JP4165376B2 - 特定仮想lan転送機器、フレームの転送方法およびネットワーク - Google Patents

特定仮想lan転送機器、フレームの転送方法およびネットワーク Download PDF

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Description

本発明は、複数の仮想LANドメインが収容されている拡張仮想LAN網において、ある仮想LANドメインのフレームを別の仮想LANドメインへ転送するための特定仮想LAN転送機器、フレームの転送方法およびネットワークに係り、特に、別途な回線を要せず、仮想LANドメインの設定を変えることなく転送が可能な特定仮想LAN転送機器、フレームの転送方法およびネットワークに関するものである。
IEEE(米国電気電子技術者協会)802.1Qにより規定される仮想LAN(以下、VLANという)では、VLANグループを識別するための識別番号であるVLANID(以下、VIDと略す)及びVLANのプロトコルタイプを区別する情報であるTPIDをフレームのヘッダ部に付けることにより、このフレームを適切に中継し、そのVLANグループに属する端末のみがフレームを送受信できるようにしている。VIDとTPIDとを合わせてVLANタグという。VLANタグを付けたフレームをVLANフレームという。互いに異なるVIDを使用することにより、1つの共通したLAN上で複数のVLANを互いに独立に形成することができる。VLANフレーム内のVIDフィールドは12bit長なので、約4千種類の異なるVIDを作ることができる。つまり、1つの共通したLAN上で約4千個のVLANを運用することができる。互いに独立したLANのそれぞれにおいてVLANを構築する場合は、両方のLAN(これらは、ポリシーが異なるVLANドメインと表現される)に同じVIDが使用されても、相互に差し支えはない。
図3に、VLANフレームの構造の一部を示す。図示のように、VLANフレームは、VLANフレームでない通常のフレームと同様の送信先アドレスのフィールド31、送信元アドレスのフィールド32、タイプのフィールド33などを有し、さらにVLANタグとして、TPIDのフィールド34とVIDのフィールド35を有する。
一方、長距離伝送路を持つ大規模なネットワークを形成し、この大規模ネットワークに同一のVLANドメインに所属する地理的に離れている複数のネットワークを接続することにより、それぞれのネットワークを相互接続することができる。以下では、大規模ネットワークを介して相互接続されるネットワークをVLAN網と呼ぶことにする。この大規模なネットワークを介在することにより、今まで相互接続していなかった複数のVLAN網が相互接続されることになる。
ところが、大規模ネットワークに複数のVLAN網を収容する場合、異なるVLANドメインにおいて設定されているVLANのVIDが同じ値であれば、この大規模ネットワークの中ではVLANフレームがどのVLANドメインのVLANフレームかをVIDの値から一意に識別することはできない。
そのため、複数のVLANドメインを大規模ネットワークに収容するときには、大規模ネットワークの中で各VLANドメインを区別するために、VLANドメイン毎に1つの識別番号(拡張VIDという)を設定する。そして、大規模ネットワーク中ではこの識別番号を用いてのみVLANフレームを識別する。以下では、各VLANドメインを識別するために拡張VIDを設定している大規模ネットワークのことを拡張VLAN網と呼ぶことにする。この拡張VLAN網において、拡張VIDが異なる別々のVLANドメインは相互に通信することはできない。
拡張VLAN網では、前記のVLANタグを付けたVLANフレームにさらに拡張VLANタグ(拡張VID及びTPID)を付けて拡張VLANフレームとする。拡張VLAN網は、接続機器を提供するメーカが独自に規定するものであり、拡張VLANフレームにおけるTPIDは、その拡張VLAN網の種類(メーカ規格)を示すものである。
図4に、拡張VLANフレームの構造の一部を示す。図3のVLANフレームと比較すると、フィールド31〜35を有するVLANフレームに、拡張VLANタグとして、拡張VLAN用のTPIDのフィールド41と拡張VIDのフィールド42が追加されていることがわかる。
また、拡張VLAN網では、VLANフレームに拡張VLANタグを付加して拡張VLANフレームにしている。そして、この拡張VLANフレームが拡張VLAN網から外へ出るときは、拡張VLANタグが取り外され、拡張VLANフレームがVLANフレームになる。
この拡張VLAN網において、あるVLANドメインがインターネット接続などのために、そのインターネット接続サービスを提供している別のVLANドメインと相互に通信したい場合は、拡張VLAN網を介して拡張VIDが異なるVLANドメインとは通信できないため、新たに回線を確保する必要がある。
なお、この技術分野の先行技術文献としては、特許文献1がある。
特開2002−164937号公報
既に述べたように、拡張VLAN網では、拡張VIDが異なるVLANドメイン同士は相互に通信することができない。従って、拡張VLAN網に接続しているVLANドメインは、インターネット接続などのために拡張VLAN網における拡張VIDが異なる公共のVLANドメインと通信することができない。そのため、拡張VIDが異なる公共のVLANドメインに接続するためには、別途、回線を用意し、公共のVLANドメインに接続するための伝送路を確保する必要がある。新たに別の回線を用意するということは、各組織においてコストや管理の面で負荷が増加することになる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、別途な回線を要せず、仮想LANドメインの設定を変えることなく転送が可能な特定仮想LAN転送機器、フレームの転送方法およびネットワークを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、仮想LANドメインの識別番号が異なる複数の仮想LANドメインが収容され、各々の仮想LANドメインに1つ以上の仮想LANが設定されている拡張VLAN網の中で、ある仮想LANドメインからのフレームを別の仮想LANドメインへ転送するための特定仮想LAN転送機器であって、特定の仮想LANの識別番号と転送先となる仮想LANドメインの識別番号とを対応付けて登録した特定VIDテーブルを有し、受信したフレームに格納されている仮想LANの識別番号で特定VIDテーブルを参照することにより、このフレームを転送する仮想LANドメインを決定するものである。
仮想LANドメインと該仮想LANドメインに属するポートの番号とを対応付けて登録したポート所属テーブルを有し、このポート所属テーブルにより上記フレームを転送するポートを決定してもよい。
ポート毎にそのポートで送受信するフレームの形式を設定したフレーム形式テーブルを有し、このフレーム形式テーブルにより転送するフレームの形式を変換してもよい。
