JP4153082B2 - プレート式熱交換器および冷凍サイクル装置 - Google Patents

プレート式熱交換器および冷凍サイクル装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プレート式熱交換器および冷凍サイクル装置に係わり、さらに詳しくは、ほぼ平行に配列された複数枚のプレート間に冷媒流路と利用側流体流路とが交互に形成されたプレート式熱交換器を凝縮器あるいは蒸発器として用いる冷凍サイクル装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、HCFC22などの冷媒を凝縮あるいは蒸発させて、熱交換を行う冷凍サイクル技術を用いて、冷暖房装置や給湯装置などを構成した冷凍サイクル装置が使われている。
【0003】
この種の冷凍サイクル装置は、例えば、冷媒であるHCFC22を圧縮する圧縮機と、冷媒を凝縮させる凝縮器として作用し、温度上昇した冷媒を空気などで冷却する空気側熱交換器と、冷媒を減圧する減圧装置と、冷媒を蒸発させる蒸発器として作用し、気化熱を利用して被冷却媒体である水などを冷却する複数枚のプレートを用いたプレート式熱交換器などにより構成されている。上記各部間は、冷媒が循環可能なように順次冷媒配管により接続されており、プレート式熱交換器から排出された冷媒を再度圧縮機に戻すことにより、冷却運転を連続して行うことができる。
【0004】
また、上記とは逆の経路で冷媒を循環させ、プレート式熱交換器を凝縮器とし、空気側熱交換器を蒸発器とした場合は、加熱運転を連続して行うことができる。
【0005】
従来における冷凍サイクル装置は、例えば、図11に示されるように構成されている。ここで、四方切換弁2は、圧縮機1の吐出側と空気側熱交換器4との間およびプレート式熱交換器3と圧縮機1の吸入側との間に配備され、冷却運転時と加熱運転時とで主回路の冷媒流路を反転させる。
【0006】
また、図12に示すプレート式熱交換器は、表面を冷媒あるいは水が流動するヘリンボーン状の波形突起を有し、伝熱プレート55が複数枚並べられた主構成となっている。これらの伝熱プレート55間には冷媒通路56と水通路57が交互に形成されている。
一方の最外端に設けられた前記伝熱プレート55より肉厚の大きい平板状のカバープレート51には、冷媒出入口管61,62が貫通して設けられており、他方の最外端に設けられた前記伝熱プレート55より肉厚の大きい平板状のカバープレート52には水入口管64および水出口管63(図示では見えない)が貫通して設けられている。
また、各プレート55には、冷媒入口管61および冷媒出口管62からそれぞれ各冷媒通路56に連通する冷媒連通穴54と、水入口管64及び水出口管63からそれぞれ各水通路57に連通する水連通穴58とが構成されている。
【0007】
また、図13には図12に示すプレート式熱交換器を平面Aで切断した場合の断面図(以下、断面図と表記しているのはすべてプレート式熱交換器を平面Aで切断した場合の断面を表す)を示す。伝熱プレート55の表面の形状が表と裏でほぼ同一であるために、伝熱プレート55により形成される冷媒の流路56と利用側流体の流路57が、断面積についてA’=B’で示すように、ほぼ同等である。
【0008】
冷媒の流れについて説明する。冷房運転時、圧縮機1から吐出された冷媒は凝縮器として作用する空気側熱交換器4に流入する。空気側熱交換器4にて凝縮された冷媒は、減圧装置5に流入され、減圧されて低温・低圧の状態となった後、プレート式熱交換器3に流入される。そして、プレート式熱交換器3にて蒸発した後、アキュームレータ6を介して圧縮機1に戻される。
【0009】
暖房あるいは給湯運転時、圧縮機1から吐出された冷媒は凝縮器として作用するプレート式熱交換器3に流入する。プレート式熱交換器3にて凝縮された冷媒は、減圧装置5に流入され、減圧されて低温・低圧の状態となった後、空気側熱交換器4に流入する。そして、空気側熱交換器4にて蒸発した後、アキュームレータ6を介して圧縮機1に戻される。
【0010】
また、暖房運転時に、空気側熱交換器4を大気との熱交換により、蒸発器として作用させるために、大気の温度が低く湿度が高い場合には、空気側交換器4が着霜してしまう。その霜を取り除くために、いわゆるデフロスト運転を行う。デフロスト運転は、冷房運転時と同様の経路を冷媒は流れ、プレート式熱交換器3を蒸発器として使用する。ただし、冷房運転時とは装置の構成機器の動作に関してファン4aが運転しないという違いがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷凍サイクル装置は以上のように構成されているので、下記に示す問題点があった。
