JP4162080B2 - Diagnosis device and decency method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばタイヤの構成部材であるコード入りベルト、特にタイヤに構成されたときにコードが回転中心軸方向に対して90度に近い高角度に埋設されることになるいわゆる高角度ベルトなどを製造するための連続部片の才断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高角度ベルトを用いたタイヤが製造されているが、この高角度ベルトは、例えば図3にその製造装置1を示すように、平行に配列された複数本のスチールコードにゴムをコーティングした狭幅の連続した帯状部片を第1の搬送手段4を介して才断テーブル2上に搬送し、その位置で帯状部にカッターの可動刃20を落下させて所定幅かつ高角度で才断し、才断片を第2の搬送手段5により回転する大径の貼付ドラム3に搬送して巻き付けるとともに互いに接合する。その動作を繰り返すことで張付けドラム3上にベルトを形成し、形成されたベルトを巻取装置により貼付ドラム3から剥ぎ取って巻取ロールに巻き取る等などして製造している。
【0003】
ところで、以上の従来のベルトの製造装置においては、連続部片が高角度で才断される際に切り離される側の部片の保持は行われていない。即ち、低角度、または直角に才断される部片については、才断に伴う挙動は少なく特に強制的に保持しておくことなく切り離してそのまま搬送しても、接合等のための位置決めはそれほど問題とならないが、75゜〜86゜となるような高角度才断においては、切り離される側の鋭角端は、才断時の部片保持がないと才断時にワイヤーのトーション、被覆されているゴムの収縮等により僅かにずれ(1mm程度)を生じ、また、高角度に才断されているために、ワイヤー被覆ゴムの耳にあたる部分がコヨリ状に尖り、切り離される部片の鋭角端がカッター刃と支持テーブル等に挟まり、同部片の搬送時に引きずられさらに形状を変形させるという問題が生じ、そのため、才断片を巻き取りかつ才断片同士を接合する際に誤差が生じ高角ベルトの製造が困難になるという問題がある。
【0004】
そこで、所定の角度をもって切断する際に、コード部片を保持しておくために、カッターを切断下刃と切断上刃(回転刃)とで構成し、切断下刃に複数個の空気吸引孔を等間隙で設け、シ−ト状態のタイヤ部材用コード部片(原反)をコードに対して或る角度をもって切断するときに、前記コード部片を切断下刃の上に載せ、空気吸引孔から空気を吸引して前記コード部片を切断下刃に固定し、その状態で切断上刃(回転刃)と切断下刃とにより同コード部片を切断することが行われている(特許文献1)。
【0005】
しかしながら、切断下刃の空気吸引孔でタイヤ部材用コード部片を保持しておくだけでは、75゜〜86゜となるような高角度才断においては、切り離される側の鋭角端は細く十分に吸引することはできないから前記従来の問題は解決できない。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−232386号公報(段落番号「0010」、段落番号「0012」、図1,図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来の問題を解決するためなされたものであって、その第1の目的は、連続部片を高角度で才断する際に切断部片の変形や位置ずれをなくして高角度ベルトの製造を容易に行えるようにすることである。
また、第2の目的は、連続部片を高角度で才断する際に切断部片の変形や位置ずれを簡易な構成により実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、連続部片から所定幅の才断片を高角度で才断する才断装置であって、固定刃及び可動刃を備えたカッター、固定刃に隣接配置され連続部片を保持する才断テーブル、前記才断テーブルを固定刃に沿って上下動自在に支持する弾性支持体、前記才断テーブルが前記可動刃に押下されて所定位置に下降したとき該才断テーブルを係止するための係止手段、及び前記係止手段の係止を解除する手段、を備えたことを特徴とする才断装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された才断装置において、前記才断テーブルはその連続部片支持面に開口した複数の真空吸引口を備え、連続部片を吸着保持することを特徴とする才断装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2のいずれかに記載された才断装置において、前記才断テーブルを係止する係止手段は、前記才断テーブルに対し進退自在な才断テーブル当接面を備え、前記才断テーブルを固定刃の側面に押圧付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする才断装置である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された才断装置において、前記係止手段の前記才断テーブル当接面は前記才断テーブルの側部に係止する段部を備えていることを特徴とする才断装置である。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された才断装置において、才断後の才断片を吸着保持して前記テーブルから搬送する手段を備えたことを特徴とする才断装置である。
請求項6の発明は、連続部片を才断テーブル上に配置する工程、連続部片を才断テーブルに吸着保持する工程、可動刃を下降し、連続部片を才断テーブル上に押圧しつつ才断テーブルを下降し才断する工程、所定位置に下降した前記才断テーブルを係止する工程、及び可動刃を上昇する工程、からなることを特徴とする才断方法。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の連続部片才断装置の1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の連続部片才断装置の1実施形態を概略的に示す平面図であり、図2A〜2Dは才断装置における才断の過程をそれぞれ概略的に示した側面図である。。