上記フレーム形式テーブルは、拡張仮想LANフレームか仮想LANフレームかを設定してもよい。
上記フレームを転送するときに、フレーム末尾のチェックコードを再計算して書き替えてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)別途な回線を使わずに、仮想LANドメインのフレームを別の仮想LANドメインへ転送することができる。
(2)仮想LANドメインの設定を変えることなく転送が可能である。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る装置である特定VLAN転送機器9は、拡張VIDが異なる複数の仮想LANドメインが拡張VLAN網に収容され、各々の仮想LANドメインにおいて1つ以上の仮想LANが設定されている拡張VLAN網の中で、あるVLANドメインのフレームを別のVLANドメインへ転送するための特定仮想LAN転送機器9であって、特定のVIDを転送先となる仮想LANドメインの拡張VIDに対応付けて登録した特定VIDテーブルを有し、受信したフレームに格納されているVIDで特定VIDテーブルを参照することにより、このフレームを転送するVLANドメインを決定するものである。即ち、特定VLAN転送機器9は、あるVLANドメインにおいて特定のVIDを持つ拡張VLANフレームを拡張VIDの異なる別のVLANドメインへ転送するために、受信した拡張VLANフレームに格納されているVIDに基づいて転送先の拡張VIDを決定し、そのフレームを転送する。転送先決定の詳しい手順は、後述する。
図1に示されるように、1つの拡張VLAN網1と7つのVLAN網2〜8がある。即ち、ある会社Aの本店のVLAN網であるA社本店VLAN網2、その会社Aの支店のVLAN網であるA社支店VLAN網3、別の会社Bの本店のVLAN網であるB社本店VLAN網4、その会社Bの支店のVLAN網であるB社支店VLAN網5がそれぞれ拡張VLAN網1に接続されている。また、公共のサービスを提供する3つの公共のVLAN網6〜8があり、そのうち、公共1VLAN網6と公共2VLAN網7はそれぞれ拡張VLAN網1に接続され、公共3VLAN網8は本発明に係る特定VLAN転送機器9を介して拡張VLAN網1に接続されている。
拡張VLAN網1において、A社本店VLAN網2とA社支店VLAN網3とをA社VLANドメイン11とし、このA社VLANドメイン11の拡張VIDを0x00Aとする。また、拡張VLAN網1において、B社本店VLAN網4とB社支店VLAN網5とをB社VLANドメイン12とし、このB社VLANドメイン12の拡張VIDを0x00Bとする。さらに、拡張VLAN網1において、公共1VLAN網6を公共1VLANドメイン13とし、この公共1VLANドメイン13の拡張VIDを0x001とする。同様に、公共2VLAN網7を公共2VLANドメイン14とし、この公共2VLANドメイン14の拡張VIDを0x002とする。そして、公共3VLAN網8を公共3VLANドメイン15とし、この公共3VLANドメイン15の拡張VIDを0x003とする。
なお、図1は、個々のVLANドメイン11〜15や特定VLAN転送機器9が大規模ネットワークである拡張VLAN網1に接続されているイメージを明らかにするために、拡張VLAN網1を示す楕円の外側に、各VLANドメイン11〜15を示す楕円や特定VLAN転送機器9を示すボックスを配置し、伝送路を示す直線で結んだが、これらのVLANドメイン11〜15や特定VLAN転送機器9は、論理的には拡張VLAN網1に収容されているのであり、図1全体が拡張VLAN網1を形成していることになる。
拡張VLAN網1の中では拡張VIDが上記の如く設定されるので、この拡張VLAN網1に直接接続されているVLANドメイン(A社VLANドメイン11、B社VLANドメイン12、公共1VLANドメイン13、公共2VLANドメイン14)から送信されるフレームは、図4の拡張VLANフレームとなる。一方、公共3VLANドメイン15から送信されるフレームは、図3のVLANフレームとなり、特定VLAN転送機器9において拡張VLANフレームに変換される。
図1の#1,#2,#3は、特定VLAN転送機器9のポートを表している。即ち、ポート#1,#2は拡張VLAN網1と接続され、ポート#3は公共3VLANドメイン15と接続されている。
特定VLAN転送機器9において、ポート#1は、拡張VIDが0x00AのA社VLANドメイン11と拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン12に属しているとする。ポート#2は、拡張VIDが0x001の公共1VLANドメイン13と拡張VIDが0x002の公共2VLANドメイン14に属しているとする。ポート#3は、拡張VIDが0x003の公共3VLANドメイン15に属しているとする。
各VLANドメイン11〜15に所属するVLAN網の内部では、それぞれVLANを使用している。従って、各VLAN網2〜8の内部ではVLANフレームを用いて通信が行われ、VLAN網から拡張VLAN網1へ送信されるVLANフレームは、そのVLAN網から拡張VLAN網1へ送信されるときにそれぞれのVLAN網と拡張VLAN網1を相互に接続している中継器機により拡張VLANフレームに変換される。ただし、VLAN網8では、特定VLAN転送機器9においてVLANフレームを拡張VLANフレームに変換している。
拡張VLAN網1における拡張VLANフレームの拡張VLANタグのTPIDは、0x9100であり、TPIDフィールド41に格納される。また、それぞれのVLAN網2〜8におけるVLANフレームのVLANタグのTPIDは、0x8100であり、TPIDフィールド34に格納される。
以下、図1の拡張VLAN網1において、あるVLAN網から他のVLAN網へフレームが送信されたときの動作を、組み合わせ毎に説明していく。
A社本店VLAN網2からA社支店VLAN網3にフレームを送信したとする。このとき送信されるフレームはVLANフレームである。このVLANフレームのVIDフィールド35にはA社VLANドメイン11で設定されているVLANのVIDが格納される。ここでは、A社VLANドメイン11におけるVLANのVIDは0x111であるとする。TPIDフィールド34には、0x8100が格納される。このVLANフレームは、A社本店VLAN網2において、A社本店VLAN網2と拡張VLAN網1を相互に接続する図示しない中継器機によって拡張VLANタグが付加される。即ち、拡張VIDフィールド42には0x00Aが格納され、TPIDフィールド41には0x9100が格納され、拡張VLANフレームとなる。この拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDの値が0x00AのA社VLANドメイン11が受信することができるフレームである。