プレート式熱交換器での熱交換効率を決定する因子として、水側の熱伝達率とプレートの材質および肉厚と冷媒側の熱伝達率がある。そして、冷房運転時に冷媒循環量が少ない条件で運転される場合、水側の熱伝達率に比べて冷媒側の熱伝達率が非常に悪いために、熱交換率が悪いという問題があった。
【0012】
暖房運転時、凝縮器として作用していたプレート式熱交換器がデフロスト運転時は蒸発器として作用する。そのために、プレート式熱交換器を流れる冷媒の温度が大きく変化する。特に、加熱運転時に冷媒の入口付近に相当する伝熱プレート55の部位ば最も温度変化がはげしい(加熱運転時に圧縮機1より吐出された高温冷媒ガスが流入するため)。したがって、暖房運転中にデフロスト運転が頻繁に行われると、プレート式熱交換器が早く破壊(冷媒ガスが大気中に漏れること)してしまう危険がある。
つまり、カバープレートと伝熱プレートとの肉厚が違うこと、そのため熱による膨張の特性が異なること、伝熱プレートとカバープレートが規則的かつ部分的に接合されていることにより、デフロスト等により急激な温度変化が繰り返し起こると、プレートが疲労して破壊してしまうという問題があった。
【0013】
この発明は、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べてそれほど差がなく、効率のよい熱交換が行えるプレート式熱交換器および冷凍サイクル装置を得ようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係るプレート式熱交換器では、複数の溝を有し、表面の形状が表と裏とで異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成した。
【0015】
第2の発明に係る冷凍サイクル装置では、複数の溝を有し、表面の形状が表と裏とで異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成したプレート式熱交換器を備え、圧縮機と、通気側熱交換器と、減圧装置と、前記プレート式熱交換器の冷媒通路とを順次冷媒配管により接続して冷凍サイクルの主回路を構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に関わるプレート式の第2の熱交換器の分解斜視図である。また、図2(a),(b)は、図1に示すプレート式熱交換器を平面Aで切断した場合の断面図を示す。
【0017】
図において、3はプレート式の第2の熱交換器、51,52はプレート式の第2の熱交換器3における外周カバーを構成する角筒状体(図示せず)の両端面を閉塞し、その内部に熱交換用空間を形成する最外端のプレート、55は、それぞれ複数の溝を有し表面の形状が表と裏で異なる複数枚の伝熱プレートである。
【0018】
この実施の形態1による冷凍サイクル装置に用いるプレート式熱交換器3は、複数の溝を有し表面の形状が表と裏で異なる伝熱プレート55を複数枚並べて、伝熱プレート55間に流路断面積が小さくなる方に冷媒の通路56と流路断面積が大きくなる方に利用側の流体である通路57とを交互に形成し、一方の最外端のプレート51に冷媒入口管61及び冷媒出口管62を設け、他方の最外端のプレート52に利用側流体入口管64および利用側流体出口管63を設け、各冷媒通路56と冷媒入口管61および冷媒出口管62とをそれぞれ連通する冷媒連通穴54と各利用側流体通路57と利用側流体入口管64および利用側流体出口管63とをそれぞれ連通する利用側流体連通穴58とを各伝熱プレート55に設けた構成となっている。
【0019】
つぎに、冷房運転時(蒸発器として使用した場合)のプレート式熱交換器3を流れる冷媒および利用側流体(水などの被冷却流体)の流れの状況について説明する。
冷媒入口管61からプレート式熱交換器内に流入した冷媒は、プレート間に形成された複数の冷媒通路56を通り、蒸発した後、冷媒出口管62から流出する。
一方、利用側流体は利用側流体入口管64からプレート式熱交換器内に流入し、プレート間に形成された複数の利用側流体通路57を通り、冷却された後、利用側流体出口管63より流出する。
【0020】
また、図2(a),(b)によれば、伝熱プレート55は表面の形状が表と裏で異なるために、伝熱プレート55により形成される冷媒の流路56と利用側流体の流路57が、断面積について、断面積A’> B’で示すように、冷媒の流路56の方が狭くなっており、サイクル内の冷媒の循環量が同一でも、プレート式熱交換器内を流れる冷媒の流速が速くなり、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べてそれほど差がなくなる。
