JP4168208B2 - 照明灯付きダイレクトキーボードを有するラベルプリンター - Google Patents

照明灯付きダイレクトキーボードを有するラベルプリンター Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品等の商品の名称やその金額等の内容を表す複数の文字を印刷するためのラベルプリンターに関する。
【0002】
【従来の技術】
ラベルプリンターは、商品の名称やその金額等の商品に関する情報を表す文字が印刷されるラベルを製造するために用いられるものである。例えば、商品の例としてハムがあるが、ハムの一種のロースハムであれば、一つの商品に関連する一連の情報として、商品の名称である「ロースハム」、「重量」、「金額」、「賞味期限」等がある。そして、従来のラベルプリンターは、商品についてのこれらの情報をラベルに印刷できるように、以下のように構成されている。
【0003】
即ち、ラベルプリンターには、一つの商品の名称や重量等の特定事項からなる一連の内容が関連付けて記憶されている記憶装置と、複数のキーが配設されるキーボードとが備わっている。そして、前記複数のキーの組み合わせと記憶装置中に記憶される前記一連の内容とが予め対応付けられており、複数のキーを順次に操作することによって、これに対応する一連の内容がCPUの動作によって記憶装置中に検索されて読み出され、かかる一連の内容が印刷されるラベルを出力できるようになっている。具体例を挙げて説明すると、「1」、「2」、「3」、「4」、「品名コード」の複数のキーを順次に操作することによって、該複数のキーの操作と対応付けて記憶される「ロースハム」「500g」といった商品名や重量等からなる一連の内容がラベル印刷されたラベルが出力される。
【0004】
ここで、従来のラベルプリンターには、前記複数の通常キー以外に、いわゆるダイレクトキーを多数配設したダイレクトキーボードが備わっている。そして、このダイレクトキーの各々についても前記記憶装置中の特定の商品名等と対応付けられており、ダイレクトキーを操作することにより、対応する商品の名称等が記憶装置中より検索されて読み出され、かかる商品の名称等が印刷されるラベルが出力されるようになっている。即ち、前記複数の通常キーと対応付けて記憶装置に記憶されている一連の内容について、該一連の内容の各部分にダイレクトキーが各々対応付けられている。そして、このダイレクトキーの操作によりラベル印刷を行う場合には、一部の特定事項と対応する一つのダイレクトキーの操作によって、該特定事項を含んでなる前記一連の内容の全てが印刷されるラベル印刷を行うことができる。そのため、ダイレクトキーによると、数少ないキーの操作で作業を行うことができるので、前記通常キーの多数を操作する場合と比べて操作が行い易く、特に、一連の内容に対応付けられる通常キーが多数の数字等からなる場合には、キーの操作ミスに伴う無駄な作業を繰り返す等を防ぐことができるという利点がある。
【0005】
そのため、従来のラベルプリンターの使用にあっては、使用頻度の特に高い商品名等にダイレクトキーを対応付け、かかるダイレクトキーを操作することによりラベル印刷することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来のラベルプリンターに備わっている特定のダイレクトキーが操作されると、操作されたダイレクトキーに対応付けられる特定事項を含んでなる前記一連の内容の全てあるいは必要最低限度の内容が、ラベルプリンターに付設されるディスプレイ上に写し出されるようになっている。そして、かかるディスプレイ上に写し出された商品の名称等自体を判読することにより、ダイレクトキーの操作に対して印刷されるべき内容の確認を行っていた。そのため、従来のダイレクトキーの操作に対する印刷されるべき内容の確認は、ディスプレイに表示される多数の文字等を個々に判読する作業によらなければならず、煩雑であり即時に判断することが困難であった。
【0007】
また、ディスプレイ上に写し出された内容を判読することに基づいて、かかる内容に対応する全てのダイレクトキーの判断が行われていた。
【0008】
一方、ラベルプリンターの操作者は、ダイレクトキーの操作を繰り返し経験することにより、ダイレクトキーボードの各ダイレクトキーの位置と各ダイレクトキーに対応付けられる前記特定事項との対応を認識できるようになることが知られている。
【0009】
