JP4145808B2 - 自転車用内装変速ハブ - Google Patents

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Description

本発明は、自転車ハブ、特に、自転車用フレームに装着され、入力体の回転を出力体に伝達する自転車用内装変速ハブに関する。
自転車の後輪に装着する内装変速ハブとして2段変速のものが従来知られている(特許文献1参照)。従来の内装変速ハブは、フレームの後端部に固定可能なハブ軸と、ハブ軸周りに回転可能な駆動体と、駆動体と並べて配置されハブ軸周りに回転可能な従動体と、駆動体の内周部に配置された動力伝達機構とを備えている。駆動体の外周にはスプロケットを装着可能であり、チェーンを介してペダルの回転が伝達されたスプロケットにより駆動体が回転する。駆動体と従動体との間には、連結・遮断可能なクラッチ機構が装着されている。また、キャリアと従動体との間には、キャリアの一方向(進行方向)の回転を従動体に伝達するワンウェイクラッチが装着されている。動力伝達機構は、駆動体の内周面に形成された内歯ギアと、ハブ軸の外周に形成された太陽ギアと、ハブ軸に回転自在に装着されたキャリアと、キャリアに回転自在に装着され太陽ギアと内歯ギアとに噛み合う遊星ギアとを有している。
従動体とハブ軸との間には、左右1対の第1及び第2軸受が設けられている。第1軸受は、第1及び第2玉押しと、従動体に設けられた第1及び第2玉受けと、両者に接触可能に設けられた第1及び第2球体とを有している。第1玉押しは特許文献1には図示されていないが通常は玉当たりを調整可能にするためにハブ軸にねじ込み固定されている。第2玉押しは、ハブ軸に一体形成されている。また、駆動体と従動体との間及び駆動体とハブ軸との間には第3及び第4軸受が装着されている。
実公昭57−42792号公報
前記従来の構成では、第2玉押しと太陽ギアとがハブ軸と一体形成されているので、ハブ軸の外径の最も大きい部分は太陽ギア形成部分になる。このため、ハブを組み立てる際には太陽ギアの両側から部品を装着しなければならない。たとえば、キャリアを組み込む際には、スペースを考慮すると駆動体内部を従動体側からハブ軸に装着しなければならない。このため、キャリアの従動体側にある第2玉押しの外径をキャリアより小さくしなければならず、第2軸受が小径になる。第2軸受が小径になると、玉押しと玉受けとの間に配置される球体の数が少なくなる。このため、軸受で大きな荷重を受けると、玉押し及び玉受けに作用する圧力が高くなり、軸受の寿命が低下するおそれがある。
本発明の課題は、自転車用内装変速ハブにおいて、太陽ギアをハブ軸に一体形成しても、高い荷重による軸受寿命の低下を抑えることにある。
発明1に係る自転車用内装変速ハブは、自転車用フレームに装着され、入力体の回転を出力体に伝達するハブであって、ハブ軸と、駆動体と、従動体と、動力伝達機構と、第1ワンウェイクラッチと、第2ワンウェイクラッチと、クラッチ制御機構と、第1及び第2軸受と、第3及び第4軸受とを備えている。ハブ軸は、自転車用フレームに固定可能な軸である。駆動体は、ハブ軸回りに回転可能であり入力体に連結可能な筒状のものである。従動体は、駆動体に隣接して配置され、ハブ軸回りに回転可能であり出力体に連結可能なものである。動力伝達機構は、ハブ軸に一体形成された太陽ギア、ハブ軸に回転自在に装着されたキャリア、キャリアの周方向に間隔を隔てて配置され太陽ギアに噛み合う少なくともひとつの遊星ギア、及び駆動体の内側に設けられ遊星ギアに噛み合う内歯ギアを有し、駆動体からの回転を従動体に伝達するための機構である。第1ワンウェイクラッチは、キャリアの一方向の回転を従動体に伝達するクラッチである。第2ワンウェイクラッチは、駆動体と従動体との間に配置され、駆動体と従動体とを連結・遮断可能なクラッチである。クラッチ制御機構は、第2ワンウェイクラッチを連結・遮断操作するための機構である。第1及び第2軸受は、ハブ軸に軸方向に間隔を隔てて装着された第1及び第2玉押し、従動体の第1及び第2玉押しと対向可能な位置にそれぞれ設けられた第1及び第2玉受け、並びに第1及び第2玉押しと第1及び第2玉受けとに接触可能に装着された複数の第1及び第2球体を有し、従動体をハブ軸に回転自在に装着するための左右1対の軸受である。第3及び第4軸受は、駆動体をハブ軸に対して回転自在に装着するための左右1対の軸受である。また、第3及び第4軸受は、従動体に設けられた第3玉押し及びハブ軸に着脱自在に装着された第4玉押し、駆動体に間隔を隔てて配置された第3及び第4玉受け、並びに第3及び第4玉押しと第3及び第4玉受けとに接触可能に装着された複数の第3及び第4球体を有し、キャリアは、遊星ギアの一側でハブ軸に回転自在に支持され遊星ギアの他側で第4玉押しに回転自在に支持されている。
