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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば米穀等の粒状物あるいは軽量でサイズが小さい機械部品などを洗浄し得る洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗浄装置の一種として、例えば米穀等の粒状物などを洗浄することができる、所謂、洗米機は一般に良く知られている。かかる洗米機として、手を水に濡らすことなく洗米できるようにすることを企図したものが種々考案されている。
【0003】
例えば、特許文献1,特許文献2あるいは特許文献3などでは、ノズルを容器の中に差し込み、このノズルを手で持って撹拌するようにしたものが開示されている。また、例えば特許文献4に示されるように、容器の中に米の受け皿を設け、ノズルで空気と水とを混合させて米と共に下に向かって吹き出すようにしたものも知られている。更に、例えば特許文献5では、容器の底部に設けられた気泡板より圧縮空気を送り出すようにしたものが開示されている。また更に、例えば、特許文献6,特許文献7あるいは特許文献8などでは、洗浄容器とパイプの中を、水,空気および米を混合して循環させるようにした洗米機等が提案されている。
【0004】
また、例えば特許文献9に示されるように、超音波ノズルを使用するものも提案されているが、この場合でも、容器形状が比較的単純な半球形をベースにした鍋状であるので、米粒を満遍なく流動させることが実際には難しく、米粒が停滞して流動しない部分が多くなり、十分な洗米を行うことは困難である。このため、手動でノズルを動かして、米粒が滞留している部分にノズルが向くようにしなければならず、煩わしく非効率的である。更に、例えば特許文献10では、気泡噴射装置を上部からホッパ−内に差し込み旋回流を起こすことを意図した気泡式洗米装置が開示されている。しかしながら、この場合には、気泡噴射装置の他に、オーバーフロ−パイプ,吸引送米ポンプ及び送米パイプ等がホッパ−内に設けられるので抵抗が大きくなり、これらが邪魔になって十分な洗米作用を得ることは実際には難しい。
【0005】
以上の従来技術に係る洗米機では、設備が大掛かりなものになったり、圧縮空気を送るための特別な動力が必要であったり、あるいは手は濡らさなくてもノズルで撹拌する手作業が必要とされる。また、洗米にむらが生じ易いため、多くの水が必要で時間も掛る、などの難点があった。
【0006】
そこで、本願出願人は、回転水流を極力早めてその遠心力と遠心分離作用を利用することにより、特別な動力を要することなく、また、より少ない水量で効率的に素早く洗米を行うことができるようにした洗米機を開発した(特許文献11)。この洗米機は、主として一般家庭用で用いることを想定した比較的小容量のもので、洗浄対象の米穀量は大略1.5kg程度以下であることが想定されていた。
【特許文献1】
特公昭61−7101号公報
【特許文献2】
実開昭53−124163号公報
【特許文献3】
特開昭56−76262号公報
【特許文献4】
特開昭56−75124号公報
【特許文献5】
実開昭56−176651号公報
【特許文献6】
特許98572号(特公昭7−2248号)公報
【特許文献7】
実公昭40−35747号公報
【特許文献8】
特公昭54−8740号公報
【特許文献9】
実開平1−128730号公報
【特許文献10】
特開平7−116527号公報
【特許文献11】
特許第2899579号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えばレストランや給食施設などで、業務として洗米・炊飯が行われる場合には、少なくとも約3kg程度以上の米穀を一度に洗米することが求められる。このような場合、遠心力と遠心分離作用を利用した上記従来の洗米機を大型化して対応することが考えられるが、本願出願人が種々実験を重ねたところ、上記の機構のものを単に大型化しても、大略3kg程度以上の大容量が要求される業務用の洗米機としての十分な洗米効果を得ることが、なかなかに難しいことが判った。すなわち、約3kg以上もの米を容器内に入れた状態で、水流を水平面内で高速回転させることは、一般に、水道の水圧だけでは無理であった。
【0008】
尚、かかる洗米機で実現された洗浄機構は、米穀類のみならず、他の粒状物、あるいは、例えば小物のナットなど、軽量でサイズも比較的小さい機械部品等の洗浄にも適用できるものであるが、洗浄対象物が異なっても、ある程度以上大量になるとやはり同様の問題が生じることも判った。
【0009】
そこで、この発明は、特別な動力を要することなく、また、より少ない液量で効率的に素早く大量の洗浄対象物を洗浄することができる洗浄装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、上述の技術的課題に鑑みて種々考案および実験を重ねた結果、上記の目的を達成するためには、洗浄対象物がある程度以上大量であっても、容器の中で全ての洗浄対象物が互いに効率良くこすり合うように満遍なく洗浄対象物を動かすことと、洗浄対象物から洗い落とされた剥離物をできるだけ素早く当該洗浄対象物から分離させることが重要であることを見出した。そして、かかる技術的思想を具現化したものとして、以下に述べるような本願発明を完成させるに至ったものである。
【0011】
本発明に係る洗浄装置は、次のような特徴を備えている。
まず、上述のように、大量の洗浄対象物(例えば、米穀類の場合であれば大略3kg以上)を容器に入れて水を水平に高速回転させることは、水道の水圧だけでは無理であるので、例えば容器の底部を絞り込む等して、容器の底壁部に壁面に沿って伸長する溝状部を形成しておき、この溝状部の一端側から他端側に向かって気体および液体の少なくとも何れか一方を噴射する噴射装置を設ける。また、容器の側壁部には、上記溝状部に洗浄対象物を案内する案内傾斜部を形成しておく。
【0012】
そして、容器内に洗浄対象物を投入した後、上記噴射装置を作動させて溝状部の一端側から他端側に向かって気体及び/又は液体(つまり、噴射流体)を噴射する。これにより、溝状部内で洗浄対象物どうしが摩擦されながら、また、洗浄対象物が溝状部の壁面に擦られながら、溝状部の他端側に高速で移動し、更に、容器の側壁部に沿って、その内壁面に擦られながら容器上部に送られる。その結果、溝状部内に位置していた洗浄対象物は、洗浄対象物どうし並びに溝状部壁面及び側壁部内壁面との摩擦作用によって洗浄され、また、洗い落とされた剥離物と当該洗浄対象物とは、噴射装置からの気体及び/又は液体の噴射作用によって素早く分離される。
【0013】
溝状部内の洗浄対象物が移動した後には、溝状部よりも上方に位置していた洗浄対象物が、容器の側壁部に設けられた上記案内傾斜部で案内されて溝状部内に流れ込む。この動きが連続的に繰り返されることにより、溝状部内の洗浄対象物が洗浄されながら容器の上部に向かって移動すると共に、溝状部よりも上方に位置していた洗浄対象物が順次溝状部内に流れ込み、容器内の全ての洗浄対象物が、容器の下側から順次、満遍なく洗浄される。
【0014】
すなわち、洗浄対象物がある程度以上大量であっても、容器の中で全ての洗浄対象物が互いに効率良くこすり合うように満遍なく洗浄対象物を動かすことができ、しかも、洗浄対象物から洗い落とされた剥離物を素早く当該洗浄対象物から分離させることができ、高い洗浄効果を得ることができるのである。
【0015】
以上の洗浄機能をより向上させるためには、上記溝状部が、その伸長方向に略直交する側壁部の壁面に沿って延長された延長部を有していることが好ましい。このような延長部を設けることにより、延長された溝状部内での洗浄対象物どうしの摩擦作用および洗浄対象物と溝状部壁面との摩擦作用により、洗浄効果がより高められる。また、この場合、容器の底壁部と上記側壁部とをなだらかな曲面状に接続しておくことにより、単に溝状部を延長することによる洗浄効果の向上のみならず、洗浄対象物が遠心力の作用でより強く曲面状の壁面に押し付けられ、より一層効率良く洗浄することが可能になる。
【0016】
上記容器の上部には、気体および液体は通過させるが、洗浄対象物の通過を阻止する濾過部が設けられていることが好ましい。このような濾過部を容器の上部に設けておくことにより、洗浄対象物を洗浄し容器の上部に移動させて用済みとなった噴射流体のみを、迅速に容器外部に流出させ排出することができる。
【0017】
また、上記容器の外部には、当該容器を側壁部の外面から支持する支持脚が設けられることが好ましく、該支持脚の基端部が容器の底壁部の最下部よりも下方に位置するように設定されていることがより好ましい。上記支持脚を設けることにより、容器を安定して支持することができる。また、支持脚の基端部と容器底壁部の最下部との位置関係を上記のように設定することにより、容器を容易に傾けることが可能になる。このためには、底壁部の伸長方向における略中央部に対応する箇所に支持脚を設けることが、特に好ましい。
【0018】
洗浄対象物が比較的重く洗い落とされた剥離物が比較的軽い場合には、洗浄された対象物は容器の比較的下部に沈殿し剥離物は容器の比較的上部に浮上分離されるので、容器を噴射ノズルの設置側に傾けることにより、洗浄対象物は容器下部に沈殿したままで、使用済みの噴射流体および剥離物は噴射ノズル設置側の容器上部より流出する。従って、この場合、濾過部を設ける必要はない。一方、洗浄完了後については、容器を上記と反対側(つまり、溝状部の伸長方向と略直交する側壁部側)に傾けることにより、洗浄対象物と使用済みの流体とは上記側壁部の内壁面に沿って容器の外側へ放出される。従って、洗浄対象物を容器外部に運び出すための特別な機構や装置は必要がない。
【0019】
