JP4155150B2 - 抗腫瘍性新規インドロピロロカルバゾール誘導体 - Google Patents
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- 0 CC1C(CO)=CC(C)(*N(C(c(c2c3[n]c4cc(O)ccc24)c2c4c3[n](*)c3c4ccc(O)c3)=O)C2=O)CC1CO Chemical compound CC1C(CO)=CC(C)(*N(C(c(c2c3[n]c4cc(O)ccc24)c2c4c3[n](*)c3c4ccc(O)c3)=O)C2=O)CC1CO 0.000 description 4
Description
予めヌードマウス皮下に移植し、増殖させたMX−1固型腫瘍を細切し、その3mm角を被験マウス皮下に移植した。移植後、腫瘍が0.3cm3に増殖した時点より各量の試験薬物をマウス尾静脈に1日1回5日間連続注射し、2日休薬後更に5日間注射(治療スケジュール:5/w x 2)又は3〜4日毎に4回(治療スケジュール:2/w x 2)注射し治療した。治療開始20日後又は32日後に腫瘍の長径(L)及び短径(W)を測定し、その体積(V)を求めた(V=1/2 x L x W2)。この体積より腫瘍増殖阻害率を算出し、腫瘍増殖を75%抑制する投与総量(GID75,mg/kg)を求めた。対照化合物としては、式
実施例1
構造式
化合物A25mgと(2−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ベンジルブロミド90mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、室温で一晩攪拌した。反応液を減圧乾固した残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮し、再びセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、残渣をクロロホルムで洗浄することにより、表題の式で表される化合物3.6mgを得た。
FAB−MS(m/z):655(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.78(1H,s),9.75(1H,s),8.86(1H,d,J=8.6Hz),8.78(1H,d,J=8.2Hz),7.44(1H,d,J=7.2Hz),7.37(1H,d,J=7.6Hz),7.13−7.28(3H,m),6.98(1H,s),6.78−6.88(2H,m),5.95−6.05(2H,m),5.85(1H,br),5.33(1H,d,J=3.2Hz),5.10−5.17(2H,m),4.92(1H,d,J=4.0Hz),4.28(2H,d,J=5.2Hz),3.72−4.10(4H,m),3.45−3.55(2H,m)
実施例2
構造式
化合物A30mgと(5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルチオフェン)−2−カルボキシアルデヒド30mgをメタノール6mlに溶解し、酢酸30mlを加え、80℃で4時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、シアノ水素化ほう素ナトリウム20mg、10%塩酸メタノール溶液200mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧乾固した残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物27mgを得た。
Rf値:0.37(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):660(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.79(1H,s),9.75(1H,s),8.86(1H,d,J=9.3Hz),8.78(1H,d,J=9.0Hz),7.17(1H,d,J=2.1Hz),6.97(1H,d,J=2.1Hz),6.89(1H,d,J=3.6Hz),6.82(1H,dd,J=2.1,9.3Hz),6.79(1H,dd,J=2.1,9.0Hz),6.73(1H,d,J=3.3Hz),6.10(1H,t,J=4.5Hz),5.97(1H,d,J=8.1Hz),5.86(1H,t,J=3.3Hz),5.35(1H,t,J=6.0Hz),5.32(1H,d,J=4.8Hz),5.12(1H,d,J=4.8Hz),4.92(1H,d,J=5.4Hz),4.52(2H,d,J=5.7Hz),4.40(2H,d,J=4.2Hz),4.02(1H,m),3.91(2H,m),3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例3
構造式
化合物A100mgと3,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド131.2mgをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、80℃で48時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、90.3mgの中間化合物を得た。この中間化合物20mgをメタノール5mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム10mg、10%塩酸メタノール溶液 数滴を加え、室温で30分間攪拌した。メタノールを減圧留去後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、乾燥濃縮した残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物18mgを得た。
Rf値:0.30(メルク社製、キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):657(M+H+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.77(2H,br),9.11(2H,s),8.87(1H,d,J=8.6Hz),8.79(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1H,s),6.97(1H,s),6.78〜6.84(2H,m),6.34(2H,s),6.06(1H,s),5.96(1H,d,J=8.3Hz),5.83〜5.87(2H,m),5.34(1H,s),5.12(1H,s),4.92(1H,d,J=3.9Hz),4.04(2H,d,J=4.5Hz),3.91〜3.99(3H,m),3.75〜3.88(1H,m),3.49(2H,s)
実施例4
構造式
化合物A30mgと4−ヒドロキシベンズアルデヒド14mgをメタノール6mlに溶解し、酢酸14mlを加え、80℃で2時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、シアノ水素化ほう素ナトリウム20mg、10%塩酸メタノール溶液200mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物31mgを得た。
Rf値:0.41(メルク社製、キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):640(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.17(1H,s),9.77(1H,s),9.74(1H,s),9.24(1H,s),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.4Hz),7.25(2H,d,J=8.7Hz),7.17(1H,d,J=1.8Hz),6.97(1H,d,J=1.8Hz),6.83(1H,dd,J=1.8,8.7Hz),6.80(1H,dd,J=1.8,8.7Hz),6.67(2H,d,J=8.1Hz),5.96(1H,d,J=8.1Hz),5.87(1H,t,J=4.8Hz),5.85(1H,t,J=3.9Hz),5.32(1H,d,J=4.5Hz),5.10(1H,d,J=5.1Hz),4.91(1H,d,J=4.8Hz),4.12(2H,m),4.03(1H,m),3.91(2H,s),3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例5
構造式
化合物A30mgと3,5−ジヒドロキシメチルベンズアルデヒド20mgをメタノール6mlに溶解し、酢酸20mlを加え、80℃で3時間攪拌した。反応液を室温に戻し、シアノ水素化ほう素ナトリウム10mg、10%塩酸メタノール溶液数滴を加え、室温で30分間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物22mgを得た。
