JP2009264770A - 車両診断システム、車両診断端末、情報サーバ装置および車両診断方法 - Google Patents

車両診断システム、車両診断端末、情報サーバ装置および車両診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】診断対象の車両の電子制御ユニットに対応する制御情報を診断の度に判定することなく、効率よく通信を行うことを可能とする車両診断システムを提供する。
【解決手段】車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットと、電子制御ユニットに接続される車両診断端末と、車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置とを備えた車両診断システムであって、車両診断端末は、複数の電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶され、予め記憶されている複数の制御情報のうち、接続された特定の電子制御ユニットに対応する制御情報を判定し、車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付け、入力された車種識別情報と、判定した電子制御ユニットに対応する制御情報とを含む車種情報を、情報サーバ装置に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に備えられる車両機器を制御または診断する電子制御ユニットに接続される車両診断端末と、車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置と、その双方を備えた車両診断システム、および車両診断方法に関する。
従来、自動車などの車両には、その車両機器を電気的に制御し、また故障状態の診断などを行うマイクロコンピュータによる電子制御ユニット(ECU、Engine Control Unit)が搭載されている。近年では、エンジン制御、エアコン制御など様々な機構に対応する様々なECUが搭載されており、車両1台あたりには50個以上のECUが搭載されている場合が多い。
このような複数のECUのそれぞれは、一般的に運転席周辺に設けられた国際規格に基づくOBD(On Board Diagnosis)コネクタに内部的に接続されている。OBD端末は、このようなOBDコネクタに接続して各ECUと情報通信を行い、制御情報の入出力、またはECUからの診断情報の取得などを行うコンピュータ端末である(例えば、特許文献1〜4参照)。
車両に搭載された複数のECUは、それぞれが異なる通信プロトコルによって情報通信を行うように構成されるなど、その制御手順などの制御情報に複数のパターンがある。車両に搭載された各ECUの制御情報は、一般的に車両のメーカからは公開されておらず、修理や整備を行うその車両のメーカ以外の業者は、車種ごとに、その車両が備える各ECUに対応する制御情報を調査しなければ、ECUから出力される診断結果情報を取得することができない。このため、診断対象の車両に搭載されるそれぞれのECUがいかなる制御情報によって情報通信を行うかが不明である場合には、OBD端末が予め複数の制御情報を汎用制御情報として記憶しておき、汎用制御情報に含まれるそれぞれの制御情報に基づいて診断対象のECUに試験信号を送信して通信できるか否かを判定し、通信可能と判定された制御情報に基づいて診断対象のECUとの情報通信が行われている。
特開平5−332888号公報 特開2002−257690号公報 特開2005−81849号公報 特開2006−193146号公報
しかしながら、診断対象の車両に搭載される多数の未知のECUそれぞれに対して試験信号を送信して対応する制御情報を判定する処理には、相当の時間が必要となる。また、個々のECUと通信を行うには、少なくとも2種類のインタフェースを用いた通信を行う必要があり、個々のインタフェースとECUとの組み合わせによる制御情報の判定も必要になる。図8に、汎用制御情報の一例を示す。汎用制御情報は、メーカ名毎に対応付けて、そのメーカの車両に搭載されうる全てのECUに対応する制御情報が含まれるテーブルを有している。例えば、Aメーカが80種のECUを取り扱っている場合、汎用制御情報には、Aメーカのメーカ名に対応付けて、80種のECUのそれぞれに対応する80種の制御情報が含まれることとなる。
ここで、診断対象とするAメーカの車両が、60種程度のECUが搭載される高性能車両である場合、その車両に対応する制御情報を特定する際には、汎用制御情報に含まれる80種全ての制御情報に基づく試験信号を順番に送信して、60種のECUのそれぞれに対応する制御情報を特定する。また、同じAメーカの車両であるが、オプション装備が少なく、数個のECUしか搭載されていない小型車を診断対象とする場合にも、その車両に搭載される未知のECUに対応する制御情報を特定する際には、同様に80種全ての制御情報に基づく試験信号を順番に送信して、対応する制御情報を特定する必要がある。このため、診断対象の未知のECUそれぞれについて対応する制御情報を判定して診断結果情報を読み出すためには、診断対象の車両が多数のECUが搭載された高性能車であるか数個程度のECUが搭載された小型車であるかに関わらず、1台毎に10分程度、またはそれ以上の時間がかかる場合があった。さらに、車種が異なる毎に搭載するECUの種類が異なるため、診断対象の車両が変わる度にこのような制御情報の判定処理を行う必要があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、診断対象のECUに対応する制御情報を診断の度に判定することなく、効率よく通信を行うことを可能とする車両診断システム、車両診断端末および情報サーバ装置を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットと、電子制御ユニットに接続される車両診断端末と、車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置とを備えた車両診断システムであって、車両診断端末は、複数の電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部と、制御情報記憶部に予め記憶されている複数の制御情報のうち、接続された特定の電子制御ユニットに対応する制御情報を判定する制御情報判定部と、車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付ける車種識別情報入力部と、車種識別情報入力部に入力された車種識別情報と、制御情報判定部が判定した電子制御ユニットに対応する制御情報とを含む車種情報を、情報サーバ装置に送信する第1の車種情報送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、車両診断システムの車両診断端末は、車種識別情報入力部に入力された車種識別情報を、情報サーバ装置に送信する車種識別情報送信部と、車種識別情報送信部が送信した車種識別情報に対応して、情報サーバ装置から送信される車種情報を受信する第1の車種情報受信部と、第1の車種情報受信部が受信した車種情報に含まれる制御情報に基づいて、接続された電子制御ユニットと情報通信を行う電子制御ユニット通信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、車両診断システムの車両診断端末は、少なくとも電子制御ユニット通信部を備えるOBD端末と、少なくとも車種識別情報送信部を備える携帯通信端末と、から構成されることを特徴とする。