ここで、図2(a),(b)に示す伝熱プレート55の断面形状については、図(a)または図2(b)のような断面形状を持つ伝熱プレート55の何れかを選択的に用いることができるものである。
【0021】
この実施の形態1によるプレート式熱交換器は以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態1では、プレート式熱交換器3の構成が、プレート間に形成される冷媒と利用側の流体の流路に関して、利用側の流体である通路57に対して冷媒の通路56を流路断面積が小さくなるように構成しているために、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べてそれほど差がなく、効率のよい熱交換が行えるようになった。
【0022】
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図であり、従来装置と同様の部分は同一の符号で示す。
この実施の形態2におけるプレート式熱交換器としては、その内部構造が、図1,図2に示す実施の形態1の構成のもの、あるいは、図12,図13に示す従来の構成のものを用いるものである。
【0023】
この実施の形態2による冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、四方切換弁2と、第1の空気側熱交換器4と、減圧装置5と、開閉弁13と、プレート式の第2の熱交換器3と、切換弁2と、これら冷凍サイクルにおける熱交換器3等の構成要素間の冷媒配管7と、第1の空気側熱交換器4に空気の流れを起すファン4aと、開閉弁13を制御する制御装置(図示せず)から構成されている。
【0024】
通常加熱運転時、冷媒は次のように流れる。圧縮機1を吐出した冷媒は、切換弁2を経て、プレート式熱交換器3に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は減圧装置5により減圧され、低温・低圧冷媒となった後、空気側熱交換器4に流入する。次いで、冷媒は空気側熱交換器4にて蒸発し、切換弁2とアキュームレータ6を経て圧縮機1に吸入される。
【0025】
また、デフロスト運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機1を吐出した冷媒は、切換弁2を経て、空気側熱交換器4に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、制御装置(図示せず)により開状態となった開閉弁13を経て、高圧・高温状態のまま、プレート式熱交換器3に流入する。次いで、冷媒はプレート式熱交換器3にて蒸発し、切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0026】
この実施の形態2による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態2では、デフロスト運転時に制御装置(図示せず)により開閉弁13が開状態となるため、冷媒は高温・高圧状態のままプレート式熱交換器に流入し蒸発する。したがって、デフロスト等により、プレート式熱交換器内を流れる冷媒の急激な温度変化が起らないため、プレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
【0027】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図であり、図3と同様の部分は同一の符号で示す。
この実施の形態3におけるプレート式熱交換器としては、その内部構造が、図1,図2に示す実施の形態1の構成のもの、あるいは、図12,図13に示す従来の構成のものを用いるものである。
【0028】
ここで、この実施の形態3の冷凍サイクル装置が図3に示す実施の形態2と構成上異なるところは、プレート式熱交換器3と切換弁2を接続する冷媒配管に開閉弁14と、開閉弁14と並列に減圧装置15を設けていることと、開閉弁14と減圧装置15を制御する制御装置(図示せず)を設けていることである。
【0029】
