JP4157711B2 - Flower pot and method for producing the same - Google Patents
Flower pot and method for producing the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP4157711B2 JP4157711B2 JP2002051039A JP2002051039A JP4157711B2 JP 4157711 B2 JP4157711 B2 JP 4157711B2 JP 2002051039 A JP2002051039 A JP 2002051039A JP 2002051039 A JP2002051039 A JP 2002051039A JP 4157711 B2 JP4157711 B2 JP 4157711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- sawdust
- fertilizer layer
- flower pot
- outer shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植木鉢およびその製造方法にかかるものであって、特に、肥料層部を有する植木鉢およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の植木鉢は、陶土またはプラスチックによって製造される容器状のものであって、使用の際には、容器内に十分な量の土を収容させるとともに、その土に所望の植物を植栽するものであるが、当該植物を生育するためには、水を与えることはもちろんのこと、化学肥料または天然肥料なども定期的に与えなければならなかった。また、近時では、ガーデニング等の流行により、マンションのベランダのような比較的狭いスペースにおいても植物を生育させることが多く、小型の植木鉢を使用する頻度が高くなってきている。
【0003】
一方、コーヒー抽出粕については、コーヒー飲料等の加工品を製造する段階で多量に排出されるものの、これらは産業廃棄物として処理されることとなるのであるが、その対応に苦慮しているのが現状であった。そこで、例えば、特開平10−95975号公報または特開平11−228266号公報において開示されるように、コーヒー抽出粕からタンニンを除いて農業用有機資材を製造する方法や、堆肥発酵補助資材により発酵有機質堆肥を製造する方法があった。上記の技術のうち、前者にあっては、リグニン分解活性を有する微生物を使用して、タンニンやカフェインを分解するものであり、また、後者にあっては、堆肥化素材と堆肥発酵補助資材との混合物を堆肥化するものであって、堆肥化素材としてコーヒー抽出粕が、堆肥発酵補助資材として繊維性農産廃棄物が、それぞれ使用されているのであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の植木鉢では、単に植木用の土等を収容するための容器に過ぎず、与えた水の一部を排出できる排水口が設けられていることのみが植木鉢としての特徴であった。また、小型の植木鉢にあっては、土等を収容できる量も少なく、化学肥料または天然肥料を与える分量も僅少となるため、一般的に市販されている化学肥料等を購入した場合には、その全部を使用できずに残った化学肥料等の処理に苦慮していた。また、使用の途中であっても、その保管場所や保管方法に困惑しているのが実情であった。
【0005】
一方、コーヒー抽出粕の利用に関する従来技術のうち、前者にあっては、特殊な微生物を使用するため汎用性に欠けることとなり、また、後者にあっては、堆肥化素材を発酵させる必要性があるため、長期間(1ヶ月〜6ヶ月)を要するものであった。そして、これらの技術は、コーヒー抽出粕を農業用有機資材や堆肥を製造するためのものであって、製造された農業用有機資材または堆肥の用途は従来どおりであり、これら堆肥等の有効な使用方法について提案するものではなかった。即ち、上記技術によって製造された農業用有機資材または堆肥は、これを使用する者の判断に委ねられていた。
【0006】
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、コーヒー抽出粕を直ちに使用できる植木鉢のほかに、肥料の添加を必要としない植木鉢を提供するとともに、これらの製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
植木鉢にかかる本発明は、底面に水抜き穴を有するとともに植木鉢の外側表面を構成する外形部と、コーヒー抽出粕およびおが屑を混合させてなる混合物を澱粉を主成分とする接着剤によって一体的に成形されて、この外形部の内側に着脱可能に嵌入された肥料層部と、この肥料層部の内部に設けられた中空の収容部と、この収容部が上部で開口する開口部と、上記収容部が上記外形部の水抜き穴に連通する排水部とを備え、上記外形部は、おが屑を添加してなるモルタルで構成されたことを特徴とする植木鉢を要旨としている。
【0008】
