JP4164395B2 - キャップ開栓機能付計量カップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップ開栓機能付計量カップに関する。
【0002】
【従来の技術】
濃縮飲料、濃縮洗剤、薬品、調味料など、定められた量を使用する必要のある液体や粉体は、計量カップを用いて、その一定量が使用される。このような計量カップは、通常、小容量であるため、これに他の機能を持たせたものはほとんど知られていない。
【0003】
一方、各種容器のプラスチックキャップとして、所謂スクリューキャップが汎用されている。このタイプのキャップは、螺子係合により容器の口部に装着されるものであり、所定の閉栓方向に旋回することにより容器口部に装着され、所定の開栓方向にキャップを回転させることにより、容器の口部から取り外される。従って、開栓及び閉栓のためのキャップの回転をスムーズに行うために、キャップのスカート部外面には、滑り止めのためのローレットが形成されている。
【0004】
ところで、上記のようなスクリューキャップにおいては、容器口部に強く螺子係合されていると、特に老人や病人のように力の弱い人では、開栓に際して指にうまく力が入らず、キャップが開けにくいという問題がある。特に近年では、容器内容物の品質保証やいたずら防止のため、一般に、タンパーエビデントバンド(TEバンド)がキャップに設けられており、キャップを最初に開けるには、TEバンドとキャップとを繋ぐブリッジを破断するための力が加わるため、老人等の力の弱い人には、益々、キャップの開栓が困難となっている。
【0005】
従って、キャップを容易に開けるための開栓具が種々提案されており、例えば、合成樹脂製の飲用カップの底の中央に円形壁を一体的に立ち上げ、該円形壁内をペットボトルのキャップよりもわずかに縮径させてペットボトルのキャップ挿入用の空所としたことを特徴とするペットボトルのキャップオープナーが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−87495号(特許請求の範囲、図1、図4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特許文献1に記載された開栓具(キャップオープナー)は、飲用カップに開栓具としての機能を持たせたものであるが、カップの底部内面に開栓具としての機能を有する円形壁を設けているため、ペットボトルから取り外されたキャップを開栓具である円形壁から取り出しにくいという欠点がある。即ち、ボトルから取り外されたキャップを保持している円形壁は、カップの底部内部に位置しているからである。
【0008】
また、飲用カップの内部に開栓具が設けられているため、飲用として使用した該カップを開栓に用いた場合、キャップの外面に飲料が付着して汚れてしまうという欠点がある。
【0009】
従って、本発明の目的は、開栓具としての機能を有し、開栓具としての機能を有する部分からの開栓されたキャップの取り出しを容易に行うことができ、しかも計量する液や粉体のキャップへの付着が有効に防止されたキャップ開栓機能付計量カップを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、底壁部を形成している支持基板と、該支持基板の上面に形成され且つ計量用目盛り線が形成された筒状壁とからなる計量カップにおいて、前記支持基板は、前記筒状壁の下端部よりも外方に張り出した鍔部を有しているとともに、前記支持基板の下面には、キャップ外面に形成されているローレットと係合し得る係合部を内面に有している無端状壁が設けられており、上方若しくは下方から見て、該支持基板の外形は、多角形状を有しており、該多角形の頂点部分は滑らかな曲率面となっており且つ各頂点の間の辺部分は中心側に凹んだ凹面となっていることを特徴とするキャップ開栓機能付計量カップが提供される。
【0011】
本発明においては、
1.前記係合部がローレットにより形成されていること、
2.前記支持基板の鍔部は、少なくとも外周縁部分が厚肉に形成されていること、
が好ましい。
【0012】
本発明においては、計量すべき液或いは粉体が入れられる計量部(カップ部)と開栓具として機能する無端状壁とが、支持基板によって完全に分離されているため、開栓されたキャップの該環状壁からの取り出しを至って容易に行うことができる。また、計量部に入れられた液や粉体が開栓具として機能する無端状壁に付着しないため、これらの液や粉体によってキャップが汚れることもない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を、以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のキャップ開栓機能付計量カップの半断面側面図であり、
図2は、図1のカップの平面図であり、
図3は、図1のカップの底面図である。
【0014】
図1乃至図3において、本発明のキャップ開栓機能付計量カップ(以下、単に計量カップと呼ぶ)は、大まかに言って、支持基板1と、支持基板1の上面に形成された筒状壁2と、支持基板1の下面に形成された円筒形の無端状壁3とからなる。
【0015】
上記の計量カップにおいて、支持基板1は、筒状壁2の内側部分となる底壁部1aと、筒状壁2から外方に張り出している鍔部1bとを有している。
【0016】