上記洗浄装置の洗浄機能を更に向上させるためには、上記噴射装置が、液体供給源に接続されて液体を噴射する噴射ノズルと、該噴射ノズルの噴射口の近傍に気体を供給する気体供給機構とを備えていることが好ましい。かかる構造の噴射装置を用いた場合、特に、ノズルの噴射口を液面下に位置設定することにより、液体(例えば水)と同時に気体(例えば空気)を巻き込んで噴射させ、微細気泡を発生させることができる。かかる微細気泡の発生により、洗浄力を高めると共に、洗い落とされた剥離物をより効果的に浮上分離させることが可能になる。
【0020】
上記噴射装置の容器への装着をより容易で確実なものとするために、洗浄装置の容器に、噴射装置の少なくとも噴射ノズルを収容する収容部を設け、該収容部に、噴射ノズルをその噴射口が容器の溝状部に指向するように位置決めする位置決め部を設けておくようにしても良い。この場合、噴射装置の少なくとも噴射ノズルを容器の収容部に収容させて装着することで、特別な調節等の操作を行う必要なく、噴射ノズルの噴射口が容器の溝状部に指向するように、確実に位置決めされる。
【0021】
上記洗浄装置は、米穀類を洗浄する、所謂、洗米機として使用された場合、洗浄対象たる米穀がある程度以上大量であっても、容器の中で全ての米粒が互いに効率良くこすり合うように満遍なく米粒を流動させ、しかも、米粒から洗い落とされた米糠を素早く分離させることができる。
【0022】
このような洗浄装置は、米穀類のみならず、他の粒状物、あるいは、例えば小物のナットなど、軽量でサイズも比較的小さい機械部品等の洗浄にも、有効に適用することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、主として洗米機に適用した場合を例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
[実施例1]
まず、本発明の実施例1について説明する。
図1,図2及び図3は、実施の形態1に係る気液噴射装置を備えた洗米機の平面説明図,部分的に断面表示した正面説明図および側面説明図であり、図2は図1におけるY2−Y2線に沿った部分断面図、また、図3は図1におけるY3−Y3矢印方向からの矢視図である。
【0025】
これらの図に示すように、本実施例に係る洗米機M1は、底壁部5と4面の側壁部12(12A〜12D)とを主要部として構成された鍋状の容器T1を備えている。該容器T1は、その側壁部12(12A〜12D)が例えば平面視で略矩形状に配置されると共に、長手方向(図1及び図2における左右方向)に沿った縦断面(図2及び図3における上下方向の断面)の周縁形状が概略的にU字形をなす鍋状に形成されている。
【0026】
上記容器T1には、例えば側壁部12B,12Dの外面から当該容器T1を支持する複数(例えば4本)の支持脚3が設けられ、各支持脚3の基端部は容器T1の底壁部5の最下部の下面と面一または該下面よりも若干上方に位置するように設定されている。また、本実施の形態では、上記各支持脚3は、容器T1の長手方向について偏った箇所、つまり、長手方向における中央よりも側壁部12A或いは12Cにかなり近い箇所に位置設定されている。容器T1は、これら支持脚3,…,3により、基台K上に安定して支持されている。
【0027】
上記底壁部5には、例えば、長手方向に沿った一対の側壁部12B,12Dの少なくとも下半部を傾斜状に絞ることにより(例えば、側面視で略アルファベット文字のV字状に)、底壁面5fに沿って容器T1の長手方向に伸長する溝状部5gが形成されている。また、下半部が上記一対の側壁部12B,12Dの傾斜状に絞られた下半部の内壁面は、洗浄対象物としての米粒を上記溝状部5gに案内する案内傾斜部12f,12fを構成している。
【0028】
また、上記溝状部5gの伸長方向(容器T1の長手方向)に略直交する側壁部12Cには、その内壁面に沿って上記溝状部5gを延長した延長溝部12Cgが形成されている。該延長溝部12Cgは、図1から分かるように、側壁部12Cの内壁面を曲面の凹状に掘り込んで形成されている。尚、図2から良く分かるように、容器T1の底壁部5と上記側壁部12Cとはなだらかな曲面状に接続されており、従って、底壁部5の溝状部5gと側壁部12Cの延長溝部12Cgもなだらかな曲面状に接続されている。
【0029】
上記容器T1の側壁部12Aには、底壁部5の溝状部に気体及び/又は液体を噴射する噴射装置F1が取り付けられている。該噴射装置F1は、後述する実施例の参考例1〜4に示した気液同時噴射タイプのものと同様の基本構成を備え同様の作用をなすものである。但し、本実施例においては、その噴射ノズル8を含む先端の噴射機構部分が本体部分から略直角に曲折されており、気体及び液体は略水平方向に噴射されるように構成されている。
【0030】
この噴射装置F1は、その構造および作用の詳細については後述する噴射装置についての実施例の参考例で説明するが、給水ホース6を介して液体供給源としての水道配管(不図示)に接続された噴射ノズル8と、該噴射ノズル8の噴射口9の近傍に気体(エア)を供給するエア供給機構7とを備えている。尚、上記給水ホース6は、噴射装置F1の管状本体Fb1の中空内部を挿通して延設されている。
尚、かかる噴射装置F1の主要部および上記容器T1の材料としては、例えば鋼などの金属材料が好適に用いられるが、この代わりに、合成樹脂材料等の他の種類の材料を適用することも可能である。
【0031】
本実施例では、噴射装置F1は、容器T1の外部から取り付けられている。すなわち、噴射装置F1の管状本体Fb1の上部は、容器T1の側壁部12Aの上端に設けられたフランジ部12Ahの取付穴を嵌挿して固定され、管状本体Fb1の下端側は、上述のように、略直角に折り曲げられており、この折り曲げられた部分が、容器T1の側壁部12Aの下端近傍に設けた穴部を嵌挿して固定されている(図2参照)。尚、この管状本体Fb1の下端側の取付部は、具体的には図示しなかったが、公知の方法により液密または気密にシールされている。
【0032】
略直角に折り曲げられた上記管状本体Fb1の下端部分は、容器T1の底壁部5上に位置している。そして、管状本体Fb1は、その上端部が、係止クリップQ1を用いて容器T1の側壁部12Aの上端部に係止されることにより、容器T1の側壁部12Aに取り付けられている。尚、この代わりに、ネジ止め等の手段により、管状本体Fb1を容器T1に取り付けるように構成することもできる。
管状本体Fb1を以上のようにして側壁部12Aに取り付けて固定することにより、噴射ノズル8は、底壁部5の溝状部5gの一端側から他端側に向かって水および空気を噴射するようにセットされる。
【0033】
本実施例では、上述のように気液同時噴射タイプの噴射装置F1が採用されており、その噴射ノズル8は、容器T1の最下部近傍で底壁部5の溝状部5gの一端側に位置設定されているので、洗米機M1の作動時には、ノズル8の噴射口9は常に水面下に位置することになる。噴射ノズル8は、水と同時にエアを巻き込んで噴射し、水流中に微細気泡を発生させることができ、こうして発生した微細気泡を水流と共に噴射する。この場合、エアを加圧する加圧装置や加圧のための動力等は不要である。
また、上記容器T1の上部には、気体および液体は通過させるが、洗浄対象物たる米粒の通過を阻止する濾過部4(例えば図4参照)が設けられており、米粒を洗浄し使用済みとなった噴射流体のみを、迅速に容器T1の外部に流出させ排出することができるようになっている。
【0034】
次に、以上のような構成を備えた洗米機M1の作動について説明する。
まず、容器T1内に洗浄対象物としての米を投入した後、上記噴射装置F1を作動させて底壁部5の溝状部5gの一端側から他端側に向かって噴射流体(つまり、微細気泡を含んだ水流)を噴射する。上記噴射装置F1は、給水ホース6の開閉コック(不図示)を単に開操作するだけで噴射作動を行うものである。すなわち、例えばカップリング(不図示)を介して給水ホ−ス6を水道の蛇口(不図示)に繋ぎ蛇口をひねるだけで、噴射ノズル8の噴射口9から噴射流体が勢い良く容器T1の底壁部5に設けられた溝状部5gに噴射される。
【0035】
この噴射装置F1を噴射作動させることにより、溝状部5g内の米は、当該溝状部5g内で米粒どうしが互いに摩擦されながら、また、溝状部5gの壁面に擦られながら、溝状部5gの他端側に向かって(図2における破線矢印H1の方向に)高速で押し流され糠が剥がれ落される。次に、溝状部5g内の米は、溝状部5gの伸長方向に略直交する容器側壁部12Cに形成された延長溝部12Cgに向かって押し流されるが、このとき、容器T1の底壁部5と側壁部12Cとをなだらかに接続する曲面壁部11の壁面に対して、遠心力の作用で強く押し付けられることにより、一層効率良く洗浄される。
【0036】
そして、更に、溝状部5g内にあった米は、側壁部12Cの延長溝部12Cg内で米粒どうしが互いに摩擦されながら、また、延長溝部12Cgの壁面に擦られながら、当該延長溝部12Cgに沿って上昇する(図2における破線矢印H2参照)。この場合、米粒は比較的比重が大きいので直ぐに沈殿し(図2における破線矢印H3参照)、剥ぎ落された米糠は比較的比重が小さいので微細気泡と共に素早く分離されて浮上し、米粒を通さない濾過部4から、とぎ汁として容器T1の外部に排出される。
【0037】
このようにして、容器T1の底壁部5の溝状部5g内に位置していた米は、米粒どうしの摩擦作用、並びに溝状部5gの壁面,底壁部5と側壁部12Cとを繋ぐ曲面壁部11の壁面および延長溝部12Cgの壁面との摩擦作用によって洗浄され、また、洗い落とされた剥離物としての米糠と洗浄対象物としての米粒とは、噴射ノズル8からの水流およびエアの噴射作用、特に、水流に含まれた微細気泡によって、素早く分離される。
米粒は沈殿してしまうので、浮上分離された米糠と微細気泡および水流は、とぎ汁として容器T1の上部より流出する。剥がれた米糠は再び米と混じることはないので、糠が米に吸い込まれない間に米を研ぐことができ、美味しいご飯を炊くことができる。
