JP4169488B2 - 3次元形状簡略表示用データ作成方法、装置および記録媒体 - Google Patents

3次元形状簡略表示用データ作成方法、装置および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3次元CAD(computer aided design:コンピュータ支援設計)/CAM(computer aided manufacturing:コンピュータ支援製造)/CAE(computer aided engineering:コンピュータ支援技術)/CG(computer graphics:コンピュータグラフィックス)等の3次元形状を取り扱う分野に係り、特に3次元形状簡略表示用データ作成方法、3次元形状簡略表示用データ作成装置および3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
3次元CAD/CGシステム等の普及により3次元形状データの利用者層が拡大している。これに伴い、一層快適な操作性を提供するために、3次元形状データの表示速度を向上させ、対話的な表示を実現する必要性が高まっている。
このような3次元形状データの高速表示を実現するために採用されている手法の1つに、LOD(Level Of Detail:詳細度)の導入がある。すなわち、上記LODは、同一の3次元形状に対して複数の異なるLODの表示用データを用意し、視点から当該3次元形状までの距離等に応じて表示用データを切り替え、必要以上に詳細な表示を避けることによって、高速表示を実現する手法である。
ここで、従来、簡略表示用データ(低LODデータ)は、元の3次元形状を構成する3次元形状要素間の包含関係にかかわらず、すべての3次元形状要素を一律に低いLODで表示するように作成されていた。
【0003】
また、3次元形状の高速表示に外接直方体あるいは外接球を利用した方法として、特開平5−54087号公報に開示された方法が知られている。この方法は、任意の複数の3次元形状をグループ化し、そのグループに属するすべての3次元形状を包含する外接直方体あるいは外接球を求めることによって表示を高速化するものである。この特開平5−54087号公報の方法では、3次元形状を構成する3次元形状要素間の包含関係については着目しておらず、全く考慮していなかった。また、3次元形状要素間の包含関係に着目した方法としては、本出願人が特願2000−131851号として出願した技術があるが、これは、3次元形状を構成する個々の3次元形状要素同士の包含関係だけを考慮した方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
LODを導入した場合の、従来の3次元形状データの高速表示手法では、元の3次元形状を構成する3次元形状要素間の包含関係を考慮することなく、すべての3次元形状要素を低いLODで表示するように簡略表示用データを作成する。このため、例えば外装筐体の3次元形状要素に包含され覆い隠されてしまう内部部品の3次元形状要素など、本来表示処理の対象とする必要のない3次元形状要素のデータまでもが簡略表示用データに含まれてしまい、表示の高速化が阻害されることがあった。
また、例えば蓋と器のような上下2個の3次元形状要素から構成される外装筐体(以下、このように複数の3次元形状要素から構成される3次元構成要素群を「3次元形状要素集合」と称する)に内部部品の3次元形状要素が覆い隠されている場合がある。このような場合には、特願2000−131851号により提案した技術では、内部部品が蓋にも器にも包含されない(事実その通りであるが)と判断されてしまい、蓋と器の組み合わせにより包含されるために本来不要な内部部品の3次元形状要素のデータが簡略表示用データに含まれてしまうことがあった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、3次元形状要素の要素外接領域および3次元形状要素集合の要素集合外接領域を利用し、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮して不要データを削除し、高速表示等に好適な簡略表示用データを得ることを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成方法、3次元形状簡略表示用データ作成装置および3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成方法を提供することにある。
また、本発明の請求項2の目的は、特に、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ3次元形状要素集合の包含関係を考慮して、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成方法を提供することにある。
【0006】
本発明の請求項3の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接直方体を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成方法を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接球を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成方法を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成装置を提供することにある。
【0007】
本発明の請求項6の目的は、特に、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ3次元形状要素集合の包含関係を考慮して、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接直方体を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接球を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成装置を提供することにある。
【0008】
本発明の請求項9の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ3次元形状要素集合の包含関係を考慮して、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接直方体を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項12の目的は、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接球を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能な3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成方法は、上述した目的を達成するために、
複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データをコンピュータの下記機能を用いて作成する方法であって、
複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および該3次元形状の詳細表示用データを用意する機能により該詳細表示用データを用意するステップと、
前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める機能により該要素外接領域を求めるステップと、
前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する機能により該包含関係を判断するステップと、
前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る機能により該3次元形状の簡略表示用データを得るステップと
を有することを特徴としている。
【0010】
