JP4153977B2 - 芳香発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、芳香発生装置に関するものである。本発明の芳香発生装置は、浴槽に浮かべて芳香を楽しむことができる芳香発生装置として好適である。
民間療法や健康増進法の一つとしてアロマテラピー(仏語 aromatherapie)が知られている。アロマテラピーとは、芳香療法とも称され、植物等の芳香成分を嗅ぐことによって健康増進や美容を図る行為である。平たく言えば、芳しい香りをかいで、ゆったりとした気分に浸り、香りの効用によって身体や精神の恒常性の維持と促進を図るものである。
アロマテラピーを行うには、室内に芳香成分を充満させなければならない。芳香成分を充満させる方策としては、加熱による方法が一般に採用される。
例えば香であれば火にくべて加熱し、芳香成分を気化させる。また植物から精製した芳香成分を、蝋燭や電気ヒータで加熱することによって気化させる。芳香成分を加熱して気化させるための装置としては、例えば特許文献1のものが知られている。
特開2005−58734号公報
芳香の効用は、古代から知られており、ゆったりとした気分になる。アロマテラピーはフランスが発祥であるとされているが、前記した芳香の効用については、古代から世界中に知られている。
一方、わが国やアジアの一部に特有の風習として風呂への入浴があり、風呂にもゆったりとした気分にさせる効用がある。
そこで本発明者らは、浴室に芳香成分を充満させれば、風呂の効用と、芳香による効用の相乗効果が現れるのではないかと考えた。
また柔らかな光にも同様の「ゆったりとした気分にさせる」効果があるので、これらを付加すればより一層の効能が期待できると考えた。
そこで本発明者らは、芳香発生液を収容した状態で浴槽に浮かべることができ、さらに柔らかな光を発する芳香発生装置を開発することとした。
本発明者らは、まず最初に芳香成分を気化させるための熱源について検討した。ここで開発目標の芳香発生装置は、風呂で使用するものであり、浴槽に浮かべて楽しむものであるから、浴槽内の湯から熱エネルギーを得る構造を採用することとした。そのため芳香発生装置の基本構造は、全体を浮体構造とし、この中に芳香を発生させる芳香発生液を収容する構造を採用することとした。
次に、芳香発生装置のシェード部材を全体的に光らせることを試みた。
しかしながら、芳香発生装置を全体的に光らせることは困難であった。即ち芳香発生装置の中に芳香発生液を入れると、芳香発生液が邪魔になって陰ができ、芳香発生装置を全体的に光らせることは困難であった。
そこで本発明は、芳香発生装置の開発に際して直面した問題点を解決するものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、光源を含む電装部品が搭載された機器搭載部を内蔵して重量のあるケース部と、前記ケース部上に配されて内部に芳香を発生させる芳香発生液の貯留が可能な空洞を有するシェード部と、気化された芳香発生液の芳香成分を放出させるために前記シェード部に設けられた開口と、を備え、全体構造が前記ケース部を下にして浮かぶ浮体構造であり、前記空洞の底面を形成し、前記ケース部の前記光源に面する部分が透光性を有する発光部であり、前記ケース部の発光部は、周辺部からなだらかに中央に向かって盛り上がった形状であることを特徴とする芳香発生装置である。
請求項2に記載の発明は、浴槽に浮かべて使用することができ、風呂の熱が内部に伝達されて内部に収容された芳香発生液の芳香成分を気化させることを特徴とする請求項1に記載の芳香発生装置である。
請求項3に記載の発明は、前記光源が、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の芳香発生装置である。
請求項4に記載の発明は、前記シェード部が、頂部に開口を備えた略半球状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芳香発生装置である。
