JP4153770B2 - Icカード及びicカードプログラム - Google Patents

Icカード及びicカードプログラム

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のアプリケーションを搭載及び削除可能なICカード、このICカードのCPUに実行させるICカードプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では1枚のICカードに複数のアプリケーションが搭載されたマルチアプリケーションICカードが利用されるようになり複数枚のカードの機能が1枚のICカードに集約され、利用する側にとってはカードを複数枚持ち運ぶ手間や、ATM等の外部装置の前に立ち、どのカードをカード装置に挿入すれば良いかといった悩みもなくなり、利便性が向上している。このマルチアプリケーションICカードとして有名なものは、MULTOSカードやJavaCard(「JAVA」は、登録商標。)であり、これらはそれぞれ、MEL(Multos Executabel Language)言語、Java言語で記述された複数のアプリケーションを搭載・削除が可能なICカードである。通常、ICカードには、CPU、RAM、ROM、EEPROMといった機能が1チップ化されており、接触式、非接触式、又は、接触式/非接触式両方のインターフェイス(I/F)を有するものがある。
なお、アプリケーションとは、主にプログラムコードの部分であるプログラム部、個人情報等のプログラム部の処理に必要なデータであるデータ部及び外部に知らせるための情報である属性情報等で構成され、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム(以下、「オペレーティングシステム」を「OS」という。)の管理下においてCPUにICカードの各種用途に合わせた処理を行わせるためにまとめられた情報である。
【0003】
しかし、外部装置は、複数のアプリケーションが搭載されたマルチアプリケーションICカードを処理する場合には、処理の対象となる一のアプリケーションを選択するため、アプリケーションを選択する要求であるセレクトコマンドをICカードへ送信し、ICカードで処理を行い、処理結果であるレスポンスを受信する必要があり、この選択についての一連の処理に時間がかかり、利用者が待たされるという問題があった。アプリケーションの選択とは、ICカードがセレクトコマンドで指定されるアプリケーションのファイルを識別する識別情報をRAMに保持し、カレントファイル等のコマンドのアクセス対象を設定することである。
この課題を解決するため、MULTOSカードやJavaCardでは、デフォルト選択されるアプリケーションを仕様に定めている。これによれば、ICカードの初期化(リセット)後に、外部装置からアプリケーション選択コマンド(Select file command)がICカードに対し実行されたかの様に振る舞うというものであって、一のアプリケーションがデフォルト選択されることによって、選択コマンドの処理にかかる時間を短縮し、一つの意味のある一連の処理についての処理速度(いわゆるトランザクションの処理速度)の迅速化を図ることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−148945号公報([0029]、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ICカードを使用する場所等の理由によって、デフォルト選択されるアプリケーションと、使用されるアプリケーションが異なる場合には、改めて選択コマンドをICカードに対して実行する必要があり、常に選択コマンドを実行しなくてもよいというわけではないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、処理にかかる時間の短縮及び利便性の向上を図ることが可能なICカード及びICカードプログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段(17)と、外部装置(20)と通信を行う環境である通信環境を設定するための通信環境設定情報を、前記外部装置と通信する通信環境設定情報通信手段(11)と、前記通信環境設定情報通信手段によって通信される通信環境設定情報に基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段(141,141−2)とを備えるICカードであって、該ICカードが前記外部装置から第1のリセット信号を受信して電圧が印加されて活性化されると、前記通信環境設定情報通信手段によりコールドリセット用初期応答情報を前記外部装置へ送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記コールドリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第1の通信環境に対応する第1のアプリケーションを選択し、前記アプリケーション選択手段が、前記第1のアプリケーションを選択した後に該ICカードが第2のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手段により第1のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記第1のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第2の通信環境に対応する第2のアプリケーションを選択し、前記アプリケーション選択手段が前記第2のアプリケーションを選択した後に該ICカードが第3のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手段により第2のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記第2のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第3の通信環境に対応する第3のアプリケーションを選択すること、を特徴とするICカード(10,10−2)である。