この拡張VLANフレームは、A社支店VLAN網3において拡張VLAN網1と相互接続を行う図示しない中継器機においてVLANフレームに変換される。このVLANフレームはA社支店VLAN網3においてVIDが0x111のネットワークにおいて受信することができるフレームである。従って、A社本店VLAN網2から送信したVLANフレームがA社支店VLAN網3で受信できることになる。仮にB社VLANドメイン12においてVLANのVIDとして0x111が使用されていたとしても、そのVIDは拡張VLAN網1での拡張VIDとは無関係であるから、重複の問題は生じない。また、A社VLANドメイン11とB社VLANドメイン12は、拡張VLAN網1において異なる拡張VIDが割り当てられているので、相互に通信することはできない。
この拡張VLAN網1では、A社VLANドメイン11、B社VLANドメイン12のVLAN網2〜4から公共VLAN網6〜8へVLANフレームを送信する場合、A社VLANドメイン11、B社VLANドメイン12に属するそれぞれのVLAN網2〜4から送信されるVLANフレームのVIDフィールド35には予め決められた値を格納することが決まっているものとする。この実施の形態では、公共1VLAN網6へフレームを送信する場合は、それぞれのVLAN網2〜4から送信されるVLANフレームのVIDフィールド35に0xFF1を格納することが決まっているものとする。また、公共2VLAN網7へフレームを送信する場合は、VLANフレームのVIDフィールド35に0xFF2を格納し、公共3VLAN網8へフレームを送信する場合は、VLANフレームのVIDフィールド35に0xFF3を格納することが決まっているものとする。
特定VLAN転送機器9は、受信した拡張VLANフレームのVIDフィールド35に格納されているVIDから、そのフレームを転送する公共VLANドメインを決めるための特定VIDテーブルを保持している。特定VLAN転送機器9は、その特定VIDテーブルを参照し、受信した拡張VLANフレームを転送する公共VLANドメインを決定する。この実施の形態では、VIDフィールド35の値が0xFF2の拡張VLANフレームは公共2VLANドメイン14へ、VIDフィールド35の値が0xFF3の拡張VLANフレームは公共3VLANドメイン15へ転送するということが特定VIDテーブルに登録されているものとする。
A社本店VLAN網2から公共1VLAN網6にVLANフレームを送信したとする。このとき、A社本店VLAN網2から送信されたVLANフレームのVIDフィールド35には0xFF1が格納される。拡張VLAN網1では、このVLANフレームに拡張VLANタグが付加される。即ち、拡張VIDフィールド42には0x00Aが格納され、TPIDフィールド41には0x9100が格納され、拡張VLANフレームとなる。
この拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は上記のテーブルを参照し、受信した拡張VLANフレームを公共1VLANドメイン13に転送することを決定する。従って、A社本店VLAN網2から送信されたVLANフレームは、特定VLAN転送機器9において、拡張VIDフィールド42に公共1VLANドメイン13の拡張VIDの値0x001が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納され、ポート#2から拡張VLAN網1に送信される。その際、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算されてから送信される。ポート#2から送信された拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x001に設定されている公共1VLANドメイン13が受信することができる拡張VLANフレームであり、拡張VLANタグが取り外されると公共1VLANドメイン13において公共1VLAN網6が受信できるVLANフレームである。以上より、A社本店VLAN網2から送信されたフレームが公共1VLAN網6において受信される。
A社支店VLAN網3から公共1VLAN網6へVLANフレームを送信したとする。この場合も上記と同じ処理が行われる。すなわち、A社支店VLAN網3から送信されたVLANフレームのVIDフィールド35には0xFF1が格納され、拡張VLAN網1で拡張VLANタグが付加され、拡張VIDフィールド42には0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9のポート#1に到着し、拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算されてから、ポート#2から拡張VLAN網1に送信される。従って、この拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x001に設定されている公共1VLANドメイン13において受信され、さらに公共1VLAN網6において受信される。
B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5のそれぞれから公共1VLAN網6にVLANフレームを送信したとする。この場合もそれぞれのVLAN網4,5から送信されるVLANフレームのVIDフィールド35には0xFF1が格納される。拡張VLAN網1では、拡張VLANタグが付加され、拡張VIDフィールド42には0x00Bが格納される。この拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9のポート#1に到着し、拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35には0x00Bが格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算されてから、ポート#2から拡張VLAN網1に送信される。従って、この拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x001に設定されている公共1VLANドメイン13において受信され、さらに公共1VLAN網6において受信される。
A社本店VLAN網2、A社支店VLAN網3、B社本店VLAN網4、B社支店VLAN網5のそれぞれから公共2VLAN網7にVLANフレームを送信したとする。それぞれのVLAN網2〜5から送信されたVLANフレームのVIDフィールド35には0xFF2が格納される。さらに、拡張VLAN網1において、拡張VLANタグが付加される。即ち、A社本店VLAN網2とA社支店VLAN網3から送信されたVLANフレームに対しては拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、B社本店VLAN網4とB社支店VLAN網5から送信されたVLANフレームに対しては拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納される。
