JP4166659B2 - 外部接続型故障診断システム - Google Patents

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Description

この発明は、車輌に搭載された電子制御装置内の情報を読み出して故障診断を行う外部接続型故障診断システムに関する。
近年の自動車等の車輌制御を行う制御装置は、複雑に電子化されてきており、この電子制御装置の動作状況を判定するために、外部接続型故障診断装置を用いることが不可欠となってきている。
電子制御装置の故障診断を行うためには、故障診断を受ける車輌の型・年式・車輌内通信プロトコル・信号電圧値等に対応した外部接続型故障診断装置が別途必要であり、さらに、車輌に搭載される車輛通信ネットワークケーブルコネクタ・インターフェースも自動車製造業者毎に異なるため、複数の製造業者の車輌を扱う整備工場等では、各製造業者・電子制御装置の型・各装置の信号電圧値に合致した外部接続型故障診断装置が必要であった。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1では、車輛に接続する故障診断装置に、診断項目や車種毎の相違、各種通信プロトコルの相違、車載システム毎の制御システム電圧の相違等の情報を有するメモリカートリッジを接合し、メモリカートリッジ上のプロトコルの相違情報を用いて、FPGAを再プログラムし、車載の電子制御装置の通信プロトコルに適合させ、車載の電子制御装置との通信を可能とする故障診断装置を提案している。
特開平8−136413号公報(第3〜6頁、図5)
しかし、特許文献1では、複数の車輛通信ネットワークを利用して故障診断を行う点や、また、故障診断に用いる通信の安全性を保証する点については言及されておらず、更なる改善手段が必要となってきている。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、車輛の製造業者毎あるいは車輛通信ネットワーク毎の通信プロトコルの違いに拘わらず、車輌を制御する電子制御装置の故障診断を外部から行うことができるようにした外部接続型故障診断システムを得ることを目的としている。
この発明に係わる外部接続型故障診断システムにおいては、車輌に搭載された制御系車輛通信ネットワークに接続され、車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
汎用計算機に搭載され、制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び制御系車輛通信ネットワーク及び汎用計算機間に配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを汎用計算機用の通信プロトコルに変換する通信プロトコル変換装置を備え、
通信プロトコル変換装置は、制御系電子制御装置から制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを汎用計算機用の通信プロトコルに変換し、故障診断手段は、通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を第一の秘密鍵から作成し、通信プロトコル変換装置に配布するとともに、通信プロトコル変換装置は、第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を第二の秘密鍵から作成し、制御系車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置に配布するものである。
この発明は、以上説明したように、車輌に搭載された制御系車輛通信ネットワークに接続され、車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
汎用計算機に搭載され、制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び制御系車輛通信ネットワーク及び汎用計算機間に配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを汎用計算機用の通信プロトコルに変換する通信プロトコル変換装置を備え、
通信プロトコル変換装置は、制御系電子制御装置から制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを汎用計算機用の通信プロトコルに変換し、故障診断手段は、通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を第一の秘密鍵から作成し、通信プロトコル変換装置に配布するとともに、通信プロトコル変換装置は、第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を第二の秘密鍵から作成し、制御系車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置に配布するので、車輛の製造業者毎あるいは車輛通信ネットワーク毎の通信プロトコルの違いに拘わらず、故障診断手段により制御系電子制御装置の故障診断を外部から安全に行うことができる。
実施の形態1.
実施の形態1は、車輌に搭載した電子制御装置の故障診断を実施する機能を、汎用的な計算機に組み込んだ場合についてのものである。
図1は、この発明の実施の形態1による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図1において、車輌101は、故障診断処理が行われる電子制御装置を有し、汎用的な計算機102によりその電子制御装置の故障診断が行われる。汎用的な計算機102は、汎用的な計算機102上で動作する故障診断処理103(故障診断手段)を有している。この故障診断処理103とそれが動作する汎用的な計算機102を、外部接続型故障診断装置104とする。また、汎用的な計算機102は、車輛101と通信を行い、その通信プロトコルの変換を行うようにしたインターフェース109を有する。
