JP4145967B2 - 駐車車両検出方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラで駐車場の車両を撮影して駐車状況等を検出する方法及び装置に関し、特に夜間において撮影された車両のコントラストを強調すると共にヘッドライト等によるハレーションを抑えることによって車両の検出精度を高めた駐車車両検出方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
夜間において駐車車両を検出する場合に、入射光量を増やすだけではSN比が低下すると同時にハレーションによって車両抽出ができないといった問題がある。そこで、ヘッドライトやテールランプによる輝点情報を利用して車両検出を行う方法が採用されていた。
【0003】
しかし、ヘッドライトやテールランプの情報はスポット的な情報であって、情報量が少ないため、昼間の車両検出に比べて検出精度が低下するといった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題点を解決せんとするものであって、駐車場を撮影した映像を処理し、ハレーションを抑えると共に高SN比の画像を生成することにより、夜間における車両の検出精度を向上させることのできる駐車車両検出方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決せんとするもので、第1の発明は、夜間における車両の検出を行う駐車車両検出方法において、駐車場を撮影した映像信号から低輝度の画素からなる画像を生成し、その画像を時間軸方向に予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで加算した加算画像を画像処理することにより駐車車両を検出する駐車車両検出方法である。
【0006】
第2の発明は、夜間における車両の検出を行う駐車車両検出方法において、駐車場を撮影したR,G,B信号から輝度信号を求め、その輝度信号の値が低輝度の画素に対応した各画素から構成されるR,G,B画像を生成すると共に、前記輝度信号による画像の輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで各R,G,B成分の画像毎に画素を時間軸方向に加算したR,G,B加算画像を画像処理することにより駐車車両を検出する駐車車両検出方法である。
【0007】
第3の発明は、夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、駐車場を撮影する撮影手段と、低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、撮影した映像信号と低輝度画素検出用しきい値とを比較する輝度判定手段と、低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、該加算輝度判定手段によって予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで加算された加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成する駐車車両検出装置である。
【0008】
第4の発明は、夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、駐車場を撮影する撮影手段と、低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、撮影手段からのR,G,B信号を記憶するR,G,B画像記憶手段と、R,G,B信号を輝度信号に変換する輝度変換手段と、輝度変換した輝度変換画像を記憶する輝度変換結果画像記憶手段と、輝度変換画像の輝度値と低輝度画素検出用のしきい値とを比較する輝度判定手段と、低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、上記の低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素に対応したR,G,B画像の各画素を選択するR,G,B画像画素選択手段と、選択した各画素から構成されるR,G,B画像を記憶するR,G,B選択画像記憶手段と、該R,G,B選択画像記憶手段の各R,G,B画像を上記輝度信号の加算輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで時間軸方向に加算するR,G,B画像加算手段と、R,G,B画像加算手段からの加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成する駐車車両検出装置である。
【0009】
