JP4145367B2 - ビスフェノールfの造粒方法およびその実施のための造粒機 - Google Patents

ビスフェノールfの造粒方法およびその実施のための造粒機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はビスフェノールFの造粒方法およびその実施のための造粒機に関する。詳しくは本発明はビスフェノールFの連続造粒工程において安定した造粒物を得、且つ長時間に渡り保守作業を要しない連続造粒方法およびこれを実施するために好適な造粒機に関するものである。
ビスフェノールFはエポキシ樹脂またはポリカーボネートの原料として、また低粘度の樹脂の原料として広く利用されている。また近年、特に環境保全を目的とした無溶媒型エポキシ樹脂等の有用な原料である。
【0002】
【従来の技術】
一般にビスフェノールFは、フェノールにホルムアルデヒドを加え、酸性触媒下で加熱し脱水縮合させることで得られる。
【0003】
ここで、従来ビスフェノールFと称されるものは、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、汎用ビスフェノールF、高純度ビスフェノールFの3種類に大別される。
【0004】
汎用ビスフェノールFは、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン(以下、4,4’−体と称する。)、2,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン(以下、2,4’−体と称する。)、2,2’−ジヒドロキシジフェニルメタン(以下、2,2’−体と称する。)を88〜93重量%程度含み、他に未反応フェノールおよびフェノールとホルムアルデヒドが重縮合した3核体以上の成分を含む混合物である(三井東圧化学製ビスフェノールF−Mが相当)。
【0005】
高純度ビスフェノールFは、粗ビスフェノールF(ここでは汎用ビスフェノールFに相当する。)から2核体成分を取り出して得られる物で、2核体を95重量%以上含み、他に未反応のフェノールおよびフェノールとホルムアルデヒドが重縮合した3核体成分を少量含む混合物である(三井東圧化学製ビスフェノールF−ST、本州化学製ビスフェノールF−Dが相当する。)
【0006】
一般的な製造方法で得られるビスフェノールFの異性体の含有率は、4,4’−体が28〜38重量%、2,4’−体が40〜50重量%、2,2’−体が17〜22重量%である。
【0007】
前述した如く、4,4’−体を除くビスフェノールFは各異性体の混合物であるため溶融温度は約105〜130℃であるが(2核体異性体比、3核体等の含有量により変化する)、そのまま室温まで冷却しても晶析、固化しない特異な物質である。このため輸送、運搬時ハンドリング等に難がある。したがって溶融状態から冷却の過程に於いてニーダー等により機械的剪断を与えることで晶析、適度な固化を行い、その後所望の造粒物を得るため造粒機等により成形を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、固形化に際し特異な性質を示すビスフェノールFはニーダー等による固化の度合いにより一般的な造粒機、例えば単軸、多軸圧縮成形型押出造粒機等では適度な固化状態を保つための造粒機全体における微妙な温度制御が不可能であり、このことが安定的、且つ連続的に造粒物を得ることを非常に困難にしている。
また、一般的な造粒機は粉体等を造粒する際、バインダーとして水、各種アルコール類、パラフィン、植物油、無機化合物等を使用するため高純度な化合物を造粒するにはさらに好ましくない。
【0009】
造粒機全体における温度制御を無視した場合、造粒機内部で急速に固形化が起こり、造粒に適した半固化状態を安定して保つことは至難である。結果的には半固体状態を保つことが出来ず造粒機内のスクリュー部等の表面において急速な固形化が起き、スクリューのフライト間に固形物が閉塞することにより輸送、造粒機能が低下し、さらには造粒機への供給が不能な状態に陥ることにより連続的に造粒物が得られない。
【0010】
