JP4169267B2 - 画像改ざん検知装置およびその保存データの復元方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルコピー、プリンタ、デジタルカメラ等のデジタル画像データ処理装置に係り、特に、多値画像における改ざん検知装置とその保存データを元に戻す復元方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多値画像への電子透かしについては、例えば、松井甲子雄著『電子透かしの基礎』p.102、4.2多値カラー画像への電子透かし(非特許文献1参照)がある。この場合、R,G,Bそれぞれ8〜10ビット程度の画素情報を保有している。このような高階調画像に対しては、情報非保存型の符号化方式が採用され、予測符号化法や変換符号化法が適用されている。そして、カラー信号は、YIQやY,Cr,Cb信号のように、輝度成分と色差成分に分離して、それぞれ独立に異なったビット数で符号化される。透かしについては、輝度成分への埋込みと、色差成分への埋込みとがある。
8×8画素分のY成分を集めて符号化方式でデータ圧縮を行い、Cr,Cb成分も、8×8個の単位にブロック化して同じ手順で周波数領域に変換し、データ圧縮を行っている。
【0003】
上記の方式によるY成分への透かし情報の埋込みについては、量子化誤差を直接に透かしビットで制御する方法や、変換テーブルで制御する方法や、再量子化により周波数領域に埋込む方法などが提案されている。
その他、多値カラー画像データへの電子透かし技術としては、例えば、中村康弘、松井甲子雄著『カラー濃度パターンによる画像へのテキストデータの合成符号法』画像電子学会誌vol.17がある。
このように、従来、多値画像における改ざん検知用の冗長データを画像データに挿入する場合、画素単位にその冗長データを入れる方法がある。例えば、8ビット階調であれば、画素毎に計算された改ざん検知用冗長データを全ての画素に対してその画素8ビットにおけるLSB側から必要なビット分を入れるものである。この場合、画素単位で冗長ビットが複数ビット挿入されることになる。つまり、オリジナルの画像に対して画素単位で複数ビットのノイズが挿入されることと等価であり、画像の劣化が生じる。
【0004】
【非特許文献1】
松井甲子雄著『電子透かしの基礎』p.102、4.2多値カラー画像への電子透かし
【非特許文献2】
中村康弘、松井甲子雄著『カラー濃度パターンによる画像へのテキストデータの合成符号法』画像電子学会誌vol.17
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
画像データのデジタル化により、画像処理、加工、編集が容易となり、またLSIの微細化、高速化に伴って様々な分野において、より精度よく、より高速な、より高度な処理を行えるようになっている。
また、ネットワークの高速化に伴って、画像データあるいはドキュメントのネットワークを介しての転送、閲覧等が可能となり、リアルタイムに情報の共有が可能となっており、今後、益々ドキュメントの電子化が進むことは必至である。
【0006】
一方、画像データ、ドキュメント等がデジタル化されるに伴って、そのデータ構造がより分かり易く、かつ扱い易くなることにより、そのデータの加工が容易に行えることになり、その結果、意味を持ったオリジナルの画像データおよびドキュメントに対して、その意味を変えるような改ざんが加えられる可能性がある。特に、悪意を持った改ざんにおいては、それを防ぐ方法が要求される。
改ざんに対する防御方法としては、改ざんが行われたか否かを検知する改ざん検知装置が提案されているが、その一つとして、前述のような1画素単位での検知手段がある。しかし、この場合には、1画素内での階調データでのみから計算された冗長データを使用するため、改ざん検知確率が非常に低いものとなっている。
【0007】
本発明の目的は、改ざんに対して1画素単位における改ざん検知ではなく、任意の画素サイズ単位における改ざん検知を可能とし、より改ざん検知確率を高めることができ、しかも、対象画素サイズが変わっても、改ざん検知確率を維持することが可能な画像改ざん検知装置およびその保存データの復元方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像改ざん検知装置は、改ざん検知単位を1画素以上とすることで、より改ざん検知確率を高めることができ、また、その検知手段として誤り検出手法を用い、任意のサイズに従って生成多項式を適応させ、対象画像サイズが変わっても改ざん検知確率を維持できるようにする。
【0009】
本発明の画像改ざん検知装置は、画像データにおける任意の位置のデータを改ざんし、元画像と違った画像が作成された場合に、改ざんを検知するための情報を埋め込む画像改ざん検知装置であって、主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビット単位のブロックデータを格納する第1のメモリと、階調データZビットかLSB以外のビットプレーンのX×Y画素分を保存するための第2のメモリと、LSBのビットプレーンのX×Y画素分を保存するための第3のメモリと、誤り検出用冗長データ生成器と、誤り検出用冗長データ生成結果を格納する第4のメモリと、誤り検出用冗長データを主X×副Yのビットプレーンに割り付ける埋め込み器と、誤り検出用冗長データとLSB以外の元画素データを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器とを具備することを特徴としている。
【0010】
また、上記における任意の主走査X画素×副走査Y画素サイズに対して検知確率を維持するための画像改ざん検知装置であって、任意の画素サイズ単位におけるブロックデータを格納する第1のメモリと、階調データZビットからLSB以外のビットプレーンのX×Y画素分を保存するための第2のメモリと、任意の画素サイズに適応した誤り検出用冗長データ計算のための生成多項式決定回路と、生成多項式決定回路により決定された条件に応じた演算回路を構成する誤り検出用冗長データ計算器と、誤り検出用冗長ビットデータ計算結果を格納する第3のメモリと、誤り検出用冗長ビットデータをX×Yのビットプレーンに割り付ける分散器と、誤け検出用冗長ビットデータと任意の元画素データを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器とを具備することを特徴としている。
【0011】
また、上記における検知確率を高めるための画像改ざん検知装置であって、任意の画素サイズ単位におけるブロックデータを格納する第1のメモリと、画素サイズX,Yと階調データZビットから冗長データ埋め込みビットプレーンの層数を設定する検知確度設定レジスタあるいは冗長データの埋め込み位置を分散させるための乱数発生器と、冗長データ埋め込みビットプレーンを保存する第2のメモリと、誤り検出用冗長データ計算器と、誤り検出用冗長ビットデータ計算結果を格納する第3のメモリと、誤り検出用冗長ビットデータをX×Yの複数の任意のビットプレーンに割り付ける分散器と、誤り検出用冗長ビットデータと任意の元画素データを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器とを具備することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像改ざん検知装置の原理説明図である。