また、本発明は、底面に水抜き穴を有するとともに植木鉢の外側表面を構成する外形部と、コーヒー抽出粕およびおが屑を混合させてなる混合物を澱粉を主成分とする接着剤によって成形された肥料層部と、この肥料層部の内部に設けられた中空の収容部と、この収容部が上部で開口する開口部と、上記収容部が上記外形部の水抜き穴に連通する排水部とを備え、上記外形部は、おが屑を添加してなるモルタルで構成され、かつ、上記肥料層部の外側表面に該外形部を打設して両部を一体的に形成されてなることを特徴とする植木鉢をも要旨としている。
【0009】
そして、上記の植木鉢の肥料層部を、コーヒー抽出粕およびおが屑を重量比1:1で混合し、これに少量の化学肥料および天然肥料が添加されてなる肥料層部とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の植木鉢は、図1に示すように、その外側表面を構成する外形部1と、当該外形部1の内部に嵌入される肥料層部2とで構成されており、外形部1には、その底部に水抜き穴11が設けられており、一方、肥料層部2には、植物生育用の土を収容するための収容部21と、余分な水を除去するための排水部22が設けられ、収容部21の上部は大きく開口する開口部23と、排水部22の下端は、外形部1の水抜き穴11の付近で開口する排水口24が設けられている。
【0012】
肥料層部2の全体は、コーヒー抽出粕とおが屑を重量比1:1の割合で混合し、この混合物を澱粉糊によって一体的に成形されたものであって、その全体形状は、外形部1に嵌入できるように構成されている。また、外形部1は、プラスチック製であり、一般的な植木鉢と同等の大きさに設けられており、上記肥料層部2を外形部1に嵌入して使用するように構成されているのである。そして、肥料層部2を外形部1に嵌入した状態で、通常の植木鉢と同様の外観を呈することとなるのである。さらに、上記肥料層部2は、外形部1に対して着脱が可能であり、かつ、澱粉糊で一体化されていることから、植栽した植物が十分に生育した後に、肥料層部2を離脱させることによって、同一の外形部1に別の肥料層部2を嵌入することができ、これにより、また新たな植木鉢として使用することが可能となるのである。
【0013】
ここで、コーヒー抽出粕、おが屑および澱粉を集合させることによって植物の生育が向上するものである。その原因については、発明者において詳しく把握されていないものの、上記三要素の相乗効果によるものと考えられる。即ち、澱粉糊の主成分である澱粉は、吸水性に富んでおり、おが屑やコーヒー抽出粕に含まれる水分を吸水するものと考えられる。また、焙煎されたコーヒー豆は、多数の微細な孔を有しており、この微細孔は空気を保有しているものと考えられる。そして、おが屑を加えることによって微生物の活動を可能にするものと考えられる。このおが屑には、人為的に微生物を加えることも可能であるが、屋外に放置されたものを使用することによって、自然繁殖した微生物の生息するおが屑を添加することができる。そして、水と空気と栄養を与えられた微生物は、活動を活発にしてコーヒー抽出粕を発酵させているものと推測される。
【0014】
このように、微生物がコーヒー粕を発酵させて植物の生育を盛んにすると考える根拠として、発明者は、自然界に放置したおが屑にコーヒー抽出粕を添加し、これを混合して路地により生育させている植物の土に添加したところ、その効果は十分に発揮されたことを確認した。そして、本実施形態では、植木鉢として上記の条件を再現したものである。従って、一般的に植物を生育させる場合と同様に、上記三要素に化学肥料や天然肥料を添加することにより、植物の生育を一層効果的にすることとなるのである。
【0015】
上記のような植木鉢を使用する場合、収容部21に植物を生育させるための土を封入し、この土に植物を植栽することにより、その後は、適宜間隔で水だけを補給するようにすれば十分となる。即ち、植物が成長する過程において、根が発育することとなり、この根が、肥料層部に侵入しつつ栄養分を吸収することとなるのである。即ち、肥料層部2は、主としてコーヒー抽出粕とおが屑とで構成されているため、植物の根は、容易に肥料層部2の内部に侵入することができるのである。そして、この肥料層部2の内部に存在する堆肥化されたコーヒー抽出粕から、欲する栄養を吸収することとなり、また、化学肥料または天然肥料を添加した場合は、当該肥料から、必要な栄養を吸収することとなるのである。
【0016】
また、肥料層部2に設けられる収容部21の大きさは、生育させるべき植物の種類に応じて変更することができ、小型の植物を生育させる場合は、収容部21を小さくし、比較的大型の植物または根の発育が活発な植物を生育する場合は、大きくすることによって、好適な環境を構築することができるのである。なお、肥料層部2は、外形部1に着脱可能であるため、必要に応じて適宜交換することができることとなる。
【0017】
ここで、上記の状況を確認するため、肥料層部2を使用して十分に生育した植物について、当該肥料層部2を割って確認したところ、肥料層部2のほぼ全体に至る範囲に根が侵入していた。この状態を示したのが図2である。この結果から、肥料層部2は、非常に多くの空間を内在させており、いわゆるスポンジ状となっているため、簡単に根が侵入することができたものであることを確認することができた。そして、生育に必要な水だけを補給させているのであるが、上述のとおりスポンジ状の肥料層部2に水分が侵入し、保水効果を発揮すると同時に、澱粉による吸水効果によっても保水されることとなるのである。
