JP4151978B2 - サーバ装置、管理方法およびプログラム - Google Patents

サーバ装置、管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、サーバ装置、管理方法およびプログラムに関する。特に、本発明は、端末装置から要求を受けて開始したセッションを管理するサーバ装置、管理方法およびプログラムに関する。
近年、ワールド・ワイド・ウェブは、不特定人に対する情報提供のみならず、特定人とのコミュニケーションを通じたビジネスにも利用されるようになってきている。例えば、商品販売用サイトにおいて、ウェブ・サーバは、まず、IDやパスワードを利用者に入力させてその利用者を認証する。そして、ウェブ・サーバは、認証の成功を条件として、商品リスト等をブラウザ上に表示して利用者に選択させる。利用者が選択した商品の情報は、その利用者に対応付けて購入品の候補としてウェブ・サーバ上のメモリに記録される。利用者から見れば、購入品の候補は、いわゆる、「買い物籠」に入った状態となる。そして、ウェブ・サーバは、購入決定の指示を利用者から受けたことに応じて、購入品の情報をデータベースに登録する。これを受けて、例えば、発注処理用のサーバおよび決済処理用のサーバが処理を開始する。
このようなウェブ・サーバは、利用者から複数の指示を入力し、その入力に応じて複数の処理を行う。即ち例えば、ウェブ・サーバは、利用者がウェブ・ブラウザ上で商品を選択する毎に、その商品の画像を「買い物籠」に入った状態で表示する。このとき、同一の利用者が複数のウェブ・ブラウザを起動する場合もあることから、処理の途中経過を、利用者のみに対応付けて管理するのは適切でない。このため、従来、ウェブ・サーバは、互いに関連する一連の処理をセッションとして管理している。例えば、ウェブ・サーバは、通信開始要求を受ける毎に、新たなセッションIDを生成し、そのセッションIDをウェブ・ブラウザに通知する。ウェブ・ブラウザは、このセッションIDを通信用データに含めてウェブ・サーバに送信する。ウェブ・サーバは、ウェブ・ブラウザから通信用データを受信した場合に、その通信用データに含まれるセッションIDを読み出すことによって、何れのセッションにおける通信用データであるかを判断することができる。
従来、ウェブ・ブラウザは、セッションを適切に継続するために、ウェブ・サーバから通知を受けたセッションIDを適切な期間記憶している。例えば、あるウェブ・ブラウザにおいて、セッションIDは、ウェブ・ブラウザの起動時にウェブ・サーバから取得され、ウェブ・ブラウザの終了時に破棄される。これによって、利用者は、ウェブ・ブラウザの終了することによってウェブ・サーバにおける処理を最初からやり直すことができる。一方で、ウェブ・サーバは、セッションにおける処理の途中経過を、セッションIDに対応付けて記憶している。そして、ウェブ・サーバは、セッションが終了していなくても、セッションの処理が進行することなく一定期間が経過した場合には、その途中経過を破棄する。これによって、ウェブ・ブラウザが終了したために使われなくなったセッションを終了して、ウェブ・サーバ内の記憶領域を開放することができる。
下記特許文献については後述する。
特表2001−525574号公報
上述のように、ウェブ・ブラウザが終了した場合には、利用者がセッションの終了を意図したか否かに関わらず、セッションが終了する。しかしながら、ウェブ・ブラウザの終了は極めて簡単な操作によって行えるので、利用者は、誤ってウェブ・ブラウザを終了させてしまうことがある。このような場合には、それまでに行った処理の途中経過がウェブ・サーバ上に管理されているにも拘らず、その途中経過を引き継いで処理を継続することはできなかった。利用者の誤操作のみならず、その他の障害発生によってウェブ・ブラウザに記憶されたセッションIDが削除されてしまった場合においても、処理の途中経過を引き継ぐことはできなかった。
なお、上記の特許文献1において、トランザクションの処理経過を所定のポイントに達する毎に記録することによって、トランザクションをそのポイントから継続する技術が提案されている(例えば、同文献の段落48を参照。)。この技術のように、トランザクションの中断および再開を実現する技術について、その典型的な処理例を示す。
図11は、トランザクションを中断および再開する従来の方法を示す。第1トランザクションは、利用者のログインによって開始し、利用者のログアウトによって終了する。第1トランザクションの進行中には、その処理経過を示す経過情報がメモリ上に順次記録される。経過情報は、ログアウト時にDBシステムに保存される。また、経過情報は、第1トランザクションの進行中に、定期的にDBシステムに保存される。
第1トランザクションの終了後、利用者が再度ログインすると、第2トランザクションが開始される。第2トランザクションの開始時に、その利用者に対応する経過情報がDBシステムからメモリに読み出される。これによって、第2トランザクションにおいて、第1トランザクションにおいて中断された処理を再開することができる。