主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビット単位における改ざん検知用誤り検出用冗長データの計算および埋め込み方法として、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットを例として説明する。
図1(a)に示すように、改ざん検知の対象となる画像データを8画素×8画素毎に切り出し、図1(b)に示すように、さらにZ方向に階調8ビットのブロックに切り出し、このブロック毎に改ざんを検知する。そして、誤り検出用冗長ビットデータをZ方向の8ビットのうちの最下位のLSBのビットプレーンに埋め込む。例えば、階調が00000000から11111111までの8桁で256レベルを表現した場合、LSBは、階調の最下位ビットであるため、これを誤り冗長ビット用として使用したとしても、残り7ビットがあれば、画質に与える影響は小さい。
【0013】
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像改ざん検知装置のブロック構成図である。
主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット単位の1ブロックデータを格納するメモリ2−1と、1ブロック内の処理ブロック位置を認識するため画素をカウントする画素カウンタ2−2と、階調データ8ビットからLSB以外を選択するセレクタにより選択されることで、LSB以外のビットプレーンを保存するためのメモリ2−3と、LSBビットプレーンを保存するためのメモリ2−2’と、誤り検出用冗長データを生成するための生成器2−4と、生成器2−4で演算された冗長データを保存するためのメモリ2−5と、メモリ2−5に格納された冗長データを読み出して、その誤り検出用冗長データをLSBビットプレーンに埋め込むための埋め込み器2−6と、埋め込み器2−6により埋め込まれたLSBビットプレーンと、LSB以外のビットプレーンのデータをメモリから読み出し、元の8画素×8画素×8ビットの画像データに戻すための配列器2−8とが用意される。
【0014】
1)まず、1ページ分の画像データから主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット単位で画素データを読み出し、メモリ2−1に格納する。
2)次に、上述により取り込んだ画像ブロックデータの位置が1ページ全画像におけるどの位置であるかを認識するために、カウンタ2−2を進める。このカウンタ2−2は、主走査方向および副走査方向における座標を認識するためと、1ページにおける終了を認識するために使用される。
3)上記1)で取り込んだ主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データにおけるLSBビットプレーンの8×8画素データを選択し、LSB保存用専用メモリ2−2’に保存する。
4)また、上記1)で取り込んだ主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データにおけるLSBビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータを抽出し、誤り検出用冗長データ計算用データとしてメモリ2−3に保存する。
【0015】
5)上記4)で抽出された画素データを1ビットずつ読み出し、誤り検出用冗長データ計算を行う生成多項式演算回路へ入力する。これを448ビットデータ全てに対して行い、448ビットの入力が完了した時点で、生成多項式計算結果として算出され、この算出データを誤り検出用冗長データとしてメモリ2−5に保存する。
6)誤り検出用冗長データ埋め込み器2−6では、上記5)で算出された誤り検出用冗長データを、上記3)における主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データ保存メモリ2−1におけるLSBビットプレーンの8×8画素データの例えば先頭、つまり8×8画素における左上のビットから順次1ビットずつ書き込んでいく。
なお、図9(a)は、LSBビットプレーンにおける8×8画素の左上から順次1ビットずつ書き込んだ結果を示す図である。
ここでは、左上から2列で、全ての誤り冗長データは書き込まれている。
8×8画素メモリ領域において、この操作において書き込まれなかった部分については、元々のオリジナルの画素データが残ることになる。
7)上記6)において、誤り検出用冗長データを、上記3)における主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データ保存メモリ2−1のLSBビットプレーンである8×8画素データメモリ2−2’に書き込んでいく方法として、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット単位のブロック毎の同じ8×8画素における左上のビットからでなく、ブロック毎に誤り検出用冗長データを書き始める位置を変化させて書き込んでいく方法でもよい。これは、8×8画素内において、書き込む位置を変化させることにより、より元の画像の品質を保つためである。
【0016】
8)主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データ配列器2−7では、上記6)で誤り検出用冗長データが埋め込まれたLSBビットプレーンデータと、上記4)で保存されていたLSBビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータとを、元の主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データに戻す。つまり、誤り検出用冗長データが埋め込まれたLSBビットプレーンデータを一番最下層に配置し、主走査8画素×副走査8画素×階調7ビット画素データをその上階層に配置することにより、階調方向に8ビットとすることになる。
9)以上の操作により、元画像における主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データの中に、主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータから算出された誤り検出用冗長データが埋め込まれたものとなり、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像ブロックに対するデータ改ざん検知が可能となる。
また、本誤り検出用冗長データは、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像における最下位層に埋め込まれているため、画像品質を著しく劣化させることがなく、また、本誤り検出用冗長データが埋め込まれなかったビットについては、元画像におけるデータそのものが残っているため、その部分についての劣化は全くない。
【0017】
