JP4165018B2 - プロキシサーバー、プロキシサーバー制御方法、及びプロキシサーバーを制御するためのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプロキシサーバー、プロキシサーバー制御方法、及びプロキシサーバーを制御するためのプログラムに関し、特にネットワークインターフェースを有するコンピュータシステムに用いるプロキシサーバー、プロキシサーバー制御方法、及びプロキシサーバーを制御するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、wwwシステムにおけるプロキシサーバー(proxy server)はクライアントの代理としてwwwサーバーへのHTML(hyper text markup language)ページやGIF(graphics interchange format)等のオブジェクトの取得やレスポンス向上のために今まで取得したオブジェクトをローカルメモリやローカルHDD(hard disk drive)等にキャッシングする処理等がメインの処理であった。
【0003】
クライアントが所望のページ取得の際に、対象となるページが置かれているサーバーで何かしらトラブルが発生した場合には、そのwwwサーバーはエラーに応じたエラーコードだけを返したり、エラーコードに応じたエラー内容を表すページを付加して返答を返したりしている。この場合、従来のプロキシサーバーでは、サーバーから送られてきたエラー内容の応答をそのままクライアントへ中継しているだけであった。
【0004】
また、wwwサーバーへ接続できない、wwwサーバーから応答が無い、等のプロキシサーバーが検出できるエラーの場合には、プロキシサーバーがwwwサーバーに変わってエラーコードとそのエラー内容を説明する応答ページをクライアントへ返送している。その応答ページには、クライアントからの要求オブジェクトの再取得を促す目的で、その要求をアンカーに埋め込む処理を行っているプロキシサーバーも見受けられる。これは、ページの取得を一番重要視するポリシーの実装である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様に、プロキシサーバーがwwwサーバーからのエラー応答を単純に中継したり、プロキシサーバーが要求URLを応答ページのアンカーとして埋め込んだりした場合には、次のページの取得ができないと、ページを表示するブラウザのページバック機能を使わなければエラー状態から抜け出すことができない。
【0006】
www技術をベースとしたシステムには、例えば、タッチパネルだけを入力手段としているページバック機能を持たないWEB専用端末を用いて構築されたものもある。このようなwwwベースのシステムにおいては、上記のようなエラーが発生し、図8に示されているようなページが出現した時点で、wwwベースで提供するサービスも中断してしまう。同図においては、「HTTP/1.0 404オブジェクトが見つかりません」というメッセージが画面に表示されている。
【0007】
タッチパネルしか入力する手段を持たないWEB専用端末において、このエラー状況から復旧するには、主電源を一旦切断し、再度投入することが唯一の手段となる。これではサービスを安定して提供することができないという欠点があった。
また、従来のプロキシサーバーでは、クライアントが取得要求するオブジェクトが正しく存在したり、要求するオブジェクトを有するサーバーが正常に動作している間は問題ない。しかしながら、サーバーは取得要求対象のオブジェクトを返すことができない状態になったり、エラー等が発生した場合には、従来のプロキシサーバーでは、エラーコードとともに、エラー発生を示す簡素なHTMLページを返している。
【0008】
www技術をベースとした上記のようなシステムを構築する場合には、ユーザにページを順番に閲覧させることでサービスを提供している。しかしながら、従来のプロキシサーバーでは、一旦上記のエラー等が発生すると一連のページ閲覧ができなくなり、結果的に、サービスが中断してしまう。
このような状況から抜け出すためには、端末側でエラーが起きる前のページへ飛ぶか、前のページに戻る機能が無い専用端末を使った場合には電源の再投入をすることになる。これではサービスを安定して提供することができないという欠点がある。
【0009】
本発明は上述した従来技術の欠点を解決するためになされたものであり、その目的はサービスを安定して提供することのできるプロキシサーバー、プロキシサーバー制御方法、及びプロキシサーバーを制御するためのプログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるプロキシサーバーは、wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーであって、前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出手段と、前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出手段がエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成手段と、このページ生成手段によって生成したページを前記クライアントに送出するページ送出手段と、を含むことを特徴とする。