第5の発明は、夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、駐車場を撮影する撮影手段と、低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、撮影手段からの輝度信号を記憶する輝度画像記憶手段と、該輝度画像記憶手段の輝度値と低輝度画素検出用のしきい値とを比較する輝度判定手段と、低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、上記の低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素に対応したR,G,B画像の各画素を選択するR,G,B画像画素選択手段と、選択した各画素から構成されるR,G,B画像を記憶するR,G,B選択画像記憶手段と、該R,G,B選択画像記憶手段の各R,G,B画像を上記輝度信号の加算輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで時間軸方向に加算するR,G,B画像加算手段と、R,G,B画像加算手段からの加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成する駐車車両検出装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る駐車車両検出装置の機能ブロック図で、駐車場を撮影する白黒カメラ1と、カメラ1からの映像信号をデジタル信号に変換するAD変換器21と、デジタル信号に変換された画素の濃淡(以下、輝度値と呼ぶ。)からなるフレーム画像を記憶する画像記憶手段22と、低輝度の画素を検出するための低輝度画素検出用しきい値設定手段231と、画像記憶手段22に記憶した画像データと低輝度画素検出用のしきい値とを比較してしきい値以下の輝度の画素からなる画像を出力する輝度判定手段2Aと、出力された画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段24と、輝度判定結果画像記憶手段からの画像データと後述する加算画像記憶手段の画像データの各画素の輝度値を加算する輝度判定結果画像加算手段2Bと、ハレーションを防止するための上限の輝度値を予め設定する高輝度画素上限用しきい値設定手段232と、上記輝度判定結果画像加算手段2Bの加算輝度値と高輝度画素上限用しきい値とを比較する加算輝度判定手段2Cと、上限のしきい値以下の加算画像を記憶する加算画像記憶手段25と、図示しない出力手段を介して出力された加算画像記憶手段の加算画像を画像処理する画像処理手段3とから駐車車両検出装置を構成する。
【0011】
なお、上記の各画素の輝度値の加算は、図8に示すように連続する複数のフレーム画像nの同一位置の画素f(x,y)を時間軸方向に加算することによって行われる。
【0012】
ここで、上記の輝度判定のためのしきい値を設定する方法について図4の度数分布を用いて説明する。ヘッドライト等の高輝度の光がない場合と1台の車両がヘッドライトを点灯した場合の輝度に対する度数分布は、0〜255の階調に対してそれぞれ図4(a),(b)の傾向を示す。図4のグラフから明らかなように、ヘッドライト等が点灯していない場合の駐車場の輝度分布はグラフの左側の低輝度域に集中し、ヘッドライト等が点灯している場合にはグラフの左側の低輝度域と右側の高輝度域に分布する。
【0013】
そして、1台の車両のヘッドライトが点灯しても、高輝度域においてハレーションを生じる輝度値となる。そこで、ハレーションを生じない程度の輝度値A、例えば225を加算輝度上限用しきい値として設定する。
【0014】
一方、低輝度画素検出用しきい値(輝度値B)を、上限のしきい値225に対して少くとも2枚のフレーム画像が加算可能な値(例えば、225/2≒110)に設定する。
【0015】
但し、輝度値Bを設定する方法は、上記のように予め設定する方法に限定されるものでなく、例えば、画像記憶手段に記憶したフレーム画像中の検出エリアの画素の85%以上の画素を含む最大の輝度値B′(B′≦B)をCPUで求め、その輝度値を低輝度画素検出用のしきい値として用いることも可能である。この方法によれば、ヘッドライト等が点灯している場合の画像の加算枚数を増やすことができるため、より鮮明な画像による画像処理が可能となり駐車車両の検出精度が向上する。また、周囲の明るさの変化による影響を受けにくいといった効果がある。
【0016】
次に、本発明の一実施形態を示す図2のブロック図に従い駐車車両検出装置の機器構成を説明する。
本発明に係る駐車車両検出装置は、駐車場を撮影するカメラ1と、車両検出用画像生成部2と、車両を認識するための画像処理部3とに大別される。そして、車両検出用画像生成部2は、カメラ1からの映像信号をデジタル信号に変換するAD変換器21と、デジタル信号に変換された画素の輝度値からなるフレーム画像を記憶する画像メモリ22と、低輝度画素検出用と高輝度画素上限用の各しきい値を記憶する低輝度画素検出用しきい値メモリ231と高輝度画素上限用しきい値メモリ232と、低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像メモリ24と、輝度判定結果画像メモリ24の画像を加算する加算画像メモリ25と、図1に示す輝度判定手段2Aと輝度判定結果画像加算手段2Bと加算輝度判定手段2Cの各処理を実行する画像プロセッサ26と、車両検出用画像を生成するための制御プログラムが記憶された主記憶装置27と、制御プログラムに従い各部を制御するCPU28と、加算処理した画像を画像処理部3に出力する出力部29とから構成されている。
【0017】
