JP4163794B2 - 荷電粒子線装置における合わせマークの検出方法 - Google Patents

荷電粒子線装置における合わせマークの検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子線描画装置や光露光装置等の半導体製造装置を用いて微細パターンを試料上に重ね合わせて描画あるいは露光する際などに行われる合わせマークの検出方法、及び合わせマークを用いたパターンの描画あるいは露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程では、電子線描画装置や光露光装置等の微細パターン形成装置を用いて、半導体ウェハ等の試料上に素子のパターンや回路パターン等の微細パターンを形成することが行われる。これらのデバイスパターンの形成に当たっては、試料上に既に形成されているパターンに対して次の層のパターンを高精度に位置合わせして形成することが必要とされ、この位置合わせのために合わせマークが使用される。また、半導体ウェハ等に形成したパターンが設計通りのものであるかどうかを検査するために、パターンの所定箇所の寸法を電子顕微鏡を用いて計測することが行われるが、このような場合にも計測位置を特定するために合わせマークが使用される。合わせマークはデバイスパターンとは別個の専用のマークとして試料上に用意されることもあるし、デバイスパターンの一部が合わせマークとして利用されることもある。
【0003】
この合わせマーク検出方法として、試料上の合わせマークに対応する像をテンプレート画像として予め登録しておき、試料を電子線走査又は光学的に撮像して得られる被検出画像から正規化相関を用いてテンプレート画像に含まれる合わせマークの基準位置を検出するテンプレートマッチングといわれる方法がある。また、テンプレート画像を用いることなく、試料を電子線走査又は光学的に撮像して得られた被検出画像から合わせマークを直接検出する方法もある。
【0004】
特開平8−148402号公報には、検出の対象となるマーク上を電子線で走査して得られるマーク波形とその波形を横反転して得られるマーク波形を用いて相関演算を行い、その相関関数の極値位置から相対的にマーク中心位置を検出する方法が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図12は、従来の方法で作業者により抽出されたテンプレート画像の説明図である。作業者は、ステージ上の試料の画像から合わせマークM1に対応した領域を任意に切出すことによってテンプレート画像T1の登録を行う。
ステージに保持された試料上に電子線描画あるいは露光によってパターンを重ねて形成するためには、ステージ座標における合わせマークM1の絶対位置が必要となる。しかし、従来のテンプレートマッチングの方法では、テンプレート画像T1の登録は、作業者がステージ上の試料の画像から合わせマークM1に対応した領域を任意に切出すことによって行うため、テンプレート画像T1に対する合わせマークM1の基準位置、例えばP1の座標(Xp1,Yp1)が分からず、ステージ座標における合わせマークM1の絶対位置を知ることができなかった。
【0006】
この対策として、合わせマークの形状の特徴を表す設計値に基づいて、図13に示す様な理想的なテンプレート画像T2を形成して、合わせマークを検出する方法がある。この方法では、テンプレート画像T2の作成時に、テンプレート画像T2における合わせマークM1の基準位置、例えばP1の座標を、例えば(0,0)と予め指定しているため、ステージ座標における合わせマークの絶対位置を知ることができる。
【0007】
しかし、設計値に基づいて形成されたテンプレート画像T2の場合、例えば、半導体製造プロセスの影響により、工程毎に合わせマークの形状や段差構造が異なることがある。図11は、この様子を模式的に示すもので、試料上に形成された合わせマークは半導体製造プロセス等において加工されて変形することがあり、そのため実際の電子線走査あるいは光学的な撮像により得られた試料上の合わせマークの画像110は、設計値に基づいて形成されたテンプレート画像の合わせマーク111と形状や段差構造が異なったものとなり、これが原因となって正確な合わせマークの検出ができない場合があった。
【0008】
