JP4145245B2 - 貯蔵物を別の容器へ移し換える際に用いるシール材と移し換え方法。 - Google Patents

貯蔵物を別の容器へ移し換える際に用いるシール材と移し換え方法。 Download PDF

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Description

本発明は、粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える際に用いるシール材と該シール材を用いた貯蔵物の移し換え方法に関する。
一般に、粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器に移し換える際には、押付ける圧力の強さ、接触面の精度を設定し、貯蔵物を受取る側に、シリコンゴムなどからなるシール材を使用し、接触面積ができるだけ大きくなるようにシール材の硬度を選定し、確実に貯蔵物の移し換えを行なうようにしている。
図1に一例を示すが、粉体、液体、気体を貯蔵してある容器(アルミビン等)にシール材を接触させて、粉体、液体、気体を充填するために必要な貯蔵場所(ホッパー等)に移し換える。
しかし、従来のパッキンなどのシール材は、図2に示すように、無垢のゴムを用いて押付け面に線で接触させているため、接触面に凹凸があれば、そこから貯蔵物が洩れてしまう。また、図3に示すように、先端部に空気溜りを設けて接触面積の増加を企図したシール材もあるが、押付け面に対する接触面積は大きくならず、空気溜りが収縮してしまい、結局、線で接触する部分が2ヶ所になるだけであった。
一方、画像品質を向上させるために画像形成装置用トナーの粒径が益々小さくなりつつあり、貯蔵容器から別の容器へトナーを移し換える際に、粉洩れの問題が顕著になってきている。
粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える際に、貯蔵物の洩れがなく、貯蔵物にストレス等を与える外的エネルギーを加えることなく移し換えができるシール材と該シール材を用いた貯蔵物の移し換え方法の提供を目的とする。
上記課題は、次の1)〜4)の発明によって解決される。
1) 粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える際に用いるシール材であって、シール材本体を厚さ方向に二分したときの押付け面に近い方の部分に、シール材本体とは物性が異なるドーナツ状の内蔵物質を有し、シール材本体と内蔵物質の硬度、伸び率、厚さ方向に切ったときの断面積を、それぞれH、h、L、L、S、Sとして、1≦H/h≦3、1≦L/L≦1.5、0.05≦S/S≦0.5であり、シール材の内周面からシール材本体の中央までの幅及び内蔵物質の中央までの幅を、それぞれD、Dとして、0.5≦D/D≦0.95となるように、内蔵物質がシール材の内周側にオフセットしていることを特徴とするシール材。
2) 内蔵物質を厚さ方向に切ったときの断面形状が円形であることを特徴とする1)記載のシール材。
3) 粉体貯蔵物が画像形成装置用トナーであることを特徴とする1)又は2)記載のシール材。
4) 1)〜3)の何れかに記載のシール材を用いて、粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器に移し換えることを特徴とする貯蔵物の移し換え方法。
以下、上記本発明について詳しく説明する。
本発明のシール材の構造の概要は、図4に示す通りである。シール材はドーナツ状(但し、断面形状は任意である)であり、図4はドーナツを厚さ方向に上から切った断面を示している。そしてシール材本体を厚さ方向に二分したときの押付け面に近い方の部分に、シール材本体とは物性が異なるドーナツ状の内蔵物質を有する。シール材の厚さや幅は、容器の大きさに応じて適宜設計することができる。内蔵物質を厚さ方向に切ったときの断面形状は、押付けられた時なるべく均一に変形させるため円形に近いほど好ましい。シール材本体にはクロロプレンゴムなどを用いる。内蔵物質にはシリコンゲルなどを用いる。
また、シール材本体と内蔵物質の硬度、伸び率、厚さ方向に切ったときの断面積を、それぞれH、h、L、L、S、Sとして、1≦H/h≦3、1≦L/L≦1.5、0.05≦S/S≦0.5とする必要がある。
更に、内蔵物質がシール材本体の中央よりも内周側にオフセットしている必要があり、オフセットの程度は、シール材の内周面からシール材本体の中央までの幅及び内蔵物質の中央までの幅を、それぞれD、Dとして、0.5≦D/D≦0.95とする必要がある。
