べ最適化の誤差が少なくなり、計算時間も短縮できる。
【0072】
以上説明したようにして第1射影変換係数h および第2射影変換係数H が求まり保存されれば、後述する実寸座標取得の準備が整ったことになる。
【0073】
図7は、演算部31aにて実行される、実寸座標の取得プログラムのフローチャートである。
【0074】
先ず、オペレータは精細画像でのオブジェクトPobjの指定をする(S71)。この指定は、精細画像をディスプレイ装置33の精細画像領域33bに表示させて、マウス34によりポインタを移動させてクリックして行う。次に、オブジェクトPobjの精細画像座標(xxobj,yyobj) を算出する(S72)。そして先に求めた第2射影変換係数H を読み出して、精細画像座標(xxobj,yyobj) を座標変換し、低解像度画像座標(xobj,yobj) を算出する(S73)。さらに第1射影変換係数h を用いて低解像度画像座標(xobj,yobj) を座標変換し、オブジェクトPobjの実寸座標(Xobj,Yobj) を算出する(S74)。ディスプレイ装置33のメッセージ領域33cに、算出されたオブジェクトPobjの実寸座標(Xobj,Yobj) を表示する(S75)。
【0075】
尚、オブジェクトの精細画像座標の指定については、別に用意したひび割れの解析装置等により求められた種々のデータ(ひび割れの位置や、これと相対的に求められた巾や長さをラスタ又はベクトルデータとしたもの等)から演算して、オペレータを介さずに入力しても良い。
【0076】
このように、指定されたオブジェクトの精細画像座標に対し、射影変換(座標変換)を2段階に実行することで、オブジェクトの実寸座標を求めることができる。そして、画像データや射影変換係数データは保存されているので、実寸座標の算出は、異なるオブジェクトに対して何回でも行うことができる。尚、図3に示したように、合成した射影変換係数HHを予め求めておき、オブジェクトPobjの精細画像座標(xxobj,yyobj) から、直接、実寸座標(Xobj,Yobj) を算出することもできる。
【0077】
<精細画像と低解像度画像の解像度比の制限>
尚、精細画像と低解像度画像の解像度比が10以内なら、LM法による第2射影変換係数H(H1,H2,...,H8)の収束が精度よく行われるが、解像度比が10以上のときは、求められた第2射影変換係数H には比較的大きい誤差が含まれることが経験により分かっている。誤差を少なくするには、中間の解像度を有する画像(中解像度画像)を取得して、精細画像と中解像度画像、および中解像度画像と低解像度画像の、それぞれを対応させる射影変換係数を精度よく求め、これら射影変換係数による座標変換を行うことで、解像度比が10以内の場合のように精度よい実寸座標を求めることができる。また、コンクリート構造物などの表面の特徴の乏しいものを検査対象平面とする場合は、最適化の初期値計算前に、ヒストグラムの正規化等の画像処理を行うことで、第2射影変換係数H に含まれる誤差を小さくすることができる。
【0078】
また、本実施の形態では、回転、平行移動、縮尺および奥行き方向の傾きの要素を含んだ座標変換を行うために、8係数からなる射影変換係数を用いたが、本発明による検査点位置取得装置は、この実施の形態に限るものではない。
【0079】
例えば、実寸座標系と低解像度画像座標系との座標変換をヘルマート変換であらわすことで実用上十分であれば、第1射影変換係数h は4係数から構成されることとなり、この実施の形態で4箇所設けた指標を2箇所に減らすこともできる。
【0080】
また、精細画像座標系と低解像度画像座標系との座標変換も、ヘルマート変換のみで十分であれば、説明したLM法による最適化を省いてもよい。
【0081】
以上説明のように、この発明の検査点位置取得方法あるいは装置は、基準点および共通撮像点(特徴点)から求めた係数を用いて座標変換を段階的に行うことにより、検査画像(狭域画像)の任意点(オブジェクト)から、その検査対象構造物の平面全体における位置を求めることができる。
【0082】
また、8係数からなる射影変換係数を用いたことにより、斜めの角度から撮像された画像(奥行き方向の傾き要素を含む画像)からでも検査点の位置が正確に求まる。また射影変換係数を用いたことで、フィルムリーダの読取り歪みも吸収でき、正確な座標変換ができるので実用上で優れた効果を奏する。
【0083】
【発明の効果】