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のICカードにおいて、前記アプリケーション選択手段は、前記外部装置との間で決定した通信プロトコルに基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、を特徴とするICカード(10,10−2)である。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICカードにおいて、前記アプリケーション選択手段は、前記外部装置との間で決定したプロトコル形式及び/又は通信速度に基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、を特徴とするICカード(10,10−2)である。
【0010】
請求項4の発明は、複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部を備えるICカードのCPUに実行させるICカードプログラムであって、外部装置と通信を行う環境である通信環境を設定するための通信環境設定情報を、前記外部装置と通信する通信環境設定情報通信手順(S110,S120、S150,S220、S250,S320;S410,S420、S450,S470、S450,S620、S650,S720、)と、前記通信環境設定情報通信手順において通信する通信環境設定情報に基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択するアプリケーション選択手順(S140,S240,S340、S440,S500,S530,S640,S740、)とを備え、前記ICカードが前記外部装置(20)から第1のリセット信号を受信して電圧が印加されて活性化される(S110、S410)と、前記通信環境設定情報通信手順によりコールドリセット用初期応答情報を前記外部装置へ送信し(S120、S420)、前記コールドリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された通信環境に対応する第1のアプリケーションを前記アプリケーション選択手順により選択し(S140、S440)、前記第1のアプリケーションを選択した後に前記ICカードが第2のリセット信号を受信した場合(S150,S160、S450,S460)には、前記通信環境設定情報通信手順により第1ウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し(S220、S620)、前記第1ウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第2の通信環境に対応する第2のアプリケーションを前記アプリケーション選択手順により選択し(S240、S640)、前記第2のアプリケーションを選択した後に前記ICカードが第3のリセット信号を受信した場合(S250,S260、S650,S660)には、前記通信環境設定情報通信手順により第2のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し(S320、S720)、前記第2のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第3の通信環境に対応する第3のアプリケーションを前記アプリケーション選択手順により選択する(S340、S740)こと、を特徴とするICカードプログラムである。
【0011】
請求項5の発明は、請求項4に記載のICカードプログラムにおいて、前記アプリケーション選択手順は、前記外部装置との間で決定した通信プロトコルに基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0012】
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のICカードプログラムにおいて、前記アプリケーション選択手順は、前記外部装置との間で決定したプロトコル形式及び/又は通信速度に基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、を特徴とするICカードプログラムである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるICカードの第1実施形態を示すブロック図である。
図1に示すように、ICカード10は、ATM等のリーダライタを備える情報処理端末である外部装置20に挿入され、接続されることによって、外部装置20と通信を行う。ICカード10は、複数のアプリケーションを搭載及び削除可能なマルチアプリケーションICカードであって、通信部11及びICチップ12を備えている。通信部11は、例えば、アンテナ、接触端子等であって、外部装置20及びCPU14の通信を媒介する。ICチップ12は、CPU14と、CPU14に接続されたI/Oインターフェイス13、RAM15、ROM16及びEEPROM17等を備えている。
【0014】
I/Oインターフェイス43は、通信部11及びCPU14間の入出力を媒介する入出力インターフェイスである。
CPU14は、種々の演算及び制御を行う、ICカード10を統括制御する中央処理装置であって、ROM16、EEPROM17等のメモリに格納されているプログラムを実行することによって、アプリケーション選択部141等を実現する。アプリケーション選択部141は、外部装置20からのリセット信号に対する応答である初期応答情報(ATR;Answer To Reset)に含まれ、通信プロトコル等、ICカード10及び外部装置20間における通信を行う通信環境を設定するためにICカード10及び外部装置20間で通信される通信環境設定情報と、ROM16に記憶されているアプリケーション選択テーブルとに基づいて、EEPROM17によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択する機能を備えている。