なお、上記プロキシサーバーにおいて、前記エラーページ検出手段は、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする。
【0012】
本発明によるプロキシサーバー制御方法は、wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御する制御方法であって、前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成ステップと、このページ生成ステップにおいて生成したページを前記クライアントに送出するページ送出ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
なお、上記プロキシサーバー制御方法において、前記エラーページ検出ステップにおいては、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする。
本発明によるプログラムは、wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御するプログラムであって、前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成ステップと、このページ生成ステップにおいて生成したページを前記クライアントに送出するページ送出ステップと、を含むことを特徴とする。
【0016】
なお、上記プログラムにおいて、前記エラーページ検出ステップにおいては、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする。
先に述べたように、wwwサーバー側でエラー等がおきることによって一連のページ閲覧によって成されていたサービスの中断が起きる。
【0017】
特に、前のページに戻る機能を持たない専用端末をクライアントとして使用していた場合には、専用端末の電源を再投入するしか復旧する手段が無い。この問題を回避するには、常時サーバーから返されるクライアントへのHTTPの応答ステータスコードを監視してエラーコードが検出された場合には、エラーコードの他にエラー内容を説明する応答ページに直前のページを自動で取得できるタグを埋め込むことで、自動的に前のページに戻ることが可能となる。
【0018】
これによって、エラーの前のページに戻る機能を持たない専用端末であっても、一連のページ閲覧の中断による影響を最小限に押されることが可能となり、サービスの低下も防ぐことができる。
【0019】
要するに、本システムでは、応答ページに自動でページバックを挿入することにより、サービスを安定して提供することができるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
図1は本発明によるプロキシサーバーの第1の実施形態を示すブロック図である。同図に示されているように、本実施形態によるプロキシサーバーは、クライアント(図示せず)からのコマンドの解析等を行うコマンド処理部1と、HTTPヘッダの解析等を行うデータ受信部2と、クライアントに対して各種のデータを転送するページ中継部3と、HTTPヘッダを生成するHTTPヘッダ作成部4と、自動ページバックタグを生成する自動タグ生成部5とを含んで構成されている。
【0021】
コマンド処理部1では、クライアントからのコマンドを解析する。受信したHTTPコマンドを解析することで、現在の要求URL(uniform resource locator)が記述されているページ情報を取り出し、それを保存する。
データ受信部2はwwwサーバー(図示せず)から送られてくるHTTPヘッダの解析を行う。データ受信部2は、この解析によって取得したステータスコードと応答ページデータとをページ中継部3へ渡す。また、受信したHTTPヘッダデータ全てをHTTPヘッダ作成部4へ渡す。
【0022】
ページ中継部3は受け取ったステータスコードが正常であればHTTPヘッダ作成部4が持っているHTTPヘッダをそのままクライアントへ転送する。また応答データもそのまま転送する。ページ中継部3は受け取ったステータスコードにエラーが検出されると、HTTPヘッダ作成部4に対して新しいHTTPヘッダの生成を依頼し、生成された新しいHTTPヘッダをクライアントへ送り返す。
【0023】
また、ページ中継部3はコマンド処理部で保存されているページ情報を取り出し、自動タグ生成部5へ渡し、自動タグ生成部5で生成されたデータを応答ページデータへ埋め込んだ後に、クライアントへ転送する。
かかる構成において、コマンド処理部1では、クライアントからのコマンドを解析する。wwwサーバーのアドレスやHTTPコマンド、URLの取り出しならびに現在の要求URLが記述されているページ情報を取り出し、それを保存する。そして、取り出したサーバーアドレスを基にwwwサーバーへ接続し、HTTPコマンドをwwwサーバーへ送る。
【0024】
データ受信部2はwwwサーバーから送られてくるデータを受信しながら、HTTPヘッダと応答ページとの分離作業を行う。すなわち、データを受信しながら、そのデータに含まれているHTTPヘッダ部分を取出す。この分離が終わると、データ受信部2はHTTPヘッダから応答ステータスコードの取り出しを行う。応答ステータスコードの取り出しが終わったら、データ受信部2は取り出したステータスコードと応答データとをページ中継部3へ渡し、HTTPヘッダデータはHTTPヘッダ作成部4へ渡す。