Rf値:0.35(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):684(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.79(1H,s),9.76(1H,s),8.88(1H,d,J=8.7Hz),8.80(1H,d,J=8.7Hz),7.32(2H,s),7.18(2H,s),6.98(1H,d,J=1.8Hz),6.81(2H,dt,J=1.8,8.7Hz),5.97(1H,d,J=8.7Hz),5.93(1H,t,J=4.8Hz),5.87(1H,t,J=3.2Hz),5.34(1H,d,J=4.2Hz),5.15(2H,t,J=6.3Hz),5.12(1H,d,J=4.8Hz),4.92(1H,d,J=4.8Hz),4.49(2H,s,),4.47(2H,s),4.22(2H,d,J=5.1Hz),4.03(1H,m),3.92(2H,s),3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例6
構造式
化合物B53mgと3,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド69mgをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、80℃で一晩攪拌した。反応液を減圧濃縮後、メタノール10mlに溶解し、過剰量のシアノ水素化ほう素ナトリウム、10%塩酸メタノール溶液0.5mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、水を加え、酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒で抽出し、有機層を、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物4.8mgを得た。
Rf値:0.2(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;クロロホルム:メタノール=3:1)
FAB−MS(m/z):657(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):10.89(1H,s),10.33(1H,br),9.97(1H,br),9.11(1H,s),8.70(1H,d,J=6.8Hz),8.52(1H,d,J=7.7Hz),7.15〜7.21(2H,m),6.98〜7.06(3H,m),6.36(2H,d,J=1.9Hz),6.06(1H,s),5.91(1H,t,J=5.4Hz),5.41(1H,d,J=5.6Hz),5.30〜5.45(1H,m),5.20(1H,d,J=4.6Hz),4.87(1H,m),3.94〜4.10(4H,m),3.56〜3.77(3H,m),3.38〜3.43(2H,m)
実施例7
構造式
化合物C30mgと3−(3−ヒドロキシプロペニル)ベンジルヒドラジン トリフルオロ酢酸塩 30mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、トリエチルアミン数滴を加え、80℃で一晩攪拌した。反応液を濃縮乾固後、残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)により、精製した。表題の式で表される化合物8.2mgを得た。
Rf値:0.51(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.50〜10.00(2H,br),8.86(1H,d,J=8.1Hz),8.78(1H,d,J=8.5Hz),7.59(1H,s),7.20〜7.40(3H,m,),7.16(1H,s),6.97(1H,s),6.73〜6.89(2H,m),6.42(1H,d,J=3.6Hz),6.31〜6.48(1H,m),6.10(1H,t,J=4.0Hz),5.95(1H,d,J=7.9Hz),5.88(1H,br,),5.36(1H,br),5.13(1H,br),4.91(1H,br),4.84(1H,br),4.26(2H,s),4.09(2H,s),3.70〜4.10(4H,m),3.41〜3.58(2H,m)
実施例8
構造式
化合物C45.5mgと3−ヒドロキシメチルベンジルヒドラジン トリフルオロ酢酸塩67.2mgをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 数滴を加えて、70℃で一晩攪拌した。反応液をメチルエチルケトンに希釈し、希塩酸、水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)で粗精製後、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物1.6mgを得た。
Rf値:0.40(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):654(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),7.42(1H,s),7.40(1H,d,J=7.5Hz),7.27(1H,t,J=7.2Hz),7.18(1H,d,J=7.5Hz),7.17(1H,s),6.98(1H,d,J=1.8Hz),6.81(2H,dt,J=1.8,8.1Hz),6.00(1H,dt,J=1.5,4.8Hz),5.95(1H,d,J=8.7Hz),5.43(1H,br),5.16(2H,br),4.93(1H,br),4.47(2H,s),4.25(1H,d,J=4.8Hz),4.10(1H,br),4.02(1H,d,J=10.8Hz),3.90(2H,m),3.76(1H,m)
実施例9
構造式
化合物D30mgと3−(3−ヒドロキシプロペニル)ベンジルヒドラジン トリフルオロ酢酸塩40mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、トリエチルアミン 0.5mlを加えて、80℃で1.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶媒に希釈し、希塩酸、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣を、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮、再びセファデックスLH−20のクロマト塔にかけエタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物7.8mgを得た。
Rf値:0.48(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):10.89(1H,s),10.35(1H,br),9.95(1H,br),8.70(1H,d,J=7.8Hz),8.52(1H,d,J=7.8Hz),7.60(1H,s),6.91〜7.40(8H,m),6.53(1H,d,J=16.2Hz),6.39(1H,td,J=4.6,16.2Hz),6.16(1H,t,J=5.6Hz),5.41(1H,d,J=5.6Hz),5.35(1H,br),5.20(1H,d,J=4.9Hz),4.86(1H,t,J=3.6Hz),4.84(1H,t,J=5.6Hz),4.28(2H,s),3.89〜4.12(4H,m),3.30〜3.78(4H,m)
実施例10
構造式
化合物C100mgと4−ヒドロキシメチルベンジルヒドラジン塩酸塩 100mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 0.5mlを加えて、室温で1時間、80℃で30分間、攪拌した。反応液をメチルエチルケトンに希釈し、2N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物33mgを得た。
Rf値:0.47(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;クロロホルム:メタノール:テトラヒドロフラン=2:1:1)
FAB−MS(m/z):655(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.10(1H,br),8.83(1H,d,J=9.3Hz),8.73(1H,d,J=8.4Hz),7.44(2H,d,J=8.4Hz),7.23(2H,d,J=7.8Hz),7.11(1H,s),6.94(1H,s),6.78(2H,dt,J=9.0,2.1Hz),6.02(1H,t,J=4.8Hz),5.92(1H,d,J=8.1Hz),4.80〜5.23(2H,br),4.43(2H,s),4.24(2H,s),4.03(1H,m),3.90(2H,m),3.77(1H,m),3.50(2H,m),3.25〜3.42(3H,m)