【0015】
RAM15、ROM16及びEEPROM17は、プログラム等のCPU14の処理に必要な情報を記憶するための記憶手段である。RAM15は、揮発性メモリであり、CPU14が処理を行うための作業領域として使用される。
ROM16は、不揮発性の読み出し専用メモリであって、OS、実行環境等のプログラム等を記憶している。また、ROM16は、コールドリセット用ATR、ウォーム1リセット用ATR及びウォーム2リセット用ATRの3種類の初期応答情報をそれぞれ格納する初期応答ファイルが記憶されている。
【0016】
初期応答情報は、ICカード10及び外部装置20間のシリアルデータ伝送の意味づけ(LSBファースト等)を示す意味づけ、初期応答情報の構成を示す構成表示、接続情報、ICカード10の使用方法に関する各種データを示す管理情報、初期応答情報に誤りがあるか否かを示す検査情報等を含んでいる。接続情報は、ICカード10が設定可能な通信プロトコルを示す情報であって、通信周波数、通信速度、プロトコル形式等のICカード10及び外部装置20間での通信プロトコルを決定するために、ICカード10から外部装置20へ送信される情報であって、ICカード10及び外部装置20間の通信環境を設定するための通信環境設定情報である。具体的には、接続情報は、クロック伝送率変換因子F、ビット伝送率調整因子D、最大プログラム供給電流因子I、プログラム供給電圧因子P、特別キャラクタ保護時間N等の通信プロトコル上の各種パラメータと、プロトコル形式Tとを示す情報である。なお、通信プロトコルとは、複数のデバイスやコンピュータシステムが互いに通信するための規約である。
【0017】
本実施形態において、コールドリセット用ATRは、コールドリセット、つまり、活性化及び初期化のために非活性状態のICカード10が外部装置20から提供される電源(Vcc)その他のリセット信号に対して送信する初期応答情報であって、プロトコル形式がT=0、通信速度が38.4kbps等の設定である通信プロトコルAを示す接続情報を含んでいる。ウォーム1リセット用ATR及びウォーム2リセット用ATRは、ウォームリセット、つまり、クロック(CLK)及び電源が供給され、ICカード10が活性化されている状態において受信するリセット信号に対する初期応答情報である。ウォーム1リセット用ATR及びウォーム2リセット用ATRは、プロトコル形式及び通信速度がそれぞれT=0及び9600bps等の設定である通信プロトコルB,T=1及び9600bps等の設定である通信プロトコルCを示す接続情報をそれぞれ含んでいる。プロトコル形式は、伝送制御、制御手順等を示し、プロトコル形式のT=0は、調歩式半二重キャラクタ式通信プロトコル、T=1は、調歩式半二重ブロック式通信プロトコルを示している。
【0018】
図2は、ROMに記憶されている選択アプリケーションテーブルを示す図である。
図2に示すように、ROM16は、ICカード10が設定可能なプロトコル形式と、EEPROM17に記憶されている複数のアプリケーションとをそれぞれ関連づける選択アプリケーションテーブルを記憶している。この選択アプリケーションテーブルは、ICカード10及び外部装置20間で決定したプロトコル形式によって、アプリケーション選択部141が選択するアプリケーションを示し、プロトコル形式がT=0で決定すれば、クレジット・アプリケーションを選択し、T=1では、ポイント・アプリケーションを選択する。なお、この関連づけは、任意に設定することが可能である。なお、外部装置20は、記憶しているアプリケーションについて、この選択アプリケーションテーブルと同様のテーブルを記憶し、いずれの通信プロトコルが設定された場合に、処理を行うアプリケーションが選択されるかを認識することが可能である。
EEPROM17は、書き換え可能な不揮発性メモリであって、複数のアプリケーションを記憶し、CPU14の作業領域としても使用される。
【0019】
図3は、第1実施形態における、本発明によるICカードの動作及び本発明によるICカードプログラムの実行を示すフローチャートである。
ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、ICカード10は、非活性状態で外部装置20のリーダライタに接続されている。
S110において、ICカード10は、リセット信号を受信し、電源等の供給を受け、活性化される。ICカード10は、コールドリセット用ATRを外部装置20へ送信し(S120)、プロトコル形式をT=0、通信速度を38.4kbps等、コールドリセット用ATRが示す通信プロトコルAに設定する(S130)。また、アプリケーション選択部141は、選択アプリケーションテーブルに基づいて、プロトコル形式T=0に対応するクレジット・アプリケーションを選択する(S140)。
【0020】
外部装置20は、S120においてICカード10から送信された初期応答情報を受信し、このコールドリセット用ATRが示す通信プロトコルAを設定可能であるか否かを判定する。例えば、外部装置20は、9600bpsでの通信のみが可能であれば、38.4kbpsの通信速度での処理は不可能であり、ICカード10に設定可能な他の通信プロトコルでの通信を要求するために、再びリセット信号を送信する。一方、通信プロトコルAを設定可能である場合には、S140においてICカード10で選択されているクレジット・アプリケーションを対象としたコマンドをICカード10へ送信し、アプリケーションについての処理を開始する。
【0021】
ICカード10は、コールドリセット用ATRの送信(S120)後に、コマンドを受信した場合には(S150,S160)、コマンドに応じた処理であるコマンド処理を行い(S170)、その結果であるレスポンスを外部装置20へ送信する(S180)。ICカード10は、電源の供給がなくなり処理を終了するまで(S200)、又は、リセット信号を受信(S150)するまで同様の処理を繰り返し(S170,S180,S190)、リセット信号を受信した場合には、S160からの処理を行う。