そこで、本発明は、前記ダイレクトキーの操作に対して、該ダイレクトキーに対応する特定事項と関連して記憶される一連の内容の確認を、ダイレクトキーボード上で、容易に即時に行うことのできるラベルプリンターを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明にかかる請求項1記載の発明は、ラベル印刷に際して一連に印刷されるべき複数の特定事項からなる一連の内容(以下、「特定レコードの内容」ともいう)が関連付けて記憶されている記憶装置と、前記特定事項と対応付けられるダイレクトキーが多数配設されるダイレクトキーボードと、前記ダイレクトキーに備わる照明灯と、該照明灯を点灯する点灯手段と、操作されたダイレクトキーを検出する検出手段とを備え、ダイレクトキーが操作された場合に、該ダイレクトキーが前記検出手段により検出され、前記点灯手段が、操作されたダイレクトキーに対応付けられる特定事項と関連して記憶される一連の内容の各々に対応している各ダイレクトキーに備わる前記照明灯を点灯するように構成されるラベルプリンターである。
【0011】
これにより、ダイレクトキーが操作されると、前記検出手段がいずれのダイレクトキーが操作されたかを検出する。そして、検出されたダイレクトキーと対応付けられる前記特定事項が検索され、該特定事項が関連付けられる特定レコードの内容が検索される。そして、前記点灯手段が、検索された特定レコードの内容の各々に対応する各ダイレクトキーに備わる照明灯を点灯させる。
【0012】
これにより、一つのダイレクトキーが操作された場合に、かかる操作に応じて印刷されるべき特定レコードの内容を、視覚によるダイレクトキーの位置の認識を介してダイレクトキーボード上で即時に判別することができ、ディスプレイに表示される多数の文字等自体を個々に判読しなければならない等の煩雑な作業を回避することができる。
【0013】
ここで、ダイレクトキーとは、ラベルプリンターによりラベル印刷を行うにあたり、前記特定レコードの内容に含まれる特定事項と対応付けられるキーであり、単一のキーの操作により前記特定レコードの内容の全てのラベル印刷を行えるように構成されるキーである。
【0014】
一方、通常キーとは、従前よりラベルプリンターに備わっているキーであり、数字やアルファベットからなるアルファニューメリックキーや特殊機能を割り付けた割り付けキーがある。この割り付けキーには、具体的には「品名コード」や「得意先コード」のようなものが配されており、ラベル印刷しようとする内容の種類に対応させたものが用意されている。そして、通常キーによりラベル印刷を行う場合には、一般に、アルファニューメリックキーの複数と割り付けキーとが組み合わされてなる操作と前記特定レコードの内容とが対応付けられており、これらの多数のキーを操作することによって、前記特定レコードの内容のラベル印刷が行われることになる。従って、同じ内容のラベル印刷を行う場合には、ダイレクトキーによると、数少ないキーの操作により行えるので、操作ミス等を生ずることがない。
【0015】
請求項2記載の発明は、前記記憶装置に記憶される一連に印刷されるべき複数の特定事項からなる一連の内容と対応付けられる複数の通常キーが操作されると、前記点灯手段が、かかる一連の内容に含まれる特定事項と対応付けられるダイレクトキーの照明灯を点灯するように構成されてなる請求項1記載のラベルプリンターである。
【0016】
これにより、前記特定レコードの内容と対応付けられている通常キーが操作された場合にも、かかる特定レコードの内容に含まれる特定事項に対応付けられるダイレクトキーに備わる照明灯の全てが点灯する。従って、通常キーが操作された場合についても、印刷されるべき特定レコードの内容を、ダイレクトキーの位置の認識を介してダイレクトキーボード上で即時に判別することができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、前記照明灯に複数の色が設定されてなる請求項1または請求項2記載のラベルプリンターである。
【0018】
これにより、各ダイレクトキーを、対応付けられる特定事項の種類(商品の名称や商品の重量等)に基づいて色分けすることができる。
【0019】
請求項4記載の発明は、前記ダイレクトキーに備わる照明灯を、特定色の発光源を二種類以上組み合わせて構成したことを特徴とする請求項3記載のラベルプリンターである。
【0020】
これにより、特定の一色を発する光源を複数種類用意し、該光源が発する色の組み合わせにより、前記照明灯の複数の色を実現できるので、複数色を発する前記照明灯を簡易に構成することができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、前記点灯手段が、照明灯を点灯させた後に、前記ダイレクトキーまたは通常キーに対する新たな操作が行われた場合に、前記点灯された照明灯を消灯するように構成されてなる請求項1乃至請求項4記載のラベルプリンターである。
【0022】
