JP4151649B2 - 通信制御装置及び他ノードを管理する通信装置 - Google Patents

通信制御装置及び他ノードを管理する通信装置 Download PDF

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この発明は、音楽装置に対して簡易に音楽情報通信機能を拡張することのできる増設形式の通信制御装置及び音楽システムネットワーク上に接続されている他ノードを管理する通信装置に関する。特に、所望の音楽装置を下位層のみを実装した末端ノードとすることが可能な、例えば増設カード形式の通信制御装置及び該通信制御装置を装着した音楽装置を管理する通信装置に関する。
従来から、マルチメディアに対応した所定の通信規格(例えば、IEEE1394規格)に従って構成されたネットワークにおいて、波形データ(オーディオ波形サンプルデータ)や演奏データ(MIDI等の演奏イベントデータ)などの音楽データを送受できるように構成した音楽システム(例えば、商標「mLAN」で呼ばれる当出願人に係る音楽システム)が知られている。そのような音楽システムにおいては、ネットワークを介して複数のノード(例えば、ミキサ、シンセサイザ、音源装置、レコーダなどの各種の音楽関連機器)が接続され、多数の波形データストリームあるいはMIDIデータストリームを、任意のノードから複数ノードに送出することができる。これに関連するものとして、例えば下記に示す特許文献1又は2に記載の装置がある。
特開2003-37609号公報 特開2003-218887号公報
上記特許文献1には、下位層のみを実装した音楽装置を末端ノードとし、統括ノード上にある上位層が末端ノードの下位層を制御することによって、上位層のない末端ノードからでも複数のノードに対して、多数の波形データストリームあるいはMIDIデータストリームを送受することのできるようにした装置が開示されている。また、上記特許文献2には、末端ノードに不揮発メモリを具備させておき、この不揮発メモリに統括ノードにより書き込まれた下位層の通信機能を管理する管理情報を保存しておくことで、統括ノードが音楽システムネットワーク上に存在していない場合であっても、前記不揮発メモリに保存しておいた管理情報を下位層に設定することにより、末端ノードのみで多数の波形データストリームあるいはMIDIデータストリームを送受することのできるようにした装置が開示されている。ここで、下位層は、送受信する電気信号とリンク層間での信号処理を行う物理層(Physical Layer)、物理層とトランザクション層間で信号処理を行うリンク層(Link Layer)、上位アプリケーションとリンク層間で信号処理を行うトランザクション層(Transaction Layer)、及びシリアルバス上の資源を集中的に管理するためのモジュールであるバス管理(Serial Bus Management)、の各層を含んで構成される。一方、上位層は下位層及びノード全体を管理するためのソフトウェアであり、例えばAVプロトコル(IEC−61883)及びmLAN上位層により構成されている。AVプロトコルでは、アイソクロナス・パケットのデータ内容を表現するためのCIP(Common Isochronous Packet)フォーマット、仮想的な「プラグ」を定義してコネクションの管理を行うためのCMP(Connection Management Protocol)、IEEE1394バスに接続される他の機器を管理するためのFCP(Function Control Protocol)等が定義されている。mLAN上位層はIEEE1394規格上でオーディオ/音楽情報の転送を行うためのプロトコル階層であり、CIPの定義にオーディオ/音楽情報転送用のフォーマットを追加するためのオーディオ/音楽情報転送プロトコルと、CMPをインテリジェント化して各ノード上での自律的なコネクション管理を行うためのコネクション管理プロトコルから構成されている。
ミキサ、シンセサイザ、音源装置、レコーダ等の各種音楽装置においては、元来、それぞれの機器が担う波形信号処理機能(ミキシング機能、音源波形発生・合成機能、フィルタ処理機能、効果付与機能等)を実行する信号処理エンジン(ソフトウェア構成またはハードウェア構成の信号処理手段)が搭載されており、加えて、上述したような通信機能を実現するための通信制御装置として、上記IEEE1394規格等に準拠する通信機能用の拡張インタフェースカード(以下、単に通信用インタフェースカードと呼ぶ)を増設スロットに装着することができるようになっている。そこで、従来においてはこの通信用インタフェースカードに下位層のみを実装しておき、該通信用インタフェースカードを適宜の音楽装置に装着することによって、所望の音楽装置を簡単に末端ノードとして機能させることができるようにしている。