図1中、40は才断テーブル即ちバキュームテーブルであって、その表面には該テーブル上に載置された才断片を真空で吸着保持するため、図示しない真空源に連通した多数の小孔が設けられており、全体は図示のように略矩形をなしている。また、図2の各図に示すように、その下端は例えばバネなどを用いた任意の弾性支持体50によって支持されており、上方から可動刃20で押下することで下降(本実施形態では約10mm程度)することができるように、上下動自在に構成されている。また、バキュームテーブル40は、その一側部はカッターの固定刃30側面に接し、かつ他側部はバキュームテーブル保持手段60によって常に押圧されて前記固定刃30と前記保持手段60によって挟持された状態に維持されている。
【0010】
バキュームテーブル保持手段60は、シリンダ61、シリンダロッド62及びシリンダロッド62の先端に設けられバキュームテーブル40の側部を常に押圧するように作用するアタッチメント63からなっている。このアタッチメント63は例えばナイロン(登録商標)等の合成樹脂製のバキュームテーブル40当接面63aを有し、この当接面63aは、図2A〜2Dに示すように、アタッチメント63側の表面に窪みまたは段部64が形成されている。この段部64は、バキュームテーブル60が下降するカッターの可動刃20の先端部で押下されて前記弾性支持体の弾発力に抗して下降しとき、その下死点においてバキュームテーブル40の角と係合して同テーブルの上動を防ぐロックとして働く。
【0011】
次に、以上のように構成された本発明の連続部片の才断装置の動作について説明する。
図1において、まず、才断するための連続部片Mは例えば図示しない押出機により図右上の部分から右下に向かって、カッターの固定刃30に対し例えば75゜〜86゜傾斜した経路を押し出し搬送され、固定刃30上を通過してバキュームテーブル40上まで搬送されると、バキュームテーブル40は連続部片Mを真空吸着して保持し、その状態でカッターの可動刃20を下降させ所定幅で才断する。
つまり、カッターの可動刃20は図2Aの状態から下降して連続部片Mに接触した後、図2Bに示すように、さらに連続部片Mをバキュームテーブル40との間で拘束した状態で弾性支持体50の弾発力に抗して押し下げ連続部片Mを完全に切断する。
【0012】
カッターの可動刃20がその下降の下死点に達すると、図2Cに示すように、バキュームテーブル40の上端部はバキュームテーブル保持手段60のアタッチメント63の当接面63aの段部64の位置に達する。ここで、前記アタッチメント63はシリンダ61により常にバキュームテーブル40側に付勢されているため、その段部64はバキュームテーブル40側に前進してその側部に係合する。
【0013】
この状態でカッターの可動刃20は上昇ストロークを開始すると、図2Dに示すように、カッターの可動刃20は上昇するが、バキュームテーブル40はその位置において下から弾性支持体50の弾発力を受けてその上端部が前記段部64に押し付けられた状態、つまりロック状態に保持される。
また、才断片はそのままバキュームテーブル40上に真空吸着されたまま保持される。
カッター刃23の上昇後、シリンダ61を作動させてロッド62を後退させてバキュームテーブル40とアタッチメント63との係合を外すと、バキュームテーブル40は弾性支持体50の弾発力で元の位置まで上昇する。
【0014】
バキュームテーブル40に吸引保持された才断片Mは、次に、例えば、先端にマグネット(永久磁石)を備えた吸着ハンドで吸着し所定の位置に搬送される。つまり、マグネットは例えば鉄などの磁力線が透過可能な材料できたケーシング内に収納され、才断片Mの吸着位置ではケーシング内を下降して才断片Mのスチールワイヤーに作用してこれを吸引し、解放位置ではケーシング内を上昇して才断片Mを解放するように構成されている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1ないし3,6に対応する効果;才断テーブルをカッターの可動刃で上下自在にする簡易な構成により、連続部片を完全に拘束状態で才断するため、高角度で才断しても従来のように才断時にズレたり或いはワイヤー被覆ゴムの耳に当たる部分がコヨリ状に尖ってカッターの固定刃とテーブルとの間に挟まる等の問題を完全に防止することができる。
請求項4に対応する効果;才断後にカッターの可動刃が離れた状態においても、才断片を才断テーブル上にそのまま保持しておくため才断片が妄りにずれるたり変形したりすることがない。
請求項5に対応する効果;才断片を正しく位置決めされた状態で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る才断装置の概略平面図である。
【図2】図1に示す才断装置の概略側面図で、カッターによる各才断工程を示す図である。
【図3】前記才断装置の適用例である従来の高角度ベルトの製造ラインを概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
1…高角度ベルト製造装置、2…才断テーブル、3…張付けドラム、4…第1の搬送手段、5…第2の搬送手段、20…可動刃、30…固定刃、40…バキュームテーブル、50…弾性支持体、60…バキュームテーブル保持手段、63…アタッチメント、64…段部、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, for example, a corded belt that is a constituent member of a tire, in particular, a so-called high-angle belt in which a cord is embedded at a high angle close to 90 degrees with respect to the rotation center axis direction when configured in a tire. The present invention relates to a continuous piece cutting device.
[0002]
[Prior art]