【0018】
次に、第二の実施形態について説明する。本実施形態は、おが屑とモルタルとを混錬してなるおが屑入りモルタルによって、外形部を構成したものであって、図3に示すように、当該外形部101と肥料層部102とが一体的に構成されている。また、肥料層部102は、第一の実施形態と同様に、コーヒー抽出粕とおが屑とを澱粉糊で固めたものであり、また、これに化学肥料若しくは天然肥料を添加したものである。この肥料層部102を予め成形器等によって所定形状に成形しておき、この肥料層部102の外側表面におが屑入りモルタルを打設することによって、両者を一体的に構成しているのである。
【0019】
上記のように構成することにより、外形部101の内部には、第一の実施形態と同様の肥料層部102を設けることができると同時に、モルタルの重量により、全体を重くすることができるのである。また、第一の実施形態の外形部1は、プラスチック製のものであるところ、風化することなく最終処分が困難であるが、本実施形態の外形部101は、おが屑のほかに鉱物質を主とするモルタルによって構成されているため、プラスチックに比較して容易に処分できるものである。
【0020】
次に、上記植木鉢の製造方法について説明する。まず、第一の実施形態の製造方法について説明する。十分に乾燥したコーヒー抽出粕に対して、同じ重量分のおが屑を添加して十分に混ぜ合わせる。この混合物に対して、澱粉糊を温水にて溶解させて澱粉糊の水溶液を設け、上記混合物に澱粉糊水溶液を加えて混錬する。このとき、混合物に対して澱粉糊水溶液を徐々に添加し、混合物全体に澱粉糊水溶液が浸透した状態で成形型に充填する。成形型は、図4に示すように、嵌入を予定する植木鉢の外形部の形状に合わせて本体部31が設けられており、内部には既述の収容部21および排水部22に相当する中子32,33が設けられている。この中子32,33は、上記混錬物を充填する際に装着でき、離型時に離脱させることができるように、例えば、図示のような雄ねじ34と雌ねじ35とによって着脱可能に設けられている。
【0021】
そして、上記成形型の本体部31に上記混錬物を充填した後、この本体部31から一方の中子33を離脱させたうえで離型し、混錬物を冷却および乾燥することによって固化(またはゲル化)させるのである。ここで、混錬物の固化(またはゲル化)は、澱粉糊が冷却または乾燥することによって固化(またはゲル化)することに委ねられており、混合されるコーヒー抽出粕およびおが屑は、この澱粉糊によって接着されつつ一体的な形状を形成することとなる。これで肥料層部の製造を完了する。
【0022】
また、上記のように肥料層部を製造する過程において、化学肥料または天然肥料を添加することも可能である。この場合、コーヒー抽出粕とおが屑とを混合した後の段階で、化学肥料または天然肥料を添加し、これを混合するのである。そして、化学肥料または天然肥料の添加は、数回に分けて化学肥料または天然肥料を少量ずつ添加するのであるが、これが所望の分量に達するまで繰り返し混合するのである。続いて、上記と同様に成形型に充填した後、冷却および乾燥によって固化(またはゲル化)させて、肥料層部の製造を完成させる。
【0023】
上記のように、完成した肥料層部を所定の外形部に嵌入することによって植木鉢を構成させるのである。なお、外形部は、プラスチック製の成形品であり、市販されている一般的な植木鉢をもって、本実施形態の外形部とすることが可能である。そして、そのような外形部を使用する場合、肥料層部の外形を、当該植木鉢によって成形することができる。なお、この種の植木鉢を外形部とすることによって、肥料層部のみを提供することにより、本実施形態と同様の植木鉢を個々で構成することが可能となる。
【0024】
次に、第二の実施形態の製造方法について説明する。本実施形態の製造方法は、概ね第一の実施形態の場合と同様であるが、モルタルによる外形部を設ける点を異にするので、この点のみを詳述する。まず、モルタルにおが屑を混入させて十分に混合させて、おが屑入りモルタルを設ける。なお、このおが屑入りモルタルには、モルタルとおが屑の容積比がほぼ同等となるようにおが屑の量が調整されている。そして、第一の実施形態と同様の方法により製造した肥料層部の周辺に、上記おが屑入りモルタルを打設して外形部の概略を構成するのである。さらに、打設したおが屑入りモルタルの表面に成形型を当接させて成形するのである。
【0025】
ここで、上記外形部を構成するための成形型は、図5に示すように、二つに分割された側部型141,142、底部型143および上部型144で構成されたものを使用することができる。当該成形型の使用には、まず、底部型143の上におが屑入りモルタルを載せておき、この上に肥料層部を載置した後に当該肥料層部の側面等にモルタルを打設し、肥料層部の側部には側部型141,142を当接し、上部には上部型144を当接して、外形部全体の成形を行うものである。なお、上記のように、おが屑入りモルタルによる外形部は、その外側の側面および底面のみならず、上面をも構成するように設けられており、従って、肥料層部のうち収容部および排水部の各開口端を除いた全体を当該外形部によって覆うこととなり、肥料層部と外形部が一体的に構成されるのである。また、第一の実施形態では、一般的なプラスチック製の植木鉢によって外形部を構成させていたため、全体が比較的軽量となっていたが、第二の実施形態では、モルタルを使用することによって重量のある植木鉢を構成することができるものである。
