JP4154281B2 - 工場設備の診断システムおよび工場設備の診断方法 - Google Patents

工場設備の診断システムおよび工場設備の診断方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、コンビナートおよびプラント群などの工場設備の精密診断、保守、点検、オーバーホールなどの管理を有効に実施することが可能な工場設備の診断システム、および工場設備の診断方法、ならびに工場設備の診断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場設備、例えば、プラントにおける射出成形機に用いられている駆動モータなどの回転機などにおいては、回転機により発生する振動によって異常の有無を評価する振動法によって管理されるのが一般的である。このため、ポータブルな簡易診断測定器によって定期的なオフライン診断を実施している。
【0003】
そして、このような簡易診断測定器によって測定された振動値は、現場プラント部門、保全部門、診断部門、製造部門などのそれぞれのパソコンに取り込み管理しているのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、昨今では、トータル的なプラント連携が行われるようになっており、そのためプラントの数が多くなってきている。そのため、管理箇所も複数になった場合、パソコンに取り込まれるデータは、それぞれの担当毎、各プラント、および保全事務所等の複数の箇所に蓄積され、それぞれの箇所において独自の管理をすることになる。
【0005】
また、管理箇所、すなわち事務所と各プラント間が離れていため、相互の情報の共有がはかれず、工場設備の保守・管理上の連携化が図れないという弊害が生じていた。
【0006】
また、従来より、簡易診断ソフトウェアが提供されているが、この簡易診断ソフトウェアでは、現場にて測定器に保存された電子データをパソコンに転送しパソコン内にて保存され、異常値については、表示する機能まではあった。
【0007】
しかしながら、プラントで稼動する機器は、運転に携る製造課と保守整備の実働部隊である保全課が共に協力しあい情報共有をして管理するものであるが、これら情報伝達は、ミィーティングやメール等を使用する方法に頼らざるをえなかった。
【0008】
プラントの数が少なく、機器数の少ない場合は、このような管理でも十分であるが、コンビナート等複数のプラントを所有し、機器数が多くなると、管理対応の漏れが発生する可能性があった。
【0009】
本発明は、このような現状に鑑み、一元管理によって、保全部門、製造部門、設備診断部門の間において、診断データの共有が可能で、情報伝達を迅速に行うことができ、工場設備の異常兆候の早期検知、状態評価、対策決定を効率的・効果的に行うことが可能な工場設備の診断システム、および工場設備の診断方法、ならびに工場設備の診断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の工場設備の診断システムは、ネットワークを介して相互に交信可能に接続された、現場プラント部門のコンピュータ端末と、保全部門のコンピュータ端末と、診断部門のコンピュータ端末と、データ管理診断サーバとを備え、
前記現場プラント部門のコンピュータ端末が、
現場プラント部門の工場設備について所定の診断項目について測定することによって、所定の測定データを得る診断データ測定手段で得られた測定データを、前記データ管理診断サーバに送信する測定データ送信手段と、
前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段とを備え、
前記データ管理診断サーバが、
前記測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出する診断確認手段を備え、
前記保全部門のコンピュータ端末が、
前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備え、
前記診断部門のコンピュータ端末が、
前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備えるとともに、
前記現場プラント部門のコンピュータ端末、前記保全部門のコンピュータ端末、前記診断部門のコンピュータ端末、および前記データ管理診断サーバの少なくともいずれかが、前記データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成する報告書作成手段を備え、
前記報告書作成手段で作成ステップで作成され、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに、各部門のコンピュータ端末の診断データアクセス手段でアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するように構成されるとともに、
前記データ管理診断サーバが、前記診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成する診断集計データ作成手段と、
前記診断集計データ作成手段で作成された集計データを評価する評価手段と、
前記評価手段で評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックする評価フィードバック手段を備えていることを特徴とする
【0011】
また、本発明の工場設備の診断方法は、ネットワークを介して相互に交信可能に接続された、現場プラント部門のコンピュータ端末と、保全部門のコンピュータ端末と、診断部門のコンピュータ端末と、データ管理診断サーバとを備えた工場設備の診断システムにおいて、
診断データ測定手段によって、現場プラント部門の工場設備について所定の診断項目について測定する診断データ測定ステップと、
前記診断データ測定ステップで得られた測定データを、前記現場プラント部門のコンピュータ端末によって受信して、前記データ管理診断サーバに送信する測定データ送信ステ