【0038】
底壁部5の溝状部5g内の米が移動した後には、溝状部5gよりも上方に位置していた米が、容器T1の側壁部12B,12Dに形成された案内傾斜部12fで案内されて溝状部5g内に流れ込む(図3における破線矢印J1参照)。この動きが連続的に繰り返されることにより、溝状部5g内の米が洗浄されながら容器T1の上部に向かって移動すると共に、溝状部5gよりも上方に位置していた米が順次溝状部5g内に流れ込み、容器T1内の全ての米が、容器T1の下側から順に満遍なく洗浄される。
すなわち、洗浄対象たる米がある程度以上大量であっても、容器T1の中で全ての米が、米粒どうし及び壁面と効率良く擦り合うように満遍なく米を動かすことができ、しかも、米粒から洗い落とされた米糠を素早く分離させることができ、短時間で高い洗浄効果を得ることができるのである。
【0039】
以上のような構造と機能によって、市中の水道水の水圧を利用するだけで、他の動力源を用いることなく、約5kg程度までの大量の米を研ぐことができる高性能の洗米機M1を完成することができた。
美味しいお米の炊き方は米を研ぐ技術(つまり、洗米技術)に大きく依存すると言われており、米糠の臭いが米に移らないうちに素早く洗米することが重要である。本実施の形態に係る洗米機を使うことによって、誰もが良好な洗米を行うことができ、美味しいお米を炊くことができるようになる。すなわち、炊飯の品質管理を比較的容易に行うことができ、品質向上にも資することができる。
【0040】
また、本実施例に係る洗米機M1によれば、冬場など特に水が冷たいときでも、水の中に手を入れる必要はなく、冬場の冷たい米研ぎ作業から解放される。更に、市中の水道の水圧を利用するだけで、人手も電気も使わずに、比較的大量(例えば、3kg以上)の米を研ぐことができ、また、比較的簡単な構成でサイズもコンパクトにできるので、余り広いスペースは不要で、比較的小さな店でもスペース的に大きな負担を伴うことなく設置することができる。
【0041】
[実施例2]
次に、本発明の実施例2について説明する。尚、以下の説明において、上述の実施例1における場合と、基本的に同様の構成を備え同様の作用をなすものには、同一の符号を付すことにより、それ以上の重複した説明は省略する。
この実施例2は、主として、噴射装置を容器の内部に設けた点と、支持脚を支点として容器を容易に傾けることができるようにした点において、上述の実施例1と相違している。
【0042】
図4,図5及び図6は、実施例2に係る洗米機の平面説明図,部分的に断面表示した正面説明図および側面説明図であり、図5は図4におけるY5−Y5線に沿った部分断面図、また、図6は図4におけるY6−Y6矢印方向からの矢視図である。
これらの図に示すように、本実施の形態に係る洗米機M2では、噴射装置F2の管状本体Fb2は、容器T2の側壁部12Aの内壁面に沿うようにして配設されている。また、実施の形態1における場合と同様に略直角に折り曲げられた管状本体Fb2の下端部分は、容器T2の底壁部5上に位置している。そして、管状本体Fb2は、その上端部が、係止クリップQ2を用いて容器T2の側壁部12Aの上端部に係止されることにより、容器T2の側壁部12Aに取り付けられている。尚、上記係止クリップQ2は、より好ましくは、ある程度の弾性を有する材料(例えば、合成樹脂材料)を用いて製作されている。
【0043】
この場合には、噴射ノズル8から水流およびエアが噴射された際の噴射反力は、管状本体Fbを介して容器T2の側壁部12Aで直接に受け止められる。従って、ノズル8が噴射作動した際の噴射反力の作用に対して、管状本体Fb2を確実に支持することができる。また、管状本体Fb2を容器T2に取り付けるに際して、実施の形態1における場合のように、側壁部12Aの下部およびフランジ部12Ahに取付穴を設ける必要は無く、また、側壁部12Aの下部における取付部にシール機構を設ける必要も無い。更に、噴射装置F2の容器T2に対する取付/取り外しも容易である。従って、一つの噴射装置F2で、複数の容器T2を順次使用して洗米することも容易に行える。
【0044】
また、本実施例に係る洗米機M2では、例えば側壁部12B,12Dの外面から容器T2を支持する一対の支持脚3が設けられ、各支持脚3の基端部は容器T2の底壁部5の最下部の下面よりも所定量だけ上方に位置するように設定されている。上記一対の支持脚3は、容器T2の長手方向(つまり、底壁部5の溝状部5gの伸長方向)における略中央部に設置されている。
容器T2の支持構造をかかる構造とすることにより、上記支持脚3の基端部を支点として、容器T2をその長手方向に容易に傾斜させることができる。
【0045】
洗浄された米粒は容器T2の比較的下部に沈殿し、米粒から剥離した米糠は容器T2の比較的上部に浮上分離されるので、図5において矢印N1で示すように、容器T2を噴射装置F2の設置側が低くなるように傾けることにより、米粒は容器T2の下部に沈殿したままで、使用済みの噴射流体および米糠(つまり、とぎ汁)は噴射装置設置側の容器上部から流出する。この場合には、実施例1における場合のように、容器T2の上部に濾過部4を設ける必要は特にない。
【0046】
一方、洗米完了後については、図5において矢印N2で示すように、容器T2を上記と反対側(つまり、底壁部5の溝状部5gの伸長方向と略直交する側壁部12C側)に傾けることにより、米粒と使用済みの流体とは上記側壁部12Cの内壁面に沿って容器T2の外側へ放出される。従って、洗浄済みの米を容器1の外部に運び出すための特別な機構や装置は必要がない。
【0047】
すなわち、本実施例に係る洗米機M2によれば、基本的には実施例1における場合と同様の作用効果を奏することができ、しかも、その上、洗米する間は容器T2を噴射装置F2の設置側が低くなるように傾けておき、洗米が終わると、反対に容器T2を側壁部12C側が低くなるように傾けるだけで、洗浄された米をザルや炊飯器等に移し替えることができるので、特に移し替える装置を設けなくてもよい。また、濾過部4を設ける必要が無いのでコストも低減でき、しかも、操作が簡単で使い易い。
【0048】
[実施例3]
次に、本発明の実施例3について説明する。
この実施例3は、主として、噴射装置からの噴射流体の噴射方向が異なる点において、上述の実施例1と相違している。
図7,図8及び図9は、実施例3に係る洗米機の平面説明図,部分的に断面表示した正面説明図および側面説明図であり、図8は図7におけるY8−Y8線に沿った部分断面図、また、図9は図7におけるY9−Y9矢印方向からの矢視図である。
【0049】
これらの図に示すように、本実施例に係る洗米機M3では、噴射装置F3の管状本体Fb3は、その先端側が折り曲げられておらず、真直した直管で形成されており、その下端側が側壁部12Aの内壁面にほぼ接した状態で、上端側が係止クリップQ3によって容器1の上端側に係止されている。噴射ノズル8は、この管状本体Fb3の上端部に固定され、その噴射口9は、管状本体Fb3の真直した軸線方向に沿った方向に(つまり、略下方に)向けられている。
【0050】
また、本実施例では、より好ましくは、容器T3は縦断面の周縁形状が略半円に近い鍋状に形成されており、底壁部5の溝状部5gの伸長方向(容器1の長手方向)に略直交する側壁部12A及び12Cは、側壁部12Cだけでなく、これと対向する側壁部12Aも、曲面壁部11’で容器T3の底壁部5となだらかな曲面状に接続されている。
従って、噴射ノズル8から略下方に向かって噴射された流体は、図8において矢印H1’,H1,H2で示されるように、側壁部12A,曲面壁部11’,底壁部5の溝状部5g,曲面壁部11及び側壁部12Cの各壁面に沿って移動し、上記溝状部5gの米は、この噴射流体により各壁面に沿って押し流され洗米される(図8における破線矢印H1〜H3参照)。
【0051】
この場合、基本的には実施例1における場合と同様の作用効果を奏することができ、その上、噴射装置F3及びその取付構造を簡略化することができる。また、好ましくは、実施例1における場合と同様に、側壁部12Cに、その内壁面に沿って底壁部5の溝状部5gを延長した延長溝部12Cgを設けることにより、更に好ましくは、噴射装置F3の管状本体Fb3の下端が接している側壁部12Aの内壁面にも同様の延長溝部を設けることにより、洗米効果をより一層高めることができる。
【0052】
[実施例4]
次に、本発明の実施例4について説明する。
この実施例4も、実施例3と同じく、噴射装置からの流体噴射方向が略下方に向けられたものであるが、管状本体内でのノズル取付位置が異なる点において、上述の実施例3と相違している。
【0053】
図10は、実施例4に係る洗米機の部分的に断面表示した正面説明図である。この図に示すように、本実施例に係る洗米機M4では、実施例3における場合と同様に、噴射装置F4の管状本体Fb4は、その先端側が折り曲げられておらず、真直した直管で形成されており、そのほぼ全体が側壁部12Aの内壁面にほぼ接した状態で、上端側が係止クリップQ4によって容器T4の上端側に係止されている。但し、噴射ノズル8は、実施の形態3における場合と違って、管状本体Fbの下端部に固定されている。尚、上記係止クリップQ4は、実施例2で用いたものと同様のものである。
【0054】
この場合には、基本的には実施例3における場合と同様の作用効果を奏することができ、その上、噴射ノズル8の噴射口9がより下方に位置し、洗米機M4の作動時には、噴射口9から水面までの距離がより短くなるか、若しくは噴射口9が水面下に位置するので、より良好な噴射作用を得ることができる。特に、射口9が水面下に位置するように設定することにより、エアを巻き込みながら水流を噴射することで微細気泡をより効率良く生じさせ、洗米効果を高めることが可能になる。
【0055】
[実施例5]
次に、本発明の実施例5について説明する。
この実施例5は、噴射装置を容器へ装着する際に、噴射ノズルの噴射口の向きを容易かつ確実に設定できるようにした洗米機の容器に関するものである。
