JP4165283B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は装置間のネゴシエーション技術に関し、とくに電子メールを利用してファクシミリデータの送受信を行うファクシミリ装置におけるネゴシエーション技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置、MFP(Multi Functional Peripheral)などの情報機器が普及している。これらの情報機器は、WAN(World Area Network)やLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続し、複数の端末に共有されるようになった。ファクシミリ装置やファクシミリ機能を有するMFPは、公衆回線を利用してG3やG4などのファクシミリ通信プロトコルを利用してファクシミリデータを送受信する機能に加え、ファクシミリデータを例えばSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)に基づいて通信される電子メールに添付して送受信する機能を備えるようになった。ファクシミリデータを適切に送受信するためには、通信相手同士が通信方式を一致させ、相手の能力に応じてファクシミリデータを送受信する必要がある(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−190768号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
電子メールを利用してファクシミリデータを送受信する場合、通信相手同士の例えば解像度、サイズ、圧縮方式などの能力交換(以下、単に「ネゴシエーション」という)は、電子メールを利用して行われる。電子メールはメールサーバに蓄積された後、POPなどを利用して、メールサーバからファクシミリ装置に読み込まれる。このため、ネゴシエーションにかかる時間は、通信相手同士の例えばPOPのポーリング間隔により決まる。つまり、電子メールを利用する場合、ファクシミリ装置は、リアルタイムでネゴシエーションを行うことができない。
【0005】
このため、電子メールでのネゴシエーション中に、例えばG3やG4によりファクシミリデータを受信すると、例えばメモリ残量が無くなり電子メールに添付したファクシミリデータの受信が不可能になったり、装置異常によりファクシミリデータの受信が不可能になったりすることもある。このように、電子メールを利用してネゴシエーションを行う場合、リアルタイム性が欠けてしまう。
【0006】
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的は、リアルタイム性の高いネゴシエーションを行うための技術、効率的なネゴシエーションを行うための技術、電子メールを利用したファクシミリデータの送受信を適切に行うための技術の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、ファクシミリ装置である。この装置は、インスタントメッセージサービスを利用する手段と、インスタントメッセージサービスを利用可能な通信装置とインスタントメッセージを利用してネゴシエーションを行う手段と、ネゴシエーションを終了した後、通信装置に電子メールを利用してファクシミリデータを送信する手段とを備える。これにより、この装置は、迅速にネゴシエーションを行うことができる。「インスタントメッセージサービスを利用可能な通信装置」は、インスタントメッセージサービスを提供するサーバにログイン中の通信装置である。
【0008】
この装置は、インスタントメッセージサービスにおける通信装置の識別情報を保持する手段と、その識別情報で特定される通信装置がインスタントメッセージサービスを利用できない場合、その通信装置宛のファクシミリデータの送信を待機させる手段とを備える。これにより、例えばファクシミリデータの送信先の通信装置に異常が発生している場合に、ファクシミリデータをむやみに送信することを防止できる。
【0009】
