JP4154849B2 - 比重差選別機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、比重差を利用して被選別物を上下に選別できるようにした比重差選別機に係り、詳しくは、被選別物の種類や形状、大きさ等といった性状の異なりに対応して良好に選別できるようにする技術に関する。被選別物としては、廃棄処分された家電製品や産業廃棄物等がある。
【0002】
【従来の技術】
比重差選別機とは、多種の材料が混在する被選別物(混合材或いは原料)から、各材料間の比重の違い利用して材料の被選別物(分別)回収を行う機器である。従来では、図6に示すように、多数の空気孔を設けた傾斜板(網)33を振動させるとともに、その下から風を吹き上げる。風の影響により、軽比重物は傾斜板33上を浮遊して傾斜板33下方側に移動し、傾斜板33上に滞留する重比重物は振動によって傾斜板33上方側に移動して排出されるとともに、さらに比重の小さい材料は比重差選別機上部のダクト34等で吸引されて回収される。
【0003】
傾斜板33は、その下方側に揺動するときには下降し、上方側に揺動するときには上昇するように揺動方向が設定されており、傾斜板33上に載っている被選別物には上方側に向けて飛ばされる力が作用するので、重比重物はその作用を明確に受けて上方側に移動して行くようになる。これに対して、軽比重物は傾斜による下降移動成分の方が勝る状態になり、下方側に移動するようになる。つまり、比重差を用いて被選別物を比重別に選別・回収できるのである。
【0004】
このような基本構造を有した比重差選別機の一例としては、特許第2864959号公報に示されたものが知られている。これは、ベースに対して防振支持された機台上に、送風機による風の吹き上げが併用される箱型振動篩(本願に言う選別ケース)を、振動手段を介して連結して成る選別装置であり、振動手段は、アームとばねを介して機台に連結される箱型振動篩を、モータ利用の起振源によって振動(揺動)させるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
被選別物が載置される網面に多数の空気孔が形成された傾斜状の選別ケースを振動させるとともにその下から風を吹き上げることにより、比重の大なるものは選別ケース上方へ、かつ、比重の小なるものは選別ケース下方へと別れて移動させて選別できるようにした従来の比重差選別機においては、材料(被選別物)の性状の異なりには、選別ケースの傾斜角度を変更調節することで対処していた。例えば、揺動機構が連結される下部ケース部と、この下部ケース部に支持されるケース本体とで選別ケースを構成し、ケース本体の下部ケース部に対する角度を調節自在とする構造等である。
【0006】
しかしながら、傾斜角度を調節しても、揺動機構によって選別ケースに付与される加速力方向(往復揺動方向又は振動方向)は同じであるため、所期した程の効果を奏するには至らないものであり、良好な選別作用を得るには改善の余地が残されているものであった。
【0007】
本発明の目的は、被選別物の性状が異なっても、その異なり対応できて良好に選別できる比重差選別機を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の構成は、被選別物が搭載される選別ケースを、揺動機構を介して往復揺動自在に台枠に支持するとともに、選別ケースの往復揺動によって比重差選別された被選別物のうちの比重の大なるものを回収する第1回収部と、比重の小なるものを回収する第2回収部とを備えてある比重差選別機において、選別ケースの台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能な角度調節機構を設けてあり、前記揺動機構が、前記台枠と前記選別ケースとがこれら双方に相対固定される弾性部材を介して連結されることにより、前記弾性部材の弾性変形によって前記選別ケースを往復揺動自在に前記台枠に支持するものに構成されるとともに、前記角度調節機構が、前記台枠及び前記選別ケースと前記弾性部材との相対角度を夫々変更設定可能に相対固定することによって構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項1の構成によれば、角度調節機構によって選別ケースの台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能であるので、被選別物の種類、大きさ、形状等の性状の異なりに対して、選別ケースの揺動移動方向を変更設定する対策を採れるようになる。つまり、前述した選別ケースの傾斜角度変更と合わせた複合調節が行えるようになるので、傾斜角度調節のみしか行えなかった従来に比べて、良好な選別作用を発揮させるための調節範囲を大きく広げることが可能になった。