【0056】
図11は実施の形態5に係る洗米機の容器の平面説明図、図12は図11におけるY12−Y12矢印方向からの矢視図で上記容器の正面説明図、図13は図11におけるY13−Y13矢印方向からの矢視図で上記容器の右側面説明図、図14は図11におけるY14−Y14矢印方向からの矢視図で上記容器の左側面説明図、図15は図12におけるY15−Y15矢印方向からの矢視図で上記容器の底面説明図、また、図16は上記容器を底面側から見て示した斜視図である。
【0057】
これらの図に示すように、本実施例に係る洗米機M5の容器T5では、噴射装置F5の容器T5への装着をより容易なものとするために、容器T5の底壁面5fに設けた溝状部5gの一端側の壁部、例えば側壁部12Aに、噴射装置F5の少なくとも噴射ノズル(不図示)、より好ましくは、噴射ノズルを含む管状本体Fb5を収容できるように、上下方向へ延びる噴射装置収容部18が設けられている。
この噴射装置収容部18は、側壁部12Aの内壁面を、管状本体Fb5の外周部に対応するように、平面視で略凹状に窪ませて形成した本体収容部18bを備えている。そして、この本体収容部18bから管状本体Fb5を上方から挿入することにより、該管状本体Fb5を本体収容部18bに収容させ、容器T5に対して容易に装着できるようになっている。
【0058】
上記噴射装置収容部18の下部には、より好ましくは、噴射ノズル(不図示)をその噴射口が容器T5の溝状部5gの基端側からその伸長方向に向かって指向するように位置決めする位置決め部19が設けられている。
すなわち、上記本体収容部18bは、その平面視における周縁形状が、管状本体Fb5の外周形状に対応した円形の少なくとも一部を成す円弧状に形成されているのに対して、上記位置決め部19では、その平面視における周縁形状が、例えば、その一側(溝状部5g側)が開口した矩形状または正方形状に形成されている(図15参照)。
【0059】
従って、噴射装置F5の噴射ノズル(不図示)の横断面形状を矩形状または正方形状に形成しておき、且つ、その噴射ノズルの中心軸に直交する方向に開口する噴射口を設けておけば、噴射ノズルをその噴射口が容器T5の溝状部5gの伸長方向に指向するように方位を選んで挿入するだけで、噴射口の正確な位置きめが容易に行える。
【0060】
すなわち、この場合には、噴射装置F5の少なくとも噴射ノズルを容器T5の噴射装置収容部18に収容させて装着することで、特別な調節等の操作を行う必要なく、噴射ノズルの噴射口が容器T5の溝状部5gに指向するように、容易かつ確実に位置決めすることができるのである。かかる位置決め機構としては、以上の構成に限らず、例えば、一方に上下方向へ延びるキー溝を形成し、他方に該キー溝に対応するキー部を設けておくようにしても良い。
尚、噴射ノズルの中心軸に直交する方向に開口する噴射口を備えた噴射装置としては、例えば後述する実施例の参考例4で説明するようなものを好適に用いることができる。
【0061】
[実施例の参考例1]
次に、本発明の実施例の参考例1について説明する。
この実施例の参考例1は、上述の各洗米機M1,M2及びM4(実施の形態1,2及び4)に好適に利用可能な気液噴射装置に関するものである。
図17は実施例の参考例1に係る気液噴射装置の断面説明図、図18は図17における要部Y18を拡大して示す拡大断面説明図、また、図19は図18におけるY19−Y19線に沿った断面説明図である。
【0062】
これらの図に示すように、この気液噴射装置F6は、給水ホース6を介して液体供給源としての水道配管(不図示)に接続された噴射ノズル8と、該噴射ノズル8の噴射口9の近傍に気体(エア)を供給するエア供給機構7とを備えている。尚、上記給水ホース6は、噴射装置F6の管状本体Fbの中空内部を挿通して延設されている。また、上記管状本体Fbの一端側(上端側)には、当該管状本体Fbを所定の取付部に取り付けるための係止クリップQ6が嵌合固定されている。
上記噴射ノズル8の先端側(反ホース6側)には、環状のディスク部10が一体的に設けられており、該ディスク部10の外周部を管状本体Fbの内周部に嵌合させることにより、噴射ノズル8が管状本体部Fbの他端側(下端側)に強固に固定されている。
【0063】
噴射ノズル8の上記ディスク部10には、複数の貫通穴10hが例えば円周等配状に設けられている。換言すれば、管状本体部Fbの内壁とホース6及び噴射ノズル8の外壁とで画成される内部空間14について、噴射ノズル8の噴射口9よりも上流側の空間部14Uと下流側の空間部14Lとが上記ディスク部10によって仕切られることになるが、両空間部14U,14Lは上記貫通穴10hを介して連通している。この貫通穴10hと空間部14Uとが、噴射口9の近傍にエアを供給するエア供給機構7を構成している。
また、該噴射ノズル8の下方には、噴射した水の逆流を防止するために環状の逆流防止壁15が固定されている。かかる逆流防止壁15を設けることにより、噴射ノズル8の噴射効率をより高めることができる。特に、水圧が高いほどより効果的である。尚、該逆流防止壁15の中心の開口は、噴射ノズル8の噴射口9よりも大径に設定されている。
【0064】
以上の構成において、噴射装置F6の給水ホース6を液体供給源としての、例えば水道の蛇口(不図示)に接続し、この蛇口を開くと、水道水がホース6内の液体流路13を通って噴射ノズル8に供給され、噴射口9から水流として高速で噴射される。このとき、管状本体部Fbの内部空間14では、噴射口9からの水流噴射に伴う動圧降下によって、上流側空間14Uから下流側空間14Lに向かってエアが引き込まれて噴射口9の近傍に供給される。そして、このエアが水流に巻き込まれて微細気泡を形成し、こうして発生した微細気泡を包含した水流が噴射されることになる。このような微細気泡は、噴射口9が水面下に位置設定されている場合に、より効果的に発生する。
【0065】
このように、本実施例の参考例に係る気液同時噴射タイプの噴射装置F6によれば、噴射ノズル8は、水と同時にエアを巻き込んで噴射し、水流中に微細気泡を発生させることができる。この場合、エアを加圧する加圧装置や加圧のための動力等は、特に設ける必要はない。
【0066】
[実施の例の参考例2]
次に、本発明の実施例の参考例2について説明する。
この実施例の参考例2も、上述の各洗米機M1,M2及びM4(実施例1,2及び4)に好適に利用可能な気液噴射装置に関するもので、上記実施例の参考例1に係る気液噴射装置の噴射ノズルの一変形例をなすものであり、基本的には、実施例の参考例1に係る気液噴射装置と同様の作用効果を奏することができる。
尚、実施例1,2で説明された噴射装置は、実施例の参考例1,2に示した噴射装置において、噴射ノズル8を含む管状本体2bの先端部分を略直角に折り曲げて略水平にし、容器1の底壁部5の溝状部5gに向けて噴射するようにセットしたものである。
【0067】
図20は実施例の参考例2に係る気液噴射装置の要部としての噴射ノズルを拡大して示す拡大断面説明図、また、図21は図20におけるY21−Y21線に沿った断面説明図である。
この実施例の参考例2に係る気液噴射装置では、噴射ノズル8の噴射口9の先端側(反ホース6側)に設けられた環状のディスク部20には、所定の幅を有する円弧状の貫通穴20hが仕切り壁20pを挟んで例えば円周4等配状に設けられている。噴射ノズル8の噴射口9よりも上流側の空間部14Uと下流側の空間部14Lとが上記ディスク部20によって仕切られるが、両空間部14U,14Lが上記貫通穴20hを介して連通することは、実施例の参考例1における場合と同様である。
【0068】
本実施例の参考例では、上記噴射ノズル8の噴射口9は、上記ディスク部20の仕切り壁20pを延長するようにした設けられた十字状の仕切り壁9pにより、複数(4つ)に分割されている。これにより、水流噴射時に下流側空間部14Lでエアが吸引される際には、水流中にエアがより微細化された状態で巻き込まれることとなり、より多くの微細気泡が発生し、洗浄効果も高くなる。
【0069】
[実施例の参考例3]
次に、本発明の実施例の参考例3について説明する。
この実施例の参考例3は、上述の洗米機M3(実施例3)に好適に利用可能な気液噴射装置に関するものである。
図22は実施例の参考例3に係る気液噴射装置の噴射ノズルを拡大して示す部分断面説明図である。
【0070】
この実施例の参考例3に係る気液噴射装置では、該噴射ノズル8を容器T3(図3参照)の上端側に係止するための係止クリップQ3が噴射ノズル8と一体的に形成されている。尚、この場合には、係止クリップQ3の噴射ノズル8に繋がる上側壁部W3に、噴射口9の近傍にエアを供給する貫通穴W3hが設けられている。
本実施例の参考例では、噴射ノズル8は、図8に示されるように、管状本体Fbの上端部に位置し、容器T3の上端側に固定されることになり、噴射装置及びその取付構造を簡略化することができる。
【0071】
[実施例の参考例4]
次に、本発明の実施例の参考例4について説明する。
この実施例の参考例4に係る気液噴射装置は、噴射ノズルの長手軸と略直交する方向に流体を噴射させる用途に噴射装置が適用される場合において、コンパクトな構成を提供できる気液噴射装置に関するものである。
図23は実施例の参考例4に係る気液噴射装置の要部としての噴射ノズルを拡大して示す拡大断面説明図、また、図24は図23におけるY24−Y24線に沿った断面説明図である。
【0072】
この実施例の参考例4に係る気液噴射装置F9では、噴射ノズル28は上下2段の中空筒状体28a,28cで構成されている。給水ホース6は、上側筒状体28aの鍔部28bに突き当たるまで繋ぎ込んだ上で、押えリング26を装着することにより、上側筒状体28aに接続されている。また、管状本体Fb9の下端側には、噴射ノズル28の下側筒状体28cを収納するノズル保持具27が、例えばネジ機構により固定されている。このノズル保持具27には、その長手軸に略直交する方向に折り曲げるようにして形成されたガイド筒部27dが設けられている。