10)なお、改ざん検知の方法としては、改ざん検知用デコーダにおいて、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データにおける主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットデータを抽出し、そのデータに対して誤り検出用の生成多項式演算を施し、その結果得られた冗長データと主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データにおける最下位層であるLSBビットプレーンデータ8×8データにおける埋め込まれていた誤り検出用冗長データを比較することになる。もし、比較したデータに相違があれば、この主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データのいずれかが改ざんされたことになり、改ざん有りとして判定される。
【0018】
図3および図4は、本発明に用いられる誤り検出用冗長データ生成器の構成図およびその演算例図である。
主走査8画素を左側画素から順に0〜7と番号を付加し、“1”の存在するところだけ、その番号をXの指数とすれば、主走査8画素は1+X2+X3+X4・・・で表わされる。このようにして、副走査8画素分だけ式を生成し、さらに、これを階調8ビット分だけ行うので、1ブロックだけで64回の演算を行うことになる。演算は、伝送方式におけるサイクリック符号方式と全く同じように“モデュロ2”の演算を行うことにより、8桁の各式を予め約束してある多項式(発生多項式)G(x)で割り算をする。例えば、1ブロックの任意の1列の入力データP(x)が“X6+X5+X3+X2+1”であり、生成多項式が図3に示すように、“X5+X3+X2+1”である場合には、図4に示すように、そのまま入力データを生成多項式で割り算する。この場合、誤り検出用冗長データは、X4+X3+X、つまり2進表示では“11010”であるので、これをLSBビットプレーンに書き込むことになる。
上記の場合、生成多項式の最高次数が多いほど、改ざんされた画素数が多くても、これを検知することが可能である。
【0019】
遠方に画像データを送信する途中で改ざんされる場合には、予め生成多項式を受信側である改ざん検知側に送信しておくとともに、計算方法を変更して、入力データに生成多項式G(x)の最高次の項X5を掛ける。その結果は、“X5・P(x)=X11+X10+X8+X7+X5”となる。このX5・P(x)を生成多項式G(x)で割り算することにより、余りである冗長ビットデータを算出する。この場合には、余りはX11、つまり2進表示で“1000000000000”となる。改ざん検知側に対しては、余りである冗長データに加えて、入力データに最高次を掛けた値を送信する。すなわち、この1列分データに関して、検知側にX 11 +X5(X6+X3+X2+1)を送信する(下線が誤り冗長データ)。検知側は、予め知らされている生成多項式で上記連絡された式を割り算することにより、余りが0ならば、誤りがないこと、つまり画像に改ざんがないことを確認する。
上記の場合には、X11+X5(X6+X3+X2+1)を生成多項式のX5+X3+X2+1で割り算すれば、商X5+余り0となって、改ざんはないことが確認される。
【0020】
図3に示す誤り検出用冗長データ生成器は、生成多項式による割算回路であって、3−2、3−3、3−5、3−7、3−8は遅延素子、3−1、3−4、3−6はMode2加算器であって、生成多項式が1+X2+X3+X5であるため、1の桁、X2の桁、X3の桁、X5の桁に加算器が設けられている。
なお、誤り検出の復号化回路は、符号化回路(冗長データ生成器)と同様に、生成多項式G(x)による割算回路である。しかし、誤り訂正(つまり、改ざん箇所検出)の場合には、剰余を手がかりにして誤り箇所を見出すので、復号化は複雑となる。
多項式P(x)が割り切るとのできるXn+1の形の多項式のうち、最低次数の多項式Xe+1の次数eを多項式P(x)の周期と呼ぶ。多項式P(x)が原始多項式であると、e=2m−1となる。任意の次数mに対して原始多項式が存在するが、これにより生成される巡回符号はハミング符号と等価であって、単一の誤りを訂正することが知られている。
【0021】
(第2の実施形態)
図5(a)および図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像改ざん検知装置の原理図および構成図である。
第2の実施形態は、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットに代えて、主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画素サイズ単位の画像を対象ブロックとするものである。ここで、X,Y,Zは異なる値であることは勿論、同じ値であっても差し支えない。X,Y,Zの値が大きい場合には、当然、誤り検出用冗長データの数も多くなり、また、改ざん箇所も増加することが予想されるので、生成多項式決定器6−3により、誤り検出用冗長データ計算器6−6の桁数の増加などの構成を制御する。
【0022】
図6に示すように、この画像改ざん検知装置は、任意の画素サイズ単位におけるブロックデータを格納するメモリ6−1と、画像における処理ブロック位置を認識するためのカウンタ6−2と、階調データ8ビットから任意のビットを選択するための画素サイズ設定レジスタ(セレクタ)6−4と、任意の画素サイズに適応した誤り検出用冗長データ計算のための生成多項式決定器6−3と、生成多項式決定器6−3により決定された構成に基づいて誤り検出用冗長データを計算する計算器6−6と、誤り検出用冗長ビットデータ計算結果を保存する誤り検出用冗長データ保存メモリ6−7と、誤り検出用冗長ビットデータをX×Yのビットプレーン(LSB)に割り付ける分散器6−9と、誤り検出用冗長ビットデータと任意の元画素データを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器6−10と、LSB以外のビットプレーンを保存するメモリ6−5、および、LSBビットプレーンを保存するメモリ6−8とを備えている。
【0023】
図6の動作内容について説明する。
1)主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおける階調8ビット以外の任意の画素サイズにおける画像データをメモリ6−1に格納する。なお、予め画素サイズ設定レジスタ6−4にX,Yの数値を設定しておくことで、主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビットの画像データ格納メモリ6−1の容量が制御される。
2)次に、上記1)で取り込んだ画像ブロックデータの位置が1ページ全画像におけるどの位置であるかを認識するためにカウンタ6−2を進める。このカウンタ6−2は、主走査方向および副走査方向における座標を認識するためと、1ページにおける終了を認識するために使われる。
3)次に、上記1)で取り込んだ任意の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおけるLSBビットプレーンのX×Y画素データを選択し、LSB保存用6−8に保存する。
