JP4155172B2 - 回路遮断器の連動遮断機構 - Google Patents

回路遮断器の連動遮断機構 Download PDF

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Description

本発明は、異常電流が流れると接点を強制開極するとともにハンドルをオフ位置に復帰させるオートリセット機能を有した回路遮断器本体を横並びに複数個並設し、各ハンドルを連動させるとともに異常電流検出時に接点強制開極を連動させる回路遮断器の連動遮断機構に関する。
この種の回路遮断器として特許文献1に示すものが存在する。文献中の符号を引用して説明すると、このものにあっては、過電流によって第1極がトリップした場合、ラッチ板46の係止板46aの回動により、連動板106の突起106cが押されて左回りに回転する。この左回りの回転により、隣接する第2極側に臨んだ連動板の突起106bが引外し板44のL字片44gを押し、引外し板44を右回り、つまり引外し方向に回動して隣合う極を連動させている。
しかし、ラッチ板46で連動板106の突起106cを押すので、繰り返し連動によってラッチ板が摩耗してしまい、ラッチしにくくなってしまうという問題があった。
特開平8−138518号(図9、図11、図13)
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、トリップ連動の繰り返しによってラッチ部材が摩耗しにくく、もってラッチ部材を引外し部材にラッチしにくくなるのを防止できる回路遮断器の連動遮断機構を提供することにある。
この発明の回路遮断器の連動遮断機構は、器体と、この器体にオンオフ間で回動自在に支持されるとともにオフ方向に付勢されたハンドルと、このハンドルにリンクを介して連結されたラッチ部材と、このラッチ部材の一部を係止する係止部を有して前記器体内に回動自在に支持された引外し部材と、接点と、前記器体内で回動自在に支持され前記ラッチ部材の一部が前記引外し部材に係止された状態で前記ハンドルの回動操作によって前記接点を開閉駆動するクロスバーと、前記接点の閉極状態で前記接点に異常電流が流れると前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動する異常電流検出装置と、前記ラッチ部材の係止状態が解除されたときに前記クロスバーを接点開極方向に付勢する付勢手段とを有し、
さらに、前記異常電流が流れると前記ラッチ部材の係止状態を解除して前記接点を強制開極した後、前記ハンドルをオフ位置に復帰させるとともに前記引外し部材を前記ラッチ部材の一部が係止可能な位置に復帰させるオートリセット機構を有した複数の回路遮断器本体を備え、
前記複数の回路遮断器本体を横並びに並設し、各ハンドルを連動させる手段を有するとともに異常電流検出時に接点強制開極を連動させるトリップ連動部材を有する回路遮断器の連動遮断機構であって、
前記トリップ連動部材は、各回路遮断器本体間に回動自在に支持され、前記クロスバーが接点開極方向に回転するときに前記クロスバーに駆動される第1駆動部と、この第1駆動部に連設されて前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動し得るように前記引外し部材に対向する第2駆動部とを有し、前記トリップ連動部材の回動中心点を、前記ハンドルのオン位置では前記異常電流が流れると接点強制開極方向に回転した前記クロスバーにより前記第1駆動部が駆動され、それに伴って前記第2駆動部により前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動するトリップセット位置とし、前記ハンドルのオフ位置では前記クロスバーに前記第1駆動部が駆動された状態であっても前記第2駆動部が前記引外し部材を駆動し得ないオンオフセット位置とするように、前記ハンドルの前記オン位置および前記オフ位置に応じて前記回動中心点を移動可能に構成したことを特徴とするものである。