また、テンプレート画像を用いることなく、試料を電子線走査又は光学的に撮像して得られた被検出画像から合わせマークを直接検出する方法においても、発明者らの知る限り、検出された合わせマークの基準位置を2次元画像の画像処理によって高精度に求める方法は見当たらない。特開平8−148402号公報に記載された方法では、電子線走査線上でのマーク中心位置しか検出することはできない。また、マークが形成されているウェハが回転したような場合には、ウェハの回転に伴ってマーク上を電子線で走査して得られるマーク波形のピーク位置がシフトするため、検出されるマーク中心位置も誤差を含んだものになる。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ステージ座標系における合わせマークの基準位置の絶対座標を得ることができ、また、半導体製造プロセスの影響を受けずに正しく合わせマークの基準位置を求めることができる新規な方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、試料上に対称形の合わせマーク配置されている場合、その合わせマークを含むようにして得られた画像及びその画像を回転させた画像を用いて、合わせマークの基準位置を求める。そして、その位置を基準にテンプレート画像を作成し、テンプレート画像における合わせマークの基準位置を既知とすることにより、ステージ座標系における合わせマークの基準位置の絶対座標を得る。同様に、合わせマークを含むようにして得られた被検出画像及びその画像を回転させた画像を用いて合わせマークの基準位置を直接求めることにより、ステージ座標系における合わせマークの基準位置の絶対座標を得る。
【0011】
本明細書でいう対称なマークとは、回転対称なマークである。合わせマークを含む試料の画像は、例えば電子線描画装置の場合には試料に形成された合わせマーク上を電子線で走査することにより得られ、また光露光装置の場合には、合わせマークを含む試料の領域を光学的に撮像することによって得られる。
すなわち、本発明による合わせマーク検出方法は、試料に形成された対称な合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、試料から合わせマークを含む被検出画像を取得するステップと、被検出画像及び被検出画像を回転させた回転画像を用いて被検出画像内における合わせマークの基準位置を検出するステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
被検出画像は、必ずしも合わせマークの全体を完全に含んでいる必要はない。例えば、被検出画像上の特定の点が、被検出画像を回転させたとき合わせマークに対してどの位置に移動するかを求め、移動前後の2点の中点を検出することで、合わせマークの対称中心を求めることができる。このように、前記の画像操作によって直接求まるのは対称な合わせマークの対称中心位置である。合わせマークの基準位置は、この対称中心の位置であってもよいし、対称中心に方向及び長さが既知のバイアスを加えた位置であってもよい。被検出画像と被検出画像を各々異なる角度に回転した複数の回転画像とを用いて基準位置を検出することもできる。
【0013】
本発明による合わせマーク検出方法は、また、テンプレート画像を用いて試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、前述の合わせマーク検出方法で検出された基準位置を基準として被検出画像からテンプレート画像を抽出することを特徴とする。
本発明による合わせマーク検出方法は、また、試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、試料から合わせマークを含む被検出画像を取得するステップと、被検出画像のうち前記合わせマークを含む部分領域の画像を仮のテンプレート画像として被検出画像から合わせマークを検出する際に得られる評価値のうち、最も高い評価値が得られるピクセル位置及びその周囲のピクセル位置における評価値の傾向から、被検出画像における合わせマークの基準位置を推測するステップとを含み、合わせマークの基準位置をピクセル以下の分解能で検出することを特徴とする。合わせマークを含む被検出画像の部分領域の画像は、必ずしも合わせマークの全体を完全に含んでいなくてもよい。
【0014】
本発明による合わせマーク検出方法は、また、テンプレート画像を用いて試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、前述の方法によって試料に形成された合わせマークの基準位置をピクセル以下の分解能で検出し、基準位置をピクセル単位で丸め、その基準位置が含まれるピクセルを基準にテンプレート画像を抽出するとともに丸めにより切捨てた分を補正値として保持し、前記テンプレート画像及び前記補正値を用いて試料に形成された合わせマークの基準位置を検出することを特徴とする。補正値は、例えば電子線描画装置による描画時に描画制御系にオフセットとして供給して描画位置を補正するためや、合わせマーク検出を行った結果をオフセット補正するために用いられる。
【0015】
本発明による合わせマーク検出方法は、また、テンプレート画像を用いて試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、前述の方法によって試料に形成された合わせマークの基準位置をピクセル以下の分解能で検出し、その基準位置がテンプレート画像の基準位置となるように試料から合わせマークを含む被検出画像を再取得し、再取得した被検出画像からテンプレート画像を抽出することを特徴とする。