また、本発明は、車両診断システムの情報サーバ装置は、予め定められた車種識別情報と、車種識別情報に対応する制御情報とが含まれる車種情報が記憶される車種情報記憶部と、車両診断端末の第1の車種情報送信部から送信される車種情報を受信し、車種情報記憶部に記憶させる第2の車種情報受信部と、車両診断端末の車種識別情報送信部から送信される車種識別情報を受信し、受信した車種識別情報が含まれる車種情報を、車種情報記憶部から読み出す車種情報読み出し部と、車種情報読み出し部が読み出した車種情報を、車両診断端末に送信する第2の車種情報送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、車種情報記憶部には、複数の車両診断端末のそれぞれの第1の車種情報送信部から送信され、第2の車種情報受信部によって受信された同一の車種識別情報が含まれる複数の車種情報が記憶され、車種情報記憶部に記憶される車種情報のうち、第2の車種情報受信部によって車種情報記憶部に記憶された車種情報であって、車種情報と同一の車種識別情報および制御情報が含まれる車種情報が、車種情報記憶部に予め定められた一定数以上記憶されている場合に、車種情報を配信可と判定し、予め定められた一定数以上記憶されていない場合に、配信不可と判定する配信可否判定部と、をさらに備え、車種情報読み出し部は、車種情報記憶部に記憶され、車両診断端末から受信する車種識別情報が含まれる車種情報が、配信可否判定部によって配信可と判定される場合に、車種情報記憶部から車種情報を読み出すことを特徴とする。
また、本発明は、車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットに接続され、情報サーバ装置と情報通信可能な車両診断端末であって、複数の電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部と、制御情報記憶部に予め記憶されている複数の制御情報のうち、接続された特定の電子制御ユニットに対応する制御情報を判定する制御情報判定部と、車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付ける車種識別情報入力部と、車種識別情報入力部に入力された車種識別情報と、制御情報判定部が判定した電子制御ユニットに対応する制御情報とを含む車種情報を、情報サーバ装置に送信する第1の車種情報送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットに接続される車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置であって、予め定められた車種識別情報と、車種識別情報に対応する制御情報とが含まれる車種情報が記憶される車種情報記憶部と、車両診断端末から、車両診断端末に接続された電子制御ユニットに対応すると判定された制御情報と、制御情報に対応する車種識別情報とが含まれる車種情報を受信し、車種情報記憶部に記憶させる第2の車種情報受信部と、車両診断端末から送信される車種識別情報を受信し、受信した車種識別情報が含まれる車種情報を、車種情報記憶部から読み出す車種情報読み出し部と、車種情報読み出し部が読み出した車種情報を、車両診断端末に送信する第2の車種情報送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットと、電子制御ユニットに接続され、複数の電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部を備える車両診断端末と、車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置とを備えた車両診断システムを用いた車両診断方法であって、車両診断端末の、制御情報判定部が、制御情報記憶部に予め記憶されている複数の制御情報のうち、接続された特定の電子制御ユニットに対応する制御情報を判定するステップと、車種識別情報入力部が、車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付けるステップと、第1の車種情報送信部が、車種識別情報入力部に入力された車種識別情報と、制御情報判定部が判定した電子制御ユニットに対応する制御情報とを含む車種情報を、情報サーバ装置に送信するステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、車両診断端末は、予め記憶されている複数の制御情報のうち、接続された特定の電子制御ユニットに対応する制御情報を判定して、入力される車種識別情報とともに、情報サーバ装置に送信するようにしたので、情報サーバ装置は、対応する制御情報が不明な車種の車両について、その車両に備えられた電子制御ユニットと情報通信を行うための制御情報を取得することができる。
また、本発明によれば、車両診断端末は、入力される車種識別情報を情報サーバ装置に送信し、送信した車種識別情報に対応して情報サーバ装置から送信される車種情報に含まれる制御情報に基づいて、接続された電子制御ユニットと情報通信を行うようにしたので、対応する制御情報が不明な車種の車両について、その車両に備えられた電子制御ユニットと情報通信を行うための制御情報を取得することができる。
また、本発明によれば、車両診断端末は、少なくとも電子制御ユニット通信部を備えるOBD端末と、少なくとも車種識別情報送信部を備える携帯通信端末と、から構成されるようにしたので、携帯通信端末によって送信される車種識別情報によって、本システムが利用されたか否かを判定することができる。これにより、例えば、携帯通信端末の通信に伴って、本システム利用の課金を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、情報サーバ装置は、車両診断端末から送信される、車種識別情報と、車種識別情報に対応する制御情報とが含まれる車種情報が記憶され、車両診断端末から送信される車種識別情報が含まれる車種情報を読み出し、読み出した車種情報を、車両診断端末に送信するようにしたので、車両診断端末は、情報サーバ装置に車種識別情報を送信することで、送信した車種識別情報に対応する車種情報を取得することができる。