本発明の別の態様もファクシミリ装置である。この装置は、インスタントメッセージサービスを利用する手段と、インスタントメッセージサービスを利用可能な通信装置とインスタントメッセージを利用してネゴシエーションを行う手段と、ファクシミリデータを含む電子メールをメールサーバから受信する受信手段と、ネゴシエーションを契機として、その通信装置からの電子メールを受信すべく、受信手段に新着メールの確認を行うタイミングを指示する手段とを備える。これにより、この装置は、ファクシミリデータを含む電子メールを効率的に受信できる。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態に係る通信システム10の構成図である。インスタントメッセージサーバ14(以下、単に「IMサーバ14」という)は、インスタントメッセージサービス(以下、単に「IMサービス」という)を提供するためのサーバである。IMサービスは、例えばIMサービスの利用者(以下、単に「IM利用者」という)がメッセージの送受信を行うことができるか否かの情報を提供するサービス(以下、単に「プレゼンスサービス」という)と、IM利用者間のメッセージの伝達を行うサービス(以下、単に「メッセージサービス」という)とを含むものである。「インスタントメッセージ」は、プレゼンスサービスおよびメッセージサービスの総称であってもよいし、プレゼンスサービスまたはメッセージサービスの一方を示してもよい。要は、インスタントメッセージは、IMサービスにおいて送受信される情報である。インスタントメッセージを、以下単に「メッセージ」という。IM利用者は、インスタントメッセージクライアント(以下、単に「IMクライアント」という)を使うことで、IMサービスを利用できる。以下、IM利用者がIMサーバ14にログイン中の状態、すなわちメッセージの送受信を行うことができる状態を「アクティブ状態」という。
【0012】
IMサービスにおいて、メッセージは、IM利用者がアクティブ状態のときに送受信されるので、IMサーバ14にはSMTPやPOPで利用されるメールサーバの様に明示的にメッセージを一時格納する仕組みが存在しない。このため、メッセージは即座に送信先であるIM利用者のIMクライアントに通知され、プッシュ型の通知が可能である。IMサーバ14は、既存のIMサービスを提供するサーバであってもよいし、新たに設けられてもよい。また、後述の第1ファクシミリ装置100aがIMサーバ14を備えてもよい。
【0013】
第1ファクシミリ装置100aはIMサービスを利用するためのIMクライアント102と、ファクシミリ機能を実現するためのFax機能部104とを有する。IMクライアント102は、例えば、ひとつのIMサービスだけに対応してもよいし、複数のIMサービスに対応してもよい。Fax機能部104は、例えばG3やG4などの通信方式によりファクシミリデータを送受信する機能と、ファクシミリデータを含む電子メールを、ネットワーク12を介して送受信する機能とを有する。「ファクシミリデータ」は、ファクシミリのプロトコルに基づいて送受信される一連のデータであり、公衆網を介して送受信される画像データでもよいし、電子メールを利用して送受信される画像データであってもよい。第2ファクシミリ装置100bは、第1ファクシミリ装置100aと同一の構成を有する。
【0014】
メールサーバ16は、第1ファクシミリ装置100aから送信されたファクシミリデータを含む電子メールを格納し、第2ファクシミリ装置100bから要求された場合に、その電子メールを提供する。第1ファクシミリ装置100a、第2ファクシミリ装置100b、IMサーバ14、メールサーバ16、および利用者の端末18はネットワーク12を介してそれぞれ接続している。
【0015】
ファクシミリデータを送信する場合に、第1ファクシミリ装置100aは、IMサービスを利用してネゴシエーションを行う。例えば、第1ファクシミリ装置100aは、IMサービスのプレゼンスサービスを利用して第2ファクシミリ装置100bがアクティブ状態であるか否かの判断とネゴシエーションとを行い、IMサービスのメッセージサービスを利用してファクシミリデータを送信してもよい。また、第1ファクシミリ装置100aは、プレゼンスサービスを利用して第2ファクシミリ装置100bがアクティブ状態であるか否かの判断を行い、メッセージサービスを利用してネゴシエーションを行ってもよい。そして、第1ファクシミリ装置100aは、ネゴシエーションの結果に基づいてファクシミリデータを生成し、電子メールに添付して送信してもよい。また、第1ファクシミリ装置100aは、第2ファクシミリ装置100bがアクティブ状態であるか否かの判断と、ネゴシエーションとをメッセージサービスを利用して行ってもよい。これにより、ネゴシエーションをリアルタイムに行うことができる。
【0016】
図2は、図1の第1ファクシミリ装置100aの内部構成図である。第1ファクシミリ装置100aの各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェース、ファクシミリ通信用のモデム等を中心に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。これから説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。本図で、ログイン部110、検出部114、およびIM送受信部132が主に図1のIMクライアント102に該当し、その他の構成が主に図1のFax機能部104に該当する。