【0010】
因みに、従来の比重差選別機では、図7に示すように、板バネ17と選別ケース7及び台枠16とは、夫々相対移動不能に固定されており、角度調節できる構造では無かった。
【0012】
請求項1の構成によれば、次のような作用が得られる。即ち、選別ケースの往復揺動移動を、選別ケースと機枠との双方に相対固定される弾性部材の有する弾性変形によって行わせるものであり、ガイドレールとローラの組合わせや平行リンク機構を設ける手段に比べて、摺動部を皆無にでき、かつ、構造も簡単化できるので、耐久性やコストでより有利な手段になる。そして、選別ケースや機枠と弾性部材との相対角度の変更設定可能な相対固定手段としては、例えば、ボルトを用いる場合には、ボルト取付孔を多数設けるといった簡単な改造を施すことで実現可能であり、角度調節機構を廉価に構成できるようになる。又、台枠と選別ケースとの相対角度を、弾性部材の上下の各々において変更設定することが可能である。
【0013】
請求項2の構成は、被選別物が搭載される選別ケースを、揺動機構を介して往復揺動自在に台枠に支持するとともに、前記選別ケースの往復揺動によって比重差選別された前記被選別物のうちの比重の大なるものを回収する第1回収部と、比重の小なるものを回収する第2回収部とを備えてある比重差選別機であって、前記選別ケースの前記台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能な角度調節機構を設けてあり、揺動機構が、台枠と選別ケースとがこれらのうちの一方に相対固定される弾性部材を介して連結されることにより、弾性部材の弾性変形によって選別ケースを往復揺動自在に台枠に支持するものに構成されるとともに、角度調節機構が、一方と弾性部材とをこれら両者の相対角度が変更設定可能に相対固定することによって構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項2の構成によれば、角度調節機構によって選別ケースの台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能であるので、被選別物の種類、大きさ、形状等の性状の異なりに対して、選別ケースの揺動移動方向を変更設定する対策を採れるようになる。つまり、前述した選別ケースの傾斜角度変更と合わせた複合調節が行えるようになるので、傾斜角度調節のみしか行えなかった従来に比べて、良好な選別作用を発揮させるための調節範囲を大きく広げることが可能になった。また、次のような作用が得られる。即ち、機枠と弾性部材とは相対固定し、かつ、選別ケースと弾性部材とは枢支連結するといった具合に構成して、選別ケースの往復揺動移動を、板バネ等の弾性部材の有する弾性変形によって行わせるものであり、ガイドレールとローラの組合わせや平行リンク機構を設ける手段に比べて、摺動部を減少でき、かつ、構造も簡単化できるので、耐久性やコストで有利な手段になる。
【0015】
そして、選別ケース又は機枠と弾性部材との相対角度の変更設定可能な相対固定手段としては、請求項1の構成の場合と同様に、ボルト取付孔を多数設けるといった簡単な改造を施すことによって、角度調節機構を廉価に構成することができる。又、台枠と選別ケースとの相対角度を、弾性部材の上下の一方のみにおいて変更設定可能であり、請求項1の構成に比べて構造の簡単化が図れる。
【0016】
請求項1の構成では、弾性部材を選別ケースと機枠との双方に相対固定、即ち剛結されていて、所謂両持ち梁状態に支持されることになるから、弾性部材の弾性変形はせん断方向に作用するものとなる。これに対して、選別ケースと機枠との一方が弾性部材に剛結されていて、弾性部材が所謂片持ち梁状態に支持されることになる請求項2の構成では、弾性変形は曲げモーメントとして作用するものとなる。
【0017】