【0026】
本発明の実施形態は以上のとおりであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様をとることは可能である。例えば、おが屑に発酵を促進させる微生物等を添加することも可能である。この場合、上記実施形態における今後の分析結果を待つことになるが、おが屑およびコーヒー抽出粕を澱粉糊で固めた状態において、いかなる種類の微生物の活動が活発となるかを分析したうえで、好適な微生物を添加することにより、コーヒー抽出粕を含有する肥料層部の効果を向上させることができるものである。なお、現在のところ、活動する微生物が好気性菌類であると予想されるが、嫌気性菌類であるのかについても分析できてはいない状況である。
【0027】
また、上記実施形態においては、コーヒー抽出粕およびおが屑の混合比率を重量比1:1としたもののみ説明したが、両者を混合するものであれば、その比率を変更することは可能である。また、化学肥料または天然肥料の添加量に関しては、生育させるべき植物の種類によって異なり、場合によっては全く使用する必要のないこともあり、そして、収容部に封入する土として培養土等を使用することにより、上記化学肥料等の必要量は大きく異なることとなる。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の植木鉢を利用すれば、肥料層部の収容部に所定量の土を入れ、この土に植栽した植物に水だけを与えることによって、容易に植物を生育させることができるのである。この場合、肥料層部の内部において、コーヒー抽出粕が改良されて肥料としての効果を発揮するものと予想されるものである。また、上記肥料層部を構成させる段階で、化学肥料または天然肥料を添加してなる肥料層部を設けることができ、この場合、植物を生育させる際に化学肥料等の添加を不要にすることができるのである。さらに、第一に土の収容量が少ないこと、第二に化学肥料等の添加を不要としたことにより、マンションのベランダ等においても手軽に植物の生育を楽しむことができる。
【0029】
また、植木鉢の製造方法にかかる本発明によれば、コーヒー抽出粕およびおが屑並びに化学肥料または天然肥料を、澱粉糊によって一体的に固化することができるので、所望の肥料層部を設けることが可能である。そして、一般的な植木鉢を外形部として利用すれば、上記肥料層部のみを交換することによって単一の外形部を繰り返し使用できることとなる。
【0030】
さらに、おが屑入りのモルタルを使用して外形部を設けることにより、植木鉢全体を大きくすることができ、安定した植木鉢を提供することができる。これと同時に、プラスチック製品による外形部とは異なり、自然に分解される素材によって構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態を示す説明図である。
【図2】第一の実施形態を使用した場合の状態を示す説明図である。
【図3】第二の実施形態を示す説明図である。
【図4】肥料層部を成形する成形型の説明図である。
【図5】外形部を成形する成形型の説明図である。
【符号の説明】
1,101 外形部
2,102 肥料層部
11 水抜き穴
21 収容部
22 排水部
23 開口部
24 排水口
31 成形型本体部
32,33 中子
141,142 側部型
143 底部型
144 上部型[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flower pot and a method for producing the same, and more particularly to a flower pot having a fertilizer layer and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventional flower pots are containers made of ceramic clay or plastic, and when used, a sufficient amount of soil is accommodated in the container and a desired plant is planted in the soil. However, in order to grow the plant, not only water but also chemical fertilizer or natural fertilizer had to be given regularly. In recent years, due to trends such as gardening, plants are often grown even in a relatively narrow space such as a condominium veranda, and the frequency of using small flower pots is increasing.