車輛101には、エンジン制御装置などの車輛101を制御するための制御系電子制御装置106、107が搭載され、この制御系電子制御装置A106、制御系電子制御装置B107は車輌101に構築される制御系車輛通信ネットワーク105に接続されるために互いの通信が可能であり、制御系車輛通信ネットワーク105上の通信データを車外に出力、また、車外からの通信データを制御系車輛通信ネットワーク105上に入力するために用意された制御系車輌通信コネクタ108が設けられている。この制御系車輌通信コネクタ108と、汎用的な計算機102上の通信のためのインターフェース109とは、制御系車輛通信ネットワークケーブル110により接続されている。
次に、動作について説明する。
従来の外部接続型故障診断装置は、故障診断される車輌の型・年式・採用された通信プロトコルの違いにより、それに応じた個別の故障診断処理を用意する必要があった。
しかし、実施の形態1では、汎用的な計算機102に組み込むインターフェースを用いて通信プロトコルの変換を行うようにしたので、1つの故障診断処理103を用意しておけばよい。すなわち、制御系電子制御装置A106または制御系電子制御装置B107からの故障診断のための通信データは、車輌101に構築された制御系車輛通信ネットワーク105の制御系車輌通信コネクタ108から制御系車輛通信ネットワークケーブル110を介して、インターフェース109に入力され、そこで、必要な通信プロトコルの変換が行われ、故障診断処理103に渡され、故障診断処理が行われる。
実施の形態1によれば、汎用的な計算機に組み込まれたインターフェースにより通信プロトコルの変換を行うことにより、1つの故障診断処理を用いて、いろいろな車輛の電子制御装置の故障診断を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、制御系車輛通信ネットワーク105の通信プロトコルと、汎用的な計算機102の通信プロトコルとのインターフェースとなる変換装置を、汎用的な計算機102の外部に配置した場合についてのものである。
図2は、この発明の実施の形態2による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図2において、101〜108は図1におけるものと同一のものである。通信プロトコル変換装置201は、制御系車輛通信ネットワーク105と汎用的な計算機102で行われる通信との通信プロトコル変換を行い、汎用的な計算機102に追加された情報系コネクタ202からの出力とこの通信プロトコル変換装置201とを、汎用的な計算機用の通信ケーブル203により接続する。
次に、動作について説明する。
実施の形態1の場合は、制御系車輛通信ネットワーク105を流れる故障診断通信データの通信プロトコル変換機能を、汎用的な計算機102に組み込んだインターフェースで実現した。しかし、この場合は、制御系車輛通信ネットワーク105の通信プロトコルが変わった場合、通信プロトコルに適合した別個のインターフェースに置き換える必要があった。
そこで、実施の形態2は、複数の通信プロトコルに対応した通信プロトコル変換装置201を、汎用的な計算機102と制御系車輌通信コネクタ108との間に配置している。
これにより、制御系車輛通信ネットワーク105の通信プロトコルが変更になった場合においても、あらゆる車輌に搭載されている通信プロトコルと汎用的な計算機に接続を行う際に用いられるあらゆる通信プロトコルに対応した通信プロトコル変換装置201を用いることにより、汎用的な計算機102に新規機能の追加を行うことなく、全ての車輌101内に存在する電子制御装置と、汎用的な計算機102との通信が可能となる。
実施の形態2によれば、制御系車輛通信ネットワークの通信プロトコルが変更になった場合においても、汎用的な計算機に新規機能の追加を行うことなく、全ての車輌内に存在する電子制御装置と、汎用的な計算機との通信が可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3は、車輌内に搭載される情報系電子制御装置が接続される情報系車輛通信ネットワークと制御系車輛通信ネットワークとの間に通信プロトコル変換装置を配置し、故障診断処理を有する汎用的な計算機と情報系車輌通信コネクタを接続し、制御系車輛通信ネットワークに接続する電子制御装置の故障診断を実施する場合についてのものである。
図3は、この発明の実施の形態3による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図であり、情報系車輛通信ネットワークに接続する場合の構成例を示している。
図3において、101〜108は図1におけるものと同一のものである。情報系車輛通信ネットワーク308は、車輌101内に構成され、情報系電子制御装置301〜307は、情報系車輛通信ネットワーク308に接続が可能なもので、カーナビゲーション、ゲーム、携帯電話などに代表される既存の無線通信処理を行う電子制御装置等により構成される。情報系車輌通信コネクタ309は、情報系車輛通信ネットワーク308を車輌101の外部に出力するための既存のものである。
故障診断処理103を有する汎用的な計算機102を情報系車輛通信ネットワーク308に接続して故障診断を実施するために、故障診断機能103を有する汎用的な計算機102が有する情報系コネクタ310と、情報系車輛通信ネットワーク308の情報系車輌通信コネクタ309とを、情報系車輛通信ネットワークケーブル311により接続する。
制御系車輛通信ネットワーク105上の故障診断データを情報系車輛通信ネットワーク308に送信するために、両車輛通信ネットワークを接続するインターフェースとなる通信プロトコル変換装置A312を両車輛通信ネットワーク間に配置する。この通信プロトコル変換装置A312は、両車輛通信ネットワークの故障診断データを変換するために必要な通信プロトコル変換処理A313を有し、通信プロトコル変換処理A313は、多種類の制御系車輛通信ネットワーク及び多種類の情報系車輛通信ネットワークに対応している。
次に、動作について説明する。