ップと、
前記データ管理診断サーバにおいて、前記測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出する診断確認ステップと、
前記現場プラント部門のコンピュータ端末、前記保全部門のコンピュータ端末、前記診断部門のコンピュータ端末、および前記データ管理診断サーバの少なくともいずれかが、前記データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成する報告書作成ステップとを備え、
前記報告書作成ステップで作成され、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するとともに、
前記データ管理診断サーバにおいて、前記診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成する診断集計データ作成ステップと、
前記診断集計データ作成ステップで作成された集計データを評価する評価ステップと、
前記評価ステップで評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックする評価フィードバックステップを備えていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の工場設備の診断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0013】
このように構成することによって、工場設備について、オフラインまたはオンラインで得られた測定データを、データ管理診断サーバにおいて、測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認する。
【0014】
そして、現場プラント部門のコンピュータ端末、保全部門のコンピュータ端末、診断部門のコンピュータ端末、およびデータ管理診断サーバの少なくともいずれかが、データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成するようになっている。
【0015】
さらに、この報告書データに、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、工場設備の診断、すなわち、工場設備の状態判定について迅速な評価と対応(チェック、アクションなど)を実施するようになっている。
【0016】
従って、オフラインデータ報告書を各部門のコメントを包括した形で作成することができるとともに、作成時において、同時に複数の関係部門からの記入が可能であり、情報伝達速度を向上できる。
【0017】
また、オフラインデータに対して、ネットワーク、例えば、社内LANを使用して、ネットワーク上で、一元管理でき、例えば、プラントの工場設備がある現場プラント部門と、保全部門がある事務所などの地理的に離れた場所においても同一情報を共有することができる。
【0018】
これにより、報告書に対し、その対応を集約でき、対応まで含めた、管理を実行でき、その結果、オフライン簡易診断業務における評価・判定を確実に行うことが可能である。
また、診断注意設備データを自動的に集計して診断集計データを作成するので、この診断集計データを、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の状況を確認することができ、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
さらに、例えば、プラント毎に測定対象機器の内、測定を実施した機器の実施一覧を表示させることができるので、データ採取の取り忘れ等の確認も行うことができる。
また、診断集計データ作成手段(診断集計データ作成ステップ)で作成された集計データは自動的にまたは人が評価することによって、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の評価を総合的に把握して、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
また、評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックすることによって、評価手段(評価ステップ)で評価された評価を各部門のコンピュータ端末で確認ができるとともに、総合的に抜けのない管理を実現することが可能となる。
【0019】
また、本発明の工場設備の診断システムは、ネットワークを介して、現場プラント部門を管理する製造部門のコンピュータ端末がさらに相互に交信可能に接続されており、
前記製造部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備えることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の工場設備の診断方法は、ネットワークを介して、現場プラント部門を管理する製造部門のコンピュータ端末がさらに相互に交信可能に接続されており、
前記製造部門のコンピュータ端末のアクセスによって、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスすることによって、工場設備の診断を実施することを特徴とする。
【0021】
このように構成することによって、現場プラント部門を管理する製造部門も報告書データにアクセスすることができるので、さらに効率良く、オフライン簡易診断業務における評価・判定を確実に行うことが可能である。
【0022】
また、工場設備の診断システムは、前記各部門の診断データアクセス手段が、各部門のコンピュータ端末から入力されたコメントデータを、前記報告書データに追記することができるように構成されていることを特徴とする。
【0023】