この技術において、保存処理のタイミングは、トランザクションを処理するアプリケーションプログラムによって定められる。即ち例えば、アプリケーションプログラムの開発者は、アプリケーションプログラムの種類毎に、その処理内容に適した保存処理のタイミングや、保存すべきデータの種類を設計していた。このため、アプリケーションプログラムの開発工程が著しく増加し、バージョンアップや設計変更に要する開発費用や開発期間を増大させてしまう場合があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるサーバ装置、管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、端末装置から受けた要求に応じて処理を行うサーバ装置であって、同時に複数のセッションを処理中とすることが可能であり、当該端末装置から受けたセッション処理要求を処理する処理部と、当該処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションの処理経過を示す経過情報を記憶する記憶部と、複数の当該セッションのうち、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する判断部と、当該判断部による判断に基づいて、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する引継部とを備えるサーバ装置、当該サーバ装置においてセッションを管理する管理方法およびプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、アプリケーションプログラムの種類によらず汎用的な方法によって、中断したセッションの処理を他のセッションにおいて引き継いで実行させることができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、情報処理システム10の全体構成を示す。情報処理システム10は、端末装置15と、サーバ装置20−1〜Nと、DBシステム25とを備える。端末装置15は、インターネット等の通信ネットワークを介してサーバ装置20−1〜Nと接続される。サーバ装置20−1〜Nは、DBシステム25と共に、ウェブでのサービスを提供する。サーバ装置20−1〜NおよびDBシステム25の各々は、図示では、別の筐体に設けられた別個の装置である。これに代えて、サーバ装置20−1〜NおよびDBシステム25の少なくとも一部は、同一の筐体に設けられた1つの装置によって実現されてもよい。即ち、単一の筐体に設けられた装置が、JVM(Java Virtual Machine)等のソフトウェアサーバを複数動作させ、それらのソフトウェアサーバの各々が、サーバ装置20−1〜Nの各々として機能してもよい。
端末装置15は、ウェブ・ブラウザを動作させて利用者の指示を入力し、その指示をサーバ装置20−1〜Nに送信する。例えば、端末装置15は、URL(Uniform Resource Locator)を指定したセッション処理要求をサーバ装置20−1〜Nに送信してもよい。サーバ装置20−1〜Nの何れか(例えば、サーバ装置20−1)は、端末装置15から受けた要求に応じて処理を行う。具体的には、サーバ装置20−1は、端末装置15から受けたセッション処理要求に応じてセッションの処理を開始し、続けて受信した指示に応じてそのセッションの処理を進行させる。
サーバ装置20−1は、セッションの途中経過を示す経過情報を、サーバ装置20−1内の記憶部に記憶していく。そして、サーバ装置20−1は、セッションの処理中に利用者から明示的な指示を受けた場合に、その処理結果をDBシステム25に記録する。なお、サーバ装置20−1に代えて、サーバ装置20−2〜Nの何れかがセッションを処理してもよい。セッションを処理するサーバ装置は、例えばセッション処理要求を受けたときの処理負荷等に基づいて、サーバ装置20−1〜Nの中から選択されてもよい。
図2は、サーバ装置20−1の機能を機能ブロックにより示す。サーバ装置20−1は、入力部200と、処理部210と、記憶部220と、無効化部230と、判断部240と、取得部250と、表示制御部260と、表示部270と、引継部280とを有する。入力部200は、各種の指示および要求の入力を端末装置15から受け付ける。処理部210は、同時に複数のセッションを処理中とすることが可能であり、端末装置15から受けたセッション処理要求に応じてセッションの処理を開始する。また、処理部210は、セッションの処理中に利用者のログイン要求を受けて、当該利用者をログインさせる。このログイン要求には、その利用者の識別情報、例えばユーザIDおよびパスワード等が含まれる。更に、処理部210は、同時に複数の利用者をログインさせることが可能である。
ここで、セッションとは、予め定められた時間間隔を空けることなく同一のウェブ・ブラウザからの指示で行う一連の処理をいう。例えば、セッションは、既に開始したセッションの識別情報(以下、セッションID)とは異なるセッションIDを端末装置15から受信したときに開始する。そして、セッションは、そのセッションIDを受信しなくなってから所定のタイムアウト期間が経過したときに終了する。
記憶部220は、処理中のセッションの各々に対応付けて、そのセッションの処理経過を示す経過情報、および、そのセッションにおいてサーバ装置20−1にログインしている利用者の識別情報を対応付けて記憶している。無効化部230は、処理中の各々のセッションについて、そのセッションの処理が進行することなく予め定められたタイムアウト期間が経過したことを条件として、そのセッションに対応する経過情報を無効化部230において無効化する。例えば、無効化部230は、経過情報を記憶している記憶部220内の領域を開放して次の処理に利用可能としてもよい。即ちこの場合、そのセッションは終了する。また、無効化部230は、引継部280から受けた明示的な指示に基づいてセッションを無効化してもよい。