この内装変速ハブでは、たとえばチェーンを介してスプロケット等の入力体から駆動体に回転が伝達されると、第2ワンウェイクラッチが連結状態の場合は、駆動体の回転が第2ワンウェイクラッチを介して従動体に直接伝達され、たとえば車輪等の出力体が駆動体と同じ回転数で高速回転する。第2ワンウェイクラッチを遮断状態のときは、駆動体から内歯ギアに回転が伝達され、内歯ギアの回転が遊星ギアに伝達され、キャリアが駆動体より減速して回転する。この回転が第1ワンウェイクラッチを介して従動体に伝達され、出力体が低速で回転する。この従動体を回転自在に支持するために従動体とハブ軸との間に配置された第2軸受において、第2玉押しがハブ軸に装着されるハブ軸と別体のものになっている。このため、キャリアを組み込んでから玉押しを組み込むことができ、第2玉押しの外径をハブ軸と一体に形成する場合に比べて大きくできる。ここでは、第2玉押しをハブ軸と別体にしたので、太陽ギアをハブ軸に一体形成しても第2軸受を大径にすることができ、第2球体の数を増加させることができる。このため、第2玉押し及び第2玉受けに作用する圧力が低くなり、高い荷重による軸受寿命の低下を抑えることができる。
また、キャリアが遊星ギアを挟んで両端支持されているので、キャリアが傾きにくくなり、キャリアに支持された遊星ギアが太陽ギアや内歯ギアに対して傾きにくくなり、効率よく回転が伝達される。
発明2に係る自転車用内装変速ハブは、発明1に記載のハブにおいて、従動体は、駆動体の周に一部が重なり合うように隣接して配置され、内歯ギアは、駆動体の内周面に一体形成されている。この場合には、駆動体と従動体とが重なり合う部分に駆動体と従動体とを連結・遮断する第2ワンウェイクラッチを配置しやすくなるとともに、内歯ギアの構成も簡素になり、全体の構成を簡素化できる。
発明3に係る自転車用内装変速ハブは、発明1又は2に記載のハブにおいて、第1玉押しは、ハブ軸に螺合してねじ込み固定され、第2玉押しは、ハブ軸の外周面に圧入固定されている。この場合には、第2玉押しを圧入によりハブ軸に固定しているので、固定構造が簡素であるとともに、第1玉押しをねじ込み固定しているので玉当たりの調整も可能になる。
発明4に係る自転車用内装変速ハブは、発明1又は2に記載のハブにおいて、第1及び第2玉押しは、ハブ軸に螺合してねじ込み固定されている。この場合には、両玉押しがねじ込み固定されるので、両玉押しの装着が容易である。
発明5に係る自転車用内装変速ハブは、発明1から4のいずれかに記載のハブにおいて、第2玉押しの内径は、キャリアの内径より小さい。この場合には、第2玉押しが装着される部分がキャリアの内径より小さくなるので、キャリアの装着が容易になるとともに、キャリア装着部分と第2玉押し装着部分との段差で第2玉押しを位置決めできる。
発明6に係る自転車用内装変速ハブは、発明1から5のいずれかに記載のハブにおいて、第2玉押しと第2球体とが接触する部分が形成する円弧の直径は、キャリアの内径より大きい。この場合には、第2軸受の第2球体が装着される部分の第2玉押しの直径を大きくすることができるので、第2球体の数を多くすることができる。
発明7に係る自転車内装変速ハブは、発明1から6のいずれかに記載のハブにおいて、第1ワンウェイクラッチは、キャリアに起立・伏臥自在に装着された第1クラッチ爪と、従動体に回転方向に間隔を隔てて設けられ起立した第1クラッチ爪の先端が係止可能な第1ラチェット歯と、第1クラッチ爪を起立姿勢に向けて付勢する第1付勢部材とを有する。この場合には、第1ワンウェイクラッチを爪式のワンウェイクラッチで簡素に構成できる。
発明8に係る自転車内装変速ハブは、発明1から7のいずれかに記載のハブにおいて、第2ワンウェイクラッチは、従動体に揺動自在に装着された第2クラッチ爪と、駆動体の内周面に回転方向に間隔を隔てて設けられ第2クラッチ爪の先端が係止可能な第2ラチェット歯とを有し、クラッチ制御機構は、ハブ軸の中心部に軸方向移動自在に装着されたプッシュロッドと、プッシュロッドの移動に応じて移動し、第2クラッチ爪を先端が第2ラチェット歯に係止する連結姿勢と、先端が離反する遮断姿勢とに制御可能なクラッチカムと、クラッチカムを連結姿勢側に付勢する第2付勢部材とを有する。この場合には、プッシュロッドにより第2ワンウェイクラッチを簡単に連結・遮断制御できる。