本発明の目的は、ビスフェノールFの連続造粒工程において造粒を行うに際して、ビスフェノールFの固形化度を限定するとともに、造粒機全体において温度制御を行うことによりスクリュー部等での固形物による閉塞を防止し、安定した造粒物を得る方法およびこれを実施するために好適な造粒機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討の結果、ビスフェノールFを連続的に造粒するに際して晶析、固形化工程での適度な固形化度を見出し、さらにはビスフェノールFの固形物が70〜90℃の条件下で長時間に渡り柔軟性を有する半固形状態を示すことを見出した。この成果に基づいて、ビスフェノールFの連続造粒工程において温度調節のための特定の構造を有する造粒機を用いることにより、従来技術では困難であった造粒機内での固形物による閉塞等を防止し、安定的に、且つ連続的に工業的に造粒することが可能になった。
【0012】
本発明に係るビスフェノールFの製造方法の要旨は、(1)溶融ビスフェノールFを冷却して固形化度60〜98%の半固形物を得、次に(2)この半固形物を造粒機に供給して50〜100℃に保持しつつ造粒することにある。この時、前記段階(2)の温度保持は、前記段階(1)の冷却から独立的に行われる
【0013】
また、本発明に係るビスフェノールFの造粒機の要旨は、一端に成形部を有するバレルと、上記バレル内へビスフェノールFの半固形物を装入する装入部と、バレル内で回転し、上記半固形物を上記成形部へ向けて移送するスクリューとを備えたビスフェノールFの造粒機において、上記スクリューの中心軸に沿って中空部を形成し、上記中空部内に、先端に開口部を有する加熱流体流通用の装入管を、その外周面が上記中空部の内周面との間に一定の間隙を形成するよう挿入、固定し、上記挿入管および間隙を通じてスクリューの中空部内に加熱流体を流通させると共に、上記バレルおよび/またはスクリューの要部に温度センサーを取り付け、その出力に基づき、バレル内のビスフェノールFの半固形物の温度を50〜100℃に維持するよう上記加熱流体の温度および/または供給量を自動調節する制御装置を設けるよう構成したことにある。
【0014】
なお、上記造粒機においては、上記装入管の外端から供給した加熱流体が挿入管の先端開口部より上記中空部内へ溢流し、装入管の外周面と中空部の内周面との間の上記間隙を経て中空部の開口端から系外に排出されるよう構成したり、或いはこれとは逆に、上記中空部の開口端から供給した加熱流体が、上記装入管の外周面と上記中空部の内周面との間の上記間隙を経て挿入管の先端開口部より挿入管内へ流入し、挿入管の外端から系外に排出されるよう構成するようにしてもよい。
【0015】
また、上記バレルの外周および挿入部の外周にジャケットを取り付け、当該ジャケット内に加熱流体を流通させるよう構成することが推奨される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に述べる。
本発明のビスフェノールFの造粒方法は大きく4つの工程に分けられる。第1工程はニーダーにより晶析、半固形物を得る工程である。この工程で使用するニーダーとして例えばコニーダー、双腕型ニーダー、インターナルミキサー等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0018】
第1工程で処理するビスフェノールFの固形化の度合いは、例えばコニーダーを使用する場合は連続的に供給、排出が可能なよう排出部分で適度な流動性を保つ必要がある。全く流動性がない固形物(固形化度100%)との比較で60〜98%の範囲であり、好ましくは70〜90%、さらに好ましくは75〜85%の範囲である。
【0019】
ここで固形化度100%とは、処理液が全て固化した場合、即ち1kgの処理液から1kgの固形物が得られる場合をいう。また、固形化度X%とは、1kgの処理液からXkg×0.01の固形物が得られる場合をいう。具体的には次の式から求める。
単位kg当たりの処理液を結晶化した場合の固形化度はコニーダー入出の熱収支から求める。
Figure 0004145367
単位量当たりの製品の結晶化熱はビスフェノールFベースで35kcal/kgである。
【0020】
固形化度が60%より小さいと排出部分でスラリー状態になり後工程での冷却、造粒が困難になる。
固形化度が98%より大きいとニーダー内部で流動性がなくなり、処理量が著しく低下するとともに、固形物が粉体となり造粒には好ましくない。