【0017】
ログイン部110は、IMサーバ14と接続してIMサービスのログイン処理を行い、第1ファクシミリ装置100aをアクティブ状態にする。そして、ログイン部110は、アクティブ状態になったことを検出部114に通知する。このログイン処理のために、ログイン部110は、例えばIMサービスを利用するための識別情報(以下、単に「ログインID」という)とパスワードとを保持する。このようなログインに必要な情報を、以下、「ログイン情報」という。ログイン部110は、ログイン情報を予め保持していてもよいし、第1ファクシミリ装置100aの管理者などから設定を受け付けてもよい。また、複数のIMサービスに対応する場合、ログイン部110は、それぞれのIMサービス用のログイン情報を保持する。
【0018】
宛先情報データベース112は、第1ファクシミリ装置100aの通信対象となる第2ファクシミリ装置100bに関する情報(以下、単に「宛先情報」という)を保持する。宛先情報データベース112は、複数の通信対象の宛先情報を保持する。検出部114は、ログイン部110によりログインが完了した後、宛先情報データベース112に保持された第2ファクシミリ装置100bについて、アクティブ状態か否かをIMサーバ14に問い合わせる。送信指示部116は、端末18からファクシミリデータの送信先の指示を受け付け、例えばファクシミリ番号や送信先名称等その送信先を一意に特定する情報(以下、単に「送信先識別情報」)を検出部114に供給する。
【0019】
検出部114は、送信先識別情報に基づいて宛先情報データベース112を参照し、送信先である第2ファクシミリ装置100bがアクティブ状態であるか否かを判定する。アクティブ状態の場合、検出部114は、IMサービスを利用してネゴシエーションを行うことを能力交換部120に指示する。また、アクティブ状態で無い場合、検出部114は電子メールを利用してネゴシエーションを行うことを能力交換部120に指示する。
【0020】
図3は、図2の宛先情報データベース112におけるデータ構造の一例を示す図である。ログインID欄150は、通信対象の、例えばログインID等のIMサービスにおいて通信対象である第2ファクシミリ装置100bを特定可能な情報(以下、単に「IM識別情報」という)を保持する。図2の検出部114は、プレゼンスサービスを利用して、そのIM識別情報で特定される通信対象のログイン状態、すなわちアクティブ状態か否かを検出する。状態欄152は、検出部114により検出されたログイン状態を通信対象ごとに保持する。本図で「1」は、アクティブ状態を示し、「0」は、アクティブ状態でないことを示す。
【0021】
IMアドレス欄154は、IMサービスにおけるメッセージの宛先を指定するための情報(以下、単に「IMアドレス」という)を保持する。例えば、IMアドレスとIM識別情報とが一致している場合、IMアドレス欄154には、IM識別情報が保持される。電子メールアドレス欄156は、電子メールアドレスを保持する。詳細は後述するが、通信対象がアクティブ状態でない場合に、第1ファクシミリ装置100aはこの電子メールアドレス宛にネゴシエーションのための電子メールを送信する。また、この電子メールアドレスは、ネゴシエーションが完了した後、ファクシミリデータを含む電子メールの宛先として利用される。
【0022】
送信先識別情報欄158は、送信先識別情報を保持する。本図では、送信先のファクシミリ番号を送信先識別情報として保持する。図2の送信指示部116は、送信先識別情報として送信先のファクシミリ番号を受け付け、検出部114は、そのファクシミリ番号に基づいて宛先情報データベース112を参照して、送信先のIM識別情報を特定する。そして、検出部114は、送信先がアクティブ状態であれば、IMアドレスを能力交換部120に供給し、アクティブ状態でなければ、電子メールアドレスを能力交換部120に供給する。また、送信先識別情報欄158に保持されたファクシミリ番号は、例えばG3やG4を利用してファクシミリデータを送信する場合に利用される。
【0023】
図2に戻り、能力交換部120は、検出部114からの通知に応じた通信プロトコルを利用してネゴシエーションを行う。能力交換部120は、このネゴシエーションにより、例えば第2ファクシミリ装置100bの解像度、印刷可能サイズ、圧縮方式、メモリ残量、および記録紙の有無などの状態や能力を把握する。例えば、このネゴシエーションは、それらの状態や能力を問い合わせるためのコマンドを含むインスタントメッセージと、そのコマンドに対する応答を含むインスタントメッセージとを交換しあうことにより行われる。