この発明の検査点位置取得方法によれば、基準点の位置データおよび共通撮像点から求めた係数を用いて座標変換を段階的に行うことにより、指定された検査領域の任意点からその検査対象構造物の平面全体における位置を求めることができるので、実用上で優れた効果を奏する。特に大規模な平面構造物の点検業務に際し、遠隔的に位置が取得できるので、現地調査の手間が省け時間と労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査点位置取得装置の第1の実施の形態の機器構成ブロック図である。
【図2】図1に示す装置のデータ処理部の構成図である。
【図3】本発明による検査点位置取得方法の概念図である。
【図4】図1に示す装置における第1射影変換係数を求めるためのプログラムのフローチャートである。
【図5】図1に示す装置における特徴点を指定するときのディスプレイ表示画像の模式図である。
【図6】図1に示す装置における第2射影変換係数を求めるためのプログラムのフローチャートである。
【図7】図1に示す装置におけるオブジェクトの実寸座標を求めるためのプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ
2 フィルムリーダ
3 データ処理部
31 CPU
31a 演算部
31b 主記憶部
32 外部記憶装置
32a プログラム記憶領域
32b データ保存領域
33 ディスプレイ装置
33a 低解像度画像領域
33b 精細画像領域
33c メッセージ領域
34 マウス
35 キーボード
Claims (5)
- 検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の前記平面における位置を求める検査点位置取得方法であって、
前記検査領域が撮像された検査画像を読み込むステップと、
予め前記平面に定められた複数の基準点と前記検査領域とが撮像された平面画像を読み込むステップと、
予め測定された前記複数の基準点の位置データを設定するステップと、
前記平面画像における前記複数の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための係数を算出するステップと、
前記検査画像および前記平面画像に共通な複数の共通撮像点に基づいて、前記検査画像の任意の座標を前記平面画像の座標に変換するための係数を算出するステップと、
前記検査画像の範囲で任意点が指定されたときは、その指定された任意点の前記検査画像の座標を、前記平面画像の座標に変換するための係数と前記平面における位置に変換するための係数とを用いて、前記検査対象構造物の平面における位置に変換するステップと、を有することを特徴とする検査点位置取得方法。 - 検査対象構造物の平面に含まれた検査領域の任意点の前記平面における位置を求める検査点位置取得装置であって、
前記検査領域が撮像された検査画像を読み込む検査画像読込手段と、
予め前記平面に定められた複数の基準点と前記検査領域とが撮像された平面画像を読み込む平面画像読込手段と、
予め測定された前記複数の基準点の位置データを設定する基準点設定手段と、
前記平面画像における前記複数の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための係数を算出する位置変換係数算出手段と、
前記検査画像および前記平面画像に共通な複数の共通撮像点に基づいて、前記検査画像の任意の座標を前記平面画像の座標に変換するための係数を算出する座標変換係数算出手段と、
前記検査画像の範囲で任意点が指定されたときは、その指定された任意点の前記検査画像の座標を、前記平面画像の座標に変換するための係数と前記平面における位置に変換するための係数とを用いて、前記検査対象構造物の平面における位置に変換する変換手段と、を有することを特徴とする検査点位置取得装置。 - 前記平面画像読込手段は、予め前記検査領域を取り囲むように定められた4箇所の基準点が撮像された平面画像を読み込み、
前記基準点設定手段は、予め測定された前記4箇所の基準点の位置データを設定し、
前記位置変換係数算出手段は、前記平面画像における前記4箇所の基準点の座標を認識し、その認識した座標と前記設定された位置データとに基づいて、前記平面画像の任意の座標を前記平面における位置に変換するための8係数からなる射影変換係数を算出することを特徴とする請求項2記載の検査点位置取得装置。 - 前記座標変換係数算出手段は、8係数からなる射影変換係数を算出することを特徴とする請求項2または請求項3記載の検査点位置取得装置。
- 前記座標変換係数算出手段は、非線形最適化手法を利用した画像処理により、前記射影変換係数を算出することを特徴とする請求項4項記載の検査点位置取得装置。
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