いま、処理部210により第1セッションが既に開始され処理が進行されているものとする。また、処理部210により新たな第2セッションが開始されたものとする。判断部240は、第1セッションが処理中であり、かつ第2セッションの処理が開始されたことに応じて、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する。具体的には、判断部240は、第1セッション及び第2セッションに同一の識別情報が対応付けられていることを条件に、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する。好ましくは、判断部240は、第1セッションの処理経過が第2セッションの処理経過よりも進行していることを更に条件として、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する。第1セッション及び第2セッションに同一の識別情報が対応付けられていない場合には、判断部240は、サーバ装置20−2〜Nにおける記憶部において、その識別情報が記憶されているか否かを更に判断してもよい。取得部250は、ログインしたその利用者の識別情報が第1セッションに対応付けて既に記憶部220に記憶されていることを条件として、当該第1セッションの処理が進行することなく経過した経過時間を取得する。例えば、取得部250は、記憶部220中のデータに基づいて経過時間を算出してもよい。
表示制御部260は、表示部270における表示を制御する。表示部270は、表示制御部260の制御に基づいて、利用者に対して選択肢を表示する。具体的には、表示部270は、端末装置15の画面上に表示すべき選択肢のデータを生成し、端末装置15に送信して端末装置15においてそれらの選択肢を表示させる。例えば、表示部270は、第2セッションにおいてログインした当該利用者の識別情報が、第1セッションに対応付けて既に記憶部220に記憶されていることを条件として、当該第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢と、当該第1セッションを引き継がずに新たな処理を開始する旨を示す選択肢とを表示する。表示制御部260は、例えばこれらの選択肢の表示順序を制御してもよい。
引継部280は、記憶部220において、判断部240による判断に基づいて、第2セッションに対応する第2経過情報を第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する。
なお、本図においては、サーバ装置20−1〜Nを代表してサーバ装置20−1の機能を説明したが、サーバ装置20−2〜Nの各々も、サーバ装置20−1と略同一の機能を有するので説明を省略する。
図3は、記憶部220のデータ構造の一例を示す。記憶部220は、例えば、後述するRAM1020等の不揮発性記録媒体によって実現される。そして、記憶部220は、各々が第1領域の一例である経過情報記録領域310−Mおよび経過情報記録領域310−Lと、第2領域の一例であるセッション情報記憶領域300とを有する。セッション情報記憶領域300は、処理中のセッションの各々に対応付けて、そのセッションの識別情報(セッションID)、そのセッションにおいてサーバ装置20−1にログインしている利用者の識別情報(利用者ID)、および、そのセッションの処理が進行した最終時刻(最終処理時刻)を記憶している。また、セッション情報記憶領域300は、処理中のセッションの各々に対応付けて、そのセッションに対応する経過情報記録領域へのポインタを記憶している。
経過情報記録領域310−Lおよび経過情報記録領域310−Mは、処理中のセッションの各々に対応して設けられ、そのセッションの経過情報を記憶している。例えば、経過情報記録領域310−Mは、セッションIDが3657のセッションに対応して設けられる。そして、セッション情報記憶領域300は、セッションIDが3657のセッションに対応付けて、経過情報記録領域310−Mに対するポインタを記憶している。各々の経過情報記憶領域は、対応するセッションが開始された場合に確保され、そのセッションが終了した場合に開放される。なお、経過情報記録領域310−Lおよび経過情報記録領域310−Mは、いわゆるワークメモリと呼ばれる、通常のアプリケーションプログラムが処理経過を一時的に記憶する領域である。即ち、本例で説明するセッションの引継機能の有無によらず、これらの領域はウェブ・サーバによって確保されている。
処理部210は、端末装置15から受けたセッション処理要求に応じてセッションの処理を開始する。このとき、処理部210は、記憶部220内に新たなセッションIDを記憶させ、そのセッションIDに対応付けて、新たに確保した経過情報記憶領域へのポインタを記憶させる。そのセッションIDを3951とし、そのときの経過情報記憶領域を経過情報記録領域310−Lとする。判断部240は、第2セッションにおいて、利用者がサーバ装置20−1にログインしたことに応じて、その利用者の利用者IDを検出する。これをBBBとする。
判断部240は、その利用者IDが、第1セッションに対応付けて既に記憶部220に記憶されているか否かを判断する。本図の例では、判断部240は、第2セッションの利用者IDであるBBBが、第1セッションに対応付けて既に記憶されているか否かを判断する。判断部240は、BBBが、セッションID3657に対応付けて既に記憶されていると判断する。このため、引継部280は、第2セッションに対応する第2経過情報を、当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する。
具体的には、引継部280は、セッション情報記憶領域300において、当該第1セッションに対応する経過情報記憶領域へのポインタを、第2セッションに対応する経過情報記憶領域のポインタとして記憶させてもよい。本図の例では、引継部280は、経過情報記録領域310−Lに代えて、経過情報記録領域310−Mへのポインタを、セッションID3951に対応する経過情報記憶領域のポインタとして記憶させてもよい。