実施例11
構造式
化合物C52mgと3−メトキシ−4−ヒドロキシベンジルヒドラジン塩酸塩61.4mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 0.5mlを加えて、80℃で1時間、攪拌した。反応液を、濃縮乾固した後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物20mgを得た。
Rf値:0.33(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;クロロホルム:メタノール:テトラヒドロフラン=3:1:1)
FAB−MS(m/z):(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.12(1H,s),9.77(1H,s),9.74(1H,s),8.86(1H,s),8.78(1H,d,J=8.6Hz),8.76(1H,s),7.16(2H,d,J=8.1Hz),6.97(1H,s),6.70〜6.85(3H,m),6.64(1H,d,J=8.5Hz),5.86〜6.04(2H,m),5.85(1H,t,J=3.6Hz),5.32(1H,d,J=3.9Hz),5.10(1H,d,J=4.2Hz),4.90(1H,d,J=4.3Hz),4.11〜4.21(2H,m),3.86〜4.10(4H,m),3.77(3H,m),3.35〜3.52(2H,m)
実施例12
構造式
化合物C40mgと3−ヒドロキシベンジルヒドラジン 塩酸塩 31mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液0.5mlを加えて、80℃で一晩、攪拌した。反応液を酢酸エチルに希釈し、2N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物17.2mgを得た。
Rf値:0.24(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):641(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.76(1H,s),9.73(1H,s),9.28(1H,s),8.87(1H,d,J=8.5Hz),8.79(1H,d,J=9.0Hz),7.17(1H,s),7.18(1H,dd,J=7.5,8.0Hz),6.97(1H,d,J=2.3Hz),6.78〜6.93(4H,m),6.60(1H,dd,J=1.5,8.0Hz),5.96(2H,m),5.85(1H,m),5.30(1H,d,J=4.2Hz),5.09(1H,d,J=4.9Hz),4.90(1H,d,J=5.1Hz),4.15(2H,s),3.72〜4.05(4H,m),3.50(2H,m)
実施例13
構造式
化合物A43mgと(3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−ピリジンカルバルデヒド100mgをメタノール10mlに懸濁し、酢酸18mlを加えて、80℃で一晩攪拌した後に、反応液を濃縮しセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、残渣を、メタノール/テトラヒドロフラン(1:1)混合溶媒5mlに溶解し、5%パラジウム炭素を加え、水素気流下室温で3.5時間攪拌した。反応溶液をセライト濾過し、残渣をテトラヒドロフラン5mlに溶解し、過剰量のテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0Mテトラヒドロフラン溶液)を加え、室温で30分間攪拌した。濃縮しセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物4.3mgを得た。
Rf値:0.1(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.75(1H,s),9.73(1H,s),8.84(1H,d,J=8.4Hz),8.77(1H,d,J=8.9Hz),8.42(1H,d,J=4.9Hz),8.39(1H,s),7.48(1H,d,J=4.9Hz),7.17(1H,d,J=1.1Hz),6.97(1H,s),6.78〜6.83(2H,m),609(1H,t,J=4.7Hz),5.97(1H,d,J=6.6Hz),5.84(1H,t,J=3.8Hz),5.39(1H,t,J=5.8Hz),5.30(1H,d,J=4.8Hz),5.09(1H,d,J=4.2Hz),4.95(2H,d,J=5.3Hz),4.90(1H,d,J=3.3Hz),4.27(2H,d,J=4.2Hz),3.75〜4.03(4H,m),3.47〜3.52(2H,m)
実施例14
構造式
化合物A98mgと4−(3−t−ブトキシメチル)ピリジンカルバルデヒド92.1mgをメタノール5mlに溶解し、酢酸18mlを加え、80℃で一晩攪拌した後に、反応液を濃縮し、得られた結晶をクロロホルムで洗浄した。これを、メタノール/テトラヒドロフラン(1:1)混合溶媒に溶解し、5%パラジウム炭素を加え水素気流下、3時間攪拌した。セライト濾過、濃縮後、残渣をテトラヒドロフランに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリドを加え、室温で30分間攪拌した。水を加え、メチルエチルケトンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、濃縮した。セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物13.5mgを得た。
Rf値:0.10(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;クロロホルム:メタノール:テトラヒドロフラン=2:1:1)
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.78(1H,s),9.75(1H,s)8.85(1H,d,J=9.1Hz),8.77(1H,d,J=9.1Hz),8.51(1H,s),8.11(1H,d,J=5.1Hz),7.59(1H,d,J=4.6Hz),7.17(1H,d,J=2.1Hz),6.97(1H,d,J=1.8Hz),6.79〜6.85(2H,m),6.25(1H,t,J=5.0Hz),5.98(1H,d,J=8.3Hz),5.86(1H,d,J=4.5Hz),5.32(1H,d,J=4.5Hz),5.23(1H,t,J=5.6Hz),5.11(1H,d,J=4.4Hz),4.91(1H,d,J=4.9Hz),4.74(2H,d,J=5.2Hz),4.35(2H,d,J=7.8Hz),3.73〜4.05(4H,m),3.43〜3.52(2H,m)
実施例15
構造式
化合物A50mgと(4、5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)チオフェン−2−カルボキシアルデヒド100mgを無水メタノール10mlに懸濁し、酢酸100mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物40mgを得た。これをメタノール3mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム12mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製、キーゼルゲル60F254、展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)により、精製し、表題の式で表される化合物26mgを得た。
Rf値:0.28(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):690(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.17(1H,s),9.50〜10.15(2H,br),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),7.16(1H,d,J=1.8Hz),6.97(1H,d,J=2.1Hz),6.92(1H,s),6.82(1H,dd,J=1.8,8.7Hz),6.79(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),6.04(1H,t,J=5.1Hz),6.04(1H,t.J=5.1Hz),5.96(1H,d,J=8.1Hz),5.88(1H,br),5.35(1H,br),5.28(1H,br),5.15(1H,br),4.93(2H,br),4.53(2H,br),4.73(2H,d,J=4.5Hz),4.30(1H,s),4.00(1H,m),3.91(2H,m),3.77(1H,m),3.52(2H,m)