この実施の形態3において、通常加熱運転時、冷媒は次のように流れる。圧縮機1を吐出した冷媒は切換弁2および制御装置(図示せず)により開状態となっている開閉弁14を経て、プレート式熱交換器3に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は減圧装置5により減圧され、低温・低圧冷媒となった後、空気側熱交換器4に流入する。次いで、冷媒は空気側熱交換器4にて蒸発し、切換弁4とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0030】
また、デフロスト運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機1を吐出した冷媒は切換弁2を経て、空気側熱交換器4に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、制御装置(図示せず)により開状態となった開閉弁13を経て、高圧・高温状態のまま、プレート式熱交換器3に流入する。次いで、冷媒はプレート式熱交換器3にて蒸発し、制御装置(図示せず)により開閉弁14は閉状態となっているために、冷媒は減圧装置15により減圧され、低温・低圧冷媒となった後、切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0031】
この実施の形態3による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態3では、デフロスト運転時に制御装置(図示せず)により開閉弁13が開状態となっているため、冷媒は高温・高圧状態のままプレート式熱交換器3に流入し蒸発する。
したがって、デフロスト等により、プレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
また、実施の形態2では、圧縮機1の吸入冷媒が減圧されておらず、圧縮機の寿命が短くなる危険があるが、実施の形態3では、減圧装置15により減圧され、低温・低圧冷媒となった後、圧縮機1に吸入されるため、圧縮機1の寿命は低下されることがはない。
【0032】
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図であり、従来と同様の部分は同一の符号で示す。
この実施の形態4におけるプレート式熱交換器としては、その内部構造が、図1,図2に示す実施の形態1の構成のもの、あるいは、図12,図13に示す従来の構成のものを用いるものである。
【0033】
この実施の形態4による冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、空気側熱交換器4と、開閉弁20と、減圧装置5と、内部に熱交換機能を備えたチャージモジュレータ19と、プレート式の第2の熱交換器3とアキュームレータ6とを順次冷媒配管により接続した主回路31と、冷却運転時と加熱運転時とで圧縮機1の吐出側から空気側熱交換器4への冷媒通路をプレート式熱交換器3に切り換えるとともに、プレート式熱交換器3から圧縮機1の吸入側への冷媒通路を空気側熱交換器4に切り換える切換弁2と、空気側熱交換器4と開閉弁20を接続する冷媒配管より分岐し、開閉弁21と減圧装置16とチャージモジュレータ19の熱交換器部19aとを冷媒配管により接続し、プレート式熱交換器3と圧縮機1とを接続する冷媒配管にバイパスしたバイパス回路32と、バイパス回路32に冷媒流し方向をプレート式熱交換器3と圧縮機1とを接続する冷媒配管側に向けて配置した逆止弁18と、空気側熱交換器4に空気の流れを起すファン4aと、デフロスト運転時に、開閉弁21を開にし、開閉弁20を閉にする制御装置(図示せず)とから構成されている。
【0034】
通常加熱運転時、冷媒は次のように流れる。圧縮機1を吐出して冷媒は、切換弁2を経て、プレート式熱交換器3に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒はチャージモジュレータ19を経て、減圧装置5により減圧され、低温・低圧冷媒のなった後、開閉弁20を介して空気側熱交換器4に流入する。次いで、冷媒は空気側熱交換器4にて蒸発し、切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0035】
また、デフロスト運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機1を吐出した冷媒は、切換弁2を経て、空気側熱交換器4に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、制御装置(図示せず)により開閉弁20を閉状態かつ開閉弁21が開状態となっているために、開状態となった切換弁21を経て、減圧装置16により減圧された後、チャージモジュレータ19内部の熱交換器19aに流入する。