発明9に係る自転車内装変速ハブは、発明8に記載のハブにおいて、第2玉押しは、第2付勢部材の一端を保持する保持部を有する。この場合には、第2玉押しを利用して第2付勢部材の一端を保持できるので、第2付勢部材の一端を保持するための専用の保持部を設ける必要がなくなる。
発明10に係る自転車内装変速ハブは、発明1から9のいずれかに記載のハブにおいて、第1軸受側におけるすきまをシールする第1シール部材と、第3及び第4軸受側おけるすきまをそれぞれシールする第2及び第3シール部材とをさらに備える。この場合には、3つのシール部材によりハブ内部への液体や異物の浸入を防止できる。
発明11に係る自転車用内装変速ハブは、発明1から10のいずれかに記載のハブにおいて、ハブ軸は、太陽ギアが一体形成される大径部と、その両側の小径部とを有し、第2玉押しは、大径部と小径部との段差部分に位置決めされた状態で装着されている。
本発明によれば、第2玉押しをハブ軸と別体にしたので、太陽ギアをハブ軸に一体形成しても第2軸受を大径にすることができ、第2球体の数を増加させることができる。このため、第2玉押し及び第2玉受けに作用する圧力が低くなり、高い荷重による軸受寿命の低下を抑えることができる。
また、キャリアが遊星ギアを挟んで両体支持されているので、キャリアが傾きにくくなり、キャリアに支持された遊星ギアが太陽ギアや内歯ギアに対して傾きにくくなり、効率よく回転が伝達される。
〔全体構成〕
図1において、本発明の一実施形態を採用した自転車は、フレーム体2とフロントフォーク3とを有するフレーム1と、ハンドル部4と、駆動部5と、前輪6と、2段変速の内装変速ハブ10が装着された後輪7と、前後輪6,7を制動する前後のブレーキ装置9f,9rとを備えている。
フレーム1にはサドル12、ハンドル部4及び前輪6及び後輪7を含む各部が取り付けられている。
ハンドル部4は、フロントフォーク3の上部に固定されたハンドルステム14とハンドルステム14に固定されたハンドルバー15とを有している。ハンドルバー15の右端に後ブレーキ装置9rを構成するブレーキレバー16とグリップ17とが装着されている。また、ハンドルバー15に変速操作のための変速レバー8が装着されている。
駆動部5は、フレーム体2の下部(ハンガー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20(図2)が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。内装変速ハブ10には、変速レバー8と変速ケーブル(図示せず)により連結された変速動作用のベルクランク11が装着されている。
〔内装変速ハブの構成〕
内装変速ハブ10は、減速及び直結の動力伝達経路を含む2段構成のハブである。この内装変速ハブ10は、図2及び図3に示すように、自転車のフレーム体2の1対の後爪2aの間に装着される。内装変速ハブ10は、後爪2aに固定可能なハブ軸21と、ハブ軸21回りに回転可能でありスプロケット20に連結可能な筒状の駆動体22と、駆動体22に隣接して配置され、ハブ軸21回りに回転可能であり後輪7に連結可能な従動体23と、駆動体22からの回転を従動体23に伝達するための動力伝達機構としての遊星歯車機構24と、遊星歯車機構24から従動体23に進行方向の回転のみ伝達する第1ワンウェイクラッチ25と、駆動体22と従動体23とを連結・遮断する第2ワンウェイクラッチ26と、第2ワンウェイクラッチ26を切り換えるクラッチ制御機構27と、従動体23をハブ軸21に回転自在に装着するための左右1対の第1及び第2軸受28,29と、駆動体22をハブ軸21に対して回転自在に装着するための左右1対の第3及び第4軸受30,31とを有している。
ハブ軸21は、自転車のフレーム体2の後爪2aに固定される部材である。ハブ軸21の両端には、後爪2aに固定等するための第1及び第2雄ねじ部21a,21bが形成されている。また第2雄ねじ部21bに隣接して第2雄ねじ部21bより大径の第3雄ねじ部21cが形成されている。ハブ軸21の中央部よりやや図2右側には大径部21dが形成され、大径部21dの右側に遊星歯車機構24の太陽ギア50が形成されている。また、ハブ軸21の大径部21dには、クラッチ制御機構27を収納する直径上を貫通する長円形の長孔溝21eが形成されている。さらに、ハブ軸21には、長孔溝21eに向けて右側軸端からプッシュロッド収納穴21fが軸芯に沿って形成されている。