Tires using high-angle belts have been manufactured. This high-angle belt has a narrow width in which rubber is coated on a plurality of steel cords arranged in parallel as shown in FIG. The continuous strip-shaped piece is transported onto the cutting table 2 via the first transporting means 4, and the
[0003]
By the way, in the above conventional belt manufacturing apparatus, the side piece to be separated when the continuous piece is cut at a high angle is not held. In other words, for a piece cut off at a low angle or at a right angle, there is little behavior associated with the cut, and positioning for joining etc. is not so much even if it is separated and transported without holding it forcibly. There is no problem, but in high-angle cuts such as 75 ° to 86 °, the acute angle end on the side to be cut off is covered with the torsion of the wire at the time of cut-off unless there is a piece holding at the time of cut-off. Due to the shrinkage of the rubber, etc., it is slightly displaced (about 1mm), and since it is cut off at a high angle, the wire-covered rubber has a sharp edge at the edge, and the sharp end of the piece to be cut off is a cutter. There is a problem that it is sandwiched between the blade and the support table and dragged when the same piece is transported, and the shape is further deformed, so that an error occurs when winding the talent pieces and joining the talent pieces together. There is a problem that the elephant becomes difficult.
[0004]
Therefore, in order to hold the cord piece when cutting at a predetermined angle, the cutter is composed of a cutting lower blade and a cutting upper blade (rotating blade), and a plurality of air suction holes are formed in the cutting lower blade. When the sheet member cord piece (raw fabric) is cut at a certain angle with respect to the cord, the cord piece is placed on the lower cutting blade, and air is sucked. Air is sucked from the hole to fix the code piece to the cutting lower blade, and in that state, the code piece is cut by the cutting upper blade (rotating blade) and the cutting lower blade (Patent) Reference 1).
[0005]
However, if the tire member cord part piece is simply held by the air suction hole of the cutting lower blade, the sharp angle end on the side to be cut off is sufficiently thin in high angle cutting such as 75 ° to 86 °. Since the suction cannot be performed, the conventional problem cannot be solved.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-232386 (paragraph number “0010”, paragraph number “0012”, FIGS. 1 and 2)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve the conventional problems as described above. The first object of the present invention is to prevent deformation and misalignment of a cut piece when cutting a continuous piece at a high angle. It is to make it easy to manufacture a high-angle belt without it.