[0003]
On the other hand, coffee extractives are discharged in large quantities at the stage of manufacturing processed products such as coffee drinks, but these are treated as industrial waste, but they are struggling to deal with it. Was the current situation. Therefore, for example, as disclosed in JP-A-10-95975 or JP-A-11-228266, a method for producing organic materials for agriculture by removing tannin from coffee grounds or fermenting with a compost fermentation auxiliary material There was a method to produce organic compost. Among the above technologies, the former uses a microorganism having lignin-degrading activity to decompose tannin and caffeine, and the latter uses composting materials and compost fermentation auxiliary materials. The composted mixture was used as a composting material, and coffee-derived straw was used as a composting material, and fibrous agricultural waste was used as a compost fermentation auxiliary material.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional flower pot as described above is merely a container for storing soil for planting, and the only feature of the flower pot is that it has a drain outlet that can discharge a part of the given water. Met. In addition, in small flowerpots, the amount of soil that can be stored is small, and the amount of chemical fertilizer or natural fertilizer is small, so if you purchase a commercially available chemical fertilizer, I was struggling with the treatment of the remaining chemical fertilizer, etc. without using all of them. Moreover, even in the middle of use, the actual situation is that the storage location and storage method are confused.
[0005]
On the other hand, among the prior arts related to the use of coffee extract, the former lacks versatility because of the use of special microorganisms, and the latter requires the fermentation of composting materials. Therefore, it took a long time (1 to 6 months). And these technologies are for producing organic materials and compost for agricultural use of coffee grounds, and the use of the produced organic materials or compost is the same as before. It was not a suggestion on how to use it. That is, the agricultural organic material or compost produced by the above technique is left to the judgment of the person who uses it.
[0006]
The present invention has been made in view of the above-mentioned points, and the object of the present invention is to provide a flower pot that does not require the addition of fertilizer, in addition to a flower pot that can immediately use the coffee extract koji. It is to provide a manufacturing method.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relating to a flower pot is a monolithic mixture of an outer portion having a drain hole on the bottom surface and constituting the outer surface of the flower pot, and a mixture of coffee extract and sawdust with an adhesive mainly composed of starch. A fertilizer layer portion that is molded and detachably fitted inside the outer shape portion, a hollow housing portion provided inside the fertilizer layer portion, an opening portion in which the housing portion opens at the top, and the above receiving portion and a drain portion that communicates with the drain hole of the outer portion, the outer portion is in the gist flowerpots characterized that it has been composed of mortar obtained by adding the sawdust.
[0008]
Further, the present invention is a fertilizer formed by an adhesive having starch as a main component, a mixture formed by mixing a coffee extraction koji and sawdust with an outer portion having a drain hole on the bottom surface and constituting the outer surface of a flower pot A layer portion, a hollow accommodating portion provided in the fertilizer layer portion, an opening portion in which the accommodating portion opens at an upper portion, and a drainage portion in which the accommodating portion communicates with a drain hole of the outer shape portion. The outer shape portion is composed of mortar to which sawdust is added, and the outer shape portion is formed on the outer surface of the fertilizer layer portion, and both portions are integrally formed. The gist is also a flowerpot.
[0009]
And the fertilizer layer part of said flower pot can be made into the fertilizer layer part which mixes a coffee extraction mash and sawdust by weight ratio 1: 1, and adds a small amount of chemical fertilizer and natural fertilizer to this.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, the flower pot of the present embodiment is composed of an
[0012]
The whole of the
[0013]
Here, the growth of the plant is improved by gathering the coffee extract koji, sawdust and starch. Although the cause has not been grasped in detail by the inventor, it is thought to be due to the synergistic effect of the above three elements. That is, starch, which is the main component of starch paste, is rich in water absorption, and is considered to absorb moisture contained in sawdust and coffee grounds. Moreover, the roasted coffee beans have a large number of fine holes, and these fine holes are considered to hold air. And it is thought that the activity of microorganisms is enabled by adding sawdust. Although it is possible to artificially add microorganisms to this sawdust, sawdust inhabited by naturally propagated microorganisms can be added by using a thing left outdoors. And it is estimated that the microorganisms given water, air, and nutrients are active in fermenting the coffee extract.