また、工場設備の診断方法は、前記各部門のコンピュータ端末から入力されたコメントデータを、前記報告書データに追記することができるように構成されていることを特徴とする。
【0024】
このように構成することによって、設備所有者である現場プラント部門と、現場プラント部門を管理する製造部門と、設備保守担当部署である保全部門と、診断専門技能を有する設備診断チームである診断部門とが、同時に報告書データにコメントを追記(記入)することが可能であり、診断情報のタイムラグが少なくなる。
【0025】
従って、例えば、オーバーホールをしなければならない時期になった工場設備を、適切な時期に処置でき、故障、機械の突然の停止などを未然に防止することができるようになる。
【0026】
また、本発明の工場設備の診断システムは、前記各部門の各診断データアクセス手段が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるように構成されていることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の工場設備の診断方法は、前記各部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるように構成されていることを特徴とする。
【0028】
このように構成することによって、現場プラント部門、製造部門、保全部門、及び診断部門で、報告書データについて、例えば、「継続監視」、「台帳修正」、「精密診断推奨」、「オーバーホール推奨」などの対応を決定することができる。
【0029】
また、本発明の工場設備の診断システムは、前記データ管理診断サーバが、前記評価に基づき、前記診断基準値を適正値に修正する診断基準値修正手段を備えることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の工場設備の診断方法は、前記データ管理診断サーバが、前記評価に基づき、前記診断基準値を適正値に修正する診断基準値修正ステップを備えることを特徴とする。
【0031】
このように構成することによって、毎月作成される報告書に基づき、診断基準値(しいい値)が適切かどうかの判断を行い、随時診断基準値(しきい値)の修正を実施することができる。
【0039】
また、本発明の工場設備の診断システムは、前記各部門の各診断データアクセス手段が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに対して電子承認を行うように構成されていることを特徴とする。
【0040】
また、本発明の工場設備の診断方法は、前記各部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに対して電子承認を行うように構成されていることを特徴とする。
【0041】
このように上記報告書が、データ管理診断サーバに蓄積された電子媒体であるので、すなわち、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能によって、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、各部門の承認の有無を表示できるようになっており、迅速な承認が行われ、早期の対応処置を実現することができるとともに、チェックを確実に行うことができる。
【0042】
また、この場合、社内LANなどのネットワークを用いて、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能によって、各ライン(担当者→係長→課長)において、下位の承認がなされると、上位者が、報告書の確認を促すメッセージを出すようにすることによって、さらに、迅速な承認が行われ、早期の対応処置を実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
【0044】
図1は、本発明のネットワークを用いた工場設備の診断システムの全体の構成を示す概略図である。
【0045】
以下の実施例では、工場設備の例として、例えば、プラントにおける射出成形機に用いられている駆動モータなどの回転機に適用した実施例について、報告書の作成機能とデータ解析機能を例にとって説明する。
【0046】
図1において、10は、全体で本発明の工場設備の診断システムを示している。
【0047】
診断システム10は、現場プラント部門12と、現場プラント部門12を管理する製造部門(製造事務所)14と、通常点検を行う保全部門16と、精密診断を行う技術サポート部門である診断部門18とをネットワーク20で相互に交信可能に連結されるものである。
【0048】
すなわち、現場プラント部門12は、実際に回転機を有するプラントが設置される部門である。また、製造部門14は、DCS(Distributed Control System(分散型制御システム))監視、パトロール、簡易診断などの日常点検を行う部門である。さらに、保全部門16は、管理強化、異常有無の推定、簡易診断、捕集計画などの通常点検を行う部門である。また、診断部門18は、簡易診断フォロー、周波数分析、潤滑油分析などの精密診断を行う部門である。
【0049】
なお、この場合、現場プラント部門12がDCS監視、パトロール、簡易診断等の日常管理までするようにしてもよく、また、製造部門14において、生産管理等をするようにしてもよい。
【0050】
そして、現場プラント部門12には、現場プラント部門12のコンピュータ端末26が設けられている。また。製造部門14には、製造部門14のコンピュータ端末30が設けられている。さらに、保全部門16には、保全部門16のコンピュータ端末32が設けられている。また、診断部門18には、診断部門18のコンピュータ端末34が設けられている。
【0051】
さらに、保全部門16には、データ管理診断サーバ28が設けられている。
そして、これらのコンピュータ端末26、30、32、34と、データ管理診断サーバ28とが、ネットワーク20を介して相互に交信可能に連結されている。
【0052】