【0024】
検出部114からIMアドレスが供給された場合、能力交換部120は、IMサービスを利用してメッセージの送受信を行うインスタントメッセージ送受信部132(以下、単に「IM送受信部132」という)を利用してネゴシエーションを行う。IMサービスを利用してネゴシエーションを行うことで、能力交換部120は、リアルタイムで通信対象の装置状態や能力を把握できる。このため、能力交換部120は、通信時の通信先機器の状態に基づいて、例えば通信の延期、データサイズの圧縮などを送信部118や調整部136に指示し、通信先機器の通信時の状態にあわせて通信データを生成したり、通信のタイミングを調整したりするなど通信を制御することができる。通信先のメモリ残量や記録紙の有無などに応じた制御は、リアルタイム性が必要であるため、電子メールなどのリアルタイム性の低い手段では困難である。
【0025】
検出部114から電子メールアドレスが供給された場合、能力交換部120は、電子メールの送受信を行う電子メール送受信部134を利用してネゴシエーションを行う。これにより、送信先がアクティブ状態でなくても、第1ファクシミリ装置100aは送信先になる第2ファクシミリ装置100bの能力や状態を把握できる。
【0026】
他の例では、検出部114から電子メールアドレスが供給された場合、能力交換部120は、通信対象が例えば装置故障などでファクシミリデータの受信ができない状態(以下、単に「非待機状態」という)であると判断し、ネゴシエーションを一時待機する。そして、所定の時間が経過した後、能力交換部120は、検出部114にその通信対象がアクティブ状態か否かの問い合わせを行い、アクティブ状態であればIMサービスを利用してネゴシエーションを行い、アクティブ状態でないならば電子メールを利用してネゴシエーションを行ってもよい。これにより、第1ファクシミリ装置100aは、通信対象がアクティブ状態であるか否かに基づいて、通信対象の状態を推定し、ファクシミリデータを送信するタイミングを調整できる。
【0027】
IM送受信部132および電子メール送受信部134は、取得した第2ファクシミリ装置100bの能力に関する情報を調整部136に出力する。その能力に応じて、調整部136は、原稿読込部138が読み込んだ原稿の画像データを調整して、ファクシミリデータを送信部118に出力する。送信部118は、例えばそのファクシミリデータを電子メールに添付して通信対象の電子メールアドレス宛に送信する。これにより、ファクシミリデータを送信する直前の、通信対象の装置状態および能力を把握した上で、第1ファクシミリ装置100aはファクシミリデータを生成し、電子メールにて送信できる。
【0028】
次に、ファクシミリデータの受信処理を主に行う構成について説明する。受信タイミング指示部122は、能力交換部120における能力交換処理を契機として、受信部128に新着メールのチェックを行うタイミングを指示する。例えば、通常時、受信部128は、新着メールのチェックのために所定の時間間隔でポーリングを行う。受信タイミング指示部122から指示を受けた場合、受信部128はポーリングの間隔を一時的に短くする。そして、能力交換を行った通信対象から新たに電子メールを受信した場合、受信部128は通常の時間間隔に戻してポーリングを行う。これにより、受信部128は効率的にメールサーバ16に接続して新着メールを確認できる。
【0029】
受信部128は、メールサーバ16から受信した電子メールに含まれるファクシミリデータを原稿格納部126に格納する。また、受信部128は、ファクシミリデータを受信したことを受信通知部130に通知する。受信通知部130は、IMサービスを利用してそのファクシミリデータの送信元となるファクシミリ装置に対して受信確認を送信する。受信通知部130は、例えば受信エラーなどの時にIMサービスを利用して再送要求を行ってもよい。これにより、効率的なファクシミリデータの送受信が可能となる。提供部124は、端末18からの要求に基づいて原稿格納部126からファクシミリデータを読み出し端末18に提供してもよいし、用紙に印刷して出力してもよい。
【0030】