【0022】
一方、ICカード10は、アプリケーションの選択(S140)後に、再び、リセット信号を受信した場合には(S150,S160)、ウォーム1リセット用ATRを外部装置20へ送信し(S220)、プロトコル形式をT=0、通信速度を9600bps等、通信プロトコルBに設定する(S230)。また、アプリケーション選択部141は、プロトコル形式T=0に対応するクレジット・アプリケーションを選択する(S240)。
【0023】
ICカード10は、アプリケーションの選択(S140)後に、コマンドを受信した場合には(S250,S260)、コマンド処理等を行い(S170,S180)、リセット信号を再び受信した場合には(S250,S260)、ウォーム2リセット用ATRを外部装置20へ送信し(S320)、プロトコル形式をT=1、通信速度を9600bps等、通信プロトコルCに設定する(S330)。また、アプリケーション選択部141は、プロトコル形式T=1に対応するポイント・アプリケーションを選択する(S340)。
ICカード10は、ウォーム2リセット用ATRの送信(S320)後に、コマンドを受信した場合には(S350,S360)、コマンド処理等を行い(S170,S180)、リセット信号を再び受信した場合には(S350,S360)、レスポンスとしてエラーを外部装置20へ送信し(S370,S180)、他のコマンドを受信しなければ処理を終了する(S190,S200)。
【0024】
このように、第1実施形態によれば、ICカード10は、外部装置20との間で決定したプロトコル形式に基づいて、アプリケーションの選択を行うため、セレクトコマンドの処理にかかる時間を短縮し、利便性を向上することが可能となった。
【0025】
(第2実施形態)
図4は、本発明によるICカード10−2の第2実施形態を示すブロック図である。
図4に示すように、ICカード10−2は、通信部11及びICチップ12−2を備えるマルチアプリケーションICカードである。ICチップ12−2は、CPU14−2と、CPU14−2に接続されたI/Oインターフェイス13、RAM15、ROM16−2及びEEPROM17等を備えている。
【0026】
CPU14−2は、ROM16−2、EEPROM17等のメモリに格納されているプログラムを実行することによって、アプリケーション選択部141−2等を実現する。アプリケーション選択部141−2は、ICカード10−2及び外部装置20間で通信される通信環境設定情報である初期応答情報と、ROM16−2に記憶されているアプリケーション選択テーブルとに基づいて、EEPROM17によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択する機能を備えている。
また、CPU14−2は、外部装置20から受信するプロトコルパラメータセレクトコマンド(以下、「PPSコマンド」という。)に応じた処理を行う。PPSコマンドは、通信プロトコル上の各種パラメータ、プロトコル形式等の通信環境設定情報を含み、指定する通信プロトコルの設定を要求するコマンドある。CPU14−2は、PPSコマンドが指定する通信プロトコルが設定可能か否かを判定し、可能である場合に設定を行い、その処理結果を外部装置20へ送信する。
【0027】
ROM16−2は、コールドリセット用ATR、ウォーム1リセット用ATR及びウォーム2リセット用ATRの3種類の初期応答情報をそれぞれ格納する初期応答ファイルが記憶されている。
本実施形態において、コールドリセット用ATRは、第1実施形態と異なり、プロトコル形式がT=0及びT=1の2種類、通信速度が38.4kbps等の設定である通信プロトコルA’を示す接続情報を含んでいる。ウォーム1リセット用ATR及びウォーム2リセット用ATRは、第1実施形態と同様に、プロトコル形式及び通信速度がそれぞれT=0及び9600bps等の設定である通信プロトコルB,T=1及び9600bps等の設定である通信プロトコルCを示す接続情報をそれぞれ含んでいる。
また、ROM16−2は、第1実施形態と同様に選択アプリケーションテーブルを記憶している(図2参照)。
【0028】
図5は、第2実施形態における、本発明によるICカードの動作及び本発明によるICカードプログラムの実行を示すフローチャートである。
S400からS460まで、S540からS570まで、S620からS660まで、及び、S720からS770まで、ICカード10−2は、図3に示す第1実施形態のICカード10のS100からS160まで、S170からS200まで、S220からS260まで、及び、S320からS370までと略同様の処理を行う。なお、コールドリセット用ATRは、T=0及びT=1の複数のプロトコル形式を含んでいるが、数字の小さいT=0が優先するため、ICカード10−2は、プロトコル形式をT=0として、第1実施形態の通信プロトコルAの設定と同様に通信プロトコルA’の設定を行う(S430)。
【0029】
また、S450、S650、S750において、ICカード10−2がPPSコマンドを受信した場合には、CPU14−2は、PPSコマンドが指定する通信プロトコルが設定可能か否か、つまり、プロトコル形式については、直前に送信したATR(S420,S620,S720)にPPSコマンドが指定するプロトコル形式が存在するか否かを判定し(S480,S510)、存在せず、不可能である場合には、エラーとなり(S770)、存在し、設定が可能である場合には、指定されている通信プロトコルでの設定を行う(S490,S520)。アプリケーション選択部(141−2)は、指定されているプロトコル形式に対応するアプリケーションを選択し(S500,S530)、ICカード10−2は、処理結果をレスポンスとして送信し(S550)、他のコマンドを受信しなければ処理を終了する(S560,S570)。
【0030】