そして、本発明の診断システム10では、現場プラント部門12の工場設備である回転機22について、データ管理診断サーバ28のプログラムに基いて、例えば、振動測定装置などの簡易診断器からなる診断データ測定手段24によって、所定の診断項目、この実施例では、振動値について測定を、オフラインまたはオンラインで実施するようになっている。
【0053】
そして、この診断データ測定手段24で得られた測定データが、例えば、無線回線、LANなどの接続回線によって、診断データ測定手段24と交信可能に接続された現場プラント部門12のコンピュータ端末26を介して、データ管理診断サーバ28にデータ転送されるようになっている。なお、現場プラント部門12のコンピュータ端末26から、診断データ測定手段24へは、データ管理診断サーバ28のプログラムに基いて、図2に示したように、プログラム表示50の「点検ルート転送」ボタン40を押すことによって、診断指示などがルート転送されるようになっている。
【0054】
そして、現場プラント部門12のコンピュータ端末26は、測定データをネットワーク20、この実施例では、社内LAN20を介して接続された保全部門16のデータ管理診断サーバ28に、図2に示したように、プログラム表示50の「測定データ転送」ボタン48を押すことによって、測定データを送信(データ転送)するようになっている。
【0055】
測定データを受信した保全部門16のデータ管理診断サーバ28では、測定データを記憶装置に記憶するとともに、この測定データについてプログラムに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値(この実施例の場合には、「振動値のしきい値」以下、同様)と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出するようになっている。
【0056】
また、このデータ管理診断サーバ28では、このようにして得られた診断注意設備データに基づいて、現場プラント部門12のコンピュータ端末26のアクセスによって、報告書データを作成するようになっている。
【0057】
なお、この場合、報告書データの作成を、現場プラント部門12のコンピュータ端末26、保全部門16のコンピュータ端末32、診断部門18のコンピュータ端末34、製造部門14のコンピュータ端末30、およびデータ管理診断サーバ28の少なくともいずれかが、データ管理診断サーバ28に蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成するようにしてもよい。
【0058】
その場合には、例えば、データ管理診断サーバ28には、診断注意設備データのみを収納するようにして、プログラムを、26,30,32,34の各端末にインストールされており、これらの端末のプログラムを起動し、データ管理診断サーバ28のデータを読みに行うようにすれよい。
【0059】
具体的には、データ管理診断サーバ28のプログラムに基いて、現場プラント部門12のコンピュータ端末26では、データ管理診断サーバ28にアクセスすることによって、CRTなどの表示装置の画面上に、図2に示したように、「報告書作成」ボタン36、「台帳管理」ボタン38、「点検ルート転送」ボタン40、「振動傾向」ボタン42、「報告書一覧」ボタン44、「点検ルート管理」ボタン46、「測定データ転送」ボタン48のそれぞれのボタンを備えたプログラム表示50がなされるようになっている。
【0060】
なお、図示および詳細には説明しないが、これらのボタンを押すことによって、プログラムに基づいて、各機能の表示または機能が実行されるようになっている。
【0061】
そして、この「報告書作成」ボタン36を、押すことによって、図3に示したように、振動値のしきい値を超えた回転機が自動的に検索、抽出されて、報告書管理画面が表示され、「プラント名」、「実施年月日」の表示欄、診断基準値である振動値のしきい値を超えた回転機の一覧を表示する「Cautionを越えた機器一覧」の欄52が表示されるようになっている。
【0062】
そして、図3の「報告書作成」ボタン53を押すことによって、データ管理診断サーバ28において、報告書が作成されて、図4に示したように、簡易診断報告書の表紙54が表示されるようになっている。
【0063】
この簡易診断報告書の表紙54には、「プラント名」、「実施年月日」、「測定部署」などの表示欄56と、「Cautionを越えた機器一覧」の欄58と、「総括コメント」の欄60と、「各課承認・確認状況」の欄62とが備えられている。
【0064】
この「総括コメント」の欄60には、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、コメントを追記(記入)できるようになっている。
【0065】
また、「各課承認・確認状況」の欄62は、ビュアーであり、電子承認欄は、別途図示しない報告書の最終ページに電子承認をするページが表示されるようになっており、現場プラント部門12と、製造部門14と、保全部門16と、診断部門18が承認する承認欄がそれぞれ設けられている。すなわち、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能によって、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、各部門の承認の有無を表示できるようになっている。
【0066】
また、この場合、社内LANであるネットワーク20を用いて、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能を付与することによって、各ライン(担当者→係長→課長)において、下位の承認がなされると、上位者が、報告書の確認を促すメッセージを出すようにすることによって、迅速な承認が行われ、早期の対応処置を実現することができるようにしてもよい。
【0067】