また、請求項2に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成方法は、前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める機能により、該3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求めるステップであることを特徴としている。
請求項3に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成方法は、前記要素外接領域を求めるステップおよび前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める機能により、該3次元形状要素集合の外接直方体を求めるステップを含むことを特徴としている。
請求項4に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成方法は、前記要素外接領域を求めるステップおよび前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める機能により、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求めるステップを含むことを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置は、上述した目的を達成するために、
複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成する装置であって、
複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および前記3次元形状の詳細表示用データを用意する手段と、
前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める手段と、
前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する手段と、
前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る手段と
を具備することを特徴としている。
【0012】
請求項6に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置は、前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める手段であることを特徴としている。
請求項7に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置は、前記要素外接領域を求める手段および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める手段を含むことを特徴としている。
請求項8に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置は、前記要素外接領域を求める手段および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める手段を含むことを特徴としている。
【0013】
請求項9に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上述した目的を達成するために、
コンピュータに、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成する機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムが、
複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および該3次元形状の詳細表示用データを用意する機能と、
前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める機能と、
前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する機能と、
前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る機能と
を前記コンピュータに実現させるためのプログラムを含むことを特徴としている。
【0014】
請求項10に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録されたプログラムにより実現される前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能が、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める機能を含むことを特徴としている。
請求項11に記載した発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録されたプログラムにより実現される前記要素外接領域を求める機能および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能が、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める機能を含むことを特徴としている。
【0015】
請求項12に記載した本発明に係る3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記記録されたプログラムにより実現される前記要素外接領域を求める機能および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能が、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める機能を含むことを特徴としている。
【0016】
【作用】
すなわち、本発明の請求項1による3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項5による3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項9によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムは、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成するにあたり、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および該3次元形状の詳細表示用データを用意し、前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求め、前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断して、前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る。
このような構成により、3次元形状要素の要素外接領域および3次元形状要素集合の要素集合外接領域を利用し、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮して不要データを削除し、高速表示等に好適な簡略表示用データを得ることができ、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することが可能となる。
【0017】
また、本発明の請求項2による3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項6による3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項10によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムは、前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める。
このような構成により、特に、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ3次元形状要素集合の包含関係を考慮して、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することが可能となる。