ここで、上記の機能ブロック図と機器構成図及び駐車車両検出方法の一実施形態を示すフローチャートに従い、本発明の駐車車両検出装置の動作を説明する。図3において、カメラ1により駐車場の特定の駐車エリアを撮影した映像信号をAD変換器21によりデジタル信号に変換する(ステップS1)。次に、デジタル信号に変換した画素単位の輝度値からなる画像をフレーム単位で画像メモリ22に記憶する(ステップS2)。次に、画像メモリ22に記憶した画像データを読み出し、各画素の輝度値と低輝度画素検出用しきい値メモリ231の輝度値とを輝度判定手段2Aで比較し、しきい値以下の画素からなる画像を出力する(ステップS3)。そして、出力された画像を輝度判定結果画像メモリ24に記憶する(ステップS4)。次に、輝度判定結果画像メモリ24と加算画像メモリ25に記憶した画像データを読み出し、輝度判定結果画像加算手段2Bで同一位置における画素の輝度値を時間軸方向に加算する(ステップS5)。次に、加算した画像の各画素の加算輝度値と高輝度画素上限用しきい値メモリ22のしきい値とを加算輝度判定手段2Cで比較する(ステップS6)。ここで、加算輝度値が上限のしきい値以下と判定された場合には、上記の加算結果を加算画像メモリ25に出力しデータを更新する(ステップS7)。一方、加算輝度値が上限のしきい値より大と判定された場合には、加算画像メモリ25に記憶している画像データを出力部29を介して出力する。また、加算画像メモリ25の画像データを輝度判定結果画像メモリ2Bのデータに更新して加算処理を再スタートさせる(ステップS8)。そして、出力部29から出力された画像データを画像処理部3で処理し、駐車車両を検出する(ステップS9)。また、同時に、車両検出用画像生成処理を継続するか否かを判定し(ステップS10)、継続する場合には上記のステップS1〜S9を繰り返し実行する。
【0018】
なお、上記の車両検出用画像生成の結果について図4を用いて説明すると、図4(a)のような輝度分布を示す場合においては3〜4枚の画像を加算することができるため、照明の暗い位置に駐車した黒い車のように非常に低輝度の車両でも鮮明画像に変換することができる。一方、図4(b)のような輝度分布を示す場合においても最低2枚の画像を加算できると同時に、低輝度部分の輝度値がヘッドライト等により全体に高い輝度に移動するため画像処理に必要な輝度の画像を得ることができる。
【0019】
また、画像処理部3によって駐車車両を検出する方法については、公知の方法を利用すればよいため説明を省略する。
【0020】
(実施形態2)
上記の実施形態は、濃淡(明暗)を表す輝度信号からなる白黒映像信号を利用する方法について説明したが、R,G,B信号を出力するカラーカメラを用いる場合には図5,図6に示す機能ブロック図と機器構成図からなる駐車車両検出装置を用いればよい。また、動作は、図7のフローチャートに示す駐車車両検出方法に従い実行すればよい。
【0021】
ここで、図1,図2と図5,図6との違いについて具体的に説明すると、図5,図6ではカラーカメラ1’からのR,G B信号を各R,G,B成分毎にR,G,B画像記憶手段(メモリ)22’に記憶し、記憶したR,G,B信号を輝度信号に変換する輝度変換手段2Dとその出力を記憶する輝度変換結果画像記憶手段(メモリ)201を備え、上述の低輝度画素検出用しきい値との輝度判定を行う点と、R,G,B画像画素選択手段2EとR,G,B選択画像記憶手段(メモリ)202とR,G,B画像加算手段2F並びにR,G,B加算画像記憶手段(メモリ)203を追加し、各R,G,B成分の画像毎にしきい値以下の輝度判定結果画像の画素に対応する画素の選択,記憶及び画素の加算を前記輝度信号が上限のしきい値になるまで実行し、その加算結果を画像処理する点が異なる。
【0022】
しかし、低輝度の画素を時間軸方向に加算し、加算した画像を処理する部分については、前記の実施形態に同じである。
【0023】
なお、R,G,B信号から輝度信号への変換は、下記の計算式によって実行される。
【0024】
y=0.30r+0.59g+0.1lb
【0025】
但し、y:一画素当りの輝度値,r:R成分の輝度値,g:G成分の輝度値
,b:B成分の輝度値である。
【0026】
上記の式の他に、以下に示す何れかの計算式を利用してもよい。
y=max(r,g,b)
y=(r+g+b)/3
y=〔max(r,g,b)+min(r,g,b)〕/2
【0027】
次に、フローチャート図7に従い、実施形態2の動作について説明する。
カラーカメラ1’で撮影したR,G,B信号をAD変換器21でデジタル信号に変換し(ステップS21)、R,G,B画像メモリ22に記憶する(ステップS22)。次に、R,G,B画像を輝度信号に変換し(ステップS23)、輝度変換結果画像メモリ201に記憶する(ステップS24)。次に、輝度変換結果画像メモリ201に記憶した画像の画素の輝度値と低輝度画素検出用しきい値との輝度の比較を輝度判定手段2Aで実行し、輝度値以下の輝度の画素からなる画像を出力し(ステップS25)、出力した画像データを輝度判定結果画像メモリ24に記憶する(ステップS26)。次に、輝度判定結果画像メモリ24に記憶した画像の画素に対応した各R,G,B画像の画素をR,G,B画像画素選択手段2Eで選択して(ステップS27)、R,G,B選択画像メモリ202に記憶する(ステップS28)。また、輝度判定結果画像メモリ24と加算画像メモリ25から画像データを呼出し、輝度判定結果画像加算手段2Bで同一位置の画素を時間軸方向に加算し(ステップS29)、加算輝度判定手段2Cで加算画像と高輝度画素上限用しきい値メモリ232の輝度値とを比較する(ステップS30)。そして、加算画像の輝度値が上限のしきい値以下と判定された場合には、R,G,B画像加算手段2FでR,G,B選択画像メモリ202とR,G,B加算画像メモリ203に記憶した画像の同一位置における画素の輝度値の加算を実行し(ステップS31)、その加算結果をR,G,B加算画像メモリ203に記憶する(ステップS32)。一方、加算画像の輝度値が上限のしきい値より大と判定された場合には、R,G,B加算画像メモリ203に記憶したR,G,B画像を出力部29を介して画像処理部3へ出力すると共に、加算画像メモリ25とR,G,B加算画像メモリ203の画像データをそれぞれ輝度判定結果画像メモリ24とR,G,B選択画像メモリ202のデータに更新して加算処理を再スタートさせる(ステップS33)。そして、出力部29から出力された画像データを画像処理部3で処理し、駐車車両を検出する駐車車両検出処理を実行する(ステップS34)。また、同時に、車両検出用画像生成処理を継続するか否かを判定し(ステップS35)、継続する場合には上記のステップS21〜S34を繰り返し実行する。