これらの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9のポート#1に到着し、VIDフィールド35には0xFF2が格納されているため公共2VLAN網7に転送される。従って、A社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3から送信されたVLANフレームは、拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算された拡張VLANフレームとしてポート#2から拡張VLAN網1へ送信される。また、B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5から送信されたVLANフレームは、拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35には0x00Bが格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算された拡張VLANフレームとしてポート#2から拡張VLAN網1へ送信される。ポート#2から送信されたこれらの拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x002に設定されている公共2VLANドメイン14において受信され、さらに、拡張VLANタグが取り外され公共2VLAN網7において受信される。
A社本店VLAN網2、A社支店VLAN網3、B社本店VLAN網4、B社支店VLAN網5のそれぞれから公共3VLAN網8にVLANフレームを送信したとする。それぞれのVLAN網2〜5から送信されたVLANフレームのVIDフィールド35には0xFF3が格納される。さらに、拡張VLAN網1において、拡張VLANタグが付加される。即ち、A社本店VLAN網2とA社支店VLAN網3から送信されたVLANフレームに対しては拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、B社本店VLAN網4とB社支店VLAN網5から送信されたVLANフレームに対しては拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納される。
これらの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9のポート#1に到着し、VIDフィールド35には0xFF3が格納されているため公共3VLANドメイン15に転送される。従って、A社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3から送信されたVLANフレームは、VIDフィールド35に0x00Aが格納されVLANフレーム末尾のチェックコードが再計算されたVLANフレームとなる。また、B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5から送信されたVLANフレームは、VIDフィールド35に0x00Bが格納されVLANフレーム末尾のチェックコードが再計算されたVLANフレームとなる。ポート#3から送信されたこれらのVLANフレームは、公共3VLANドメイン15において受信され、さらに、公共3VLAN網8において受信される。
この拡張VLAN網において、特定VLAN転送機器9は、公共VLAN網6〜8から送信されたVLANフレームを受信した場合、そのVLANフレームのVIDフィールド35の値に応じたVLANドメイン11〜15に転送する。従って、公共VLAN網6〜8から送信されたVLANフレームのVIDフィールド35の値を拡張VIDフィールド42に格納する。このときVIDフィールド35に格納する値は、A社VLANドメイン11とB社VLANドメイン12のそれぞれから各公共VLANドメイン13〜15へフレームを転送する際に参照した特定VIDテーブルから決定される。即ち、公共1VLANドメイン13から受信したVLANフレームはVIDフィールド35に0xFF1が格納され、公共2VLANドメイン14から受信したVLANフレームはVIDフィールド35に0xFF2が格納され、公共3VLANドメイン15から受信したVLANフレームはVIDフィールド35に0xFF3が格納される。
公共1VLAN網6からA社本店VLAN網2へフレームが送信されたとする。このフレームの拡張VIDフィールド42には0x001が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。公共1VLANドメイン13から受信したこの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9において拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。ポート#1から送信されたこの拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x00AのA社VLANドメイン11が受信することのできる拡張VLANフレームである。さらに、この拡張VLANフレームは、拡張VLANタグを取り外すとA社本店VLAN網2においてVIDが0xFF1であるVLANで受信することのできるVLANフレームである。従って、公共1VLAN網6から送信したフレームがA社本店VLAN網2で受信される。
公共1VLAN網6からA社支店VLAN網3へフレームが送信されたとする。この場合も上記と同様の処理が行われる。公共1VLAN網6から送信された拡張VLANフレームは、拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35に0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。公共1VLANドメイン13から受信したこの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9において、拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納されて、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。ポート#1から送信されたこの拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x00AのA社VLANドメイン11が受信することのできる拡張VLANフレームである。さらに、この拡張VLANフレームは、拡張VLANタグを取り外すとA社支店VLAN網3においてVIDが0xFF1であるVLANで受信することのできるVLANフレームである。従って、公共1VLAN網6から送信したVLANフレームがA社支店VLAN網3で受信される。