これに代えて、引継部280は、経過情報記録領域310−Mから経過情報記録領域310−Lに対して、経過情報の内容をコピーしてもよい。このとき、引継部280は、経過情報記録領域310−M中に記録された情報のうち、予め定められた所定の情報のみを選択して読み出し、経過情報記録領域310−L中の対応する情報を上書きしてもよい。より詳細には、引継部280は、ウェブ・ブラウザの種類を特定する情報や、利用者の使用言語・使用地域を特定する情報は引き継がずに、利用者の操作履歴やアプリケーションプログラムの処理履歴のみを引き継いでもよい。これによって、利用者が他の端末装置からセッションを再開した場合であっても、その端末装置に適合した形式で処理を再開することができる。
図4は、サーバ装置20−1による処理の流れの一例を示す。サーバ装置20−1は、例えば定期的に、または、端末装置から何らかの要求を受ける毎に、以下の処理を繰り返す。処理部210は、端末装置15からセッション処理要求を受けたことに応じて(S400:YES)、セッションの処理を開始する(S410)。例えば、既に第1セッションの処理が開始されているのであれば、新たに第2セッションの処理が開始される。ここで、セッション処理要求とは、新たな通信の開始を示す明示的な要求のみならず、記憶部220に記憶されていない新たなセッションIDを指定した通信要求であってもよい。無効化部230は、処理中のセッションについて、そのセッションの処理が進行することなく予め定められたタイムアウト期間が経過したことを条件として(S420:YES)、そのセッションに対応する経過情報を記憶部220において無効化する(S430)。
具体的には、まず、無効化部230は、記憶部220のセッション情報記憶領域300から、各々のセッションに対応する最終処理時刻を取得する。そして、無効化部230は、それぞれの最終処理時刻から、現在時刻に至るまでに、タイムアウト期間が経過したか否かを判断する。そして、タイムアウト期間が経過した最終処理時刻に対応するセッションを、記憶部220において無効化する。例えば、無効化部230は、そのセッションのセッションIDを記憶部220から削除してもよいし、そのセッションに対応する経過情報記憶領域を記憶部220において領域開放してもよい。
図5は、サーバ装置20−1が第1セッションの処理を引き継ぐ処理の流れの一例を示す。サーバ装置20−1は、第2セッションにおいて利用者がサーバ装置20−1に対してログイン要求を送り、かつそのログイン要求が適切に処理されたことに応じて、以下の処理を行う。判断部240は、ログインした利用者の識別情報が、第1セッションに対応付けて既に記憶部220に記憶されているか否かを判断する(S500)。当該識別情報が第1セッションに対応付けて記憶されていることを条件として(S500:YES)、判断部240は、当該第1セッションの処理を引き継ぐべきか否かの条件判断を行う(S510)。
条件が成立したことに応じて(S520:YES)、引継部280は、第1セッションに対応する第1経過情報を第2セッションに対応付けて記憶部220に記憶させる(S530)。この処理は、図3で述べたように、ポインタの更新によって実現されてもよい。第1セッションに対応する第1経過情報を第2セッションに対応付けて記憶部220に記憶させたことを条件として、無効化部230は、第1セッションを記憶部220において無効化する(S540)。例えば、無効化部230は、第1セッションのセッションIDを削除してもよい。
一方で、ログインした利用者の識別情報が記憶部220に記憶されていないことを条件として(S500:NO)、判断部240は、他のサーバ装置の記憶部に当該識別情報が記憶されているか否かを判断する(S550)。例えば、判断部240は、図1に示したサーバ装置20−2〜Nの何れかにおいて、その記憶部に当該識別情報が記憶されているか否かを、サーバ装置20−2〜Nの各々に問い合わせる処理を行う。
他のサーバ装置の記憶部に当該識別情報が記憶されていることを条件として(S550:YES)、判断部240は、当該他のサーバ装置において当該識別情報に対応する他のセッション(例えば第1セッション)の処理を引き継ぐべきか否かの条件判断を行う(S560)。条件が成立したことに応じて(S570:YES)、引継部280は、第1セッションの第1経過情報を当該他のサーバ装置の記憶部から取得して、取得した当該第1経過情報によって、サーバ装置20−1の記憶部220において第2セッションに対応する第2経過情報を更新する(S580)。この場合には、当該他のサーバ装置の記憶部において、第1セッションが無効化されてもよい(S540)。
この他の場合には、処理部210は、利用者が新たにログインした場合と同様の処理を行う(S590)。この処理は、通常のウェブ・サーバに実装されている既存技術によって実現可能であるから説明を省略する。
図6は、サーバ装置20−1が第1セッションを引き継ぐか否かの条件を判断する処理の一例を示す。図5のS510およびS560における処理はそれぞれ略同一であるので、本図においてはこれらをまとめて説明する。まず、取得部250は、第1セッションの処理が進行することなく経過した経過時間を取得する(S600)。取得したその経過時間が、判断部240は、予め定められた期間以上であるか否かを判断する(S610)。例えば、判断部240は、取得したその経過時間が、上述のタイムアウト期間の予め定められた割合以上であるか否かを判断してもよい。
予め定められた時間以上であることを条件として(S610:YES)、表示部270は、第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢と、第1セッションを引き継がずに新たな処理を開始する旨を示す選択肢とを表示する(S620)。入力部200は、これらの選択肢を利用者に選択させることによって、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かの指示を受け付ける。即ち、入力部200は、第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢が利用者に選択されたことに応じて、第1セッションの処理を引き継いで実行させる指示を利用者から入力したと判断する(S630)。