【0028】
なお、上記の実施形態の1,2においては、低輝度域の画素を加算する説明を行ったが、図4(b)のようにヘッドライト等の光源がある場合に、ヘッドライト前方に駐車した車両がA−Bの輝度領域に含まれることによって欠落する場合がある。この種の高輝度光の反射による車両欠落を防止するため、図9に示すような機器構成の駐車車両検出装置としてもよい。この場合には、輝度判定手段2Aにおいて低輝度画素検出用しきい値の輝度判定と同時に高輝度画素上限用(または低輝度画素検出用)しきい値以上の画素の輝度判定を実行し、しきい値以上の画素を含む場合には高輝度画素上限用しきい値以下の画素からなる画像を別の輝度判定結果画像記憶手段24’に記憶する。
【0029】
そして、加算画像記憶手段25から画像処理手段3に出力する前の処理として加算画像と前記の輝度判定結果画像記憶手段24’に記憶した画像を輝度比較判定手段2Gで比較して輝度値の高い値の画素からなる画像を画像処理部3に出力する。なお、この処理は高輝度域の画素を含む1フレーム分の画像入力に対してのみ実行される。
【0030】
更にまた、1フレームからなる画像データを複数に分割(例えば、5×5ブロック)し、局所的なしきい値を設定して画像中のブロック単位の積分を実行することでより高SN比の車両検出用画像を生成することが可能である。
【0031】
また、図10に示すように、カラーカメラから輝度信号とR,G,B信号が出力される場合には、その輝度信号を直接用いて輝度判定を行えばよい。
【0032】
また、上述の実施形態は、カメラからのアナログ映像信号をアナログコンパレータで直接しきい値処理し、その映像信号をAD変換して上述の車両検出用画像生成処理を実行することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、しきい値以下の輝度値の画像データを複数加算して最高のSN比を持つ画像を再生することができる効果を有する。
【0034】
また、積分する前の画像に対してハレーションを除去するしきい値処理を実行したことで、積分後の画像を扱う場合のように拡大したハレーションエリアに車両が飲み込まれて検出不能になるといったことがなく、車両の出入の頻繁な駐車場の車両検出を精度よく安定して実行できるといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車車両検出装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明に係る駐車車両検出装置の一実施形態を示す図である。
【図3】本発明に係る駐車車両検出方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
【図4】夜間の駐車場における、ヘッドライトが点灯されていない場合と点灯されている場合の輝度分布を表す説明図である。
【図5】本発明に係る駐車車両検出装置の別の実施形態を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明に係る駐車車両検出装置の別の実施形態を示す図である。
【図7】本発明に係る駐車車両検出方法の別の実施形態を示すフローチャート図である。
【図8】本発明に係る駐車車両検出装置の別の実施形態を説明するための図である。
【図9】本発明に係る駐車車両検出装置の別の実施形態を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明に係る駐車車両検出装置の別の実施形態を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラ
1’カラーカメラ
2 車両検出用画像生成部
3 画像処理部(画像処理手段)
21 AD変換器
22 画像メモリ(画像記憶手段)
22’ R,G,B画像メモリ(R,G,B画像記憶手段)
24,24’輝度判定結果画像メモリ(輝度判定結果画像記憶手段)
25 加算画像メモリ(加算画像記憶手段)
26 画像プロセッサ
27 主記憶装置
28 CPU
29 出力部
2A 輝度判定手段
2B 輝度判定結果画像加算手段
2C 加算輝度判定手段
2D 輝度変換手段
2E R,G,B画像画素選択手段
2F R,G,B画像加算手段
201 輝度変換結果画像メモリ(輝度変換結果画像記憶手段)
202 R,G,B選択画像メモリ(R,G,B選択画像記憶手段)
203 R,G,B加算画像メモリ(R,G,B加算画像記憶手段)
231 低輝度画素検出用しきい値メモリ(低輝度画素検出用しきい値設定手段)
232 高輝度画素上限用しきい値メモリ(高輝度画素上限用しきい値設定手段)

Claims (5)