これにより、直前に操作されたキーと対応する特定事項のみをダイレクトキーボード上で判別することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるラベルプリンターについて、図1乃至図15に基づいて説明する。
【0024】
図1は、本発明にかかるラベルプリンター1の外観について、操作者によって操作されるキーボードが配設される側を眺めた正面図を示している。
【0025】
通常キーボード部2は、アルファニューメリックキー部4と割り付けキー部5とによって構成されている。
【0026】
アルファニューメリックキー部4には、「1」、「2」、・・、「A」、「B」・・、等の数字やアルファベットを表す多数の第一通常キー15が備わっている。
【0027】
割り付けキー部5には、一つのキーの操作に対して特定の機能が割り付けられている多数の第二通常キー16が備わっており、「品名コード」、「得意先コード」といったキーが備わっている。
【0028】
ダイレクトキーボード部3には多数のダイレクトキー11が配設されている。各ダイレクトキー11は、各々に特定ナンバーが割り付けられており、該特定ナンバーによっていずれのダイレクトキーであるかが区別され得るようになっている。
【0029】
本実施形態にあっては、ダイレクトキー11を16個備える例を示している。
【0030】
また、各ダイレクトキー11には、図1には図示されていない二種類の発光ダイオードが内蔵されており、かかる発光ダイオードが後に説明する照明灯12を構成する。この二つの発光ダイオードは、ダイレクトキー11において操作者がその発光を視認しうる位置に配設されており、また、互いに独立に点灯や消灯がされ得るようになっている。本実施形態にあっては、二種類の発光ダイオードとして、赤色ダイオード(RD)と緑色ダイオード(GD)とを用いる例を示している。また、このRDとGDを点灯する組み合わせによって、ダイレクトキー11に複数の色を設定できるようになっている。
【0031】
表示部6は、後に触れるプリンター部26によりラベルに印刷しようとする文字のイメージを確認的に表示するための部材であり、液晶ディスプレイ等を備えて構成することができる。
【0032】
図2は、ラベルプリンター1の主要部材のブロック図を示している。
【0033】
切り替え部21は、前記キーボード部2、3の操作に対するラベルプリンター1の動作を、第一動作状態と第二動作状態との間で切り替えるためのものである。
【0034】
第一動作状態にあっては、各ダイレクトキー11の特定ナンバーと商品名等の特定事項との対応付けをメモリ25に記憶することができる。また、特定レコードの内容を、これに含まれる各特定事項間の関連付けとともにメモリ25に記憶することもできる。また、通常キー15、16の組み合わせと、特定レコードの内容との対応付けを記憶させることもできる。
【0035】
第二動作状態にあっては、キーボード部2、3の操作に対して、対応付けられる特定レコードの内容や特定事項のメモリ25中での検索が行われ、該当する特定レコードの内容がラベル印刷されたラベルを出力することができる。
【0036】
切り替え部21は、機械的なオン,オフ動作をなし得るスイッチを備えて構成されるが、その操作の状況がI/Oを介してシステムバス20に信号として入力されるようになっている。
【0037】
CPU22は、システムバス20を介してラベルプリンター1の各部材の動作の制御を行う。また、CPU22には、図示していない各種の信号線も接続されており、該信号線を介する各種の信号の出力や各種の信号の入力に基づいて、ラベルプリンター1の各部材を制御するようになっている。かかるCPU22による制御動作は特に図示していない手順が記述されるプログラムに従って行われるが、該プログラムはROM23に格納されている。また、CPU22が前記制御動作を行う上で必要となる各種データー等の演算は、RAM24中に確保される特定の記憶領域にて行われる。
【0038】
このRAM24にはプリンター部26により印刷されるべき文字のビットイメージが展開される記憶領域が設けられるが、プリンター1の第二動作状態において、キーボード部2、3の操作に対して、検索された特定レコードの内容がメモリ25より読み出されると、その内容を表す文字等のイメージがシステムバス20を介してRAM24に転送されるようになっている。
通常キーボード部2は、キーボードとして周知の機構を備えて構成されており、多数の通常キー15、16の操作の状況がI/Oを介してシステムバス20に入力されるようになっている。
【0039】
ダイレクトキーボード部3は、キーボードとして周知の機構を備えて構成されており、16個のダイレクトキー11の操作の状況がI/Oを介してシステムバス20に入力されるようになっている。