上記構成において、前記各回路遮断器本体間に、前記ハンドルが前記オン位置のときには前記トリップ連動部材を押圧して前記トリップセット位置に位置させるとともに、前記ハンドルが前記オフ位置のときには前記トリップ連動部材への押圧力を働かせない形で前記トリップ連動部材をオンオフセット位置に位置させるハンドル連動部材を設けている。
この発明の回路遮断器によれば、トリップ連動部材は、クロスバーの開極動作に連動するので、トリップ連動の繰り返しによってラッチ部材が摩耗しにくく、もってラッチ部材を引外し部材にラッチしにくくなるのを防止できる。しかもハンドルがオフ位置のとき、トリップ連動部材はその第2駆動部が引外し部材を駆動し得ないオンオフセット位置にあるため、引外し部材をラッチ部材の一部が係止可能な位置に復帰させるオートリセット機能の回路遮断器でも確実に連動させることができる。
また、各回路遮断器間に配設されたハンドル連動部材によりトリップ連動部材をトリップセット位置とオンオフセット位置とに位置させることができるので、構成の簡素化が図れる。
この発明の一実施の形態を図1から図5により説明する。本実施の形態に適用される回路遮断器は2極型の回路遮断器であり、二分割して形成された第1の器体内に第1極の各部材を、同じく二分割して形成された第2の器体内に第2極の各部材を収納し、各極同士を連動(図示せず)させる構成にし、各極ともそれぞれの器体内に全く同じ部材が収納される。
すなわち、各回路遮断器は、器体6と、ハンドル9と、ラッチ部材22と、引外し部材24と、クロスバー3と、接点10、11と、バイメタル26および電磁石装置40からなる異常電流検出装置とを有する。
器体6は、上記したように二分割された第1の器体を示す。図示のように器体6は、両端に端子7、8を有し、上面のハンドル穴30よりハンドル9を突出し、内部に以下の各部品を納めている。
ハンドル9は、器体6から一部が外部に突出する形でオンオフ間で器体6に回動自在に支持されている。実施の形態ではハンドル9を器体6に保持された軸20に支持している。
ラッチ部材23は、ハンドル9にリンク21を介して連結されている。リンク21はハンドル9に一端が連接され、リンク21の他端にラッチ部材22の中間部が軸支されて一端22aでクロスバー3の押圧部3aに係合し、他端を係止部22bとしている。
引外し部材24は、ラッチ部材22の一部を係止する係止部24aを有して器体6内に回動自在に支持されている。引外し部材24は軸25により器体6に軸支され上端の係止部24aが係止受けとなってラッチ部材22の係止部22bを係止する。引外し部材24はばね28により係止部22bに係止する方向に付勢されている。
接点10、11は、クロスバー3の回動に伴って開閉するもので、実施の形態では可動接触子2と固定接触子1に固着されている。すなわち、固定接触子1は固定接点10を有し、固定接触子1が端子8の端子板に一体に形成されることにより端子8に接続されている。可動接触子2は固定接点10に接離自在に対向する可動接点11を有し、可動接触子2の中間部がクロスバー3の可動接触子収容部に保持され、先端に可動接点11を設け、後端に可撓リード線12の一端を接続している。
ここで、アーク遮蔽部材4は可動接点11が固定接点10に接触したときには可動接点11および固定接点10間に介在せず、可動接点11が固定接点10から開離したときには可動接点11および固定接点10間に介在するものである。アーク遮蔽部材4の先端に設けた突部4aは器体6の隔壁15に設けた嵌合凹部14に嵌合させている。アーク遮蔽部材4は軸16に軸支され、アーク遮蔽部材4とクロスバー3とに歯車17(一方を図示せず)を設け、これらの歯車の噛み合わせによりアーク遮蔽部材4をクロスバー3に連動させている。