4)また、上記1)で取り込んだ主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおけるLSBビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの計X×Y×7ビットデータを抽出し、誤り検出用冗長データ計算用のデータとしてメモリ6−5に保存する。
【0024】
5)生成多項式決定器6−3では、任意の画像サイズ、つまりX×Y画像に適応させて誤り検出用冗長データ計算のための生成多項式を決定する。X,Yサイズが小さい場合には、生成多項式における次数は少なくなり、X,Yサイズが大きい場合には、生成多項式における次数は多くなる。
6)上記4)で抽出された画素データを1ビットずつ読み出し、5)でX,Yサイズに適応して決定された誤り検出用冗長データ計算である生成多項式演算回路(誤り検出用冗長データ計算器)6−6へ入力する。これをX×Y×8ビットデータ全てに対して行い、X×Y×8ビットの入力が完了した時点で生成多項式計算結果として算出され、この算出データを誤り検出用冗長データとしてメモリ6−7に保存する。
7)誤り検出用冗長データ埋め込み器6−9では、上記6)で算出された誤り検出用冗長データを3)における主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データ保存メモリ6−1におけるLSBビットプレーンのX×Y画素データの例えば先頭、つまりX×Y画素における左上のビットから順次1ビットずつ書き込んでいく。この場合、LSBビットプレーンの8×8画素への誤り検出用冗長データの書き込みは、図9(a)に示すように左上から順次書き込まれて、2列で全てのデータが書き込まれている。
【0025】
8)主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビット画像データ生成配列器6−10では、上記7)で誤り検出用冗長データが埋め込まれたLSBビットプレーンデータと、4)で保存されていたLSBビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの計448ビットデータとを、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビットの画像データに戻す。つまり、誤り検出用冗長データが埋め込まれたLSBビットプレーンデータを一番最下位層に配置し、主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビット画素データをその上階層に配置することにより、階調方向の8ビットとすることになる。
【0026】
9)以上の操作により、元画像における主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データの中に主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの計X×Y×8ビットデータから算出された誤り検出用冗長データが埋め込まれたものとなり、主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像ブロックに対するデータ改ざん検知が可能となる。
10)以上のように、任意の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像に適応した誤り検出用冗長データ生成用の生成多項式の次数を使うことにより、どのような画像サイズに対しても改ざん検知確率を維持できることになる。つまり、対象とする画像データ数に対して生成多項式を適応させることにより、符号の巡回範囲を変化させることになる。
【0027】
(第3の実施形態)
図5(b)および図7は、本発明の第3の実施形態に係る画像改ざん検知装置の原理図および構成図である。
図5(b)に示すように、本実施形態では、誤り検出用冗長ビットデータを8×8の複数の任意のビットプレーンに割り付けることが特徴の一つである。
これにより、第1、第2の実施形態のものに比べて検知確率を高めることができる。
図5(b)では、下位N層ビットプレーン(ここでは下位2層)に誤り検出用冗長データを埋め込んでいる。検知確度設定レジスタ7−8は、主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの各値が大きいときには、誤り検出用冗長データの数が多くなることを予想して、誤り検出用冗長データを埋め込む領域を多く確保するために、誤り検出用冗長データ埋め込みビットプレーンを最下層以外にも複数層確保するよう制御する。最下層とその上の層の2ビットプレーンを誤り検出用冗長データ保存用に確保した場合には、8×8×2=128個の誤り検出用冗長データを埋め込むことが可能である。さらに誤り検出用冗長データが多くなると予想される場合には、3層以上確保してもよい。
【0028】
図7の構成に示すように、本実施形態に係る画像改ざん検知装置で、新たに設けられた機器は、検知確度設定レジスタ7−8である。すなわち、検知確度設定レジスタ7−8により、冗長データ埋め込みビットプレーン保存メモリ7−2’の容量が制御される。
本実施形態の画像改ざん検知装置は、図7に示すように、任意の画素サイズ単位におけるブロックデータを格納するメモリ7−1と、画像における処理ブロック位置を認識するための画素カウンタ7−2と、階調データ8ビットから任意のビットを選択するための検知確度設定レジスタ(セレクタ)7−8と、誤り検出用冗長データの計算器7−4と、誤り検出用冗長データ計算結果を格納するメモリ7−5と、誤り検出用冗長ビットデータを8×8の複数の任意のビットプレーンに割り付ける分散器(埋め込み器)7−6と、誤り検出用冗長ビットデータと任意の元画素データとを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビットの画像データに戻すための配列器7−7と、冗長データ埋め込みビットプレーン保存メモリ7−2’と、埋め込みビットプレーン以外のビットプレーン保存メモリ7−3とを備えている。
【0029】
以下、図7の動作を説明する。
1)主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおける階調8ビット以外の任意の画素サイズの画像データをメモリ7−1に格納する。
2)上記1)で取り込んだ画像ブロックデータの位置が1ページ全画像におけるどの位置であるかを認識するために、画素カウンタ7−2を進める。このカウンタ7−2は、主走査方向および副走査方向における座標を認識するためと、1ページにおける終了を認識するために使用される。
3)検知確度設定レジスタ7−8では、上記1)で取り込んだ任意の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおける任意の下位N層のビットプレーンのX×Y×N画素データを選択し、下位層保存用専用メモリ7−2’に保存する。
4)また、上記1)で取り込んだ主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データにおける下位N層ビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査X画素×副走査Y画素×階調(8−N)ビットの計X×Y×(8−N)ビットデータを抽出し、誤り検出用冗長データ計算用データとしてメモリ7−3に保存する。