実施例16
構造式
化合物A30mgと2−(3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピリジルカルバルデヒド50mgをメタノール6mlに懸濁し、酢酸30mmlを加えて、80℃で2時間攪拌した後に、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮し、中間化合物40mgを得た。これを、テトラヒドロフラン/メタノール(2:1)の混合溶媒に溶解し、シアノほう素化ナトリウム15mg、塩酸メタノール溶液3mlを加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液を濃縮しセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物27mgを得た。
Rf値:0.12(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,br),9,77(2H,br,)8,82(1H,d,J=9.0Hz),8.784(1H,d,J=9.0Hz),8.27(1H,dd,J=1.8,5.1Hz),7.83(1H,d,J=8.1Hz),7.28(1H,dd,J=8.1,5.1Hz),7.17(1H,d,J=1.8Hz),6.98(1H,d,J=1.8Hz),6.82(1H,dd,J=1.8,9.1Hz),6.79(1H,dd,J=1.8,9.0Hz),6.15(1H,t,J=5.1Hz),5.97(1H,d,J=8.1Hz),5.86(1H,t,J=4.2Hz),5.33(1H,d,J=5.4Hz),5.31(1H,d,J=5.4Hz),5.12(1H,d,J=4.8Hz),4.93(1H,d,J=4.5Hz),4.87(2H,d,J=6.0Hz),4.36(2H,d,J=5.1Hz),4.03(1H,m),3.91(2H,s),3.79(1H,m),3.51(2H,m)
実施例17
構造式
化合物C30mgと(6−ヒドロキシメチル−3−ピリジルメチル)ヒドラジン塩酸塩65mgをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、トリエチルアミン0.5mlを加え、80℃で3時間攪拌した後に、(6−ヒドロキシメチル−3−ピリジルメチル)ヒドラジン 塩酸塩33mgを加え、80℃で2時間攪拌した。反応液を濃縮乾固後、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮し、残渣を再びセファデックスLH−20のクロマト塔にかけエタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物7.2mgを得た。
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.12(1H,br),8.81(1H,d,J=8.7Hz),8.73(1H,d,J=8.7Hz),8.51(1H,s),7.90(1H,d,J=7.9Hz),7.39(1H,d,J=7.9Hz),7.11(1H,s),6.93(1H,s),6.77(2H,t,J=8.7Hz),6.21(1H,t,J=3.8Hz),5.92(1H,d,J=7.9Hz),4.85〜5.50(5H,br),4.48(2H,s),4.27(2H,d,J=3.8Hz),3.70〜4.05(4H,m),3.45〜3.52(2H,m)
実施例18
構造式
化合物C12.5mgと(5−ヒドロキシメチル−3−ピリジルメチル)ヒドラジン塩酸塩42mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、トリエチルアミン0.1mlを加えて、80℃で2.5時間攪拌した後に、トリエチルアミン0.1mlを加え、50℃で一晩攪拌した。反応液を濃縮乾固後、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮し、残渣を再びセファデックスLH−20のクロマト塔にかけエタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物2.4mgを得た。
Rf値:0.18(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,br),9.60〜10.02(2H,br),8.84(1H,d,J=8.5Hz),8.76(1H,d,J=8.6Hz),8.55(1H,s),8.37(1H,s),7.84(1H,s),7.16(1H,s),7.00(1H,s),6.75〜6.85(2H,m),6.21(1H,t,J=4.7Hz),5.95(1H,d,J=7.8Hz),5.88〜5.95(1H,br),5.40〜5.48(1H,br),5.26〜5.35(1H,br),5.15〜5.25(1H,br),4.90〜4.93(1H,br),4.56(2H,d,J=4.7Hz),4.50(2H,s),3.72〜4.05(4H,m),3.45〜3.55(2H,m)
実施例19
構造式
化合物D30mgと(6−ヒドロキシメチル−3−ピリジルメチル)ヒドラジン塩酸塩65mgをN、N−ジメチルホルムアミド5mlに溶解し、トリエチルアミン0.5mlを加え、80℃で1.5時間攪拌した。反応液を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物29mgを得た。
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):10.89(1H,br),10.36(1H,br),9.97(1H,br),8.67(1H,d,J=7.9Hz),8.52(1H,d,J=2.2Hz),8.50(1H,d,J=7.9Hz),7.93(1H,dd,J=2.2,8.1Hz),7.41(1H,d,J=8.1Hz),7.18(2H,t,J=7.9Hz),7.02(1H,d,J=7.9Hz),7.00(2H,t,J=7.9Hz),6.29(1H,t,J=4.5Hz),5.42(1H,d,J=5.6Hz),5.33(1H,d,J=6.1Hz),5.32(1H,t,J=6.0Hz),5.21(1H,d,J=5.3Hz),4.82〜4.91(1H,br),4.48(2H,d,J=6.0Hz),4.29(2H,d,J=4.5Hz),3.91〜4.12(2H,m),3.52〜3.79(3H,m),3.30〜3.40(1H,m)
実施例20
構造式
化合物B30mgと4−(t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)チオフェン−2−カルバルデヒド 152mgを無水メタノール6mlに懸濁し、酢酸 30mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出し、目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、中間化合物31mgを得た。これをメタノール3mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム30mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物5mgを得た。
Rf値:0.43(メルク社製,トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):675(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.80(2H,br),8.86(1H,d,J=9.0Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),7.17(1H,d,J=1.8Hz),7.03(1H,s),6.98(1H,d,J=2.1Hz),6.95(1H,s),6.80(2H,dt,J=2.1,8.7Hz),6.08(1H,t,J=5.1Hz),5.96(1H,d,J=7.8Hz),5.89(1H,br),5.36(1H,br),5.13(1H,br),4.93(1H,br),4.57(1H,br),4.38(2H,d,J=4.2Hz),4.05(2H,m),3.92(2H,s),3.77(1H,m),3.50(5H,m)
実施例21
構造式
化合物D17mgと4−(2−ヒドロキシメチル−4−ピリジルメチル)ヒドラジン トリフルオロ酢酸塩12mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、トリエチルアミン0.1mlを加えて、75℃で2時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加え水で3回抽出した。水層に食塩を加え、メチルエチルケトンで3回抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物8mgを得た。