クロスバー3は、器体6内で回動自在に支持されラッチ部材22の一部が引外し部材24に係止された状態でハンドル9の回動操作によって接点10、11を開閉駆動する。クロスバー3は可動接点11を固定接点10に接離させる形で可動接触子2を駆動するものである。実施の形態では軸13を有し、軸13が器体6に支持されている。クロスバー3が軸13の回りを反時計回りに回動することにより、可動接触子2がオフ動作し、時計回りに回動することによりオン動作する。この場合、引外し部材24のラッチ部材22との係止状態を解除する回転方向を、接点10、11が開極するクロスバー3の回転方向と同一方向としている。41はクロスバー3の可動接触子収容部と可動接触子2との間に介在された接点圧付与ばねである。
付勢手段は開極ばね23であり、例えばねじりコイルばねを用い、巻部を器体6の軸に保持し、一端を器体6の内面に係合し他端でクロスバー3を開極方向に付勢している。したがって、ラッチ部材22が引外し部材24に係止状態であるときハンドル9のオフ操作によってクロスバー3を開極し、またラッチ部材22の係止が解除されたときクロスバー3を開極する。
異常電流検出装置はバイメタル26と電磁石装置40により構成される。電磁石装置40は、接点10、11への通電電路である可撓リード線12の一部を包囲する形で配設される第1の磁性体例えば略コ字形の第1の鉄心43および第2の磁性体例えば略平板形の第2の鉄心44を有し、接点10、11の閉極時に可撓リード線12に大電流が流れると第2の鉄心44を第1の鉄心43に吸引して引外し部材4をラッチ部材22との係止状態から解除する方向に駆動する。ここで、第1の鉄心43をクロスバー3に設けるとともに、第2の鉄心44を引外し部材24に設け、相互間に可撓リード線12を挿通している。
バイメタル26は、過電流によって自由端側が変位するもので、バイメタル26を通電電路に介在させている。このバイメタル26は、第2の鉄心44の第1の鉄心対向面側とは反対側面であって、過電流発生時に変位する自由端側で第2の鉄心44に当接して引外し部材24をラッチ部材22の係止状態から解除する方向に駆動させる位置に配設している。バイメタル26の基端は器体6に保持され、バイメタル26の自由端が可撓リード線12の他端に接続され、バイメタル26の基端部と端子7とはリード線27により接続されている。
オートリセット機構は、電路に異常電流が流れるとラッチ部材22の係止状態を解除して接点10、11を強制開極した後、ハンドル9をオフ位置に復帰させるとともに引外し部材24をラッチ部材22の一部が係止可能な位置に復帰させる構成を有する。このため、ハンドル9にはハンドル復帰ばね(図示せず)を設けている。また引外し部材24に復帰用のばね28を設けている。
つぎに、回路遮断器の連動遮断機構は、図2および図3に示すように、上記した回路遮断器の複数の本体50、51を横並びに並設し、各ハンドル9を連動させる手段52を有するとともに異常電流検出時に接点強制開極を連動させるトリップ連動部材53を有する。
本体50、51間は各本体に形成した係止孔61と、係止孔61に係止する爪60aを両端に設けた連結部材60とで、一体に連結される。
ハンドル9を連動させる手段52はハンドル9にそれぞれ貫通しただるま形の孔55と、孔55間に介在し孔55の細径側に嵌合する突起56を両端に有するとともに孔55に連通するように貫通した孔57を有する連結部材58と、孔55の大径側および孔57を貫通する連結ピン59を有する。これによりハンドル9は一体に連結され、同時にオンオフ動作する。
トリップ連動部材53は、各回路遮断器本体50、51間に回動自在に支持され、クロスバー3が接点開極方向に回転するときにクロスバー3に駆動される第1駆動部65と、この第1駆動部65に連設されて引外し部材24をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動し得るように引外し部材24に対向する第2駆動部66とを有する。実施の形態では例えば略ヘ字形の板状の部材により形成し、第1駆動部65は一端に突設した丸棒状突部であり、第2駆動部66は他端に突設した矩形状突部としている。