【0016】
以上の合わせマーク検出方法において、合わせマークの設計値に基づいて予め形成したテンプレート画像を用いて、合わせマークの基準位置を検出する前に、合わせマークの基準位置を粗く求めるようにしてもよい。あるいは、合わせマークの特徴量を求めておき、被検出画像から前記特徴量を含む領域を抽出することにより、合わせマークの基準位置を検出する前に、合わせマークの基準位置を粗く求めるようにしてもよい。
【0017】
本発明によるパターン形成方法は、電子線描画装置又は光露光装置を用いて試料にパターンを形成するパターン形成方法において、前記したいずれかの本発明による合わせマーク検出方法によって試料の合わせマークを検出し、検出された合わせマークに対して予め定められた位置関係となるようにパターン形成を行うことを特徴とする。
【0018】
本発明の合わせマーク検出方法は、合わせマークを含む画像を回転させることにより合わせマークの基準位置を求めるため、半導体製造工程ごとの合わせマークの形状ばらつきの影響を受けずに、電子線描画装置など装置内の絶対座標系における合わせマークの基準位置を高精度に検出することができる。また、その高精度に検出した基準位置に基づいてテンプレート画像を形成することで、テンプレート画像における合わせマークの基準位置座標を既知とすることができるため、テンプレート画像を用いて検出した合わせマークのステージ座標における絶対位置を知ることができる。
【0019】
また、被検出画像を用いてマーク検出する際に得られる評価値のうち、最も高い評価値が得られるピクセル位置における評価値及びそのピクセル位置の周囲のピクセル位置における評価値の傾向から、合わせマークの基準位置に一致した前記被検出画像における位置を推測することにより、合わせマークの基準位置をピクセル単位以下の分解能で求めることができ、高精度な合わせマーク検出が可能となる。
【0020】
本発明によると、合わせマークの2次元の基準位置を一度に高精度に検出することができる。また、合わせマークが形成されているウェハ等が回転したとしても、その影響を受けることなく合わせマークの基準位置を高精度に検出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ここでは、電子線描画装置におけるウェハの合わせマーク検出について説明する。また、合わせマークの対称中心が基準位置であるとして説明を行う。ただし、ここでの説明は単に本発明の一例についての説明であり、これにより本発明を限定することを意図するものではない。例えば、合わせマークの基準位置は、合わせマークの対称中心と既知の関係にある任意の位置を基準位置とすることが可能である。
【0022】
図1は、本発明による合わせマーク位置検出を行うための電子線描画装置の概略図である。電子銃11から放射された電子線12は、偏向器13により偏向され、図示しないレンズ系によって集束されて、ステージ20上に保持されたウェハ19に照射される。この電子線描画装置は、ウェハ19上に設けられた合わせマーク18を画像として検出するための機構として、電子検出器16、電子検出器16の出力を増幅する増幅器14、合わせマーク検出器15を備える。合わせマーク検出器15で検出された合わせマークのデータは描画制御系17に供給され、電子線描画の際に利用される。
【0023】
図2は、本発明によるテンプレート画像作成のための合わせマーク中心位置の検出処理を説明するフローチャートである。まず、ステップ210において、テンプレート画像を作成するための画像を取得する。テンプレート画像を作成するための画像取得に当たっては、偏向器13を制御して、電子線12によりウェハ19上に配置された十字や井桁の様な対称な合わせマーク18が含まれる領域を走査する。この電子線照射によって電子線12が照射されたウェハ19上の位置から発生される二次電子や反射電子を、電子検出器16により検出する。電子検出器16の出力は、増幅器14により増幅された後、画像データとして合わせマーク検出器15に入力される。なお、増幅器14の出力は、合わせマーク検出器15に入力される前に、画像のコントラストなどを調整するためにレベル設定が行われる。
【0024】
次に、ステップ220において、テンプレート画像を形成するための画像において合わせマーク位置を粗く求める。このステップ220において、合わせマークの基準位置を粗く求めた後、その結果の周辺において、合わせマーク程度の領域の大きさでステップ230の処理を行うことにより、処理時間の短縮及び周囲のパターンによらない正確な検出が可能となる。なお、ステップ220を省略して直ちにステップ230に進み、テンプレート画像を作成する画像の全領域に対して、テンプレートを作成するための画像における合わせマークの中心位置を求める処理を行うことも可能である。ステップ220を実行する方法の例としては、次の2つの方法がある。