また、報告書の第2頁以降には、図5に示したように、各機種について「傾向管理グラフ」の欄64と、各部門の各機器に対する「コメント欄」66が表示されるようになっている。なお、この「コメント欄」66も、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、コメントを追記(記入)できるようになっている。
【0068】
このようにして、データ管理診断サーバ28において、報告書を作成する際に、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、報告書に各部門のコメントが記入(追記)されることになる。
【0069】
すなわち、例えば、保全部門16では、振動データの確認に対するコメントが記入され、診断部門18では、データ解析、専門知識によるフォローのコメントが記入されるようになっている。
【0070】
これによって、報告書を各部門のコメントを包括した形で作成することができるとともに、作成時において、同時に複数の関係部門からの記入が可能であり、情報伝達速度を向上できることになる。
【0071】
すなわち、設備所有者である現場プラント部門12と、現場プラント部門を管理する製造部門14と、設備保守担当部署である保全部門16と、診断専門技能を有する設備診断チームである診断部門18とが、同時に報告書データにコメントを追記(記入)することが可能であり、診断情報のタイムラグが少なくなる。
【0072】
従って、例えば、オーバーホールをしなければならない時期になった工場設備を、適切な時期に処置でき、故障、機械の突然の停止などを未然に防止することができるようになる。
【0073】
さらに、各部門のコンピュータ端末が、データ管理診断サーバ28に蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるようになっている。
【0074】
この場合、診断部門18のコンピュータ端末34のみに、データ管理診断サーバ28に蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるようしてもよく、このようにすれば、処置の統一化、一元管理を図ることができる。
【0075】
すなわち、図6および図7に示したように、報告書には、対応欄表示65が表示されるようになっており、例えば、「継続監視」、「台帳修正」、「しきい値見直し」、「精密診断推奨」、「対処指示」、「オーバーホール推奨」などの対応項目をマークして、「登録」ボタン67を押すことにより登録することができるようになっている。
【0076】
このように構成することによって、現場プラント部門、製造部門、保全部門、及び診断部門で、報告書データについて、例えば、「継続監視」、「台帳修正」、「精密診断推奨」、「オーバーホール推奨」などの対応を決定することができる。
【0077】
また、データ管理診断サーバ28では、報告書における診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成することができるようになっている。
【0078】
すなわち、図8および図9に示したように、報告書に基づいて、例えば、上記したような処置(決定項目)を自動的に集計して、「対象台数」、「継続監視」、「継続監視(周期短縮)」、「台帳の修正」、「しきい値見直し」、「精密診断推奨」、「精密診断実施」の項目からなる診断集計データ表68を作成して表示することができるようになっている。
【0079】
これにより、この診断集計データを、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の状況を確認することができ、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
【0080】
さらに、データ管理診断サーバ28では、図10に示したように、例えば、プラント毎に測定対象機器の内、測定を実施した機器の実績一覧70を表示させることができるようになっており、これによって、データ採取の取り忘れ等の確認も行うことができるようになっている。
【0081】
また、図示しないが、データ管理診断サーバ28において、前記診断集計データ作成ステップで作成された集計データを評価するようにしてもよい。
【0082】
このように、診断集計データ作成ステップで作成された集計データを評価することによって、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の評価を総合的に把握して、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
【0083】
また、データ管理診断サーバ28が、このように評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックするようにしてもよい。
【0084】
このように評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックすることによって、総合的に抜けのない管理を実現することが可能となる、
さらに、簡易診断による設備管理では、異常の有無の確認と同様に、台帳の管理が重要である。例えば、振動しきい値の設定において当初、絶対値判定基準により、管理していたものを、十分なデータの採取後、相対値判定に移行する。実際の振動値管理では、平常時のデータが絶対値判定基準を超えているケースもあり、こうした場合、基準値の適正化を行わないと、いつまでも異常設備として不要な注意を払い続ける事になる。
【0085】
従って、図示しないが、本発明の工場設備の診断システムにおいては、毎月作成される報告書に基づき、しきい値が適切かどうかの判断を行い、随時しきい値の修正を実施することができるようになっている。
【0086】
なお、各部門のコンピュータ端末は、測定データ、報告書データなどをコンピュータ端末内のハードディスクなどの内部記憶装置に記憶するか、またはMO、CD−Rなどの外部記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