【0021】
第2工程では第1工程で半固形化状態で排出されたビスフェノールFを強制的な冷却によりさらに固形化を進める工程である。その主な目的は、半固形物表面の固形化度を進めることにより、半固形物同士が付着することを防止し、造粒機への供給を安定に保つためである。
【0022】
当該工程を遂行する冷却装置の種類には特に制限はなく、例えば送風機、冷却水等により除熱機能を備えたベルトクーラー、バンドクーラー、スチールベルトクーラー等の連続的な輸送機能を有する装置であれば良い。
【0023】
第3工程は本発明の主たる目的に関わる造粒工程である。本発明者らは前述した如く連続造粒に際し、造粒機内でのビスフェノールFの急速な固形化によるスクリュー部等の閉塞を防止することが必須条件であるとの見地から、固形物の熱挙動に関し鋭意検討を行った結果、次の事実を見出した。
【0024】
即ち、完全に固形化した直径約1cm、長さ3〜5cmの円柱状のビスフェノールFを用い熱挙動を検討したところ、加熱温度50〜95℃の雰囲気下において約5分後に表面から柔らかくなり、約15分後には自重で変形するまでに柔軟性を帯びることを見出した。
【0025】
このことは、造粒機内のスクリュー部、バレル部等の表面部分を加熱することにより当該部分での急速な固形化を防止し得ることに加え、さらには付着、閉塞した固形物に対し再び柔軟性を与え、閉塞箇所からの剥離を容易ならしめる効果を奏し得ることを示している。
【0026】
そこで本発明者らは、一般的な造粒機(2軸圧縮型造粒機)に対し、本発明の目的を達成するため次のような手段を採用した。
以下、図1に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るビスフェノールFの造粒方法を実施するための造粒機の一実施例を示す説明図であり、図中、1はバレル、2は成形部(ダイスプレート)、3は原料の装入部、4Aは原動側スクリュー、4Bは従動側スクリュー、41はこれらのスクリューの中心軸に沿って明けた中空部、42はその開口端、5Aおよび5Bは上記各スクリューの中空部内にそれぞれ挿入、固定された装入管、51はその外端、52は内端開口部、43は上記中空部の内周面と装入管の外周面との間に形成される間隙、6は原動側スクリュー4Aと従動側スクリュー4Bを連結するギヤを収容するギヤボックス、7はバレル1および装入部3の外周に取り付けられたジャケット、71はその加熱流体導入口、72は排出口、8は成形品排出部、9はバレル内に装入された半固形状態のビスフェノールFである。
【0027】
この造粒機の特徴とするところは、上記スクリュー4A,4Bの中心軸に沿って中空部41を形成し、この中空部内に、先端に開口部52を有する加熱流体流通用の装入管5A,5Bを、その外周面が上記中空部の内周面との間に一定の間隙43を形成するように挿入、固定し、上記挿入管および間隙を通じて上記中空部41の内部に加熱流体を流通させるよう構成した点にある。即ち、ビスフェノールFの半固形状態を維持するため、スクリュー4A,4Bの表面部を加熱する手段として、これらのスクリューの内部を中空構造とし、その内部に加熱流体を流通させるための装入管5A,5Bを設けたものである。なお、図では省略したが、上記バレル1やスクリュー4A,4Bの要部に温度センサーを取り付け、その出力に基づいて、バレル内の半固形状態のビスフェノールFの温度を50〜100℃の範囲内の所定温度に維持するよう上記加熱流体の温度や供給量を自動調節する制御装置を設けるものである。
【0028】
詳しくは外部から供給される加熱流体が、スクリュー中空部4に設けた装入管5A,5B内を通過し、各装入管先端の開口部52から溢流し、装入管の外周面とスクリュー中空部の内周面との間に形成される間隙部43を通過する際、スクリュー本体4A,4Bを加熱するよう構成することにより、本発明の目的であるビスフェノールFの急速な固化による付着、閉塞を防止するようにしたものである。また、加熱流体の流れは、上記の場合とは逆に、スクリュー中空部の開口端42から上記間隙部43を経てスクリュー中空部41に導入し、装入管先端の開口部52から装入管内に入り、挿入管の外端51から系外へ排出する型式としてもよい。
【0029】