駆動体22は、スプロケット20の回転を伝達するための段付き円筒状の部材である。駆動体22は、図3に示すように、右端部外周面にスプロケット20を回転不能に装着するための、たとえばスプラインで構成されたスプロケット装着部22aを有している。また、両端部内周面に第3及び第4軸受30,31を構成する断面が1/4円弧状の第3及び第4玉受け30a,31aが形成されているとともに、第4玉受け31aの左側に遊星歯車機構24を構成する内歯ギア51が形成され、第3玉受け30aの右側に第2ワンウェイクラッチ26を構成する第2ラチェット歯65が形成されている。
従動体23は、図2に示すように、右ハブシェル40と、左ハブシェル41と、両ハブシェル40,41を両端で連結するパイプ状の連結部42とを備えている。右ハブシェル40は、図3に示すように、駆動体22の内周側に一部が配置される左端が縮径された概ね筒状の右シェル本体43と、右シェル本体43に回転不能に嵌合された右ハブフランジ44とを有している。右シェル本体43の外周面には、右ハブフランジ44を回転不能に装着するためのたとえはセレーションで構成されたハブフランジ装着部43aと、駆動体22とのすきまをシールするシール部材70が装着されるシール装着溝43bと、第3軸受30の第3玉押し30aと、後述する揺動ピン68の抜け止め用の環状溝43cとが左右に並べて形成されている。右シェル本体43の内周面には、第2軸受29の第2玉受け29aと、第1ワンウェイクラッチ25を構成する第1ラチェット歯60とが形成されている。また、右シェル本体43の中間部には、第2ワンウェイクラッチ26を収納するため内外周を貫通して円弧状に形成された収納切欠き43dが形成されるとともに、収納切欠き43dを通過してハブ軸21に平行に配置される揺動ピン68の装着穴43eとが形成されている。右シェル本体43の左端部は、連結部42の外周面に回転不能に嵌合固定されている。右ハブフランジ44は、プレス成形により形成された鍔付き円筒状の部材であり、外フランジ部44aと、内フランジ部44bと、両フランジ部44a,44bを連結する円筒部44cとを有している。内フランジ部44bの内周面が右ハブフランジ装着部43aに圧入固定されている。外フランジ部44aには、スポーク(図示せず)を係止する多数のスポーク係止孔44dが周方向に間隔を隔てて設けられている。
左ハブシェル41は、図2に示すように、左シェル本体45と、左シェル本体45に回転不能に装着された左ハブフランジ46とを有している。左シェル本体45は、小径円筒45aと大径円筒45bとそれらを連結する円板部45cとを有する断面が概ねC字状のプレス成形された部材である。小径円筒45aの内周面は、連結部42の外周面に嵌合固定されている。大径円筒45bの外周面には、鍔付き円筒状の左ハブフランジ46がセレーション等の適宜の固定手段により回転不能に装着されている。
左ハブフランジ46は、外フランジ部44aより小径の外フランジ部46aと、外フランジ部46aの内周から軸方向外方に延びる段付きの筒状部46bとを有する鍔付き円筒状のプレス成形された部材である。外フランジ部46aには、スポーク係止孔44dと位相を半ピッチずらして形成されたスポーク係止孔(図示せず)が形成されている。筒状部46bの内周面は左シェル本体45の外周面に嵌合固定されている。また、筒状部46bが左端外周面には、後ブレーキ装置9r(図1)を回転不能に装着するための装着ねじ部46cが形成されている。
遊星歯車機構24は、図3に示すように、ハブ軸21に形成された太陽ギア50と、駆動体22の内周面に形成された内歯ギア51と、ハブ軸21の大径部21dに回転自在に装着されたキャリア52と、キャリア52に回転自在に支持された、たとえば4つの遊星ギア53とを備えている。キャリア52は内部にハブ軸21が貫通する筒状部52aと筒状部52aの右端から径方向に延びる鍔部52bとを有する鍔付フランジ状の部材であり、鍔部52bには内外周を貫通するに2つのギア収納部52cが形成されている。また、筒状部52aの外周面には、第1ワンウェイクラッチ25が装着されるワンウェイクラッチ装着部52dが凹んで形成されている。キャリア52には遊星ギア53を回転自在に支持するための4本のギア軸54が固定されている。キャリア52は、ハブ軸21の大径部21dに筒状部52aが支持されるとともに、第4軸受31の後述する第4玉押し31bに鍔部52bの内周面が支持されている。このようにキャリア52を両端支持することによりキャリア52が傾きにくくなる。遊星ギア53は、内歯ギア51と太陽ギア50とに噛み合っている。なお、キャリア52は、ハブ軸21に装着された止め輪90により軸方向の移動が規制されている。