請求項5に記載の発明は、前記ケース部が、前記機器搭載部や電池を収容する内部空間と、前記内部空間につながるケース開口と、前記ケース開口を封鎖するカバー部材と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の芳香発生装置である。
本発明の芳香発生装置は、水に浮かべて使用することができる。
また浴槽に浮かべて芳香成分を揮散させることができ、風呂で芳しい香りを楽しむことができる。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の芳香発生装置の斜視図である。図2は、図1の芳香発生装置の分解斜視図である。図3は、図1の芳香発生装置の断面図である。図4は、ケース部材を開口側から見た平面図である。
芳香発生装置1は、浮体構造であって、浴槽内の湯水などに浮かべることができ、内部に芳香発生液を溜めて芳香を発生させるものである。また内部に発光源を備え、柔らかな光を発するものである。
芳香発生装置1の外観形状は、図1の通りであり、球形をしている。
そして上端部に開口2が設けられており、この開口2から芳香発生液を入れる。また下部に電池10やLED(発光ダイオード)11を内蔵し、光を放つ。
芳香発生装置1は、図2に示すように、ケース部材3と、カバー部材5と、シェード部材6によって構成されている。またカバー部材5の周囲にパッキン部材7が設けられている。
ケース部材3は、外形形状が半球状であり、上端部は開放されている。ケース部材3の開口8の開口端の内面には、ネジ4が形成されている。
ケース部材3の中には、図3に示すように電池10とLED(発光ダイオード)11が内蔵されている。
即ちケース部材3の中には、電池10等の支持部材12が内蔵されており、当該支持部材12によって電池10が保持されている。またケース部材3の開口8側には、円板状の発光体支持台15が設けられており、その中央にLED11が取り付けられている。さらにLED11の周囲には、図4に示すように信号発信機16が設けられている。信号発信機16は具体的には赤外線発光ダイオードである。
またケース部材3の内部には、図示しない電気回路が内蔵されており、前記した信号発信機16とあいまって浴室内の照明を調光することができる。
即ち図示しない操作部を操作することによって信号発信機16から所定の信号が発信される。この信号は、浴室内に設置された受信機(図示せず)で受信され、浴室内の照明の強弱が調整される。
この様にケース部材3は、光源部を含む電装部品が搭載されており、内蔵する電池10から供給される電力によってLED11が発光する。また赤外線発光ダイオード(信号発信機)16を内蔵し、操作に応じた信号を発信して浴室の照明を調節することができる。即ち本実施形態の芳香発生装置1は、調光機能を備えている。
次にカバー部材5について説明する。
図5は、カバー部材の正面図である。図6は、カバー部材の平面図である。図7は、カバー部材の正面断面図である。
カバー部材5は、ケース部材3の開口8を封鎖するものである。カバー部材5は、半透明の樹脂によって作られている。即ちカバー部材5の素材は、あたかもすりガラスの様であり、反対側にある物の形状を目視で認識することはできないが、光の透過性はある。カバー部材5を上記した様にすりガラス状にするための方策としては、カバー部材5の表面に細かいすじやしぼを設けるといった物理的な方策の他、樹脂の中に光の拡散材を添加する方策が考えられる。
カバー部材5は、本体部18と周壁部21によって構成されている。カバー部材5の本体部18は円板状であり、その外径は、前記したケース部材3の開口8に等しい。カバー部材5の本体部18の中央部分は、図の様に盛り上がっており、突起部20を形成している。
突起部20は、本実施形態では、中央にただ一つだけ設けられている。突起部20の位置は、前記したLED11の位置に相当する。
突起部20の高さは、芳香発生装置1の直径の8〜20%程度である。具体的には、突起部20の高さは、6〜15mm程度である。突起部20の裾野部分の傾斜はなだらかである。即ちカバー部材5は周辺部から中央に向かってなだらかに盛り上がった形状をしており、中心部分が最も高い。
突起部20の形状は、図7に示すように頂上部分が半球状であり、当該半球部24は、登り勾配部29となだらかに繋がっている。