【0030】
5)上記3)で決定された下位N層に適応する誤り検出用冗長データ計算用生成多項式を決定する。この誤り検出用冗長データは、下位N層を使用して埋め込まれることになるので、より多いデータを埋め込むことができ、それにより改ざん検知確率が高まることになる。
6)上記4)で抽出された画素データを1ビットずつ読み出し、上記5)でX,Yサイズに適応して決定された誤り検出用冗長データ計算である生成多項式演算器7−4へ入力する。これをX×Y×(8−N)ビットデータ全てに対して行い、X×Y×(8−N)ビット入力が完了した時点で生成多項式計算結果として算出され、この算出データを誤り検出用冗長データとしてメモリ7−5に保存する。
【0031】
7)誤り検出用冗長データ埋め込み器7−6では、上記6)で算出された誤り検出用冗長データを、上記3)における主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビット画像データ保存メモリ7−1の下位N層ビットプレーンにおけるX×Y×N画素データの例えば先頭から順に埋め込む。そして、X×Y×N画素メモリ領域(7−2’)において、この操作により書き込まれなかった部分については、元々のオリジナルの画素データが残ることになる。
8)主走査X画素×副走査Y画素×階調Zの画像データ生成器7−7では、上記7)で誤り検出用冗長データが埋め込まれた下位N層ビットプレーンデータと、上記4)で保存されていた下位N層ビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査X画素×副走査Y画素×階調(8−N)ビットの計(X×Y×(8−N)ビットデータとを、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調8ビットの画像データに戻す。つまり、誤り検出用冗長データが埋め込まれた下位N層ビットプレーンデータを主走査X画素×副走査Y画素×階調(8−N)ビット画素データの下に配置することにより、階調方向の8ビットとすることになる。
【0032】
(第4の実施形態)
図8は、本発明の第4の実施形態に係る画像改ざん検知装置の構成図である。本実施形態の特徴は、図9(b)に示すように、LSBビットプレーンに埋め込まれる誤り検出用冗長データを乱数発生器8−8を用いて分散して埋め込むものである。なお。図9において、1が埋め込まれている画素以外の空白画素部分には元々のオリジナルの画素データが残ることになる。
図8における画像改ざん検知装置は、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット単位のブロックデータを格納するメモリ8−1と、画像における処理ブロック位置を認識するための画素カウンタ8−2と、階調データ8ビットからLSB以外を選択し、そこに画素データを格納するメモリ8−3と、LSBビットプレーンに1画素毎のLSBのデータを8×8画素分保存するためのメモリ7−2’と、誤り検出用冗長データの計算器8−4と、誤り検出用冗長ビットデータ計算結果を格納するメモリ8−5と、乱数発生器8−8と、乱数発生器8−8で発生した乱数値の場所を配列する配列器8−9と、誤り検出用冗長ビットデータを8×8のビットプレーン7−2’に対して、配列器8−9の配列通りに割り付ける埋め込み器8−6と、誤り検出用冗長ビットデータとLSB以外の元画素データを結合し、元の主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データに戻すための配列器8−7とを備えている。
【0033】
図8の乱数発生器8−8は、(0,1)区間の一様乱数を発生させるため、十分大きい自然数mに対し、(0,1,・・,m−1)内に値をとる一様乱数を発生させ、その値をmで割ればよい。このための方法として利用されるのは、線形合同法である。この方法では、X0を0≦X0≦m−1になるある値とし、Xn+1=aXn+b(mod m),0≦Xn+1≦m−1によりX1,X2,・・を決定する。なお、乱数発生器8−8では、乱数を発生するためのキーが必要である。このキーを改ざん検知側の相手にも通知する。これにより、悪意を持った人が画像を改ざんしようとしても、キーを知らないため、階調8ビットの最下層に誤り検出用冗長ビットデータが埋め込まれていることを知っても、同一の乱数を発生できず、改ざんを行うことができない。
【0034】
図8における動作を説明する。
1)まず、1ページ分の画像データから主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット単位で画素データを読み出し、メモリ8−1に格納する。
2)上記1)で取り込んだ画像ブロックデータの位置が1ページ全画像におけるどの位置であるかを認識するために画素カウンタ8−2を進める。このカウンタ8−2は、主走査方向および副走査方向における座標を認識するためと、1ページにおける終了を認識するために使用される。
3)上記1)で取り込んだ主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データにおけるLSBビットプレーンにおける8×8画素データを選択し、LSB保存用メモリ7−2’に保存する。
4)また、上記1)で取り込んだ主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データにおけるLSBビットプレーン以外の画素データ、つまり主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータを抽出し、誤り検出用冗長データ計算用のデータとしてメモリ8−3に保存する。
【0035】
5)上記4)で抽出された画素データを1ビットずつ読み出し、誤り検出用冗長データ生成器である生成多項式演算器8−4へ入力する。これを448ビットデータ全てに対して行い、448ビット入力が完了した時点で生成多項式計算結果として算出され、この算出データを誤り検出用冗長データとしてメモリ8−5に保存する。
6)乱数発生器8−8により乱数を発生させ、その乱数発生結果を冗長データ配列器8−9に配列する。
7)誤り検出用冗長データ埋め込み器8−6では、上記5)で算出された誤り検出用冗長データを、主走査8画素×副走査8画素×階調8ビット画像データ保存メモリ8−1におけるLSBビットプレーンの8×8画素データの例えば先頭、つまり8×8画素において、冗長データ配列器8−9の配列の通りに分散して埋め込む。なお、8×8画素メモリ領域において、この操作において書き込まれなかった部分については、元々のオリジナルの画素データが残ることになる。
【0036】
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態として、改ざん検知後に保存データを元の画像に戻す復元方法について説明する。
本発明においては、改ざんがあるか否かを判定するまでを説明するが、画像データのどこに改ざんが存在するかの検出方法については、要旨ではないため、記述していない。