また、本発明によれば、情報サーバ装置には、複数の車両診断端末から送信される車種情報が記憶され、記憶された車種情報のうち、その車種情報と同一の車種識別情報および制御情報が含まれる車種情報が、車種情報記憶部に予め定められた一定数以上記憶されている場合に、その車種情報を配信可と判定し、予め定められた一定数以上記憶されていない場合に、配信不可と判定するようにしたので、情報サーバ装置は、車両診断端末によって判定された制御情報を含む車種情報を受信している場合でも、一定数以上の同一の車種情報が記憶された後に、その車種情報を読み出して車両診断端末に提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による車両診断システムの概念を示す図である。本実施形態による車両診断システムにおいて、複数のECUが搭載された複数の車両400(車両400−1、車両400−2、車両400−3、車両400−4、・・・)のうち、診断対象の車両400にOBD端末100が接続され、OBD端末100に予め対応付けられた携帯通信端末200から、情報サーバ装置300を介してOBD端末100に車種識別情報が送信される。OBD端末100は、情報サーバ装置300から送信される車種識別情報を受信すると、自身の記録領域に予め記憶されている汎用制御情報に含まれる制御情報のそれぞれに基づいて接続されたECUに試験信号を送信して、診断対象のECUに対応する制御情報を判定し、判定した制御情報に基づいてECUから診断結果情報を読み出す。そして、OBD端末100は、診断対象の車両400が備える各ECUに対応する制御情報と、携帯通信端末200に入力された車種識別情報とを対応付けた車種情報と、診断対象のECUの診断結果情報とを、情報サーバ装置300に送信する。情報サーバ装置300には、複数のOBD端末100から送信される複数の車種情報が記憶され蓄積される。新たに車両400に接続されたOBD端末100は、診断対象の車両400に対応する車種情報を情報サーバ装置300から取得することで、試験信号を送信して診断対象の車両400に搭載されたECUの制御情報の判定処理を行うことなく、情報サーバ装置300から取得した車種情報に含まれる制御情報に基づいてECUとの通信を行うことが可能となる。
図2は、本実施形態による車両診断システムの構成を示すブロック図である。本実施形態による車両診断システムは、OBD端末100と、携帯通信端末200と、情報サーバ装置300と、車両400とを備えている。
車両400は、診断対象の車両であり、複数のECU410(ECU410−1、ECU410−2、ECU410−3、ECU410−4、・・・)と、複数のECU410に接続されるECUコネクタ420とが搭載された車両である。以下、複数のECU410のうち、個別にECU410を特定する必要がない場合には、ECU410として説明する。
ECU410は、車両400に備えられる特定の車両機器を制御または診断し、定められた通信プロトコルでOBD端末100と情報通信を行う診断対象の電子制御ユニットである。ECU410は、対応する車両機器を診断した結果を示す診断結果情報をOBD端末100に出力し、また、OBD端末100から入力される制御信号に従って対応する車両機器を制御する。ここで、診断結果情報は、予め定められた数字や英字などの組み合わせから成るコードによって表される。
ECUコネクタ420は、車両400の運転席周辺に搭載されたコネクタであり、本実施形態では、国際規格「OBD II」に準拠する。ECUコネクタ420は、OBD端末100と接続可能な形状、ピン数であり、OBD端末100は、ECUコネクタ420に接続することで車両400に搭載されたそれぞれのECU410と通信が可能である。
OBD端末100は、車両400のECUコネクタ420を介して、車両400に搭載されるそれぞれのECU410と通信を行うコンピュータ端末であり、制御情報記憶部110と、登録済車種情報受信部120と、通信部130と、ECU通信部140と、制御情報判定部150と、未登録の車種情報送信部160とを備えている。
通信部130は、無線通信ネットワークを介して情報サーバ装置300と情報通信を行う。
制御情報記憶部110には、OBD端末100が複数のECU410のそれぞれと通信を行う通信プロトコルなどの情報が含まれる制御情報が記憶され、汎用制御情報記憶部111と、車種情報記憶部112とを備えている。
汎用制御情報記憶部111には、通信を行うECUの種別、インタフェース、通信プロトコルなどの情報が含まれる制御情報の全てのパターンが含まれる汎用制御情報が記憶されている。すなわち、OBD端末100は、汎用制御情報記憶部111に記憶された制御情報のうち、いずれかの制御情報に基づいて、ECU410と通信を行うことが可能である。
車種情報記憶部112には、車種を識別する車種識別情報毎に、その車種に対応する制御情報が含まれる複数の車種情報が記憶される。車種情報記憶部112に記憶される車種情報は、予め記憶されていても良いし、通信部130を介して情報サーバ装置300から送信される車種情報が記憶されても良い。情報サーバ装置300は、新車種の車種情報などが登録された場合には、無線通信ネットワークを介して、新車種の車種情報をOBD端末100に送信し、OBD端末100に記憶された車種情報を更新させることが可能である。
図3は、車種情報記憶部112に記憶される車種情報のデータ例を示す図である。図3に示されるように、車種情報は、Car−ID、メーカ名、車名、年代などの車種を識別する車種情報と、その車種に搭載されるECUを制御する手順を含む制御情報が対応付けられて含まれた情報である。Car−IDは、車種を一意に識別する情報であるが、メーカ名、車名、年代などによっても車種を識別することが可能であり、このように車種を識別可能な1または複数の情報の組み合わせを車種識別情報という。また、制御情報には、対応するCar−IDの車種に搭載されるECUの種別、インタフェース、通信プロトコルなどの制御情報が含まれる。
登録済車種情報受信部120は、情報サーバ装置300から送信される車種情報を、通信部130を介して受信し、受信した車種情報を制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に記憶させる。登録済車種情報受信部120が受信する車種情報は、例えば、新車種に関する車種情報などである。
ECU通信部140は、車両400に設置されたECUコネクタ420に接続され、車両400が備えるそれぞれの診断対象のECU410と通信を行う。また、ECU通信部140は、制御情報判定部150に判定された制御情報、または制御情報記憶部112に記憶された制御情報に基づいてECU410と通信を行い、接続されたECU410から診断結果情報を読み出す。