【0073】
本実施例の参考例では、噴射ノズル28の下側筒状体28cの側壁に、噴射ノズル28の長手軸Lnと略直交する方向に開口するように噴射口29が設けられている。そして、噴射ノズル28の下側筒状体28cを、その長手軸Lnに沿うようにしてノズル保持具27内に上方から差し込んで収納させることにより、噴射口29が上記ガイド筒部27dの中心軸Lgに沿った方向を指向するように、位置決めすることができる。
【0074】
上記噴射口29から水流が噴射される際には、噴射ノズル28の下側筒状体28cの外周部と、これを収納したノズル保持具27の内周部との間隙から、噴射口29の近傍にエアが供給されるようになっている。上記噴射口29は、ガイド筒部27d側から見た場合に、例えば、図24に示されるように、所定幅を有する略十字状に形成されている。噴射口29をかかる形状とすることにより、水流噴射時に噴射口29の近傍でエアが吸引される際には、水流中にエアがより微細化された状態で巻き込まれることとなり、より多くの微細気泡を発生させることができる。
【0075】
噴射口の形状としては、他の種々の形態が考えられる。例えば、図25に示した噴射口31では、噴射ノズル28の下側筒状体28cの側壁に、所定幅を有する2本の平行なスリット状の溝を設けることにより、噴射口31が形成されている。
噴射ノズル28の下側筒状体28cを、その長手軸Lnに沿うようにしてノズル保持具27内に上方から差し込んで収納させる際、下側筒状体28cの下端部分28eの周縁形状と、該部分28eを収納するノズル保持具27の下端部分27eの周縁形状とを、互いに対応する矩形状または正方形状に設定しておくことにより、極めて容易かつ正確に、噴射口29が上記ガイド筒部27dの中心軸Lgに沿った方向を指向するように位置決めすることができる。尚、かかる位置決め機構としては、以上の構成に限らず、例えば、一方に上下方向へ延びるキー溝を形成し、他方に該キー溝に対応するキー部を設けておくようにしても良い。
【0076】
また、上記ノズル保持具27の外形の周縁形状を矩形状または正方形状とすることにより、前述の実施例5に係る容器T5に適用する噴射装置F9として好適な気液噴射装置を提供することができる。この場合には、噴射装置F9の噴射ノズル28の噴射口29が容器T5の溝状部5gの伸長方向に指向するように方位を選んで、管状本体Fb9を噴射装置収容部18に挿入するだけで、特別な調節等の操作を行う必要なく、噴射口29の正確な位置きめが容易に行える。
【0077】
以上のように、本実施例の参考例に係る気液噴射装置F9を用いることにより、噴射ノズル28の長手軸Lnと略直交する方向(軸線Lgの方向)に流体を噴射させるような用途に適用される場合に、管状本体の先端側を曲げ加工等によって折り曲げ成形したものに比して、噴射装置F9をコンパクトなものにでき、スペース効率を高めることができる。
【0078】
以上、説明したように、上述の実施例1〜5に係る洗米機によれば、洗浄対象たる米穀がある程度以上大量であっても、容器の中で全ての米粒が互いに効率良くこすり合うように満遍なく米粒を流動させ、しかも、米粒から洗い落とされた米糠を素早く分離させることができるので、作業者の熟練度に関係無く誰でも、良好な洗米を行うことができる。
尚、上述の実施例1〜5は、本発明に係る洗浄装置を、米穀類を洗浄する、所謂、洗米機に適用した場合についてのものであったが、本発明に係る洗浄装置は、米穀類のみならず、他の粒状物、あるいは、例えば小物のナットなど、軽量でサイズも比較的小さい機械部品等の洗浄にも、有効に適用することができる。
【0079】
また、上述の実施例1〜5では、容器の底壁部5に設けられた溝状部5gは、主として、容器自体を側面視で略V字状等に絞り込むように形成することにより、溝状に形成されたものであったが、溝状部5gの形成方法はこれに限定されるものではなく、例えば切削加工等の機械加工など、他の種々の公知の手法を適用し得るものである。
更に、上述の実施例の参考例1〜4に係る気液噴射装置によれば、液体(例えば水)と同時に気体(例えば空気)を巻き込んで噴射させ、噴射流体中に微細気泡を発生させることができる。
【0080】
このような噴射装置は、上述の洗浄装置の噴射装置として使用することができるのは勿論、一般の洗浄用途にも適用でき、更には、洗浄以外の用途にも有効に適用することができる。例えば、浴槽内に泡(バブル)を発生させてマッサージ効果を得るような場合、或いは汚水処理等において、水中に混入した汚物等を水と分離させる場合などにも効果的である。
【0081】
このように、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではない。また、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更などが可能であることは言うまでもない。
[産業上の利用可能性]
【0082】
以上のように、本発明に係る洗浄装置は、洗浄対象物がある程度以上大量であっても、容器の中で全ての洗浄対象物が互いに効率良くこすり合うように満遍なく洗浄対象物を流動させ、しかも、洗浄対象物から洗い落とされ剥離した剥離物を素早く分離させることができるので、作業者の熟練度に関係無く誰でも、良好な洗浄を行うことができ、米穀類の洗浄のみならず、他の粒状物、あるいは、例えば小物のナットなど、軽量でサイズも比較的小さい機械部品等の洗浄にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る気液噴射装置を備えた洗米機の平面説明図である。
【図2】図1におけるY2−Y2線に沿った部分断面図で、上記実施例1に係る洗米機を部分的に断面表示した正面説明図である。
【図3】図1におけるY3−Y3矢印方向からの矢視図で、上記実施例1に係る洗米機の側面説明図である。
【図4】本発明の実施例2に係る気液噴射装置を備えた洗米機の平面説明図である。
【図5】図4におけるY5−Y5線に沿った部分断面図で、上記実施例2に係る洗米機を部分的に断面表示した正面説明図である。
【図6】図4におけるY6−Y6矢印方向からの矢視図で、上記実施例2に係る洗米機の側面説明図である。
【図7】本発明の実施例3に係る気液噴射装置を備えた洗米機の平面説明図である。
【図8】図7におけるY8−Y8線に沿った部分断面図で、上記実施例3に係る洗米機を部分的に断面表示した正面説明図である。
【図9】図7におけるY9−Y9矢印方向からの矢視図で、上記実施例3に係る洗米機の側面説明図である。
【図10】本発明の実施例4に係る気液噴射装置を備えた洗米機を部分的に断面表示した正面説明図である。
【図11】本発明の実施例5に係る気液噴射装置を備えた洗米機の容器の平面説明図である。
【図12】図11におけるY12−Y12矢印方向からの矢視図で、上記実施例5に係る洗米機の容器の正面説明図である。
【図13】図11におけるY13−Y13矢印方向からの矢視図で、上記実施例5に係る洗米機の容器の右側面説明図である。
【図14】図11におけるY14−Y14矢印方向からの矢視図で、上記実施例5に係る洗米機の容器の左側面説明図である。
【図15】図12におけるY15−Y15矢印方向からの矢視図で、上記実施例5に係る洗米機の容器の底面説明図である。
【図16】上記実施例5に係る洗米機の容器を底面側から見て示した斜視図である。
【図17】本発明の実施例の参考例1に係る気液噴射装置の断面説明図である。
【図18】図17における要部Y18を拡大して示す拡大断面説明図である。
【図19】図18におけるY19−Y19線に沿った断面説明図である。
【図20】本発明の実施例の参考例2に係る気液噴射装置の要部を拡大して示す拡大断面説明図である。
【図21】図20におけるY21−Y21線に沿った断面説明図である。
【図22】本発明の実施例の参考例3に係る気液噴射装置の噴射ノズルを拡大して示す部分断面説明図である。
【図23】本発明の実施例の参考例4に係る気液噴射装置の噴射ノズルを拡大して示す部分断面説明図である。
【図24】上記実施例の参考例4に係る噴射ノズルの噴射口を示す説明図である。
【図25】噴射ノズルの噴射口の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 支持脚
4 濾過部
5 底壁部
5f 底壁面
5g 溝状部
6 給水ホース
7 エア供給機構
8,28 噴射ノズル
9,29 噴射口
12A〜12D (容器の)側壁部
12Cg 延長溝部
18 収容部
19 位置決め部
F1〜F6,F9 気液噴射装置
Fb,Fb1〜Fb5,Fb9 管状本体
T1〜T5 容器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cleaning device capable of cleaning, for example, granular materials such as rice grains or light-weight and small machine parts.In placeRelated.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a kind of washing apparatus, a so-called rice washing machine that can wash granular materials such as rice grains is generally well known. As such a rice washer, various devices have been devised that allow the rice to be washed without getting hands wet with water.