[0014]
In this way, as a basis for thinking that microorganisms ferment coffee lees to increase plant growth, the inventor added coffee extract lees to sawdust left in nature, mixed them and allowed to grow in the alley. When added to the soil of a plant, it was confirmed that the effect was sufficiently exerted. And in this embodiment, said conditions are reproduced as a flower pot. Therefore, as in the case of generally growing plants, adding chemical fertilizers and natural fertilizers to the above three elements makes plant growth more effective.
[0015]
When using a flower pot as described above, soil for growing a plant is enclosed in the
[0016]
In addition, the size of the
[0017]
Here, in order to confirm the above situation, when the plant that has grown sufficiently using the
[0018]
Next, a second embodiment will be described. In the present embodiment, the outer shape portion is configured by sawdust and mortar containing swarf, and the
[0019]
By comprising as mentioned above, since the
[0020]
Next, the manufacturing method of the said flower pot is demonstrated. First, the manufacturing method of 1st embodiment is demonstrated. Add the same amount of sawdust to the well-dried coffee extract and mix thoroughly. To this mixture, starch paste is dissolved in warm water to provide an aqueous starch paste solution, and the aqueous starch paste solution is added to the above mixture and kneaded. At this time, the starch paste aqueous solution is gradually added to the mixture, and the mold is filled with the starch paste aqueous solution penetrating the entire mixture. As shown in FIG. 4, the forming die is provided with a
[0021]
Then, after filling the kneaded product into the
[0022]
Moreover, it is also possible to add a chemical fertilizer or a natural fertilizer in the process of manufacturing a fertilizer layer part as mentioned above. In this case, chemical fertilizer or natural fertilizer is added and mixed at a stage after the coffee grounds and sawdust are mixed. In addition, chemical fertilizer or natural fertilizer is added in small portions, and the chemical fertilizer or natural fertilizer is added little by little, and is mixed repeatedly until the desired amount is reached. Subsequently, after filling the mold in the same manner as described above, the mold is solidified (or gelled) by cooling and drying to complete the manufacture of the fertilizer layer.
[0023]
As described above, the flower pot is configured by inserting the completed fertilizer layer portion into a predetermined outer shape portion. The outer shape portion is a molded product made of plastic, and a commercially available general flower pot can be used as the outer shape portion of the present embodiment. And when using such an external part, the external shape of a fertilizer layer part can be shape | molded with the said flower pot. In addition, it becomes possible to comprise the same flower pot as this embodiment by providing only a fertilizer layer part by making this kind of flower pot into an external part.
[0024]
Next, the manufacturing method of 2nd embodiment is demonstrated. The manufacturing method of the present embodiment is substantially the same as in the case of the first embodiment, but differs in that an outer portion is formed by mortar, and only this point will be described in detail. First, sawdust is mixed into the mortar and mixed sufficiently to provide sawdust-containing mortar. In this sawdust mortar, the amount of sawdust is adjusted so that the volume ratio of the mortar and sawdust is substantially equal. And the outline of an external part is comprised by placing the said sawdust mortar around the fertilizer layer part manufactured by the method similar to 1st embodiment. Furthermore, the molding die is brought into contact with the surface of the placed sawdust-containing mortar and molded.
[0025]
Here, as shown in FIG. 5, a molding die for constituting the outer shape portion is composed of a side die 141, 142, a
[0026]
The embodiments of the present invention are as described above, but various modes can be taken without departing from the spirit of the present invention. For example, it is possible to add microorganisms or the like that promote fermentation to sawdust. In this case, although it will wait for the future analysis result in the said embodiment, it is suitable after analyzing what kind of microbe activity becomes active in the state which hardened sawdust and coffee extraction cake with starch paste. By adding a simple microorganism, the effect of the fertilizer layer containing the coffee extract can be improved. At present, the active microorganism is expected to be an aerobic fungus, but it has not been analyzed whether it is an anaerobic fungus.