制御情報判定部150は、携帯通信端末200の入力部240に入力された車種識別情報を、情報サーバ装置300を介して受信し、受信した車種識別情報に対応する車種情報を、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112から読み出す。ここで、制御情報判定部150は、情報サーバ装置300から受信する車種識別情報に完全一致する車種識別情報が含まれる車種情報を、対応する車種情報として車種情報記憶部112から読み出しても良いし、部分一致する車種識別情報が含まれる車種情報を、車種情報記憶部112から読み出しても良い。例えば、図3に示される情報が車種情報記憶部112に記憶されており、情報サーバ装置300から、メーカ名「Aメーカ」と、年代「06」との情報が含まれる車種識別情報を受信した場合には、車名が不明である場合でも、Car−IDが「XXX03」である車種情報を、対応する車種情報として読み出すようにしても良い。
また、制御情報判定部150は、情報サーバ装置300から受信する車種識別情報に対応する車種情報が、車種情報記憶部112に記憶されていない場合には、汎用制御情報記憶部111に記憶された汎用制御情報を読み出して、ECU通信部140を介して接続された複数のECU410のそれぞれに対応する制御情報を判定する処理を行う。制御情報判定部150は、読み出した汎用制御情報に含まれる複数の制御情報のそれぞれに基づいて、ECU410から正常に通信が行われたことを示す応答を受信するまで、順番にECU通信部140を介して接続されたECU410に試験信号を送信する。制御情報判定部150は、特定の制御情報に基づいて、ECU410に試験信号を送信し、ECU410から正常に通信が行われたことを示す応答を受信した場合、その制御情報を、そのECU410に対応する制御情報と判定する。また、制御情報判定部150は、ECU通信部140を介して接続された全てのECU410について、そのECU410に対応する制御情報を判定する処理を行う。
未登録の車種情報送信部160は、制御情報判定部150が、情報サーバ装置300から受信する車種識別情報に対応する車種情報が車種情報記憶部112に存在せず、汎用制御情報記憶部111に記憶された汎用制御情報に基づいて、ECU410に対応する制御情報を判定する処理を行った場合には、制御情報判定部150が判定した診断対象のECU410に対応する制御情報と、車種識別情報とを対応付けた車種情報を、通信部130を介して情報サーバ装置300に送信する。
携帯通信端末200は、ユーザに利用される情報端末であり、無線通信ネットワークを介して他の情報機器と情報通信を行うことが可能である。携帯通信端末200には、携帯電話端末を想定して説明するが、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handy phone System)、携帯電話端末などの、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたコンピュータ機器を適用して良い。また、本実施形態において、携帯通信端末200は、車両の修理や整備などを行う業者に利用される。
携帯通信端末200は、表示部210と、制御部220と、通信部230と、入力部240と、車種別識別情報送信部250とを備えている。制御部220は、携帯通信端末200が備える各機能部の動作を制御する。通信部230は、情報サーバ装置300と無線通信ネットワークを介した通信を行う。表示部210は、携帯通信端末200に備えられるディスプレイである。入力部240は、携帯通信端末200に備えられるボタンであり、数字、文字などの入力を受付ける。車種別識別情報送信部250は、ユーザの操作に従って入力部240に入力される車種識別情報を、通信部230を介して情報サーバ装置300に送信する。ここで、車種識別情報は、診断対象となる車両400のメーカ名、車名、年代などの情報である。
情報サーバ装置300は、予め定められた車種情報とOBD端末100から受信する車種情報とが記憶領域に記憶され、携帯通信端末200から受信する車種識別情報に対応する車種情報を記憶領域から読み出してOBD端末100に送信するコンピュータサーバ装置であり、通信部310と、未登録の車種情報受信部320と、車種情報記憶部330と、車種情報読み出し部340と、配信可否判定部350と、登録済車種情報送信部360とを備えている。
通信部310は、無線通信ネットワークを介して、OBD端末100および携帯通信端末200と情報通信を行う。
未登録の車種情報受信部320は、OBD端末100から送信される車種情報を、通信部310を介して受信し、受信した車種情報を車種情報記憶部330に記憶させる。
車種情報記憶部330には、予め定められた車種情報が記憶されている。また、車種情報記憶部330には、新車種の車種情報や、記憶されている車種情報に変更があった場合の変更後の車種情報の入力を、情報サーバ装置300に備えられた入力部から受付け、更新して記憶させるようにしても良い。また、車種情報記憶部330には、未登録の車種情報受信部320がOBD端末100から受信する車種情報によっても情報が更新または新規登録され、記憶される。
車種情報読み出し部340は、携帯通信端末200の車種別識別情報送信部250から送信される車種識別情報が含まれる車種情報を、車種情報記憶部330から読み出す。ここで、車種情報読み出し部340が読み出す車種情報は、OBD端末100の制御情報判定部150と同様に、携帯通信端末200の車種別識別情報送信部250から受信する車種識別情報に完全一致する車種識別情報が含まれる車種情報を、対応する車種情報として車種情報記憶部330から読み出しても良いし、部分一致する車種識別情報が含まれる車種情報を、車種情報記憶部330から読み出しても良い。
配信可否判定部350は、車種情報読み出し部340が車種情報記憶部330から車種情報を読み出す際に、その車種情報が、配信可であるか配信不可であるかを判定する配信可否判定処理を行う。ここで、未登録の車種情報受信部320から送信されて車種情報記憶部330に記憶される車種情報は、予め定められた車種情報ではなく、OBD端末100によって判定された制御情報による車種情報であるため、その判定や、車種識別情報と制御情報との対応の信用性が安定しない場合も考えられる。
このため、配信可否判定部350が、車種情報記憶部330に記憶される車種情報のうち、未登録の車種情報受信部320によって車種情報記憶部330に記憶された車種情報であって、その車種情報に含まれる車種識別情報と同一の車種識別情報および制御情報が含まれる車種情報が、車種情報記憶部330に予め定められた一定数(例えば、10件)以上記憶されている場合に、その車種情報を配信可と判定し、予め定められた一定数以上記憶されていない場合に、配信不可と判定する。
登録済車種情報送信部360は、車種情報読み出し部340が車種情報記憶部330から読み出し、配信可否判定部350に判定可と判定された車種情報を、通信部310を介して、OBD端末100に送信する。