【0025】
ここまでの処理で、wwwサーバーからの応答にエラーがあるか無いかの判断が可能になる。エラーがなければ、wwwサーバーから受信したデータをそのままクライアントへ転送する。
エラーが検出された場合には,応答ページに自動ページバックのタグを挿入するために応答ページの大きさが変わる。その変更をHTTPヘッダに入れ込む必要があるのでHTTPヘッダ作成部4で、HTTPヘッダの作り直しを行う。
【0026】
挿入する自動ページタグの作成は、自動タグ生成部5に、コマンド処理部1に保存してあるページ情報を渡して生成させる。
自動タグ生成部5で作成するデータはコマンド処理部で保存してある ページ情報文字列をRefererとすると下記の書式で構成される文字列データである。
【0027】
なお、上記の「10」は10秒を意味し、その応答ページを受信して10秒経過したらURL=“Referer”で指定されるオブジェクトを取得することとなる。この秒数は、システムの種類に応じて他の値に変えたい場合もあり、上記の数値「10」に限定されず、任意に変えることができるものとする。
【0028】
この文字列データの長さをHTTPヘッダ作成部4に与えることでHTTP作成部に新しいHTTPヘッダを生成させる。ページ中継部3は上記フォーマットの文字列データを保持している応答ページデータを先頭に挿入し、クライアントへ送り返す。
以上の動作について、図2を参照して説明する。同図において、クライアントからの要求コマンドを受信すると(ステップS201)、その受信した要求コマンドを解析する(ステップS202)。このとき、接続先サーバー情報の取得と保存、取得URL情報の取得と保存、現在のページ情報の取得と保存、を行う。
【0029】
次に、エラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS203)。エラーを検出しなければ、サーバーへの接続処理を行う(ステップS204)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS205)。エラーを検出しなければ、サーバーへコマンドを送信する(ステップS206)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS207)。エラーを検出しなければ、サーバーからHTTPヘッダを受信する(ステップS208)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS209)。エラーを検出しなければ、HTTPヘッダを解析する(ステップS210)。この場合、HTTPステータスコードを取得する。その後、ステータスコードを検査する(ステップS212)。
【0030】
ステップS203、S205、S207、S209のいずれかにおいて、エラーを検出した場合は、内部エラーページを作成する(ステップS211)。この場合、HTTPヘッダを作成し、内部エラーページを作成する。その後、ステータスコードを検査する(ステップS212)。
ステータスコードの検査においては、ステータスコードが400番台であるか、又は500番台であるかが確認される。400番台及び500番台のステータスコードは、エラーの発生を示すエラーコードだからである。
【0031】
ステータスコードを検査した結果、エラーを検出すれば、自動ページバックタグ文字列を作成する(ステップS212→S213)。例えば、
とする。
【0032】
次に、ページバックアンカー文字列を作成する(ステップS214)。例えば、
<A HREF=“http://xxxxxxxx”>Back</A>
とする。
作成した文字列長を元に、新しいHTTPヘッダを作成し直す(ステップS215)。この場合、HTTPヘッダには応答ページ長があるので、それを修正する。作成した2つの文字列を応答ページに挿入して、新しい応答ページを作成し直す(ステップS216)。そして、ステップS215において作成した新しいHTTPヘッダをクライアントへ送る(ステップS217)。さらに、ステップS216において作成した新しい応答ページをクライアントへ送る(ステップS218)。この後、サーバー側、クライアント側のコネクションを切断する(ステップS219)。以上で処理が終了となる。
【0033】
一方、ステップS212において、エラーがなければHTTPヘッダをクライアントへ送る(ステップS212→S220)。そして、応答ページをクライアントへ送る(ステップS221)。この後、サーバー側、クライアント側のコネクションを切断する(ステップS219)。以上で処理が終了となる。
以上の処理を行うことにより、エラーが発生すると、以下の表示が行われる。例えば、ファミリーレストランにおいて本システムを導入すると、最初の表示画面には、図3に示されているように、サービスメニューとして「情報サービス」として「交通情報」、「エリアガイド」及び「天気予報」、飲食の「メニュー」として「主食」、「セットメニュー」、「子供メニュー」、「ドリンク」及び「デザート」、「その他のサービス」として「御会計」及び「店員呼び出し」が表示される。ユーザがこの表示画面中の任意のメニューを選択すべく、アンカーが表示されているタッチパネルの表面を押すと、通常はそのリンク先の画面が表示される。
【0034】