【0040】
メモリ25は、読み出しと書き込みとが可能な記憶素子を備えて構成され、また、書き込まれた内容が電源のオフの後にも保存され得るようになっている。このメモリ25には、ダイレクトテーブル、及び品名マスター表に対応する品名マスターデータが記憶されている。これらメモリ25に記憶される具体例については、後に説明する。
【0041】
プリンター部26は、商品名等が印刷されたラベルを出力する部材であり、周知の機構を備えるプリンターがI/Oを介してシステムバス20に接続されている。そして、前記第二動作状態において、キーボード2、3の操作に基づき、印刷しようとする特定レコードの内容がメモリ25よりシステムバス20へと読み出されると、該特定レコードの内容はプリンター部26へと転送されるようになっている。そして、プリンター部26へと転送された商品等を表す文字列がラベルに印刷され、印刷されたラベルがプリンター部26より出力されるようになっている。
【0042】
表示部6は、液晶ディスプレイ等の表示器がI/Oを介してシステムバス20に接続されており、前記RAM24より文字のビットイメージが転送され得るようになっている。
【0043】
次に、操作されたダイレクトキーを検出するための検出手段について説明する。
【0044】
図3は、検出手段を構成する検出回路を示す図である。
【0045】
ダイレクトキーボード部3に配設される各ダイレクトキー11には前記特定ナンバーが割り付けられるが、この例にあっては、図3に示されるように、16個のダイレクトキー11に対して、特定ナンバー(0)、(1)、(2)、・・・、(15)が割り付けられている。以後、16個のダイレクトキー11の各々を区別する必要があるときは、キー(0)、キー(1)のように表す。
【0046】
図3において、31はデコーダ付きラッチICである。ラッチIC31は、入力端子d0、d1によりシステムバス20に接続され、また、出力端子に回線s0、s1、s2、s3が接続されている。32はラッチIC31のいわゆるイネーブル端子であり、CPU22の動作により端子32へ書き込み信号が出力されると、回線s0、s1、s2、s3への各ストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3がラッチされる。ラッチIC31について、入力信号D1、D0の論理値に対する出力信号ST0、ST1、ST2、ST3の論理値の関係を表す第一論理表を図4に示す。
【0047】
また、前記回線s0、s1、s2、s3と交差し、これらの回線に直接的には電気的な接点を有さない回線k0、k1、k2、k3が設けられている。回線k0、k1、k2、k3の各々は、安定化用抵抗r1を介して5Vの電源に接続されており、該回線を通って伝送されるダイレクトキー11の状態を表すキー入力信号KD0等を安定に形成できるようになっている。
【0048】
図5は、各ダイレクトキー11の押し釦部分と前記の互いに交差する回線s0等とk0等との構造を示しており、ダイレクトキー(0)の押し釦部分を例として示している。例えば、ダイレクトキー(0)であれば、該キーの押し釦が押されると、回線k0と回線s0とが短絡されるようになっている。
【0049】
バッファIC33は、各ダイレクトキー11が押されているか否かの状態を表す電気信号をシステムバス20に読み出すためのICであり、その入力端子に前記回線k0、k1、k2、k3が接続され、その出力端子d5、d4、d3、d2によりシステムバス20に接続される。IC33は、CPU22の動作により端子34へ読み込み信号が出力されると、前記キー入力信号KD0等をシステムバス20に出力することができる。
【0050】
次に、各ダイレクトキー11の状態が、どのように検出されるかについて、図6および図7に基づいて説明する。
【0051】
ラッチIC31は、回線s0、s1、s2、s3に対して、ストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3を各々に出力する。図6(a)は、このストローブ信号のタイミングチャートの例を示している。
【0052】
回線k0、k1、k2、k3は、前記のように5Vの電源に接続されているので、いずれのダイレクトキー11も押されていない状態においては、図6(b)のタイミングチャートに示されるように、キー入力信号KD0等は常にHigh(図6(b)中「H」で表しており、+5Vの電位にある状態を意味する。なお、図6中、「L」はLowを意味し、0Vの電位にある状態を意味する)の状態にある。
【0053】
次に、ダイレクトキー(0)のみが押されると、回線s0とk0とが電気的に短絡され、信号ST0のみが回線k0へと伝送されることができる。図6(c)は、かかる状態におけるキー入力信号のタイミングチャートを示している。