ところで、ある音楽装置に装着されていた通信用インタフェースカードをメーカーや機種などが異なる別の音楽装置に差し替えて用いるような場合には、音楽装置の電源投入と同時に復元される設定について音楽装置と通信用インタフェースカードとの間で不整合が生じてしまうことがある。こうした設定の不整合としては、例えば音楽装置と通信用インタフェースカード間で転送されるオーディオ波形サンプルデータ(以下、単にオーディオデータと呼ぶ)のデータ転送フォーマットの不整合や、ワードクロックとビットクロックの比の不整合などがある。ここでオーディオデータのデータ転送フォーマットの不整合について、図4を用いて簡単に説明する。図4は、オーディオデータのデータ転送フォーマットの形式をいくつか例示的に示した概念図である。ここでは各データ形式毎に、上段にワードクロックのタイミングチャートを示し、下段に該ワードクロックのタイミングに応じて1本のオーディオ信号線を流れるオーディオデータのデータ転送フォーマットを示している。この図4から理解できるように、オーディオデータのデータ転送フォーマットは、例えばデータ形式Aとデータ形式Bに示すようにワードクロックの1サンプル周期内にオーディオデータを「前詰めする」か「後詰めする」か、例えばデータ形式Aとデータ形式Cに示すようにLSBをデータの先頭とする「LSB First」とするかMSBをデータの先頭とする「MSB First」とするか、例えばデータ形式Aとデータ形式Dに示すように1本のオーディオ信号線に流すチャンネル数を「1チャンネル分」とするか「2チャンネル分」とするか、などのように異なる複数種類のデータ転送フォーマットがある。勿論、図4に示したデータ転送フォーマットは一例であって、これら以外のデータ転送フォーマットがあってよいことは言うまでもない。
例えば通信用インタフェースカードを装着済みの音楽装置は、既に通信用インタフェースカードとの間で図4に示したデータ形式Aで正常にオーディオデータの転送を行っているものとする。このような場合、通信用インタフェースカードにはデータ形式Aでオーディオデータを転送するように下位層が設定されており、また通信用インタフェースカードが有する不揮発メモリに対してデータ形式Aでオーディオデータを転送するように管理情報が保存される。そして、音楽装置から装着済みの当該通信用インタフェースカードを取り外して、該取り外した通信用インタフェースカードを別の音楽装置、例えばデータ形式Bでオーディオデータを転送することが可能な音楽装置に装着する。一般的に、音楽装置には当該音楽装置においてデータ転送可能なデータ転送フォーマットが予め機器設定されていることから、この場合の新たに通信用インタフェースカードを装着された音楽装置にはデータ転送フォーマットとしてデータ形式Bが機器設定されている。他方、通信用インタフェースカードではその起動時に通信用インタフェースカード内の不揮発メモリに保存されている管理情報に基づき以前の設定を復元させることができるようになっていることから、この場合には以前に装着されていたデータ形式Aでオーディオデータを転送するように設定が復元される。したがって、通信用インタフェースカードは音楽装置に対してデータ形式Aで、音楽装置は通信用インタフェースカードに対してデータ形式Bで、それぞれオーディオデータの転送を行おうとする。このように、通信用インタフェースカードが装着されていた音楽装置とは別の機器設定の異なる音楽装置、例えば上記のようなデータ転送フォーマットの異なる音楽装置に新たに装着されたような場合には、音楽装置と通信用インタフェースカードでは設定の不整合が生ずる。
しかし、音楽装置と通信用インタフェースカードとの間で設定に不整合が生ずることは非常に都合が悪い。例えば、上記のようにデータ転送フォーマットに不整合が生じた場合、図4から理解できるように、例えばデータ形式Aとデータ形式Bとではワードクロックの立ち上がりエッジに対してオーディオデータビットの先頭位置がずれているために、不整合が生じている場合においては通信用インタフェースカードから音楽装置に対して正しくオーディオデータが転送されない。すなわち、例えば音楽装置は意図しないビットをMSBであると解釈してしまい、その結果、通信用インタフェースカードから受け取ったオーディオデータは大音量のノイズを生ずるものとなってしまうことが起こり得る。同様に、上記のような不整合が生じている場合には音楽装置から通信用インタフェースカードに対してもオーディオデータが正しく転送されないことから、音楽システムネットワークを介して他のノードでノイズが生じてしまうことが起こり得る。勿論、こうしたことは図4に示した各データ形式の他の組み合わせであっても起こり得る。