引継部280は、第1セッションを引き継いで実行させる引継指示を入力し(S640:YES)、または、取得した経過時間が予め定められた期間未満であることを条件として(S610:NO)、第1セッションを引き継いで実行させるべく条件成立と判断する(S650)。一方で、入力した指示が引継指示でないことを条件として(S640:NO)、引継部280は、第1セッションを引き継がせないで実行させるべく条件不成立と判断する(S660)。
このように、本図の処理によれば、利用者が第1セッションの引継を希望する可能性を、第1セッションの処理が進行することなく経過した経過時間に基づいて予測することができる。即ち例えば、利用者は、誤操作や障害発生によってウェブ・ブラウザを終了させた場合には、その処理を継続することを希望しているのであるから、その後即座に他のウェブ・ブラウザを起動する可能性が高い。このため、このような場合には、サーバ装置20−1は、利用者に指示を入力させることなく第1セッションを引継いで、利用者の利便性を高めることができる。
図7は、表示部270により端末装置15において表示されるログイン画面の一例を示す。表示部270は、所定のURLを指定したセッション処理要求を受けたことに応じて、または、所定のメニューが選択されたことに応じて、利用者がログインするためのログイン画面を表示する。ログイン画面では、利用者が受けるサービス(例えば「XXショッピングモールサイト」)を示す表示と、利用者を認証するためのIDおよびパスワードを入力する入力欄が表示される。判断部240は、これらの入力欄に入力された文字等に基づいて利用者が正しく認証されたことを条件として、利用者がログインしたと判断する。
図8は、表示部270により端末装置15において表示された、第1セッションを引き継ぐか否かを選択するための選択肢の一例を示す。表示部270は、第2セッションにおいてログインした利用者の識別情報が既に記憶部220に記憶されていることに応答して、本図に示す3つの選択肢を表示する。1つ目は、「ログインページに戻る」であり、この選択に応じて表示部270は図7の画面に表示を戻す。これを選択すれば、利用者は、ログインを諦めて、例えば他の利用者IDでログインし直すことができる。これは、第1セッションを処理中のウェブ・ブラウザが正常に稼働中である場合等には、その処理を存続させることができる点で有効である。
2つ目は、「既存のセッションを終了させて新規に処理を開始する」であり、この選択に応じて処理部210は、第1セッションの処理を引き継ぐことなく第2セッションで新たな処理を開始する。この場合、無効化部230は、第1セッションを記憶部220において無効化する。3つ目は、「既存セッションの処理を引き継ぐ」であり、この選択に応じて引継部280は、第1セッションの処理を第2セッションにおいて引き継いで実行する。この場合にも、無効化部230は、第1セッションを記憶部220において無効化する。
この表示画面において、表示制御部260は、取得部250によって取得された経過時間に応じて、これらの選択肢を表示する表示優先度を制御してもよい。具体的には、表示制御部260は、取得された経過時間がより短い場合に、その経過時間がより長い場合と比較して、第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢を、他の選択肢よりもより優先して表示制御部260に表示させてもよい。即ち例えば、表示制御部260は、経過時間が極めて短いことを条件として、選択肢「既存セッションの処理を引き継ぐ」を、画面の一番上等の目を引く部分に分かり易く表示させてもよい。これによって、利用者が誤操作を行った可能性がある程度高い場合には、処理の引継ぎ操作を容易にさせることができ、利用者の利便性を更に高めることができる。
図9は、第1セッションが第2セッションに引き継がれる処理のタイミングチャートを示す。サーバ装置20−1は、第1セッションの処理中にウェブ・ブラウザが終了した場合であっても、その経過情報である第1経過情報を記憶部220中に保持する。但し、処理が進行することなくタイムアウト期間が経過した場合には、第1経過情報は破棄される。
新たに起動されたウェブ・ブラウザからセッション処理要求を受けたことに応答して、処理部210は、第2セッションを開始する。第2セッションにおいて、利用者がサーバ装置20−1にログインしたことに応答して、判断部240は、その利用者の利用者IDが既に記憶部220に記憶されているか否かを判断する。引継部280は、ログインした利用者の識別情報が、経過情報が有効な何れかのセッションに対応付けて記憶部220に記憶されていることを条件として、そのセッションの処理を第2セッションにおいて引き継いで実行させる。その後、その経過情報に基づいて、中断した処理が再開される。
このように、本実施例に示すサーバ装置20−1によれば、処理中のセッションが、何らかの障害によって中断された場合において、そのセッションがサーバ装置20−1においては有効なものとして管理されていれば、そのセッションを引き継いで処理を再開することができる。これにより、利用者は、障害発生までに行った操作を無駄にすることなく、以降の処理を効率的に行うことができる。更に、セッションの引継処理は、ポインタの更新といった極めて迅速な処理で実現され、利用者の操作性が高い。
また、本例に示すサーバ装置20−1は、ウェブ・サーバが通常動作において処理経過を保存するメモリ領域から、その処理経過を読み出して第2セッションに引き継ぐ。即ち、本実施例に示す機能を実現するにあたっては、アプリケーションプログラムに対して、処理経過を保存するための特別な機能を実装する必要がない。このため、利用者は、経過情報を保存するために特別な操作をする必要がない。また、本実施例に示す機能を実現するには、既存のアプリケーションプログラムにおけるログイン時の処理に、セッションの引継を処理するサブルーチンの呼出し命令を追加するのみで充分である。このように、本実施例によれば、極めて少ない開発コストによって、様々なアプリケーションプログラムに対して、セッションの再開処理を追加することができる。