次いで、冷媒は、チャージモジュレータ19内部に暖房運転時に蓄えられた高温の液冷媒を熱源に、蒸発し、逆止弁18と切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
プレート式熱交換器3の内部の冷媒について説明する。プレート式熱交換器3の内部の圧力は、制御装置(図示せず)により開閉弁20が閉状態になるために、加熱運転時にプレート式熱交換器3にて冷媒の凝縮熱により製造した高温の利用側流体の温度に相当する飽和圧力とほぼ同等となる。その圧力と圧縮機吸入圧力の差に応じて冷媒はプレート式熱交換器3から圧縮機に流入する。またプレート式熱交換器3内部の冷媒温度は、チャージモジュレータ19内部の熱交換器19aにより冷やされた熱量のうち、チャージモジュレータ19内に加熱運転時に貯留された冷媒の熱量で足りない分だけ温度低下がおこる。それに応じてプレート式熱交換器3の内部を流れる利用側流体の温度が低下する。したがって、プレート式熱交換器内部の冷媒温度の変化が従来の装置と比較してかなり緩和される。
また、従来の装置において特に問題となるプレート式熱交換器3の部位、加熱運転時とデフロスト運転時でもっとも流れる冷媒の温度の差が大きくなる部位、つまり加熱運転時に冷媒の入口付近に相当するプレート式熱交換器3の部位の温度が、本装置では利用側流体によって加熱され、利用側流体とほぼ同じ温度になり、従来の蒸発温度よりもはるかに高くなる。したがって、プレート式熱交換器3内部の冷媒温度の変化が従来の装置と比較してかなり緩和される。
【0036】
この実施の形態4による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態4では、デフロスト運転時に制御装置(図示せず)により開閉弁20が閉状態となること、及び内部に熱交換器を有するチャージモジュレータ19を設けたため、プレート式熱交換器内の冷媒の急激な温度変化が緩和されるので、プレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
【0037】
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5に係る冷凍サイクル装置に用いるプレート式熱交換器の内部構造図であり、従来装置と同様の部分は同一の符号で示す。
この実施の形態5における冷媒回路としては、その構成が、図3,図4,図5に示すこの発明に係る実施の形態による構成のもの、あるいは、図11に示す従来の構成のものを用いるものである。
【0038】
図6に示すように、プレート式熱交換器3の構成は、伝熱プレート55を複数枚並べて、伝熱プレート55間に冷媒の通路56と利用側流体の通路57とを交互に形成し、前記複数枚並べられた伝熱プレート55の外端に冷媒および利用側流体の流路を形成しないプレート59を複数枚並べて、一方の最外端のプレート51に冷媒入口管および冷媒出口管を設け、他方の最外端のプレート52に利用側流体入口管64および利用側流体出口管63を設け、各冷媒通路56と冷媒入口管61と冷媒出口管62とをそれぞれ連通する冷媒連通穴54と各利用側流体通路57と利用側流体入口管64および利用側流体出口管63とをそれぞれ連通する利用側流体連通穴58とを前記各伝熱プレート55とプレート59に設けた構成となっている。
【0039】
この実施の形態5による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態5では、デフロスト運転時に、プレート式熱交換器内の冷媒の急激な温度変化が起ったとしても、最外端のプレートと伝熱プレートとの間にプレート59を何枚か設けることにより、伝熱プレート55と最外端のプレート51,52との間に緩やかな温度の勾配が形成されるために、強度的にプレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
【0040】
実施の形態6.
図7は、この発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図であり、従来装置と同様の部分は同一の符号で示す。
また、図8は、この発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置に用いるプレート式熱交換器の分解斜視図であり、図9は、この発明の実施の形態6に係る冷凍サイクル装置に用いるプレート式熱交換器の断面図を示す。