また、トリップ連動部材53の回動中心点を、ハンドル9のオン位置では異常電流が流れると接点強制開極方向に回転したクロスバー3により第1駆動部65が駆動され、それに伴って第2駆動部66により引外し部材24をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動するトリップセット位置68とし、ハンドル9のオフ位置ではクロスバー3に第1駆動部65が駆動された状態であっても第2駆動部66が引外し部材24を駆動し得ないオンオフセット位置69(図4参照)とするように、ハンドル9のオン位置およびオフ位置に応じて回動中心点を移動可能に構成している。実施の形態では、トリップ連動部材53の屈曲位置に短手方向に延びた長孔70を形成し、長孔70に嵌合する軸71を本体50、51の対向面に形成した凹部72内の所定位置に突設している。そして、長孔70の上端に軸71が位置したときの軸71の中心がトリップ連動部材53の回動中心点となりかつトリップセット位置68となる。また長孔70の下端に軸71が位置したときの軸71の中心がトリップ連動部材53の回動中心点となりかつオンオフセット位置69となる。また凹部72には第1駆動部65および第2の駆動部66に対応して貫通孔74、75が形成され、貫通孔74を通して第1駆動部65がクロスバー3の押圧部3aに形成した突部
3cに係合し、貫通孔75を通して第2駆動部66が引外し部材24に設けた第2の鉄心44の両側に折曲した耳状の一対の受け部80の一方に対向している。第2駆動部66は受け部80に対してクロスバー3の接点開極方向の回転方向側すなわちクロスバー3と反対側のバイメタル26側から当接している。
ハンドル連動部材82が各回路遮断器本体50、51間に設けられ、ハンドル9がオン位置のときにはトリップ連動部材53を押圧してトリップセット位置68に位置させるとともに、ハンドル9がオフ位置のときにはトリップ連動部材53への押圧力を働かせない形でトリップ連動部材53をオンオフセット位置69に位置させる。ハンドル連動部材82は凹部72より本体50、51の上端部に延びた溝83に移動自在に挿入される。ハンドル連動部材82は例えば溝83に挿入される矩形板であり、本体50、51より突出した上端部は板厚方向に延びるT字形をなし、オン位置のハンドル9の下面に位置し、下端がハンドル連動部材82の屈曲部の頂部53aに当接する。またほぼ中央部に縦長の長孔85を形成し、長孔85が移動自在に嵌合する突起86を溝83内に設けている。
図1はオン状態である。ハンドル9は器体6の上面に倒れ、リンク21は下降し、ラッチ部材22の係止部22bが引外し部材24に係止した状態でクロスバー3の押圧部3aを開極ばね23に抗して押圧し、これによりクロスバー3を時計方向に回動し、可動接触子2をオン動作させて可動接点11を固定接点10に接触している。このときリンク21は反転しているためハンドル9はハンドル復帰ばねに抗して開極ばね23のばね力により倒れた方向に付勢されハンドル穴30の縁部に係止する。これにより、端子7、8間がリード線27、バイメタル26、可撓リード線12、可動接触子2、固定接触子1を通してつながり、この通電電路を電流が流れる。
また同図(b)に示すように、ハンドル連動部材82がハンドル9に押されて下降しており、ハンドル連動部材82でトリップ連動部材53の頂部53aを押して長孔70を下降し長孔70の上端に軸71を位置させており、その軸中心がトリップ連動部材53の回転中心点となりトリップセット位置68となっている。第1駆動部65はクロスバー3の押圧部3aの突部3cに係合し、第2駆動部66は受け部80に対向している。
図4はオフ状態である。ハンドル9を倒れたオン状態からオフ状態に起立すると、ハンドル9がある回動位置を超えたときリンク21が反転し、ハンドル復帰ばねおよび開極ばね23のばね力によりハンドル9が起立する方向に付勢されハンドル穴30の縁部に係止するとともに、ラッチ部材22がリンク21により引き上げられ、クロスバー3が反時計方向に回動し、このため可動接触子2が開極動作し、可動接点11が固定接点10から離れる。これにより通電電路が開く。同時にクロスバー3の回動により歯車17を介してアーク遮蔽部材4が回動し、固定接点10と可動接点11との間に進入し、さらに嵌合凹部14に突部4aが嵌合する。ハンドル9を再度倒すと、図1に示す状態にクロスバー3が時計回りに回動して可動接触子2が閉極動作し、このときアーク遮蔽部材4が歯車17を介して固定接触子1の下側に回動する。
また同図(b)に示すように、ハンドル9の起立に伴ってハンドル連動部材82の押さえが解放されるとともにクロスバー3の回動により押圧部3aの突部3cでトリップ連動部材53の第1駆動部65が図1の状態から押上げられ、これによりトリップ連動部材53が押上られて長孔70の下端に軸71が位置し、その軸71の中心がオンオフセット位置69となり、同時にハンドル連動部材82がトリップ連動部材53の頂部53aに押されて溝83を上昇する。したがって、第2駆動部66で第2の鉄心44の受け部80を押すことがなく、ハンドル9のオフ動作ではトリップ連動部材53により引外し部材24を引き外すことができない。
図5はオン状態で電路に過電流が流れ、バイメタル26が引外し部材24をラッチ部材22から引き外したトリップ状態であり、ハンドル26は動作前の状態を示す。これにより可動接点11は固定接点10から強制開極される。すなわち、電路に過電流が流れるとバイメタル26がわん曲して先端で引外し部材24に取付けられた第2の鉄心44を押し、引外し部材24は軸25を中心に反時計方向に回動してラッチ部材22の係止部22aから離れ、このためラッチ部材22が開極ばね23のばね力を受けているクロスバー3によりリンク21を支点に回動し、クロスバー3は反時計方向に回動するので可動接触子2が開極動作する。クロスバー3の回動により第1の鉄心43が第2の鉄心44から離れるのでバイメタル26が第2の鉄心44を押して第1の鉄心43に当接することがなく、バイメタル26が塑性変形することを防止できる。同時に、上記のオフ動作の場合と同様に歯車17を介してアーク遮蔽部材4が回動して可動接点11と固定接点10との間に位置しかつ突部4aが嵌合凹部14に嵌合する。これにより可動接点11と固定接点10間のアークを完全に遮断することができる。
トリップ後はオートリセット機構により、バイメタル26が電流の停止により冷却されて復帰するのに合わせて、引外し部材24がばね28により復帰し、ハンドル9はハンドル復帰ばねによるオフ方向への付勢力によってオフ位置に復帰起立し、これによりリンク21が引き上げられ、ラッチ部材22の先端22aが押圧部3aを支点に回動して係止部22aが引き上げられ、引外し部材24の受け部となる係止部24aに係止可能となる。その結果、図4に示すオフ状態となる。
また同図(b)に示すように、ハンドル9がオン位置にある状態で引外し部材24の引外しによりクロスバー3が反時計方向に開極し、トリップセット位置68にあるトリップ連動部材53の第1駆動部65がクロスバー3の押圧部の突部3cに押されてトリップセット位置68を中心に回動し、第2駆動部66で隣接する回路遮断器本体の第2の鉄心44の受け部80を押して第2の鉄心44を保持する引外し部材24を引外しさせる。この結果、隣接する回路遮断器本体も同時にトリップ開極する。そしてハンドル9がオフ位置側に回動するとハンドル連動部材82がハンドル9から解放されるので、引外し部材24の復帰動作に伴ってトリップ連動部材53の第2駆動部66が押され、トリップ連動部材53が第1駆動部65側を支点に回動して長孔70の下部に軸71が位置し、回動中心点がオンオフセット位置69に移動することとなり、図4のオフ状態と同様となる。
オン状態で電路に過大電流のうち過電流よりも大きい短絡電流が流れた場合、可撓リード線12の回りに発生する磁束が第1の鉄心43および第2の鉄心44を通り、第1の鉄心43および第2の鉄心44間に吸引力が発生し、第2の鉄心44が第1の鉄心43に引かれて引外し部材24がラッチ部材22から引外される。その結果、図5の過電流トリップの動作の場合と同じトリップ動作およびトリップ連動が行われ、各回路遮断器本体の50、51の接点10、11が強制開極される。
(a)はこの発明の一実施の形態の一方の回路遮断器本体のオン状態の器体を開いた状態の側面図、(b)は器体を閉じた状態の他方の回路遮断器本体との隣接側の側面図である。 回路遮断器本体を分離した状態の斜視図である。 回路遮断器の斜視図である。 (a)は一方の回路遮断器本体のオフ状態の器体を開いた状態の側面図、(b)は器体を閉じた状態の他方の回路遮断器本体との隣接側の側面図である。 (a)は一方の回路遮断器本体のトリップ状態の器体を開いた状態の側面図、(b)は器体を閉じた状態の他方の回路遮断器本体との隣接側の側面図である。
符号の説明
3 クロスバー
6 器体
9 ハンドル
10 固定接点
11 可動接点
12 可撓リード線
21 リンク
22 ラッチ部材
23 開極ばね
24 引外し部材
26 バイメタル
40 電磁石装置
43 第1の鉄心
44 第2の鉄心
52 手段
53 トリップ連動部材
65 第1駆動部
66 第2駆動部
68 トリップセット位置
69 オンオフセット位置
82 ハンドル連動部材

Claims (2)

  1. 器体と、この器体にオンオフ間で回動自在に支持されるとともにオフ方向に付勢されたハンドルと、このハンドルにリンクを介して連結されたラッチ部材と、このラッチ部材の一部を係止する係止部を有して前記器体内に回動自在に支持された引外し部材と、接点と、前記器体内で回動自在に支持され前記ラッチ部材の一部が前記引外し部材に係止された状態で前記ハンドルの回動操作によって前記接点を開閉駆動するクロスバーと、前記接点の閉極状態で前記接点に異常電流が流れると前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動する異常電流検出装置と、前記ラッチ部材の係止状態が解除されたときに前記クロスバーを接点開極方向に付勢する付勢手段とを有し、
    さらに前記異常電流が流れると前記ラッチ部材の係止状態を解除して前記接点を強制開極した後、前記ハンドルをオフ位置に復帰させるとともに前記引外し部材を前記ラッチ部材の一部が係止可能な位置に復帰させるオートリセット機構を有した複数の回路遮断器本体を備え、
    前記複数の回路遮断器本体を横並びに並設し、各ハンドルを連動させる手段を有するとともに異常電流検出時に接点強制開極を連動させるトリップ連動部材を有する回路遮断器の連動遮断機構であって、
    前記トリップ連動部材は、各回路遮断器本体間に回動自在に支持され、前記クロスバーが接点開極方向に回転するときに前記クロスバーに駆動される第1駆動部と、この第1駆動部に連設されて前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動し得るように前記引外し部材に対向する第2駆動部とを有し、前記トリップ連動部材の回動中心点を、前記ハンドルのオン位置では前記異常電流が流れると接点強制開極方向に回転した前記クロスバーにより前記第1駆動部が駆動され、それに伴って前記第2駆動部により前記引外し部材をラッチ部材係止状態から解除する方向に駆動するトリップセット位置とし、前記ハンドルのオフ位置では前記クロスバーに前記第1駆動部が駆動された状態であっても前記第2駆動部が前記引外し部材を駆動し得ないオンオフセット位置とするように、前記ハンドルの前記オン位置および前記オフ位置に応じて前記回動中心点を移動可能に構成したことを特徴とする回路遮断器の連動遮断機構。
  2. 前記各回路遮断器本体間に、前記ハンドルが前記オン位置のときには前記トリップ連動部材を押圧して前記トリップセット位置に位置させるとともに、前記ハンドルが前記オフ位置のときには前記トリップ連動部材への押圧力を働かせない形で前記トリップ連動部材をオンオフセット位置に位置させるハンドル連動部材を設けた請求項1記載の回路遮断器の連動遮断機構。
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