故障診断機能103を有する汎用的な計算機102から送信される故障診断を要求するための通信データは、情報系車輛通信ネットワーク308、通信プロトコル変換装置A312及び制御系車輛通信ネットワーク105を経由して、制御系電子制御装置A106、または制御系電子制御装置B107に送信される。また、制御系電子制御装置A106及び制御系電子制御装置B107からの通信データは、逆の経路を介して、故障診断機能103を有する汎用的な計算機102に返される。
なお、制御系車輌通信ネットワーク105と情報系車輌通信ネットワーク308との間を複数のネットワークを介して接続する場合においても、故障診断処理103を有する汎用的な計算機102と情報系車輌通信コネクタ309を接続し、制御系車輛通信ネットワーク105に接続された電子制御装置の故障診断を実施することが同様に可能である。
実施の形態3は、制御系車輛通信ネットワーク105と故障診断機能103を有する汎用的な計算機102との通信インターフェースとなる通信プロトコル変換装置201を車輛101と汎用的な計算機102との間に配置しない構成となる。
実施の形態3によれば、車輌内の情報系車輛通信ネットワークを介して、制御系車輛通信ネットワークに接続された電子制御装置の故障診断を実施することができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態3に加え、通信プロトコル変換処理A313を、情報系車輛通信ネットワーク308に接続する既存の情報系電子制御装置B302に組み込んだ場合についてのものである。
図4は、この発明の実施の形態4による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図4において、101〜108、301〜311、313は図3におけるものと同一のものである。図4では、通信プロトコル変換処理A313(通信プロトコル変換手段)は、情報系電子制御装置B302に組込まれている。
情報系車輛通信ネットワーク308に接続される既存の情報系電子制御装置B302に、実施の形態3で配置した通信プロトコル変換装置A312が有する通信プロトコル変換処理A313を新たに組み込むことにより、通信プロトコル変換装置を車輛101内に別途配置することなく、制御系車輛通信ネットワーク105と情報系車輛通信ネットワーク308の接続が可能となる。
実施の形態4によれば、通信プロトコル変換装置を車輛内に配置することなく、車輌内の情報系車輛通信ネットワークを介して、制御系車輛通信ネットワークに接続された電子制御装置の故障診断を実施することができる。
実施の形態5.
実施の形態5は、制御系車輛通信ネットワークと情報系車輛通信ネットワークを接続する手段として、既存のシリアル通信処理を利用し、情報系車輛通信ネットワークを介して故障診断を行うものである。
図5は、この発明の実施の形態5による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図5において、101〜108、301〜311は図3におけるものと同一のものである。情報系車輛通信ネットワーク308に接続された情報系電子制御装置B302と制御系車輛通信ネットワーク105に接続された制御系電子制御装置A106は、RS232Cに代表されるシリアル通信を行うためのシリアル通信処理A501、シリアル通信処理B502を有し、両電子制御装置はシリアル通信ケーブル503で接続される。情報系車輛通信ネットワーク308と故障診断処理103を有する汎用的な計算機102とは、情報系車輛通信コネクタ309を介して接続され、制御系電子制御装置A106及び制御系電子制御装置B107の故障診断が行われる。
故障診断される制御系電子制御装置A106または制御系電子制御装置B107は、シリアル通信処理B502とシリアル通信処理A501を介し、さらに情報系車輛通信ネットワーク308及び情報系車輛通信コネクタ309を介して、故障診断のための通信データを汎用的な計算機102に送信する。
実施の形態5によれば、シリアル通信処理により接続された情報系車輛通信ネットワークを介して、制御系車輛通信ネットワークに接続された電子制御装置の故障診断を実施することができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、公開鍵暗号に必要な秘密鍵T601を故障診断処理103に持たせ、故障診断通信の安全性を向上させたものである。
図6は、この発明の実施の形態6による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図6において、101〜108、301〜313は図3におけるものと同一のものである。図6では、汎用的な計算機102で動作する故障診断処理103に、公開鍵暗号手段で用いる秘密鍵T601(第一の秘密鍵)を持たせる。
故障診断開始時、故障診断処理103が有する秘密鍵T601に対応した公開鍵T602(第一の公開鍵)が作成され、故障診断処理を行う前に、この公開鍵T602は、汎用的な計算機102が接続される車輌101内の情報系車輛通信ネットワーク308に接続されたる全ての情報系電子制御装置301〜307及び通信プロトコル変換装置A312に配布される。
次に、動作について説明する。
制御系電子制御装置A106、及び制御系電子制御装置B107からの故障診断のための通信データは、車輌101内の通信プロトコル変換装置A312を通るときに、通信プロトコル変換装置A312が有する公開鍵T602を使って暗号化が施され、その暗号化が施された通信データが故障診断処理103に送信される。
通信データが故障診断処理103に届くまでは、通信データの傍受・盗聴などの処理を故意に実施可能な電子制御装置に、その通信データが傍受されたとしても、暗号化が施されているため、故障診断の安全性を向上させることが可能である。
また、例えばCRCチェック機能を有することで、暗号化が施された故障診断のための通信データの改竄の検知も可能となり、故障診断における通信処理の安全性がさらに向上される。
実施の形態6によれば、通信データは、秘密鍵から作成された公開鍵により暗号化されるので、故障診断の安全性を向上させることができる。
実施の形態7.