復元方法は、LSBビットプレーンに埋め込まれた誤り検出用冗長データと、LSB以外のビットプレーンに格納された主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの画像データから、元の主走査8画素×副走査8画素×階調8ビットの画像データに戻すものである。
画像改ざん検知装置には、第1の実施形態から第4の実施形態まであるので、これらの各実施形態の改ざん検知装置それぞれについて復元方法が存在する。
【0037】
先ず、図2に示す第1の実施形態の改ざん検知装置に対する復元方法は、LSB以外のビットプレーン専用メモリ2−3から読み出された主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器2−4に入力し、1行分の画素データについてそれぞれ演算を行うことにより、演算結果である各誤り検出用冗長データを、LSBビットプレーンに埋め込まれている各誤り検出用冗長データと比較する。LSBビットプレーンに埋め込まれている順序に従って、例えば左上から読み出して、演算結果と比較する。比較の結果、一致すれば改ざんが無いと判断する。一方、不一致のときには改ざん有りと判断する。8画素×8画素×7ビットのどこが改ざんされているかを検出することは行わないので、改ざん箇所が検出された場合にはそこを訂正した後に、元の画素データに戻す。日付の改ざんが検出された場合、例えば、2003.5.10が2003.5.11に改ざんされているとき、LSBビットプレーンに埋め込まれている誤り検出用冗長データを訂正して、元の画像データに復元する。
改ざんが無いと判断したときには、そのまま元の画素データに戻す。
【0038】
次に、図6に示す第2の実施形態の改ざん検知装置に対する復元方法は、LSB以外のビットプレーン専用メモリ6−5から読み出された主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの(X×Y×7)ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器6−6に入力し、生成多項式決定器6−2により設定されている演算式を用いて、1行分の画素データについてそれぞれ演算を行うことにより、演算結果である各誤り検出用冗長データを、LSBビットプレーンに埋め込まれている各誤り検出用冗長データと比較する。比較の結果、一致すれば改ざん無しと判断され、不一致のときは改ざん有りと判断する。これにより、元の画像データに戻す。
【0039】
次に、図7に示す第3の実施形態の改ざん検知装置に対する復元方法は、冗長データ埋め込みビットプレーン以外のビットプレーン専用メモリ7−3から読み出された主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの(X×Y×(8−N))ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器7−4に入力し、演算式を用いて1行分の画素データについてそれぞれ演算を行うことにより、演算結果である各誤り検出用冗長データを、検知確度設定レジスタ7−8により決定された層数の冗長データ埋め込みビットプレーンから読み出された誤り検出用冗長データと比較する。比較の結果、一致すれば改ざん無しと判断され、不一致のときは改ざん有りと判断する。これにより、元の画像データに戻す。
【0040】
次に、図8に示す第4の実施形態の改ざん検知装置に対する復元方法は、LSBビットプレーン以外のビットプレーン専用メモリ8−3から読み出された主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの448ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器8−4に入力し、演算式を用いて1行分の画素データについてそれぞれ演算を行うことにより、演算結果である各誤り検出用冗長データと、乱数発生器8−8を用いて指定されたキーにより乱数を発生させ、発生した乱数の配列に従ってLSBビットプレーンに埋め込まれている配列箇所から順次読み出した誤り検出用冗長データとを比較する。比較の結果、一致していれば改ざん無しと判断され、不一致のときには改ざん有りと判断する。これにより、元の画像データに戻す。
【0041】
本実施形態では、改ざん検知装置については第1実施形態から第4実施形態まで説明したが、これらの組み合わせた方式についても考えられる。また、復号装置については、改ざん装置の第1実施形態から第4実施形態までのそれぞれに対応するものについて説明したが、これらを組み合わせた改ざん検知装置に対応した復元方法も考えられる。
いずれにしても、本発明の範囲はこれらの組み合わせを全て含むものである。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像データにおける最下位ビットプレーン以外の画像データ全てに対して誤り検出用冗長データ計算を施し、その算出結果を最下位ビットプレーンに埋め込むことで、データの改ざんが行われても、最下位ビットプレーン以外の画像データから再度計算された改ざん検知用データと埋め込まれたデータを比較することにより、改ざん有りか無しかを検知することができる。
また、任意の画素サイズを用いる場合でも、そのサイズに適応した生成多項式の次数を選択することで、任意の画像サイズに対して検知確率を維持することが可能となる。
また、誤り検出用冗長データを任意のN層に埋め込むことで、改ざん検知の確率を高めることが可能になる。
さらに、乱数発生器により埋め込み箇所を分散させるので、改ざんを防止することが可能である。
さらに、各構成の改ざん検知装置に対応した復元方法を用意することで、種々の改ざん装置を用いた場合でも、元の画像データに戻すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る改ざん検知装置の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る改ざん検知装置の構成図である。
【図3】本発明の誤り検出用冗長データ生成器の構成図である。
【図4】本発明の演算例を示す説明図である。
【図5】本発明の第2および第3の実施形態に係る改ざん検知装置の原理説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る改ざん検知装置の構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る改ざん検知装置の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る改ざん検知装置の構成図である。
【図9】本発明における誤り検出用冗長データ埋め込みプレーンの配列説明図である。
【符号の説明】
2−1,8−1…8×8×8画像データ格納メモリ、
2−2,6−2,7−2,8−2…画素カウンタ、
2−3,6−5,8−3…LSB以外のビットプレーン保存メモリ、
2−2’,6−8,8−2’…LSBビットプレーン保存メモリ、
2−4,6−6,7−4,8−4…誤り検出用冗長データ生成器、
2−5,6−7,7−5,8−5…誤り検出用冗長データ保存メモリ、
2−6,6−9,7−6,8−6…誤り検出用冗長データ埋め込み器、