【0018】
本発明の請求項3による3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項7による3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項11によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムは、前記要素外接領域を求める際および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める。
このような構成により、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接直方体を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能となる。
本発明の請求項4による3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項8による3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項12によるコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムは、前記要素外接領域を求める際および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める。
このような構成により、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接球を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の3次元形状簡略表示用データ作成装置を詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の一つの実施の形態に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置の構成および動作を示している。このうち、図1は、3次元形状簡略表示用データ作成装置における機能構成をブロック化して示す機能ブロック図、図2は、図1の3次元形状簡略表示用データ作成装置の機能を実現するためのシステム構成を示すシステムブロック図、図3は、図1の3次元形状簡略表示用データ作成装置において3次元形状の簡略表示用データを作成する動作を説明するためのフローチャート、そして図4は、図3の動作における3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を判断する動作を説明するためのフローチャートである。
【0020】
図1に示す3次元形状簡略表示データ作成装置の機能構成において、3次元形状簡略表示用データ作成装置は、入力部11、要素外接領域計算部12、包含関係判断部13、部分データ削除部14、出力部15、および表示部16の各機能部から構成される。これら図1に示す3次元形状簡略表示用データ作成装置の各機能は、図2にシステム構成を示すコンピュータシステムおよびその上で動作するプログラムによって実現される。図2の3次元形状簡略表示用データ作成装置は、バス0、中央処理装置(CPU)1、メモリ2、外部記憶装置3、入力装置4および、表示装置5を備えて構成される。
中央処理装置1は、一般的にはマイクロプロセッサ等を用いて構成される処理中枢である。メモリ2は、半導体メモリ等からなり、中央処理装置1における処理に直接関連して用いられる。外部記憶装置3は、典型的には、ハードディスク等により構成される。入力装置4は、このシステムに対する各種情報の入力に用いられ、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、イメージスキャナ、ディジタイザ等を含み、各種操作指令情報および3次元形状要素データ等をシステムに入力する。
【0021】
表示装置5は、液晶ディスプレイ、CRT(陰極線管)等からなり、中央処理装置1における処理経過および処理結果等を表示するために用いられる。これら中央処理装置1、メモリ2、外部記憶装置3、入力装置4および、表示装置5は、共通のバス0に接続されている。
このようなシステム構成において実現される各種機能を説明するための図1に示す機能ブロック図において、入力部11は、入力装置4および外部記憶装置3からの入力情報を取り込む。要素外接領域計算部12は、3次元形状要素に基づき、該3次元形状要素または複数の3次元形状要素からなる3次元形状要素集合に外接する外接直方体または外接球等の所定の3次元形状の外接領域を算出する。包含関係判断部13は、前記外接領域相互の包含関係を判断する。部分データ削除部14は、簡略表示用データを作成する対象となる全ての3次元形状の対象データをもとにして包含関係判断部13の判断に基づき他の外接領域に包含される3次元形状の部分データを削除する。出力部15は、部分データ削除部14により削除されずに残ったデータのみについての簡略表示用データを、表示部16および外部記憶装置3に出力する。表示部16は、表示装置5に接続されており、出力部15から出力された簡略表示用データを表示装置5に表示させる。
【0022】
次に、上述した図1および図2のように構成された3次元形状簡略表示データ作成装置の詳細な動作を図3および図4に示すフローチャートを参照して説明する。
(1) 入力部11を経由して、N個(Nは1以上の自然数)の3次元形状要素から構成される3次元形状(の識別情報)(ステップS101)および当該3次元形状の詳細表示用データ(ステップS102)を用意する。ここでは、単一の3次元形状要素と複数の3次元形状要素からなる3次元形状要素集合とを共通の概念で取り扱うため、全ての3次元形状要素をN個の三次元形状要素からなる3次元形状要素集合として取扱い、単一の3次元形状要素は、その3次元形状要素集合のN=1の場合とする。
【0023】
(2) 要素外接領域計算部12により各3次元形状要素の要素外接領域を求める(ステップS103)。要素外接領域は、外接直方体であってもよく、外接球であってもよく、あるいはそれらの組み合わせてあってもよい。
(3) 包含関係判断部13において、個々の3次元形状要素の要素外接領域と上述した3次元形状要素集合の要素集合外接領域とを含む各外接領域の包含関係によって3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係を判断し、他の3次元形状要素集合に包含されると判断された3次元形状要素にマークをつける(ステップS104)。
(4) 部分データ削除部14において、詳細表示用データをもとにして、マークがつけられた3次元形状要素に対応する部分データを削除してデータの総量を減らし(ステップS105)、出力部15により簡略表示用データとして出力する(ステップS106)。このとき、簡略表示時用データとして残された部分データは、詳細表示用データと同様のLODで表示することができる。
【0024】
次に上述した(3)のステップS104における包含関係判断部13による包含関係の判断に際し、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮する処理の詳細を説明する。
図4は、包含関係判断部13にて3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を判断する処理を説明する具体的なフローチャートであり、次の通り動作する。
(3−1) 3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の個数Nを1とする(ステップS201)。
(3−2) N個の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合をすべて求める(ステップS202)。
(3−3) ステップS202により求められた3次元形状要素集合から、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されているもののみを残し、それ以外を取り除く(ステップS203)。ただし、個数Nが1の場合には、何も取り除かない。上述したように、要素外接領域は外接直方体であっても、外接球であっても、あるいはそれらの組み合わせてあってもよい。