【0025】
第1の方法は、合わせマークの形状の特徴を表す設計値に基づいて理想的なテンプレート画像を予め形成し、その画像を用いて合わせマークの中心位置を絞り込む方法である。理想的なテンプレート画像とは、例えば、合わせマークのマーク幅、マークの縦横の大きさにより形状が決定され、さらに、合わせマークと背景の画素値を2値化(多値化)して表すことによって作成されるものである。合わせマークの中心位置の絞り込みは、例えば、正規化相関により求める。
【0026】
第2の方法は、合わせマークの特徴量を用いる方法である。例えば、特徴量として分散を用い、分散を求めるフィルタの大きさを合わせマークの大きさ程度とし、このフィルタを画像の全ピクセルで移動させて計算する。フィルタを移動させることにより、フィルタに含まれる合わせマークの領域が変化する。そのため、合わせマークが含まれる領域が大きくなる程、分散値が高くなる。これを利用して、分散値の大きさが最も高くなる部分を合わせマークの中心位置として絞り込むことができる。
【0027】
なお、特徴量としては、分散以外に、例えば、微分値、エントロピー、パワースペクトルなどを用いてもよいし、複数の特徴量を組み合わせて用いてもよい。また、合わせマークの特徴量の大きさとなる領域を閾値法や予め与えておいた教師信号を基とした最短距離法などを用いることで合わせマークのみを抽出した後、合わせマークとして抽出された連結領域を取り出し、その重心位置を合わせマークの中心位置として絞り込むことができる。
【0028】
次に、図2のステップ230においてテンプレート画像の作成を行う。テンプレート画像においては、合わせマークの中心位置を求める必要がある。これを行う方法として、十字型や井桁型の様な180度回転させた場合に重なる回転対称な合わせマークの場合、例えば図4に示す方法がある。
図4は、ステップ230において行われる、合わせマーク40の中心位置を求める方法の一例を説明する図である。図5のフローチャートを用いて、図4に示した方法について説明する。図4(a)に示した画像42は、図2のステップ220で粗く求めた合わせマーク位置に基づいて切り出した、テンプレート画像を作成するための画像である。ステップ510において、テンプレート画像を作成するための画像42の中心位置41を中心に、縦横大きさAとなる上下左右対称な領域の画像43を図4(b)のように抽出する。次にステップ520において、その画像43を180度回転させて、図4(c)に示すように、仮のテンプレート画像44を作成する。
【0029】
次にステップ530において、仮のテンプレート画像44とテンプレート画像を作成するための画像42を正規化相関などでテンプレートマッチングさせて、図4(d)に示すように、最もマッチした位置(画像42中において画像44の中心位置に相当する位置)45を得る。続いて、ステップ540において、得られた位置45とテンプレート画像を作成するための画像42の中心位置41との中点を求める。この中点は合わせマークの中心位置46となり、ステップ550において、この位置46を中心に上下左右対称な領域を抽出し、これをテンプレート画像とする。
【0030】
ここでは、テンプレート画像を作成するための画像42の中心位置41が、それを180゜回転させた画像に基づく仮のテンプレート画像44と元の画像42とのテンプレートマッチングで位置45に移動することを検出し、位置41と位置45の中点46を合わせマーク40の対称中心として求めた。しかし、画像42の中心位置41に代えて、画像42から抽出された画像43中に含まれる任意の点、あるいは画像43と既知の位置関係にある任意の点に着目し、その点が画像42を180゜回転した画像44と元の画像42とのテンプレートマッチングでどこに移動するかを検出し、テンプレート画像を作成するための画像42上でその点の移動前後の中点を合わせマークの対称中点としても同じ結果が得られる。
【0031】
図6は、同一画像を用いて合わせマークの中心位置を求める他の方法の説明図である。先に、図4及び図5により、同一画像を用いて合わせマーク中心位置を求める方法について説明した。合わせマークが十字や井桁の様な3回以上の回転対称なマークの場合、図6に示す方法は、先に説明した画像を180度回転させる方法よりもノイズに強く、また、合わせマークの中心位置が正しく求められているかの検証が容易な方法である。この方法について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
【0032】