【0087】
なお、上記の実施例では、ネットワーク20として社内LANを用いたが、公衆回線、インターネットなどの既存のネットワークを用いることも可能である。
【0088】
また、上記実施例では、工場設備として回転機について説明したが、その他のプラント設備の種々の機械設備にも適用することができる。
【0089】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、プログラムがデータ管理診断サーバ28で作動するようにしたが、保全部門の16の別のサーバ、他の部門のサーバなどで作動するようにすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0090】
【発明の効果】
本発明によれば、工場設備について、オフラインまたはオンラインで得られた測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認する。
【0091】
そして、現場プラント部門のコンピュータ端末、保全部門のコンピュータ端末、診断部門のコンピュータ端末、およびデータ管理診断サーバの少なくともいずれかが、データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成するようになっている。
【0092】
さらに、この報告書データに、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、工場設備の診断、すなわち、工場設備の状態判定について迅速な評価と対応(チェック、アクションなど)を実施するようになっている。
【0093】
従って、オフラインデータ報告書を各部門のコメントを包括した形で作成することができるとともに、作成時において、同時に複数の関係部門からの記入が可能であり、情報伝達速度を向上できる。
【0094】
また、オフラインデータに対して、ネットワーク、例えば、社内LANを使用して、ネットワーク上で、一元管理でき、例えば、プラントの工場設備がある現場プラント部門と、保全部門がある事務所などの地理的に離れた場所においても同一情報を共有することができる。
【0095】
これにより、報告書に対し、その対応を集約でき、対応までを含めた、管理を実行でき、その結果、オフライン簡易診断業務における評価・判定を確実に行うことが可能である。
【0096】
また、本発明によれば、現場プラント部門を管理する製造部門も報告書データにアクセスすることができるので、さらに効率良く、オフライン簡易診断業務における評価・判定を確実に行うことが可能である。
【0097】
また、本発明によれば、設備所有者である現場プラント部門と、現場プラント部門を管理する製造部門と、設備保守担当部署である保全部門と、診断専門技能を有する設備診断チームである診断部門とが、同時に報告書データにコメントを追記(記入)することが可能であり、診断情報のタイムラグが少なくなる。
【0098】
従って、例えば、オーバーホールをしなければならない時期になった工場設備を、適切な時期に処置でき、故障、機械の突然の停止などを未然に防止することができるようになる。
【0099】
また、本発明によれば、各部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるように構成されているので、現場プラント部門、製造部門、保全部門、及び診断部門で、報告書データについて、例えば、「継続監視」、「台帳修正」、「精密診断推奨」、「オーバーホール推奨」などの対応を決定することができる。
【0100】
また、本発明によれば、上記したような処置(決定項目)を自動的に集計して診断集計データを作成するので、この診断集計データを、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の状況を確認することができ、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
【0101】
さらに、例えば、プラント毎に測定対象機器の内、測定を実施した機器の実績一覧を表示させることができるので、データ採取の取り忘れ等の確認も行うことができる。
【0102】
また、本発明によれば、診断集計データ作成ステップで作成された集計データを自動的にまたは人が評価することによって、例えば、毎月のプラント毎、設備毎の評価を総合的に把握して、メンテナンス計画の立案などに役立てることができ、極めて便利である。
【0103】
また、本発明によれば、このような評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックすることによって、評価手段で評価された評価を各部門のコンピュータ端末で確認ができるとともに、総合的に抜けのない管理を実現することが可能となる、
また、本発明によれば、上記報告書が、データ管理診断サーバに蓄積された電子媒体であるので、すなわち、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能によって、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、各部門の承認の有無を表示できるようになっており、迅速な承認が行われ、早期の対応処置を実現することができるとともに、チェックを確実に行うことができる。
【0104】
また、この場合、社内LANなどのネットワークを用いて、例えば、ID管理を利用して、電子承認機能によって、各ライン(担当者→係長→課長)において、下位の承認がなされると、上位者が、報告書の確認を促すメッセージを出すようにすることによって、さらに、迅速な承認が行われ、早期の対応処置を実現することができるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のネットワークを用いた工場設備の診断システムの全体の構成を示す概略図である。
