JP4152503B2 - 温度ヒューズ付きモータ - Google Patents

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牧人 加藤
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
コイルの異常発熱等によるモータ、あるいはモータの周辺装置の発火を防止する過昇温度保護装置を備えたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来における過昇温度保護装置を備えたモータを誘導電動機を例に説明する。
【0003】
従来のモータでは、モータが過負荷になり、コイルの温度が上昇して、モータからの発煙あるいは発火を防止するために、モータの内部に過昇温度保護装置、例えば、温度リレー、温度ヒューズ等が設けられている。
【0004】
温度リレーは、コイルの温度が所定の温度以上に上昇すると、温度リレーの接点が切れ、コイルへの電源の供給を遮断する。そして、コイルの温度が所定の温度以下に下降すると、温度リレーの接点が接続される。
【0005】
温度ヒューズは、コイルの温度が所定の温度以上に上昇すると溶断する。すなわち、この温度ヒューズが、一担溶断すると、使用不可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
温度リレーをモータの固定子に取り付けた場合、過負荷などによって、温度リレーがON/OFFを繰り返すと、コイルの温度が上昇下降を繰り返すことになる。この繰り返しにより、絶縁体が劣化することになる。
【0007】
また、温度ヒューズをモータの固定子に取り付けた場合、温度ヒューズは、コイル上に麻糸等で固定され、ワニス処理が施される。すなわち、温度が、所定の温度以上に上昇し溶断すると、温度ヒューズの交換が困難となる。最悪、モータ本体の交換が必要となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明によれば、内部に2個のコンタクトピンと温度ヒューズを収納し、このコンタクトピンに温度ヒューズを接続したヒューズユニットを備え、固定子コアとコイルとの間に設けられ、樹脂成形された絶縁体に、2個の接続端子のそれぞれの一部を固定子近傍に埋設し、これら接続端子の両端部4ヶ所を絶縁体から突出させ、コイル側の2ヶ所の端部に、任意のコイルの末端接続し、もう一方2ヶ所の端部に、前記コンタクトピンが着脱可能に前記ヒューズユニットを取り付ける構成したことを特徴とする温度ヒューズ付きモータを提供する。
【0009】
【作用】
固定子近辺に着脱可能なヒューズユニットを取り付けることにより、モータに取り付ける過昇温度保護装置の種類を任意に選択でき、かつ、破損した際も、簡単に取り替えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明における実施例を図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明における誘導電動機の側断面図である。図2は、図1のヒューズユニット取り付け部の拡大側断面図である。図3は、図1のヒューズユニット取り付け部の拡大正面図である。図4は、図1の誘導電動機の電気的な接続関係を説明した電気接続図である。
【0011】
図1において、固定子コア1は、筒状に形成されたバックヨーク2と、このバックヨーク2の内周面より軸中心に向かって放射状に延出した複数個のティース3とで構成されている。
【0012】
固定子4は、固定子コア1と、この固定子コア1のティース3に巻回された巻線5とで構成されている。また、この巻線5と固定子コア1の間には、電気的絶縁を行うための絶縁体6が樹脂成形して設けられている。そして、巻線5の端末5aとリード線7とが半田付けにより接続されている。
【0013】
誘導電動機8は、固定子4と、この固定子4の内周部に収納された回転子9と、この回転子9の両端部に取り付けられ、回転子9を支持し、回転子9を回転自在にした2個のすべり軸受10a、10bと、固定子4をサンドイッチ状に挟み込み、この固定子4とすべり軸受10a、10bとを収納して固定し、誘導電動機8内部の保護を行う2個のベアリングブラケット11a、11bとで構成されている。
【0014】
回転子9は、棒状のシャフト12と、このシャフト12の外周面に取り付けられた回転子コア13とで構成されている。また、シャフト12のスラスト方向への移動を制限するための段付き12aが設けられ、そして、回転子9の摩擦抵抗を低減するための各種ワッシャが、シャフト12の段付き12aと一方のすべり軸受12aとの間、およびシャフト12の端面とベアリングブラケット11bとの間に設けられている。
【0015】
2個のベアリングブラケット11a、11bは、鋼板を椀状にして形成されており、一方のベアリングブラケット11aの外周面の端面と固定子コア1の外周面との間に隙間を設けて、この隙間からリード線7を誘導電動機8外へ延出させている。
【0016】
また、固定子コア1の一方の端面上に設けられている絶縁体6の任意の箇所には、2個の接続端子14a、14bが埋設されている。また、それぞれの接続端子14a、14bの両端部は、絶縁体6から突出して設けられている。そして、この接続端子14a、14bの近辺には、ヒューズユニット15が取り付けられている。
【0017】
図2および図3において、ヒューズユニット15は、ヒューズケース16と、このヒューズケース16内に収納された過昇温度保護装置、例えば温度ヒューズ17と2個のコンタクトピン18a、18bとで構成されている。この2個のコンタクトピン18a、18bは、温度ヒューズ17の両端から延出しているピンとそれぞれ接続されている。
【0018】
そして、ヒューズユニット15は、接続端子14a、14b近辺に取り付けられており、また着脱可能となっている。そして、ヒューズユニット15を固定子4に取り付けることにより、ヒューズユニット15内のコンタクトピン18a、18bと、絶縁体6より突出してる接続端子14a、14bの一方の端部とが接合される。また、温度ヒューズ17は、固定子コア1、あるいは巻線温度値を検出させるため、これらにできる限り近接させて設ける。
【0019】
図4において、上述したように温度ヒューズ17に接続されているそれぞれのコンタクトピン18a、18bは、接続端子14a、14bに取り付けられている。すなわち、一方のコンタクトピン18aは、接続端子14aを介して主コイル19と補助コイル20との接続部に接続されており、もう一方のコンタクトピン18bは、接続端子14b、リード線を介して電源に接続されている。
【0020】
以上のような構成にすることにより、過昇温度保護装置の種類の変更を行いたい場合、あるいは過昇温度保護装置が破損した場合、簡単に取り替えることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、コネクタに収納する過昇温度保護装置の種類を任意に変更、選択することができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における誘導電動機の側断面図である。
【図2】図1の過昇温度保護装置取り付け部の拡大側断面図。
【図3】図1の過昇温度保護装置取り付け部の拡大正面図。
【図4】図1の誘導電動機の電気的な接続関係を説明した電気接続図。
【符号の説明】
1…固定子コア
2…バックヨーク
3…ティース
4…固定子
5…巻線
6…絶縁体
7…リード線
8…誘導電動機
9…回転子
10a、10b…すべり軸受
11a、11b…ベアリングブラケット
12…シャフト
13…回転子コア
14a、14b…接続端子
15…ヒューズユニット
16…ヒューズケース
17…温度ヒューズ
18a、18b…コンタクトピン
19…主コイル
20…補助コイル

Claims (1)

  1. コイルの異常発熱等によるモータ、あるいはモータの周辺装置の発火を防止する温度ヒューズを備えたモータにおいて、
    内部に2個のコンタクトピンと温度ヒューズを収納し、このコンタクトピンに温度ヒューズを接続したヒューズユニットを備え、
    固定子コアとコイルとの間に設けられ、樹脂成形された絶縁体に、2個の接続端子のそれぞれの一部を固定子近傍に埋設し、これら接続端子の両端部4ヶ所を絶縁体から突出させ、
    コイル側の2ヶ所の端部に、任意のコイルの末端接続し、
    もう一方2ヶ所の端部に、前記コンタクトピンが着脱可能に前記ヒューズユニットを取り付ける構成したことを特徴とする温度ヒューズ付きモータ。
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