図10は、サーバ装置20−1として機能する情報処理装置500のハードウェア構成の一例を示す。情報処理装置500は、ホストコントローラ1082により相互に接続されるCPU1000、RAM1020、及びグラフィックコントローラ1075を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1084によりホストコントローラ1082に接続される通信インターフェイス1030、ハードディスクドライブ1040、及びCD−ROMドライブ1060を有する入出力部と、入出力コントローラ1084に接続されるBIOS1010、フレキシブルディスクドライブ1050、及び入出力チップ1070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホストコントローラ1082は、RAM1020と、高い転送レートでRAM1020をアクセスするCPU1000及びグラフィックコントローラ1075とを接続する。CPU1000は、BIOS1010及びRAM1020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ1075は、CPU1000等がRAM1020内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1080上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ1075は、CPU1000等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1084は、ホストコントローラ1082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1030、ハードディスクドライブ1040、及びCD−ROMドライブ1060を接続する。通信インターフェイス1030は、ネットワークを介して外部の装置と通信する。ハードディスクドライブ1040は、情報処理装置500が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ1060は、CD−ROM1095からプログラム又はデータを読み取り、RAM1020又はハードディスクドライブ1040に提供する。
また、入出力コントローラ1084には、BIOS1010と、フレキシブルディスクドライブ1050や入出力チップ1070等の比較的低速な入出力装置とが接続される。BIOS1010は、情報処理装置500の起動時にCPU1000が実行するブートプログラムや、情報処理装置500のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスクドライブ1050は、フレキシブルディスク1090からプログラム又はデータを読み取り、入出力チップ1070を介してRAM1020またはハードディスクドライブ1040に提供する。入出力チップ1070は、フレキシブルディスク1090や、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
情報処理装置500に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、入出力チップ1070及び/又は入出力コントローラ1084を介して、記録媒体から読み出され情報処理装置500にインストールされて実行される。プログラムがサーバ装置20−1に働きかけて行わせる動作は、図1から図9において説明したサーバ装置20−1における動作と同一であるから、説明を省略する。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを情報処理装置500に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
図1は、情報処理システム10の全体構成を示す。 図2は、サーバ装置20−1の機能を機能ブロックにより示す。 図3は、記憶部220のデータ構造の一例を示す。 図4は、サーバ装置20−1による処理の流れの一例を示す。 図5は、サーバ装置20−1が第1セッションの処理を引き継ぐ処理の流れの一例を示す。 図6は、サーバ装置20−1が第1セッションを引き継ぐか否かの条件を判断する処理の一例を示す。 図7は、表示部270により端末装置15において表示されるログイン画面の一例を示す。 図8は、表示部270により端末装置15において表示された、第1セッションを引き継ぐか否かを選択するための選択肢の一例を示す。 図9は、第1セッションが第2セッションに引き継がれる処理のタイミングチャートを示す。 図10は、サーバ装置20−1として機能する情報処理装置500のハードウェア構成の一例を示す。 図11は、従来技術における処理のタイミングチャートを示す。
符号の説明
10 情報処理システム
15 端末装置
20 サーバ装置
25 DBシステム
200 入力部
210 処理部
220 記憶部
230 無効化部
240 判断部
250 取得部
260 表示制御部
270 表示部
280 引継部
300 セッション情報記憶領域
310 経過情報記録領域
500 情報処理装置

Claims (15)

  1. 端末装置から受けた要求に応じて処理を行うサーバ装置として、情報処理装置を機能させるプログラムであって、
    当該情報処理装置を、