<第1の動作例>
次に、本実施形態による車両診断システムが、車両400が備えるECU410と通信を行う本実施形態の第1の動作例を説明する。
図4は、OBD端末100の制御情報記憶部110に予め記憶されている汎用制御情報に含まれる制御情報に基づいて、OBD端末100が診断対象のECU410と通信を行う第1の動作例を示すシーケンス図である。ここで、ユーザは、予め携帯通信端末200を用いて情報サーバ装置300に本システムの利用申し込みを行っており、情報サーバ装置300には、ユーザに関する氏名、住所などのユーザ情報と、携帯通信端末200を識別する電話番号などの携帯通信端末識別情報と、ユーザが利用するOBD端末100を識別するOBD端末識別情報とを対応付けて記憶していることとする。
まず、ユーザは、OBD端末100を、車両400の運転席周辺に設置されたECUコネクタ420に接続させる。そして、ユーザの操作に従って、携帯通信端末200の入力部240に、診断対象の車両400の車種を識別するメーカ名、車名、年代などの車種を識別する車種識別情報が入力される。車種別識別情報送信部250は、入力部240に入力された車種識別情報を、通信部230を介して、情報サーバ装置300に送信する(ステップS1)。
情報サーバ装置300の通信部310は、携帯通信端末200から受信した車種識別情報を、OBD端末100に転送する(ステップS2)。OBD端末100の通信部130が、情報サーバ装置300から送信される車種識別情報を受信すると、制御情報判定部150は、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に、通信部130が受信した車種識別情報に一致する車種識別情報が含まれる車種情報が記憶されているか否かを判定する。制御情報判定部150は、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に、OBD端末100の通信部130が受信した車種識別情報が含まれる車種情報が記憶されていないと判定すると、エラー情報を生成する。
OBD端末100の制御情報判定部150は、生成したエラー情報を、情報サーバ装置300に送信する(ステップS3)。情報サーバ装置300は、OBD端末100から送信されるエラー情報を受信すると、携帯通信端末200に、OBD端末100から受信したエラー情報を転送する(ステップS4)。ここで、携帯通信端末200は、ステップS1で送信した車種識別情報に対応する車種情報が、OBD端末100に予め記憶されていなかったことを示すメッセージを、表示部210に表示させるようにしても良い。
一方、情報サーバ装置300の通信部310が、ステップS3でOBD端末100から送信されるエラー情報を受信すると、車種情報読み出し部340は、ステップS1で携帯通信端末200から受信した車種識別情報が含まれる車種情報が、車種情報記憶部330に記憶されているか否かを判定する。情報サーバ装置300の車種情報読み出し部340が、ステップS1で携帯通信端末200から受信した車種識別情報が含まれる車種情報が、車種情報記憶部330に記憶されていないと判定すると、情報サーバ装置300の通信部310は、その車種識別情報が含まれる車種情報は、車種情報記憶部330に記憶されておらず、未登録であることを示す未登録通知を、OBD端末100に送信する(ステップS5)。
OBD端末100の通信部130が、ステップS5で情報サーバ装置300から送信される未登録通知を受信すると、制御情報判定部150は、制御情報記憶部110の汎用制御情報記憶部111に記憶された汎用制御情報を読み出して、ECU通信部140とECUコネクタ420とを介して接続されたそれぞれの診断対象のECU410に対応する制御情報を判定する。まず、制御情報判定部150は、ECU410−1に、汎用制御情報記憶部111から読み出した汎用制御情報に含まれる全ての制御情報のそれぞれに基づいて試験信号を送信し、通信を行うことができるか否かを判定する。制御情報判定部150は、ECU410−1から、特定の制御情報に基づいて送信した試験信号が正常に受信されたことを示す応答を受信した場合に、その制御情報を、ECU410−1に対応する制御情報と判定する。
そして、ECU通信部140は、制御情報判定部150が診断対象のECU410−1に対応すると判定した制御情報に基づいて、ECU410−1と通信を行い、ECU410−1から出力される診断結果情報を読み出す。制御情報判定部150は、次に、ECU通信部140とECUコネクタ420とを介して接続された診断対象であるECU410−2に対しても同様に、対応する制御情報の判定処理を行い、ECU通信部140は、判定された対応する制御情報に基づいて診断結果情報の取得処理を行う。このように、制御情報判定部150は、ECUコネクタ420を介して接続された全ての診断対象のECU410のそれぞれに対して、順番に試験信号を送信し、対応する制御情報を判定し、ECU通信部140が、判定された制御情報に基づいて診断対象のECU410から診断情報を読み出す。
そして、制御情報判定部150が、ECUコネクタ420に接続された診断対象のECU410の全てに対応する制御情報を判定すると、判定した全ての診断対象のECU410に対応する制御情報と、ステップS2で受信した車種識別情報とを対応付けて、未登録の車種情報を生成する。未登録の車種情報送信部160は、制御情報判定部150が生成した未登録の車種別制御情報と、ECU通信部140が読み出した全ての診断対象のECU41から読み出された診断結果情報とを、情報サーバ装置300に送信する(ステップS6)。
情報サーバ装置300の通信部310が、OBD端末100から送信される未登録の車種情報と診断結果情報とを受信すると、未登録の車種情報受信部320は、受信した未登録の車種情報を、車種情報記憶部330に記憶させる。また、通信部310は、OBD端末100から受信する診断結果情報を、携帯通信端末200に転送する(ステップS7)。携帯通信端末200は、情報サーバ装置300から送信される診断結果情報を受信すると、表示部210に診断結果を表示させる。
このように、本実施形態の車両診断システムは、携帯通信端末200に入力された診断対象の車種識別情報に対応する制御情報が、予め情報サーバ装置300に記憶されていない場合でも、OBD端末100の汎用制御情報記憶部111に記憶された汎用制御情報を用いて診断対象のECU410に対応する制御情報を判定し、判定した制御情報に基づいて診断結果情報を取得して、診断対象のECU410に対応する制御情報を含む車種情報と診断結果情報とを情報サーバ装置300に送信する。このようにして、情報サーバ装置300には、OBD端末100によって判定された車種毎に、対応する制御情報が含まれる車種情報が送信されて記憶され、蓄積される。