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):10.90(1H,br),8.66(1H,d,J=7.6Hz),8.50(1H,d,J=7.6Hz),8.41(1H,d,J=5.0Hz),7.57(1H,s),7.48(1H,d,J=5.0Hz),7.17(2H,t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=7.6Hz),7.00(1H,d,J=7.6Hz),6.98(1H,t,J=7.6Hz),6.32(1H,t,J=4.8Hz),5.36(1H,t,J=3.7Hz),5.10〜5.50(4H,br),4.51(2H,d,J=3.7Hz),4.34(2H,d,J=4.8Hz),3.91〜4.12(2H,m),3.51〜3.80(3H,m)
実施例22
構造式
化合物C17mgと(2−ヒドロキシメチル−4−ピリジルメチル)ヒドラジントリフルオロ酢酸塩12mgをN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、トリエチルアミン0.1mlを加えて、80℃で3.5時間攪拌した。反応液に水、酢酸エチルを加えて分液し、水層に食塩を加えメチルエチルケトンで抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物4mgを得た。
FAB−MS(m/z):656(M+H+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.17(1H,br),9.55〜10.05(2H,br),8.85(1H,d,J=8.4Hz),8.77(1H,d,J=8.2Hz),8.41(1H,d,J=5.1Hz),7.56(1H,s),7.47(1H,d,J=5.1Hz),7.15(1H,s),6.96(1H,s),6.72〜6.85(2H,m),6.26(1H,t,J=4.9Hz),5.94(1H,d,J=8.6Hz),5.80〜5.99(1H,br),5.30〜5.42(2H,br),5.10〜5.20(1H,br),4.85〜4.95(1H,br),4.51(2H,d,J=1.8Hz),4.32(2H,d,J=4.5Hz),3.89〜4.04(1H,m),3.90(2H,m),3.74〜3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例23
構造式
化合物A14mgと5−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルピリジン−2−カルバルデヒド14.7mgを無水メタノール2mlに懸濁し、酢酸8mlを加えて、80℃で一晩攪拌した。反応液セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物15.3mgを得た。
シアノ水素化ほう素ナトリウム 75mgをテトラヒドロフラン1mlに懸濁し、塩化亜鉛(1.0Mジエチルエーテル溶液)0.55mlを滴下した。中間化合物15.3mgを、テトラヒドロフラン3mlに懸濁して加え、室温で2.5時間攪拌した。反応液に飽和水炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、メチルエチルケトンで抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をテトラヒドロフラン3mlに溶解し、過剰量のテトラブチルアンモニウムフルオリド(1Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。室温で30分間攪拌後、水を加え、メチルエチルケトンで抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物4.5mgを得た。
Rf値:0.1(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;クロロホルム:メタノール:テトラヒドロフラン=3:1:1)
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.77(2H,br),8.84(1H,d,J=8.5Hz),8.76(1H,d,J=8.6Hz),8.35(1H,d,J=1.7Hz),7.72(2H,s),7.17(1H,d,J=1.7Hz),6.98(1H,d,J=1.9Hz),6.78〜6.98(2H,m),6.22(1H,t,J=4.6Hz),5.96(1H,d,J=8.9Hz),5.87(1H,br),5.35(1H,br),5.22(1H,t,J=2.0Hz),5.11(1H,br),4.91(1H,br),4.46(2H,d,J=4.2Hz),4.35(2H,d,J=4.6Hz),3.73〜4.09(4H,m),3.49(2H,s)
実施例24
構造式
化合物A30mgと3,4−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)チオフェン−2−カルバルデヒド30mgを無水メタノール6mlに懸濁し、酢酸30mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物31mgを得た。これを、メタノール5mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム10mg、10%塩酸メタノール溶液100mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチルに希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物25mgを得た。
Rf値:0.30(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):691(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.79(1H,s),9.76(1H,s),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),7.18(1H,d,J=1.8Hz),7.15(1H,s),6.98(1H,d,J=2.1Hz),6.82(2H,dt,J=8.7,1.8Hz),6.04(1H,t,J=5.4Hz),5.97(1H,d,J=8.1Hz),5.86(1H,t,J=3.6Hz),5.33(1H,d,J=4.2Hz),5.12(1H,d,J=4.2Hz),5.01(1H,t,J=6.0Hz),4.93(1H,d,J=4.8Hz),4.85(1H,t,J=5.7Hz),4.52(2H,d,J=5.7Hz),4.70(2H,d,J=5.7Hz),4.40(2H,d,J=4.8Hz),4.01(1H,m),3.92(2H,m),3.77(1H,m),3.50(2H,m)
実施例25
構造式
化合物A18mgと4−ヒドロキシメチルピリジン−2−カルバルデヒド 7mgを無水メタノール2mlに懸濁し、酢酸 数滴を加えて、80℃で1.5時間攪拌した。反応液を濃縮乾固後、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物22mgを得た。
シアノ水素化ほう素ナトリウム90mgをテトラヒドロフラン1mlに懸濁し、塩化亜鉛(1.0Mジエチルエーテル溶液)0.66mlを滴下した。中間化合物22mgを、テトラヒドロフラン3mlに懸濁して加え、室温で2.5時間攪拌した。反応液に水を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で弱アルカリ性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物11mgを得た。
FAB−MS(m/z):656(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.21(1H,s),9.80(1H,s),9.77(1H,s),8.86(1H,d,J=8.6Hz),8.78(1H,d,J=8.1Hz),7.82〜7.95(1H,m),7.68〜7.75(1H,m),7.33〜7.43(1H,m),7.19(1H,s),7.00(1H,s),6.78〜6.89(2H,m),6.22(1H,t,J=4.5Hz),5.97(1H,d,J=7.9Hz),5.86(1H,t,J=3.8Hz),5.33(1H,d,J=4.2Hz),5.29(1H,t,J=5.9Hz),5.11(1H,d,J=5.0Hz),4.91(1H,d,J=4.1Hz),4.42(2H,d,J=5.5Hz),4.33(2H,d,J=1.6Hz),3.99〜4.09(1H,m),3.91(2H,m),3.72〜3.80(1H,m),3.50(2H,m)
実施例26