[0003]
For example,
[0004]
Further, for example, as shown in
[0005]
In the rice washing machine according to the above prior art, the equipment becomes large, special power for sending compressed air is necessary, or manual work of stirring with a nozzle is necessary even if the hand is not wet. Is done. Moreover, since the washing rice is likely to be uneven, there is a problem that it takes a lot of water and takes time.
[0006]
Therefore, the applicant of the present application can quickly and efficiently wash the rice without using any special power by using the centrifugal force and the centrifugal separation action as early as possible with the rotating water flow. A rice washing machine was developed (Patent Document 11). This rice washing machine has a relatively small capacity assumed to be used mainly for general households, and it has been assumed that the amount of rice grains to be washed is approximately 1.5 kg or less.
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 61-7101
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 53-124163
[Patent Document 3]
JP-A-56-76262
[Patent Document 4]
JP-A-56-75124
[Patent Document 5]
Japanese Utility Model Publication No. 56-176651
[Patent Document 6]
Japanese Patent No. 98572 (Japanese Patent Publication No. 7-2248)
[Patent Document 7]
Japanese Utility Model Publication No. 40-35747
[Patent Document 8]
Japanese Patent Publication No.54-8740
[Patent Document 9]
Japanese Utility Model Publication No. 1-128730
[Patent Document 10]
JP-A-7-116527
[Patent Document 11]
Japanese Patent No. 2899579
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, for example, when washing rice and cooking rice as a business in a restaurant or a school lunch facility, it is required to wash at least about 3 kg of rice grains at a time. In such a case, it is conceivable to increase the size of the conventional rice washing machine using centrifugal force and centrifugal separation. However, when the applicant of the present application has conducted various experiments, the above mechanism is simply increased in size. It was found that it was difficult to obtain a sufficient rice washing effect as a commercial rice washing machine that required a large capacity of about 3 kg or more. That is, it is generally impossible to rotate the water flow at a high speed in a horizontal plane with about 3 kg or more of rice in the container.
[0008]
The washing mechanism realized by such a rice washer can be applied to washing not only rice grains, but also other granular materials or light-weight and relatively small machine parts such as small nuts. However, even if the objects to be cleaned are different, it has also been found that the same problem occurs when the amount is larger than a certain amount.
[0009]
Accordingly, the present invention provides a cleaning device that can clean a large amount of cleaning object quickly and efficiently with a smaller amount of liquid without requiring special power.OfferIt was made for the purpose of serving.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As a result of repeating various ideas and experiments in view of the technical problems described above, the inventor of the present application has achieved all of the above objects in the container, even if the amount of objects to be cleaned is larger than a certain amount. The present inventors have found that it is important to move the objects to be cleaned evenly so that the objects to be cleaned rub against each other efficiently and to separate the separated objects washed away from the objects to be cleaned from the objects to be cleaned as quickly as possible. The present invention as described below has been completed as an embodiment of the technical idea.
[0011]
The cleaning apparatus according to the present invention has the following features.
First, as described above, it is impossible to put a large amount of cleaning object (for example, approximately 3 kg or more in the case of rice grains) in a container and rotate the water horizontally at high speed only with water pressure of the water supply. For example, by narrowing the bottom of the container, a groove-like portion extending along the wall surface is formed on the bottom wall portion of the container, and the gas and liquid are moved from one end side to the other end side of the groove-like portion. An injection device for injecting at least one of them is provided. In addition, a guide inclined portion for guiding the object to be cleaned is formed in the groove-like portion on the side wall portion of the container.
[0012]
After the object to be cleaned is put into the container, the jetting device is operated to jet gas and / or liquid (that is, jet fluid) from one end side to the other end side of the groove-like portion. As a result, while the objects to be cleaned are rubbed in the groove-shaped portion, and the object to be cleaned is rubbed against the wall surface of the groove-shaped portion, the object moves to the other end side of the groove-shaped portion at a high speed. It is sent to the upper part of the container while being rubbed against the inner wall surface along the part. As a result, the object to be cleaned located in the groove-like part is cleaned by the frictional action between the objects to be cleaned and the wall surfaces of the groove-like part and the inner wall surface of the side wall part. Is quickly separated by the jetting action of gas and / or liquid from the jetting device.
[0013]
After the object to be cleaned in the groove-shaped portion has moved, the object to be cleaned located above the groove-shaped portion is guided by the guide inclined portion provided on the side wall portion of the container and flows into the groove-shaped portion. . By repeating this movement continuously, the object to be cleaned in the groove part moves toward the upper part of the container while being cleaned, and the object to be cleaned located above the groove part is sequentially grooved. It flows into the part, and all objects to be cleaned in the container are evenly cleaned sequentially from the lower side of the container.
[0014]
In other words, even if there is a large amount of objects to be cleaned, the objects to be cleaned can be moved uniformly so that all objects to be cleaned efficiently rub against each other in the container, and the objects to be cleaned are washed off from the objects to be cleaned. The peeled object can be quickly separated from the object to be cleaned, and a high cleaning effect can be obtained.
[0015]
In order to further improve the above-described cleaning function, it is preferable that the groove-like portion has an extension portion extended along the wall surface of the side wall portion substantially orthogonal to the extending direction. By providing such an extension portion, the cleaning effect is further enhanced by the frictional action between the objects to be cleaned in the extended groove-like part and the frictional action between the object to be cleaned and the wall surface of the groove-like part. Further, in this case, by connecting the bottom wall portion of the container and the side wall portion in a gentle curved shape, not only the cleaning effect is improved by simply extending the groove-shaped portion, but also the object to be cleaned is centrifuged. It is more strongly pressed against the curved wall surface by the action of force, and it becomes possible to perform cleaning more efficiently.
[0016]
A gas and liquid are allowed to pass through the upper part of the container, but it is preferable to provide a filtration unit that prevents the object to be cleaned from passing. By providing such a filtration unit at the upper part of the container, only the jetted fluid that has been used after washing the object to be cleaned and moved to the upper part of the container can be quickly discharged and discharged outside the container. it can.
[0017]
Further, it is preferable that a support leg for supporting the container from the outer surface of the side wall portion is provided outside the container, and a base end portion of the support leg is positioned below a lowermost portion of the bottom wall portion of the container. More preferably, it is set as follows. By providing the support legs, the container can be stably supported. Further, the container can be easily tilted by setting the positional relationship between the base end portion of the support leg and the lowermost portion of the container bottom wall as described above. For this purpose, it is particularly preferable to provide a support leg at a location corresponding to the substantially central portion in the extending direction of the bottom wall portion.
[0018]
If the object to be cleaned is relatively heavy and the removed object is relatively light, the object to be washed will settle in the lower part of the container and the separated object will float and separate to the upper part of the container. By tilting the container to the side where the injection nozzle is installed, the object to be cleaned remains precipitated in the lower part of the container, and the used injection fluid and the separated matter flow out from the upper part of the container on the injection nozzle installation side. Therefore, in this case, there is no need to provide a filtration unit. On the other hand, after the cleaning is completed, the object to be cleaned and the used fluid are placed on the side wall portion by tilting the container to the opposite side (that is, the side wall portion side substantially orthogonal to the extending direction of the groove-like portion). It is discharged to the outside of the container along the inner wall surface. Therefore, there is no need for a special mechanism or device for carrying the object to be cleaned out of the container.
[0019]
In order to further improve the cleaning function of the cleaning device, the spray device is connected to a liquid supply source and sprays liquid, and a gas supply mechanism that supplies gas to the vicinity of the spray nozzle Are preferably provided. In the case of using an injection device having such a structure, in particular, by setting the injection port of the nozzle below the liquid surface, gas (for example, air) is entrained and injected simultaneously with the liquid (for example, water) to generate fine bubbles. be able to. Due to the generation of such fine bubbles, it is possible to enhance the detergency and to more effectively float and separate the washed-off exfoliation.
[0020]
In order to make the mounting of the injection device to the container easier and more reliable, the container of the cleaning device is provided with a storage portion for storing at least the injection nozzle of the injection device, and the injection nozzle is injected into the storage portion. You may make it provide the positioning part which positions so that an opening | mouth may face the groove-shaped part of a container. In this case, at least the injection nozzle of the injection device is accommodated and installed in the container accommodating portion so that the injection port of the injection nozzle is directed to the groove-shaped portion of the container without performing any special adjustment operation. Surely positioned.
[0021]
When the washing apparatus is used as a so-called rice washing machine for washing rice grains, even if a large amount of rice grains to be washed is more than a certain amount, all the rice grains are uniformly rubbed against each other efficiently. The rice grains can be made to flow, and the rice bran washed away from the rice grains can be quickly separated.
[0022]
Such a cleaning apparatus can be effectively applied to cleaning not only rice grains but also other granular materials, or machine parts such as small nuts that are light and relatively small in size..
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings, taking as an example a case where the embodiment is mainly applied to a rice washing machine.
[0024]
[Example 1]
First, the present inventionExample1 will be described.
1, FIG. 2 and FIG. 3 are a plan explanatory view, a front explanatory view and a side explanatory view partially showing a cross section of the rice washing machine provided with the gas-liquid injection device according to the first embodiment. 1 is a partial cross-sectional view taken along line Y2-Y2 in FIG. 1, and FIG. 3 is an arrow view from the direction of arrows Y3-Y3 in FIG.