また、このように、OBD端末100と携帯通信端末200との端末を用いるようにすれば、携帯通信端末200から診断対象の車種識別情報を送信することによって診断処理が開始され、また終了するために、例えば、携帯通信端末200に本システムを利用するための専用のアプリケーションを記憶させておき、そのアプリケーションに基づいて車両診断の通信を行うようにし、その通信に対して課金を行えば、本システムの利用に対する課金処理が、従来の携帯通信網を利用して、簡単に、効率よく行うことが可能となる。
<第2の動作例>
次に、本実施形態による車両診断システムが、車両400が備えるECU410と通信を行う本実施形態の第2の動作例を説明する。
図5は、OBD端末100の制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に予め記憶されている車種情報に基づいて、OBD端末100が診断対象のECU410と通信を行う第2の動作例を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、第1の動作例と同様に、OBD端末100を、車両400の運転席周辺に設置されたECUコネクタ420に接続させる。そして、ユーザの操作に従って、携帯通信端末200の入力部240に、診断対象の車両400の車種を識別するメーカ名、車名、年代などの車種を識別する車種識別情報が入力される。車種別識別情報送信部250は、入力部240に入力された車種識別情報を、通信部230を介して、情報サーバ装置300に送信する(ステップS11)。
情報サーバ装置300の通信部310は、携帯通信端末200から受信した車種識別情報を、OBD端末100に転送する(ステップS12)。OBD端末100の通信部130が、情報サーバ装置300から送信される車種識別情報を受信すると、制御情報判定部150は、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に、通信部130が受信した車種識別情報に一致する車種識別情報が含まれる車種情報が記憶されているか否かを判定する。制御情報判定部150は、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に、OBD端末100の通信部130が受信した車種識別情報が含まれる車種情報が記憶されていると判定すると、その車種情報を読み出す。
ECU通信部140は、制御情報判定部150が車種情報記憶部112から読み出した車種情報に基づいて、ECUコネクタ420を介して接続された全ての診断対象のECU410のそれぞれから、診断結果情報を読み出す。通信部130は、ECU通信部140が読み出した全ての診断対象のECU410の診断結果情報を、通信部130を介して、情報サーバ装置300に送信する(ステップS13)。情報サーバ装置300の通信部310は、OBD端末100から送信される診断結果情報を受信すると、受信した診断結果情報を、携帯通信端末200に転送する(ステップS14)。携帯通信端末200は、情報サーバ装置300から送信される診断結果情報を受信すると、表示部210に診断結果を表示させる。
このように、本実施形態の車両診断システムは、携帯通信端末200に入力された診断対象の車種識別情報に対応する制御情報が、予めOBD端末100に記憶されている場合には、診断対象のECU410に対応する制御情報の判定処理を行うことなく、効率よく時間をかけずに診断結果情報の取得を行うことができる。
<第3の動作例>
次に、本実施形態による車両診断システムが、車両400が備えるECU410と通信を行う本実施形態の第3の動作例を説明する。
図6は、診断対象の車両400に備えられるECU410に対応する車種情報が、OBD端末100の車種情報記憶部112には記憶されていないが、情報サーバ装置300の車種情報記憶部330には記憶されている場合に、OBD端末100が診断対象のECU410と通信を行う第3の動作例を示すシーケンス図である。
ステップS21からステップS23までの動作は、第1の動作例で示したステップS1からステップS3までの動作と同様であるため、説明を省略する。
情報サーバ装置300の通信部310が、ステップS3と同様に、ステップS23でOBD端末100から送信されるエラー情報を受信すると、車種情報読み出し部340が、ステップS21で携帯通信端末200から受信した車種識別情報に対応する車種情報を、車種情報記憶部330から読み出す。登録済車種情報送信部360は、車種情報読み出し部340が車種情報記憶部330から読み出した車種情報を、通信部310を介してOBD端末100に送信する(ステップS24)。
OBD端末100の未登録の車種情報送信部160は、情報サーバ装置300から送信される車種情報を、通信部130を介して受信すると、受信した車種情報を、制御情報記憶部110の車種情報記憶部112に記憶させる。そして、ECU通信部140は、未登録の車種情報送信部160が車種情報記憶部112に記憶させた車種情報に基づいて、ECUコネクタ420を介して接続された全ての診断対象のECU410と通信を行い、診断結果情報を取得する。
以降、ステップS25とステップS26との動作は、第2の動作例で示したステップS13とステップS14との動作と同様であるため、説明を省略する。
このようにすれば、複数のOBD端末100から、例えば新車種などの情報が情報サーバ装置300に送信され蓄積されている場合、OBD端末100は、他のOBD端末100によって行われた対応する制御情報の判定処理の結果に基づく車種情報を取得することができ、自身で診断対象の車両に対応する制御処理の判定処理を行うことなく、車両の診断を行うことが可能となる。ここで、新車種がリリースされた場合、情報サーバ装置300に対応する車種情報が一定数以上(例えば、10件程度)以上蓄積されるまでは、OBD端末100は自身で対応する制御情報の判定処理を行うこととなるが、一定数以上の車種情報が記憶された後のOBD端末100は、情報サーバ装置300から新車種に関する車種情報を取得できる。このとき、自身で制御情報の判定処理を行うOBD端末100の数(例えば、10台程度)は、その新車種に対する診断を必要とする全てのOBD端末100と比較すると、わずかであると考えられる。
なお、診断対象の車両400の車検などを行う際に、QR(Quick Response)コードなどの情報を、車両を識別する車台番号として車検証などに付与しておき、そのQRコードに対応付けて、車両の車種識別情報や、診断履歴、整備履歴などを情報サーバ装置300に記憶させておくようにしても良い。この場合、車両診断を行う際には、携帯通信端末200は、車両診断対象の車両400の車検証に付与されたQRコードを読み取って、読み取ったQRコードを情報サーバ装置300に送信し、情報サーバ装置300は、送信されたQRコードに対応する車種情報を車種情報記憶部330から読み出して、OBD端末100に送信するようにしても良い。