実施の形態7は、実施の形態6に加え、制御系車輛通信ネットワーク105と情報系車輛通信ネットワーク308を接続するために配置した通信プロトコル変換装置A312に、公開鍵暗号に用いる秘密鍵A701を追加した場合についてのものである。
図7は、この発明の実施の形態7による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図7において、101〜108、301〜313、601、602は図6におけるものと同一のものである。情報系車輛通信ネットワーク308と制御系車輛通信ネットワーク105を接続するために追加した通信プロトコル変換装置A312に、故障診断処理103が有する秘密鍵T601とは異なる秘密鍵A701(第二の秘密鍵)を持たせる。公開鍵702(第二の公開鍵)は、秘密鍵T601から作成され、通信プロトコル変換処理A312が接続された制御系車輛通信ネットワーク105と情報系車輛通信ネットワーク308に接続された全ての電子制御装置に配布されている。
次に、動作について説明する。
まず、故障診断開始時に、故障診断処理103が有する秘密鍵T601から作成した公開鍵T602を、情報系車輛通信ネットワーク308に接続する全ての電子制御装置に配布する。また、通信プロトコル変換処理A312が有する秘密鍵A701から作成した公開鍵A702を、通信プロトコル変換処理A312が接続された制御系車輛通信ネットワーク105と情報系車輛通信ネットワーク308に接続された全ての電子制御装置に配布する。
制御系電子制御装置A106及び制御系電子制御装置B107からの故障診断のための通信データは、これらの電子制御装置が有する公開鍵A702を用いて暗号化が施され、故障診断処理103へ送信されるために、まずは通信プロトコル変換装置A312に送信される。
通信プロトコル変換装置A312に到達した暗号化が施された故障診断のための通信データは、通信プロトコル変換装置A312が有する秘密鍵A701を使用して復号化され、その後直ちに、通信プロトコル変換装置A312が有する公開鍵T602を使って、故障診断のための通信データが再度暗号化された後に故障診断処理103に向け、送信される。
続いて、故障診断処理103に到達した暗号化が施されている故障診断のための通信データは、故障診断処理103が有する秘密鍵T601を用いて復号化される。
実施の形態7によれば、このように、制御系電子制御装置A106及び制御系電子制御装置B107からの故障診断のための通信データは、故障診断処理103に到達するまでは暗号化が施されているために、通信データの傍受・盗聴などの処理を故意に実施可能な電子制御装置に故障診断のための通信データが傍受された場合でも、その通信データの漏洩は不可能である。
さらに、制御系電制御装置A106、B107と情報系電子制御装置A301〜G307との間で通信される通信データの暗号化を施すことが可能であり、故障診断及び車輛通信ネットワーク間通信において、安全性を向上できる。
実施の形態8.
実施の形態8は、実施の形態7に加えて、車輌101内の車輛通信ネットワークがさらに増加した場合についてのものである。
図8は、この発明の実施の形態8による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図8において、101〜108、301〜313、601、602、701、702は図7におけるものと同一のものである。情報系車輛通信ネットワーク308と制御系車輛通信ネットワーク105以外に、複数の新規車輛通信ネットワーク801、802、803を使用して新たな車輛通信ネットワークが構成された場合について、各車輛通信ネットワーク間は、新規通信プロトコル変換装置B804、通信プロトコル変換装置C809で接続され、さらに、各通信プロトコル変換装置は、それぞれ異なる秘密鍵B806、秘密鍵C811(いずれも第二の秘密鍵)を有し、前記秘密鍵から作成された公開鍵B807、公開鍵C813(いずれも第二の公開鍵)を、各通信プロトコル変換装置に接続された車輛通信ネットワークに接続された全ての電子制御装置に、故障診断を開始する前に配布する。
これらの複数の通信プロトコル変換装置は、故障診断用データを順次変換することにより情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに変換するが、複数の通信プロトコル変換装置で、多種類の制御系車輛通信ネットワーク及び多種類の情報系車輛通信ネットワークに対応している。
ここで、通信プロトコル変換装置C809が有する公開鍵Y812は、車輛通信ネットワークC803に接続される他の通信プロトコル変換装置から配布されたものを示す。
このように、各秘密鍵T601、A701、B806、C811を、故障診断処理103や通信プロトコル変換装置A312が有する通信プロトコル変換処理A313、通信プロトコル変換装置B804が有する通信プロトコル変換処理B805、通信プロトコル変換装置C809が有する通信プロトコル変換処理C810に配置することにより、故障診断される電子制御装置A106またはB107からの故障診断のための通信データは、制御系電子制御装置A106、または制御系電子制御装置B107から故障診断処理103に送信される前に、公開鍵C813を使用して暗号化が施される。
この暗号化が施された故障診断のための通信データは、秘密鍵を有する通信プロトコル変換装置C809のみでの復号化が可能であり、その他の電子制御装置では、故障診断のための通信データの内容確認が不可能である。
通信プロトコル変換装置C809に到達した故障診断のための通信データは、秘密鍵C811を使用して復号化される。そして直ちに、車輌通信ネットワークB802に接続するための経路上にある、車輌通信ネットワークC803に接続されたもう一方の通信プロトコル変換装置から配布された公開鍵Y812により暗号化が施され、車輛通信ネットワークC803に接続された次の通信プロトコル変換装置に向け送信される。
