JP4155502B2 - 電子機器ラック用冷却ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器ラック内の特定箇所を局所的に冷却することができる電子機器ラック用冷却ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
実開平6−28573号公報
【0003】
従来の電子機器ラック内に収納した機器の冷却は、ラック内全体に冷却空気を循環させて行うが普通であった。その代表的なもの上記の特許文献1に記載のように、冷却装置により冷却された空気を空気突出ファンで筐体内に送るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記した特許文献1のものは、筐体全体を冷却することから大きな冷却能力の冷却機器や、筐体全体に冷風を循環させる構造が必要となりコストが高くなるという問題があった。また、冷却機器がコンプレッサ式の空気調和器では冷却器自体の取付スペースが筐体外に大きく必要となり、全体形状が大きくなり設置スペースを広くとる必要とする問題があった。
【0005】
しかし、電子機器ラック内に収納した機器の中には冷却を必要とするものと不要なものがある。そこで、特に冷却を必要とする機器にのみ簡単に冷却できるように取り付けできる電子機器ラック用冷却ユニットが待望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の待望に応えるためになされた本発明の電子機器ラック用冷却ユニットは、ペルチェ素子からなる冷却装置を組み込んだ冷却ユニットの左右両端に電子機器ラックの垂直柱状マウント部材への取付部を設けた電子機器ラック用冷却ユニットにおいて、前記冷却装置から送りだされる冷却風を電子機器ラックに搭載した所定の機器搭載ユニットまで導く冷却ダクトを設けたことを特徴とするものを請求項1に記載の発明とし、この請求項1に記載の発明において、冷却ユニットの左右方向の一方のスペースに冷却装置を配置し、他方のスペースには該冷却装置の駆動電源装置が組み込まれたことを特徴とするものを請求項2に記載の発明とする。そして、前記の請求項1及び2の発明において、冷却ユニットを左右両端を反転させて電子機器ラックの垂直柱状マウント部材へ取り付け可能としたことを特徴とするものを請求項3に記載の発明とする。
【0007】
本発明によれば、冷却ユニットの左右両端には電子機器ラックの垂直柱状マウント部材への取付部を設けてあるから、冷却ユニットは取付部をもって一対の垂直柱状マウント部材の任意の高さの取付位置に取り付けできるうえ、この冷却ユニットを取り付けた一対の垂直柱状マウント部材と対向している他の垂直柱状マウント部材に取り付けて電子機器ラックに搭載した冷却を必要とする機器搭載ユニットに対向させて取り付けることができるので、その機器搭載ユニットを的確に冷却できるものである。また、冷却ユニットの左右方向の一方にペルチェ素子からなる冷却装置を配置し、他方のスペースには該冷却装置の駆動電源装置が設けられているため、冷却風の吹き出し口が一方向に偏ることにより発熱機器への冷却風を集中させることができるうえ、電源と冷却装置を上下方向に配置したものに比べ、冷却ユニット自体の高さを低くすることも可能である。
【0008】
さらに、冷却ユニットを左右両端を反転させて電子機器ラックの垂直柱状マウント部材への取り付け可能としたものとしたものであれば、冷却装置が冷却ユニットのケースの一方にある場合は反転させることにより機器搭載ユニット内の機器の配置に応じた冷却ができるものである。さらに、冷却装置から送りだされる冷却風を電子機器ラックに搭載した所定の機器搭載ユニットまで導く冷却ダクトを設けたものとすることにより、機器搭載ユニットと上下にずれた対向位置に冷却ユニットを設置しても冷却ダクトを介して冷却風を機器搭載ユニットに送りこみ発熱機器を的確に冷却することができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を示す。
1は横長箱状としたケース11にペルチェ素子21からなる冷却装置2を組み込んだ冷却ユニットであり、該冷却ユニット1のケース11の左右端には電子機器ラック4に立設した垂直柱状マウント部材であるマウントレール41への取付部11a、11aが設けられている。この冷却ユニット1のケース11の左右方向の半分の一方のスペースにはペルチェ素子21からなる冷却装置2の2機が他方のスペースには該冷却装置駆動用の駆動用電源装置3が組み込まれている。そして、冷却装置2と駆動用電源措置3の位置が左右逆の位置にできるように冷却ユニット1を左右両端を反転させて取付部11a、11aをもって電子機器ラック4のマウントレール41へ取り付け可能としている。なお、43は電子機器ラック4の縦フレームである。
【0010】
前記冷却装置2はペルチェ素子21の前面側を冷却側に後面側を放熱側に形成して、該冷却側に冷却フィン22を放熱側に放熱フィン23を取り付け、さらに、冷却フィン22の前面に冷却ファン24を設けるとともに放熱フィン23には放熱ファン27を設けたものである。また、冷却フィン22の前面には冷却ファン24により送られる冷却風を所定の冷却箇所に導入する冷却ダクト25が設けられている。また、放熱ファン27の後部には排熱を電子機器ラック4の内部の上方に排気する排熱用ダクト26が設けられている。
【0011】
このように構成された本発明の電子機器ラック用冷却ユニットは、冷却ユニット1のケース11の左右端に設けた取付部11a、11aをもって電子機器ラック4の背面側の両側に立設した垂直柱状マウント部材であるマウントレール41、41の任意の高さ位置に取り付けする。すなわち、電子機器ラック4の正面側の両側に立設したマウントレール42、42に取り付けた冷却を必要とする機器搭載ユニット5と対向する位置の高さに取り付けるか、その高さの背面側に他の機器が設置されている場合にはその上下の高さの位置に取り付ける。
【0012】