本体部18の周面部の近傍には、図7に示すように高さの低い周壁部21が下向きに設けられている。そして周壁部21の下部側にはネジ22が形成されている。
前記した周壁21の位置は、正確にはカバー部材5の本体部18の周端よりも僅かに内側である。従って周壁21の上部には、図7に示すように本体部18の終端が庇状に延びる。なおこの庇部23に後記するパッキン部材7が取り付けられる。
庇部23の上部側には、図6の平面図で示すように小突起25が複数個、等間隔に設けられている。本実施形態では、円柱状の小突起25が9個設けられている。また庇部23の側面側には、四角形の突起(爪)26が複数個設けられている。本実施形態では、突起26が、3個、等間隔に設けられている。
次にパッキン部材7について説明する。
図8は、パッキン部材7をカバー部材5に装着した状態を示す斜視図である。図9は、図8のA平面における断面斜視図であり、パッキン部材をカバー部材から離した状態を図示している。図10は、図8のB平面におけるパッキン部材の断面斜視図である。
パッキン部材7は、ゴムやフッ素樹脂の様な弾性を有する素材で作られたものであり、環状をしている。パッキン部材7の断面形状は、図8,9のとおりであり、内側に開く「コ」の字状をしている。逆に言えば、パッキン7の内周側には、溝35が設けられている。
パッキン部材7の断面形状について詳細に説明すると次の通りである。即ちパッキン部材7は、前記した様に「コ」の字状をしており、上辺部31、縦辺部32及び下辺部33を備える。縦辺部32は、パッキン部材7の最外周面を構成する。
上辺部31と下辺部33の間は、溝35となっている。上辺部31の長さ(幅)は、下辺部33のそれよりも長い。下辺部33の下面側は膨らみを持っている。また下辺部33の溝35側と内側にはそれぞれリブ38,39が設けられている。
本実施形態では、パッキン部材7の上辺部31と縦辺部32との角の部位が外装部材側密接部40として機能する。またパッキン部材7の下辺部33がケース側密接部45として機能する。そしてパッキン部材7の裏面側の溝35がカバー部材側密接部34として機能する。
上辺部31には、9個の小孔37が等間隔で設けられている。縦辺部32には3個の長方形孔46が3個、等間隔に設けられている。
次にシェード部材6について説明する。
図11は、シェード部材の斜視図である。図12は、シェード部材の断面図及び要部の拡大断面図である。図13は、図12のA−A断面図である。
シェード部材6は、お碗を伏せた様な形状であり、下端部と上部に開口47,2が設けられている。シェード部材6の内部は空洞である。
シェード部材6の、下端部の開口47近傍に注目すると、図12の様に、先端に向かって肉厚が薄くなっている。則ち、開口47の端面には、テーパー部50が設けられている。テーパー部50の奥側部分は、肉厚均一な平行部52があり、その端部に段差部53がある。
また開口47の端面近傍の前記したテーパー部50から平行部52にかけて、図12,13に示すように3個、凹溝51が設けられている。
凹溝51は、シェード部材6を、カバー部材5に固定する際の係合部として機能するものであり、機能上及び形状上、係止部55と導入部56とに分かれている。
係止部55は、シェード部材6の平行部52に位置し、シェード部材6の開口面に対して平行である。
導入部56は、前記した係止部55とシェード部材6の開放端とを繋ぐものであり、傾斜方向に延びている。
シェード部材6の開口47の端面近傍であって、前記した係止部55の下方の位置には、切り欠き部60が設けられている。
シェード部材6についても、カバー部材5と同様に半透明である。即ちシェード部材は、あたかもすりガラスの様であり、反対側にある物の形状を目視で認識することはできないが、光の透過性はある。シェード部材6をすりガラス状にするための方策は、カバー部材5と同じである。
次に、各構成部材同士の関係について説明する。