    同時に複数のセッションを処理中とすることが可能であり、当該端末装置から受けたセッション処理要求を処理する処理部と、
    当該処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションの処理経過を示す経過情報を記憶する記憶部と、
    第1セッションの処理経過が進行することなく経過した経過時間を取得する取得部と、
    取得した前記経過時間が予め定められた時間以上である場合には、当該第1セッションの処理を引き継いで実行させるか否かを示す指示の入力を、利用者から受け付ける入力部と、
    複数の当該セッションのうち、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する判断部と、
    当該判断部による判断に基づいて、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する引継部
    して機能させ、
    前記判断部は、前記入力部により当該第1セッションを引き継いで実行させる指示の入力を受け付けた場合、または、前記取得部により取得した前記経過時間が前記予め定められた時間未満の場合は、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する
    プログラム。
  2. 前記判断部は、前記第1セッションの処理経過が前記第2セッションの処理経過よりも進行していることを条件に、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記処理部は、同時に複数の利用者をログインさせることが可能であり、前記端末装置から受けたログイン要求を処理し、
    前記記憶部は、前記処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションにおいて前記サーバ装置にログインしている利用者の識別情報を更に記憶し、
    前記判断部は、前記第1セッション及び前記第2セッションに同一の識別情報が対応付けられている場合に、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記処理部は、前記ログイン要求が適切に処理されることに応じて、前記セッションの処理を開始する
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記判断部は、第1セッションが処理中であり、かつ第2セッションの処理が開始されたことに応じて、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する
    請求項3に記載のプログラム。
  6. 前記情報処理装置を、
    処理中の各々のセッションについて、当該セッションの処理が進行することなく予め定められた期間が経過した場合は、当該セッションに対応する前記利用者の識別情報を前記記憶部において無効化する無効化部として更に機能させ、
    前記判断部は、ログインした前記利用者の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合は、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する
    請求項3に記載のプログラム。
  7. 前記取得部は、ログインした前記利用者の識別情報が第1セッションに対応付けて前記記憶部に記憶されている場合に、当該第1セッションの処理経過が進行することなく経過した経過時間を取得する
    請求項に記載のプログラム。
  8. 前記情報処理装置を、
    ログインした前記利用者の識別情報が第1セッションに対応付けて前記記憶部に記憶されている場合に、当該第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢と、当該第1セッションの処理を引き継がずに新たな処理を開始する旨を示す選択肢とを表示する表示部と、
    前記取得部によって取得された経過時間がより短い場合に、当該経過時間がより長い場合と比較して、当該第1セッションの処理を引継ぐ旨を示す選択肢を、他の選択肢よりもより優先して前記表示部により表示させる表示制御部
    として更に機能させ、
    前記取得部は、当該第1セッションの処理を引き継ぐ旨を示す選択肢が選択された場合は、当該第1セッションの処理を引き継ぐ旨の指示の入力を受け付けたと判断する
    請求項3に記載のプログラム。
  9. 前記記憶部は、
    処理中の各々のセッションに対応して設けられ、当該セッションの経過情報を記憶する複数の第1領域と、
    処理中のセッション毎に、当該セッションにおいてログインした利用者の識別情報と、当該セッションに対応する前記第1領域へのポインタとを記憶する第2領域と
    を有し、
    前記引継部は、前記第2領域において、前記第1セッションに対応する前記第1領域へのポインタを、前記第2セッションに対応する第1領域のポインタとして記憶させることにより、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する当該第1経過情報によって更新する
    請求項3から8のいずれかに記載のプログラム。
  10. 端末装置から受けた要求に応じて処理を行う複数のサーバ装置の一として、情報処理装置を機能させるプログラムであって、
    前記判断部は、ログインした前記利用者の識別情報が一のサーバ装置の前記記憶部に記憶されていないことを条件として、他のサーバ装置の記憶部に当該識別情報が記憶されているか否かを判断し、さらに、
    当該他のサーバ装置の記憶部に当該識別情報が記憶されていることを条件として、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断し、