上記のような不整合が生じた場合、通信用インタフェースカード内に上位層を具えていれば直ちに通信用インタフェースカードの下位層の再設定を行うことでこうした不整合を解消することができるのであるが、上述したように通信用インタフェースカードは下位層のみを具えているものであって上位層を具えていないものである。そこで、音楽システムネットワーク上に当該通信用インタフェースカードの下位層に対応した上位層を含む統括ノードが接続されている場合には、該統括ノードにより下位層を再設定することにより上記不整合を解消することができるのであるが、電源投入から統括ノードが通信用インタフェースカードを検出して当該通信用インタフェースカードの下位層の再設定を完了するまでは音楽装置との間に不整合が生じている状態が続くことになる。そのために、通信用インタフェースカードの下位層の再設定が行われるまではどうしても当該音楽装置からノイズが発生されたり、音楽システムネットワークを介して他のノードに対してノイズとなるデータを送信してしまう、という不都合があった。
また、音楽システムネットワーク上に当該通信用インタフェースカードの下位層に対応した上位層を含む統括ノードが接続されていない場合には、音楽装置の起動時に通信用インタフェースカード内の不揮発メモリに保存されている管理情報に基づき以前の設定を復元させることができるようになっているが、復元される設定は以前に装着されていた音源装置に関するものであり、こうした以前の設定を復元させても不整合を解消することはできない。したがって、当該通信用インタフェースカードの下位層に対応した上位層を含む統括ノードが音楽システムネットワーク上に存在しない場合には、いつまでも通信用インタフェースカードの再設定を行うことができず上記したような不整合を解消することができないことから、当該音楽装置からノイズが発生され続けられたり、他のノードに対してノイズとなるデータを送信し続けてしまうことになってしまい非常に都合が悪い、という問題点があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、音楽装置と該音楽装置に装着された通信用制御装置との間において設定の不整合が生じた場合に、設定の不整合が解消されるまで前記音楽装置と前記通信用制御装置との間におけるデータ転送及び音楽システムネットワークへのデータ送受信を停止することなどによって、当該音楽装置や他のノードからノイズが発生されることのないようにした通信制御装置及び該通信制御装置を装着した音楽装置(末端ノード)を管理する通信装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る通信制御装置は、音楽装置をネットワークに接続するために、音楽装置に対し着脱自在に装着可能な通信制御装置であって、前記ネットワークに接続されている他ノードとの間において信号を送受信するための通信機能を有するネットワークプロトコル上の下位層と、前記下位層に従って、現在装着されている音楽装置から入力される所定形式の信号をパケット化してネットワークを介して他のノードへ送信する、ないしネットワークを介して他のノードから受信したパケット化された信号を現在装着されている音楽装置で処理可能な前記形式の信号に変換して現在装着されている音楽装置に出力するパケット変換部と、差し換え前に装着されていた音楽装置の識別情報を記憶する記憶手段と、現在装着されている音楽装置の識別情報を取得する取得手段と、前記ネットワークに接続されているノードの1つである通信装置からの制御に基づき前記記憶手段に記憶している音楽装置の識別情報を更新する更新手段と、前記取得した現在装着されている音楽装置の識別情報と前記更新した音楽装置の識別情報とを比較し、一致するまでは前記各信号の送受信を停止し、一致したら前記各信号の送受信を開始するよう前記パケット変換部を制御する制御部とを具えてなり、前記ネットワークに接続されている通信装置に対して前記取得した音楽装置の識別情報を送信することに応じて、前記通信装置が有するネットワークプロトコル上の上位層に基づき前記下位層を変更することを特徴とする
この発明によると、ある信号処理形式の音楽装置に装着されていた通信用制御装置を、別の異なる信号処理形式の音楽装置に差し換えて装着した場合に、通信装置による通信用制御装置のネットワークプロトコル上の下位層の変更に応じた該音楽装置と通信用制御装置の各設定の不整合が解消されるまでデータ送受信を一時停止する。通信制御装置は、ネットワークに接続されている他ノードとの間において信号を送受信するための通信機能を有するネットワークプロトコル上の下位層を具える。下位層のみを具えた通信制御装置を差し換えて装着した場合に、新たに装着された音楽装置の識別情報と差し換え前に装着されていた音楽装置の識別情報とが異なるか否かを判定する。そして、異なる識別情報の音楽装置に差し換えられて装着された場合には、各識別情報が一致するまでは現在装着されている音楽装置から入力される所定形式の信号をパケット化してネットワークを介して他のノードへ送信すること、ないしネットワークを介して他のノードから受信したパケット化された信号を現在装着されている音楽装置で処理可能な形式の信号に変換して現在装着されている該音楽装置に出力することを一時的に停止する。すなわち、異なる識別情報の音楽装置に差し換えられて装着された場合、下位層には差し換え前に装着されていた音楽装置における信号処理形式で信号処理を行うよう設定されており、ネットワークに接続されているノードの1つである通信装置による前記下位層の変更が行われるまでの間そのままデータ送受信を続けると、当該音楽装置やネットワークに接続された他のノードからノイズが生じる。そこで、当該通信制御装置が異なる信号処理形式の音楽装置に差し換えられて装着され、音楽装置と通信制御装置との各設定に不整合が生じている場合には該不整合が通信装置による下位層の変更に応じて解消されるまで前記音楽装置と前記通信用制御装置との間におけるデータ送受信及び音楽システムネットワークへのデータ送受信を停止し、当該音楽装置や他のノードからノイズが発生されないようにするようにしている。