図14は、シェード部材の、凹溝と、カバー部材の四角形の突起(爪)との関係を示す斜視図である。図15は、図1に示す芳香発生装置のケース部材と、カバー部材と、シェード部材との接合部分であって、係止部以外の部位の断面図である。図16は、図1に示す芳香発生装置のケース部材と、カバー部材と、シェード部材との接合部分であって、係止部の部位の断面図である。図17は、図15と同一部位の断面図であり、シェード部材を取り外す際における挙動を示すものである。
前記した様に、芳香発生装置1は、ケース部材3と、カバー部材5と、シェード部材6によって構成されており、ケース部材3が最も下位にあって、ケース部材3の開口にカバー部材5が装着され、さらにカバー部材5にシェード部材6が装着されて成る。
カバー部材5とケース部材3との固定は、カバー部材5の周壁部21に設けられたネジ22をケース部材3の内面に設けたネジ4と係合させることによって行われる。
またシェード部材6は、凹溝51の係止部55に、カバー部材5の四角形の突起(爪)26を係合させることによって行われる。シェード部材6の取付け方法については後記する。
パッキン部材7は、図9に示すように、カバー部材5の庇部23にパッキン部材7の溝35が嵌合した状態に取り付けられる。従ってカバー部材5の周面は、パッキン部材7によって覆われる。具体的には、カバー部材5の庇部23の周面には、パッキン部材7の縦辺部32が位置する。カバー部材5の庇部23の上面には、パッキン部材7の上辺部31が位置する。カバー部材5の庇部23の下部には、ケース側密接部45が位置する。
パッキン部材7は、溝35がカバー部材5の庇部23と係合しているだけではなく、カバー部材5に設けられた小突起25と、四角形の突起(爪)26についてもパッキン部材7に設けられた孔37,46が係合関係にある。即ちカバー部材5の上面に設けられた小突起25は、パッキン部材7に設けられた孔37と係合している。またカバー部材5の庇部23に設けられた四角形の突起(爪)26は、パッキン部材7の縦辺部32に設けられた孔46と係合している。
カバー部材5は、前記した様にケース部材3の開口8に取り付けられているから、図15の様にパッキン部材7の下辺部33がケース部材3の端面に押しつけられる。即ちカバー部材5は、ネジ4,22の係合によってケース部材3に取り付けられ、ネジ4,22を締め込むことによってカバー部材5がケース部材3側に近接し、カバー部材5に装着されたパッキン部材7がカバー部材5とケース部材3の端部との間に挟まれる。ケース側密接部45がケース部材3に押しつけられる。
なお、カバー部材5の装着は、ネジ4,22によるものであるから、当然に回転を伴う。そのためパッキン部材7が押しつけられる際には、同時にパッキン部材7に回転力が付加される。しかしながら本実施形態で採用するパッキン部材7は、カバー部材5に設けられた小突起25及び四角形の突起(爪)26とも係合しているので、捩じれることはない。
またシェード部材6は、前記した様にカバー部材5に取り付けられるから、図15の様にパッキン部材7の上辺部31と縦辺部32との角の部位(シェード部材側密接部40)がシェード部材6に押しつけられる。
即ちシェード部材6の取り付けは、凹溝51の係止部55に、カバー部材5の四角形の突起(爪)26を係合させることによって行われるが、この操作の際にパッキン部材7が押圧される。
以下簡単に説明する。
シェード部材6を装着する際は、シェード部材6の凹溝51の導入部56の位置をカバー部材5の四角形の突起(爪)26に合わせる。この状態で、シェード部材6をカバー部材5側に押し、四角形の突起(爪)26を凹溝51の導入部56に挿入する。そしてシェード部材6を回転させる。その結果、突起(爪)26が凹溝51に係合した状態で、導入部56の傾斜に沿って移動し、突起(爪)26が凹溝51の係止部55に至る。
このとき、シェード部材6がカバー部材5側に近接し、シェード部材6の段部53がシェード部材側密接部40に押しつけられる。
シェード部材6の装着には、回転が伴うが、前記した様にパッキン部材7は、カバー部材5に設けられた小突起25及び四角形の突起(爪)26とも係合しているので、捩じれることはない。
なおシェード部材6を取り外す際には、シェード部材6を組み立て時と反対方向に回転させてもよいが、図16に示すように、コインやネジ回し等の固く、平たい部材61を切り欠き60に挿入し、シェード部材6の端部をこじてもよい。