遊星歯車機構24では、内歯ギア51からを入力をキャリア52で出力すると駆動体22の回転を従動体に減速して出力できる。この場合の減速比GRは以下の式で表せる。
GR =1/(1+(Zs/Zr))
ここでは内歯ギア51の歯数Zrと太陽ギア50の歯数Zsとだけで変速比GRが決定される。ここで太陽ギア50の歯数Zs をたとえば18Tとして内歯ギア51の歯数Zrをたとえば46Tとすると、
GR=1/(1+(15/46)=0.753となる。
第1ワンウェイクラッチ25は、たとえば爪式のものであり、図3に示すように、従動体23の内周面に形成された第1ラチェット歯60と、遊星歯車機構24のキャリア52のワンウェイクラッチ装着部52dに連結姿勢と遮断姿勢とに起立・伏臥自在に装着された第1クラッチ爪61と、第1クラッチ爪61を起立した連結姿勢に付勢するリング状の第1ばね部材62とを備えている。第1ラチェット歯60は、従動体23の右シェル本体43の内周面に鋸歯状に形成されている。第1クラッチ爪61は、連結姿勢のとき起立して先端が第1ラチェット歯60に噛み合う。これにより、キャリア52の進行方向の回転が従動体23に伝達される。第1ばね部材62は、第1クラッチ爪61に巻き付けられている。この第1ワンウェイクラッチ25では、第1クラッチ爪61は、第1ばね部材62の付勢力により常に連結姿勢に起立しており、キャリア52が進行方向に回転するとその回転を従動体23に伝達する。ただし、従動体23がキャリア52より高速で進行方向に回転する場合には回転は伝達しない。また、キャリア52が逆方向に回転すると回転を伝達しない。
第2ワンウェイクラッチ26は、駆動体22の内周面に形成された第2ラチェット歯65と、第2ラチェット歯65に噛合可能なたとえば2つの第2クラッチ爪66と、第2クラッチ爪66を付勢する第2ばね部材67とを有している。第2ラチェット歯65は、駆動体22の内周面に鋸歯状に形成されている。第2クラッチ爪66は、右シェル本体43の収納切欠き43dに収納されており、右シェル本体43に固定された揺動ピン68に第2ラチェット歯65に噛み合う連結姿勢と第2ラチェット歯65から離脱する遮断姿勢とに揺動自在に装着されている。揺動ピン68は、前述したように環状溝43cに装着された抜け止めリング69により抜け止めされている。第2ばね部材67は、たとえば揺動ピン68の外周側に巻き付けられた捩じりコイルばねで構成され、第2クラッチ爪66を連結姿勢に付勢する。この第2ワンウェイクラッチ26では、第2クラッチ爪66が連結姿勢にあるとき、駆動体22が進行方向に回転したときのみ、その回転が従動体23に伝達される。
クラッチ制御機構27は、第2クラッチ爪66を連結姿勢と遮断姿勢とに切り換えるためのクラッチカム75と、クラッチカム75をハブ軸方向に往復移動させるための移動機構76とを備えている。
クラッチカム75は鍔付き円筒状の部材であり、ハブ軸21の大径部21dに図3ハブ軸芯Xより上に示す連結位置と、ハブ軸芯Xより下に示す遮断位置との間で軸方向移動自在に装着されている。クラッチカム75には、長孔溝21eに案内される丸棒状のキー部材80の両端が係止されている。キー部材80は、長孔溝21eに案内されてハブ軸方向に移動自在にある。クラッチカム75の外周面には、バネ受け部材77が装着されている。また、クラッチカム75には、ディスク状のカム面75aが径方向に突出して形成されている。このカム面75aが第2クラッチ爪66に接触すると、第2クラッチ爪66が離反姿勢に揺動する。