即ち、筒状壁2と底壁部1aとで形成される空間内に、計量すべき液乃至粉体が充填され、一定量の液乃至粉体が採取される。したがって、筒状壁2には、図1に示されているように、目盛り線5が刻設されており、この目盛り線5を目安として計量が行われる。特に液体の計量を行うためには、筒状壁2の上端に、ラッパ状のフランジ部2aを形成することが、液垂れ等を生じることなく、スムーズに注ぎ出しを行い、さらには、どの部分からでも注ぎ出しできるという点で好適である。勿論、筒状壁2の上端の一部に鴉口を形成することもできる。
【0017】
また、支持基板1の下面に形成されている円筒形の無端状壁3は、キャップの開栓のために使用されるものであり、この無端状壁3の内径は、キャップの外径にほぼ等しく、無端状壁の内部に容器口部に装着されているキャップを嵌め込み、この状態で計量カップの鍔部1bの外周部を開栓方向に回転させることにより、キャップの開栓を行うものである。従って、この無端状壁3の内面には、係合部7が形成されている。この係合部7は、キャップの外面に形成されている滑り止め用のローレットと係合するものであり、通常、ローレット(以下、このローレットを係止用ローレットと呼ぶ)から形成される。即ち、この係止用ローレットのピッチは、キャップ外面の滑り止め用ローレットの凹凸を反転した形状を有するものであり、そのピッチ(山と山との間隔)があまり細かすぎると、山がつぶれたり或いは空転してしまうため、通常、滑り止め用ローレットのピッチよりも大きくすることが好ましい。
【0018】
上記のような係止用ローレットからなる係合部7は、無端状壁3の内面の全周にわたって形成することもできるが、通常は、複数箇所に分割して形成されていればよい。例えば、図3に示されているように、この例では、3箇所に分割して係合部7が形成されている。また、係合部7を分割して形成する場合には、この計量カップを開栓方向に回転させたとき、キャップにバランスよく力が伝達されるように、分割された係合部7が互いに点対称となるように位置させることが好ましい。
【0019】
さらに、上記の例では、無端状壁3は円形に形成されているが(図3参照)、係合部7の係止用ローレットとキャップ外面の滑り止め用ローレットとが複数箇所でがっちりと係合し得る限り、かならずしも円形とする必要はなく、多角形状とすることも可能である。
【0020】
本発明においては、上記の無端状壁3内にキャップを嵌め込んでの計量カップの開栓方向の回転は、支持基板1の外周部を手で握って行われるが、この支持基板1は、筒状壁2よりも外方に張り出した鍔部1bを有しているため、その外径はキャップの外径に比して大きく、この結果、キャップの開栓方向への回転を老人等でも容易に行うことができる。
【0021】
また、キャップの開栓を行うに際して、握り易くするために、支持基板1(鍔状部分)の少なくとも外周縁部の厚さtは厚肉(例えば3乃至10mm程度の厚み)に形成しておくことが好ましい。さらに、樹脂の目付量を少なくし、且つ肉厚によるヒケを防止するために、支持基板1の下面には、外周縁部と無端状壁3の外面との間の部分に肉抜け部9を形成しておくことが好適である。また、必要に応じて、肉抜け部9で外周縁部と無端状壁3との間に補強用のリブを等間隔に複数個設けることもできる。
【0022】
さらに、支持基板1の外周縁部を握ったときに、痛くならず且つ滑らないようにするために、支持基板1の外形は、図2や図3に示されているように、多角形形状であり、各頂点部分を滑らかな曲率面とし且つ各頂点の間の辺部分は、中央に凹んだ凹面となっている。
【0023】
上述した本発明の計量カップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形、圧縮成形等の一体成形により製造することができる。特に計量のための目盛り線5を見やすくするために、透明なプラスチックで形成されていることが好ましい。
【0024】
このような本発明のキャップ開栓機能付計量カップは、それ単独で販売することもできるし、また、適当な袋などに入れ、計量すべき液や粉体が充填された容器とともに販売することもできる。
【0025】
【発明の効果】
本発明のキャップ開栓機能付計量カップでは、開栓具としての機能を有する無端状壁が、液等の計量を行う筒状壁とは別個に形成されているため、開栓されたキャップの無端状壁内からの取り出しを容易に行うことができ、しかも計量する液等によってキャップが汚染されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のキャップ開栓機能付計量カップの半断面側面図。
【図2】図1のカップの平面図。
【図3】図1のカップの底面図。
【符号の説明】
1:支持基板
1a:底壁部
1b:鍔部
2:筒状壁
3:無端状壁
5:目盛り線
7:係合部
9:肉抜き部

Claims (3)

  1. 底壁部を形成している支持基板と、該支持基板の上面に形成され且つ計量用目盛り線が形成された筒状壁とからなる計量カップにおいて、前記支持基板は、前記筒状壁の下端部よりも外方に張り出した鍔部を有しているとともに、前記支持基板の下面には、キャップ外面に形成されているローレットと係合し得る係合部を内面に有している無端状壁が設けられており、上方若しくは下方から見て、該支持基板の外形は、多角形状を有しており、該多角形の頂点部分は滑らかな曲率面となっており且つ各頂点の間の辺部分は中心側に凹んだ凹面となっていることを特徴とするキャップ開栓機能付計量カップ。
  2. 前記係合部がローレットにより形成されている請求項1に記載のキャップ開栓機能付計量カップ。
  3. 前記支持基板の鍔部は、少なくとも外周縁部分が厚肉に形成されている請求項1または2に記載のキャップ開栓機能付計量カップ。
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