公共1VLAN網6からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。送信されたVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35に0x00Bが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。公共1VLANドメイン13から受信したこの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9において、拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納されて、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。ポート#1から送信されたこの拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1において拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン12が受信することのできる拡張VLANフレームである。さらに、この拡張VLANフレームは、拡張VLANタグを取り外すとB社支店VLAN網4、B社支店VLAN網5においてVIDが0xFF2であるVLANで受信することのできるVLANフレームである。従って、公共1VLAN網6から送信したフレームがB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5で受信される。
公共2VLAN網7からA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3へVLANフレームが送信されたとする。送信されたVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35に0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。公共2VLANドメイン14から受信したこの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9において拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF2が格納されて、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。従って、公共2VLAN網7から送信したVLANフレームがA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3で受信される。
公共2VLAN網7からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。送信されたVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35に0x00Bが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。公共2VLANドメイン14から受信したこの拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9において拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF2が格納されて、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。従って、公共2VLAN網7から送信したVLANフレームがB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5で受信される。
公共3VLAN網8からA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3へVLANフレームが送信されたとする。このフレームは、VIDフィールド35に0x00Aが格納されたVLANフレームとして特定VLAN転送機器9のポート#3に到着する。特定VLAN転送機器9は、ポートに接続されている公共VLANドメインを登録したテーブルを保持しており、このフレームが公共3VLANドメイン15から送信されたVLANフレームであるということを識別することができる。従って、特定VLAN転送機器9において、このフレームは拡張VLANタグが付加され、拡張VIDフィールド42には0x00Aが格納される。さらに、VIDフィールド35には0xFF3が格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、このフレームがポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。以上より、公共3VLAN網8から送信したVLANフレームがA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3で受信される。
公共3VLAN網8からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。このフレームは、VIDフィールド35に0x00Bが格納されたVLANフレームとして特定VLAN転送機器9のポート#3に到着する。特定VLAN転送機器9は、ポートに接続されている公共VLANドメインを登録したテーブルを保持しており、このフレームが公共3VLANドメイン15から送信されたVLANフレームであるということを識別することができる。従って、特定VLAN転送機器9において、このフレームは拡張VLANタグが付加され、拡張VIDフィールド42には0x00Bが格納される。さらに、VIDフィールド35には0xFF3が格納され、拡張VLANフレーム末尾のチェックコードが再計算され、このフレームがポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。以上より、公共3VLAN網8から送信したVLANフレームがB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5で受信される。
次に、特定VLAN転送機器9が保持しているテーブルについて説明する。特定VLAN転送機器9は、図2(a)〜図2(d)に示すようなテーブルを保持している。図2(a)のテーブルは、VIDフィールド35の値、即ち、VIDとフレームを転送する公共VLANドメイン13〜15の拡張VIDとを関係付けて記憶したもので、特定VIDテーブルと呼ぶ。
図2(b)のテーブルは、VLANドメイン11,12毎の公共VLANドメイン13〜15への転送の有無を記憶したもので、転送可否テーブルと呼ぶ。組織のVLANドメインの行と公共VLANドメインの列が交わる欄の値が「1」なら、その組織のVLANドメインと公共VLANドメインとの間でフレームが転送されることを表し、上記欄の値が「0」なら、その組織のVLANドメインと公共VLANドメインとの間でフレームが転送されないことを表す。