つまり、同じ弾性部材を用いた場合では、請求項2の手段の方が弾性部材のバネ定数が小さくなって変形し易いので、選別ケースは大きい振幅でもってゆっくりと往復揺動され、請求項1の手段の方は、弾性部材のバネ定数が大きくなって変形し難いので、選別ケースは小さい振幅でもって素早く往復揺動されるようになる。従って、選別ケース及び機枠と弾性部材との取付方を異ならせることによって被選別物に与える揺動条件を変更することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明による比重差選別機Aの概略構成図を示す。この比重差選別機Aは、被選別物である混合材の供給部1と、主選別回収部2と、吸引回収部3とから構成されている。先ず、概略の選別・回収作用を説明すると、供給部1からの混合材を搬入ホッパ20から主選別回収部2に投入し、振動的に往復揺動される選別ケース7上において混合材に選別作用を付与し、混合材のうちの比重の大なるものは傾斜配置されている選別ケース7の傾斜上手側に運ばれ、第1回収部8に落下回収される。
【0019】
比重の小さいものは選別ケース7の傾斜下手側の運ばれ、第2回収部9に落下回収される。そして、比重のさらに小さなものは選別風によって選別ケース7の上方に吹き上げられ、第2ブロワ10の吸引力によってサイクロン11に吸引搬送され、その下方の第3回収部12に回収されるのである。つまり、混合材を比重の大、中、小の3種に選別して回収するようになっている。次に、各部の構造について説明する。
【0020】
供給部1は、混合材を貯留するホッパ4と、このホッパ4の下方に配置される電磁フィーダ5とから構成され、主選別回収部2の上方に配置されている。電磁フィーダ5は、弾性支持される下部5Aの上側に、混合材を受け入れるケース5Bを載置して構成されており、ホッパ4に貯めている混合材を主選別回収部2に供給するための機能を有している。尚、ホッパ4に投入される混合材は、磁選機(図外)等によって予め鉄類が取り除かれた状態になっている。
【0021】
主選別回収部2は、混合材を搭載する選別ケース7と、選別ケース7を揺動機構aを介して往復揺動自在に支持する台枠16と、台枠16を防振バネ14を介して防振支持(弾性支持)する枠体13と、選別ケース7に吹き上げ力を付与する送風装置15とを備えて構成されている。
【0022】
選別ケース7は、左右で高さが異なるように傾斜が付けられた平面視矩形で無蓋状の箱体によって構成されており、前後左右の計4個の板バネ17を介して台枠16に支持されている。選別ケース7の上側は、袋状のカバー(スクリーン)19で覆われており、このカバー19の上部に、供給部1からの混合材を受け入れるための漏斗状の入口である搬入ホッパ20と、吸引回収部3の吸入口22aとが、隙間が無い状態で配置されている。
【0023】
揺動機構aは、前述の4個の板バネ17と、台枠16に振動を付与する起振部18とから構成されている。板バネ17は、その下端部を台枠16に、かつ、上端部を選別ケース7に夫々ボルト21によって相対移動不能に剛結されている。つまり、選別ケース7と台枠16とが、夫々に相対固定される板バネ(弾性部材の一例)17を介して連結されることにより、板バネ17の弾性変形によって選別ケース7を振動(往復揺動)自在に台枠16に支持するものに構成されている。そして、電気モータ(図示せず)利用の起振部18によって台枠16を振動させることにより、板バネ17を介して連結された選別ケース7が振動的に左右に往復揺動移動され、それによって選別ケース7上の混合材に比重差による選別作用を与えることができる。
【0024】
選別ケース7の往復揺動によって比重差選別された混合材のうちの比重の大なるものを回収する第1回収部8と、比重の中なるものを回収する第2回収部9とを備えてある。第1回収部8は、選別ケース7の傾斜上側端に連結された第1排出路8aと、第1回収容器8bとで構成されるとともに、第2回収部9は、選別ケース7の傾斜下側端に連結された第2排出路9aと、第2回収容器9bとで構成されている。
【0025】
吹出し用の第1ブロワで構成される送風装置15は、選別ケース7の下方に配置されており、その先拡がり状の排風口15aが選別ケース7における網状の底面(図示せず)に臨むようにしてある。つまり、排風口15aから上方に向かう風が選別ケース7上の混合材に下方から作用するので、混合材のうちの比重の小なるものの中で更に比重の小なるものは、吹き上げられて選別ケース7の上方にて浮遊して吸入口22aに吸い込まれ、第3回収部13にて回収される。混合材のうちの比重の小なるものは第2回収部9で回収される。