構造式
化合物A20mgと3−(3−t−ブチルジメチルシリルオキシフェニル)プロパナール20mgを無水メタノール4mlに懸濁し、酢酸20mlを加えて、80℃で8時間攪拌した。反応液を濃縮し、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物14mgを得た。これをメタノール5mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム7.5mg、10%塩酸メタノール溶液0.5mlを加え、室温で2時間攪拌した後、2N塩酸0.5mlを加え、室温で一晩攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物12mgを得た。
Rf値:0.36(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):669(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.65(3H,br),8.87(1H,d,J=8.1Hz),8.79(1H,d,J=8.1Hz),7.17(1H,d,J=1.7Hz),7.02(1H,t,J=8.1Hz),6.98(1H,d,J=1.7Hz),6.81(2H,dt,J=1.7,5.7Hz),6.64(1H,d,J=8.1Hz),6.62(1H,s),6.57(1H,dd,J=1.8,8.1Hz),5.96(1H,d,J=8.1Hz),5.87(1H,br),5.74(1H,t,J=4.8Hz),5.35(1H,br),5.12(1H,br),4.92(1H,br),4.02(1H,d,J=10.8Hz),3.91(2H,m),3.79(1H,d,J=9.9Hz),3.51(2H,d,J=7.5Hz),3.02(2H,m),2.65(2H,t,J=7.2Hz),1.72(2H,t,J=8.1Hz)
実施例27
構造式
化合物A15mgと6−ヒドロキシメチルピリジン−2−カルバルデヒド6.9mgを無水メタノール1mlに懸濁し、酢酸を数滴加えて、80℃で5時間攪拌した。反応液を濃縮乾固後、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物5.2mgを得た。
シアノ水素化ほう素ナトリウム 68mgをテトラヒドロフラン2mlに懸濁し、塩化亜鉛(1.0Mジエチルエーテル溶液)0.5mlを滴下した。中間化合物5.2mgを、テトラヒドロフラン1mlに懸濁して加え、室温で一晩攪拌した。反応液に水を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で弱アルカリ性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物2.0mgを得た。
Rf値:0.29(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):656(M+H+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.21(1H,s),9.80(1H,s),9.77(1H,s),8.86(1H,d,J=8.6Hz),8.78(1H,d,J=8.1Hz),7.82〜7.95(1H,m),7.68〜7.75(1H,m),7.33〜7.43(1H,m),7.19(1H,s),7.00(1H,s),6.78〜6.89(2H,m),6.22(1H,t,J=4.5Hz),5.97(1H,d,J=7.9Hz),5.86(1H,t,J=3.8Hz),5.33(1H,d,J=4.2Hz),5.29(1H,t,J=5.9Hz),5.11(1H,d,J=5.0Hz),4.91(1H,d,J=4.1Hz),4.42(2H,d,J=5.5Hz),4.33(2H,d,J=1.6Hz),3.99〜4.09(1H,m),3.91(2H,m),3.72〜3.80(1H,m),3.50(2H,m)
実施例28
構造式
化合物A40mgと3,5−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)チオフェン−2−カルバルデヒド60mgを無水メタノール8mlに懸濁し、酢酸 40mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、中間化合物 46mgを得た。これをメタノール5mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム30mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物36mgを得た。
Rf値:0.24(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):690(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.79(1H,s),9.76(1H,s),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.4Hz),7.18(1H,d,J=1.8Hz),6.98(1H,d,J=1.8Hz),6.83(1H,s),6.82(2H,dt,J=1.8,8.4Hz),5.99(1H,t,J=4.8Hz),5.97(1H,d,J=9.0Hz),5.87(1H,t,J=4.2Hz),5.35(1H,t,J=5.4Hz),5.33(1H,d,J=4.8Hz),5.12(1H,d,J=5.1Hz),4.96(1H,d,J=5.7Hz),4.94(1H,d,J=5.4Hz),4.49(4H,t,J=6.6Hz),4.34(2H,d,J=4.8Hz),4.03(1H,m),3.92(2H,m),3.77(1H,m),3.50(2H,m)
実施例29
構造式
化合物B50mgと3,5−ビス−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)チオフェン−2−カルバルデヒド60mgを無水メタノール/N,N−ジメチルホルムアミド(5:1)12mlに溶解し、酢酸50mlを加えて、80℃で一晩攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、残渣をテトラヒドロフラン/メタノール混合溶媒(2:1)6mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム30mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物37mgを得た。
Rf値:0.31(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):690(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):10.90(1H,s),10.37(1H,br),9.98(1H,br),8.69(1H,d,J=8.4Hz),8.52(1H,d,J=8.4Hz),7.19(2H,dt,J=1.5,8.4Hz),7.05(1H,d,J=8.6Hz),7.01(2H,t,J=8.4Hz),6.83(1H,s),6.04(1H,t,J=4.8Hz),5.42(1H,d,J=5.7Hz),5.35(2H,t,J=6.0Hz),5.21(1H,d,J=5.4Hz),4.95(1H,t,J=6.0Hz),4.91(1H,br),4.50(4H,t,J=5.7Hz),4.36(2H,d,J=5.4Hz),4.00(2H,m),3.73(1H,m),3.62(2H,m),3.40(1H,m)
実施例30
構造式
化合物A20mgと2−ヒドロキシメチルチオフェン−3−カルバルデヒド 20mgを無水メタノール4mlに溶解し、酢酸20mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、残渣をテトラヒドロフラン/メタノール混合溶媒(2:1)3mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム30mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物16mgを得た。
Rf値:0.49(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):660(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.79(1H,s),9.75(1H,s),8.86(1H,d,J=8.4Hz),8.78(1H,d,J=8.4Hz),7.30(1H,d,J=4.8Hz),7.17(1H,d,J=2.1Hz),7.09(1H,d,J=5.4Hz),6.98(1H,d,J=2.1Hz),6.82(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),6.80(1H,dd,J=2.1,8.4Hz),5.97(1H,d,J=8.1Hz),5.92(1H,t,J=5.1Hz),5.86(1H,t,J=3.9Hz),5.37(1H,d,J=5.7Hz),5.33(1H,d,J=4.5Hz),5.12(1H,d,J=4.8Hz),4.93(1H,d,J=4.8Hz),4.76(2H,d,J=5.7Hz),4.20(2H,d,J=5.1Hz),4.00(1H,m),3.91(2H,s),3.77(1H,m),3.50(2H,m)