図7に、このような動作を行う場合の、OBD端末100の表示部210に表示される画面例を示す。まず、携帯通信端末200が備えるQRコード読み取り機能によって、診断対象の車両400に付与されたQRコードが読み込まれると、携帯通信端末200の表示部210には、図7の(a)に示されるように、読み取ったQRコードを解析して算出された車台番号と、例えば、「クルマのチェックを行います」などの文字情報と、「はい」と示されたボタンが表示される。ユーザ操作によって、表示部210に表示された「はい」と示されたボタンが押下されると、携帯通信端末200は、車台番号を情報サーバ装置300に送信する。ここで、携帯通信端末200の表示部210には、図7の(b)に示されるように、「チェック中です」などの文字情報が表示される。
そして、OBD端末100による診断処理が完了し、診断結果情報が情報サーバ装置300を介して携帯通信端末200に送信されると、携帯通信端末200の表示部210には、図7の(c)に示されるように、OBD端末100が診断対象のECU410から検出した診断結果情報が表示される。表示部210に表示される診断結果情報には、例えば、図7の(c)に示されるように、故障コード、またその故障コードが検出された車両機器の部位名、また故障コードの意味する故障状況な情報などが含まれる。
また、このように検出された故障コードに応じて、ユーザが車両400の整備を行った場合、診断対象のECU410から、故障コードを消去する処理も、携帯通信端末200を用いて行うことができるようにして良い。例えば、図7の(d)に示されるように、表示部210に、「全てのコードを消去する」と示されたボタンが表示される。ユーザ操作によって、表示部210に表示された「全てのコードを消去する」と示されたボタンが押下されると、携帯通信端末200は、情報サーバ装置300に、コードの消去命令が送信される。ここで、携帯通信端末200の表示部210には、図7の(e)に示されるように、「消去中です」などの文字情報が表示される。
情報サーバ装置300は、携帯通信端末200から送信されるコードの消去命令をOBD端末100に転送し、OBD端末100は、ECUコネクタ420を介して接続された全てのECU410に、エラーコードを消去する命令を送信し、エラーコードを消去させる。そして、OBD端末100は、全てのECU410から、エラーコードが消去されたことを示す情報を受信すると、情報サーバ装置300に送信し、情報サーバ装置300は、携帯通信端末200に転送する。携帯通信端末200は、情報サーバ装置300から、転送されたエラーコードが消去されたことを示す情報を受信すると、表示部210に、図7の(f)に示されるように、表示部210に「消去しました」などの文字情報を表示させる。
なお、本実施形態では、車両診断端末として、OBD端末100と携帯通信端末200とを適用して説明したが、OBD端末100が備える各機能部と、携帯通信端末200とが備える各機能部とを備える端末を適用しても良い。また、本実施形態では、車種識別情報を入力する入力部を備える端末として、携帯通信端末200を適用したが、(PCPersonal Computer)を適用することも可能である。
また、OBD端末100の未登録の車種情報送信部160から、情報サーバ装置300に車種情報が送信された際には、未登録の車種情報受信部320は、受信した車種情報を仮データとして車種情報記憶部330に記憶させるようにしても良い。この場合、配信可否判定部350が、例えば10件以上の同一の車種情報が車種情報記憶部330に記憶されていると判定すると、その車種情報を正規データとして車種情報記憶部330に記憶させるようにして、車種情報読み出し部340は、正規データとして記憶された車種情報のみを、車種情報記憶部330から読み出すようにしても良い。このような、正規データ(配信可)であるか仮データ(配信不可)であるかという情報は、例えば、いわゆるリレーショナルデータベースによって車種情報を管理する場合には、配信可の車種情報と配信不可の車種情報とを別テーブルとして構成することで分別しても良いし、同一テーブルに記憶させ、配信可であるか配信不可であるかを示すフラグを付与するようにして分別するようにしても良い。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより車両診断を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による車両診断システムの概念を示す図である。 本発明の一実施形態による車両診断システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による車種情報記憶部に記憶される種車情報のデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による車両診断システムの第1の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による車両診断システムの第2の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による車両診断システムの第3の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による携帯通信端末の表示部に表示される画面の例を示す図である。 本発明の一実施形態で用いられる汎用制御情報のデータ構造例を示す図である。
符号の説明
100 OBD端末
110 制御情報記憶部
111 汎用制御情報記憶部
112 車種情報記憶部
120 登録済車種情報受信部
130 通信部
140 ECU通信部
150 制御情報判定部
160 未登録の車種情報送信部
200 携帯通信端末
210 表示部
220 制御部
230 通信部
240 入力部
250 車種別識別情報送信部
300 情報サーバ装置
310 通信部
320 未登録の車種情報受信部
330 車種情報記憶部
340 車種情報読み出し部
350 配信可否判定部
360 登録済車種情報送信部
400 車両
410 ECU
420 ECUコネクタ

Claims (8)

  1. 車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットと、当該電子制御ユニットに接続される車両診断端末と、当該車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置とを備えた車両診断システムであって、
    前記車両診断端末は、
    複数の前記電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部と、
    前記制御情報記憶部に予め記憶されている複数の前記制御情報のうち、接続された特定の前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報を判定する制御情報判定部と、