【0054】
図6(c)に示される波形からなる各キー入力信号は、システムバス20へと出力される。
【0055】
図7は、ストローブ信号ST0等の論理値とキー入力信号KD0等の論理値とダイレクトキーの特定ナンバーとの対応関係を表す第二論理表を示している。図7における欄51は、回線s0、s1、s2、s3へ出力されるストローブ信号の論理値を示しているが、論理値が同一行に並べられるストローブ信号がIC31より同時に出力される。また、欄52は、キー入力信号の論理値の組み合わせを示しているが、論理値が同一行に並べられるキー入力信号が同時にシステムバス20へ出力される。欄53は、ストローブ信号とキー入力信号の論理値に対して、対応するダイレクトキーの特定ナンバーを*により示している。
【0056】
欄54は、16個のダイレクトキーの各特定ナンバーに対応させた4桁からなる二進数を表している。
【0057】
次に、ダイレクトキー11に備わる赤色ダイオード(RD)と緑色ダイオード(GD)とを点灯し、又は消灯する点灯手段について説明する。
【0058】
図8は、点灯手段を構成する点灯回路を示している。
【0059】
16個のダイレクトキー11の各々に備わる照明灯12に対して、4個の電源部60、61、62、63と4個のスイッチング回路部70,71、72、73とが、図8に示されるように接続されている。
【0060】
4個の電源部は、電源部60について図示しているように、電源65よりランプ点灯用の電圧が印加されるPNPトランジスタ66と、トランジスタ66を安定に動作させ得るように接続される抵抗r2、r3とを内部に備えており、抵抗r3の端子の片側に前記ストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3が入力されるようになっている。このストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3は、前記図3のIC31より出力されたものが、電源部60、61、62、63へも入力されるようになっている。
【0061】
そして、前記PNPトランジスタ66は、電源部に入力される前記信号ST0、ST1、ST2、ST3がHの状態にあると、導通可能な状態となることができない。一方、トランジスタ66は、前記信号ST0等がLの状態にあると、導通可能な状態となることができる。このように、電源部に入力されるストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3がHかLかのいずれの状態にあるかにより、ランプ点灯用電源65より各照明灯12のRD、GDに電力を供給し得るか否かが決まるようになっている。
【0062】
4つのスイッチング回路部は、スイッチング回路部70について図示しているように、NPNトランジスタ76と該トランジスタ76を安定に動作させ得るように接続される抵抗r4、r5、r6とからなる第一スイッチング回路と、トランジスタ77と該トランジスタ77を安定に動作させ得るように接続される抵抗r7、r8、r9とからなる第二スイッチング回路とを備えている。そして、スイッチング信号LG、LRのうち、信号LGが抵抗r4の端子の片側に入力されるようになっており、信号LRが抵抗r7の端子の片側に入力されるようになっている。このスイッチング信号LG、LRをHとLとで切り替えることにより、各照明灯12の二つのダイオードGD、RDに対するスイッチとして作用するように構成されている。これにより、信号LG、LRの各々がHかLかによって、各照明灯12のGD、RDが発光するか否かが決まることになり、一つの照明灯12の発光色と点灯と消灯とが決まるようになっている。
【0063】
信号LG、LRに関して、図8において、スイッチング回路部70に入力されるものをLG0、LR0と表し、スイッチング回路部71に入力されるものをLG1、LR1と表し、スイッチング回路部72に入力されるものをLG2、LR2と表し、スイッチング回路部73に入力されるものをLG3、LR3と表している。
【0064】
そして、各スイッチング回路部70、71、72、73に入力される各信号LG、LRのHまたはLの出力の組み合わせは、16個のダイレクトキー11のGD、RDに対応してHまたはLの内容が記されている周知のダイオード点灯マップ(特に図示していない)に基づいて決まるようになっている。
【0065】
また、前記4つのスイッチング回路部の各々は、図8に特に図示していないラッチICを介してシステムバス20に接続されている。そして、前記LG、LRによる16個のダイレクトキー11の点灯は、前記ストローブ信号ST0、ST1、ST2、ST3との組み合わせによる、いわゆるダイナミック点灯により、前記ダイオード点灯マップの内容を実行できるようになっている。