車輛通信ネットワークB802に接続する通信プロトコル変換装置から送られてきた故障診断のための通信データは車輌通信ネットワークC803に接続するための経路上にある、車輌通信ネットワークB802に接続されたもう一方の通信プロトコル変換装置から配布された公開鍵X808により暗号化が施され、車輛通信ネットワークB802を通って通信プロトコル変換装置B804に到達した故障診断のための通信データは、通信プロトコル変換装置B804が有する秘密鍵B806から作成された公開鍵B807を使って暗号化がなされており、通信プロトコル変換装置B804到達時に秘密鍵B806を使い復号化される。その後直ちに、通信プロトコル変換装置B312が有する秘密鍵A701から作成された公開鍵A702を使って再度暗号化が施された後、車輛通信ネットワークA801、即ち通信プロトコル変換装置312に送信される。
車輛通信ネットワークB801を通って通信プロトコル変換装置B804に到達した故障診断のための通信データは、秘密鍵A701を使い復号化され、その後直ちに故障診断処理103の有する秘密鍵から作成された公開鍵T602を使って再度暗号化が施された後、情報系車輛通信ネットワークA308、情報系車輌通信コネクタ309を経由して、故障診断処理103に送信される。
故障診断処理103に到達した故障診断のための通信データは秘密鍵T601を用いて復号化され、故障診断のための通信データを用いて故障診断が故障診断処理103で行われる。
さらに、情報系車輛通信ネットワーク308に接続された既存の無線通信処理手段814を有する情報系電子制御装置Gと、同じく既存の無線通信処理手段814を追加した外部故障診断装置103が動作する汎用的な計算機102間を無線通信手段で接続し、汎用的な計算機102を、車輌101の所在地からの遠隔地815に配置した構成を取っても良い。
この場合の外部故障診断装置を示すのが、図9である。
図9は、この発明の実施の形態8による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図9において、101〜108、301〜309、312、313、601、602、701、702は図8におけるものと同一のものである。図9には、無線通信処理手段814が、情報系電子制御装置G307及び遠隔地815に配置された汎用的な計算機102に設けられている。
続いて、この無線通信処理手段を用いた場合の動作について説明する。
唯一、車輌101と汎用的な計算機102との接続手段を既存の無線通信処理手段814に変更することが図8とは異なるが、秘密鍵の所有手段・公開鍵の配布形態は、図8と同様であるものとする。
既存の無線通信処理手段814を用いる場合は、故障診断処理103が有する公開鍵A702、及び通信プロトコル変換装置A312が有する公開鍵T602を用いて、故障診断要求、及び故障診断のための通信データに暗号化を施すことが望ましい。
既存の無線通信処理手段を用いる構成をとることにより、遠隔地に存在する外部接続型故障診断装置を用いた故障診断が可能となる。
実施の形態8によれば、車輌内の車輛通信ネットワークがさらに増加した場合についても、通信データの安全性を確保でき、さらに無線通信処理手段を用いる構成とすることにより、遠隔地に存在する外部接続型故障診断装置を用いた故障診断が可能となる。
実施の形態9.
実施の形態9は、情報系車輛通信ネットワークに接続された複数の情報系電子制御装置を使用して故障診断を実施する場合についてのものである。
図10は、この発明の実施の形態9による情報系電子制御装置を使用して故障診断を実施できる車輛を示す構成図である。
図10において、101、105〜108、301〜309、312、313、602、701、702は図9におけるものと同一のものである。情報系車輛通信ネットワーク308に接続された情報系電子制御装置D304に故障診断機能901(故障診断手段)を、情報系電子制御装置E305に故障診断結果表示機能902と故障診断結果保存機能903を追加した。なお、故障診断結果を受け取る必要のある故障診断結果表示機能902を有する情報系電子制御装置E305は、秘密鍵T601を持ち、本構成をとることにより、車輌101外部に故障診断処理103を用意しなくとも、既存の情報系電子制御装置を利用して故障診断を行うことができる。
次に、動作について説明する。
最初に、故障診断処理開始時、情報系電子制御装置E305が有する秘密鍵T601から作られた公開鍵T602が、情報系電子制御装置E305が接続された情報系車輛通信ネットワーク308に接続される他の全ての電子制御装置に配布される。
次に、故障診断機能901を有する情報系電子制御装置D304を操作して故障診断を行う電子制御装置に向け、故障診断要求を送信する。続いて、故障診断が実施された制御系電子制御装置A106または制御系電子制御装置B107からの故障診断のための通信データは、実施の形態8と同様に暗号化が施され、通信プロトコル変換装置A312が有する公開鍵T602を使って暗号化された故障診断のための通信データが、故障診断結果表示機能902を有する制御系電子制御装置E305に到達し、制御系電子制御装置E305が有する秘密鍵T601を使用して故障診断のための通信データの復号化か実施され、故障診断のための通信データが表示・保存される。
なお、故障診断結果保存機能903を使用して既存の保存用電子媒体に保存された故障診断のための通信データを、直接整備工場に送付することも可能である。
実施の形態9によれば、情報系電子制御装置に故障診断機能を組込み、車輛内で故障診断することを可能にした。
実施の形態10.