即ちシェード部材6は、大きな開口を有し、開口端は変形し易い。そこで、切り欠き60に道具等を挿入し、これを外側に変形させることによって、突起(爪)26と係止部55との係合を解くことができる。
組み立てられた状態においては、ケース部材3のLED(発光ダイオード)11に面した位置にカバー部材5の突起部20がある。またLED(発光ダイオード)11とカバー部材5の間、より詳細にはLED11と突起部20の裏面との間は、光の拡散がある程度なされる様に所定の間隔が設けられている。少なくとも両者の距離Lは、1mm以上必要である。
次に、本実施形態の芳香発生装置1の使用方法について説明する。
本実施形態の芳香発生装置1は、球形に組み立てた状態で使用する。そして上端の開口2からアロマオイル等の芳香発生液65を導入する。芳香発生液65は、多くの場合、湯や水で薄めた状態で芳香発生装置1内に入れられる。芳香発生液65の量は、図3に示すように、カバー部材5の突起部20が隠れない程度である。
本実施形態では、シェード部材6が空洞であり、且つシェード部材6とカバー部材5との間及びこれらと外部との間がパッキン部材7によってシールされているので、シェード部材6の周壁と、カバー部材5の上面で形成される空間は、水密性が確保されている。そのためアロマオイル等の芳香発生液65は、シェード部材6の周壁と、カバー部材5の上面で形成される液体収容部62に溜まる。
またカバー部材5とケース部材3との間及びこれらと外部との間についてもパッキン部材7によってシールされているので、ケース部材3に浸水することもない。
本実施形態の芳香発生装置1は、図示しない浴槽に浮かべて使用する。即ち芳香発生装置1は、ケース部材3及び液体収容部62が水密性を有し、且つケース部材3の内部には重量のある電池10等が内蔵されているので、芳香発生装置1は、重量のあるケース部材3を下にして浮かぶ。
そして風呂の熱が内部に伝わり、芳香発生液65が加熱され、芳香成分が気化する。その結果、浴室が良い香りに包まれる。
さらに本実施形態の芳香発生装置1は、光を発する機能を持つ。以下、この点について説明する。
図18は、本実施形態の芳香発生装置における光の放射経路を示す説明図である。図19は、本実施形態の芳香発生装置の特に明るく輝く部位を示す説明図である。
即ち図示しないスイッチを操作することによって、内部のLED11が光る。ここで本実施形態では、LED11の前にカバー部材5が設けられている。カバー部材5は、前記した様に半透明であるから、LED11の光を透過する。特に本実施形態で採用するカバー部材5は、LED11の近傍に突起部20が設けられているから、液体収容部62に芳香発生液65が入れられた状態であっても突起部20の先端は、芳香発生液65の液面よりも上に露出している。そのため本実施形態の芳香発生装置1は、芳香発生液65の影響を受けにくく、少なくとも一定の光を発することができる。
また前記した様にカバー部材5には、LED11の近傍に突起部20が設けられており、且つ突起部20の先端は、半球部24となっており、さらにカバー部材5はすりガラス状であるから、図19に示すように、半球部24が特に輝き、拡散光を発する。
即ち突起部20の形状は、図7に示すように頂上部分が半球状であり、当該半球部24は、登り勾配部29となだらかに繋がっている。
またカバー部材5はすりガラス状であるから、LED11から光を照射された部位が乱反射して柔らかく光るが、本実施形態では、あたかもカバー部材5の中央部に光の小山ができた様な状態となる。そして突起部20はなだらかな傾斜を持つから、光は、四方に放射される。
また芳香発生装置1は、上部に開口2を持ち、この開口は相当に大きいから、開口の中が見える。そのため使用者は、開口2の中の突起部20を観察することができる。
カバー部材5から発せられる光は、一部が芳香発生装置1の開口2から直接的に外に洩れる。また残る光は、シェード部材6の内面に当たる。シェード部材6も半透明であるから、シェード部材6の外側全体が柔らかく光る。