移動機構76は、図2に示すように、ハブ軸21のプッシュロッド収納穴21fに装着されるプッシュロッド79と、プッシュロッド79の先端に接触してクラッチカム75を遮断位置に移動させるための前述したキー部材80と、第2軸受29とクラッチカム75との間に圧縮状態で配置された戻しばね81とを有している。プッシュロッド79は、ハブ軸21の右端に装着され変速レバー8に変速ケーブル(図示せず)により連結された公知のベルクランク11(図1)により押圧されてハブ軸方向に往復移動する。プッシュロッド79は、ベルクランク11により押圧される棒状の受圧体79aと、受圧体79aに右端がねじ込まれる軸部材79bと、軸部材79bの左端に軸方向移動自在に装着されキー部材80を押圧する押圧体79cと、受圧体79aと押圧体79cとの間に軸部材79bの外周に圧縮状態で配置されたコイルばね79dとを備えている。プッシュロッド79は、ベルクランク11により押圧されると図3左方に前進し、キー部材80を押圧してクラッチカム75を遮断位置側に移動させる。また、ベルクランク11が後退すると、戻しばね81によりクラッチカム75が連結位置側に付勢されて移動し、キー部材80を介してプッシュロッド79も図3右方に後退する。戻しばね81は、一端(右端)がクラッチカム75に装着されたバネ受け部材77に係止され、他端(左端)が第2玉押し29bに係止されている。
第1軸受28は、図2に示すように、左ハブフランジ46の内周面に装着された第1玉受け28aと、ハブ軸21の第1雄ねじ部21aにねじ込まれた第1玉押し28bと、第1玉受け28a及び第1玉押し28bとに接触可能に配置された複数の第1球体28cとを備えている。第1玉押し28bは、第1雄ねじ部21aにねじ込まれたロックナット85により回り止めされている。第1玉受け28aは、プレス成形された環状部材であり、連結部42の左端部内周に嵌合固定されている。なお、第1玉押し28bと左ハブフランジ46のすきまにはシール部材71が装着されている。これにより、第1軸受28に外部から異物や液体が浸入しにくくなる。
第2軸受29は、右シェル本体40に形成された第2玉受け29aと、ハブ軸21に圧入固定された第2玉押し29bと、第2玉受け29a及び第2玉押し29bとに接触可能に配置された複数の第2球体29cとを備えている。第2玉押し29bは、ハブ軸21の大径部21dとの境界部分の段差に位置決めされた状態で装着されている。したがって、第2玉押し29bの内径は大径部21dに装着されたキャリア52の内径より小さい。第2玉押し29bには、戻しばね81を係止するための環状突起29dが形成されている。また、第2球体29cと第2玉押し29bとが接触する部分が形成する円弧の最小径部分の円の直径は、キャリア52の内径より大きい。このように第2玉押し29bをハブ軸21と別体にすることにより、太陽ギア50をハブ軸21に一体形成しても第2軸受29を大径にすることができ、第2球体29cの数を増加させることができる。このため、第2玉押し29b及び第2玉受け29aに作用する圧力が低くなり、高い荷重による軸受寿命の低下を抑えることができる。
第3軸受30は、駆動体22に形成された第3玉受け30aと、右シェル本体43に形成された第3玉押し30bと、第3玉受け30a及び第3玉押し30bとに接触可能に配置された複数の第3球体30cとを備えている。駆動体22と右シェル本体43とのすきまには前述したようにシール部材70が装着されている。これにより、第3軸受30に外部から異物や液体が浸入しにくくなる。
第4軸受31は、駆動体22に形成された第4玉受け31aと、ハブ軸21の第3雄ねじ部21cにねじ込まれた第4玉押し31bと、第4玉受け31a及び第4玉押し31bとに接触可能に配置された複数の第4球体31cとを備えている。第4玉押しは、第3雄ねじ部21cにねじ込まれたロックナット86により回り止めさている。駆動体22と第4玉押し31bとのすきまにはシール部材72が装着されている。これにより、第4軸受31に外部から異物や液体が浸入しにくくなる。
なお、第1〜第4球体28cから31cは、環状のリテーナ(図示せず)により周方向に等間隔に保持されている。また、ハブ軸21は、両端にねじ込まれる装着ナット87,88によりフレーム体2の後爪2aに固定されている
〔変速動作〕
このような構成の内装変速ハブ10は、
駆動体22−内歯ギア50−遊星歯車機構24−キャリア52−第1ワンウェイクラッチ25−従動体23で構成される減速動力伝達経路と、
駆動体22−第2ワンウェイクラッチ26−従動体23で構成される直結動力伝達経路とを有している。