【0026】
吸引回収部3は、吸引用の第2ブロワ10と、サイクロン11と第3回収部12と、吸引ダクト22等から構成されている。つまり、選別ケース7の上方空間にて浮遊しているゴミ、ホコリ、ポリ袋の破片といった比重の小なる材料を吸引ダクト22で吸引してサイクロン11にて吸引風と分離して落下させ、漏斗状の排出経路12aから第3回収箱12bに回収できるように構成されている。
【0027】
次に、角度調節機構Bについて説明する。図2〜図4に示すように、本比重差選別機Aには、選別ケース7の台枠16に対する揺動移動方向を変更設定可能な角度調節機構Bを設けてある。角度調節機構Bは、台枠16及び選別ケース7と板バネ17との相対角度を夫々変更設定可能に相対固定することによって構成されている。
【0028】
すなわち、選別ケース7及びその側面に溶着された補強板23に、L字ステー24が固着された上取付けプレート25を、かつ、台枠16の側面に、L字ステー24が固着された下取付けプレート26を、夫々2個の連結ボルト27,27を用いて固定してあり、各L字ステー24,24にボルト21を用いて板バネ17を固定してある。台枠16及び選別ケース7の連結ボルト27挿通用の孔は、板バネ17の長手方向中央部の仮想支点Pを中心とした円弧長孔28,29,30,31に形成してある。
【0029】
4箇所の各円弧長孔28,29,30,31は、連結ボルト27の仮想支点Pに対する左右の調節角度を全てθ1,θ2としてあり、板バネ17と選別ケース7又は台枠16との傾斜角度βが最も小さい姿勢[図4(イ)参照]と、傾斜角度βが最も大きい姿勢[図4(ロ)参照]との間の任意の角度位置で固定維持自在である。この構造では、板バネ17に対する台枠16と選別ケース7との角度移動量が互いに同じで、かつ、互いに反対方向に向くので、連結ボルト27を操作して角度調節しても、相対的に板バネ17の角度が変更するだけで、台枠16と選別ケース7との相対位置は変化しない利点がある。この作用により、カバー19の位置も変更せずに済むので好ましい。
【0030】
混合材(被選別物)の一例としては、クラッシャにて破砕された冷蔵庫等の廃家電品がある。この廃家電品のうちの大比重物としては、銅、アルミ類、被覆電線等であり、中比重物としては、プラスチック、パッキン、ゴム等であり、軽比重物としては、ウレタン、スポンジ、発泡スチロール等である。尚、前述したように、冷蔵庫のコンプレッサといった鉄類は、供給部1に搬入される前工程において取り除かれている。
【0031】
台枠16(又は選別ケース7)に直交する方向と板バネ17長手方向とがなす角度、すなわち、90度から傾斜角度βを減じた角度のことを振動角度と言い、振動角度α=90−βである。振動角度αを大きくすると(傾斜角度βを小さくすると)、選別ケース7上の混合材は、より上向きに高く放り出されるようになり、重比重物等の混合材の選別ケース7の傾斜上手側への移動が行われ難くなるとともに、より選別風の影響を受ける状態になる。振動角度αを小さくすると(傾斜角度βを大きくすると)、選別ケース7上の混合材は、上向きには小さいが横向きには大きく放り出されるようになり、重比重物等の混合材の選別ケース7の傾斜上手側への移動が行われ易くなるとともに、選別風の影響を受け難くなる。
【0032】
振動角度αを調節する具体例としては次のようである。先ず、条件として、重比重物として銅を、中比重物としてプラスチックを回収するものとし、第1回収部8には銅だけを回収するのが望ましく、第2回収部9にはプラスチックだけを回収するのが望ましいとする。混合材に銅が多く存在しているのに、第1回収部8における銅の回収が芳しくないとき(銅の回収率が悪いとき)や、第2回収部9にて、プラスチック以外に銅が多く回収されてしまっているとき等には、振動角度αを小さく(傾斜角度βを大きく)する。そして、第1回収部8にて、銅以外にプラスチックが多く回収されているときや、第2回収部9にて、プラスチックがあまり回収されていない(つまり、別の回収部にて回収されている)ときには、振動角度αを大きく(傾斜角度βを小さく)するのである。
【0033】
〔別実施形態〕