[0025]
As shown in these figures,ExampleThe rice washing machine M1 which concerns on is provided with the pan-shaped container T1 comprised by making the
[0026]
The container T1 is provided with a plurality of (for example, four)
[0027]
For example, by narrowing at least the lower half part of the pair of
[0028]
Further, an extended groove portion 12Cg that extends the
[0029]
An injection device F1 for injecting gas and / or liquid into the groove-like portion of the
[0030]
The injection device F1 is an implementation of the injection device described later for details of its structure and operation.Example referenceAs will be described below, an air is supplied to the
In addition, as a material of the main part of the injection device F1 and the container T1, for example, a metal material such as steel is preferably used, but other types of materials such as a synthetic resin material may be applied instead. Is possible.
[0031]
ImplementationExampleThen, the injection device F1 is attached from the outside of the container T1. That is, the upper portion of the tubular main body Fb1 of the injection device F1 is fixed by inserting and fixing the mounting hole of the flange portion 12Ah provided at the upper end of the
[0032]
The lower end portion of the tubular main body Fb1 bent at a substantially right angle is located on the
By attaching and fixing the tubular main body Fb1 to the
[0033]
ImplementationExampleThe gas-liquid simultaneous injection type injection device F1 is employed as described above, and the
In addition, the upper portion of the container T1 is provided with a filtration unit 4 (see, for example, FIG. 4) that allows gas and liquid to pass therethrough but prevents passage of rice grains that are objects to be cleaned. Only the jetted fluid that has become can be quickly discharged out of the container T1 and discharged.
[0034]
Next, the action | operation of the rice washing machine M1 provided with the above structures is demonstrated.
First, rice as a cleaning object is put into the container T1, and then the spraying device F1 is operated to eject a fluid (that is, a fine fluid) from one end side to the other end side of the
[0035]
By injecting the injection device F1, the rice in the groove-shaped
[0036]
Further, the rice in the groove-shaped
[0037]
Thus, the rice located in the
Since the rice grains are settled, the rice bran, fine bubbles and water flow separated and floated out from the upper portion of the container T1 as scallion juice. The peeled rice bran will not mix with the rice again, so you can sharpen the rice while it is not sucked into the rice and cook delicious rice.
[0038]
After the rice in the groove-
That is, even if the amount of rice to be cleaned is more than a certain amount, all the rice in the container T1 can move the rice evenly so that the rice grains efficiently rub against each other and the wall surface. As a result, the rice bran can be quickly separated, and a high cleaning effect can be obtained in a short time.
[0039]
With the structure and function as described above, a high-performance rice washer M1 that can sharpen a large amount of rice up to about 5 kg without using other power sources, just using the city water pressure. Was able to be completed.
It is said that how to cook delicious rice is highly dependent on rice sharpening technology (that is, rice washing technology), and it is important to wash rice quickly before the smell of rice bran moves to rice. By using the rice washing machine according to the present embodiment, everyone can perform good rice washing and cook delicious rice. That is, the quality control of cooked rice can be performed relatively easily and can contribute to quality improvement.
[0040]
In addition, this implementationExampleAccording to the rice washing machine M1 according to the above, even when the water is particularly cold in winter, it is not necessary to put a hand in the water, and it is freed from the cold rice sharpening work in winter. Furthermore, you can sharpen a relatively large amount (for example, 3 kg or more) of rice without using human power and electricity by using the water pressure of the city's water supply, and it is relatively simple and compact in size. Therefore, a very wide space is unnecessary, and even a relatively small shop can be installed without a large burden in terms of space.
[0041]
[Example 2]
Next, implementation of the present inventionExample2 will be described. In the following description, the above-mentioned implementationExample1 having the same configuration as that of the
This implementationExample2 is mainly described in the point that the injection device is provided inside the container and that the container can be easily tilted with the support leg as a fulcrum.Example1 and different.
[0042]
4, 5 and 6 are implemented.ExampleFIG. 5 is a plan explanatory view, a front explanatory view and a side explanatory view partially showing a cross-section, and FIG. 5 is a partial cross-sectional view taken along line Y5-Y5 in FIG. 4, and FIG. It is an arrow line view from the Y6-Y6 arrow direction.
As shown in these drawings, in the rice washing machine M2 according to the present embodiment, the tubular main body Fb2 of the injection device F2 is disposed along the inner wall surface of the
[0043]
In this case, the jet reaction force when the water flow and air are jetted from the
[0044]
In addition, this implementationExampleIn the rice washing machine M2 according to the above, for example, a pair of
By adopting such a support structure for the container T2, the container T2 can be easily inclined in the longitudinal direction with the base end portion of the
[0045]
The washed rice grains settle in the lower part of the container T2, and the rice bran peeled from the rice grains floats and separates in the upper part of the container T2, so that the container T2 is ejected from the injection device F2 as indicated by an arrow N1 in FIG. By tilting so that the installation side becomes lower, the rice grains remain precipitated in the lower part of the container T2, and the used jet fluid and rice bran (that is, tofu) flow out from the upper part of the container on the injection apparatus installation side. In this case, implementExampleAs in the case of No. 1, it is not particularly necessary to provide the
[0046]
On the other hand, after the completion of the rice washing, as shown by an arrow N2 in FIG. 5, the container T2 is placed on the opposite side (that is, on the side of the
[0047]
That is, this implementationExampleAccording to the rice washing machine M2ExampleIn addition, the same effect as in the case of No. 1 can be obtained, and furthermore, while washing the rice, the container T2 is tilted so that the installation side of the injection device F2 is lowered. Since the washed rice can be transferred to a colander, a rice cooker, or the like simply by tilting so that the
[0048]
[Example 3]
Next, implementation of the present inventionExample3 will be described.
This implementationExample3 is the above-mentioned implementation mainly in that the injection direction of the injection fluid from the injection device is different.Example1 and different.
7, 8 and 9 are implemented.ExampleFIG. 8 is a plane explanatory view, a front explanatory view and a side explanatory view partially showing a cross-section, and FIG. 8 is a partial cross-sectional view taken along line Y8-Y8 in FIG. 7, and FIG. It is an arrow line view from the Y9-Y9 arrow direction.
[0049]
As shown in these figures,ExampleIn the rice washing machine M3 according to the above, the tubular main body Fb3 of the spraying device F3 is formed of a straight straight pipe that is not bent at its tip side, and its lower end side is substantially in contact with the inner wall surface of the
[0050]
In addition, this implementationExampleMore preferably, the container T3 is formed in a pan-like shape in which the peripheral shape of the longitudinal section is substantially semicircular, and is substantially orthogonal to the extending direction of the groove-shaped
Accordingly, the fluid jetted substantially downward from the
[0051]
In this case, basicallyExampleIn addition, the same operational effects as in the case of No. 1 can be obtained, and in addition, the injection device F3 and its mounting structure can be simplified. Also preferably implementedExampleAs in the case of 1, the
[0052]
[Example 4]
Next, implementation of the present inventionExample4 will be described.
This implementationExample4 also implementedExample3, the fluid ejection direction from the ejection device is directed substantially downward, but the above-described implementation is different in that the nozzle mounting position in the tubular body is different.Example3 and different.
[0053]
Figure 10 shows the implementationExampleFIG. 4 is a front explanatory view showing a partial cross section of the rice washing machine according to FIG. As shown in this figure,ExampleIn rice washing machine M4 concerningExample3, the tubular main body Fb4 of the injection device F4 is formed by a straight straight pipe that is not bent at the tip end side, and almost entirely touches the inner wall surface of the
[0054]
In this case, basicallyExampleIn addition, the same operation and effect as in the case of No. 3 can be achieved, and in addition, the
[0055]
[Example 5]
Next, implementation of the present inventionExample5 will be described.
This implementationExampleNo. 5 relates to a container of a rice washer that can easily and surely set the direction of the injection port of the injection nozzle when the injection device is attached to the container.
[0056]
11 is a plan view of the container of the rice washing machine according to
[0057]
As shown in these figures,ExampleIn the container T5 of the rice washing machine M5 according to the above, in order to make the mounting of the injection device F5 to the container T5 easier, a wall portion on one end side of the groove-shaped
The injection
[0058]
More preferably, an injection nozzle (not shown) is positioned at the lower portion of the injection
That is, the peripheral portion of the main
[0059]
Therefore, if the cross-sectional shape of the injection nozzle (not shown) of the injection device F5 is formed in a rectangular shape or a square shape, and an injection port that opens in a direction orthogonal to the central axis of the injection nozzle is provided. The injection nozzle can be accurately positioned simply by selecting and inserting the injection nozzle so that the injection nozzle is oriented in the extending direction of the
[0060]
In other words, in this case, at least the injection nozzle of the injection device F5 is accommodated and mounted in the injection
In addition, as an injection apparatus provided with the injection port opened in the direction orthogonal to the central axis of an injection nozzle, implementation mentioned later is carried out, for example.Example reference 4Those described in the above can be suitably used.
[0061]
[ImplementationExample reference 1]
Next, implementation of the present inventionExample reference 1Will be described.
This implementationExample reference 1Is related to the gas-liquid jetting apparatus which can be suitably used for each of the above-described rice washing machines M1, M2 and M4 (
Figure 17 shows the implementationExample reference 1FIG. 18 is an enlarged sectional explanatory view showing an enlarged main part Y18 in FIG. 17, and FIG. 19 is a sectional explanatory view taken along the line Y19-Y19 in FIG. .