なお、従来装置と同様の部分は同一の符号で示す。
【0041】
この実施の形態6による冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、空気側熱交換器4と、第1の減圧装置5と、3つの流体が通る複数の流路を有したプレート式熱交換器3の2つを並列に順次冷媒配管により接続した主回路31と、冷却運転時と加熱運転時とで前記圧縮機1の吐出側から空気側熱交換器4への冷媒通路を前記プレート式熱交換器3に切り換えるとともに、プレート式熱交換器3から圧縮機1の吸入側への冷媒通路を空気側熱交換器に切り換える切換弁2と、前記第1の減圧装置5側に前記のプレート式の第2の熱交換器の2つの流路のうちの一方に配置した第1の開閉弁11と、前記切換弁2側に前記のプレート式熱交換器の2つの流路のうちの第1の開閉弁11を配置した側に配置した第2の開閉弁10と、空気側熱交換器4と第1の減圧装置5を接続する冷媒配管より分岐して前記第2の開閉弁10のプレート式熱交換器3側に第3の開閉弁9を介しバイパスして接続される第1のバイパス回路32と、前記第1の開閉弁のプレート式熱交換器3側より分岐して第2の減圧装置12を介してプレート式熱交換器3の2つの流路のうちのもう一方の流路の第1の減圧装置5側にバイパスして接続される第2のバイパス回路33と、前記空気側熱交換器に空気の流れを起すファン4aと、デフロスト運転時に、前記第1の開閉弁11および第2の開閉弁10を閉にし、前記第3の開閉弁9を開にする制御装置(図示せず)とから構成されている。
【0042】
また、プレート式の熱交換器の構成は、図8,図9に示すように、伝熱プレート55を複数枚並べて、前記プレート間に最外端から順に第1の流体である冷媒の通路56と第2の流体である冷媒の通路56’と第3の利用側の流体57である通路とを交互に形成し、前記一方の最外端のプレートまたは他方の最外端のプレートに第1の流体の入口管61および出口管62を設け、もう一方の最外端のプレートに第2の流体の入口管61’および出口管62’と利用側流体入口管64および利用側流体出口管63を設け、第1の流体の通路56と第1の流体の入口管61および第1の流体の出口管62とをそれぞれ連通する連通穴54と、第2の流体の通路56’と第2の流体の入口管61’および第2の流体の通路と前記第2の流体の出口管62’とをそれぞれ連通する連通穴54’と前記各利用側流体通路57と前記利用側流体入口管64および前記利用側流体出口管63とをそれぞれ連通する利用側流体連通穴58とを前記各伝熱プレート55に設けた構成となっている。
【0043】
次に冷媒の流れについて説明する。通常加熱運転時、圧縮機1を吐出して冷媒は、切換弁2を経て、一方の冷媒は冷媒接続配管を通ってプレート式熱交換器3の冷媒入口管61から流入し、冷媒通路56を通って凝縮した後、冷媒出口管からプレート式熱交換器3を流出する。
次いで、冷媒は、減圧装置5で減圧された後、空気側熱交換器4に流入する。もう一方の冷媒は、制御装置74により開状態となった開閉弁10を介してプレート式熱交換器3の冷媒入口管61’から流入し、冷媒通路56’を通って凝縮した後、冷媒出口管62’からプレート式熱交換器3を流出する。
次いで、冷媒は、制御装置74により開状態となった開閉弁11を介して、減圧装置5で減圧された後、空気側熱交換器4に流入する。
そして、冷媒は、空気側熱交換器で蒸発し、切換弁2,アキュームレータ6を介して圧縮機1に流入する。
【0044】
デフロスト運転時、圧縮機1を吐出した冷媒は、切換弁2を経て、空気側熱交換器4に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、制御装置(図示せず)により開閉弁9を経て、冷媒入口管61’よりプレート式熱交換器3に流入し、過冷却状態となる。次いで、冷媒は、冷媒出口管62’より流出し、減圧装置12で減圧された後、再び冷媒出口管62よりプレート式熱交換器3に流入する。そして、冷媒は、プレート式熱交換器で蒸発し、冷媒入口管61より流出し、切換弁2,アキュームレータ6を介して圧縮機1に流入する。
【0045】
この実施の形態6による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態6では、温度変化の激しい冷媒の流路を最外端のプレート51,52から遠く離すことにより、プレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
【0046】
実施の形態7.