The second object is to realize the deformation and displacement of the cut piece with a simple configuration when cutting the continuous piece at a high angle.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
According to a second aspect of the present invention, in the decisive device described in the first aspect, the decisive table is provided with a plurality of vacuum suction openings opened in the continuous part supporting surface, and sucks and holds the continuous part. It is a decisive device.
According to a third aspect of the present invention, in the deciding apparatus according to any one of the first and second aspects, the locking means for locking the deciding table is a deciding table that is freely movable relative to the deciding table. A decisive device comprising a contact surface and urging means for urging the decisive table against a side surface of a fixed blade.
According to a fourth aspect of the present invention, in the decisive device according to any one of the first to third aspects, the decisive table contact surface of the locking means is a stepped portion that is engaged with a side portion of the deliberate table. It is a wisdom device characterized by comprising.
The invention according to
The invention of claim 6 includes the step of placing the continuous piece on the cutting table, the step of holding and holding the continuous piece on the cutting table, the movable blade is lowered, and the continuous piece is pressed onto the cutting table. A deciding method comprising: a step of lowering a genius table while making a decision, a step of locking the decency table lowered to a predetermined position, and a step of raising a movable blade.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
One embodiment of the continuous part piece cutting apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view schematically illustrating an embodiment of a continuous piece piece cutting apparatus according to the present invention, and FIGS. 2A to 2D are side views schematically showing a process of cutting in the cutting apparatus. is there. .
In FIG. 1,
[0010]
The vacuum
[0011]
Next, the operation of the continuous piece cutting apparatus of the present invention configured as described above will be described.
In FIG. 1, first, a continuous piece M for making a decision has a path inclined by, for example, 75 ° to 86 ° with respect to the fixed
That is, after the
[0012]
When the
[0013]
When the
In addition, the talent piece is held on the vacuum table 40 while being vacuum-sucked.
After the
[0014]
Next, the talented piece M sucked and held on the vacuum table 40 is next sucked by a suction hand having a magnet (permanent magnet) at the tip and conveyed to a predetermined position. That is, the magnet is housed in a casing made of a material that can transmit magnetic lines of force, such as iron, and descends in the casing at the adsorption position of the age piece M, acts on the steel wire of the age piece M, and sucks it. In the release position, the inside of the casing is raised to release the old piece M.
[0015]
【The invention's effect】
Effects corresponding to
The effect corresponding to claim 4; even when the movable blade of the cutter is separated after the decree, the fragile piece is kept on the deciding table as it is, so that the fragile piece is not deceived or deformed. .
The effect corresponding to claim 5; the talent piece can be conveyed in a correctly positioned state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view of a gifting apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of the deciding apparatus shown in FIG. 1 and showing each deciding process by a cutter.
FIG. 3 is a plan view schematically showing a conventional production line for a high-angle belt, which is an application example of the device for decisiveness.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記才断テーブルはその連続部片支持面に開口した複数の真空吸引口を備え、連続部片を吸着保持することを特徴とする才断装置。In the deception apparatus according to claim 1,
The decisive table is provided with a plurality of vacuum suction openings opened in the continuous piece support surface, and sucks and holds the continuous pieces.
前記係止手段の前記才断テーブル当接面は前記才断テーブルの側部に係止する段部を備えていることを特徴とする才断装置。In the scoring device according to any one of claims 1 to 3,
The succession device according to claim 1, wherein the contact surface of the succession table includes a stepped portion that is engaged with a side portion of the succession table.
連続部片を才断テーブルに吸着保持する工程、
可動刃を下降し、連続部片を才断テーブル上に押圧しつつ才断テーブルを下降し才断する工程、
所定位置に下降した前記才断テーブルを係止する工程、及び
可動刃を上昇する工程、
からなることを特徴とする才断方法。Placing a continuous piece on a decisive table;
A process of adsorbing and holding the continuous pieces on the decisive table;
A step of lowering the movable table and lowering the decisive table while depressing the continuous piece on the deliberate table,
A step of locking the decisive table lowered to a predetermined position, and a step of raising the movable blade,
A decency method characterized by consisting of:
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