実施の形態10は、故障診断処理の有する秘密鍵から作成された公開鍵の配布についてのものである。
図11は、この発明の実施の形態10による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図11において、101〜108、301〜313、601、602は図6におけるものと、801〜805、809、810は図8におけるものとそれぞれ同一のものである。
次に、動作について説明する。
故障診断処理103が唯一の秘密鍵T601(第一の秘密鍵)を所有し、故障診断を行う前に、この秘密鍵T601から作成される公開鍵T602(第二の公開鍵)を、車輌内に接続された全ての電子制御装置に配布する。
公開鍵T602を有する全ての電子制御装置から外部接続型故障診断装置へ送信される故障診断のための通信データは、必ず公開鍵T602を用いて暗号化が施される。なお、一度暗号化を施した故障診断のための通信データは、故障診断処理103の有する秘密鍵T601を使わない限り、その復号化は不可能であるため、故障診断のための通信データが経由する全ての通信プロトコル変換装置A312、B804、C809では、新たな復号化・暗号化は施されず、実施の形態6〜10で示した故障診断に要する暗号化・復号化の回数を削減し、故障診断速度を向上させることが可能となる。
この実施の形態10の場合、万が一、通信プロトコル変換装置A312、B804、C809のうちのいずれかが通信データの傍受・盗聴などの処理を故意に実施可能な電子制御装置であった場合においても、通信プロトコル変換装置A312、B804、C809を通過する故障診断のための通信データは暗号化が施されているため、通信データを傍受された場合でも、その通信データの漏洩は不可能である。
さらに、情報系車輛通信ネットワーク308に接続された既存の無線通信処理手段814を有する情報系電子制御装置Gと、同じく既存の無線通信処理手段814を追加した外部故障診断装置103が動作する汎用的な計算機102間を無線通信手段で接続し、汎用的な計算機102を、車輌101の所在地からの遠隔地815に配置した構成を取っても良い。
このような構成の例を図12に示す。
図12は、この発明の実施の形態10による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図12において、101〜108、301〜309、312、313、601、602、801〜805、809、810は図11におけるものと、814は図9におけるものとそれぞれ同一のものである。
図12の無線通信手段814の動作は、図9と同じであるので、その説明を省略する。
実施の形態10によれば、通信データは、必ず公開鍵を用いて暗号化が施され、この暗号化された通信データは、故障診断処理の有する秘密鍵で復号化されるため、通信データが経由する全ての通信プロトコル変換装置では、新たな復号化・暗号化は施されず、故障診断に要する暗号化・復号化の回数を削減し、故障診断速度を向上させることが可能となる。
また、無線通信手段を用いることにより、遠隔地に存在する外部接続型故障診断装置を用いた故障診断が可能となる。
実施の形態11.
実施の形態11は、汎用的な計算機で動作する故障診断処理に秘密鍵を所持させると共に、車輌内を構成する全ての車輛通信ネットワーク間を接続するために用いられる全ての通信プロトコル変換装置に故障診断処理の秘密鍵とは異なる別の秘密鍵を所持させるようにしたものである。
図13は、この発明の車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図13において、101〜108、301〜313、601、602、801〜805、809、810は図11におけるものと、701、702は図7におけるものとそれぞれ同一のものである。
次に、動作について説明する。
故障診断を行う前に、秘密鍵T601(第一の秘密鍵)を有する故障診断処理103から作成される公開鍵T602(第一の公開鍵)、及び秘密鍵A701(第二の秘密鍵)を有する通信プロトコル変換装置A312、B804、C809から作成される公開鍵A702(第二の公開鍵)を、それぞれの通信プロトコル変換装置から、自身が接続された車輛通信ネットワークに接続される電子制御装置にのみ配布する。
制御系車輛通信ネットワーク105と車輛通信ネットワークC803とを接続する通信プロトコル変換装置C809が有する公開鍵は、通信プロトコル変換装置C809が有する秘密鍵A701から作成された公開鍵A702と、車輛通信ネットワーク803に接続される別の通信プロトコル変換装置から配布される公開鍵A702の2種類であり、全ての通信プロトコル変換装置は、同一の秘密鍵を有するため、通信プロトコル変換装置の有する秘密鍵から作られた2つの公開鍵は同一ものとなる。
車輛通信ネットワークA801と車輛通信ネットワークB802とを接続する通信プロトコル変換装置A312が有する公開鍵と、車輛通信ネットワークB802と車輛通信ネットワークC803とを接続する通信プロトコル変換装置B804が有する公開鍵は、秘密鍵A701から作成した公開鍵A702と、通信プロトコル変換装置A312から配布された公開鍵A702、そして、車輛通信ネットワークB803に接続されるもう一方の通信プロトコル変換装置から配布される公開鍵の3種類であり、全ての通信プロトコル変換装置は、同一の秘密鍵を有するため、通信プロトコル変換装置の有する秘密鍵から作られた2つの公開鍵は同一ものとなる。
車輛通信ネットワークA801と情報系車輛通信ネットワーク308とを接続する通信プロトコル変換装置A312は、秘密鍵A701から作成された公開鍵A702、通信プロトコル変換装置B804から配布された公開鍵A702と、故障診断処理103から配布される公開鍵T602の2種類を有し、全ての通信プロトコル変換装置は、同一の秘密鍵を有するため、秘密鍵A701から生成された公開鍵A702と通信プロトコル変換装置B804から配布された公開鍵A702は同一のものとなる。
実施の形態11の場合、万が一、この公開鍵同士が一致しない場合は、通信データの傍受・盗聴などの処理を故意に実施可能な通信プロトコル変換装置に置き換えられていることが検知できる。このため、このような状況の発生を検知した場合に、故障診断処理をユーザが任意に構築することが可能である。
さらに、情報系車輛通信ネットワーク308に接続する既存の無線通信処理手段814を有する情報系電子制御装置Gと、同じく既存の無線通信処理手段814を追加した外部故障診断装置103が動作する汎用的な計算機102間を無線通信手段で接続し、前記汎用的な計算機102を、車輌101の所在地からの遠隔地815に配置した構成を取っても良い。
このような構成の例を図14に示す。
図14は、この発明の実施の形態11による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
図14において、101〜108、301〜309、312、313、601、602、801〜805、809、810、814は図12におけるものと、701、702は図13におけるものとそれぞれ同一のものである。
図14の無線通信手段814の動作は、図9と同じであるので、その説明を省略する。
実施の形態11によれば、公開鍵同士が一致しない場合に、通信データの傍受・盗聴などの処理を故意に実施可能な通信プロトコル変換装置に置き換えられていることが検知でき、このため、これに対応する故障診断処理をユーザが任意に構築することが可能である。