図2(c)のテーブルは、特定VLAN転送機器9のポートが属する拡張VIDと、そのポートで送受信されるフレームの形式とを記憶したもので、ポート所属・フレーム形式テーブルと呼ぶ。ポートの番号の列と拡張VIDの行とが交わる欄の値が「タグ」なら、ポートがその拡張VIDに属し、そのポートで送受信されるフレームが拡張VLANフレームであるということを表している。上記欄の値が「アンタグ」なら、ポートがその拡張VIDに属し、そのポートで送受信されるフレームがVLANフレームであるということを表している。上記欄の値が「−」なら、ポートがその拡張VIDに属さないことを表している。
図2(d)のテーブルは、特定VLAN転送機器9が送受信するフレームがVLANフレームであるポートについて、受信したフレームを拡張VLANフレームに変換するときに拡張VLANとして付加する拡張VIDを記憶したもので、付加用拡張VIDテーブルと呼ぶ。例えば、ポート#3から送信する拡張VLANフレームには拡張VIDとして0x003が格納される。
図2のテーブルを特定VLAN転送機器9におけるフレーム転送の手順に適応すると、動作は以下のようになる。
A社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3から公共1VLAN網6へVLANフレームを送信したとする。このフレームは、拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は、図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、このフレームを拡張VLAN網1における拡張VIDが0x001の公共1VLANドメイン13に転送するように設定する。また、特定VLAN転送機器9は、図2(b)の転送可否テーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00AのA社VLANドメイン11から受信したフレームを拡張VLAN網1における拡張VIDが0x001の公共1VLANドメイン13に転送するということを決定する。従って、このフレームは拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35に0x00Aが格納される。特定VLAN転送機器9は、図2(c)のポート所属・フレーム形式テーブルを参照することにより、このフレームを拡張VLANフレームとして拡張VLAN網1へ送信する。この拡張VLANフレームが公共1VLANドメイン13において受信され、さらに公共1VLAN網6において受信される。
A社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3から公共2VLAN網7へVLANフレームを送信したとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF2が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は、上記と同様に図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35に0x00Aが格納された拡張VLANフレームをポート#2から拡張VLAN網1へ送信する。従って、この拡張VLANフレームが公共2VLANドメイン14において受信され、さらに公共2VLAN網7において受信される。
A社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3から公共3VLAN網8へVLANフレームを送信したとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF3が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着し、上記と同様に図2(a)の特定VIDテーブルに従い、拡張VIDフィールド42に0x003が格納され、VIDフィールド35に0x00Aが格納される。このとき図2(c)のポート所属・フレーム形式テーブルに、ポート#3において送信されるフレームはVLANフレームであるということが設定されているので、特定VLAN転送機器9において拡張VLANタグが取り外され、VIDフィールド35に0x00Aが格納されたVLANフレームが公共3VLANドメイン15へ送信される。従って、このVLANフレームが公共3VLANドメイン15において受信され、さらに、公共3VLAN網8において受信される。
B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5から公共1VLAN網6へフレームを送信したとする。このフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は、上記と同様に図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35に0x00Bが格納された拡張VLANフレームをポート#2から拡張VLAN網1へ送信する。従って、この拡張VLANフレームが公共1VLANドメイン13において受信され、さらに公共1VLAN網6において受信される。
B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5から公共2VLAN網7へVLANフレームを送信したとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF2が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は、図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、このフレームを拡張VIDが0x002の公共2VLANドメイン14に転送するように設定する。しかし、特定VLAN転送機器9は、図2(b)の転送可否テーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン12から受信したフレームは拡張VLAN網1における拡張VIDが0x002の公共2VLANドメイン14へ転送しないということを決定する。従って、このフレームは特定VLAN転送機器9において廃棄される。
B社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5から公共3VLAN網8へVLANフレームを送信したとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF3が格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#1に到着する。特定VLAN転送機器9は、図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、このフレームを拡張VIDが0x003の公共3VLANドメイン15に転送するように設定する。しかし、特定VLAN転送機器9は、図2(b)の転送可否テーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン12から受信した拡張VLANフレームは拡張VLAN網1における拡張VIDが0x003の公共3VLANドメイン15へ転送しないということを決定する。従って、このフレームは特定VLAN転送機器9において廃棄される。