また、造粒機装入部等での固化、付着を防止するため、装入部外周、バレル部外周にジャケット7を取り付け、このジャケット内に加熱流体を流通させることにより、同様にビスフェノールFの付着、閉塞を防止するように構成することが推奨される。
【0030】
ここで使用する加熱流体としては、工業的に用いられる水蒸気、温水、熱水、熱媒油等であれば良く、特に限定されるものではない。
【0031】
本発明者らは前述した構造を備えた造粒機を用い、ビスフェノールFの造粒条件の検討を行った。
なお、条件の検討に際し、スクリューサイズ、スクリュー回転数、フライト形状、圧縮比(L/D)、造粒物成形用アダプター等は、所望する処理量、固形化度、形状により選択でき、特に制限はない。
この効果を達成するスクリュー、装入部、バレル等の表面温度は50〜100℃であり、好ましくは70〜95℃、さらに好ましくは80〜90℃である。
表面温度が50℃以下では付着した固形物は多少柔軟性を帯びるが剥離し難い。100℃以上になると付着した固形物が溶融し液状となる。
【0032】
第4工程は、成形したビスフェノールFの造粒物を冷却し、さらに固形化を進め安定した状態で貯蔵が可能なように処理を行う冷却工程である。当該工程で用いる冷却装置は、第2工程と同様に特に制限はない。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施に当たり本発明に従い次の仕様を有する2軸造粒機を製作した。
2軸スクリューは、直径180mm(フライト部を含む)、長さ1830mmの原動側スクリュー4Aと、同径で長さ1200mmの従動側スクリュー4Bとから構成され、造粒に際し、互いに逆方向に回転する仕様とした。駆動側および従動側スクリューには、それぞれ直径44mmの中空部41が形成され、その内部に加熱流体を流通させるための内径18mmの装入管5Aおよび5Bを挿入し、中空部41の内周面と装入管5A(5B)の外周面の間に間隙43が形成されるように固定した。さらに半固形物装入部3やバレル1内でのビスフェノールFの固化、付着、閉塞を防止するため、当該部分の外周部に加熱流体が流通可能なようジャケット7を設けた。
加熱流体は熱水を用い、スクリューやバレルの表面温度が一定に保たれるよう熱水を温度制御しポンプで循環させる仕様とした。
なお、スクリュー、中空部、装入管等は、所定の機械的強度が保たれ、且つ所望の冷却効果をもたらし得る寸法等であれば良く特に制限はない。
【0034】
実施例1
2核体純度99.0%のビスフェノールF(三井東圧化学株式会社製、BPF−ST)を130℃の溶融状態で第1工程のコニーダー(仕様:2軸)へ180kg/時の速度でフィードし、コニーダー出口で固形化度(結晶化度)85%の半固形物とし、第2工程のバンドクーラー(仕様:並行流通気)上に排出した。約2分間の輸送の間、半固形物同士が付着しない程度までに冷却により固形化を進めた。コニーダー排出時の半固形物の表面温度は約78℃であり、バンドクーラー出口では約76℃であった。この半固形物を第3工程の造粒機へ連続的に装入した。
造粒機は予めスクリュー表面、装入部、バレル部の表面温度が90℃に保たれるよう連続的に加熱した。加熱流体は熱水であり、ポンプを用いてスクリュー内、ジャケット内を循環させることにより当該部の温度を安定に保った。スクリュー回転数50r.p.mで運転する造粒機にビスフェノールFの半固形物を180kg/時の速度で連続的に装入し造粒を開始した。
造粒開始から定期的に観察を行った結果、所望した形状の造粒物が24時間経過後も安定して得られた。
【0035】
実施例2
2核体純度92.0%のビスフェノールF(三井東圧化学株式会社製、BPF−M )を110℃の溶融状態で第1工程のコニーダー(仕様:2軸)へ180kg/時の速度でフィードし、コニーダー出口で固形化度(結晶化度)75%の半固形物とし、第2工程のバンドクーラー(仕様:並行流通気)上に排出した。約3分間の輸送の間、半固形物同士が付着しない程度までに冷却により固形化を進めた。コニーダー排出時の半固形物の表面温度は約68℃であり、バンドクーラー出口では約65℃であった。この半固形物を第3工程の造粒機へ連続的に装入した。
造粒機は予めスクリュー表面、装入部、バレル部の表面温度が80℃に保たれるよう連続的に加熱した。加熱流体は熱水であり、ポンプを用いてスクリュー内、ジャケット内を循環させることにより当該部の温度を安定に保った。スクリュー回転数50r.p.mで運転する造粒機にビスフェノールFの半固形物を180kg/時の速度で連続的に装入し造粒を開始した。