[0027]
Moreover, in the said embodiment, although only what made the mixing ratio of coffee extraction mash and sawdust the weight ratio 1: 1 was demonstrated, if both are mixed, the ratio can be changed. In addition, the amount of chemical fertilizer or natural fertilizer added depends on the type of plant to be grown and may not be used at all. In some cases, culture soil or the like is used as the soil to be enclosed in the container. As a result, the required amount of the above chemical fertilizer and the like greatly varies.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, if the plant pot of the present invention is used, it is possible to easily grow a plant by putting a predetermined amount of soil in the fertilizer layer housing and supplying only water to the plant planted in this soil. It can be done. In this case, it is expected that the coffee extraction koji is improved and the effect as a fertilizer is exhibited in the fertilizer layer portion. In addition, at the stage of configuring the fertilizer layer part, a fertilizer layer part formed by adding a chemical fertilizer or natural fertilizer can be provided, and in this case, the addition of a chemical fertilizer or the like is not necessary when growing a plant. Can do it. Furthermore, firstly, the amount of soil contained is small, and secondly, the addition of chemical fertilizer and the like is not required, so that the growth of plants can be easily enjoyed even on the veranda of the apartment.
[0029]
Further, according to the present invention relating to the method for producing a flower pot, the coffee extract koji and sawdust and chemical fertilizer or natural fertilizer can be solidified integrally with starch paste, so that a desired fertilizer layer can be provided. It is. And if a general flowerpot is utilized as an external part, a single external part can be repeatedly used by exchanging only the fertilizer layer part.
[0030]
Furthermore, by providing the outer shape using mortar containing sawdust, the entire flower pot can be enlarged, and a stable flower pot can be provided. At the same time, unlike a plastic product, it can be made of a material that is naturally decomposed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a state when the first embodiment is used.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a second embodiment.
FIG. 4 is an explanatory view of a forming die for forming a fertilizer layer portion.
FIG. 5 is an explanatory view of a forming die for forming an outer shape portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,101 Outer part 2,102
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051039A JP4157711B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Flower pot and method for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051039A JP4157711B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Flower pot and method for producing the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003250352A JP2003250352A (en) | 2003-09-09 |
JP4157711B2 true JP4157711B2 (en) | 2008-10-01 |
Family
ID=28663116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002051039A Expired - Fee Related JP4157711B2 (en) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | Flower pot and method for producing the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4157711B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2543487A (en) * | 2015-10-14 | 2017-04-26 | Gci Corp Ltd | Plant growth enhancing composition and method for producing it |
CN109105050A (en) * | 2018-08-27 | 2019-01-01 | 张学知 | A method of using rubbish waste product in roof cultivated plant |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002051039A patent/JP4157711B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003250352A (en) | 2003-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160174470A1 (en) | Biodegradable horticulture container | |
CN108617459A (en) | A kind of landscape tree method for transplanting | |
JP4157711B2 (en) | Flower pot and method for producing the same | |
KR102107719B1 (en) | Natural pot for vegetation | |
CN108967104A (en) | Lavender method for culturing seedlings | |
KR20010114182A (en) | Transplanting pot and the manufacturing method thereof | |
EP3677565B1 (en) | Composition for plants' root development and growing bag comprising it | |
CN208754788U (en) | A kind of planting cup | |
WO1998034468A1 (en) | Culture unit and method of manufacturing the same | |
KR20180047634A (en) | Formed culture soil for flowerpot | |
JPH1052174A (en) | Raising seedling culturing pot comprising full-ripe compost formed body and its production | |
CN101857507A (en) | Method for preparing florists cyclamen nutrient fertilizer | |
KR100421340B1 (en) | a | |
JP3811802B2 (en) | Textile seedling supplies and manufacturing method thereof | |
JPH09187114A (en) | Device for plant cultivation | |
JP3435154B2 (en) | Molding medium for plant cultivation | |
JPH08140490A (en) | Seedling raising vessel | |
JP3025653U (en) | Equipment for raising seedlings | |
Chong | Media and containers for seed and cutting propagation and transplanting | |
KR100354049B1 (en) | Pots manufacturing method for rasing of seedlings | |
EP1166622A1 (en) | Array for long-term storage of seeds pre-planted in blocks | |
CN1063793A (en) | Seedling growing method for melon vegetables in paper pot | |
KR200217095Y1 (en) | Raising seedling pot | |
TWM646247U (en) | Organic grow sponge | |
CN203015511U (en) | Plant planting container |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20020227 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080328 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080624 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080714 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150718 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |