JP4155156B2 - バーコード読取装置及びバーコード判別方法 - Google Patents
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合計値と1モジュール分のバー又はスペースの計数値との商と2モジュール分のバー又はスペースの計数値との商との略中間値。
<第二比較値>
合計値と2モジュール分のバー又はスペースの計数値との商と3モジュール分のバー又はスペースの計数値との商との略中間値。
<第三比較値>
合計値と3モジュール分のバー又はスペースの計数値との商と4モジュール分のバー又はスペースの計数値との商との略中間値。
即ち、これらの比較値は、バー,スペースの各領域幅に相当する計数値の総和である合計値と、1〜4モジュール分の計数値とに基づいて設定されている。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、バーコードの読み取り誤りをより発生し難くすることができるバーコード読取装置、及びバーコードの判別方法を提供することにある。
以下、本発明を4値幅バーコードであるCODE128に適用した場合の第1実施例について図1乃至図4を参照して説明する。図4は周知であるバーコードの読取装置10の電気的構成を示している。この読取装置10は、例えば手持ち式や定置式のものがあり、それぞれ共通して光学的な読取部とデータ処理部とから構成されている。光学的な読取部としては、読取対象となるバーコード1が記録されたシートなどの記録面Dに対して照明光を複数の方向から投光するLED11、12と記録面Dの画像を撮影するためのレンズ13およびCCD(Charge Coupled Device)撮像素子14とが設けられている。
CCD撮像素子14、特定比検出回路19は同期信号発生回路20から同期信号が与えられるようになっている。同期信号発生回路20は、アドレス発生回路21にも同期信号を与えるようになっており、メモリ18にアドレス信号を与える。LED11,12、増幅回路16、A/D変換回路17、特定比検出回路19メモリ18および同期信号発生回路20は、制御部15から制御信号が与えられると共に情報の授受をおこなうように構成されている。
読取装置10には、各種の操作入力を行うための操作スイッチ22が設けられており制御部15により入力が受け付けられる。また、制御部15には、制御状態の表示や報知動作をするためのLED23、ブザー24、液晶表示器25などが配設されている。さらに、外部の機器との通信を行うための通信インターフェイス26が接続されている。
キャラクタ BSBSBSB
スタートC 211232
12 112232
14 122231
ストップ 2331112
ここで、キャラクタ「スタートC」を構成する第1〜第6エレメントについて、先頭から4つのエレメント(1,2,3,4)を含む群をデコード用のサブセットaと定義する。そして、サブセットaを1エレメント分ずらした4つのエレメント(2,3,4,5)を含む群をサブセットbと定義し、更に、サブセットbを1エレメント分ずらした4つのエレメント(3,4,5,6)を含む群をサブセットcと定義する。すると、各サブセットa〜cに含まれるエレメントの幅値の合計は、以下のようになる。
サブセットa:2+1+1+2=6
サブセットb:1+1+2+3=7
サブセットc:1+2+3+2=8
従って、サブセットa,b,cを構成するエレメント幅値の合計比は、6:7:8となっており、その比によってキャラクタ「スタートC」若しくはキャラクタ「03」の何れであることを特定することができる。そして、パターンの最初に位置するキャラクタ(スタートキャラクタ)という特徴から、「スタートC」と特定することができる。
キャラクタ a:b:c
12 6:8:9
14 7:9:8
ストップ 9:8:6
以上のようにして、CODE128における全てのエレメントパターンについてサブセットa,b,cを構成するエレメント幅値の合計比を求め、一覧としたものを図2に示す。しかしながら、斯様な合計比にキャラクタを対応させると、最大で4つまで重複が発生する。従って、その部分については、それらの内何れのキャラクタに対応するのかを別途特定する必要がある。尚、読取装置10の制御部15は、内蔵されている図示しないメモリに、図2の一覧をデータテーブルとして記憶している。
尚、二値化回路19を使用する場合、ステップS2〜S4の処理は二値化回路19によってハード的に実行され、メモリ18には、最初から二値化された画像データが書き込まれることになる。
サブセットa:2+3+1+3=9
サブセットb:3+1+3+1=8
サブセットc:1+3+1+1=6
となっている。
「ストップ」:2311
「41」:2313
であるから、何れか一方を特定することが可能となる。従って、制御部15は、CODE128のコード表(データテーブル2)を参照して、第nキャラクタの候補の内、明暗パターンに該当するキャラクタを特定する(ステップS16)。「ストップ」,「41」の場合は、サブセットaのパターンのみの比較で特定が可能であるが、当該パターンが同一で区別できない組み合わせの場合は、サブセットb,cについて同様に比較を行なってキャラクタを特定する。それから、ステップS13に戻る。また、制御部15は、図2に示すテーブルの内少なくともキャラクタ候補が2以上となるものについてのみ、CODE128のコード表データを保持していれば良い。
また、読取装置10は、サブセットの幅比に対応するキャラクタが複数存在する場合、当該キャラクタを構成するエレメントの幅値を夫々判定し、それらのエレメントの配列に基づいてキャラクタを判別するので、キャラクタを確実に特定することができる。
図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例は、第1実施例における図3に示すフローチャートのステップS15の処理を異なる方法で実行するものである。
図6は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。第3実施例は、バーコード1が正常に読み込めなかった場合の処理を示す。図6は、図3のフローチャートの一部分に対応するものである。制御部15は、ステップS12を実行した結果「NO」と判断すると、キャラクタ候補に該当するものがなかったか否かを判断する(ステップS20)。そして、キャラクタ候補に該当するものが1つ存在すればここでも「NO」と判断するので、後述する逆方向フラグをリセットする処理を行った後(ステップS21)ステップS13に移行する。
例えば、キャラクタ「ストップ」のパターンは「2331112」であるが、これを読取装置10が逆方向に読み込んだ場合に、ステップS9にてサブセットを設定すると、以下のようになる。
サブセットa:2+1+1+1=5
サブセットb:1+1+1+3=6
サブセットc:1+1+3+3=8
すると、この場合のサブセットの幅比5:6:8は、キャラクタ「65」に該当するが、最初のキャラクタが「スタートA〜C」の何れでもないのは明らかに異常であるから、このようなケースでは、バーコード1を逆方向から読取ったことが想定される。従って、制御部15は、読取った明暗パターンについてサブセットを逆方向で設定し、逆方向フラグをワークエリアのフラグ格納領域にセットして(ステップS24)、ステップS10に移行する。
バーコードは、CODE128に限ることなく、隣接する2つのエレメントが夫々3種類以上の幅値を有し、1キャラクタが6エレメント以上で構成されるバーコードであれば適用が可能である。
サブセットの幅比とキャラクタとが全て1対1で対応する場合、ステップS12,S15,S16の処理は不要である。
Claims (8)
- 隣接する2つのエレメントが夫々3種類以上の幅値を有し、1キャラクタが6エレメント以上で構成されるバーコードを読取るためのバーコード読取装置であって、
2以上で且つ1キャラクタを構成するエレメントの数よりも少ない数のエレメントの連続した組み合わせをデコード用のサブセットと定義し、
1キャラクタ中において、前記サブセットを所定のエレメント数だけずらしながら複数設定し、
各サブセットに属するエレメントの幅値の合計を求め、
前記合計値の比に基づいて前記1キャラクタの判別を行なうもので、
前記バーコードは、
隣接する2つのエレメントが夫々4種類の幅値を有し、
1キャラクタが6エレメントで構成され、
前記サブセットは4エレメントで構成されると共に、1エレメントずつずらして設定されるものを読取り対象とすることを特徴とするバーコード読取装置。 - 前記合計値の比に対応するキャラクタが複数存在する場合、当該キャラクタを構成するエレメントの幅値を夫々判定し、それらのエレメントの配列に基づいてキャラクタの判別を行なうことを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装置。
- 前記合計値の比に対応するキャラクタが複数存在する場合、当該キャラクタを構成するエレメントの内、隣接する2つ毎に対を設定し、各対をなすエレメントの幅値の合計を求め、それらの合計値の比に基づいてキャラクタの判別を行なうことを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装置。
- バーコードの判別に失敗した場合、エレメントの逆方向の配列順に基づいて同一の判別処理を実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のバーコード読取装置。
- 隣接する2つのエレメントが夫々3種類以上の幅値を有し、1キャラクタが6エレメント以上で構成されるバーコードを読取るためのバーコード判別方法であって、
2以上で且つ1キャラクタを構成するエレメントの数よりも少ない数のエレメントの連続した組み合わせをデコード用のサブセットと定義し、
1キャラクタ中において、前記サブセットを所定のエレメント数だけずらしながら複数設定し、
各サブセットに属するエレメントの幅値の合計を求め、
前記合計値の比に基づいて前記1キャラクタの判別を行なうもので、
前記バーコードは、
隣接する2つのエレメントが夫々4種類の幅値を有し、
1キャラクタが6エレメントで構成され、
前記サブセットは4エレメントで構成されると共に、1エレメントずつずらして設定されることを特徴とするバーコード判別方法。 - 前記合計値の比に対応するキャラクタが複数存在する場合、当該キャラクタを構成するエレメントの幅値を夫々判定し、それらのエレメントの配列に基づいてキャラクタの判別を行なうことを特徴とする請求項5記載のバーコード判別方法。
- 前記合計値の比に対応するキャラクタが複数存在する場合、当該キャラクタを構成するエレメントの内、隣接する2つ毎に対を設定し、各対をなすエレメントの幅値の合計を求め、それらの合計値の比に基づいてキャラクタの判別を行なうことを特徴とする請求項5記載のバーコード判別方法。
- バーコードの判別に失敗した場合、エレメントの逆方向の配列順に基づいて同一の判別処理を実行することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のバーコード判別方法。
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