造粒開始から定期的に観察を行った結果、所望した形状の造粒物が24時間経過後も安定して得られた。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上記の如く構成されるから、本発明によるときは、ビスフェノールFを造粒する際、固形化工程(結晶化工程)における固形化度を適正に制御するとともに、造粒化工程における温度制御を適正に行うことにより、ビスフェノールFを連続的且つ安定的に造粒するというこれまで工業的に困難であったビスフェノールFの連続造粒を達成し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビスフェノールFの造粒機の一実施例の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 バレル
2 成形部
3 装入部
4A 原動側スクリュー
4B 従動側スクリュー
41 中空部
42 開口部
43 間隙
4A,5B 装入管
51 外端
52 内端開口部
6 ギヤボックス
7 ジャケット
8 成形品排出部
9 半固形状態のビスフェノールF

Claims (8)

  1. 溶融ビスフェノールFを冷却して固形化度60〜98%の半固形物を得る第1工程、前記半固形物の固形化を強制的な冷却によりさらに進める第2工程、第2工程で得られた半固形物を造粒機に供給して50〜100℃に保持しつつ造粒する第3工程、及び造粒したビスフェノールFを冷却する第4工程を有することを特徴とするビスフェノールFの造粒方法。
  2. 造粒温度を70〜95℃に保持しつつ造粒することを特徴とする請求項1に記載のビスフェノールFの造粒方法。
  3. 一端に成形部(2)を有するバレル(1)と、上記バレル内へビスフェノールFの半固形物を装入する装入部(3)と、バレル内で回転し、上記半固形物を上記成形部へ向けて移送するスクリュー(4A,4B)とを備えたビスフェノールFの造粒機において、
    上記スクリュー(4A,4B)の中心軸に沿って中空部(41)を形成し、上記中空部内に、先端に開口部(52)を有する加熱流体流通用の装入管(5A,5B)を、その外周面が上記中空部の内周面との間に一定の間隙(43)を形成するよう挿入、固定し、上記挿入管および間隙を通じてスクリューの中空部(41)内に加熱流体を流通させると共に、上記バレル(1)内のビスフェノールFの半固形物の温度を50〜100℃に維持するよう上記加熱流体の温度および/または供給量を自動調節する制御装置を設けるよう構成したことを特徴とするビスフェノールFの造粒機。
  4. 前記加熱流体の温度は、前記スクリュー(4A,4B)や前記バレル(1)の表面温度が一定に保たれるように制御されることを特徴とする請求項3に記載のビスフェノールFの造粒機。
  5. 上記装入管(5A,5B)の外端(51)から供給した加熱流体が挿入管の先端開口部(52)より上記中空部(41)内へ溢流し、装入管の外周面と中空部の内周面との間の上記間隙(43)を経て中空部の開口端(42)から系外に排出されるよう構成したことを特徴とする請求項3または4に記載のビスフェノールFの造粒機。
  6. 上記中空部(41)の開口端(42)から供給した加熱流体が、上記装入管の外周面と上記中空部の内周面との間の上記間隙(43)を経て挿入管の先端開口部(52)より挿入管内へ流入し、挿入管の外端(51)から系外に排出されるよう構成したことを特徴とする請求項3または4に記載のビスフェノールFの造粒機。
  7. 上記バレル(1)の外周および挿入部(3)の外周にジャケット(7)を取り付け、当該ジャケット内に加熱流体を流通させるよう構成したことを特徴とする請求項からまでのいずれかに記載のビスフェノールFの造粒機。
  8. バレル内のビスフェノールFの半固形物の温度を70〜95℃に維持するよう前記加熱流体の温度および/または供給量を自動調節する制御装置を設けるよう構成したことを特徴とする請求項からまでのいずれかに記載のビスフェノールFの造粒機。
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