    前記引継部は、当該識別情報に対応して記憶された第1経過情報を前記他のサーバ装置の記憶部から取得して、取得した当該第1経過情報によって、当該サーバ装置の記憶部において前記第2セッションに対応する第2経過情報を更新する
    請求項に記載のプログラム。
  11. 前記引継部は、前記第1経過情報を前記第2経過情報へコピーすることによって更新する
    請求項1から8のいずれかに記載のプログラム。
  12. 前記情報処理装置を、
    前記引継部によって、前記第1セッションに対応する第1経過情報を前記第2セッションに対応付けて前記記憶部に記憶させたことを条件として、当該第1セッションを無効化する無効化部
    として更に機能させる請求項1から11のいずれかに記載のプログラム。
  13. 端末装置から受けた要求に応じて処理を行うサーバ装置であって、
    同時に複数のセッションを処理中とすることが可能であり、当該端末装置から受けたセッション処理要求を処理する処理部と、
    第1セッションの処理経過が進行することなく経過した経過時間を取得する取得部と、
    取得した前記経過時間が予め定められた時間以上である場合には、当該第1セッションの処理を引き継いで実行させるか否かを示す指示の入力を、利用者から受け付ける入力部と、
    当該処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションの処理経過を示す経過情報を記憶する記憶部と、
    複数の当該セッションのうち、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する判断部と、
    当該判断部による判断に基づいて、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する引継部と
    を備え
    前記判断部は、前記入力部により当該第1セッションを引き継いで実行させる指示の入力を受け付けた場合、または、前記取得部により取得した前記経過時間が前記予め定められた時間未満の場合は、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する
    サーバ装置。
  14. 端末装置から受けた要求に応じて処理を行うサーバ装置においてセッションを管理する管理方法であって、
    前記サーバ装置は、
    当該処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションの処理経過を示す経過情報を記憶する記憶部を有し、
    当該端末装置から受けたセッション処理要求を処理する処理段階と、
    第1セッションの処理経過が進行することなく経過した経過時間を取得する取得段階と、
    取得した前記経過時間が予め定められた時間以上である場合には、当該第1セッションの処理を引き継いで実行させるか否かを示す指示の入力を、利用者から受け付ける入力段階と、
    複数の当該セッションのうち、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する判断段階と、
    当該判断段階における判断に基づいて、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する引継段階と
    を備え、
    前記判断段階は、前記入力段階により当該第1セッションを引き継いで実行させる指示の入力を受け付けた場合、または、前記取得段階により取得した前記経過時間が前記予め定められた時間未満の場合は、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する
    管理方法。
  15. 端末装置から受けた要求に応じて処理を行うサーバ装置として、情報処理装置を機能させるプログラムであって、
    当該情報処理装置を、
    同時に複数の利用者をログインさせることが可能であり、前記端末装置から受けたログイン要求を処理して、セッション処理を開始する処理部と、
    当該処理中のセッションの各々に対応付けて、当該セッションにおいて前記サーバ装置にログインしている利用者の識別情報と当該セッションの処理経過を示す経過情報を記憶する記憶部と、
    処理中の各々のセッションについて、当該セッションの処理が進行することなく予め定められた期間が経過した場合は、当該セッションに対応する前記利用者の識別情報を前記記憶部において無効化する無効化部と、
    ログインした前記利用者の識別情報が第1セッションに対応付けて前記記憶部に記憶されている場合に、第1セッションの処理経過が進行することなく経過した経過時間を取得する取得部と、
    取得した前記経過時間が予め定められた時間以上である場合には、当該第1セッションの処理を引き継いで実行させるか否かを示す指示の入力を、利用者から受け付ける入力部と、
    前記第1セッション及び第2セッションに同一の識別情報が対応付けられている場合に、第1セッションから前記第2セッションへ処理を引き継がせるか否かを判断する判断部と、
    当該判断部による判断に基づいて、当該第2セッションに対応する第2経過情報を当該第1セッションに対応する第1経過情報によって更新する引継部
    として機能させ、
    前記判断部は、前記入力部により当該第1セッションを引き継いで実行させる指示の入力を受け付けた場合、または、前記取得部により取得した前記経過時間が前記予め定められた時間未満の場合は、第1セッションから第2セッションへ処理を引き継がせると判断する
    プログラム。
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