しかしながら、エラーが発生すると、図4に示されているように、「エラー発生を検出しました。暫くすると、直前のページに戻ります。もう一度トライしてもダメな場合は、御手数ですが、店員へ連絡してください。」及び「HTTP/1.0 404オブジェクトが見つかりません」というメッセージと共に、「手動強制ページバック」という文字列のアンカーが画面に表示される。
【0035】
上述した従来のシステムにおいては、図8に示されているようにエラーの発生の旨を伝えるだけの画面が表示されるにすぎないので、主電源を再投入して復旧させるしか手段がなかった。これに対し、本システムでは「手動強制ページバック」という文字列のアンカーが表示されているタッチパネルの表面を押すことによって、強制的に直前のページに戻ることができる。
【0036】
以上説明した第1の実施形態においては、以下のようなプロキシサーバーの制御方法が実現されていることになる。すなわち、wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御する制御方法であり、上記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、このエラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したときそのエラーを回避することのできるページを生成するページ生成ステップと、このページ生成ステップにおいて生成したページを上記クライアントに送出するページ送出ステップとを含む制御方法が実現されていることになる。そして、上記ページ生成ステップにおいては、上記エラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したとき直前のページに戻るためのタグを生成し、上記ページ送出ステップにおいては、生成した上記タグを有するページを上記クライアントに送出している。
【0037】
さらに、図2等に示されている動作を実現するためのプログラムを用意し、これを用いてコンピュータを制御すれば、上述と同様の処理を行うことができることは明白である。このプログラムを記録するための記録媒体には、図1等に示されていない半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の他、種々の記録媒体を用いることができる。
【0038】
なお、上記はファミリーレストランにおいてユーザが操作する端末を含むシステムを例として説明したが、その場合に限らず種々端末を用いるシステムについて本発明が適用できることは明らかである。
図5は本発明によるプロキシサーバーの第2の実施形態を示すブロック図である。同図に示されているように、本実施形態によるプロキシサーバーは、クライアント(図示せず)からのコマンドの解析等を行うコマンド処理部1と、HTTPヘッダの解析等を行うデータ受信部2と、エラーページを送出するエラーページ送出部6と、HTTPヘッダ作成部HTTPヘッダ作成部4と、差し換えページを作成する差し換えページ生成部7とを含んで構成されている。
【0039】
かかる構成において、コマンド処理部1はクライアントからのコマンドの解析と処理を行う。この処理でエラーを検出した場合には、応答ページ処理へエラー内容の通知を行う。エラーが無ければwwwサーバー(図示せず)ヘコマンドを送る。
データ受信部2はwwwサーバーから送られてくるHTTPヘッダの解析を行う。この解析において、ステータスコードにエラーコードを検出した場合には、エラーページ送出部6へエラーコードを渡す。
【0040】
エラーページ送出部6は受け取ったエラーコードを、HTTPヘッダ作成部4に渡す。HTTPヘッダ作成部4では、新しいHTTPヘッダを作成して、エラーページ送出部6に渡す。また、エラーページ送出部6は受け取ったエラーコードを、差し換えページ生成部7へ渡す。差し換えページ生成部7は差し換えるべき応答ページを探し出し、エラーページ送出部6へ渡す。
【0041】
エラーページ送出部6は、新しいHTTPヘッダと、差し換え応答ページとをクライアントへ送り返す。
データ受信部2は、wwwサーバーから送られてくるHTTPヘッダに含まれている応答ステータスコードを取り出し、エラー状態を示す、400番台、500番台のエラーコードかどうかの検査を絶えず行っている。検査の結果、応答ステータスコードが400番台、500番台を検出した場合には、wwwサーバーで何かしらのエラーが起きていることが判るので、プロキシサーバーは応答ページを差し換えすべき状態を検出できる。
【0042】
ここで、差し換えるページの特定方法には、種々の方法が考えられる。すなわち、例えば差し換えページの格納ディレクトリを指定しておき、
「error」+「3桁の数字」+「.htm」
からなるファイル名の生成規則を仮定する。そして、3桁の数字が一致するファイルがある場合にはそのファイルを差し換えファイルとしてクライアントへ返す。一方、もしそのファイルが見つからなければ、デフォルトの処理を定義した差し換えページを指定する。
【0043】