【0066】
図9は、前記点灯回路の変形例の一つを示しており、前記照明灯と前記スイッチング回路部との間に機械的なオン、オフ動作をなしえる第一スイッチ13が接続される例をキー(0)について示している。第一スイッチ13は、照明灯12を構成するGD、RDの各々に直列に接続される二つの機械的な接点式スイッチを備えて構成されており、かかる二つの接点式スイッチのオン、オフによっても、GD、RDを独立に点灯させ、または消灯させることができる。
【0067】
図10は、前記点灯回路の変形例の一つを示しており、機械的なオン、オフ動作をなしえる第二スイッチ14を前記スイッチング回路の直前部分に備える例を、キー(0)について示している。第二スイッチ14は、二つの発光ダイオードGD、RDに対応するように、二つの機械的な接点式スイッチを備えて構成されており、第二スイッチ14に備わる前記二つの接点式スイッチのオン、オフによっても、GD、RDを独立に点灯させ、または消灯させることができる。
【0068】
図11はダイレクトキー11の各々に対する割り当て内容を規定するダイレクトテーブルであり、割り当て内容は前記メモリ25に記憶される。
【0069】
ダイレクトテーブルの欄81には各ダイレクトキー11の特定ナンバーが記されており、欄82にはデータコードが記されており、欄83には内容コードが記されており、欄84には照明灯コードが記されている。
【0070】
図12は前記データコードの各々に対する割り当て内容を規定するデータコード対応表の一部を例示している。
【0071】
図13は、前記照明灯コードの各々に対するRD、GDのオン、オフの組み合わせを規定する照明灯コード対応表を示している。
【0072】
この図11と図13との関係から、例えば、キー(0)の照明灯について、その点灯に際して、RDのみをオンさせることができる。そして、各ダイレクトキーのRD、GDのオン、オフの組み合わせに基づく発光色は、上記ダイレクトテーブルと照明灯コード対応表とから決まることになる。
【0073】
また、図11と図12との関係から、前記各データコードにおける前記内容コードに対して具体的な内容を設定することにより、例えば、キー(0)に具体的な商品名としての「ロースハム」等を割り当てることができる。
【0074】
図14は、ラベル印刷に際して一連に印刷されるべき複数の特定事項からなる一連の内容である特定レコードの内容が記憶される記憶表の一例である品名マスター表を示している。
【0075】
図14に示されるように、例えば、品名コード1には、特定事項としての「ロースハム」、「部門コード11」、「金額500円」、「重量300g」、「賞味期間30日」が関連付けて記憶されている。そして、前記プリンター26によるラベル印刷は、上記品名コード1が対象となる場合には、品名コード1に関連付けられる上記の一連の内容毎に行われる。そして、かかる品名コード1に関連付けられる上記の一連の内容が特定レコードの内容に相当する。
【0076】
また、各品名コードは、第一通常キー15の複数と第二通常キー16との対応付けが行われており、かかる通常キー15、16の組み合わせと品名コードに関連付けられる特定レコードの内容とを対応付けることができるようになっている。
【0077】
また、前記品名マスター表に示される各特定事項の一部であって使用頻度の高い項目は、特定ナンバーを介してダイレクトキーが対応付けられている。
図15は、各ダイレクトキーに対応付けた特定事項の具体例を示している。
【0078】
図15に示すように、例えば、図14に示される特定事項の一つである「ロースハム」は、キー(0)に対応付けられる。
【0079】
この例では、キー(0)が押されると、これと対応する「ロースハム」が関連する品名コード1に含まれる特定事項のうち、該特定事項との対応付けが存在するダイレクトキーについて、該ダイレクトキーの全ての照明灯が点灯することになる。即ち、図14、図15より、キー(0)の他、「部門コード11」、「金額500円」、「重量300g」に対応付けられるキー(5)、キー(14)、キー(3)の照明灯が点灯する。
【0080】
これにより、ダイレクトキー(0)の操作に対して、これによって印刷されるべき品名コード1に含まれる「ロースハム」の他、「部門コード11」、「金額500円」等の特定事項についても、キー(5)、キー(14)等の点灯により確認することができ、表示部6に写し出されるこれらの文字を一文字ずつ判読する場合に比べて、速やかに判別することができる。
【0081】