図7のステップ710において、テンプレート画像を作成するための画像60の中心位置61から縦横大きさAとなる画像を抽出する。次に、ステップ720において、その画像を90゜回転した仮のテンプレート画像62を作成する。続くステップ730では、作成した仮のテンプレート画像62とテンプレート画像を作成するための画像60とを正規化相関などでテンプレートマッチングさせ、ステップ740で最もマッチした位置D1を求める。このステップ720〜740の処理を3回繰り返し、180゜回転した画像、270゜回転した画像をそれぞれ仮のテンプレート画像63,64とした時のマッチング位置D2,D3を求める。次に、ステップ750からステップ760に進み、得られた3つの検出位置D1〜D3及びテンプレート画像を作成するための画像60の中心位置61からなる4点の重心位置65を求める。ステップ770では、この重心位置65を中心に上下左右対称な領域を抽出し、テンプレート画像を作成する。
【0033】
この方法は、1回の合わせマークの撮像で3回の合わせマーク検出を行うため、図4に示した180度回転させる方法と比較して、撮像時間を同等としながら、画像のノイズに強い合わせマーク中心位置検出を可能とする効果がある。さらに、画像60の中心位置61と検出位置D1〜D3は、合わせマーク検出が正確に行われている場合、正方形を形成することから、合わせマーク中心位置65が正しく求めることができたかを、点61,D1〜D3で形成される正方形の形状により検証することができる。
【0034】
また、ここでは、テンプレート画像を作成するための画像60の中心位置61が、それを90゜,180゜,270゜回転させた画像に基づく仮のテンプレート画像62,63,64と元の画像60とのテンプレートマッチングで位置D1,D2,D3に移動することを検出し、それらの重心位置65を合わせマークの対称中心として求めた。しかし、画像60の中心位置61に代えて、画像60から抽出された画像中に含まれる任意の点、あるいはその抽出画像と既知の位置関係にある任意の点に着目し、その点が仮のテンプレート画像62,63,64と元の画像60とのテンプレートマッチングでどこに移動するかを検出し、それらの重心を合わせマークの対称中点としても同じ結果が得られる。
【0035】
ここで、図2に戻る。ところで、合わせマークの中心位置としては、描画又は露光の精度上、サブピクセル単位以下の分解能が必要となる。しかし、図2のステップ230に関して図4〜図7で説明した方法では、合わせマークの中心位置をピクセル単位の分解能でしか求めることができない。一方、例えば、テンプレート画像を作成するための画像から合わせマークを含む領域を抽出してそれを仮のテンプレート画像とし、この仮のテンプレート画像を用い、評価値として相関値を採用して、テンプレート画像を作成するための画像とのテンプレートマッチングを行うと、図8に示すように、相関値は合わせマーク中心位置で最大となり、合わせマーク中心位置から離れるに従い小さくなる。そこで、図2のステップ240において、この手法を用いてサブピクセル以下の分解能で合わせマークの中心位置を求める。 ここでは、ステップ230で求められた合わせマークの中心位置が含まれるピクセルとその周辺のピクセルに対して、合わせマークを含む領域からなる仮のテンプレート画像を用いてテンプレートマッチングを行い、図9に示すように評価値を求める。こうして得られた評価値のうち、合わせマークの中心位置として求められた評価値が最も高いピクセル位置B0、及びその周辺のピクセル位置Biにおいて求められた複数の評価値から、それらの評価値の変化の傾向を、例えば、X軸方向及びY軸方向を同時に2次元の2次式により近似し、その近似式より、評価値が最大となる位置を求め、これを合わせマークの中心位置として推測することにより、合わせマークの中心位置をサブピクセル単位以下の分解能で求める。なお、近似式は、2次元の2次式以外にも別の次数の式や、X軸方向及びY軸方向を別々に1次元で近似する方法、スプラインなどで近似する方法など種々の方法が考えられ、そのいずれの方法を用いてもよい。
【0036】
次のステップ250では、ステップ240により求めたサブピクセル単位以下の分解能で表現された合わせマークの中心位置を基準に、テンプレート画像を作成するための画像よりテンプレート画像を抽出する。テンプレート画像の抽出に当たっては、ステップ240で求めた結果の整数部を用いて、図10に示すように、合わせマークの中心位置105をピクセル単位で丸めて、このマーク中心位置105が含まれるピクセル100のピクセル位置101を中心に上下左右対称に画像を抽出してテンプレート画像を形成する。小数部による残差106は補正値として記憶保持しておき、この補正値をパターン描画時にオフセットとしてフィードバックをかけるためや、合わせマーク検出結果に対して補正を行うために用いる。 あるいは、同様に、サブピクセル単位以下の分解能で合わせマークの中心位置105を求めた後、その位置が、テンプレート画像を作成するための画像の中心のピクセル位置となる様に、ステージ20を移動させて合わせマーク18を再撮像し、テンプレート画像を作成するための画像の中心位置から上下左右対称な領域を抽出することにより最終的なテンプレート画像を形成してもよい。