【図2】図2は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図3】図3は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図4】図4は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図5】図5は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図6】図6は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図7】図7は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図8】図8は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図9】図9は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【図10】図10は、各部門のコンピュータ端末のCRTなどの表示装置の画面上に表示される画面を示す図である。
【符号の説明】
10 診断システム
12 現場プラント部門
14 製造部門
16 保全部門
18 診断部門
20 ネットワーク
22 回転機
24 診断データ測定手段
26 コンピュータ端末
28 データ管理診断サーバ
30 コンピュータ端末
32 コンピュータ端末
34 コンピュータ端末
36 「報告書作成」ボタン
38 「台帳管理」ボタン
40 「点検ルート転送」ボタン
42 「振動傾向」ボタン
44 「報告書一覧」ボタン
46 「点検ルート管理」ボタン
48 「測定データ転送」ボタン
50 プログラム表示
52 「Cautionを越えた機器一覧」の欄
53 「報告書作成」ボタン
54 表紙
56 表示欄
58 「Cautionを越えた機器一覧」の欄
60 総括コメント」の欄
62 「各課承認・確認状況」の欄
64 「傾向管理グラフ」欄
65 対応欄表示
66 「コメント欄」
67 「登録」ボタン
68 診断集計データ表
70 実績一覧

Claims (13)

  1. ネットワークを介して相互に交信可能に接続された、現場プラント部門のコンピュータ端末と、保全部門のコンピュータ端末と、診断部門のコンピュータ端末と、データ管理診断サーバとを備え、
    前記現場プラント部門のコンピュータ端末が、
    現場プラント部門の工場設備について所定の診断項目について測定することによって、所定の測定データを得る診断データ測定手段で得られた測定データを、前記データ管理診断サーバに送信する測定データ送信手段と、
    前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段とを備え、
    前記データ管理診断サーバが、
    前記測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出する診断確認手段を備え、
    前記保全部門のコンピュータ端末が、
    前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備え、
    前記診断部門のコンピュータ端末が、
    前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備えるとともに、
    前記現場プラント部門のコンピュータ端末、前記保全部門のコンピュータ端末、前記診断部門のコンピュータ端末、および前記データ管理診断サーバの少なくともいずれかが、前記データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成する報告書作成手段を備え、
    前記報告書作成手段で作成ステップで作成され、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに、各部門のコンピュータ端末の診断データアクセス手段でアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するように構成されるとともに、
    前記データ管理診断サーバが、前記診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成する診断集計データ作成手段と、
    前記診断集計データ作成手段で作成された集計データを評価する評価手段と、
    前記評価手段で評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックする評価フィードバック手段を備えていることを特徴とする工場設備の診断システム。
  2. ネットワークを介して、現場プラント部門を管理する製造部門のコンピュータ端末がさらに相互に交信可能に接続されており、
    前記製造部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスする診断データアクセス手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の工場設備の診断システム。
  3. 前記各部門の診断データアクセス手段が、各部門のコンピュータ端末から入力されたコメントデータを、前記報告書データに追記することができるように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の工場設備の診断システム。
  4. 前記各部門の各診断データアクセス手段が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の工場設備の診断システム。
  5. 前記データ管理診断サーバが、前記評価に基づき、前記診断基準値を適正値に修正する 診断基準値修正手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の工場設備の診断システム。