[0062]
As shown in these drawings, the gas-liquid injection device F6 includes an
An
[0063]
The
An annular
[0064]
In the above configuration, when the
[0065]
In this way, this implementationExample referenceAccording to the gas-liquid simultaneous injection type injection device F6 according to the above, the
[0066]
[ImplementationExample reference 2]
Next, implementation of the present inventionExample reference 2Will be described.
This implementationExample reference 2Also, each rice washing machine M1, M2 and M4 mentioned aboveExampleThe present invention relates to a gas-liquid injection device that can be suitably used for 1, 2 and 4)Example reference 1This is a modification of the injection nozzle of the gas-liquid injection device according to theExample reference 1The same effect as the gas-liquid injection device concerning can be produced.
ImplementationExampleThe injection device described in 1 and 2 is implementedExample reference example 1, 2In the injection apparatus shown in FIG. 1, the tip of the tubular body 2b including the
[0067]
Figure 20 shows the implementationExample reference 2FIG. 21 is an enlarged cross-sectional explanatory view showing an enlarged injection nozzle as a main part of the gas-liquid injection apparatus according to FIG. 21, and FIG. 21 is a cross-sectional explanatory view taken along line Y21-Y21 in FIG.
This implementationExample reference 2In the gas-liquid injection device according to the above, the
[0068]
ImplementationExample referenceThen, the
[0069]
[ImplementationExample reference 3]
Next, implementation of the present inventionExample reference 3Will be described.
This implementationExample reference 3The above mentioned rice washer M3 (implementedExampleThe present invention relates to a gas-liquid injection device that can be suitably used for 3).
Figure 22 shows the implementationExample reference 3It is a partial cross section explanatory drawing which expands and shows the injection nozzle of the gas-liquid injection apparatus which concerns on this.
[0070]
This implementationExample reference 3In the gas-liquid injection device according to the above, a locking clip Q3 for locking the
ImplementationExample referenceThen, as shown in FIG. 8, the
[0071]
[ImplementationExample reference 4]
Next, implementation of the present inventionExample reference 4Will be described.
This implementationExample reference 4The gas-liquid ejecting apparatus according to the present invention relates to a gas-liquid ejecting apparatus that can provide a compact configuration when the ejecting apparatus is applied to a use for ejecting fluid in a direction substantially orthogonal to the longitudinal axis of the ejecting nozzle.
Figure 23 shows the implementationExample reference 4FIG. 24 is an enlarged cross-sectional explanatory view showing an injection nozzle as a main part of the gas-liquid injection device according to FIG. 24, and FIG. 24 is a cross-sectional explanatory view taken along line Y24-Y24 in FIG.
[0072]
This implementationExample reference 4In the gas-liquid injection device F9 according to the above, the
[0073]
ImplementationExample referenceThen, an
[0074]
When a water stream is jetted from the
[0075]
Various other forms can be considered as the shape of the injection port. For example, in the
When the lower
[0076]
Further, by making the peripheral shape of the outer shape of the nozzle holder 27 a rectangular shape or a square shape,ExampleA gas-liquid injection device suitable as the injection device F9 applied to the container T5 according to 5 can be provided. In this case, the orientation is selected so that the
[0077]
As described above, this implementationExample referenceWhen the gas-liquid ejecting apparatus F9 according to the above is used for the purpose of ejecting fluid in a direction substantially perpendicular to the longitudinal axis Ln of the ejection nozzle 28 (direction of the axis Lg), the distal end side of the tubular body Compared to the one formed by bending by bending or the like, the injection device F9 can be made compact and the space efficiency can be improved.
[0078]
As described above, the implementation described aboveExampleAccording to the rice washer according to 1-5, even if the amount of rice grains to be washed is more than a certain amount, the rice grains are uniformly flowed so that all the rice grains rub against each other efficiently in the container, and further washed from the rice grains. Since the dropped rice bran can be quickly separated, anyone can perform good washing regardless of the skill level of the operator.
The above implementationExample1 to 5 are for the case where the cleaning device according to the present invention is applied to a so-called rice washing machine for cleaning rice grains, but the cleaning device according to the present invention is not limited to rice cereals. The present invention can also be effectively applied to the cleaning of machine parts such as light-weight and relatively small size parts such as small nuts.
[0079]
In addition, the above implementationExample1-5, the groove-shaped
In addition, the implementation described aboveExample reference examples 1-4According to the gas-liquid ejecting apparatus according to the present invention, it is possible to generate a fine bubble in the ejected fluid by entraining and ejecting a gas (for example, air) simultaneously with the liquid (for example, water).
[0080]
Such an injection device can be used as an injection device for the above-described cleaning device, can be applied to general cleaning applications, and can also be effectively applied to applications other than cleaning. For example, it is effective when a bubble is generated in a bathtub to obtain a massage effect, or when filth or the like mixed in water is separated from water in sewage treatment or the like.
[0081]
Thus, the present invention is not limited to the above embodiments. In addition, it goes without saying that various improvements or design changes can be made without departing from the scope of the invention.
[Industrial applicability]
[0082]
As described above, the cleaning apparatus according to the present invention evenly flows the cleaning object evenly so that all the cleaning objects efficiently rub against each other in the container, even if the cleaning object is in a large amount to some extent. In addition, since the peeled material that has been washed away from the object to be cleaned can be quickly separated, anyone can perform good cleaning regardless of the skill level of the operator, not only washing rice grains, It is also effective for cleaning other granular materials or machine parts such as small nuts that are light and relatively small in size..
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows the implementation of the present invention.Example1 is an explanatory plan view of a rice washing machine including a gas-liquid injection device according to No. 1;
FIG. 2 is a partial sectional view taken along line Y2-Y2 in FIG.ExampleIt is front explanatory drawing which carried out the cross section display of the rice washing machine which concerns on 1. FIG.
FIG. 3 is an arrow view from the direction of arrows Y3-Y3 in FIG.ExampleIt is side explanatory drawing of the rice washing machine which concerns on 1. FIG.
FIG. 4 Implementation of the present inventionExampleIt is a plane explanatory view of the rice washing machine provided with the gas-liquid injection device concerning 2.
5 is a partial sectional view taken along line Y5-Y5 in FIG.ExampleIt is front explanatory drawing which carried out the cross section display of the rice washing machine which concerns on 2. FIG.
6 is an arrow view from the direction of arrows Y6-Y6 in FIG.ExampleIt is side surface explanatory drawing of the rice washing machine which concerns on 2. FIG.
FIG. 7 shows the implementation of the present invention.Example3 is an explanatory plan view of a rice washing machine including the gas-liquid injection device according to No. 3. FIG.
8 is a partial sectional view taken along line Y8-Y8 in FIG.Example3 is a front explanatory view partially showing a cross section of a rice washing machine according to No. 3. FIG.
9 is an arrow view from the direction of arrows Y9-Y9 in FIG.ExampleIt is side explanatory drawing of the rice washing machine which concerns on 3. FIG.
FIG. 10 shows the implementation of the present invention.ExampleIt is front explanatory drawing which carried out the cross section display of the rice washing machine provided with the gas-liquid injection apparatus which concerns on 4. FIG.
FIG. 11 shows the implementation of the present invention.Example6 is an explanatory plan view of a container of a rice washer equipped with the gas-liquid injection device according to FIG.
12 is an arrow view from the direction of arrows Y12-Y12 in FIG.Example6 is an explanatory front view of a container of a rice washing machine according to FIG.
FIG. 13 is an arrow view from the direction of arrows Y13-Y13 in FIG.Example6 is an explanatory diagram on the right side of the container of the rice washer according to FIG.
14 is an arrow view from the direction of arrows Y14-Y14 in FIG.Example6 is a left side explanatory view of a container of a rice washing machine according to FIG.
15 is an arrow view from the direction of arrows Y15-Y15 in FIG.ExampleFIG. 6 is a bottom view of a container of a rice washer according to FIG.
FIG. 16 Implementation aboveExampleIt is the perspective view which showed the container of the rice washing machine which concerns on 5 seeing from the bottom face side.
FIG. 17 shows the implementation of the present invention.Example reference 1It is a section explanatory view of the gas-liquid ejecting device concerning.
18 is an enlarged cross-sectional explanatory diagram showing an enlarged main part Y18 in FIG.
19 is a cross-sectional explanatory view taken along line Y19-Y19 in FIG.
FIG. 20 shows the implementation of the present invention.Example reference 2It is an expanded sectional explanatory view which expands and shows the principal part of the gas-liquid injection apparatus which concerns on this.
21 is a cross-sectional explanatory view taken along line Y21-Y21 in FIG.
FIG. 22 shows the implementation of the present invention.Example reference 3It is a partial cross section explanatory drawing which expands and shows the injection nozzle of the gas-liquid injection apparatus which concerns on this.
FIG. 23: Implementation of the present inventionExample reference 4It is a partial cross section explanatory drawing which expands and shows the injection nozzle of the gas-liquid injection apparatus which concerns on this.
FIG. 24 Implementation aboveExample reference 4It is explanatory drawing which shows the injection outlet of the injection nozzle which concerns on.
FIG. 25 is an explanatory view showing another example of the injection port of the injection nozzle.
[Explanation of symbols]
3 Support legs
4 Filtration part
5 Bottom wall
5f Bottom wall
5g groove
6 Water supply hose
7 Air supply mechanism
8,28 Injection nozzle
9,29 injection port
12A to 12D (of the container) side wall
12Cg extension groove
18 containment
19 Positioning part
F1-F6, F9 Gas-liquid injection device
Fb, Fb1-Fb5, Fb9 Tubular body
T1-T5 container
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