本発明の請求項に係る通信装置は、通信制御装置が装着された音楽装置を管理するネットワークに接続されて1つのノードを構成している通信装置であって、音楽装置に装着された前記通信制御装置が前記ネットワークに接続されている他のノードとの間において信号を送受信するための前記通信制御装置の有するネットワークプロトコル上の下位層を管理するネットワークプロトコル上の上位層と、前記音楽装置に装着された通信制御装置から、該通信制御装置が装着されている音楽装置の識別情報をネットワークを介して取得する取得手段と、前記音楽装置に装着された通信制御装置から取得した音楽装置の識別情報に応じて、ネットワークを介して前記通信制御装置の有するネットワークプロトコル上の下位層を更新するよう前記上位層を制御する制御手段とを具える。これによると、通信制御装置から該通信制御装置が装着されている音楽装置に固有の識別情報を取得することに応じて、前記通信制御装置の有するネットワークプロトコル上の下位層を、ネットワークを介して自動更新するようにネットワークプロトコル上の上位層を制御する。したがって、ユーザの介在無しに音楽装置と通信制御装置との各設定の不整合を解消することができるようになる。
本発明は装置の発明として構成し実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
この発明によれば、音楽装置と通信制御装置との間において設定の不整合が生じた場合に、設定の不整合が解消されるまで音楽装置と通信制御装置との間におけるデータ転送及び音楽システムネットワークへのデータ送受信などを停止するようにしたことから、不整合が生じても当該音楽装置や他のノードからノイズが発生されることがない、という効果を奏する。
また、通信制御装置を装着した音楽装置に固有の識別情報に従って他ノードを管理する通信装置により該通信制御装置の設定を自動的に更新するようにしたことから、ユーザの介在無しに音楽装置と通信制御装置との間における設定の不整合を解消することができる、という効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る通信制御装置及び他ノードを管理する通信装置を適用した音楽システムの基本的な構成例を概念的に示すブロック図である。この音楽システムは、所定の通信規格、例えばIEEE1394規格に従うネットワーク(音楽LAN)を介して接続された複数のノードで構成される。ここに示す図1ではノードの基本的な例として、増設カード形式の通信制御装置である音楽LANの通信制御用インタフェースカードB(通信用インタフェースカード)を装着した音楽装置A(末端ノード)と、前記通信用インタフェースカードBを装着した音楽装置Aを末端ノードとして管理する通信装置C(統括ノード)と、当該音楽装置Aとの間で音楽用のローカルネットワーク(音楽LAN)を介してオーディオパケットの入出力をする対象となる各種の音楽装置D(他の末端ノードや一般ノードなど)が例示されている。勿論、これら以外にも、図示しない多数のその他のノードが適宜接続されていてよい。音楽LANを介して接続された各ノード間では、所定の通信規格に従い複数チャンネルの波形データ(オーディオ波形サンプルデータ)やMIDI等の演奏イベントデータからなる演奏データなどの音楽データを互いに送受しうる。音楽LANへの各ノードの接続方法、つまりネットワーク構成としては各ノードを順次連鎖的に接続したチェーン接続による構成であってもよいし、図示しないハブ装置を介して各ノードを接続したハブ接続による構成であってもよい。また、イーサネット(登録商標)などを利用した有線によるネットワーク構成に限らず、無線方式に接続したネットワーク構成であってもよい。