次に、公共1VLAN網6からA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3へVLANフレームが送信されたとする。このVLANフレームは拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42には0x001が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。特定VLAN転送機器9は、図2(b)の転送可否テーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x001の公共1VLANドメイン13から受信したこの拡張VLANフレームを、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00AのA社VLANドメイン11に転送することを決定する。また、特定VLAN転送機器9は、図2(a)の特定VIDテーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x001の公共1VLANドメイン13から受信したこのフレームを、A社VLANドメイン11に転送する際に、VIDフィールド35に格納する値を0xFF1に設定する。従って、この拡張VLANフレームは、拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納される。特定VLAN転送機器9は、図2(c)のポート所属・フレーム形式テーブルを参照することで、この拡張VLANフレームをポート#1から拡張VLAN網1へ送信する。このフレームは、拡張VLAN網1においてA社VLANドメイン11で受信され、さらに、A社VLANドメイン11の中で設定されているVLANのVIDが0xFF1に属する機器で受信される。
公共2VLAN網7からA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3へVLANフレームが送信されたとする。このVLANフレームは拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42には0x002が格納され、VIDフィールド35には0x00Aが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。特定VLAN転送機器9において上記と同様に図2(a),(b)のテーブルが参照され、このフレームは拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF2が格納される。この拡張VLANフレームは、特定VLAN転送機器9のポート#1から拡張VLANフレームとして拡張VLAN網1へ送信される。このフレームは、拡張VLAN網1においてA社VLANドメイン11において受信され、さらに、A社VLANドメイン11の中で設定されているVLANのVIDが0xFF2に属する機器で受信される。
公共3VLAN網8からA社本店VLAN網2若しくはA社支店VLAN網3へVLANフレームが送信されたとする。このフレームは、VLANフレームとしてVIDフィールド35に0x00Aが格納され特定VLAN転送機器9のポート#3に到着する。特定VLAN転送機器9は、図2(d)のテーブルを参照し、この受信したVLANフレームに拡張VLANタグを付加し、VIDには0x003を格納する。すなわち、特定VLAN転送機器9において、図2(a),(b)のテーブルが参照され、このフレームは拡張VIDフィールド42に0x00Aが格納され、VIDフィールド35に0xFF3が格納され、ポート#1から拡張VLANフレームとして拡張VLAN網1へ送信される。従ってこの拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1においてA社VLANドメイン11において受信され、さらに、A社VLANドメイン11の中で設定されているVLANのVIDが0xFF3に属する機器で受信される。
公共1VLAN網6からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x001が格納され、VIDフィールド35に0x00Bが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。特定VLAN転送機器9において、図2(a),(b)のテーブルが参照され、このフレームは拡張VIDフィールド42に0x00Bが格納され、VIDフィールド35に0xFF1が格納され、ポート#1から拡張VLAN網1へ送信される。この拡張VLANフレームは、拡張VLAN網1においてB社VLANドメイン12において受信され、さらに、B社VLANドメイン12の中で設定されているVLANのVIDが0xFF1に属する機器で受信される。
公共2VLAN網7からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。このVLANフレームは、拡張VLAN網において拡張VIDフィールド42に0x002が格納され、VIDフィールド35に0x00Bが格納される。この拡張VLANフレームは特定VLAN転送機器9のポート#2に到着する。そして、特定VLAN転送機器9において図2(b)の転送可否テーブルが参照され、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x002の公共2VLANドメイン14から受信したこの拡張VLANフレームを拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン12に転送しないことを決定する。従って、このフレームは特定VLAN転送機器9において廃棄される。
公共3VLAN網8からB社本店VLAN網4若しくはB社支店VLAN網5へVLANフレームが送信されたとする。このフレームは、VIDフィールド35に0x00Bが格納されたVLANフレームとして特定VLAN転送機器9のポート#3に到着する。特定VLAN転送機器9は、この受信したフレームに拡張VLANタグを付加し、拡張VIDフィールド42には0x003を格納する。そして、特定VLAN転送機器9は、図2(b)の転送可否テーブルを参照し、拡張VLAN網1における拡張VIDが0x003の公共3VLANドメイン15から受信したこのフレームを拡張VLAN網1における拡張VIDが0x00BのB社VLANドメイン13に転送しないことを決定する。従って、このフレームは特定VLAN転送機器9において廃棄される。