    前記車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付ける車種識別情報入力部と、
    前記車種識別情報入力部に入力された前記車種識別情報と、前記制御情報判定部が判定した前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報とを含む車種情報を、前記情報サーバ装置に送信する第1の車種情報送信部と、
    を備えることを特徴とする車両診断システム。
  2. 前記車両診断システムの前記車両診断端末は、
    前記車種識別情報入力部に入力された前記車種識別情報を、前記情報サーバ装置に送信する車種識別情報送信部と、
    前記車種識別情報送信部が送信した前記車種識別情報に対応して、前記情報サーバ装置から送信される前記車種情報を受信する第1の車種情報受信部と、
    前記第1の車種情報受信部が受信した前記車種情報に含まれる前記制御情報に基づいて、接続された前記電子制御ユニットと情報通信を行う電子制御ユニット通信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両診断システム。
  3. 前記車両診断システムの前記車両診断端末は、
    少なくとも前記電子制御ユニット通信部を備えるOBD端末と、
    少なくとも前記車種識別情報送信部を備える携帯通信端末と、から構成される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の車両診断システム。
  4. 前記車両診断システムの前記情報サーバ装置は、
    予め定められた車種識別情報と、当該車種識別情報に対応する前記制御情報とが含まれる車種情報が記憶される車種情報記憶部と、
    前記車両診断端末の前記第1の車種情報送信部から送信される前記車種情報を受信し、前記車種情報記憶部に記憶させる第2の車種情報受信部と、
    前記車両診断端末の前記車種識別情報送信部から送信される前記車種識別情報を受信し、受信した前記車種識別情報が含まれる前記車種情報を、前記車種情報記憶部から読み出す車種情報読み出し部と、
    前記車種情報読み出し部が読み出した前記車種情報を、前記車両診断端末に送信する第2の車種情報送信部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の車両診断システム。
  5. 前記車種情報記憶部には、複数の前記車両診断端末のそれぞれの第1の車種情報送信部から送信され、前記第2の車種情報受信部によって受信された同一の車種識別情報が含まれる複数の車種情報が記憶され、
    前記車種情報記憶部に記憶される前記車種情報のうち、前記第2の車種情報受信部によって前記車種情報記憶部に記憶された車種情報であって、当該車種情報と同一の車種識別情報および制御情報が含まれる車種情報が、前記車種情報記憶部に予め定められた一定数以上記憶されている場合に、当該車種情報を配信可と判定し、予め定められた一定数以上記憶されていない場合に、配信不可と判定する配信可否判定部と、をさらに備え、
    前記車種情報読み出し部は、前記車種情報記憶部に記憶され、前記車両診断端末から受信する前記車種識別情報が含まれる前記車種情報が、前記配信可否判定部によって配信可と判定される場合に、前記車種情報記憶部から当該車種情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両診断システム。
  6. 車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットに接続され、情報サーバ装置と情報通信可能な車両診断端末であって、
    複数の前記電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部と、
    前記制御情報記憶部に予め記憶されている複数の前記制御情報のうち、接続された特定の前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報を判定する制御情報判定部と、
    前記車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付ける車種識別情報入力部と、
    前記車種識別情報入力部に入力された前記車種識別情報と、前記制御情報判定部が判定した前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報とを含む車種情報を、前記情報サーバ装置に送信する第1の車種情報送信部と、
    を備えることを特徴とする車両診断端末。
  7. 車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットに接続される車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置であって、
    予め定められた車種識別情報と、当該車種識別情報に対応する制御情報とが含まれる車種情報が記憶される車種情報記憶部と、
    前記車両診断端末から、当該車両診断端末に接続された前記電子制御ユニットに対応すると判定された制御情報と、当該制御情報に対応する車種識別情報とが含まれる車種情報を受信し、前記車種情報記憶部に記憶させる第2の車種情報受信部と、
    前記車両診断端末から送信される前記車種識別情報を受信し、受信した前記車種識別情報が含まれる前記車種情報を、前記車種情報記憶部から読み出す車種情報読み出し部と、
    前記車種情報読み出し部が読み出した前記車種情報を、前記車両診断端末に送信する第2の車種情報送信部と、
    を備えることを特徴とする情報サーバ装置。
  8. 車両に備えられる車両機器を制御または診断する複数の電子制御ユニットと、当該電子制御ユニットに接続され、複数の前記電子制御ユニットのそれぞれを制御する手順を示す情報が含まれる複数の制御情報が予め記憶されている制御情報記憶部を備える車両診断端末と、当該車両診断端末と情報通信可能な情報サーバ装置とを備えた車両診断システムを用いた車両診断方法であって、
    前記車両診断端末の、
    制御情報判定部が、前記制御情報記憶部に予め記憶されている複数の前記制御情報のうち、接続された特定の前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報を判定するステップと、
    車種識別情報入力部が、前記車両の車種を識別する車種識別情報の入力を受付けるステップと、
    第1の車種情報送信部が、前記車種識別情報入力部に入力された前記車種識別情報と、前記制御情報判定部が判定した前記電子制御ユニットに対応する前記制御情報とを含む車種情報を、前記情報サーバ装置に送信するステップと、
    を備えることを特徴とする車両診断方法。
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