通信用インタフェースカードBを装着可能な音楽装置A、該音楽装置Aとの間で音楽LANを介してオーディオパケットの入出力を行う対象となる各種の音楽装置Dとしては、ミュージックシンセサイザのような電子楽器、シーケンサのような自動演奏装置、レコーダのような波形記録装置、ミキサやエフェクタのような信号処理装置、音源装置等、任意の音楽関連機器が相当する。この実施例において、音楽装置Aは一例としてミキサのような信号処理装置とする。音楽装置A(ミキサ)は、音楽LAN以外の外部機器(図示せず)からアナログ又はディジタルのオーディオ波形データを入出力するための波形入出力インタフェースを具える。この波形入出力インタフェースは、入力端子A1を介して外部から入力されるアナログ波形を固定のサンプリング周波数の波形データに変換して信号処理部A6に入力するA/D変換器A2と、信号処理部A6から出力された固定のサンプリング周波数の波形データをアナログ波形に変換して出力端子A8を介して外部に出力するD/A変換器A7とを含む。信号処理部A6は固定のサンプリング周波数で波形データの信号処理を行うものであり、ミキサにおいては入力端子A1から入力された複数チャンネルのオーディオ波形データあるいは音楽LAN経由で取得したオーディオ波形データを、適宜に組み合わせてミキシング合成する。そして、ミキシング合成した結果のオーディオ波形データを、出力端子A8を介して外部機器に直接出力したり、通信用インタフェースカードBを介して音楽LAN経由で音楽装置D(他のノード)へネットワーク出力したりする。こうした信号処理部A6が行う信号処理は、当該音楽装置Aの目的・機能に応じて各種の処理、例えば波形データ生成処理(音源処理)、フィルタ処理、エフェクト処理、オーディオ波形再生処理等を担うよう構成してよい。一例として、DSP(ディジタル信号プロセッサ)で信号処理部A6を構成し、DSPのマイクロプログラムによってその波形処理機能を適宜設定するようにしてよい。
識別情報を保持するレジスタA4は、音楽装置Aに固有の識別情報を記憶しているものである。識別情報は音楽装置を製造したメーカーや機種あるいはカテゴリー毎に固有の異なるID番号や文字列などが付与されていることから、この識別情報により音楽装置Aを特定することができるようになっている。不揮発メモリA3は当該音楽装置における機器設定を記憶しておくためのメモリであって、例えば現在設定されているデータ転送フォーマットやワードクロックなどを常時保持している。スロットA5は、当該音楽装置A本体が有しない各種機能を補う外部の拡張カードを脱着可能に装着するためのものである。この実施例においては、音楽装置Aはそれ単独では音楽LANに接続するための通信機能を具えていない機器であるが、スロットA5に後述する通信用インタフェースカードBを装着することによって、音楽LAN経由で他ノードとの間で音楽データのやり取りを行うことができるようになっている。
上記通信用インタフェースカードBは、IEEE1394規格や本出願人が提唱するmLAN規格等の通信規格に従ったデータ通信を行う機能を具えた拡張カードであり、音楽装置Aが有するスロットA5に対してコネクタB1を介して脱着可能に装着することができる。該通信用インタフェースカードBは、マイクロプロセッサユニット(CPU)B4、リードオンリメモリ(ROM)B5、ランダムアクセスメモリ(RAM)B6からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU(B4)は、このカード全体の動作を制御するものである。このCPU(B4)に対して、CPUバス(データ及びアドレスバス)B3を介してROM(B5)、RAM(B6)、不揮発メモリB7、I/OポートB2、パケット変換器B8、ネットワーク入出力インタフェースB9がそれぞれ接続されている。ROM(B5)は、CPU(B4)により実行される各種プログラムや各種データを格納するものである。RAM(B6)は、CPU(B4)が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM(B5)の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
I/OポートB2は、装着された音楽装置Aとの間で音楽データ以外の制御データを入出力するためのインタフェースである。パケット変換器B8は、音楽LAN経由で取得されたパケット形式の音楽データを音楽装置Aで処理可能な形式の音楽データに変換したり、反対に音楽装置Aから取得した音楽データを音楽LAN経由で他のノードに対してネットワーク出力可能なパケット形式の音楽データに変換するためのものである。ネットワーク入出力インタフェースB9は、IEEE1394規格とその上位のmLAN規格に準拠するハードウェアないしソフトウェアのうちの、他のノードとコマンドやステータスのやりとりを行うための上位層を除く下位層のみのハードウェアを備える。このネットワーク入出力インタフェースB9は音楽LANと接続されており、音楽LAN上に統括ノード(この実施例では、他ノードを管理する通信装置Cが該当する)が接続されている場合には該統括ノードに設定されている上位層に従って、音楽LAN上に統括ノードが接続されていない場合には不揮発メモリB7に記憶された管理情報に従って、当該音楽装置Aと他のノードとの間で音楽データをアイソクロナス転送する。