また、無線通信手段を用いることにより、遠隔地に存在する外部接続型故障診断装置を用いた故障診断が可能となる。
この発明の実施の形態1による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態7による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態8による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態8による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態9による情報系電子制御装置を使用して故障診断を実施できる車輛を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による車輛と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態10による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による車輌と外部接続型故障診断装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態11による車輛と遠隔に配置された外部接続型故障診断装置を示す構成図である。
符号の説明
101 車輌
102 汎用的な計算機
103 故障診断処理
104 外部接続型故障診断装置
105 制御系車輛通信ネットワーク
106 制御系電子制御装置A
107 制御系電子制御装置B
108 制御系車輌通信コネクタ
109 インターフェース
110 制御系車輛通信ネットワークケーブル
201 通信プロトコル変換装置
202 情報系コネクタ
203 通信ケーブル
301 情報系電子制御装置A
302 情報系電子制御装置B
303 情報系電子制御装置C
304 情報系電子制御装置D
305 情報系電子制御装置E
306 情報系電子制御装置F
307 情報系電子制御装置G
308 情報系車輛通信ネットワーク
309 情報系車輌通信コネクタ
310 情報系コネクタ
311 情報系車輌通信ケーブル
312 通信プロトコル変換装置A
313 通信プロトコル変換処理A
501 シリアル通信処理A
502 シリアル通信処理B
503 シリアル通信ケーブル
601 秘密鍵T
602 公開鍵T
701 秘密鍵A
702 公開鍵A
801 車輛通信ネットワークA
802 車輛通信ネットワークB
803 車輛通信ネットワークC
804 通信プロトコル変換装置B
805 通信プロトコル変換処理B
806 秘密鍵B
807 公開鍵B
808 公開鍵X(車輛通信ネットワークCへの経路上にある通信プロトコル変換装置から送信された公開鍵)
809 通信プロトコル変換装置C
810 通信プロトコル変換処理C
811 秘密鍵C
812 公開鍵Y(車輛通信ネットワークBへの経路上にある通信プロトコル変換装置から送信された公開鍵)
813 公開鍵C
814 既存の無線通信処理手段
815 遠隔地
901 故障診断機能
902 故障診断結果表示機能
903 故障診断結果保存機能

Claims (7)

  1. 車輌に搭載された制御系車輛通信ネットワークに接続され、上記車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を上記制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
    汎用計算機に搭載され、上記制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び上記制御系車輛通信ネットワーク及び上記汎用計算機間に配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記汎用計算機用の通信プロトコルに変換する通信プロトコル変換装置を備え、
    上記通信プロトコル変換装置は、上記制御系電子制御装置から上記制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの上記制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記汎用計算機用の通信プロトコルに変換し、上記故障診断手段は、上記通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
    上記故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を上記第一の秘密鍵から作成し、上記通信プロトコル変換装置に配布するとともに、上記通信プロトコル変換装置は、第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を上記第二の秘密鍵から作成し、上記制御系車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置に配布することを特徴とする外部接続型故障診断システム。
  2. 制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワークが設けられた車輌の上記制御系車輛通信ネットワークに接続され、上記車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を上記制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
    汎用計算機に搭載され、上記制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び上記制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワーク間に配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに変換する通信プロトコル変換装置を備え、
    上記通信プロトコル変換装置は、上記制御系電子制御装置から上記制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの上記制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに変換し、上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークを介して上記通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
    上記故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を上記第一の秘密鍵から作成し、上記通信プロトコル変換装置に配布するとともに、上記通信プロトコル変換装置は、第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を上記第二の秘密鍵から作成し、上記制御系車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置に配布することを特徴とする外部接続型故障診断システム。