図10は、この発明の実施の形態7に係る冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図であり、従来装置と同様の部分は同一の符号で示す。
この実施の形態7におけるプレート式熱交換器としては、その内部構造が、図1,図2に示す実施の形態1の構成のもの、あるいは、図12,図13に示す従来の構成のものを用いるものである。
【0047】
この実施の形態7による冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、空気側熱交換器4と、第1の開閉弁20と、第1の減圧装置5と、内部に熱交換機能19aを備えたチャージモジュレータ19と、前記チャージモジュレータ19よりも低い位置に配置され前記チャージモジュレータとは各々下部で接続されるプレート式熱交換器3と、第2の開閉弁14と、アキュームレータ6とを順次冷媒配管により接続した主回路31と、冷却運転時と加熱運転時とで圧縮機1の吐出側から空気側熱交換器4への冷媒通路を前記プレート式熱交換器3に切り換えるとともに、プレート式熱交換器3から圧縮機1の吸入側への冷媒通路を前記第1の空気側熱交換器に切り換える切換弁2と、空気側熱交換器4と開閉弁20を接続する冷媒配管より分岐し、開閉弁21と減圧装置16とチャージモジュレータ19の熱交換器部19aとを冷媒配管により接続し、プレート式熱交換器3と圧縮機1とを接続する冷媒配管にバイパスした第1のバイパス回路32と、バイパス回路32に冷媒流し方向をプレート式熱交換器3と圧縮機1とを接続する冷媒配管側に向けて配置した逆止弁18と、前記チャージモジュレータ19上部から、プレート式熱交換器3と第2の開閉弁14を接続する冷媒配管へ第4の開閉弁22を介してバイパスして接続される第2のバイパス回路33と、空気側熱交換器に空気の流れを起すファンと4a、デフロスト運転時に、前記第3の開閉弁21と第4の開閉弁22を開にし、前記第1の開閉弁20と第2の開閉弁14を閉にする制御装置(図示せず)とから構成されている。
【0048】
通常加熱運転時、冷媒は次のように流れる。圧縮機1を吐出して冷媒は、切換弁2と第1の開閉弁14を経て、プレート式熱交換器3の上部に配置された冷媒入口管61からプレート式熱交換器3に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、プレート式熱交換器3の下部に配置された冷媒出口管62からプレート式熱交換器3を流出し、チャージモジュレータ19の上部からチャージモジュレータ19に流入する。
次いで、冷媒はチャージモジュレータ19の上部からチャージモジュレータ19を流出し、減圧装置5により減圧され、低温・低圧冷媒となった後、開閉弁20を介して空気側熱交換器4に流入する。
次いで、冷媒は空気側熱交換器4にて蒸発し、切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0049】
また、デフロスト運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機1を吐出した冷媒は、切換弁2を経て、空気側熱交換器4に流入し、凝縮する。凝縮した冷媒は、制御装置(図示せず)により開閉弁20が閉状態かつ開閉弁21が開状態となっているために、開状態となった開閉弁21を経て、減圧装置16により減圧された後、チャージモジュレータ19内部の熱交換器19aに流入する。次いで、冷媒は、チャージモジュレータ19内部の熱交換器19aにて蒸発し、逆止弁18と切換弁2とアキュームレータ6を経て、圧縮機1に吸入される。
【0050】
また、一方、プレート式熱交換器3内部の冷媒は、加熱運転時からデフロスト運転に切り替わったと同時に開閉弁14と20が閉状態となるために、高温・高圧の状態で蒸発する(圧力は加熱運転時にプレート式熱交換器3にて冷媒の凝縮熱により製造した利用側流体の温度に相当する飽和圧力とほぼ同等になる)。そして蒸発した冷媒は、上部に位置するチャージモジュレータに移動し、熱交換器19aで冷やされ凝縮し、プレート式熱交換器に流入する。この時、循環する冷媒量は非常に少ない。これはチャージモジュレータ19内部の圧力とプレート式熱交換器3内部の圧力に差がそれほどないためである(圧力差はプレート式熱交換器3とチャージモジュレータ19の物理的な高低差で決定されるためである)。そのために、従来の装置において特に問題となるプレート式熱交換器3の部位、加熱運転時とデフロスト運転時でもっとも流れる冷媒の温度の差が大きくなる部位、つまり加熱運転時に冷媒の入口付近に相当するプレート式熱交換器3の部位の温度が、本装置では利用側流体によって加熱され、利用側流体とほぼ同温度になり、従来の蒸発温度よりもはるかに高くなる。したがって、プレート式熱交換器3内部の冷媒温度の変化が従来の装置と比較してかなり緩和される。
【0051】
この実施の形態7による冷凍サイクル装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏する。
すなわち、この実施の形態7では、デフロスト運転時に制御装置75により開閉弁20が閉状態となるため、プレート式熱交換器内の冷媒の急激な温度変化が緩和されるので、プレート式熱交換器の寿命(プレートが疲労し破壊に至るまでの時間)が長くなる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明した通り、第1の発明に係わるプレート式熱交換器では、複数の溝を有し表面の形状が表と裏で異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成したので、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べてそれほど差がなく、効率のよい熱交換が行えるようになった。
【0053】