ここで、統括ノード(他ノードを管理する通信装置C)は、一般的にはIEEE1394規格およびmLAN規格に準拠して音楽装置Aが本来具えるべき上位層の代理を行うものであるが、音楽装置Aと通信用インタフェースカードBとの間で設定の不整合が生じているような場合には、上記したような設定の不整合を解消するための制御を行う。こうした制御を行う他ノードを管理する通信装置C(統括ノード)は、カード制御部C1とネットワーク入出力インタフェースC2とカード設定情報C3と上位層C4とを含む。カード制御部C1は、音楽装置Aと通信用インタフェースカードBとの間で設定の不整合が生じた場合に、ネットワーク通信インタフェースC2を介した音楽LAN経由で通信用インタフェースカードBへの設定問い合わせと設定(下位層)変更を行うためのものである。すなわち、設定問い合わせに応じて音楽装置Aから識別情報を取得し、該取得した識別情報に対応したカード設定情報C3(ここでは一例としてオーディオ転送フォーマット)に基づき、通信用インタフェースカードBの設定(下位層)を更新するように自らが有する上位層C4を制御する。このようにして、通信用インタフェースカードBの設定(下位層)を更新することにより、音楽装置Aと通信用インタフェースカードBの設定の不整合を解消するようにしている。こうした処理については後述することから、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、この実施例では他ノードを管理する通信装置Cと、オーディオパケットの入出力をする対象の音楽装置Dとを別々のノードとしたがこれに限らず、他ノードを管理する通信装置Cとオーディオパケットの入出力をする対象の音楽装置Dとが一体化したノードであってもよい。
なお、上記実施例では、通信用インタフェースカードBがオーディオパケットを送受信する経路と、通信用インタフェースカードBを制御する経路とをネットワーク入出力インタフェースB9を介した同一系統のネットワークで実現するようにしたものを示したが、これらを別系統のネットワークに分けてもよい。例えば、通信用インタフェースカードBを制御する経路としてMIDIインタフェースを用い、オーディオパケットの送受信はイーサネット(登録商標)を用いるなどして分けてよい。
上述したように、音楽装置Aと通信用インタフェースカードBとの間で設定の不整合が生じた場合には、該不整合を解消しなければ音楽装置Aや他ノードDなどからノイズが生じてしまう。また、統括ノードCによる不整合の解消までには時間がかかり、その間ノイズが生じ続けるのは都合が悪い。そこで、通信用インタフェースカードBでは統括ノードCにより前記不整合が解消されるまではノイズが生じないように、音楽装置A及び音楽LANに対してデータの送受信を停止する。そして、通信用インタフェースカードBの設定が自動更新され不整合が解消されたら、データの送受信を再開する。こうした処理について、図2及び図3を用いて説明する。まず、通信用インタフェースカードB側の処理である「カード更新処理」について、図2を用いて説明する。図2は、「カード更新処理」の一実施例を示すフローチャートである。ここで、「カード更新処理」は統括ノードCとの間で各種要求や情報等をやり取りする処理であるが、ここでは説明を理解し易くするために、統括ノードC側の処理については後述する図3に図示し、それぞれの処理を分けて説明するようにした。当該「カード更新処理」は図1に示したCPU(B4)において実行される処理であり、音楽装置Aの電源オンにあわせて開始され、音楽装置Aの電源オフにあわせて終了される。なお、ここでは設定の不整合としてオーディオ転送フォーマットに不整合が生じた場合を例に説明する。
まず、ステップS1では初期設定を実行する。初期設定としては、例えばオーディオパケット送受信を「Disable」に設定することにより音楽LANへのオーディオパケットの送受信を停止する、パケット変換器B8から音楽装置Aに対するオーディオ波形データ出力をミュートする(出力を止める)、不揮発メモリB7から読み出した管理情報に基づき通信用インタフェースカードBの下位層を設定する、などの各種処理がある。ステップS2では、I/OポートB2経由で音楽装置Aの識別情報を保持するレジスタA4に記憶されている「音楽装置の識別情報」を取得し、保持する。ステップS3では、通信用インタフェースカードBが起動したことを、ネットワーク入出力インタフェースB9を介して音楽LAN上にブロードキャストする。これにより、通信用インタフェースカードB側から当該カードが装着された音楽装置Aが起動されたことを、ネットワーク上の他ノードに対して知らせている。勿論、これに限らず、ネットワーク上において新規ノードを他ノードが見つける方法は一般的に知られている方法であってよい。