以上の動作について、図6を参照して説明する。同図において、クライアントからの要求コマンドを受信すると(ステップS601)、その受信した要求コマンドを解析する(ステップS602)。このとき、接続先サーバー情報の取得と保存、取得URL情報の取得と保存、現在のページ情報の取得と保存、を行う。次に、エラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS603)。エラーを検出しなければ、サーバーへの接続処理を行う(ステップS604)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS605)。エラーを検出しなければ、サーバーへコマンドを送信する(ステップS606)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS607)。エラーを検出しなければ、サーバーからHTTPヘッダを受信する(ステップS608)。ここでもエラーが発生しているかエラー検査を行う(ステップS609)。エラーを検出しなければ、HTTPヘッダを解析する(ステップS610)。この場合、HTTPステータスコードを取得する。その後、ステータスコードを検査する(ステップS612)。
【0044】
ステップS603、S605、S607、S609のいずれかにおいて、エラーを検出した場合は、内部エラーページを作成する(ステップS611)。この場合、HTTPヘッダを作成し、内部エラーページを作成する。その後、ステータスコードを検査する(ステップS612)。
ステータスコードの検査においては、ステータスコードが400番台であるか、又は500番台であるかが確認される。ステータスコードを検査した結果、エラーを検出すれば、差し換えページの検索が行われる(ステップS612→S613)。この場合、ステータスコードに応じた差し換えページがあるか判断される。差し換えページが検出できれば、新しいHTTPヘッダを作成する(ステップS613→S614)。この場合、差し換えページ長を元に、新しいHTTPヘッダを作成し直す。
【0045】
次に、作成した新しいHTTPヘッダをクライアントへ送る(ステップS615)。そして、差し換えする応答ページをクライアントへ送る(ステップS616)。この後、サーバー側、クライアント側のコネクションを切断する(ステップS617)。以上で処理が終了となる。
一方、ステップS612において、エラーがなければHTTPヘッダをクライアントへ送る(ステップS618)。そして、応答ページをクライアントへ送る(ステップS619)。この後、サーバー側、クライアント側のコネクションを切断する(ステップS617)。以上で処理が終了となる。
【0046】
また、ステップS613において、差し換えページを検索したが、差し換えページのファイルが見つからない場合、HTTPヘッダをクライアントへ送る(ステップS618)。そして、応答ページをクライアントへ送る(ステップS619)。この後、サーバー側、クライアント側のコネクションを切断する(ステップS617)。以上で処理が終了となる。
【0047】
以上の処理を行うことにより、エラーが発生すると、以下の表示が行われる。例えば、ファミリーレストランにおいて本システムを導入すると、最初の表示画面には、図3に示されているように、サービスメニューとして「情報サービス」として「交通情報」、「エリアガイド」及び「天気予報」、飲食の「メニュー」として「主食」、「セットメニュー」、「子供メニュー」、「ドリンク」及び「デザート」、「その他のサービス」として「御会計」及び「店員呼び出し」が表示される。ユーザがこの表示画面中の任意のメニューを選択すべく、アンカーが表示されているタッチパネルの表面を押すと、通常はそのリンク先の画面が表示される。
【0048】
しかしながら、エラーが発生すると、図7に示されているように、「ちょっとお待ちください」及び「サーバーの調子が良くありません。御手数ですが、下記のいずれかの処理を御選びください。」というメッセージの他に、「トップページへ戻る」、「もう一度リトライしてみる」及び「サーバー不調を店員へ連絡」という各文字列のアンカーが画面に表示される。このような表示画面を見たユーザは、「トップページへ戻る」、「もう一度リトライしてみる」、「サーバー不調を店員へ連絡」、のいずれかのアンカーを選択し、そのアンカーが表示されているタッチパネルの表面を押すことになる。こうすれば、サービスを中断させることはない。
【0049】
上述した従来のシステムにおいては、図8に示されているようにエラーの発生の旨を伝えるだけの画面が表示されるにすぎない。つまり、サービスが中断し、エラーそのものをユーザに見せてしまうことになる。また、この画面から復旧させるには主電源を再投入するしか手段がない。
これに対し、本システムでは差し換えるページをエラー内容に応じて予め指定しておき、図8に示されているようなエラーページがwwwサーバーから送られてきたことを検出したとき、図7に示されているようなページを画面に表示することにより、ユーザに違和感を与えずにサービスを安定して提供することができる。
【0050】
以上説明した第2の実施形態においては、以下のようなプロキシサーバーの制御方法が実現されていることになる。すなわち、wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御する制御方法であり、エラー発生の旨を表示するエラーページの代わりに上記クライアントに送出すべき差し換えページを生成するページ生成ステップと、上記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、このエラーページ検出ステップがエラーページを検出したとき該エラーページの代わりに上記ページ生成ステップにおいて生成した差し換えページを上記クライアントに送出するページ送出ステップとを含む制御方法が実現されている。