実施例31
構造式
化合物A30mgと3−t−ブチルジメチルシリルオキシメチルチオフェン−2−カルバルデヒド30mgを無水メタノール5mlに溶解し、酢酸30mlを加えて、80℃で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、残渣をメタノール3mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム30mg、10%塩酸メタノール溶液300mlを加え、室温で1時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物24mgを得た。
Rf値:0.40(メルク社製、キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):660(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.78(1H,s),9.75(1H,s),8.85(1H,d,J=8.7Hz),8.78(1H,d,J=9.0Hz),7.31(1Hd,J=4.8Hz),7.18(1H,d,J=1.8Hz),6.99(1H,d,J=4.8Hz),6.97(1H,d,J=1.8Hz),6.81(2H,ddJ=1.8,9.0Hz),6.06(1H,t,J=4.8Hz),5.97(1H,d,J=8.7Hz),5.86(1H,t,J=3.9Hz),5.33(1H,d,J=4.5Hz),5.12(1H,d,J=4.5Hz),4.99(1H,t,J=5.4Hz),4.93(1H,d,J=5.1Hz),4.53(2H,d,J=5.7Hz),4.38(2H,d,J=4.8Hz),4.02(1H,m),3.91(2H,m),3.77(1H,m),3.50(2H,m)
実施例32
構造式
化合物A35mgと8−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1−ナフトアルデヒド60mgをメタノール2mlに懸濁し、酢酸を数滴加え、60℃で2時間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた固体をクロロフォルムで洗浄し、中間化合物 32.5mgを得た。
シアノ水素化ほう素ナトリウム 68mgをテトラヒドロフラン3mlに懸濁し、塩化亜鉛(1。0Mジエチルエーテル溶液)0.5mlを滴下した。中間化合物32.5mgをテトラヒドロフラン2mlに懸濁して加え、室温で2時間攪拌後、飽和食塩水を加え、酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶媒で抽出した。有機層を乾燥濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン1.5mlに溶解し、テトラブチルアンモニウム フロリド 0.5mlを加えた。室温で1.5時間攪拌後、酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶媒で希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し、有機層を乾燥濃縮し、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物3.3mgを得た。
FAB−MS(m/z):705(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.16(1H,s),8.84(1H,d,J=7.9Hz),8.76(1H,d,J=7.9Hz),7.87(2H,d,J=7.4Hz),7.68(1H,d,J=7.4Hz),7.58(1H,d,J=7.4Hz),7.49(1H,d,J=7.4Hz),7.39(1H,t,J=7.4Hz),7.15(1H,s),6.97(1H,s),6.80(2H,t.J=7.9Hz),5.86〜6.00(3H,m),5.42(2H,s),4.85(2H,d,J=4.2Hz),4.80〜5.50(4H,br),3.72〜4.05(4H,m),3.45〜3.59(2H,m)
実施例33
構造式
化合物A30mgと4−t−ブチルジメチルシリルオキシチオフェン−3−カルバルデヒド30mgをメタノール6mlに懸濁し、酢酸30mlを加え、80℃で2時間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固し、これを、テトライドロフラン/メタノール混合溶媒(2:1)5mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム 20mg、10%塩酸メタノール溶液200mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物15mgを得た。
Rf値:0.47(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):661(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.79(1H,s),9.76(1H,s),8.86(1H,d,J=8.7Hz),8.78(1H,d,J=8.7Hz),7.43(1H,d,J=3.3Hz),7.30(1H,d,J=3.6Hz),7.17(1H,d,J=2.1Hz),6.98(1H,d,J=2.1Hz),6.83(1H,dd,J=2.1,8.7Hz),6.81(1H,dd,J=2.1,8.7Hz),6.04(1H,t,J=5.1Hz),5.97(1H,d,J=9.0Hz),5.87(1H,t,J=3.6Hz),5.34(1H,d,J=3.9Hz),5.12(1H,d,J=5.1Hz),5.10(1H,t,J=5.1Hz),4.92(1H,d,J=4.5Hz),4.67(2H,d,J=5.4Hz),4.23(2H,d,J=4.2Hz),4.01(1H,m),3.92(2H,s),3.77(1H,m),3.50(2H,m)
実施例34
構造式
化合物A38mgと4−ヒドロキシメチルチオフェン−2−カルバルデヒド 25mgを無水メタノール7mlに懸濁し、酢酸45mlを加えて、80℃で7時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、メタノール/クロロホルムから結晶38mgを濾取した。この結晶をテトラヒドロフラン/メタノール(4:1)10mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム13mg、10%塩酸メタノール溶液0.5mlを加え、室温で30分間攪拌した。酢酸エチルに希釈し、飽和食塩水で洗浄後、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物21.7mgを得た。
Rf値:0.24(メルク社製、キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):660(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.77(2H,br),8.86(1H,d,J=8.6Hz),8.78(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1H,s),7.14(1H,d,J=1.8Hz),6.98(2H,m),6.81(2H,dt,J=1.8,6.9Hz),6.12(1H,t,J=5.1Hz),5.97(1H,d,J=8.1Hz),5.87(1H,s),5.35(1H,d,J=1.8Hz),5.13(1H,d,J=2.4Hz),5.01(1H,t,J=5.4Hz),4.93(1H,d,J=3.6Hz),4.40(2H,d,J=4.5Hz),4.34(2H,d,J=4.8Hz),4.00(1H,dd,J=2.1,11.6Hz),3.91(2H,s),3.79(1H,m),3.51(2H,br)
実施例35
構造式
化合物A107mgと5−ヒドロキシメチルフルフラ−ル126mgをメタノ−ル2mlに懸濁し、酢酸を数滴加え、80℃で一晩攪拌した。反応液を濃縮し、得られた固体をクロロホルムで洗浄した。これを、メタノール/テトラヒドロフラン混合溶媒(1:2)5mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム 62.8mg、10%塩酸メタノール溶液5mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶媒で希釈し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥濃縮し、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物103mgを得た。