ステップS4では、音楽装置Aから取得した識別情報(上記ステップS2参照)と、通信用インタフェースカードBの不揮発メモリB7に記憶されている識別情報(後述するステップS12参照)とを比較する。音楽装置Aから取得した識別情報と、通信用インタフェースカードBの不揮発メモリB7に記憶されている識別情報とが一致する場合、つまり通信用インタフェースカードBが再装着された音楽装置Aが以前に当該カードBが装着されていた音楽装置と同種のものである場合や、あるいはインタフェースカードBを音楽装置Aに装着したまま電源を入れ直したような場合には(ステップS5のYES)、オーディオデータの送受信を開始する(ステップS6)。すなわち、パケット変換器B8から音楽装置Aに対するオーディオ波形データ出力のミュートを解除する、音楽LANへのオーディオパケットの送受信を再開する。一方、音楽装置Aから取得した識別情報と、通信用インタフェースカードBの不揮発メモリB7に記憶されている識別情報とが一致しない場合、つまり通信用インタフェースカードBが再装着された音楽装置Aが以前に当該カードBが装着されていた音楽装置と同種のものでない場合には(ステップS5のNO)、上記ステップS6の処理を実行することなくステップS7の処理へ行く。
ステップS7では他ノード(統括ノードC)からの要求をチェックし、他ノードからの要求がない場合には(ステップS8のNO)、上記ステップS7とステップS8の処理を繰り返し実行する。他ノードからの要求がある場合には(ステップS8のYES)、他ノードからの要求に応じた処理を実行する(ステップS9以降の各処理)。すなわち、要求が個別情報の問い合わせである場合には、音楽装置Aから取得した識別情報を統括ノードCに対して返す(ステップS10)。要求がオーディオ転送フォーマットの設定(下位層の設定)である場合には、音楽装置Aとのオーディオ転送フォーマットをパケット変換器B8に設定する(ステップS11)。すなわち、通信用インタフェースカードBの下位層を再設定する。これにより、パケット変換器B8では例えばデータ形式Aからデータ形式Bを用いて音楽装置Aとの間でオーディオ波形データを入出力するようになる。また、この際には管理情報も更新する。要求が識別情報の更新である場合には、不揮発メモリB7に記憶されている識別情報を取得した識別情報に更新する(ステップS12)。この不揮発メモリB7に記憶される識別情報は、通信用インタフェースカードBの下位層が現在装着されている音楽装置Aに対応したものであることを表す。要求が「その他」である場合には、通信用インタフェースカードB上のデバイスの設定を読み書きする(ステップS13)。
次に、他のノードを管理する通信装置C(統括ノード)により実行される「カード管理処理」について、図3を用いて説明する。図3は、「カード管理処理」の一実施例を示すフローチャートである。この「カード管理処理」は図1に示したカード制御部C1において実行される処理であり、上記「カード更新処理」(図2参照)におけるステップS3の処理に応じて開始される。
まず、ステップS21では現在装着されている音楽装置Aの識別情報を通信用インタフェースカードBに対して問い合わせる。通信用インタフェースカードBでは、この要求に応じて取得した識別情報を返す(上記ステップS10参照)。ステップS22では、前記問い合わせに応じて通信用インタフェースカードBから受信した識別情報に対応するオーディオ転送フォーマットを選択する。すなわち、予め記憶済みの識別情報に対応するオーディオ転送フォーマットC3の中から、受信した識別情報に対応するオーディオ転送フォーマットを選択する。ステップS23では、通信用インタフェースカードBに前記選択したオーディオ転送フォーマットを設定するように上位層に対して要求する。すなわち、選択されたオーディオ転送フォーマットに応じてパケット変換器B8と音楽装置Aとの間でオーディオ波形データの入出力を行うように、通信用インタフェースカードBの下位層を再設定するように上位層を制御する。この処理に応じて、通信用インタフェースカードBでは、音楽装置Aとのオーディオ転送フォーマットをパケット変換器B8に設定することになる(上記ステップS11参照)。ステップS24では、通信用インタフェースカードBの不揮発メモリB7に記憶されている識別情報を更新するように要求する。通信用インタフェースカードBでは、この要求に応じて不揮発メモリB7に記憶されている識別情報を取得した識別情報に更新する(上記ステップS12参照)。
以上のようにすると、不整合が解消するまでの間はオーディオ転送フォーマットの設定に関わらず、通信用インタフェースカードBから音楽装置Aへの出力は無音となり、ネットワークへのパケット送信も停止されるため、不整合が生じていたとしても当該音楽装置Aや他のノードからノイズが発生されることがない。
また、音楽装置Aに固有の識別情報に従って他ノードを管理する通信装置C(統括ノード)により通信用インタフェースカードBの設定(下位層)を自動更新することから、ユーザの介在無しに設定の不整合を解消することができる。
なお、不整合を解消するように通信用インタフェースカードB側の設定を自動更新したにも関わらず、通信用インタフェースカードBと音楽装置A間における設定が未だ一致しないような場合には、一致するまでミュートを解除せず、一致してはじめてミュートを解除するようにすればよい。