図4は、図2を用いて説明した第1ファクシミリ装置100aにおけるファクシミリデータの送信に係る処理のフローチャートの一例である。図2の送信指示部116は、送信指示を例えば端末18から受け付ける(S10)。検出部114は、端末18を介して利用者に指定された送信先識別情報に基づいて、その送信先のIMアドレスを特定する(S12)。そして、検出部114は、そのIMアドレスで特定されるIMクライアントすなわち通信対象となる図1の第2ファクシミリ装置100bがアクティブ状態か否かを判定する(S14)。アクティブ状態の場合(S14のY)、能力交換部120は、IM送受信部132を利用して能力交換を行う(S16)。そして、能力交換の結果に基づいて、調整部136は、原稿読込部138が読み込んだ原稿の画像データの調整を行い、ファクシミリデータを生成する(S18)。そして、送信部118は、そのファクシミリデータを含む電子メールをメールサーバ16に送信する(S20)。ステップ20の他の例では、送信部118は、ファクシミリデータを第2ファクシミリ装置100bのIMクライアントにインスタントメッセージを利用して送信してもよい。
【0031】
S14にもどり、アクティブ状態でない場合(S14のN)、検出部114は、宛先情報データベース112を参照して、通信対象の電子メールアドレスを特定する(S22)。そして、能力交換部120は、電子メール送受信部134を利用して電子メールで能力交換を行う(S24)。電子メールによる能力交換が完了した後、S18に進む。
【0032】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0033】
例えば、IMクライアントとしての機能を有さないファクシミリ装置にファクシミリデータを送信する場合、第1ファクシミリ装置100aは、そのファクシミリ装置の利用者であり、かつアクティブ状態のIM利用者にそのファクシミリ装置の能力や状態を問い合わせてもよい。これを実現するために、図2の宛先情報データベース112は、IMクライアントとしての機能を有するか否かを指定する情報と、IMクライアントとしての機能を有さない場合に、能力や状態を問い合わせ可能な利用者のIM識別情報とを更に保持する。また、利用者にファクシミリ装置の能力や状態を問い合わせる場合、能力交換部120は、問い合わせ内容を簡略化してもよい。
【発明の効果】
本発明によれば、電子メールを利用してファクシミリデータを送信する場合でも、通信対象の状態や能力をリアルタイムに把握でき、通信対象の状態や能力に応じて適切なファクシミリデータを送信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る通信システムの構成図である。
【図2】 図1の第1ファクシミリ装置の内部構成図である。
【図3】 図2の宛先情報データベースにおけるデータ構造の一例を示す図である。
【図4】 図2を用いて説明した第1ファクシミリ装置におけるファクシミリデータの送信に係る処理のフローチャートの一例である。
【符号の説明】
10 通信システム、14 IMサーバ、16 メールサーバ、100a 第1ファクシミリ装置、100b 第2ファクシミリ装置、102 IMクライアント、104 Fax機能部、110 ログイン部、112 宛先情報データベース、114 検出部、116 送信指示部、118 送信部、12 ネットワーク、120 能力交換部、122 受信タイミング指示部、124 提供部、126 原稿格納部、128 受信部、130 受信通知部、132 IM送受信部、134 電子メール送受信部、136 調整部、138 原稿読込部。

Claims (3)

  1. インスタントメッセージサービスを利用する手段と、
    前記インスタントメッセージサービスを利用可能な通信装置とインスタントメッセージを利用してネゴシエーションを行う手段と、
    前記ネゴシエーションを終了した後、前記通信装置に電子メールを利用してファクシミリデータを送信する手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記インスタントメッセージサービスにおける前記通信装置の識別情報を保持する手段と、
    前記識別情報で特定される通信装置が前記インスタントメッセージサービスを利用できない場合、その通信装置宛のファクシミリデータの送信を待機させる手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. インスタントメッセージサービスを利用する手段と、
    前記インスタントメッセージサービスを利用可能な通信装置とインスタントメッセージを利用してネゴシエーションを行う手段と、
    ファクシミリデータを含む電子メールをメールサーバから受信する受信手段と、
    前記ネゴシエーションを契機として、前記通信装置からの電子メールを受信すべく、前記受信手段に新着メールの確認を行うタイミングを指示する手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
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