  6. 前記各部門の各診断データアクセス手段が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに対して電子承認を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の工場設備の診断システム。
  7. ネットワークを介して相互に交信可能に接続された、現場プラント部門のコンピュータ端末と、保全部門のコンピュータ端末と、診断部門のコンピュータ端末と、データ管理診断サーバとを備えた工場設備の診断システムにおいて、
    診断データ測定手段によって、現場プラント部門の工場設備について所定の診断項目について測定する診断データ測定ステップと、
    前記診断データ測定ステップで得られた測定データを、前記現場プラント部門のコンピュータ端末によって受信して、前記データ管理診断サーバに送信する測定データ送信ステップと、
    前記データ管理診断サーバにおいて、前記測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出する診断確認ステップと、
    前記現場プラント部門のコンピュータ端末、前記保全部門のコンピュータ端末、前記診断部門のコンピュータ端末、および前記データ管理診断サーバの少なくともいずれかが、前記データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成する報告書作成ステップとを備え、
    前記報告書作成ステップで作成され、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するとともに、
    前記データ管理診断サーバにおいて、前記診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成する診断集計データ作成ステップと、
    前記診断集計データ作成ステップで作成された集計データを評価する評価ステップと、
    前記評価ステップで評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックする評価フィードバックステップを備えていることを特徴とする工場設備の診断方法。
  8. ネットワークを介して、現場プラント部門を管理する製造部門のコンピュータ端末がさらに相互に交信可能に接続されており、
    前記製造部門のコンピュータ端末のアクセスによって、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の工場設備の診断方法。
  9. 前記各部門のコンピュータ端末から入力されたコメントデータを、前記報告書データに追記することができるように構成されていることを特徴とする請求項7から8のいずれかに記載の工場設備の診断方法。
  10. 前記各部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データにアクセスして、報告書データに対応する工場設備に対する処置を選択入力することができるように構成されていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の工場設備の診断方法。
  11. 前記データ管理診断サーバが、前記評価に基づき、前記診断基準値を適正値に修正する診断基準値修正ステップを備えることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載の工場設備の診断方法。
  12. 前記各部門のコンピュータ端末が、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに対して電子承認を行うように構成されていることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の工場設備の診断方法。
  13. ネットワークを介して相互に交信可能に接続された、現場プラント部門のコンピュータ端末と、保全部門のコンピュータ端末と、診断部門のコンピュータ端末と、データ管理診断サーバとを備えた工場設備の診断システムにおいて、
    診断データ測定手段によって、現場プラント部門の工場設備について所定の診断項目について測定する診断データ測定ステップと、
    前記診断データ測定ステップで得られた測定データを、前記現場プラント部門のコンピュータ端末によって受信して、前記データ管理診断サーバに送信する測定データ送信ステップと、
    前記データ管理診断サーバにおいて、前記測定データに基づいて、所定の診断項目について予め記憶された診断基準値と比較することによって、診断注意設備を確認して診断注意設備データを抽出する診断確認ステップと、
    前記現場プラント部門のコンピュータ端末、前記保全部門のコンピュータ端末、前記診断部門のコンピュータ端末、および前記データ管理診断サーバの少なくともいずれかが、前記データ管理診断サーバに蓄積された診断注意設備データに基づいて、報告書データを作成する報告書作成ステップとを備え、
    前記報告書作成ステップで作成され、前記データ管理診断サーバに蓄積された報告書データに、各部門のコンピュータ端末を介してアクセスすることによって、工場設備の診断を実施するとともに、
    前記データ管理診断サーバにおいて、前記診断注意設備データを所定の期間集計して診断集計データを作成する診断集計データ作成ステップと、
    前記診断集計データ作成ステップで作成された集計データを評価する評価ステップと、
    前記評価ステップで評価された評価を各部門のコンピュータ端末にフィードバックする評価フィードバックステップを備えている工場設備の診断方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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