【0025】
要素外接領域が外接直方体である場合には、ある外接直方体Bが他の外接直方体Bに連結されているか否かは、例えば次のようにして判断すればよい。
(A−1) 外接直方体Bが、外接直方体Bを定義する8個の頂点を包含するか否かを調べる(頂点が外接直方体Bに接触している場合は、外接直方体Bは当該頂点を包含すると判断する)。
(A−2) 前記8個の頂点のうち少なくとも1個を包含すれば、外接直方体Bは外接直方体Bに連結されていると判断する。
一方、要素外接領域が外接球である場合には、ある外接球Sが他の外接球Sに連結されているか否かは、例えば次のようにして判断すればよい。
(B−1) 外接球Sの中心と外接球Sの中心との間の距離dを求める。
(B−2) 外接球Sの半径をr、外接球Sの半径をrとしたとき、d≦r+rならば、外接球Sは外接球Sに連結されていると判断する。
(3−4) 取り除かれない3次元形状要素集合が残っているか否かを調べ(ステップS204)、3次元形状要素集合が残っていなければ(ステップS204でNO)終了し、残っていれば(ステップS204でYES)各3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める(ステップS205)。
(3−5) 残っているすべての3次元形状要素集合について、各3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素以外の3次元形状要素が当該3次元形状要素集合に包含されるか否かを、3次元形状要素の要素外接領域が3次元形状要素集合の要素集合外接領域に包含されるか否かによって判断する(ステップS206)。
【0026】
すなわち、包含関係処理を模式的に説明するための図5に示すように、2個の3次元形状要素EおよびEから構成される3次元形状要素集合E1+2の要素集合外接領域(外接直方体)をR1+2、3次元形状要素Eの要素外接領域(外接直方体)をRとしたとき、要素外接領域Rが要素集合外接領域R1+2に包含されれば3次元形状要素Eは3次元形状要素E1+2に包含されると判断する。
(3−6) 他の3次元形状要素集合に包含されると判断された3次元形状要素にマークをつける(ステップS207)。
(3−7) 3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の個数Nを1増やす(ステップS208)。
(3−8) 個数Nを予め指定した最大個数Mと比較し(ステップS209)、個数Nが最大個数Mよりも大きければ(ステップS209でYES)終了し、そうでなければ(ステップS209でNO)S202に戻り、以後の処理を繰り返す。なお、最大個数Mとしては、全ての3次元形状要素の個数以下で且つ1以上の任意の自然数を指定することができる。
【0027】
以上の説明から明らかなように、この実施の形態では、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成する際に、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮して不要なデータを除いた簡略表示用データを作成することができる。また、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮するようにすれば、一層効果的となる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、3次元形状要素の要素外接領域および3次元形状要素集合の要素集合外接領域を利用し、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮して不要データを削除し、高速表示等に好適な簡略表示用データを得ることを可能とする3次元形状簡略表示用データ作成方法、3次元形状簡略表示用データ作成装置および3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【0029】
すなわち、本発明の請求項1の3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項5の3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項9のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムによれば、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成するにあたり、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および該3次元形状の詳細表示用データを用意し、前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求め、前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断して、前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得ることにより、3次元形状要素の要素外接領域および3次元形状要素集合の要素集合外接領域を利用し、3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を考慮して不要データを削除し、高速表示等に好適な簡略表示用データを得ることができ、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することが可能となる。
【0030】
また、本発明の請求項2の3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項6の3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項10のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムによれば、前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求めることにより、特に、3次元形状要素集合を構成する3次元形状要素の要素外接領域がすべて連結されている場合にのみ3次元形状要素集合の包含関係を考慮して、3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係に基づいて不要なデータを適切に削除した簡略表示用データを作成することが可能となる。
【0031】
本発明の請求項3の3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項7の3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項11のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムによれば、前記要素外接領域を求める際および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求めることにより、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接直方体を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能となる。
本発明の請求項4の3次元形状簡略表示用データ作成方法、請求項8の3次元形状簡略表示用データ作成装置または請求項12のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された3次元形状簡略表示用データ作成のためのプログラムは、前記要素外接領域を求める際および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する際に、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求めることにより、特に、3次元形状要素および3次元形状要素集合の外接球を利用して3次元形状要素と3次元形状要素集合との包含関係を簡易に判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る3次元形状簡略表示用データ作成装置の機能構成を模式的に示す機能ブロック図である。