【0051】
さらに、図6等に示されている動作を実現するためのプログラムを用意し、これを用いてコンピュータを制御すれば、上述と同様の処理を行うことができることは明白である。このプログラムを記録するための記録媒体には、図5等に示されていない半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の他、種々の記録媒体を用いることができる。
【0052】
なお、上記はファミリーレストランにおいてユーザが操作する端末を含むシステムを例として説明したが、その場合に限らず種々端末を用いるシステムについて本発明が適用できることは明らかである。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、自動的に直前のページに戻るタグを挿入することにより、前のページに戻る機能を持っていないWEB端末を用いても、エラー応答ページがプロキシサーバーを経由してクライアントへ送り返される時に、直前のページに戻ることができるので、ページ閲覧の中断が回避され、サービスの中断を回避できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプロキシサーバーの実施の第1の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のプロキシサーバーの動作を示すフローチャートである。
【図3】表示画面の例を示す図である。
【図4】エラー発生時における表示画面の例を示す図である。
【図5】本発明によるプロキシサーバーの実施の第2の形態を示すブロック図である。
【図6】図5のプロキシサーバーの動作を示すフローチャートである。
【図7】エラー発生時における表示画面の例を示す図である。
【図8】エラー発生時における表示画面の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 コマンド処理部
2 データ受信部
3 ページ中継部
4 HTTPヘッダ作成部
5 自動タグ生成部
6 エラーページ送出部
7 差し換えページ生成部
Claims (6)
- wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーであって、
前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出手段と、
前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出手段がエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成手段と、
このページ生成手段によって生成したページを前記クライアントに送出するページ送出手段と、を含むことを特徴とするプロキシサーバー。 - 前記エラーページ検出手段は、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする請求項1記載のプロキシサーバー。
- wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御する制御方法であって、
前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、
前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成ステップと、
このページ生成ステップにおいて生成したページを前記クライアントに送出するページ送出ステップと、を含むことを特徴とする制御方法。 - 前記エラーページ検出ステップにおいては、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする請求項3記載の制御方法。
- wwwサーバーから送られてくるページを中継してクライアントに送出するプロキシサーバーを制御するプログラムであって、
前記wwwサーバーから送られてきたページがエラー発生の旨を表示するエラーページであることを検出するエラーページ検出ステップと、
前記クライアントで現在表示中のページを特定するページ情報を獲得し、前記エラーページ検出ステップにおいてエラーページを検出したとき、前記ページ情報をもとに前記表示中のページを表示するためのタグを生成し、このタグを送られてきたページに挿入して、前記表示中のページを再度表示させるための新たなページを生成するページ生成ステップと、
このページ生成ステップにおいて生成したページを前記クライアントに送出するページ送出ステップと、を含むことを特徴とするプログラム。 - 前記エラーページ検出ステップにおいては、ステータスコードがエラーを示す値であるかによってエラーページであることを検出することを特徴とする請求項5記載のプログラム。
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JP2001030407A JP4165018B2 (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | プロキシサーバー、プロキシサーバー制御方法、及びプロキシサーバーを制御するためのプログラム |
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