  1. 夜間における車両の検出を行う駐車車両検出方法において、駐車場を撮影した映像信号から低輝度の画素からなる画像を生成し、その画像を時間軸方向に予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで加算した加算画像を画像処理することにより駐車車両を検出することを特徴とする駐車車両検出方法。
  2. 夜間における車両の検出を行う駐車車両検出方法において、
    駐車場を撮影したR,G,B信号から輝度信号を求め、その輝度信号の値が低輝度の画素に対応した各画素から構成されるR,G,B画像を生成すると共に、前記輝度信号による画像の輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで各R,G,B成分の画像毎に画素を時間軸方向に加算したR,G,B加算画像を画像処理することにより駐車車両を検出することを特徴とする駐車車両検出方法。
  3. 夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、
    駐車場を撮影する撮影手段と、
    低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、
    撮影した映像信号と低輝度画素検出用しきい値とを比較する輝度判定手段と、
    低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、
    該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、
    該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、
    該加算輝度判定手段によって予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで加算された加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成されることを特徴とする駐車車両検出装置。
  4. 夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、
    駐車場を撮影する撮影手段と、
    低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、
    撮影手段からのR,G,B信号を記憶するR,G,B画像記憶手段と、
    R,G,B信号を輝度信号に変換する輝度変換手段と、
    輝度変換した輝度変換画像を記憶する輝度変換結果画像記憶手段と、
    輝度変換画像の輝度値と低輝度画素検出用のしきい値とを比較する輝度判定手段と、
    低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、
    該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、
    該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、
    上記の低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素に対応したR,G,B画像の各画素を選択するR,G,B画像画素選択手段と、
    選択した各画素から構成されるR,G,B画像を記憶するR,G,B選択画像記憶手段と、
    該R,G,B選択画像記憶手段の各R,G,B画像を上記輝度信号の加算輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで時間軸方向に加算するR,G,B画像加算手段と、
    R,G,B画像加算手段からの加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成されることを特徴とする駐車車両検出装置。
  5. 夜間における車両の検出を行う駐車車両検出装置において、
    駐車場を撮影する撮影手段と、
    低輝度画素検出用と高輝度画素上限用のしきい値をそれぞれ設定するしきい値設定手段と、
    撮影手段からの輝度信号を記憶する輝度画像記憶手段と、
    該輝度画像記憶手段の輝度値と低輝度画素検出用のしきい値とを比較する輝度判定手段と、
    低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素からなる画像を記憶する輝度判定結果画像記憶手段と、
    該輝度判定結果画像記憶手段に記憶された画像を時間軸方向に加算する輝度判定結果画像加算手段と、
    該輝度判定結果画像加算手段による加算輝度値と高輝度画素上限用のしきい値とを比較する加算輝度判定手段と、
    上記の低輝度画素検出用しきい値以下の輝度の画素に対応したR,G,B画像の各画素を選択するR,G,B画像画素選択手段と、
    選択した各画素から構成されるR,G,B画像を記憶するR,G,B選択画像記憶手段と、
    該R,G,B選択画像記憶手段の各R,G,B画像を上記輝度信号の加算輝度値が予め設定したハレーションを生じない程度の輝度値に到達するまで時間軸方向に加算するR,G,B画像加算手段と、
    R,G,B画像加算手段からの加算画像を画像処理し駐車車両を検出する画像処理手段とから構成することを特徴とする駐車車両検出装置。
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