以上、説明してきたように、従来の拡張VLAN網では、その拡張VLANで設定された拡張VIDが異なるVLANドメイン同士は相互に通信できず、あるVLANドメインをインターネットなどのサービスを提供する公共のVLANドメインに接続するには、別途、回線を用意する必要があった。しかし、本発明では、拡張VLAN網1に収容されている各組織のVLANドメインの内部で設定されているVLANのうち特定のVLANのVIDを持つフレームを拡張VIDが異なる他のVLANドメインにも転送することができ、この特定のVIDに関してはVLANドメインを公共のVLANドメインに接続する場合にも、別途、回線を用意する必要がなくなる。
また、本発明では、既に構築・運用されている拡張VLAN網において使用している拡張VIDがそのまま継続して使用できるので、本発明の導入に際して設定変更などの余分な作業を必要としない。
本発明の特定仮想LAN転送機器を利用した拡張VLAN網の構成図である。 本発明の特定仮想LAN転送機器が備えるテーブルの図であり、(a)は特定VIDテーブル、(b)は転送可否テーブル、(c)はポート所属・フレーム形式テーブル、(d)は付加拡張VIDテーブルを表す。 VLANフレームの主要部構造図である。 拡張VLANフレームの主要部構造図である。
符号の説明
1 拡張VLAN網
2 A社本店VLAN網
3 A社支店VLAN網
4 B社本店VLAN網
5 B社支店VLAN網
6 公共1VLAN網
7 公共2VLAN網
8 公共3VLAN網
9 特定仮想LAN転送機器
11 A社VLANドメイン
12 B社VLANドメイン
13 公共1VLANドメイン
14 公共2VLANドメイン
15 公共3VLANドメイン

Claims (8)

  1. 仮想LANドメインの識別番号が異なる複数の仮想LANドメインが収容され、各々の仮想LANドメインに1つ以上の仮想LANが設定されている拡張VLAN網の中で、ある仮想LANドメインからのフレームを別の仮想LANドメインへ転送するための特定仮想LAN転送機器であって、特定の仮想LANの識別番号と転送先となる仮想LANドメインの識別番号とを対応付けて登録した特定VIDテーブルを有し、受信したフレームに格納されている仮想LANの識別番号で特定VIDテーブルを参照することにより、このフレームを転送する仮想LANドメインを決定することを特徴とする特定仮想LAN転送機器。
  2. 仮想LANドメインと該仮想LANドメインに属するポートの番号とを対応付けて登録したポート所属テーブルを有し、このテーブルにより上記フレームを転送するポートを決定することを特徴とする請求項1記載の特定仮想LAN転送機器。
  3. ポート毎にそのポートで送受信するフレームの形式を設定したフレーム形式テーブルを有し、このフレーム形式テーブルにより転送するフレームの形式を変換することを特徴とする請求項1又は2記載の特定仮想LAN転送機器。
  4. 上記フレーム形式テーブルは、拡張仮想LANフレームか仮想LANフレームかを設定していることを特徴とする請求項3記載の特定仮想LAN転送機器。
  5. 上記フレームを転送するときに、フレーム末尾のチェックコードを再計算して書き替えることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の特定仮想LAN転送機器。
  6. VLANタグのVIDの値と拡張VLANタグの拡張VIDとの対応を記憶した特定VIDテーブルを備え、
    VLANタグおよび拡張VLANタグが付加された拡張VLANフレームを受信し、受信した上記拡張VLANフレームのVLANタグのVIDの値により上記特定VIDテーブルを参照し、対応した拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームの拡張VLANタグの拡張VIDに格納し、上記拡張VLANフレームの受信時の拡張VLANタグの拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームのVLANタグのVIDに格納し、新たに格納した拡張VIDの値に基づき上記拡張VLANフレームを転送することを特徴とする特定仮想LAN転送機器。
  7. 第1のVLANドメインのフレームを第2のVLANドメインへ転送するフレームの転送方法であって、
    第1のVLANドメインにおいて第2のVLANドメインに対応して予め決められた値をVLANタグのVIDに格納したVLANフレームを送信し、
    上記VLANフレームに上記第1のVLANドメインに対応した拡張VIDの値を格納した拡張VLANタグを付加し拡張VLANフレームとして第1のVLANドメインから拡張VLAN網に転送し、
    上記拡張VLAN網に接続され、VLANタグのVIDの値と拡張VLANタグの拡張VIDとの対応を記憶した特定VIDテーブルを備えた特定仮想LAN転送機器は上記拡張VLANフレームを受信し、
    上記特定仮想LAN転送機器は、上記拡張VLANフレームのVLANタグのVIDの値により上記特定VIDテーブルを参照し、対応する第2のVLANドメインの拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームの拡張VLANタグの拡張VIDに格納し、上記拡張VLANフレームの受信時の拡張VLANタグの拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームのVLANタグのVIDに格納し、
    上記特定仮想LAN転送機器は新たに格納した第2のVLANドメインの拡張VIDの値に基づき上記拡張VLANフレームを転送し、
    上記拡張VLAN網において第2のVLANドメインの拡張VIDの値に基づき上記拡張VLANフレームを第2のVLANドメインへ転送することを特徴とするフレームの転送方法。
  8. 第1のVLANドメインの第1のVLAN網、第2のVLANドメインの第2のVLAN網ならびに上記第1のVLAN網および上記第2のVLAN網と接続された拡張VLAN網から構成されるネットワークであって、
    上記拡張VLAN網に接続され、VLANタグのVIDの値と拡張VLANタグの拡張VIDとの対応を記憶した特定VIDテーブルを有する特定仮想LAN転送機器を備え、
    上記特定仮想LAN転送機器は、受信した拡張VLANフレームのVLANタグのVIDの値により上記特定VIDテーブルを参照し、対応する転送先のVLANドメインの拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームの拡張VLANタグの拡張VIDに格納し、上記拡張VLANフレームの受信時の拡張VLANタグの拡張VIDの値を上記拡張VLANフレームのVLANタグのVIDに格納し、新たに格納した拡張VIDの値に基づき上記拡張VLANフレームを転送することを特徴とするネットワーク。
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