FAB−MS(m/z):644(M)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.77(2H,br),8.85(1H,d,J=8.5Hz),8.77(1H,d,J=8.6Hz),7.18(1H,d,J=2.1Hz),6.98(1H,d,J=1.7Hz),6.75〜6.86(2H,m),6.31(1H,d,J=3.1Hz),6.15(1H,d,J=3.1Hz),6.03(1H,t,J=4.7Hz),5.97(1H,d,J=8.3Hz),5.87(1H,t,J=3.6Hz),5.34(1H,d,J=3.9Hz),5.08〜5.15(2H,m),4.93(1H,d,J=4.5Hz),4.28(2H,d,J=5.6Hz),4.20(2H,d,J=4.7Hz),3.72〜4.05(4H,m),3.45〜3.55(2H,m)
実施例36
構造式
化合物A39mgと3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチルベンズアルデヒド33mgをメタノール8mlに懸濁し、酢酸150μlを加え、室温で三晩攪拌した。反応液を濾過し、得られた固体をクロロホルムで洗浄した。これを、メタノール/テトラヒドロフラン混合溶媒(1:2)5mlに溶解し、シアノ水素化ほう素ナトリウム 9mg、10%塩酸メタノール溶液 数滴を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を減圧乾固し、セファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物3.5mgを得た。
FAB−MS(m/z):670(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.77(1H,s),9.76(1H,s),9.28(1H,br),8.87(1H,d,J=8.5Hz),8.78(1H,d,J=8.5Hz),7.18(1H,d,J=7.9Hz),7.17(1H,s),6.97(1H,d,J=2.0Hz),6.77〜6.93(4H,m),5.96(1H,d,J=8.2Hz),5.92(1H,t,J=5.0Hz),5.86(1H,t,J=3.2Hz),5.33(1H,d,J=4.3Hz),5.12(1H,d,J=4.6Hz),4.92(1H,d,J=5.0Hz),5.83(1H,br),4.41(2H,d,J=3.2Hz),4.14(2H,d,J=5.0Hz),4.00(1H,m),3.90(2H,m),3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例37
構造式
化合物A30mgと3−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアルデヒド24.9mgをメタノール1mlに懸濁し、酢酸を数滴加え、80℃で1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をクロロホルムで洗浄した。これを、メタノール2mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム 9.0mg、10%塩酸メタノール溶液 数滴を加え、室温で30分間攪拌した。反応液を減圧乾固した残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物20.7mgを得た。
FAB−MS(m/z):669(M+H)+
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.18(1H,s),9.78(1H,s),9.75(1H,s),8.87(1H,d,J=8.5Hz),8.79(1H,d,J=8.6Hz),7.36(1H,s),7.32(1H,d,J=7.6Hz),7.15〜7.25(2H,m),7.07(1H,d,J=7.6Hz),6.97(1H,d,J=2.0Hz),6.75〜6.85(2H,m),6.02(1H,d,J=5.2Hz),5.96(1H,d,J=8.2Hz),5.86(1H,t,J=3.3Hz),5.33(1H,d,J=4.3Hz),5.11(1H,d,J=4.9Hz),4.90(1H,d,J=5.4Hz),4.61(1H,t,J=5.3Hz),4.23(2H,d,J=4.5Hz),3.72〜4.05(4H,m),3.45〜3.60(4H,m),2.69(2H,t,J=7.3Hz)
実施例38
構造式
化合物A40mgと5−ヒドロキシメチルチオフェン−3−カルバルデヒド 40mgをメタノール8mlに懸濁し、酢酸40mlを加え、80℃で3時間攪拌した。反応液を室温に冷却し、クロロホルムを加え、粉体を濾取した。これを、メタノール5mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム20mg、10%塩酸メタノール溶液200mlを加え、室温で30分間攪拌した。反応液を酢酸エチル/メチルエチルケトンの混合溶媒で希釈し、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥濃縮した。残渣をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物21mgを得た。
Rf値:0.29(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):660(M+)
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.80(2H,br),8.86(1H,d,J=9.0Hz),8.79(1H,d,J=8.7Hz),7.34(1H,s),7.17(1H,d,J=1.5Hz),7.04(1H,s),6.97(1H,d,J=1.5Hz),6.82(1H,dd,J=1.5,9.0Hz),6.80(1H,dd,J=8.7,1.5Hz),5.97(2H,t,J=5.1Hz),5.87(1H,br),5.40(1H,t,J=6.0Hz),5.35(1H,br),5.13(1H,s),4.91(1H,d,J=3.9Hz),4.57(2H,d,J=4.2Hz),4.20(2H,d,J=4.8Hz),3.88〜4.10(3H,m),3.78(1H,m),3.50(2H,m)
実施例39
構造式
化合物A38mgと3−ヒドロキシメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド91mgをN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、酢酸3滴を加え、80℃で3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣をクロロホルムで洗浄した。これを、メタノール3mlに懸濁し、シアノ水素化ほう素ナトリウム 40mg、10%塩酸メタノール溶液数滴を加え、室温で30分間攪拌した。反応液をセファデックスLH−20のクロマト塔にかけメタノールで溶出した。目的物を含む分画を濃縮乾固することにより、表題の式で表される化合物8.9mgを得た。
Rf値:0.15(メルク社製,キーゼルゲル60F254,展開溶媒;アセトニトリル:テトラヒドロフラン:トルエン:水:酢酸=4:2:2:0.5:0.1)
FAB−MS(m/z):
1H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δppm):11.19(1H,s),9.75(1H,br),9.74(1H,br),9.23(1H,br),8.87(1H,d,J=8.6Hz),8.79(1H,d,J=8.6Hz),7.37(1H,s),7.12〜7.20(2H,m),6.98(1H,d,J=2.1Hz),6.75〜6.85(2H,m),6.70(1H,d,J=8.3Hz),5.97(1H,d,J=8.3Hz),5.86(1H,t,J=4.4Hz),5.76(1H,t,J=5.3Hz),5.33(1H,d,J=4.4Hz),5.10(1H,d,J=3.4Hz),4.89〜4.98(2H,m),4.44(2H,d,J=4.5Hz),3.72〜4.15(6H,m),3.48〜3.55(2H,m)
Claims (3)
- 請求項1又は2に記載の化合物又はその医薬上許容される塩を含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
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