なお、上記実施例では他ノードを管理する通信装置Cからの問い合わせに応じて、通信用インタフェースカードBが音楽装置AのレジスタA4に記憶されている識別情報を取得し、これを他ノードを管理する通信装置Cに対して送ることで設定を自動更新し不整合を解消するようにしたが、識別情報の取得方法はこれに限らない。例えば、音楽装置Aが通信用インタフェースカードBの装着時などに識別情報を自動的に書き込んでおく。通信用インタフェースカードBが音楽装置Aに問い合わせ、識別情報を取得しておく。音楽装置AのスロットA5の各端子がプルアップあるいはプルダウンされている状態を通信用インタフェースカードBが読み取ることにより、その組み合わせ状態に応じて識別情報を取得する。通信用インタフェースカードB上に設けられたユーザ操作可能なスイッチの状態を読み取り、その組み合わせ状態に応じて識別情報を取得する。
なお、パケット制御部B8によるオーディオ波形データの送受信の停止は上記したものに限らない。例えば、音楽装置Aあるいはネットワークに対して無音データを送受信することによって実現してもよい。
なお、統括ノード(他ノードを管理する通信装置C)はカード設定情報C3として、複数の識別情報それぞれに対して複数のオーディオ転送フォーマットを有していてもよい。ただし、こうした場合には、上記した「カード管理処理」(図3参照)において、音楽装置Aから識別情報を記憶しているレジスタA4に記憶されている識別情報を取得すると共に、不揮発メモリA3に記憶されているデータ転送フォーマットを取得して、これらに基づきオーディオ転送フォーマットを選択することになる。
この発明に係る通信制御装置及び他ノードを管理する通信装置を適用した音楽システムの基本的な構成例を概念的に示すブロック図である。 カード更新処理の一実施例を示すフローチャートである。 カード管理処理の一実施例を示すフローチャートである。 オーディオデータのデータ転送フォーマットの形式をいくつか例示的に示した概念図である。
符号の説明
A…音楽装置、A1…入力端子、A2…A/D変換器、A3(B7)…不揮発メモリ、A4…識別情報を保持するレジスタ、A5…スロット、A6…信号処理部、A7…D/A変換器、A8…出力端子、B…音楽LANの通信制御用インタフェースカード、B1…コネクタ、B2…I/Oポート、B3…CPUバス、B4…CPU、B5…ROM、B6…RAM、B8…パケット変換器、B9…ネットワーク入出力インタフェース、C…カードを管理する通信装置、C1…カード制御部、C2…ネットワーク通信インタフェース、C3…カード設定情報、C4…上位層、D…各種音楽装置

Claims (2)

  1. 音楽装置をネットワークに接続するために、音楽装置に対し着脱自在に装着可能な通信制御装置であって、
    前記ネットワークに接続されている他のノードとの間において信号を送受信するための通信機能を有するネットワークプロトコル上の下位層と、
    前記下位層に従って、現在装着されている音楽装置から入力される所定形式の信号をパケット化してネットワークを介して他のノードへ送信する、ないしネットワークを介して他のノードから受信したパケット化された信号を現在装着されている音楽装置で処理可能な前記形式の信号に変換して現在装着されている音楽装置に出力するパケット変換部と、
    差し換え前に装着されていた音楽装置の識別情報を記憶する記憶手段と、
    現在装着されている音楽装置の識別情報を取得する取得手段と、
    前記ネットワークに接続されているノードの1つである通信装置からの制御に基づき前記記憶手段に記憶している音楽装置の識別情報を更新する更新手段と、
    前記取得した現在装着されている音楽装置の識別情報と前記更新した音楽装置の識別情報とを比較し、一致するまでは前記各信号の送受信を停止し、一致したら前記各信号の送受信を開始するように前記パケット変換部を制御する制御部と
    を具えてなり、
    前記ネットワークに接続されている通信装置に対して前記取得した音楽装置の識別情報を送信することに応じて、前記通信装置が有するネットワークプロトコル上の上位層に基づき前記下位層を変更することを特徴とする通信制御装置。
  2. 通信制御装置が装着された音楽装置を管理するネットワークに接続されて1つのノードを構成している通信装置であって、
    音楽装置に装着された前記通信制御装置が前記ネットワークに接続されている他のノードとの間において信号を送受信するための前記通信制御装置の有するネットワークプロトコル上の下位層を管理するネットワークプロトコル上の上位層と、
    前記音楽装置に装着された通信制御装置から、該通信制御装置が装着されている音楽装置の識別情報をネットワークを介して取得する取得手段と、
    前記音楽装置に装着された通信制御装置から取得した音楽装置の識別情報に応じて、ネットワークを介して前記通信制御装置の有するネットワークプロトコル上の下位層を更新するよう前記上位層を制御する制御手段と
    を具えた通信装置。
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