また浴槽の液面が揺れると、芳香発生装置1内部における芳香発生液65の液面と、カバー部材5に設けられた突起部20との位置関係や高さ関係が変化し、光が揺れる。
このように、使用者は、風呂につかりながら、ゆらゆら揺れる柔らかい光と、心地よい香りとを楽しむことができ、ゆったりとした気分となってストレスが解消される。
以上説明した実施形態では、芳香発生装置1は、球形であったが、これはデザイン上の要請によるものであり、四角形や錐形であってもよい。ただし水に浮かべた時の安定性が優れるという点で、平底よりも先細り形状の底であることが推奨される。
本発明の実施形態の芳香発生装置の斜視図である。 図1の芳香発生装置の分解斜視図である。 図1の芳香発生装置の断面図である。 ケース部材を開口側から見た平面図である。 カバー部材の正面図である。 カバー部材の平面図である。 カバー部材の正面断面図である。 パッキン部材をカバー部材に装着した状態を示す斜視図である。 図8のA平面における断面斜視図であり、パッキン部材をカバー部材から離した状態を図示している。 図8のB平面におけるパッキン部材の断面斜視図である。 シェード部材の斜視図である。 シェード部材の断面図及び要部の拡大断面図である。 図12のA−A断面図である。 シェード部材の、凹溝と、カバー部材の四角形の突起(爪)との関係を示す斜視図である。 図1に示す芳香発生装置のケース部材と、カバー部材と、シェード部材との接合部分であって、係止部以外の部位の断面図である。 図1に示す芳香発生装置のケース部材と、カバー部材と、シェード部材との接合部分であって、係止部の部位の断面図である。 図15と同一部位の断面図であり、シェード部材を取り外す際における挙動を示すものである。 本実施形態の芳香発生装置における光の放射経路を示す説明図である。 本実施形態の芳香発生装置の特に明るく輝く部位を示す説明図である。
符号の説明
1 芳香発生装置
2 開口
3 ケース部材
5 カバー部材
6 シェード部材
7 パッキン部材
8 ケース部材の開口
10 電池
11 LED(発光ダイオード)
18 本体部
20 突起部
21 周壁部
22 ネジ
23 庇部
24 半球部
25 小突起
26 突起(爪)
29 登り勾配部
31 上辺部
32 縦辺部
33 下辺部
34 カバー部材側密接部
35 溝
37 小孔
40 シェード部材側密接部
45 ケース側密接部
47 開口
51 凹溝
55 係止部
62 液体収容部
65 芳香発生液

Claims (5)

  1. 光源を含む電装部品が搭載された機器搭載部を内蔵して重量のあるケース部と、
    前記ケース部上に配されて内部に芳香を発生させる芳香発生液の貯留が可能な空洞を有するシェード部と、
    気化された芳香発生液の芳香成分を放出させるために前記シェード部に設けられた開口と、を備え、
    全体構造が前記ケース部を下にして浮かぶ浮体構造であり、
    前記空洞の底面を形成し、前記ケース部の前記光源に面する部分が透光性を有する発光部であり、
    前記ケース部の発光部は、周辺部からなだらかに中央に向かって盛り上がった形状であることを特徴とする芳香発生装置。
  2. 浴槽に浮かべて使用することができ、風呂の熱が内部に伝達されて内部に収容された芳香発生液の芳香成分を気化させることを特徴とする請求項1に記載の芳香発生装置。
  3. 前記光源は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1又は2に記載の芳香発生装置。
  4. 前記シェード部は、頂部に開口を備えた略半球状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芳香発生装置。
  5. 前記ケース部は、前記機器搭載部や電池を収容する内部空間と、
    前記内部空間につながるケース開口と、
    前記ケース開口を封鎖するカバー部材と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の芳香発生装置。
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