また、図14の品名コード1に対応付けられる通常キー15、16が操作された場合についても、「ロースハム」、「部門コード11」、「金額500円」等の特定事項について、キー(0)、キー(5)等の点灯により確認することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明は、ダイレクトキーが操作された場合に、かかる操作に応じて印刷されるべき特定レコードの内容を、視覚によるダイレクトキーの位置の認識を介してダイレクトキーボード上で即時に判別することができるという効果を奏する。
【0083】
請求項2記載の発明は、通常キーが操作された場合についても、これにより印刷されるべき特定レコードの内容を、ダイレクトキーの位置の認識を介してダイレクトキーボード上で即時に判別することができるという効果を奏する。
【0084】
請求項3記載の発明は、ダイレクトキーに備わる照明灯に複数の色を設定することができるので、ダイレクトキーの各々を、対応付けられる商品名等の内容によって色分けすることができるという効果を奏する。
【0085】
請求項4記載の発明は、複数色を発する前記照明灯を簡易に構成することができるという効果を奏する。
【0086】
請求項5記載の発明は、直前に操作されたキーと対応する特定事項のみをダイレクトキーボード上で判別することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラベルプリンターの正面図である。
【図2】ラベルプリンターの主要構成部材のブロック図である。
【図3】ダイレクトキーの検出回路を示す回路図である。
【図4】第一論理表を示す図である。
【図5】ダイレクトキーの押し釦部分の構造を示す図である。
【図6】検出回路に入出力される信号のタイミングチャートである。
【図7】第二論理表を示す図である。
【図8】点灯回路の回路図である。
【図9】点灯回路の一構成例を示す図である。
【図10】点灯回路の一構成例を示す図である。
【図11】ダイレクトテーブルの内容を示す図である。
【図12】データコード対応表の内容を示す図である。
【図13】照明灯コード対応表の内容を示す図である。
【図14】品名マスター表の内容を示す図である。
【図15】各ダイレクトキーに対応付けた特定事項の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・ラベルプリンター
2・・・通常キーボード
3・・・ダイレクトキーボード
4・・・アルファニューメリックキー部
5・・・割り付けキー部
6・・・表示部
11・・・ダイレクトキー
12・・・照明灯
15・・・第一通常キー
16・・・第二通常キー
20・・・システムバス
21・・・切り替え器
22・・・CPU
23・・・ROM
24・・・RAM
25・・・メモリ
26・・・プリンター部
31・・・ラッチIC
33・・・バッファIC
60、61、62、63・・・電源部
70、71、72、73・・・スイッチング回路部
(0)、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)・・・ダイレクトキーの各々に割り付けられる特定ナンバー

Claims (5)

  1. ラベル印刷に際して一連に印刷されるべき複数の特定事項からなる一連の内容が関連付けて記憶されている記憶装置と、
    前記特定事項と対応付けられるダイレクトキーが多数配設されるダイレクトキーボードと、
    前記ダイレクトキーに備わる照明灯と、
    該照明灯を点灯する点灯手段と、
    操作されたダイレクトキーを検出する検出手段とを備え、
    前記点灯手段が、操作されたダイレクトキーに対応付けられる特定事項と関連して記憶される一連の内容の各特定事項に対応付けられる各ダイレクトキーの照明灯を点灯するように構成されるラベルプリンター。
  2. 前記記憶装置に記憶される一連に印刷されるべき複数の特定事項からなる一連の内容と対応付けられる複数の通常キーが操作されると、
    前記点灯手段が、かかる一連の内容に含まれる特定事項と対応付けられるダイレクトキーの照明灯を点灯するように構成されてなる請求項1記載のラベルプリンター。
  3. 前記照明灯に複数の色が設定されてなる請求項1または請求項2記載のラベルプリンター。
  4. 前記ダイレクトキーに備わる照明灯を、特定色の発光源を二種類以上組み合わせて構成したことを特徴とする請求項3記載のラベルプリンター。
  5. 前記点灯手段は、照明灯を点灯させた後に、前記ダイレクトキーまたは通常キーに対する新たな操作が行われた場合に、前記点灯された照明灯を消灯するように構成されてなる請求項1乃至請求項4記載のラベルプリンター。
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