このように、第2実施形態によれば、初期応答情報に2種類のプロトコル形式を含む場合であっても、ICカード10−2は、外部装置20から受信したPPSコマンドが指定する通信プロトコル等の通信環境設定情報に基づいて、アプリケーションの選択を行うため、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となった。
【0031】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施形態において、ICカード10,10−2は、接触式のICカードに限られず、非接触式又は接触式/非接触式兼用のICカードであってもよい。また、ICカード10は、電磁誘導方式により外部装置20と通信を行うICカードに限られず、静電結合方式により通信を行うICカードであってもよく、通信方法は、限定されない。他の通信方法の場合も同様にアプリケーション選択部141,141−2は、ICカード10,10−2及び外部装置20間で決定した通信プロトコル等、通信環境設定情報に基づいてアプリケーションの選択を行い、同様の効果を得ることが可能である。
【0032】
各実施形態において、ICカード10,10−2は、ウォーム2リセット用ATRの送信後にリセット信号を受信した場合に(S350,S360、S750,S760)、S120又はS420へ進み、再び同様の処理を繰り返してもよい。また、リセット信号を受信するたびに送信する、ROM16,16−2に記憶されている各初期応答情報の順序は、限定されず、任意に設定してよい。
【0033】
図6は、本発明によるICカードの変形形態を説明する図である。
各実施形態において、アプリケーション選択部141,141−2は、ICカード10,10−2及び外部装置20間で決定したプロトコル形式と、ROM16,16−2に記憶している選択アプリケーションテーブルに基づいてアプリケーションの選択を行っているが、図6に示すように、ROM16,16−2に、ICカード10が設定可能なプロトコル形式及び通信速度と、EEPROM17に記憶されている複数のアプリケーションをそれぞれ関連づける選択アプリケーションテーブルを記憶し、プロトコル形式T=1、通信速度が38.4kbpsで決定した場合には、クレジット・アプリケーションを選択する等、プロトコル形式及び通信速度に基づいてアプリケーションの選択を行ってもよい。
また、アプリケーション選択部141,141−2は、ICカード10,10−2及び外部装置20間で決定した通信プロトコルに含まれる他の1又は複数のパラメータに基づいてアプリケーションの選択を行ってもよい。
【0034】
種々のパラメータの組合せに多種類のアプリケーションをそれぞれ対応させ、選択することができ、ICカード10,10−2に多種類のアプリケーションを搭載した場合、また、ICカード10,10−2が種々の外部装置20に対応する場合であっても、同様の効果を得ることが可能である。また、例えば、遅い通信速度には、古い外部装置20が処理を行うアプリケーションを対応させる等、アプリケーション選択部141,141−2が各パラメータの性質に基づいて、アプリケーションを選択することによって、より正確な選択を実現し、処理効率及び利便性を向上することが可能である。
【0035】
各実施形態において、ICカード10,10−2は、複数のアプリケーションをEEPROM17,17−2に記憶しているが、ROM16,16−2に記憶していてもよく、EEPROM17,17−2及びROM16,16−2に記憶していてもよい。また、ICカード10,10−2は、選択アプリケーションテーブルをROM16,16−2に記憶しているが、EEPROM17,17−2に記憶していてもよい。
【0036】
第2実施形態において、ICカード10−2は、2種類のプロトコル形式を含む初期応答情報をROM16−2に記憶しているが、3種類以上のプロトコル形式を含む初期応答情報をROM16−2に記憶していてもよく、同様に通信速度等、他のパラメータを複数種類含む初期応答情報をROM16−2に記憶していてもよい。外部装置20から受信するPPSコマンドに含まれる通信環境設定情報に基づいて選択を行う等、ICカード10−2が同様の処理を行うことによって、同様の効果を得ることが可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を得ることが可能となった。
(1)通信環境設定情報に基づいて、記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択することによって、セレクトコマンドの処理にかかる時間を短縮し、利便性の向上を図る。
(2)特に、ICカード及び外部装置間で決定したプロトコル形式、通信速度等の通信プロトコルに基づいて、アプリケーションの選択を行うことによって、より正確な選択を実現し、処理効率及び利便性の向上を図る
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカードの第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】ROMに記憶されている選択アプリケーションテーブルを示す図である。
【図3】第1実施形態における、本発明によるICカードの動作及び本発明によるICカードプログラムの実行を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるICカード10−2の第2実施形態を示すブロック図である。
【図5】第2実施形態における、本発明によるICカードの動作及び本発明によるICカードプログラムの実行を示すフローチャートである。
【図6】本発明によるICカードの変形形態を説明する図である。
【符号の説明】
10,10−2 ICカード
11 通信部
12,12−2 ICチップ
13 I/Oインターフェイス
14,14−2 CPU
15 RAM
16,16−2 ROM
17 EEPROM
20 外部装置
141,141−2 アプリケーション選択部

Claims (6)

  1. 複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶手段と、