  3. 制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワークが設けられた車輌の上記制御系車輛通信ネットワークに接続され、上記車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を上記制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
    上記情報系車輛通信ネットワークに接続された情報系電子制御装置に組込まれ、上記制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに変換する通信プロトコル変換装置を備え、
    上記通信プロトコル変換装置は、上記制御系電子制御装置から上記制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの上記制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに変換し、上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークを介して上記通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
    上記故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を上記第一の秘密鍵から作成し、上記通信プロトコル変換装置に配布するとともに、上記通信プロトコル変換装置は、第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を上記第二の秘密鍵から作成し、上記制御系車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置に配布することを特徴とする外部接続型故障診断システム。
  4. 制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワーク並びに上記制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワーク間に配置されたn個(nは1以上の整数)のその他の車輛通信ネットワークが設けられた車輌の上記制御系車輛通信ネットワークに接続され、上記車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を上記制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
    汎用計算機に搭載され、上記制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び上記制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワークを含む車輛通信ネットワーク間にそれぞれ配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに順次変換する複数の通信プロトコル変換装置を備え、
    上記複数の通信プロトコル変換装置は、上記制御系電子制御装置から上記制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの上記制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに順次変換し、上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークを介して上記通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
    上記故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を上記第一の秘密鍵から作成し、上記情報系車輛通信ネットワークに接続された上記通信プロトコル変換装置に配布すると共に、上記複数の通信プロトコル変換装置は、それぞれ異なる第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を上記第二の秘密鍵から作成し、それぞれ自身が接続された車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置及び他の通信プロトコル変換装置に配布することを特徴とする外部接続型故障診断システム。
  5. 制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワーク並びに上記制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワーク間に配置されたn個(nは1以上の整数)のその他の車輛通信ネットワークが設けられた車輌の上記制御系車輛通信ネットワークに接続され、上記車輛を制御する制御系電子制御装置の故障診断を上記制御系電子制御装置の外部から行う外部接続型故障診断システムにおいて、
    汎用計算機に搭載され、上記制御系電子制御装置から出力される故障診断用データを用いて故障診断を行う故障診断手段、及び上記制御系車輛通信ネットワーク及び情報系車輛通信ネットワークを含む車輛通信ネットワーク間にそれぞれ配置され、多種類の制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに順次変換する複数の通信プロトコル変換装置を備え、
    上記複数の通信プロトコル変換装置は、上記制御系電子制御装置から上記制御系車輛通信ネットワークを介して入力された故障診断用データの上記制御系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルを上記情報系車輛通信ネットワーク用の通信プロトコルに順次変換し、上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークを介して上記通信プロトコルが変換された故障診断用データを取り込むように構成され、
    上記故障診断手段は、第一の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第一の公開鍵を上記第一の秘密鍵から作成し、上記情報系車輛通信ネットワークに接続された上記通信プロトコル変換装置に配布すると共に、上記複数の通信プロトコル変換装置は、それぞれ同じ第二の秘密鍵を有し、通信データの暗号化に用いられる第二の公開鍵を上記第二の秘密鍵から作成し、それぞれ自身が接続された車輛通信ネットワークに接続された制御系電子制御装置及び他の通信プロトコル変換装置に配布することを特徴とする外部接続型故障診断システム。
  6. 上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークの情報系コネクタと上記汎用計算機の情報系コネクタを接続する通信回線を介して上記故障診断用データを取り込むことを特徴とする請求項2または請求項4または請求項5記載の外部接続型故障診断システム。
  7. 上記故障診断手段は、上記情報系車輛通信ネットワークに接続された情報系電子制御装置の無線通信処理手段及び上記汎用計算機に接続された無線通信処理手段を介して上記故障診断用データを取り込むことを特徴とする請求項2または請求項4または請求項5記載の外部接続型故障診断システム。
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