2−7,8−7…主走査8×副走査8×階調8画像データ配列器、
6−1,7−1…X×Y×Z画像データ格納メモリ、
6−10,7−7…主X×副Y×階調Z画像データ生成器、
6−3…生成多項式決定器、6−4…画素サイズ設定レジスタ、
7−8…検知確度設定レジスタ、8−8…乱数発生器、
8−9…冗長データ配列器、
7−3…LSB以外のビットプレーン保存メモリ、
7−2’…冗長データ埋め込みビットプレーン保存メモリ。
Claims (12)
- 画像データにおける任意の位置の改ざんを検知する画像改ざん検知装置において、
主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビット単位の入力された画像ブロックデータを格納する第1のメモリと、
入力された画像の処理ブロック位置を認識する画素カウンタと、
階調データZビットからLSB以外のビットプレーンを決定し、該誤り検出用冗長ビット以外のビットプレーンのデータを主走査X×副走査Y画素分保存する第2のメモリと、
LSBビットプレーンのデータをX×Y画素分保存する第3のメモリと、
誤り検出用冗長ビットデータを生成する生成器と、
該誤り検出用冗長ビットデータの生成結果を格納する第4のメモリと、
該生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータを該第3のメモリにおけるLSBビットプレーンのX×Y画素データの指定されたビットから順次1ビットずつ書き込んでいく埋め込み器と、
前記生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータと該埋め込み器に書き込まれている誤り検出用冗長データとを比較することにより、不一致のときには、改ざんが検出されたものとして、該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデータと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、元のX画素×Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器と
を有することを特徴とする改ざん検知装置。 - 請求項1記載の改ざん検知装置において、
前記誤り検出用冗長ビットデータ生成器は、誤り検出用冗長ビットデータを計算する生成多項式演算回路であることを特徴とする改ざん検知装置。 - 画像データにおける任意の位置の改ざんを検知する画像改ざん検知装置において、
任意の画素サイズ単位のブロックデータを格納する第1のメモリと、
入力された画像の処理ブロック位置を認識する画素カウンタと、
LSB以外のビットプレーンのデータを保存する第2のメモリと、
LSBビットプレーンのデータを保存する第3のメモリと、
任意の画素サイズに適応した誤り検出用冗長データ計算のための生成多項式を決定する回路と、
該生成多項式決定回路により決定された構成で、誤り検出用冗長ビットデータを生成する生成器と、
該誤り検出用冗長ビットデータの生成結果を格納する第4のメモリと、
該誤り検出用冗長ビットデータを該第3のメモリにおけるLSBビットプレーンの主走査X×副走査Y画素データの指定されたビットから順次1ビットずつ書き込んでいく埋め込み器と、
前記生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータと該埋め込み器に書き込まれている各誤り検出用冗長データとを比較することにより、不一致のときには、改ざんが検出されたものとして、該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデータと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器と
を有することを特徴とする改ざん検知装置。 - 請求項3記載の改ざん検知装置において、
前記各手段に加えて、さらに入力される画像ブロックデータの画像サイズを設定する設定レジスタを設けたことを特徴とする改ざん検知装置。 - 画像データにおける任意の位置の改ざんを検知する画像改ざん検知装置において、
任意の画素サイズ単位のブロックデータを格納する第1のメモリと、
入力された画像の処理ブロック位置を認識する画素カウンタと、
任意の画素サイズ単位と階調データZビットから誤り検出用冗長ビットデータを埋め込むビットプレーンの階数と位置を選択する検知確度設定レジスタと、
該検知確度設定レジスタにより決定された階数と位置の誤り検出用冗長ビットデータ埋め込み用ビットプレーンを保存する第3のメモリと、
該誤り検出用冗長ビットデータ埋め込み用ビットプレーン以外のビットプレーンのデータを保存する第2のメモリと、
誤り検出用冗長ビットデータを生成する生成器と、
該誤り検出用冗長ビットデータの生成結果を格納する第4のメモリと、
該誤り検出用冗長ビットデータを該第3のメモリにおける誤り検出用冗長ビットプレーンの主走査X×副走査Y画素データの指定されたビットから順次1ビットずつ書き込んでいく埋め込み器と、
前記生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータと該埋め込み器に書き込まれている各誤り検出用冗長データとを比較することにより、不一致のときには、改ざんが検出されたものとして、該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該誤り検出用冗長ビットプレーンのデータと該誤り検出用冗長ビットプレーン以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器と
を有することを特徴とする改ざん検知装置。 - 画像データにおける任意の位置の改ざんを検知する画像改ざん検知装置において、
任意の画素サイズ単位のブロックデータを格納する第1のメモリと、
入力された画像の処理ブロック位置を認識する画素カウンタと、
任意の画素サイズ単位と階調データZビットから誤り検出用冗長ビットデータを埋め込むビットプレーンの階数と位置を選択する検知確度設定レジスタと、
該検知確度設定レジスタにより決定された階数と位置の誤り検出用冗長ビットデータ埋め込み用ビットプレーンを保存する第3のメモリと、
該誤り検出用冗長ビットデータ埋め込み用ビットプレーン以外のビットプレーンのデータを保存する第2のメモリと、
任意の画素サイズに適応した計算のための生成多項式を決定する回路と、
該生成多項式決定回路により決定された構成で、誤り検出用冗長ビットデータを生成する生成器と、
該誤り検出用冗長ビットデータの生成結果を格納する第4のメモリと、
該誤り検出用冗長ビットデータを該第3のメモリにおける誤り検出用冗長ビットプレーンの主走査X×副走査Y画素データの指定されたビットから順次1ビットずつ書き込んでいく埋め込み器と、
前記生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータと該埋め込み器に書き込まれている各誤り検出用冗長データとを比較することにより、不一致のときには、改ざんが検出されたものとして、該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該誤り検出用冗長ビットプレーンのデータと該誤り検出用冗長ビットプレーン以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻す配列器と