【0037】
ステップ210からステップ250までの処理によって合わせマークの位置が既知のテンプレート画像が得られると、次にステップ260に進み、そのテンプレート画像を用いたマーク検出を行う。ステップ210〜250で形成されたテンプレート画像は合わせマーク検出器15に保持され、マーク検出を行うとき、検出の対象とする合わせマークを走査して、そこで得られた信号を被検出画像として合わせマーク検出器15に入力する。その後、テンプレート画像と被検出画像を対象として、例えば正規化相関を行い合わせマーク検出を行う。ステップ270において全ての合わせマークの検出が終了したと判定されるまで、ステップ260の処理を繰り返す。なお、次のウェハで合わせマーク検出を行う場合は、合わせマーク検出器15に保持されているテンプレート画像を用いることによりステップ210〜250を省略し、ステップ260〜270の処理のみを行ってもよい。
【0038】
これまで、テンプレート画像を作成するために取得した画像から合わせマークの位置が既知のテンプレート画像を形成する方法について説明してきた。ところで、これまで説明したテンプレート画像を作成するための画像及びこれと同一の画像を回転させて合わせマークを検出する方法、及び複数の評価値を近似することにより合わせマークの中心位置をサブピクセル単位以下の分解能で求める方法は、上記説明の様にテンプレート画像を形成するために合わせマークの中心位置を求めるためのみではなく、描画や露光のために直接、合わせマークの中心位置を検出するために利用することも可能である。
【0039】
この場合の基本的な処理は、図3のフローチャートに示す通りである。すなわち、最初にステップ310において合わせマーク検出を行う被検出画像を取得する。具体的には、マーク検出の対象とする合わせマークを走査して、そこで得られた信号を被検出画像として合わせマーク検出器15に入力する。次に、ステップ320で被検出画像において合わせマーク位置を粗く求め、ステップ330において被検出画像において合わせマーク位置を求める。次に、ステップ340において被検出画像において合わせマーク位置をピクセル以下の分解能で求める。この処理をステップ350において、全マークの検出が終了したと判定されるまで繰り返す。
【0040】
図3のステップ310,320,330,340は、それぞれ図2のステップ210,220,230,240に対応し、図2の場合と同様の処理を行う。ステップ330は、図5あるいは図7に詳細を示したフローチャートに従って行われることも同様である。ただし、描画や露光のために合わせマークの中心位置を検出する場合には、図5のステップ550の処理、図7のステップ770の処理は除く。各ステップにおける具体的な処理の方法は、テンプレート画像作成の場合と同じであり、説明が重複するので省略する。
【0041】
以上、本発明を電子線描画装置におけるウェハの合わせマーク検出に適用する場合について説明してきた。しかし、本発明の適用は電子線描画装置における合わせマークの検出だけに限られるわけではない。例えば、図14に概略を示す光露光装置における合わせマークの検出に適用することも勿論可能である。光露光装置は、光源1401からの露光光で照明されたレチクル1402の像を投影光学系1403によってフォトレジスト等の感光材が塗布された半導体ウェハ等の基板(試料)1404上に投影露光する装置である。
【0042】
基板1404は移動ステージ1405に保持されており、レチクル1402の投影領域に対して基板1404の露光領域が正確に一致するように移動ステージ1405が精密制御される。基板1404には、合わせマーク1406が形成されており、この合わせマーク1406の位置を基板アライメント顕微鏡1411、CCDカメラ等の撮像装置1414を含むアライメント光学系で検出することにより、移動ステージ1405の制御が行われる。基板1404上の合わせマーク1406は、基板アライメント顕微鏡1411、ミラー1412、リレーレンズ1413を介して撮像装置1414で撮像され、撮像装置から出力される画像データが合わせマーク検出器1415に供給される。合わせマーク検出器1415では、今まで電子線描画装置に関連して説明してきたのと同様の処理を行って合わせマーク1406の位置を検出し、ステージ制御系1416はその検出結果に基づいてステージ駆動部1417を制御し、基板1404の位置合わせを行う。
【0043】