【図2】図1の3次元形状簡略表示用データ作成装置の機能を実現するためのシステム構成を模式的に示すシステムブロック図である。
【図3】図1の3次元形状簡略表示用データ作成装置における簡略表示用データ作成処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3の簡略表示用データ作成処理における3次元形状要素および3次元形状要素集合の包含関係の判断の過程を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の3次元形状簡略表示用データ作成装置における包含関係の判断の過程の一例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
0 バス
1 中央処理部(CPU)
2 メモリ
3 外部記憶装置
4 入力装置
5 表示装置
11 入力部
12 要素外接領域計算部
13 包含関係判断部
14 部分データ削除部
15 出力部
16 表示部

Claims (12)

  1. 複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データをコンピュータの下記機能を用いて作成する方法であって、
    複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および前記3次元形状の詳細表示用データを用意する機能により該詳細表示用データを用意するステップと、
    前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める機能により該要素外接領域を求めるステップと、
    前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する機能により該包含関係を判断するステップと、
    前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る機能により該3次元形状の簡略表示用データを得るステップと
    を具備することを特徴とする3次元形状簡略表示用データ作成方法。
  2. 前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める機能により、該3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求めるステップであることを特徴とする請求項に記載の3次元形状簡略表示用データ作成方法。
  3. 前記要素外接領域を求めるステップおよび前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める機能により、該3次元形状要素集合の外接直方体を求めるステップを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の3次元形状簡略表示用データ作成方法。
  4. 前記要素外接領域を求めるステップおよび前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断するステップは、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める機能により、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求めるステップを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の3次元形状簡略表示用データ作成方法。
  5. 複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成する装置であって、
    複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および前記3次元形状の詳細表示用データを用意する手段と、
    前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める手段と、
    前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する手段と、
    前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る手段と
    を具備することを特徴とする3次元形状簡略表示用データ作成装置。
  6. 前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める手段であることを特徴とする請求項5に記載の3次元形状簡略表示用データ作成装置。
  7. 前記要素外接領域を求める手段および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める手段を含むことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の3次元形状簡略表示用データ作成装置。
  8. 前記要素外接領域を求める手段および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する手段は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める手段を含むことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の3次元形状簡略表示用データ作成装置。
  9. コンピュータに、複数の3次元形状要素から構成される3次元形状の簡略表示用データを作成する機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラムが、
    複数の3次元形状要素から構成される3次元形状および該3次元形状の詳細表示用データを用意する機能と、
    前記各3次元形状要素に外接する3次元空間領域である要素外接領域を求める機能と、
    前記複数の3次元形状要素のうちの任意個数の3次元形状要素から構成される3次元形状要素集合に外接する3次元空間領域である要素集合外接領域を求め、前記要素外接領域と前記要素集合外接領域との包含関係によって、各要素外接領域に対応する3次元形状要素と各要素集合外接領域に対応する3次元形状要素集合との包含関係を判断する機能と、
    前記3次元形状を構成する3次元形状要素のうち、他の3次元形状要素集合に包含される3次元形状要素に対応する部分データを、前記3次元形状の詳細表示用データから削除してデータの総量を減らし、前記3次元形状の簡略表示用データを得る機能と
    を前記コンピュータに実現させるためのプログラムを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 前記記録されたプログラムにより実現される前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能は、前記3次元形状要素集合を構成する各3次元形状要素の要素外接領域が互いに接触または交差することによってすべて連結されている場合にのみ、前記3次元形状要素集合の要素集合外接領域を求める機能を含むことを特徴とする請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 前記記録されたプログラムにより実現される前記要素外接領域を求める機能および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接直方体を求める機能を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 前記記録されたプログラムにより実現される前記要素外接領域を求める機能および前記要素集合外接領域を求めて包含関係を判断する機能は、それぞれ前記要素外接領域および前記要素集合外接領域として、前記3次元形状要素および前記3次元形状要素集合の外接球を求める機能を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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