この2つの伝達経路の切換はクラッチ制御機構27により行われる。前述したように変速レバー8を操作してクラッチカム75を遮断位置に移動させると、第2クラッチ爪66が図3のハブ軸芯Xの下方に示すように離反姿勢に揺動し、キャリア52の回転が第1ワンウェイクラッチ25を介して従動体23に伝達される。このため、減速動力伝達経路により駆動体22の回転が従動体23に減速して伝達される。一方、クラッチカム75が連結位置に戻ると、第2クラッチ爪66が連結姿勢に戻り、直結動力伝達経路により、駆動体22の回転が第2ワンウェイクラッチ26を介してそのまま従動体23に伝達される。
このような構成の内装変速ハブ10を組み立てる際には、まず、ハブ軸21に遊星ギア53を装着したキャリア52をハブ軸21の左端側から装着し、止め輪90により抜け止めする。続いてクラッチカム75をハブ軸21の左端側から装着する。クラッチカム75を装着するとクラッチカム75に長孔溝21eを貫通してキー部材80を取り付け、さらにバネ受け部材77を装着してキー部材80を抜け止めする。これらの作業が終了すると、戻しばね81を装着した後、第2玉押し29bをハブ軸21に圧入して固定する。この後、第2球体29aを装着し、さらに従動体23を装着した後、遊星歯車機構24や第1及び第2ワンウェイクラッチ25,26やクラッチ制御機構27や他の軸受等を装着して内装変速ハブ10の組立を完了する。
ここでは、第2玉押し29bをハブ軸21と別体にしたので、太陽ギア50をハブ軸21に一体形成しても第2軸受29を大径にすることができ、第2球体29cの数を増加させることができる。このため、第2玉押し29b及び第2玉受け29aに作用する圧力が低くなり、高い荷重による軸受寿命の低下を抑えることができる。また、キャリア52は、遊星ギア53を挟んでハブ軸21と第4玉押し31bとに回転自在に支持されているので、キャリア52が傾きにくくなり、キャリア52に支持された遊星ギア53が太陽ギア50や内歯ギア51に対して傾きにくくなり、効率よく回転が伝達される。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、第2玉押し29bをハブ軸21に圧入したが、図4に示すように第2玉押し129bハブ軸21にねじ込み固定してもよい。この場合、ハブ軸121の大径部121dに隣接して第4雄ねじ部121gを形成し、第2軸受129の第2玉押し129bを第4雄ねじ部121gにねじ込み固定すればよい。他の構成は前記実施形態と同様なため説明を省略する。
(b)前記実施形態では、変速レバーで操作する2段変速の内装変速ハブを例示したが、遠心力より変速する2段変速の内装変速ハブや3段の内装変速ハブにも本発明を適用できる。
本発明の一実施形態を採用した自転車の側面図。 その内装変速ハブの縦断面図。 その要部断面拡大図。 他の実施形態の図3に相当する図。
符号の説明
2フレーム体
2a 後爪
10 内装変速ハブ
21 ハブ軸
22 駆動体
23 従動体
24 遊星歯車機構
25 第1ワンウェイクラッチ
26 第2ワンウェイクラッチ
27 クラッチ制御機構
28〜31 第1〜第4軸受
28a〜31a 第1〜第4玉受け
28b〜31b 第1〜第4玉押し
28c〜31c 第1〜第4球体
50 太陽ギア
51 内歯ギア
52 キャリア
53 遊星ギア
75 クラッチカム
79 プッシュロッド
29d 環状突起
70〜72 シール部材

Claims (11)

  1. 自転車用フレームに装着され、入力体の回転を出力体に伝達する自転車用内装変速ハブであって、
    前記自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、
    前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能な筒状の駆動体と、
    前記駆動体に隣接して配置され、前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能な従動体と、
    前記ハブ軸に一体形成された太陽ギア、前記ハブ軸に回転自在に装着されたキャリア、前記キャリアの周方向に間隔を隔てて配置され前記太陽ギアに噛み合う少なくともひとつの遊星ギア、及び前記駆動体の内側に設けられ前記遊星ギアに噛み合う内歯ギアを有し、前記駆動体からの回転を前記従動体に伝達するための動力伝達機構と、
    前記キャリアの一方向の回転を前記従動体に伝達する第1ワンウェイクラッチと、