上記の電子線描画装置や光露光装置以外にも、合わせマークを検出する必要のある装置、例えばウェハに形成されたパターンに対して合わせマークを基準にして指定される箇所の寸法計測を行う走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、あるいは微細加工を行う集束イオンビーム加工装置などにおける電子線画像、イオンビーム画像、X線画像などに対しても、本発明は同様に適用することが可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明によると、半導体製造工程による合わせマークの形状のばらつきの影響を受けずに装置内の絶対座標系における高精度な合わせマークの基準位置検出が可能となる。また、合わせマークの基準位置をピクセル単位以下の分解能で求めることができるため、高精度な合わせマーク検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子線描画装置の該略図。
【図2】テンプレート画像作成のための合わせマーク中心位置の検出フローチャート。
【図3】描画(露光)などのための合わせマーク中心位置検出フローチャート。
【図4】合わせマークの中心位置を求める方法の一例の説明図。
【図5】合わせマークの中心位置を求める方法の一例のフローチャート。
【図6】合わせマークの中心位置を求める方法の他の例の説明図。
【図7】合わせマークの中心位置を求める方法の他の例のフローチャート。
【図8】相関値の傾向例を示す図。
【図9】合わせマークの中心位置をピクセル単位以下の分解能で求めるための説明図
【図10】合わせマークの中心位置をピクセル単位で丸めた時に生じる残差の説明図。
【図11】設計値に基づいて作成した合わせマークと実際の合わせマークの説明図。
【図12】作業者により抽出されたテンプレートの説明図。
【図13】設計値に基づいて作成されたテンプレートの説明図。
【図14】光露光装置の概略図。
【符号の説明】
11…電子銃、12…電子線、13…偏向器、14…増幅器、15…合わせマーク検出器、16…電子検出器、17…描画制御系、18…合わせマーク、19…ウェハ、20…ステージ、40…合わせマーク、41…画像の中心位置、42…テンプレート画像を作成するための画像又は被検出画像、43…中心位置から上下左右対称に抽出した領域、44…仮のテンプレート画像、45…最もマッチした位置、46…マーク中心位置、60…テンプレート画像を作成するための画像又は被検出画像、61…画像の中心位置、62〜64…仮のテンプレート画像、65…重心位置、100…マーク中心位置が含まれるピクセル、101…ピクセル位置、105…マーク中心位置、106…丸め誤差、110…実際の合わせマーク、111…設計値に基づいて作成された合わせマーク、1401…光源、1402…レチクル、1403…投影光学系、1404…基板、1405…移動ステージ、1406…合わせマーク、1411…基板アライメント顕微鏡、1412…ミラー、1413…リレーレンズ、1414…撮像装置、1415…合わせマーク検出器、1416…ステージ制御系、1417…ステージ駆動系、T1,T2…テンプレート画像、M1,M2…合わせマーク、P1…合わせマークの中心位置

Claims (2)

  1. テンプレート画像を用いて試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、試料から合わせマークを含む被検出画像を取得するステップと、前記被検出画像のうち前記合わせマークを含む部分領域の画像を仮のテンプレート画像として前記被検出画像から前記合わせマークを検出する際に得られる評価値のうち、最も高い評価値が得られるピクセル位置及びその周囲のピクセル位置における評価値の傾向から、前記被検出画像における前記合わせマークの基準位置を推測するステップと、前記合わせマークの基準位置をピクセル以下の分解能で検出し、前記基準位置をピクセル単位で丸め、前記基準位置が含まれるピクセルを基準にテンプレート画像を抽出するとともに丸めにより切捨てた分を補正値として保持し、前記テンプレート画像及び前記補正値を用いて試料に形成された合わせマークの基準位置を検出するステップとを有することを特徴とする合わせマーク検出方法。
  2. テンプレート画像を用いて試料に形成された合わせマークを検出する合わせマーク検出方法において、試料から合わせマークを含む被検出画像を取得するステップと、前記被検出画像のうち前記合わせマークを含む部分領域の画像を仮のテンプレート画像として前記被検出画像から前記合わせマークを検出する際に得られる評価値のうち、最も高い評価値が得られるピクセル位置及びその周囲のピクセル位置における評価値の傾向から、前記被検出画像における前記合わせマークの基準位置を推測するステップと、前記合わせマークの基準位置をピクセル以下の分解能で検出し、前記基準位置がテンプレート画像の基準位置となるように試料から合わせマークを含む被検出画像を再取得し、前記再取得した被検出画像からテンプレート画像を抽出するステップとを有することを特徴とする合わせマーク検出方法。
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