    外部装置と通信を行う環境である通信環境を設定するための通信環境設定情報を前記外部装置と通信する通信環境設定情報通信手段と、
    前記通信環境設定情報通信手段によって通信される通信環境設定情報に基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択するアプリケーション選択手段と
    を備えるICカードであって、
    該ICカードが前記外部装置から第1のリセット信号を受信して電圧が印加されて活性化されると、前記通信環境設定情報通信手段によりコールドリセット用初期応答情報を前記外部装置へ送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記コールドリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第1の通信環境に対応する第1のアプリケーションを選択し、
    前記アプリケーション選択手段が前記第1のアプリケーションを選択した後に該ICカードが第2のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手段により第1のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記第1のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第2の通信環境に対応する第2のアプリケーションを選択し、
    前記アプリケーション選択手段が前記第2のアプリケーションを選択した後に該ICカードが第3のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手段により第2のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記アプリケーション選択手段が、前記第2のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第3の通信環境に対応する第3のアプリケーションを選択すること、
    を特徴とするICカード。
  2. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記アプリケーション選択手段は、前記外部装置との間で決定した通信プロトコルに基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、
    を特徴とするICカード。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICカードにおいて、
    前記アプリケーション選択手段は、前記外部装置との間で決定したプロトコル形式及び/又は通信速度に基づいて、前記アプリケーション記憶手段によって記憶されている複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、
    を特徴とするICカード。
  4. 複数のアプリケーションを記憶するアプリケーション記憶部を備えるICカードのCPUに実行させるICカードプログラムであって、
    外部装置と通信を行う環境である通信環境を設定するための通信環境設定情報を、前記外部装置と通信する通信環境設定情報通信手順と、
    前記通信環境設定情報通信手順において通信する通信環境設定情報に基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択するアプリケーション選択手順とを備え
    前記ICカードが前記外部装置から第1のリセット信号を受信して電圧が印加されて活性化されると、前記通信環境設定情報通信手順によりコールドリセット用初期応答情報を前記外部装置へ送信し、前記コールドリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された通信環境に対応する第1のアプリケーションを前記アプリケーション選択手順により選択し、
    前記第1のアプリケーションを選択した後に前記ICカードが第2のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手順により第1のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記第1のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第2の通信環境に対応する第2のアプリケーショ ンを前記アプリケーション選択手順により選択し、
    前記第2のアプリケーションを選択した後に前記ICカードが第3のリセット信号を受信した場合には、前記通信環境設定情報通信手順により第2のウォームリセット用初期応答情報を前記外部装置に送信し、前記第2のウォームリセット用初期応答情報に含まれる通信環境設定情報に基づいて設定された第3の通信環境に対応する第3のアプリケーションを前記アプリケーション選択手順により選択すること、
    を特徴とするICカードプログラム。
  5. 請求項4に記載のICカードプログラムにおいて、
    前記アプリケーション選択手順は、前記外部装置との間で決定した通信プロトコルに基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、
    を特徴とするICカードプログラム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のICカードプログラムにおいて、
    前記アプリケーション選択手順は、前記外部装置との間で決定したプロトコル形式及び/又は通信速度に基づいて、前記アプリケーション記憶部に記憶している複数のアプリケーションの中から一のアプリケーションを選択すること、
    を特徴とするICカードプログラム。
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