を有することを特徴とする改ざん検知装置。 - 画像データにおける任意の位置の改ざんを検知する画像改ざん検知装置において、
主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビット単位の入力された画像ブロックデータを格納する第1のメモリと、
入力された画像の処理ブロック位置を認識する画素カウンタと、
階調データZビットからLSB以外のビットプレーンを決定し、該LSB以外のビットプレーンのデータをX×Y画素分保存する第2のメモリと、
LSBビットプレーンのデータをX×Y画素分保存する第3のメモリと、
誤り検出用冗長ビットデータを生成する生成器と、
該誤り検出用冗長ビットデータの生成結果を格納する第4のメモリと、
乱数発生器と、
該乱数発生器で発生した乱数値の場所を配列する配列器と、
該誤り検出用冗長ビットデータを該第3のメモリにおけるLSBビットプレーンの主走査X×副走査Y画素データの指定されたビットから順次1ビットずつ書き込んでいく埋め込み器と、
前記生成器で生成された誤り検出用冗長ビットデータと該埋め込み器に書き込まれている各誤り検出用冗長データとを比較することにより、不一致のときには、改ざんが検出されたものとして、該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデータと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻すための配列器と
を有することを特徴とする改ざん検知装置。 - 請求項3から請求項6までのいずれかに記載の改ざん検知装置において、
前記埋め込み器は、乱数発生器で発生した乱数値の場所を配列する配列器の配列通りに、該誤り検出用冗長ビットデータを主走査X×副走査Yのビットプレーンに対して埋め込むことを特徴とする改ざん検知装置。 - 画像データの改ざんを検知する画像改ざん検知装置に保存されたデータを元の画像データに戻すための復元方法において、
誤り検出用冗長ビットデータが埋め込まれたLSB以外のビットプレーン専用メモリから主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの計448ビットデータを読み出し、
読み出した該ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器に入力し、
該誤り検出用冗長データ生成器により1行分の8ビットの画素データについてそれぞれ演算を行い、
演算結果である各誤り検出用冗長データを、該LSBビットプレーンに埋め込まれている各誤り検出用冗長データと比較し、
比較の結果、一致すれば改ざんが無いと判断し、不一致のときには改ざん有りと判断し、
該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデータと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、配列器により元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻すことを特徴とする改ざん検知装置のデータ復元方法。 - 画像データの改ざんを検知する画像改ざん検知装置に保存されたデータを元の画像データに戻すための復元方法において、
誤り検出用冗長ビットデータが埋め込まれたLSB以外のビットプレーン専用メモリから主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの(X×Y×7)ビットデータを読み出し、
読み出した該ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器に入力し、
生成多項式決定器により設定されている演算式を用いて、1行分の8ビツトの画素データについてそれぞれ演算を行い、
演算結果である各誤り検出用冗長データを、該LSBビットプレーンに埋め込まれている各誤り検出用冗長データと比較し、
比較の結果、一致すれば改ざんが無いと判断し、不一致のときには改ざん有りと判断し、
該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデー タと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、配列器により元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻すことを特徴とする改ざん検知装置のデータ復元方法。 - 画像データの改ざんを検知する画像改ざん検知装置に保存されたデータを元の画像データに戻すための復元方法において、
冗長データ埋め込みビットプレーン以外のビットプレーン専用メモリから主走査X画素×副走査Y画素×階調7ビットの(X×Y×(8−N))ビットデータを読み出し、
読み出した該ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器に入力し、
演算式を用いて1行分の8ビツトの画素データについてそれぞれ演算を行い、
演算結果である各誤り検出用冗長データを、検知確度設定レジスタにより決定された層数の冗長データ埋め込みビットプレーンから読み出された誤り検出用冗長データと比較し、
比較の結果、一致すれば改ざん無しと判断し、不一致のときは改ざん有りと判断し、
該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該誤り検出用冗長ビットプレーンのデータと該誤り検出用冗長ビットプレーン以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、配列器により元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻すことを特徴とする改ざん検知装置のデータ復元方法。 - 画像データの改ざんを検知する画像改ざん検知装置に保存されたデータを元の画像データに戻すための復元方法において、
LSBビットプレーン以外のビットプレーン専用メモリから主走査8画素×副走査8画素×階調7ビットの448ビットデータを読み出し、
読み出した該ビットデータを誤り検出用冗長データ生成器に入力し、
演算式を用いて1行分の8ビツトの画素データについてそれぞれ演算を行い、
演算結果である各誤り検出用冗長データと、乱数発生器を用いて指定されたキーにより乱数を発生させ、発生した乱数の配列に従って該LSBビットプレーンに埋め込まれている配列箇所から順次読み出した誤り検出用冗長データと比較し、
比較の結果、一致すれば改ざん無しと判断し、不一致のときには改ざん有りと判断し、
該当箇所を訂正した後、元の画像データに戻すために、該LSBビットプレーンのデータと該LSB以外のビットプレーンの元画素データとを結合し、配列器により元の主走査X画素×副走査Y画素×階調Zビットの画像データに戻すことを特徴とする改ざん検知装置のデータ復元方法。
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