そして、冷却ユニット1が機器搭載ユニット5と同一の高さに設置したものである場合は冷却装置2に臨む機器搭載ユニット5の背面側を開放状態に形成するか通気孔を設けたものとして該冷却装置2の冷却ファン24により機器搭載ユニット5の発熱機器に冷却風を送り込むものである。この場合、冷却フィン22の前面に冷却ファン24により送られる冷却風を所定の冷却箇所に導入する冷却ダクト25を設けたものとすれば冷却風は確実に発熱機器を冷却することとなる。なお、冷却ユニットが機器搭載ユニット5の背面の上下位置に取り付けたものである場合には、冷却ダクト25をフレキシブルなものとすることにより機器搭載ユニット5の背面に臨ませることができ確実に冷却風を機器搭載ユニット5内に導くことができる。また、冷却ユニット1の左右方向の一方にペルチェ素子21からなる冷却装置2を配置し、他方のスペースには該冷却装置2の駆動電源装置3が設けられているため、冷却風の吹き出し口が一方向に偏ることにより発熱機器への冷却風を集中させることができるうえ、電源と冷却装置を上下方向に配置したものに比べ、冷却ユニット自体の高さを低くすることも可能である。
【0013】
さらに、冷却装置2と駆動用電源措置3の位置が左右逆の位置にすることができるように冷却ユニット1の左右両端を反転させて電子機器ラック4のマウントレール41への取り付け可能としているので、機器搭載ユニット5に搭載した発熱機器が左右逆の場合にも冷却ユニットを左右反転するだけで対応できるものである。この場合に、排熱用ダクト26の取付方向を逆として上方を向くようにするのは勿論である。
【0014】
また、放熱フィン23の後部には排熱を電子機器ラック4の上方に排気する排熱用ダクト26が設けられているので排気は上方に、吸気は電子機器ラック4の下方、側方から入ることとなるようにガイドを設け、また、冷却側の吸気も電子機器ラック4の下方、側方から入れるようにガイドして、発熱側の排気と混ざらないようにして冷却の効率が落ちないようにしてある。さらに、冷却ユニットは電子機器ラック4に多数搭載した機器搭載ユニット5の冷却を必要とするものが複数ある場合にはそれぞれに対応させて複数設置するものである。この場合にはダクトにより排気熱を電子機器ラック4の天井面付近に送り、天井面に設けたファンでこの排気熱を外に逃がす。なお、天井面に排気熱を誘導することなくダクトにより直接電子機器ラック4の外部に放出してもよい。
【0015】
また、この実施形態にでは、冷却ユニット1が取り付けられているマウントレール41と機器搭載ユニットが取り付けられているマウントレール42の取付孔のピッチは同じであるが、マウントレール41に配線ダクト等を取り付けるための取付孔を設けたものでは取付孔のピッチがマウントレール42と異なるので、マウントレール41にマウントレール42と同じ取付孔ピッチを持つ取付補助部材を取り付け、該取付補助部材を介して冷却ユニット1をマウントレール41に取り付けることにより、機器搭載ユニットと冷却ユニットとを同じ高さに取り付けることが可能である。また、冷却ユニット1を取り付ける垂直柱状マウント部材は電子機器ラックの縦フレーム43であってもよい。この実施形態にあっては、冷却ユニット1を電子機器ラック4の背面側に設置すべき電子機器ラック4の背面側の両側に立設したマウントレール41、41に取り付けているが、前後のマウントレール41、42に取り付けて電子機器ラックの左右側面に設置してもよいことは勿論であり、この場合は機器搭載ユニット5の左右側面に冷却風が導入できるように開放状態に形成するか通気孔を設けたものとしておくことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の電子機器ラック用冷却ユニットは、冷却ユニットの左右両端には電子機器ラックの垂直柱状マウント部材への取付部を設けてあるから、冷却ユニットは垂直柱状マウント部材の任意の高さのところに取り付けできるので、電子機器ラックに搭載した冷却を必要とする機器搭載ユニットに対向させて取り付けることができるので、冷却能力の小さなペルチェ素子を用いた冷却装置であっても機器搭載ユニットを的確に冷却できるものである。
よって、本発明は従来の電子機器ラック用冷却ユニットの問題点を解決したもので、業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略的な平面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す概略的な側面図である。
【図3】本発明の実施形態を電子機器ラックの外郭を省略して示す一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の冷却ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1 冷却ユニット
11 ケース
11a 取付部
2 冷却装置
21ペルチェ素子
25 冷却ダクト
4 電子機器ラック
41 マウントレール
5 機器搭載ユニット
Claims (3)
- ペルチェ素子からなる冷却装置を組み込んだ冷却ユニットの左右両端に電子機器ラックの垂直柱状マウント部材への取付部を設けた電子機器ラック用冷却ユニットにおいて、前記冷却装置から送りだされる冷却風を電子機器ラックに搭載した所定の機器搭載ユニットまで導く冷却ダクトを設けたことを特徴とする電子機器ラック用冷却ユニット。
- 冷却ユニットの左右方向の一方のスペースに冷却装置を配置し、他方のスペースには該冷却装置の駆動電源装置が組み込まれたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器ラック用冷却ユニット。
- 冷却ユニットを左右両端を反転させて電子機器ラックの垂直柱状マウント部材へ取り付け可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器ラック用冷却ユニット。
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JP2002278863A JP4155502B2 (ja) | 2002-09-25 | 2002-09-25 | 電子機器ラック用冷却ユニット |
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2002
- 2002-09-25 JP JP2002278863A patent/JP4155502B2/ja not_active Expired - Fee Related
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