図5に示すように、板バネ17上端にボス17Aを取付けて、支点Pで揺動自在に選別ケース7に枢支し、かつ、板バネ17と台枠16との取付けは本実施形態のものと同じとした構造でも良い。この場合の構造は、請求項2の構成に相当しており、本実施形態における板バネ17と同じものを用いたとすれば、片持ちの構造上、バネ定数が柔らかくなるので、揺動移動速度が遅くなるとともに振幅も大きくなる。この場合には、台枠16の円弧長孔30,31は、選別ケース7と板バネ17との枢支点Pとすれば好都合である。
【0034】
円弧長孔28〜31を、板バネ17の中心点以外の箇所を中心としたものに形成しても良いとともに、角度調節によって台枠16と選別ケース7との相対位置関係が変化するものでも可である。又、円弧長孔に代えて、複数のボルト挿通用の孔を形成することにより、板バネ17の取付角度を変更できるようにしても良い。弾性部材としては、板バネの他、コイルバネ、ソリッドゴム、FRP等の複合材料等、種々のものが考えられる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1〜2のいずれに記載の比重差選別機でも、選別ケースの揺動移動方向の角度調節を可能としたことにより、被選別物の性状に合わせて揺動移動方向を調節することができ、被選別物が種々に異なりに対応して良好な選別作用を発揮し得る汎用性の高いものにできた。
【0036】
請求項1に記載の比重差選別機では、選別ケース及び台枠と弾性部材との夫々を角度調節可能に固定して角度調節機構を構成することにより、選別ケースの揺動移動自在な支持構造が比較的簡単化でき、経済的、合理的である。
【0037】
請求項2に記載の比重差選別機では、選別ケース若しくは台枠と弾性部材とを角度調節可能に固定することで角度調節機構を構成することにより、選別ケースの揺動移動自在な支持構造が簡単化でき、経済的、合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】比重差選別機の全体側面図
【図2】揺動機構の要部を示す側面図
【図3】角度調節機構の構造を示す側面図
【図4】板バネの取付角度変更例を示す作用図
【図5】揺動機構の別構造を示す要部の側面図
【図6】比重差選別機の作用原理を示すモデル図
【図7】従来の選別ケースの支持構造を示す側面図
【符号の説明】
7 選別ケース
8 第1回収部
9 第2回収部
16 台枠
17 弾性部材
a 揺動機構
B 角度調節機構
Claims (2)
- 被選別物が搭載される選別ケースを、揺動機構を介して往復揺動自在に台枠に支持するとともに、前記選別ケースの往復揺動によって比重差選別された前記被選別物のうちの比重の大なるものを回収する第1回収部と、比重の小なるものを回収する第2回収部とを備えてある比重差選別機であって、
前記選別ケースの前記台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能な角度調節機構を設けてあり、
前記揺動機構が、前記台枠と前記選別ケースとがこれら双方に相対固定される弾性部材を介して連結されることにより、前記弾性部材の弾性変形によって前記選別ケースを往復揺動自在に前記台枠に支持するものに構成されるとともに、前記角度調節機構が、前記台枠及び前記選別ケースと前記弾性部材との相対角度を夫々変更設定可能に相対固定することによって構成されている比重差選別機。 - 被選別物が搭載される選別ケースを、揺動機構を介して往復揺動自在に台枠に支持するとともに、前記選別ケースの往復揺動によって比重差選別された前記被選別物のうちの比重の大なるものを回収する第1回収部と、比重の小なるものを回収する第2回収部とを備えてある比重差選別機であって、
前記選別ケースの前記台枠に対する揺動移動方向を変更設定可能な角度調節機構を設けてあり、
前記揺動機構が、前記台枠と前記選別ケースとがこれらのうちの一方に相対固定される弾性部材を介して連結されることにより、前記弾性部材の弾性変形によって前記選別ケースを往復揺動自在に前記台枠に支持するものに構成されるとともに、前記角度調節機構が、前記一方と前記弾性部材とをこれら両者の相対角度が変更設定可能に相対固定することによって構成されている比重差選別機。
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