上記のような構成を有する本発明のシール材は、接触面に弾力があるので、図5に示すように、押付け面に対し、面で接触することができる。
例えば、画像形成装置用トナーを、図1のようにして、1トン位貯蔵できる大型容器から中型容器へ移し換えるような場合に、本発明のシール材を用いれば、トナーの自重のみで、重量のある大型容器から中型容器へ、トナー洩れを起さずに移し換えることができ、装置の単純化、トナー洩れによる清掃作業の低減、安定な移し換えによる歩留りの向上、トナー洩れが無くなることによる停止時間の短縮と生産性の向上を図ることができる。
本発明によれば、粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える際に、貯蔵物の洩れがなく、貯蔵物にストレス等を与える外的エネルギーを加えることなく移し換えができるシール材と該シール材を用いた貯蔵物の移し換え方法を提供できる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は実施例により限定されるものではない。
実施例1
図1に示すようにして画像形成装置用トナーの移し換えを行った。
シール材本体として、硬度(HS):45°〜50°、伸び率:400〜500%、引張強度:90〜110kgf/cmのクロロプレンゴムを使用し、内蔵物質として、硬度:3〜5 アスカーC、伸び率:1300〜1500%、引張強度:5〜10kgf/cm、比重:0.80〜0.90のシリコンゲルを使用した。シール材本体及び内蔵物質を厚さ方向に切ったときの断面積を、それぞれ約12cm、約2cmとし、シール材の内周面からシール材本体の中央までの幅及び内蔵物質の中央までの幅を、それぞれ2cm、1.5cmとした。
上記のシール材を用いて移し換えを行った結果、トナー洩れを起すことなく、かつトナーにストレス等を与える外的エネルギーを加えないためトナーの品質が変化することなく、安定に移し換えることができた。
なお、上記アスカーCとは、SRIS0101(日本ゴム協会標準規格)に規定されたデュロメータ(スプリング式硬度計)の一つで、硬さの測定器(硬度計)である。例えば硬度について、アスカーCで20と記載されていれば、アスカーC硬度計で測定した値が20という意味になるが、他の硬度試験である針入度、稠度試験とは逆に、数字が大きいほど硬い材料であることを示す。
粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える従来技術の一例を示す図。 従来のシール材が押付け面に接触している状態を示す図。 先端部に空気溜りを設けて接触面積の増加を企図したシール材を示す図。 本発明のシール材の構造の概要を示す図。 本発明のシール材が押付け面に接触している状態を示す図。
符号の説明
H シール材本体の硬度
h 内蔵物質の硬度
シール材本体の断面積
内蔵物質の断面積
シール材本体の伸び率
内蔵物質の伸び率
シール材本体の中心線
内蔵物質の中心線

Claims (4)

  1. 粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器へ移し換える際に用いるシール材であって、シール材本体を厚さ方向に二分したときの押付け面に近い方の部分に、シール材本体とは物性が異なるドーナツ状の内蔵物質を有し、シール材本体と内蔵物質の硬度、伸び率、厚さ方向に切ったときの断面積を、それぞれH、h、L、L、S、Sとして、1≦H/h≦3、1≦L/L≦1.5、0.05≦S/S≦0.5であり、シール材の内周面からシール材本体の中央までの幅及び内蔵物質の中央までの幅を、それぞれD、Dとして、0.5≦D/D≦0.95となるように、内蔵物質がシール材の内周側にオフセットしていることを特徴とするシール材。
  2. 内蔵物質を厚さ方向に切ったときの断面形状が円形であることを特徴とする請求項1記載のシール材。
  3. 粉体貯蔵物が画像形成装置用トナーであることを特徴とする請求項1又は2記載のシール材。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のシール材を用いて、粉体、液体、気体貯蔵物を別の容器に移し換えることを特徴とする貯蔵物の移し換え方法。
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