    前記駆動体と前記従動体との間に配置され、前記駆動体と前記従動体とを連結・遮断可能な第2ワンウェイクラッチと、
    前記第2ワンウェイクラッチを連結・遮断操作するためのクラッチ制御機構と、
    前記ハブ軸に軸方向に間隔を隔てて装着された第1及び第2玉押し、前記従動体の前記第1及び第2玉押しと対向可能な位置にそれぞれ設けられた第1及び第2玉受け、並びに前記第1及び第2玉押しと前記第1及び第2玉受けとに接触可能に装着された複数の第1及び第2球体を有し、前記従動体を前記ハブ軸に回転自在に装着するための左右1対の第1及び第2軸受と、
    前記駆動体を前記ハブ軸に対して回転自在に装着するための左右1対の第3及び第4軸受と、を備え、
    前記第3及び第4軸受は、前記従動体に設けられた第3玉押し及び前記ハブ軸に着脱自在に装着された第4玉押し、前記駆動体に間隔を隔てて配置された第3及び第4玉受け、並びに前記第3及び第4玉押しと前記第3及び第4玉受けとに接触可能に装着された複数の第3及び第4球体を有し、
    前記キャリアは、前記遊星ギアの一側で前記ハブ軸に回転自在に支持され前記遊星ギアの他側で前記第4玉押しに回転自在に支持されている、自転車用内装変速ハブ。
  2. 前記従動体は、前記駆動体の周に一部が重なり合うように隣接して配置され、
    前記内歯ギアは、前記駆動体の内周面に一体形成されている、請求項1に記載の自転車用内装変速ハブ。
  3. 前記第1玉押しは、前記ハブ軸に螺合してねじ込み固定され、前記第2玉押しは、前記ハブ軸の外周面に圧入固定されている、請求項1又は2に記載の自転車用内装変速ハブ。
  4. 前記第1及び第2玉押しは、前記ハブ軸に螺合してねじ込み固定されている、請求項1又は2に記載の自転車用内装変速ハブ。
  5. 前記第2玉押しの内径は、前記キャリアの内径より小さい、請求項1から4のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  6. 前記第2玉押しと前記第2球体とが接触する部分が形成する円弧の最小径部分の円の直径は、前記キャリアの内径より大きい、請求項1から5のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  7. 前記第1ワンウェイクラッチは、
    前記キャリアに起立・伏臥自在に装着された第1クラッチ爪と、
    前記従動体に回転方向に間隔を隔てて設けられ起立した前記第1クラッチ爪の先端が係止可能な第1ラチェット歯と、
    前記第1クラッチ爪を起立姿勢に向けて付勢する第1付勢部材とを有する、請求項1から6のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  8. 前記第2ワンウェイクラッチは、
    前記従動体に揺動自在に装着された第2クラッチ爪と、
    前記駆動体の内周面に回転方向に間隔を隔てて設けられ前記第2クラッチ爪の先端が係止可能な第2ラチェット歯とを有し、
    前記クラッチ制御機構は、
    前記ハブ軸の中心部に軸方向移動自在に装着されたプッシュロッドと、
    前記プッシュロッドの移動に応じて移動し、前記第2クラッチ爪を先端が前記第2ラチェット歯に係止する連結姿勢と、前記先端が離反する遮断姿勢とに制御可能なクラッチカムと、前記クラッチカムを前記連結姿勢側に付勢する第2付勢部材とを有する、請求項1から7のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  9. 前記第2玉押しは、前記第2付勢部材の一端を保持する保持部を有する、請求項に記載の自転車用内装変速ハブ。
  10. 前記第1軸受側におけるすきまをシールする第1シール部材と、
    前記第3及び第4軸受側おけるすきまをそれぞれシールする第2及び第3シール部材とをさらに備える、請求項1から9のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  11. 前記ハブ軸は、前記太陽ギアが一体形成される大径部と、その両側の小径部とを有し、
    前記第2玉押しは、前記大径部と小径部との段差部分に位置決めされた状態で装着されている、請求項1から10のいずれか1項に記載の自転車用内装変速ハブ。
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