第2の発明に係る冷凍サイクル装置では、複数の溝を有し表面の形状が表と裏で異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成したプレート式熱交換器を備え、圧縮機と、空気側熱交換器と、減圧装置と、前記プレート式熱交換器の冷媒通路とを順次冷媒配管により接続して冷凍サイクルの主回路を構成したので、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べてそれほど差がなく、効率のよい熱交換が行える冷凍サイクル装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の分解斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係わる冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の断面を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係わる冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係わる冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係わる冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係わる冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の断面を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態6に係わる冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態5,6に係わる冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の分解斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5、6に係わる冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の断面を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態7に係わる冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図11】 従来の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路構成図である。
【図12】 従来の冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の分解斜視図である。
【図13】 従来の冷凍サイクル装置に用いるプレート熱交換器の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 切換弁、3 プレート式熱交換器、4 空気側熱交換器、4a ファン、5 減圧装置、6 アキュームレータ、8 利用側流体流路、13,14 開閉弁、15,16 減圧装置、20,21,22 開閉弁、19 チャージモジュレータ、19a チャージモジュレータ内部の熱交換器、18 逆止弁、51,52 最外端のプレート、54 冷媒連通穴、55 伝熱プレート、56,56’各伝熱プレート間に形成された冷媒流路、57 各伝熱プレート間に形成された利用側流体通路、58 利用側流体連通穴、59 プレート、61,61’冷媒入口管、62,62’冷媒出口管、63 利用側流体出口管、64 利用側流体入口管。

Claims (2)

  1. 複数の溝を有し、表面の形状が表と裏とで異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成するとともに、前記一方の最外端のプレートまたは他方の最外端のプレートに冷媒入口管および冷媒出口管を設け、前記一方の最外端のプレートまたは他方の最外端のプレートに利用側流体入口管および利用側流体出口管を設け、前記各冷媒通路と前記冷媒入口管とをそれぞれ連通する冷媒連通穴と前記各冷媒通路と前記冷媒出口管とをそれぞれ連通する冷媒連通穴と前記各利用側流体通路と前記利用側流体入口管および前記利用側流体出口管とをそれぞれ連通する利用側流体連通穴とを前記各プレートに設けた構成としたことを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 複数の溝を有し、表面の形状が表と裏とで異なるプレート複数枚を並べて、前記プレート間に、第1の流体であって冷凍サイクルにおける冷媒配管を介して流通し蒸発あるいは凝縮変化される冷媒の通路と、第2の流体である利用側流体の通路とを交互に形成し、かつ、冷媒側の熱伝達率が利用側流体の熱伝達率に比べて差がなくなるように、利用側流体の通路に比べて冷媒の通路の流路断面積を小さく構成するとともに、前記一方の最外端のプレートまたは他方の最外端のプレートに冷媒入口管および冷媒出口管を設け、前記一方の最外端のプレートまたは他方の最外端のプレートに利用側流体入口管および利用側流体出口管を設け、前記各冷媒通路と前記冷媒入口管とをそれぞれ連通する冷媒連通穴と前記各冷媒通路と前記冷媒出口管とをそれぞれ連通する冷媒連通穴と前記各利用側流体通路と前記利用側流体入口管および前記利用側流体出口管とをそれぞれ連通する利用側流体連通穴とを前記各プレートに設けた構成としたプレート式熱交換器を備え、圧縮機と、空気側熱交換器と、減圧装置と、前記プレート式熱交換器の冷媒通路とを順次冷媒配管により接続して冷凍サイクルの主回路を構成したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
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